JP2000060464A - 握り寿司製造装置 - Google Patents

握り寿司製造装置

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JP2000060464A
JP2000060464A JP10249167A JP24916798A JP2000060464A JP 2000060464 A JP2000060464 A JP 2000060464A JP 10249167 A JP10249167 A JP 10249167A JP 24916798 A JP24916798 A JP 24916798A JP 2000060464 A JP2000060464 A JP 2000060464A
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邑一 石野
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康司 釜谷
Shigeru Kubo
茂 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャリ玉または寿司の大きさを容易に変更で
きるようにする。 【解決手段】 複数の成形シリンダ孔8を円陣状に列設
し、水平方向に間歇回転するターンテーブル7と、該各
シリンダ孔8に遊挿したピストン部材9と、前記ピスト
ン部材9に上下サイクルを付与する摺動機構と、前記シ
リンダ孔8内にほぼ所定量の寿司飯29を投入する投入
機構と、投入された寿司飯29を圧縮成形する成形機構
10と、を有する握り寿司製造装置1において、前記成
形機構は、前記シリンダ孔8に挿抜可能とされた押圧子
14を、上下方向に摺動する摺動ロッド11から延びる
アーム部12に、その下限の高さ位置を調整可能とする
高さ調整機構20、22および、伸縮自在とされたスプ
リング13を介して上下可動に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、握り寿司製造装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、これら握り寿司製造装置として
は、水平方向に間歇回転するターンテーブルに複数の成
形シリンダ孔を円陣状に列設し、該各シリンダ孔に上下
可能に遊挿したピストン部材を設け、このピストン部材
上のシリンダ孔内部に所定量の寿司飯を投入し、この寿
司飯を前記シリンダ孔に挿抜可能とされた押圧子を上下
させて押圧することにより、所定の形状のシャリ玉また
は寿司を製造するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の方法では、前記押圧子が上下方向に摺動する摺動
ロッドから延びるアーム部に、連結ロッドにて取付けら
れており、各寿司店等においては、成形されるシャリ玉
または寿司の大きさが個々に異なることから、これら各
店に合わせて成形されるシャリ玉または寿司の大きさを
変更する場合には、前記連結ロッドを所定の長さのもの
に随時取り替える必要があるため、その変更が煩雑であ
るとともに、複数の長さの連結ロッドを部品として準備
しておく必要があり、更には、実際の成形に基づく微妙
な高さの調節ができないという問題があった。
【0004】また、前記連結ロッドにて押圧子を上下さ
せて成形する場合においては、摺動ロッドの上下摺動が
直接押圧子に伝達されて成形がなされるため、寿司飯が
勢い良く押圧されて成形されるようになり、これら急激
な変形圧力により寿司飯が潰れたりして、食感が低下し
てしまうという問題があった。
【0005】よって、本発明は上記した問題点に着目し
てなされたもので、成形されるシャリ玉または寿司の大
きさを容易に変更することができ、更には、寿司飯が急
激に押圧されて、食感が低下することを防止することの
できる握り寿司製造装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した問題を解決する
ために、本発明の握り寿司製造装置は、複数の成形シリ
ンダ孔を円陣状に列設し、水平方向に間歇回転するター
ンテーブルと、該各シリンダ孔に上下可能に遊挿したピ
ストン部材と、前記ターンテーブルの一回転中に前記ピ
ストン部材に上下サイクルを付与する摺動機構と、前記
シリンダ孔内にほぼ所定量の寿司飯を投入する投入機構
と、投入された寿司飯を圧縮成形する成形機構と、を有
する握り寿司製造装置において、前記成形機構は、その
下面部に寿司飯に付与される所定形状を有し、前記シリ
ンダ孔に挿抜可能とされた押圧子を、上下方向に摺動す
る摺動ロッドから延びるアーム部に、その下限の高さ位
置を調整可能とする高さ調整機構および、伸縮自在とさ
れたスプリングを介して上下可動に取付けて成ることを
特徴している。この特徴によれば、押圧子の高さ位置を
調整することで、成形されるシャリ玉または寿司の大き
さを容易に変更することができ、更には、押圧子がスプ
リングを介して上下可動に取付けられているため、前記
摺動ロッドの上下摺動が、前記スプリングを介して伝達
されるようになるため、急激に圧力が寿司飯にかかるこ
とが防止され、食感が低下することもない。
【0007】本発明の握り寿司製造装置は、前記押圧子
の高さ調整機構は、前記押圧子から延びてその外周の所
定位置にネジ部を有する内軸と、この内軸の前記ネジ部
と係合し、その上端部に係止部を有する中筒と、前記内
軸と中筒とをスライド可能に保持し、前記中筒の係止部
と係合するとともに、前記アーム部に固定される外筒
と、前記押圧子とアーム部の間に配置され、押圧子を下
方に押すスプリングと、から成っていることが好まし
い。このようにすれば、前記中筒を回転させることによ
り、無段階に内軸に連設された押圧子の高さ位置を調整
することができるとともに、これら調整を成形を行う押
圧子の近傍にて実施できることから、これら調整を成形
状況を確認しながら容易に実施できるようになる。
【0008】本発明の握り寿司製造装置は、前記スプリ
ングが、前記押圧子における下限高さ位置の変化範囲に
おいて、ほぼ一定の弾性力(荷重)を有する非線形スプ
リングであることが好ましい。このようにすれば、前記
押圧子の下限位置を変化させた場合においても、前記非
線形スプリングを用いることで、寿司飯に印加される圧
力をほぼ一定に保つことができ、安定した成形を実施で
きる。
【0009】本発明の握り寿司製造装置は、複数の成形
シリンダ孔を円陣状に列設し、水平方向に間歇回転する
ターンテーブルと、該各シリンダ孔に上下可能に遊挿し
たピストン部材と、前記ターンテーブルの一回転中に前
記ピストン部材に上下サイクルを付与する摺動機構と、
前記シリンダ孔内にほぼ所定量の寿司飯を投入する投入
機構と、投入された寿司飯を圧縮成形する成形機構と、
を有する握り寿司製造装置において、前記成形機構は、
その下面部に寿司飯に付与される所定形状を有し、前記
シリンダ孔に挿抜可能とされた押圧子が伸縮自在とされ
たスプリングを介して上下可動に取付けられたアーム部
を、上下方向に摺動する摺動ロッドに、その取付け位置
を上下調整可能に取付けて成ることを特徴としている。
この特徴によれば、押圧子が取付けられるアーム部の高
さ位置を調節することで、成形されるシャリ玉または寿
司の大きさを容易に変更することができ、更には、押圧
子がスプリングを介して上下可動に取付けられているた
め、前記摺動ロッドの上下摺動が、前記スプリングを介
して伝達されるようになるため、急激に圧力が寿司飯に
かかることが防止され、食感が低下することもないばか
りか、これらスプリングのストロークが一定であるた
め、押圧子の高さ調整に伴う成形圧力の変化がなく、安
定した成形を実施できる。
【0010】本発明の握り寿司製造装置は、前記押圧子
が、その下限位置を上下調整可能に前記ア−ム部に取付
けられ、これら下限位置の上下調整により、前記スプリ
ングの変形量が変化するようになっていることが好まし
い。このようにすれば、前記押圧子の下限位置を調節す
ることにより、成形圧力も任意に調整することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0012】(実施例1)図1は、本実施例1の握り寿
司製造装置を示す外観斜視図であり、図2は、本実施例
1の握り寿司製造装置に用いた成形機構を示す側断面図
であり、図3は、本実施例1における握り寿司製造装置
に用いた成形機構の高さ調整の状況を示す側断面図であ
り、図4は、本実施例1における握り寿司製造装置に用
いた成形機構の動作状況を示す側断面図である。
【0013】本実施例1の握り寿司製造装置1は、図1
に示すような外観を有しており、投入される酢飯を撹拌
するための駆動回転する撹拌棒3と、その底部に撹拌さ
れた酢飯を搬送するコンベア4と、を有するホッパ部2
と、前記コンベア4により搬送される撹拌済の酢飯が投
入される投入口5と、下方になるに従ってその配置間隔
が狭くなるように、上下方向に2列に対向配置した回転
ローラ6と、その下端部に定量分割カッタ(図示せず)
を有して所定量を酢飯を後述するターンテーブル7に設
けられたシリンダ部8に排出する圧縮移送部と、複数
(本実施例1では6箇所)の円陣状に設けられたシリン
ダ部8と、このシリンダ部8に遊挿され、ターンテーブ
ル7の1回転の所定位置にて、上昇、下降の1サイクル
を行い、成形された寿司またはシャリ玉を前記シリンダ
部8より排出するピストン部材9と、水平方向に間歇回
転するターンテーブル7と、このターンテーブル7上の
所定位置に設けられ、前記シリンダ部8に投入された酢
飯29を上方より圧縮して所定形状に成形する成形部1
0と、前記各部の駆動装置や制御装置等を内在する本体
ハウジング1’と、から主に構成されている。
【0014】本発明の特徴は、前記成形部10にあるこ
とから、この成形部10の成形機構を、図2に基づいて
説明すると、図2中の11は、上下方向に摺動可能にタ
ーンテーブル7の下部位置に設けられた摺動機構(図示
せず)に連結された摺動ロッドであり、この摺動ロッド
11には、後述する押圧子14を前記シリンダ部8の直
上の所定位置に配置するためのアーム部12を延設して
いる。
【0015】このアーム部12の所定位置には孔部1
2’を設け、前記摺動ロッド11の上部位置に設けた台
座部27の所定位置には係合ピン16を設けて、これら
係合ピン16と前記孔部12’とが係合することによ
り、前記アーム部12が回転しないように、前記台座部
27上に固定ハンドル15にて固定している。
【0016】このアーム部12の先端部の所定位置に
は、その下面に成形される寿司に付与する所定の形状を
有する押圧子14が、その下限の高さ位置を調節可能に
とする高さ調節機構および、前記摺動ロッド11の摺動
が直接押圧子14に伝達しないようにする非線形スプリ
ング13を介して取付けられている。
【0017】これら本実施例1における高さ調節機構を
説明すると、前記押圧子14は支持板17にボルト18
により固定され、これら支持板17とともに内軸20の
下方端部に設けられた接合ネジ部21により、前記内軸
20とネジ接合している。
【0018】また、前記内軸20には、その上方外周に
ネジが形成されており、このネジにより、内軸20を囲
む中筒22と、そのほぼ中央部にて、その相対位置が可
変可能に連結している。
【0019】更に、この中筒22は、外筒24にスライ
ド可能に挿入されており、本実施例1では、この外筒2
4と中筒22との間にオイレスメタル26を配置して、
スムーズに中筒22がスライドするようにしており、前
記中筒22の上方端部には、この外筒24に係止すると
ともに、この中筒22を回転させるための突設部23を
設けている。
【0020】これら外筒24は、前記アーム部12の所
定位置に設けられた設置孔28に挿入され、固定ボルト
25とで前記アーム部12を挟持して固定されている。
【0021】また、本実施例1では、この外筒24を囲
むように、前記内軸20とほぼ同軸に非線形スプリング
13を配置し、この非線形スプリング13は、前記固定
ボルト25の下面と前記支持板17の上面との間にて挟
持されている。
【0022】本実施例1ように、スプリングとして非線
形スプリング13を使用することは、これら本実施例1
に用いた非線形スプリング13が、図5に示されるよう
な荷重と変形量との関係を有することから、押圧子14
の高さ位置を変化させることに伴って、スプリングの変
形量が変化し、その荷重が大きく変化することによる酢
飯の成形圧力の変化を、通常のスプリングよりも小さ
く、ほぼ一定とすることができることから好ましが、本
発明はこれに限定されるものではなく、通常のスプリン
グを使用しても良い。
【0023】また、本実施例1では、前記押圧子14
が、回転してその向きが変化しないように、前記アーム
部12にスライド可能に取付け、その下端を前記支持板
17に係止したスライドレール19を設けている。
【0024】以下、本実施例12の高さ調整機構の動作
について、図2および図3に基づいて説明すると、図2
は、押圧子14の高さ位置を上限まで上げて、成形され
る寿司またはシャリ玉の大きさが最大になるようになっ
ている。
【0025】ここで、寿司またはシャリ玉の大きさを小
さくしたい場合には、前記中筒22に設けた突設部23
を所定方向に回転させる。
【0026】これにより、前記中筒22が回転し、前記
内軸20に設けられたネジにより、内軸20が下方に送
り出され、この内軸20に連結されている押圧子14お
よび支持板17の高さ位置が下方へ移動するようにな
り、成形される寿司またはシャリ玉の大きさが小さくな
る。(図3) また、本実施例1の成形部10の成形動作を、図4に基
づいて説明すると、前記定量分割カッタより排出された
所定量の酢飯29は、シリンダ部8内部に投入される。
【0027】次いで、前記ターンテーブル7が回転し
て、前記押圧子14直下の所定位置で停止し、前記摺動
ロッド11が所定距離にて下方に摺動する。
【0028】すると、前記中筒22および内軸20が、
スライド可能に外筒24に挿入されているため、前記押
圧子14の下面が酢飯29に当接することにより、前記
スプリング13が一時的に縮んで、(図4)前記摺動ロ
ッド11の摺動による圧力が、酢飯29に急激に印加さ
れず、この一時的に縮んだスプリング13が、前記押圧
子14をその調整された下限の高さ位置まで除々に押し
下げることにより、前記酢飯29が所定の形状に成形さ
れるようになっている。
【0029】これら成形が終了すると、前記摺動ロッド
11が上昇して、押圧子14がシリンダ部8より抜かれ
て前記ターンテーブル7が所定角度回転する。
【0030】これら成形された酢飯29は、前記ターン
テーブル7が回転することにより、その所定の回転位置
にて、前記ピストン部材9が押し上げられてシリンダ部
8内部より排出される。
【0031】(実施例2)図6は、本実施例2の握り寿
司製造装置に用いた成形機構を示す側断面図である。
【0032】本実施例2の握り寿司製造装置は、実施例
1とほぼ同様とされ、その成形部10’における押圧子
の高さ調整機構が主に変更されている。
【0033】図6に基づいて本実施例2の成形部10’
の構成を説明すると、前記実施例1では、アーム部12
は摺動ロッド11に一義的に取付けられているのに対
し、本実施例2では、その取付けの高さ位置が可変に取
付けられている。
【0034】これらアーム部12の取付け位置を可変と
するために、本実施例2の摺動ロッド11’の上端部に
は、ネジ部32が設けられており、このネジ部32と係
合するボルト30、31を回転させて、その高さ位置を
変更することにより、アーム部12の取付けの高さ位置
が連続的に調整できるようになっている。
【0035】尚、前記のように2つのボルト30、31
を用いるのは、ボルトが回転して緩んだり、その高さ位
置が変化しないようにするためのものであり、本発明は
これに限定されるものではない。
【0036】また、これら取付けの高さ位置が可変とさ
れるために、係合ピン16’も長いものに変更されてい
る。
【0037】また、本実施例2でも、図6に示されるよ
うに、前記実施例1と同様の構成にて押圧子14をアー
ム部12に取付けているが、本実施例2では、前記非線
形スプリングに代えて通常のスプリング13’を使用し
ている。
【0038】これら、本実施例2のようにすれば、前記
スプリング13が通常のスプリングであっても、前記ア
ーム部12の取付け位置を調整することによって、成形
圧力を変化させることなく、成形される寿司やシャリ玉
の大きさを変更することができるようになる。
【0039】また、更には、突設部23を回転させて、
スプリング13’の変形量を調整することにより、酢飯
の成形圧力を連続的に、しかも任意に変更することもで
きるようになり、これら寿司やシャリ玉の大きさの調整
および成形圧力の調整を、独立にしかも任意に実施する
ことができるようになる。
【0040】以上、本実施例を図面に基づいて説明して
きたが、本発明はこれら前記した各実施例に限定される
ものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での変更
や追加があっても、本発明に含まれることは言うまでも
ない。
【0041】また、前記各実施例では、内軸20および
中筒22を用いて押圧子14の高さ位置およびスプリン
グ13’の変形量の調整を実施しているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、その他の高さ調整機構を
用いても良い。
【0042】また、前記実施例1では、図5に示す特性
を有する非線形スプリング13を用いているが、これら
非線形スプリングとしては、図5のように高さの調整領
域において、変形量に対する荷重の変化の少ないもので
あれば、その形状(巻き状態および線径等)は、特に限
定されるものではない。
【0043】また、前記実施例2においては、ネジ部2
8とボルト29、30を用いてアーム部12の取付け位
置を調整しているが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、その他の高さ調整機構を用いても良いが、その
高さを連続的に調整できるものであることが好ましい。
【0044】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0045】(a)請求項1項の発明によれば、押圧子
の高さ位置を調整することで、成形されるシャリ玉また
は寿司の大きさを容易に変更することができ、更には、
押圧子がスプリングを介して上下可動に取付けられてい
るため、前記摺動ロッドの上下摺動が、前記スプリング
を介して伝達されるようになるため、急激に圧力が寿司
飯にかかることが防止され、食感が低下することもな
い。
【0046】(b)請求項2項の発明によれば、前記中
筒を回転させることにより、無段階に内軸に連設された
押圧子の高さ位置を調整することができるとともに、こ
れら調整を成形を行う押圧子の近傍にて実施できること
から、これら調整を成形状況を確認しながら容易に実施
できるようになる。
【0047】(c)請求項3項の発明によれば、前記押
圧子の下限位置を変化させた場合においても、前記非線
形スプリングを用いることで、寿司飯に印加される圧力
をほぼ一定に保つことができ、安定した成形を実施でき
る。
【0048】(d)請求項4項の発明によれば、押圧子
が取付けられるアーム部の高さ位置を調節することで、
成形されるシャリ玉または寿司の大きさを容易に変更す
ることができ、更には、押圧子がスプリングを介して上
下可動に取付けられているため、前記摺動ロッドの上下
摺動が、前記スプリングを介して伝達されるようになる
ため、急激に圧力が寿司飯にかかることが防止され、食
感が低下することもないばかりか、これらスプリングの
ストロークが一定であるため、押圧子の高さ調整に伴う
成形圧力の変化がなく、安定した成形を実施できる。
【0049】(e)請求項5項の発明によれば、前記押
圧子の下限位置を調節することにより、成形圧力も任意
に調整することができる。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における握り寿司製造装置を
示す外観斜視図である。
【図2】本発明の実施例1における握り寿司製造装置に
用いた成形機構を示す側断面図である。
【図3】本発明の実施例1における握り寿司製造装置に
用いた成形機構の高さ調整の状況を示す側断面図であ
る。
【図4】本発明の実施例1における握り寿司製造装置に
用いた成形機構の動作状況を示す側断面図である。
【図5】本発明の実施例1における握り寿司製造装置の
成形機構に用いた非線形スプリングの荷重と変形量との
関係を示すグラフである。
【図6】本発明の実施例2における握り寿司製造装置に
用いた成形機構を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 握り寿司製造装置 1’ 本体ハウジング 2 ホッパ部 3 撹拌棒 4 コンベア 5 投入口 6 回転ローラ 7 ターンテーブル 8 シリンダ部 9 ピストン部材 10 成形部 10’ 成形部 11 摺動ロッド 11’ 摺動ロッド 12 アーム部 12’ 孔部 13 非線形スプリング 13’ スプリング 14 押圧子 15 固定ハンドル 16 係合ピン 16’ 係合ピン 17 支持板 18 ボルト 19 スライドレール 20 内軸 21 接合ネジ部 22 中筒 23 突設部 24 外筒 25 固定ボルト 26 オイレスメタル 27 台座部 28 設置孔 29 酢飯 30 ボルト 31 ボルト 32 ネジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 茂 石川県金沢市増泉5丁目10番48号 株式会 社石野製作所内 Fターム(参考) 4B023 LE17 LT32 LT42

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の成形シリンダ孔を円陣状に列設
    し、水平方向に間歇回転するターンテーブルと、該各シ
    リンダ孔に上下可能に遊挿したピストン部材と、前記タ
    ーンテーブルの一回転中に前記ピストン部材に上下サイ
    クルを付与する摺動機構と、前記シリンダ孔内にほぼ所
    定量の寿司飯を投入する投入機構と、投入された寿司飯
    を圧縮成形する成形機構と、を有する握り寿司製造装置
    において、前記成形機構は、その下面部に寿司飯に付与
    される所定形状を有し、前記シリンダ孔に挿抜可能とさ
    れた押圧子を、上下方向に摺動する摺動ロッドから延び
    るアーム部に、その下限の高さ位置を調整可能とする高
    さ調整機構および、伸縮自在とされたスプリングを介し
    て上下可動に取付けて成ることを特徴とする握り寿司製
    造装置。
  2. 【請求項2】 前記押圧子の高さ調整機構は、前記押圧
    子から延びてその外周の所定位置にネジ部を有する内軸
    と、この内軸の前記ネジ部と係合し、その上端部に係止
    部を有する中筒と、前記内軸と中筒とをスライド可能に
    保持し、前記中筒の係止部と係合するとともに、前記ア
    ーム部に固定される外筒と、前記押圧子とアーム部の間
    に配置され、押圧子を下方に押すスプリングと、から成
    っている請求項1または2に記載の握り寿司製造装置。
  3. 【請求項3】 前記スプリングが、前記押圧子における
    下限高さ位置の変化範囲において、ほぼ一定の弾性力
    (荷重)を有する非線形スプリングである請求項1に記
    載の握り寿司製造装置。
  4. 【請求項4】 複数の成形シリンダ孔を円陣状に列設
    し、水平方向に間歇回転するターンテーブルと、該各シ
    リンダ孔に上下可能に遊挿したピストン部材と、前記タ
    ーンテーブルの一回転中に前記ピストン部材に上下サイ
    クルを付与する摺動機構と、前記シリンダ孔内にほぼ所
    定量の寿司飯を投入する投入機構と、投入された寿司飯
    を圧縮成形する成形機構と、を有する握り寿司製造装置
    において、前記成形機構は、その下面部に寿司飯に付与
    される所定形状を有し、前記シリンダ孔に挿抜可能とさ
    れた押圧子が伸縮自在とされたスプリングを介して上下
    可動に取付けられたアーム部を、上下方向に摺動する摺
    動ロッドに、その取付け位置を上下調整可能に取付けて
    成ることを特徴とする握り寿司製造装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧子が、その下限位置を上下調整
    可能に前記ア−ム部に取付けられ、これら下限位置の上
    下調整により、前記スプリングの変形量が変化するよう
    になっている請求項3に記載の握り寿司製造装置。
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