JP2000057185A - 文字板用版下の製造方法、文字板用版下の製造装置及び文字板用版下の製造方法を記録した記録媒体 - Google Patents

文字板用版下の製造方法、文字板用版下の製造装置及び文字板用版下の製造方法を記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2000057185A
JP2000057185A JP22380098A JP22380098A JP2000057185A JP 2000057185 A JP2000057185 A JP 2000057185A JP 22380098 A JP22380098 A JP 22380098A JP 22380098 A JP22380098 A JP 22380098A JP 2000057185 A JP2000057185 A JP 2000057185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
dial
composition
plate
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22380098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4219446B2 (ja
Inventor
Yutaka Kanenaga
豊 金長
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP22380098A priority Critical patent/JP4219446B2/ja
Publication of JP2000057185A publication Critical patent/JP2000057185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4219446B2 publication Critical patent/JP4219446B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータを使用して直接版下データを
作成する事により、迅速で、且つ効率的な文字板用版下
の製造方法を提供する。 【解決手段】 文字板用デザイン1に基づいて、コンピ
ュータシステムで使用しえる形式の文字板仕様決定デー
タを含む第1のデータ群Aと図面作成に必要なデータを
含む第2のデータ群Bを作成するデザインデータ変換手
段2、文字板用デザインデータ記憶手段3とからなる作
図システム101と文字板用デザインデータ記憶手段3
から選択された文字板用デザインデータを入力し、所望
の版下を製造する為の所定の操作を実行する版下編集手
段5、版下編集手段5に接続された処理データ表示手段
6、処理データ表示手段6を制御する処理データ操作手
段7とからなるデータ編集システム102、及び版下編
集手段5の出力に応答して所望の版下を印刷する版下印
刷手段8、及び上記各手段の操作を制御する中央演算手
段9とからなる版下製造装置100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字板用版下の製造
方法及び文字板用版下の製造装置に関するものであり特
に詳しくは、コンピュータシステムを利用して効率的に
文字板用版下を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、時計の文字板の様なデザインを所
定の基材に製版印刷する場合には、例えば、デザイナー
が新しく当該文字板のデータを設計した場合に、当該デ
ザインを所定の台紙、フィルム等の適宜の媒体に当該デ
ザインの文字、図柄、写真等をレイアウトした版下と呼
ばれるものが作成される必要がある。
【0003】従来に於いては、一般的には、設計用のC
ADを使用して文字板図面を作成し、当該データをデジ
タルデータ値に変換して版下用の原稿を作成している。
その場合、当該文字板は通常小さいので正規の文字板寸
法の5倍の大きさの文字板図面CADデータで作成し、
その結果を紙等にプリントアウトして版下メーカーに送
付する。
【0004】版下メーカーでは、係る送付されてきた版
下から原寸の10倍の版下を作成すると共に、当該版下
に対して所定の補正操作を行って文字板メーカーに送付
する。つまり、CADデータは、点と線のみのデータで
構成されているので、そのままでは印刷等の版下の製造
には使用できないので、所定のコードの追加或いは書体
切換え等の操作が実行されて文字板メーカーに送付され
る。
【0005】当該文字板メーカーでは、製版カメラを使
用して当該版下の10分の1に縮小して写真撮影を行
い、当該透明フィルムに現像して原寸大の版下を得てい
る。即ち、従来の文字板用版下の製造方法に於いては、
CADシステム、CADデータを使用する事までは効率
化されてはいるものの、それ以降の工程に於いては、当
該CADデータが直接文字板用版下の製造方法のシステ
ムに対応した状態となっていないので、上記した様な複
雑な工程を採用せざるを得ない状態にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記した従来技術の欠点を改良し、従来から時計の
文字板等の図面の作成に使用されているCADデータ等
のコンピュータで使用出来るデジタルデータを使用して
直接版下データを作成する事により、迅速で、且つ効率
的な文字板用版下の製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係る第1
の態様としては、文字板設計図面から当該文字板製造用
版下をコンピュータシステムを介して直接製造する方法
であって、新たに製作された文字板用デザインから、デ
ザインデータ変換手段を介して、当該文字板用デザイン
を構成する複数種のデータ群を文字板仕様決定データを
含む第1のデータ群と図面作成に必要なデータを含む第
2のデータ群とに分割すると共に、それぞれの群に分割
された各データのそれぞれを、当該各データ群に関して
予め定められた複数種のデータレイヤー部で構成された
所定の文字板用デザインデータ記憶手段に於けるそれぞ
れのデータレイヤー部に、個別に記憶させる工程、当該
文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所定のデータ
レイヤー部のそれぞれから必要なデータを選択的に抽出
したのち、当該データを処理データ表示手段と処理デー
タ操作手段とを含む文字板用データ編集システムに供給
する工程、当該文字板用データ編集システムに於いて
は、当該文字板用デザインデータ記憶手段に記憶されて
いる当該第2のデータ群の所定のデータからトンボを設
定し、そのトンボ情報を所定のトンボ情報記憶手段に記
憶する工程、当該第1のデータ群から当該文字板を製造
するに必要とされるデータ群を当該複数種のデータレイ
ヤー部から選択的に抽出して処理データ表示手段に表示
する工程、当該処理データ表示手段に表示されているデ
ザイン情報をもとにオペレータが適宜の操作手段を使用
して当該文字板製作用基本版下データを作成する為の編
集操作を実行する工程、完成された当該文字板製作用基
本版下データを当該文字板に於ける少なくとも主要部分
の印刷色調の数若しくは仕上げ仕様の数の内から選択さ
れた何れか一方の数に応じて、当該数だけ分割し、当該
分割された複数種の当該色調毎若しくは仕上げ仕様毎の
文字板製作用基本版下データ群を、複数種のデータレイ
ヤー部(メモリー手段)で構成される適宜の色調別若し
くは仕上げ仕様別文字板製作用版下データ記憶手段に於
ける個々のデータレイヤー部のそれぞれに個別に記憶さ
せる工程、当該色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作
用版下データ記憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶
されている当該文字板製作用版下データと該トンボ情報
記憶手段に記憶されている当該トンボ情報とを読出し、
当該両者を合体させることにより完成版下データを形成
すると共に当該完成版下データに所定のコードを付して
適宜の完成版下データ記憶手段に記憶する工程、当該完
成版下データ記憶手段に記憶されている複数種の完成版
下データから適宜の完成版下データを抽出して、版下印
刷手段に転送する工程、及び当該版下印刷手段に於い
て、所定の媒体に当該抽出された複数種の当該完成版下
データに基づいて版下を印刷する工程、とから構成され
ている文字板用版下の製造方法であり、又本発明に係る
第2の態様としては、文字板設計図面から当該文字板製
造用版下をコンピュータシステムを介して直接製造する
装置であって、新たに製作された文字板用デザインに基
づいて、コンピュータシステムで使用しえる形式の文字
板仕様決定データを含む第1のデータ群と図面作成に必
要なデータを含む第2のデータ群とからなる、当該文字
板用デザインに関する複数種のデータ群を作成するデザ
インデータ変換手段(CAD)、当該デザインデータ変
換手段に接続されている文字板用デザインデータ記憶手
段であって、当該文字板用デザインデータ記憶手段は、
当該第1のデータ群と第2のデータ群をそれぞれ格納す
る第1データ群格納手段と第2データ群格納手段とを含
んでおり、然かも、当該第1及び第2データ群格納手段
にはそれぞれ複数のデータレイヤー部が設けられている
文字板用デザインデータ記憶手段、当該文字板用デザイ
ンデータ記憶手段から選択された当該データを入力し、
所望の版下を製造する為の所定の操作を実行する版下編
集手段、当該版下編集手段に接続された処理データ表示
手段、当該データ表示手段を制御する処理データ操作手
段、当該版下編集手段の出力に応答して所望の版下を印
刷する版下印刷手段、及び上記各手段の操作を総合的に
制御する中央演算手段とから構成されている版下製造装
置であって、当該版下編集手段には、更に、当該文字板
用デザインデータ記憶手段の第2データ群格納手段に記
憶されている当該第2のデータ群から選択された所定の
データからトンボを設定するトンボ情報設定手段、当該
設定されたトンボ情報を記憶するトンボ情報記憶手段、
当該文字板用デザインデータ記憶手段の第1データ群格
納手段に記憶されている当該第1のデータ群から選択さ
れた所定のデータから当該データレイヤー毎の文字板用
データに対して、少なくとも当該選択された当該文字板
用データからより適切なデータを更に選択する操作を実
行するデータ選択手段、不要な文字板用データを排除操
作するデータ排除手段、当該選択されたデータに対する
補正操作を実行するデータ補正操作手段、当該選択され
たデータに対する塗り潰し操作を実行する塗り潰し操作
手段から選択された少なくとも一つの手段を含んでいる
文字板製作用基本版下データ作成手段、文字板製作用基
本版下データ作成手段の出力データから、当該文字板に
於ける少なくとも主要部分の印刷色調の数若しくは仕上
げ仕様の数の内から選択された何れか一方の数に応じ
て、分割する版下データ分割手段、当該分割された当該
色調毎若しくは仕上げ仕様毎の文字板製作用版下データ
を、個々のデータレイヤー部のそれぞれに個別に記憶す
る色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下データ
記憶手段、当該色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作
用版下データ記憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶
されている当該文字板製作用版下データと該トンボ情報
記憶手段に記憶されている当該トンボ情報とを読出し、
当該両者を合体させることにより完成版下データを形成
する完成版下データ形成手段、当該完成版下データに所
定のコードを付して記憶する完成版下データ記憶手段、
当該完成版下データ記憶手段に記憶されている複数種の
完成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、
版下印刷手段に転送する版下データ伝達手段、及び、当
該伝達された当該版下データに応答して、所定の媒体に
版下を印刷する版下印刷手段、とから構成されている文
字板用版下の製造装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る文字板用版下の製造
方法及び文字板用版下の製造装置は、上記した様な技術
構成を採用しているので、従来技術の欠点を改良し、従
来から時計の文字板等の図面の作成に使用されているC
ADデータ等のコンピュータで使用出来るデジタルデー
タを使用して直接版下データを作成する事により、迅速
で、且つ効率的で然かもコストの低減が可能な文字板用
版下の製造方法が得られるのである。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る文字板用版下の製造方
法及び文字板用版下の製造装置の具体例を図面を参照し
ながら詳細に説明する。即ち、図1は、本発明に係る文
字板用版下の製造装置の一具体例の構成を示すブロック
ダイアグラムを示すものであって、図中、文字板設計図
面1から当該文字板製造用版下40をコンピュータシス
テムを介して直接製造する装置100であって、新たに
製作された文字板用デザイン1に基づいて、コンピュー
タシステムで使用しえる形式の文字板仕様決定データを
含む第1のデータ群Aと図面作成に必要なデータを含む
第2のデータ群Bとからなる、当該文字板用デザインに
関する複数種のデータ群A,Bを作成する、例えばCA
Dシステムの様なデザインデータ変換手段2、当該デザ
インデータ変換手段2に接続されている文字板用デザイ
ンデータ記憶手段3とから構成された作図システム10
1に於て、当該文字板用デザインデータ記憶手段3は、
当該第1のデータ群Aと第2のデータ群Bをそれぞれ格
納する第1データ群格納手段31と第2データ群格納手
段32とを含んでおり、然かも、当該第1及び第2デー
タ群格納手段31、32にはそれぞれ複数のデータレイ
ヤー部33−1から33−nと34−1から34−nと
が設けられている文字板用デザインデータ記憶手段3、
当該作図システム101に於ける当該文字板用デザイン
データ記憶手段3から適宜選択された文字板用デザイン
データを入力し、所望の版下を製造する為の所定の操作
を実行する版下編集手段5、当該版下編集手段5に接続
された処理データ表示手段6、当該処理データ表示手段
6を制御するキーボード等からなる処理データ操作手段
7とから構成されたデータ編集システム102、及び当
該版下編集手段5の出力に応答して所望の版下を印刷す
る版下印刷手段8、及び上記各手段の操作を総合的に制
御する中央演算手段9とから構成されている版下製造装
置100であって、当該版下編集手段5には、更に、当
該文字板用デザインデータ記憶手段3の第2データ群格
納手段32に記憶されている当該第2のデータ群Bから
選択された所定のデータからトンボを設定するトンボ情
報設定手段10、当該設定されたトンボ情報を記憶する
トンボ情報記憶手段21、当該文字板用デザインデータ
記憶手段3の第1データ群格納手段31に記憶されてい
る当該第1のデータ群Aから選択された所定のデータか
ら当該データレイヤー33毎の文字板用データに対し
て、少なくとも当該選択された当該文字板用データから
より適切なデータを更に選択する操作を実行するデータ
選択手段11、不要な文字板用データを排除操作するデ
ータ排除手段12、当該選択されたデータに対する補正
操作を実行するデータ補正操作手段13、当該選択され
たデータに対する塗り潰し操作を実行する塗り潰し操作
手段14から選択された少なくとも一つの手段を含んで
いる文字板製作用基本版下データ作成手段15、当該文
字板製作用基本版下データ作成手段15の出力データか
ら、当該文字板に於ける少なくとも主要部分の印刷色調
の数或いは仕上仕様の数に応じて、当該色調毎若しくは
仕上仕様毎のデザイン部分を含めて当該版下データを当
該印刷色調の数若しくは仕上仕様の数だけ分割する版下
データ分割手段16、当該分割された色調別若しくは仕
上仕様別文字板製作用版下データを個々のデータレイヤ
ー部のそれぞれに個別に記憶する色調別若しくは仕上仕
様別文字板製作用版下データ記憶手段17、当該色調別
若しくは仕上仕様別文字板製作用版下データ記憶手段2
2の個々のデータレイヤー部に記憶されている当該文字
板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段21に記憶
されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者を合体
させることにより完成版下データを形成する完成版下デ
ータ形成手段17、当該完成版下データに所定のコード
を付して記憶する完成版下データ記憶手段23、当該完
成版下データ記憶手段23に記憶されている複数種の完
成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、版
下印刷手段8に転送する版下データ伝達手段18、及び
当該伝達された当該版下データに応答して、所定の媒体
に版下を印刷する版下印刷手段8、とから構成されてい
る文字板用版下の製造装置100が示されている。
【0010】上記した本発明に係る具体例に於いては、
トンボ情報を、当該文字板用デザインデータ記憶手段3
の第2データ群格納手段32に記憶されている当該第2
のデータ群Bから選択された所定のデータに基づいて、
当該データ編集システム102に設けられている当該版
下編集手段5に設けたトンボ情報設定手段10によって
作成し、その結果をトンボ情報記憶手段21に一旦格納
した後、後工程で当該トンボ情報を当該トンボ情報記憶
手段21から読み出して使用する例を示したが、本発明
に於ける別の態様に於いては、当該トンボ情報は、作図
システム101に設けられた当該デザインデータ変換手
段2(CAD)内で作成する事も可能である。
【0011】係る場合には、当該トンボ情報記憶手段2
1’は、作図システム101内に設けておく事が可能で
ある。具体的には、当該作図システム101に設けられ
た、当該デザインデータ変換手段2(CAD)に接続さ
れたトンボ情報設定手段10’により、当該文字板用デ
ザインデータ記憶手段の第2データ群格納手段に記憶さ
れている当該第2のデータ群から選択された所定のデー
タからトンボ情報を設定し、当該トンボ情報を当該トン
ボ情報記憶手段21’に記憶させておく。
【0012】当該トンボ情報記憶手段21’に記憶され
た当該トンボ情報は、後の工程に於て、任意に読みださ
れて使用される事になる。即ち、本発明に係る当該文字
板用版下の製造装置100の第2の具体例としては、文
字板設計図面から当該文字板製造用版下をコンピュータ
システムを介して直接製造する装置100であって、新
たに製作された文字板用デザイン1に基づいて、コンピ
ュータシステムで使用しえる形式の文字板仕様決定デー
タを含む第1のデータ群Aと図面作成に必要なデータを
含む第2のデータ群Bとからなる、当該文字板用デザイ
ンに関する複数種のデータ群A,Bを作成するデザイン
データ変換手段(CAD)2、当該デザインデータ変換
手段2に接続されている文字板用デザインデータ記憶手
段3とであって、当該文字板用デザインデータ記憶手段
3は、当該第1のデータ群Aと第2のデータ群Bをそれ
ぞれ格納する第1データ群格納手段31と第2データ群
格納手段32とを含んでおり、然かも、当該第1及び第
2データ群格納手段31、32にはそれぞれ複数のデー
タレイヤー部33−1から33−nと34−1から34
−nとが設けられている文字板用デザインデータ記憶手
段3、当該文字板用デザインデータ記憶手段3の第2デ
ータ群格納手段32に記憶されている当該第2のデータ
群Bから選択された所定のデータからトンボを設定する
トンボ情報設定手段10’、当該設定されたトンボ情報
を記憶するトンボ情報記憶手段21’等で構成される作
図システム101、及び当該文字板用デザインデータ記
憶手段3から選択された当該データを入力し、所望の版
下を製造する為の所定の操作を実行する版下編集手段
5、当該版下編集手段5に接続された処理データ表示手
段6、当該処理データ表示手段6を制御するキーボード
等からなる処理データ操作手段7等から構成されている
データ編集システム102と、当該データ編集システム
102に設けられた版下編集手段5の出力に応答して所
望の版下を印刷する版下印刷手段8、及び上記各手段の
操作を総合的に制御する中央演算手段9とから構成され
ている版下製造装置100であって、当該版下編集手段
5には、更に、当該文字板用デザインデータ記憶手段3
の第1データ群格納手段31に記憶されている当該第1
のデータ群Aから選択された所定のデータから当該デー
タレイヤー33毎の文字板用データに対して、少なくと
も当該選択された当該文字板用データからより適切なデ
ータを更に選択する操作を実行するデータ選択手段1
1、不要な文字板用データを排除操作するデータ排除手
段12、当該選択されたデータに対する補正操作を実行
するデータ補正操作手段13、当該選択されたデータに
対する塗り潰し操作を実行する塗り潰し操作手段14か
ら選択された少なくとも一つの手段を含んでいる文字板
製作用基本版下データ作成手段15、当該文字板製作用
基本版下データ作成手段15の出力データから、当該文
字板に於ける少なくとも主要部分の印刷色調の数或いは
仕上仕様の数に応じて、当該色調毎若しくは仕上仕様毎
のデザイン部分を含めて当該版下データを当該印刷色調
の数若しくは仕上仕様の数だけ分割する版下データ分割
手段16、当該分割された色調別若しくは仕上仕様別文
字板製作用版下データを個々のデータレイヤー部のそれ
ぞれに個別に記憶する色調別若しくは仕上仕様別文字板
製作用版下データ記憶手段17、当該色調別若しくは仕
上仕様別文字板製作用版下データ記憶手段22の個々の
データレイヤー部に記憶されている当該文字板製作用版
下データと該トンボ情報記憶手段21’に記憶されてい
る当該トンボ情報とを読出し、当該両者を合体させるこ
とにより完成版下データを形成する完成版下データ形成
手段17、当該完成版下データに所定のコードを付して
記憶する完成版下データ記憶手段23、当該完成版下デ
ータ記憶手段23に記憶されている複数種の完成版下デ
ータから適宜の完成版下データを抽出して、版下印刷手
段8に転送する版下データ伝達手段18、及び当該伝達
された当該版下データに応答して、所定の媒体に版下を
印刷する版下印刷手段8、とから構成されている文字板
用版下の製造装置100である。
【0013】本発明に係る当該文字板用版下の製造装置
100に於いては、図1に示す様に、当該文字板用デザ
インデータ記憶手段3に於ける所定のデータレイヤー部
のそれぞれから必要なデータを選択的に抽出し、当該文
字板用データ編集システム5に供給するに際し、少なく
とも当該データレイヤー部から抽出されたデータを、適
宜のデータ形式に変換させるデータ形式変換手段4が、
設けられており、当該データ形式変換手段4を介して形
式が変換された当該データが当該処理データ表示手段6
とデータ操作手段7とを含む文字板用データ編集システ
ム5に供給される様に構成する事が望ましい。
【0014】係るデータの型式変換方法としては、例え
ば、後述する様に、CAD機能に適合したデータ型式
を、ポストスクリプト言語等の専用言語で記述された例
えばEPS(Encapusuled PastScr
ipt)型式のデータに変換する様にするものである。
係るデータの型式変換は、上記の具体例に限定されるも
のではなく、場合によっては、図1に示す様に、当該完
成版下データ記憶手段15に記憶されている複数種の完
成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、版
下印刷手段8に転送するに際し、当該抽出され当該版下
印刷手段8に転送される当該完成版下データのデータ形
式を変換するデータ形式変換手段4’が設けられてお
り、それによって、当該完成版下データはデータ形式が
変換された形式で当該版下印刷手段に供給する様に構成
されたものであっても良い。
【0015】本発明に係る当該文字板用版下の製造装置
100に於ける当該選択されたデータに対するデータ補
正操作手段13は、当該版下の印刷に使用されるインク
の粘性或いは化学エッチングに於けるサイド・エッチン
グに起因する版の広がりの程度等を考慮して、当該版下
に於ける版部分の太さのデータを調整する手段を含んで
いる事が望ましい。
【0016】又、本発明に係る当該文字板用版下の製造
装置100に於いては、当該選択されたデータに対する
データ補正操作手段13は、当該文字板上に予め定めら
れた凸部或いは凹部が設けられている場合に、当該凹凸
部分の高さに応じて、当該版下部分の予め定められた印
刷用インクの付着予定位置を変化させる手段を含んでい
る事も望ましい。
【0017】一方、本発明に於ける当該文字板用版下の
製造装置100に於て使用される当該選択されたデータ
に対するデータ補正操作手段13は、当該文字板上に形
成される当該文字の形状に応じて、印刷用インクの付着
予定位置として予め定められた版部の形状を変更する手
段を含んでいる事も好ましい。更に、本発明に於ける当
該文字板用版下の製造装置100に使用される当該デー
タ補正操作手段13は、当該文字板上に形成される文字
の内で、当該文字の外周部に接する、互いに隣接する少
なくとも2本の直線が予め定められた所定の角度以下で
交わっている部分に於いては、当該版下に於ける当該少
なくとも2本の直線が交差している部分の内側に所定の
切り込む部が設けられる様に補正操作を実行する補正操
作手段を含んでいる事が望ましい。
【0018】又、本発明に係る当該文字板用版下の製造
装置100に使用される当該各補正手段12、13、1
4等は、予め定められた所定の記憶手段に記憶されてい
る補正変更操作アルゴリズムを適宜当該記憶手段に接続
されている事も望ましい。一方、本発明に於ける当該文
字板用版下の製造装置100に使用される当該文字板用
データを編集する版下編集手段5は、更に、当該分割さ
れた複数種の当該色調毎或いは仕上仕様毎の文字板製作
用基本版下データ群の少なくとも一つの文字板製作用基
本版下データに、文字板コード、モジュール・コード、
夜光情報、メーカー名、生産地表示等から構成された少
なくとも一つの付属情報を付加する付属情報追加手段2
5を含んでいる事も望ましい。
【0019】次に、本発明に係る当該文字板用版下の製
造装置100を使用した文字板用版下の製造方法は、例
えば図2に示すフローチャートに沿った処理方法が実行
されるものである。即ち、上記した第1の具体例に係る
当該文字板用版下の製造装置100を使用して文字板用
版下を製造する場合の製造方法に関し、図2に示すフロ
ーチャートの手順に沿って概略を説明する。
【0020】即ち、ステップ(S1)に於て新たに製作
された文字板用デザインが決定され当該デザインに基づ
いてステップ(S2)においてCADを使用したデータ
処理が行われる。その後、係るCADデータに基づい
て、ステップ(S3)に於て、当該文字板用デザインを
構成する複数種のデータ群を文字板仕様決定データを含
む第1のデータ群Aと図面作成に必要なデータを含む第
2のデータ群Bとに分割すると共に、それぞれの群に分
割された各データのそれぞれを、当該各データ群に関し
て予め定められた複数種のデータレイヤー部で構成され
た所定の文字板用デザインデータ記憶手段31、32に
於けるそれぞれのデータレイヤー部33、34に、個別
に記憶させる。
【0021】次いで、当該文字板用デザインデータ記憶
手段3(31、32)に於ける所定のデータレイヤー部
のそれぞれから必要なデータを選択的に抽出したのち
(ステップ(S4))、ステップ(S5)に於て、適宜
のデータ変換手段4、例えばEPS変換処理手段を介し
て変換処理を実行し、当該変換データをデータ表示手段
6とデータ操作手段7とを含む文字板用データ編集シス
テム102に供給する。
【0022】その後、ステップ(S6)に進み、当該文
字板用データ編集システム102に於いて、当該文字板
用デザインデータ記憶手段31に記憶されている当該第
2のデータ群Bの所定のデータからトンボを設定し、そ
のトンボ情報を所定のトンボ情報記憶手段21に記憶す
る。次いで、ステップ(S7)に進み、当該第1のデー
タ群Aから当該文字板を製造するに必要とされるデータ
群を当該複数種のデータレイヤー部33−1〜33─n
から選択的に抽出して、ステップ(S8)に於てそれら
を適宜の操作用表示手段6に表示する。
【0023】その後、ステップ(S9)に於て、当該操
作用表示手段6に表示されているデザイン情報をもとに
オペレータが適宜の操作手段6を使用して当該文字板製
作用基本版下データを作成する為の編集操作を実行す
る。完成された当該文字板製作用基本版下データを、ス
テップ(S10)に於て、当該文字板に於ける少なくと
も主要部分の印刷色調の数若しくは仕上仕様の数に応じ
て、当該色調毎若しくは仕上仕様毎のデザイン部分を含
めて当該印刷色調の数だけ若しくは仕上仕様の数だけ分
割し、当該分割された複数種の当該色調毎若しくは仕上
仕様毎の文字板製作用基本版下データ群を、複数種のデ
ータレイヤー部(メモリー手段)で構成される適宜の色
調別若しくは仕上仕様別文字板製作用版下データ記憶手
段22に於ける個々のデータレイヤー部のそれぞれに個
別に記憶させる。
【0024】次いで、ステップ(S11)に進み、当該
色調別若しくは仕上仕様別文字板製作用版下データ記憶
手段22の個々のデータレイヤー部に記憶されている当
該文字板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段21
に記憶されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者
を合体させることにより完成版下データを形成すると共
に当該完成版下データに所定のコードを付して適宜の完
成版下データ記憶手段23に記憶する。
【0025】その後、ステップ(S12)に於て、当該
完成版下データ記憶手段23に記憶されている複数種の
完成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、
版下印刷手段8に転送し、ステップ(S13)に於て、
当該版下印刷手段に於いて、所定の媒体に当該抽出され
た複数種の当該完成版下データに基づいて版下を印刷す
るものである。
【0026】更に、本発明に於ける上記図2に示される
当該フローチャートのステップ(S9)に於いては、更
に具体的なサブルーチンが実行されるものであり、係る
サブルーチンの一具体例を図3にフローチャートで示
す。即ち、当該文字板用データ編集システムに於けるス
テップ(S9)のデータ編集処理としては、当該文字板
用デザインデータ記憶手段3に於ける所定のデータレイ
ヤー部のそれぞれから選択された当該データレイヤー毎
の文字板用データに対して、少なくとも当該選択された
当該文字板用データからより適切なデータを更に選択す
る工程ステップ(S14)、不要な文字板用データの排
除する工程ステップ(S15)、当該選択されたデータ
に対し適宜の補正操作を実行する工程ステップ(S1
6)、及び当該選択されたデータに対する塗り潰し操作
を実行する塗り潰し工程ステップ(S17)から選ばれ
た一つの操作が実行されるものであり、図3の例は、上
記4種類の各工程が、図3のフローチャートの順に実行
される例を示すが、本発明に於いては、係る各工程の実
行手順は異なるものであってもよく、また一部の操作は
省略されても構わない。
【0027】即ち、当該各操作の内少なくとも複数種の
操作が実行される場合には、予め定められた所定のプロ
グラム或いは優先順位に従って各操作が順次に実行され
る様に構成されている事が望ましい。本発明に係る当該
選択されたデータに対する補正操作は、当該版下の印刷
に使用されるインクの粘性或いは化学エッチングに於け
るサイド・エッチングに起因する版の広がりの程度等を
考慮して、当該版下に於ける版部分の太さのデータを調
整する操作を含んでいるものである。
【0028】又、当該選択されたデータに対する補正操
作は、当該文字板上に予め定められた凸部或いは凹部が
設けられている場合に、当該凹凸部分の高さに応じて、
当該版下部分の予め定められた印刷用インクの付着予定
位置を変化させる操作を含んでいる事も望ましい。一
方、本発明に係る当該選択されたデータに対する補正操
作は、当該文字板上に形成される当該文字の形状に応じ
て、印刷用インクの付着予定位置として予め定められた
版部の形状を変更する操作を含んでいる事も望ましい。
【0029】例えば、当該文字板上に形成される文字の
内で、当該文字の外周部に接する、互いに隣接する少な
くとも2本の直線が予め定められた所定の角度以下で交
わっている部分に於いては、当該版下に於ける当該少な
くとも2本の直線が交差している部分の内側に所定の切
り込む部が設けられる様に補正操作が行われるものであ
る事も望ましい。
【0030】又、本発明に係る当該各補正操作は、予め
定められた所定の記憶手段20に記憶されている補正変
更操作アルゴリズムを適宜当該記憶手段20から読み出
して実行する様に構成されている事が望ましい。更に、
本発明に於ける当該文字板用データ編集システムに於い
ては、更に、当該分割された複数種の当該色調毎若しく
は仕上仕様毎の文字板製作用基本版下データ群の少なく
とも一つの文字板製作用基本版下データに、文字板コー
ド、モジュール・コード、夜光情報、メーカー名、生産
地表示等から構成された少なくとも一つの付属情報を付
加する工程を含んでいるもので有っても良い。
【0031】本発明に於ける第2の具体例に於いては、
ステップ(S6)に於けるトンボ情報作成操作をステッ
プ(S2’)に於けるCAD処理工程と同時に実行する
事が出来るので、図2のフローチャートに於けるライン
(a)を経由する事になり、従ってステップ(S6)は
スキップする事になる。又、上記した様に、ステップ
(S5)に於けるEPS変換処理の如きデータの型式変
換操作は、例えばステップ(S19)に示す様にステッ
プ(S11)と(S12)との間でも実行する事が可能
であるので、その場合には、図2のフローチャートに於
けるライン(b)を経由する事になる。
【0032】その為、トンボ情報の作成をステップ(S
2’)にて実行し、EPS変換処理操作をステップ(S
19)で実行する場合には、ステップ(S4)からステ
ップ(S7)にスキップするルートが選択される事にな
る。つまり、本発明に係る当該文字板用版下の製造装置
100を使用した、文字板用版下の製造方法の第1の具
体例としては、例えば、文字板設計図面から当該文字板
製造用版下をコンピュータシステムを介して直接製造す
る方法であって、新たに製作された文字板用デザインか
ら、当該文字板用デザインを構成する複数種のデータ群
を文字板仕様決定データを含む第1のデータ群と図面作
成に必要なデータを含む第2のデータ群とに分割すると
共に、それぞれの群に分割された各データのそれぞれ
を、当該各データ群に関して予め定められた複数種のデ
ータレイヤー部で構成された所定の文字板用デザインデ
ータ記憶手段に於けるそれぞれのデータレイヤー部に、
個別に記憶させる工程、当該文字板用デザインデータ記
憶手段に於ける所定のデータレイヤー部のそれぞれから
必要なデータを選択的に抽出したのち、適宜のデータ変
換手段を介して当該変換データをデータ表示手段とデー
タ操作手段とを含む文字板用データ編集システムに供給
する工程、当該文字板用データ編集システムに於いて
は、当該文字板用デザインデータ記憶手段に記憶されて
いる当該第2のデータ群の所定のデータからトンボを設
定し、そのトンボ情報を所定のトンボ情報記憶手段に記
憶する工程、当該第1のデータ群から当該文字板を製造
するに必要とされるデータ群を当該複数種のデータレイ
ヤー部から選択的に抽出して操作用表示手段に表示する
工程、当該操作用表示手段に表示されているデザイン情
報をもとにオペレータが適宜の操作手段を使用して当該
文字板製作用基本版下データを作成する為の編集操作を
実行する工程、完成された当該文字板製作用基本版下デ
ータを当該文字板に於ける少なくとも主要部分の印刷色
調の数に応じて、当該色調毎若しくは仕上仕様毎のデザ
イン部分を含めて当該印刷色調の数だけ分割し、当該分
割された複数種の当該色調毎若しくは仕上仕様毎の文字
板製作用基本版下データ群を、複数種のデータレイヤー
部(メモリー手段)で構成される適宜の色調別若しくは
仕上仕様別若しくは仕上仕様別文字板製作用版下データ
記憶手段に於ける個々のデータレイヤー部のそれぞれに
個別に記憶させる工程、当該色調別若しくは仕上仕様別
若しくは仕上仕様別文字板製作用版下データ記憶手段の
個々のデータレイヤー部に記憶されている当該文字板製
作用版下データと該トンボ情報記憶手段に記憶されてい
る当該トンボ情報とを読出し、当該両者を合体させるこ
とにより完成版下データを形成すると共に当該完成版下
データに所定のコードを付して適宜の完成版下データ記
憶手段に記憶する工程、当該完成版下データ記憶手段に
記憶されている複数種の完成版下データから適宜の完成
版下データを抽出して、版下印刷手段に転送する工程、
及び当該版下印刷手段に於いて、所定の媒体に当該抽出
された複数種の当該完成版下データに基づいて版下を印
刷する工程、とから構成されている文字板用版下の製造
方法である。
【0033】又、本発明に係る当該文字板用版下の製造
方法に於ける第2の具体例としては、例えば、文字板設
計図面から当該文字板製造用版下をコンピュータシステ
ムを介して直接製造する方法であって、新たに製作され
た文字板用デザインから、デザインデータ変換手段を介
して、当該文字板用デザインを構成する複数種のデータ
群を文字板仕様決定データを含む第1のデータ群と図面
作成に必要なデータを含む第2のデータ群とに分割する
と共に、それぞれの群に分割された各データのそれぞれ
を、当該各データ群に関して予め定められた複数種のデ
ータレイヤー部で構成された所定の文字板用デザインデ
ータ記憶手段に於けるそれぞれのデータレイヤー部に、
個別に記憶させる工程、当該デザインデータ変換手段に
於いて、当該文字板用デザインデータ記憶手段に記憶さ
れている当該第2のデータ群の所定のデータからトンボ
を設定し、そのトンボ情報を所定のトンボ情報記憶手段
に記憶する工程、当該文字板用デザインデータ記憶手段
に於ける所定のデータレイヤー部のそれぞれから必要な
データを選択的に抽出すると共に、当該トンボ情報記憶
手段に記憶されているトンボ情報と共に、当該データを
処理データ表示手段と処理データ操作手段とを含む文字
板用データ編集システムに供給する工程、当該第1のデ
ータ群から当該文字板を製造するに必要とされるデータ
群を当該複数種のデータレイヤー部から選択的に抽出し
て処理データ表示手段に表示する工程、当該処理データ
表示手段に表示されているデザイン情報をもとにオペレ
ータが適宜の操作手段を使用して当該文字板製作用基本
版下データを作成する為の編集操作を実行する工程、完
成された当該文字板製作用基本版下データを当該文字板
に於ける少なくとも主要部分の印刷色調の数若しくは仕
上げ仕様の数の内から選択された何れか一方の数に応じ
て、当該数だけ分割し、当該分割された複数種の当該色
調毎若しくは仕上仕様毎若しくは仕上げ仕様毎の文字板
製作用基本版下データ群を、複数種のデータレイヤー部
(メモリー手段)で構成される適宜の色調別若しくは仕
上仕様別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下データ
記憶手段に於ける個々のデータレイヤー部のそれぞれに
個別に記憶させる工程、当該色調別若しくは仕上仕様別
若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下データ記憶手段
の個々のデータレイヤー部に記憶されている当該文字板
製作用版下データと該トンボ情報記憶手段に記憶されて
いる当該トンボ情報とを読出し、当該両者を合体させる
ことにより完成版下データを形成すると共に当該完成版
下データに所定のコードを付して適宜の完成版下データ
記憶手段に記憶する工程、当該完成版下データ記憶手段
に記憶されている複数種の完成版下データから適宜の完
成版下データを抽出して、版下印刷手段に転送する工
程、及び当該版下印刷手段に於いて、所定の媒体に当該
抽出された複数種の当該完成版下データに基づいて版下
を印刷する工程、とから構成されている文字板用版下の
製造方法である。
【0034】上記本発明に係る文字板用版下の製造方法
に於ける当該文字板用データ編集システムに於いては、
当該文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所定のデ
ータレイヤー部のそれぞれから選択された当該データレ
イヤー毎の文字板用データに対して、少なくとも当該選
択された当該文字板用データからより適切なデータを更
に選択する操作、不要な文字板用データの排除操作、当
該選択されたデータに対する補正操作、当該選択された
データに対する塗り潰し操作から選ばれた一つの操作が
実行される事が望ましい。
【0035】又、本発明に係る文字板用版下の製造方法
に於ける当該文字板用データ編集システムに於いては、
当該各操作の内少なくとも複数種の操作が実行される場
合には、予め定められた所定のプログラム或いは優先順
位に従って各操作が順次に実行される様に構成されてい
る事も望ましい。更に、本発明に於ける文字板用版下の
製造方法に於て、当該選択されたデータに対する補正操
作は、当該版下の印刷に使用されるインクの粘性或いは
化学エッチングに於けるサイド・エッチングに起因する
版の広がりの程度等を考慮して、当該版下に於ける版部
分の太さのデータを調整する操作を含んでいる事ものぞ
ましい。
【0036】一方、本発明に係る当該文字板用版下の製
造方法に於いては、当該選択されたデータに対する補正
操作は、当該文字板上に予め定められた凸部或いは凹部
が設けられている場合に、当該凹凸部分の高さに応じ
て、当該版下部分の予め定められた印刷用インクの付着
予定位置を変化させる操作を含んでいる事も望ましい。
又、本発明に係る当該文字板用版下の製造方法に於いて
は、当該選択されたデータに対する補正操作は、当該文
字板上に形成される当該文字の形状に応じて、印刷用イ
ンクの付着予定位置として予め定められた版部の形状を
変更する操作を含んでいる事も望ましい。
【0037】本発明に於ける当該文字板用版下の製造方
法に於て、当該文字板上に形成される文字の内で、当該
文字の外周部に接する、互いに隣接する少なくとも2本
の直線が予め定められた所定の角度以下で交わっている
部分に於いては、当該版下に於ける当該少なくとも2本
の直線が交差している部分の内側に所定の切り込む部が
設けられる様に補正操作が行われるものである事が好ま
しい。
【0038】本発明に係る当該文字板用版下の製造方法
に於ける当該各補正操作は、予め定められた所定の記憶
手段に記憶されている補正変更操作アルゴリズムを適宜
当該記憶手段から読み出して実行する様に構成されてい
る事が望ましい。又、本発明に係る当該文字板用版下の
製造方法に於いては、当該文字板用データ編集システム
は、更に、当該分割された複数種の当該色調毎若しくは
仕上仕様毎の文字板製作用基本版下データ群の少なくと
も一つの文字板製作用基本版下データに、文字板コー
ド、モジュール・コード、夜光情報、メーカー名、生産
地表示等から構成された少なくとも一つの付属情報を付
加する工程を含んでいる事が好ましい。
【0039】又、本発明に於いては、文字板の原寸のX
倍で作成された文字板用デザインを構成するデータ群を
1/Xに縮小する工程を含んでいる事も望ましい。以下
に本発明に係る当該文字板用版下の製造方法及び文字板
用版下の製造装置の具体例をより詳細に説明する。先
ず、本発明に於いて、作図システム101に於いては、
CADを仕様して腕時計の文字板図面を設計するもので
あり、当該腕時計の文字板は、極めて小さい部品である
から当該文字板図面は、一般に当該文字板のX倍(例え
ば5〜10倍)の拡大図として設計されており、後の工
程で1/X倍に縮小する事になる。
【0040】当該CAD図面は、文字板の仕様を決定す
るデータ群Aと図面作成に必要なデータ群Bとに分割さ
れる。そこで、先ず、デザイナーが新しく文字板のデザ
インを設計した場合には、先ずCADにより必要なデザ
イン情報をデジタルデータに変換し、その中から、当該
文字板の仕様を決定する第1のデータ群Aと図面作成に
必要な第2のデータ群Bとに分割して所定の記憶手段に
格納するものである。
【0041】本発明に於ける当該文字板の仕様を決定す
るデータ群Aは、例えば次の様なものを含んでいる。即
ち (1)文字板外形データ:文字板外形(丸、楕円、矩形、多角形等) (2)基礎面の仕上げデータ:文字板の基礎表面の仕上げ ・機械的加工の仕上げ:鏡面、梨地、ヘア・ライン、レコード挽き、 旭光等 ・メッキ加工の仕上げ:湿式メッキ、乾式メッキ等 ・印刷加工の仕上げ :スクリーン印刷等 ・塗装加工の仕上げ : (3)仕上げの境界線データ:仕上げの境界線 ・鏡面と旭光面との境界線 ・A色のメッキ面とB色のメッキ面との境界線 ・メッキ面と印刷面との境界線等 (4)時字データ:時字(1時間単位の表示マーク)の外形と数の選択と配置 (5)切分データ:切分(1分、1秒の表示マーク)の外形と数の選択と配置 (6)固定物データ:植え字(文字板上面に固定される金属片よりなる時字) 植え窓(日曜日を視認する孔の縁に固定される金属片より なる枠体)、 HMR(文字板上面に粘着剤で貼り付けられる金属片より なる時字、切分、ロゴ) 貴石を固定した台座等 これらも、外形と数が選択され、適宜に配置される。 (7)ロゴデータ: ブランドの書体(文字)やブランドの絵柄の選択と配置 防水表示(WR 10 BAR等)選択と配置 素材表示(Titanium 等)選択と配置 ムーブメントの機能表示(クロノグラフ、ソーラー等)の 選択と配置 又、図面作成に必要なデータ群Bは、例えば、次の様な
ものが含まれる。即ち、 (1)図面枠データ (2)寸法線データ:寸法線、基準線、注記線、等 (3)文字、数字データ:寸法値、注記、 文字板コード、ムーブメント、コード等の部品識別の コード、 設計者名等 本発明に於いては、上述した様に、データ群Aに属する
各データ、及びデータ群Bに属する各データそれぞれ
は、互いに別個のレイヤーに属させる事が好ましい。
【0042】例えば、オペレータは、レイヤー設定コマ
ンドを操作子でクリックし、さらに、植え字の線画をク
リックすることで、植え字を1つのレイヤーにまとめて
登録する。時字データ、切分データ、固定物データ、ロ
ゴデータは、それぞれ別個の部品群として記憶装置に格
納されている。
【0043】オペレータは、時字データの部品群を呼出
し、適切な時字を選んで文字板外形図上に配置する。
(文字板外形のレイヤーと、選択配置された時字のレイ
ヤーが階層的に重なる。) 又、新たに設計された時字データ、切分データ、固定物
データ、ロゴデータは、それぞれのレイヤーに従属する
様に、各部品群に登録される。
【0044】更に、上記した(2)の基礎面の仕上げデ
ータは、CAD図面とは切り離して、別個の文字板仕様
書データとしてまとめても良い。係る文字板仕様書デー
タは、文字板のCAD図面に付属させると良い。或い
は、本発明とは別異のシステムで、並列に展開すること
も出来る。完成された文字板図面は、登録コマンドを操
作子でクリックすれば、記憶装置に登録される。
【0045】その後、登録された文字板図面は、設計履
歴、文字板完成品の仕様チェック等に供される。その
後、完成された文字板図面のCADデータを編集システ
ムに転送する。係る操作は、オペレータが転送コマンド
を操作子でクリックすれば良い。次に、本発明に係る文
字板用版下の製造方法のより詳細な具体例を説明する。
【0046】本具体例に於いては、時字、切分、ロゴの
みが印刷される場合である。従って、例えば、基礎面の
仕上げとして、例えば、湿式メッキで基礎面全面にメッ
キ膜が形成され、仕上げの境界線データは含まれない。
以下に本発明に係る上記した主な工程(ステップSn)
に付いて、その概要を説明する。
【0047】即ち、図2に示すフローチャートに於て、
ステップ(S1)〜ステップ(S4)により作成された
処理データは、ステップ(S5)に於てEPS変換処理
により、当該作図システム101から転送されて来たC
ADデータの型式を変換する。即ち、CAD機能に適合
したデータ型式を、ポストスクリプト言語等の専用元号
で記述された出力用データの型式に変換する。
【0048】換言すれば、「CANVAS」型式で表現
されたデータをポストスクリプトプリンタに適合すいる
型式、即ちEPS(Encapusuled Past
Script)型式のデータに変換する様にするもので
ある。ここで使用されるソフトウェアは、例えば、以下
の通りである。 マッキントッシュ社製:Adobe Illustra
tor シャープ社製: CAP−G (版下専用CAD) 本発明に於ける当該ステップ(S5)によって得られた
処理データを当該処理データ表示手段6に適宜に表示し
て、作図データの適正をチェックする事が出来る。
【0049】当該処理データの表示結果の一例を図4に
示す。図4から理解される様に、本具体例に於いては、
文字板41、文字板仕様データ42、基準線43、時字
部分44、切分部分45、ロゴ部分46、寸法線47及
び文字板及びその他の情報に関するコード部48等が示
されている。次にステップ(S6)に於けるトンボ情報
の設定に付いて説明する。
【0050】データ群Bに於ける基準線を基準として、
トンボ(印刷加工字に、文字板と版下との位置合わせを
行う基準線)を設定する。通常、トンボは、時刻表示に
於ける12、3、6、9時位置の4箇所に設定される。
当該トンボの形状は、特に限定されないが、十文字型、
L字型、−型等が仕様される。
【0051】当該トンボの書き込みは、操作子でトンボ
コマンドをクリックすることで行われ、それによって、
トンボが文字板図面上に書き込まれる。オペレータがレ
イヤー設定コマンドを操作子でクリックし、さらにトン
ボをクリックすることで、当該トンボを一つのレイヤー
に纏めて登録する事が出来る。それによって、トンボの
レイヤーが新たに作成される事になる。
【0052】本発明に係る当該ステップ(S6)によっ
て得られるトンボ情報入りの処理データの表示状態を図
5に示す。図5に於いては、図4と重複してトンボ情報
49が設定されている事が理解される。図5の具体例に
於いては、当該トンボ情報49は−型の表示を採用して
いる。
【0053】又、本発明に係る当該文字板用版下の製造
方法に於ける当該ステップ(S7)に於いては、データ
の選択が実行されるものであり、具体的には、オペレー
タは、操作子で各データの一覧を画面に表示する。そし
て、各レイヤーに分割されたデータの中から、文字板を
製造する為に版下が必要とされるデータを選択する。係
るデータは、データ群Aから選択される。
【0054】ここでは、印刷加工には必ず版下を必要と
するため、時字データ、切分データ、ロゴデータ等のレ
イヤーが選択される。当然のことながら、トンボ情報の
レイヤーも選択される。次に、本発明に於ける当該文字
板用版下の製造方法のステップ(S15)に於けるデー
タの排除の操作に付いて説明するならば、当該操作は、
オペレータが、選択したデータ以外の不要なデータを排
除する操作である。
【0055】係る操作は、操作子で排除コマンドをクリ
ックし、さらに、各データの一覧に於ける不要データを
クリックすることによって実行される。その結果、階層
的に多数重ねあわされたレイヤー群から、クリックされ
たデータのレイヤーが排除されて、画面から削除され
る。このように、各データは互いに別異のレイヤーであ
る為、データの排除が容易に実行される。
【0056】この工程に於いては、データ群Bのレイヤ
ーは全て必ず排除される事になる。又、植え字等の固定
に版下は不要である為、データ群Aの内、固定物データ
も排除されることになる。その結果、この工程で排除さ
れるデータは、文字板外形データ、仕上げ境界データ、
固定物データ、図面枠データ、寸法データ、文字、数字
データ等である。
【0057】かくして、図6に示す様に、版下作成に必
要なデータのみからなる基本版下データが抽出される。
係る抽出された基本版下データは、適宜の記憶手段に登
録しておくことが可能である。次いで、本発明に於ける
文字板用版下の製造方法で使用されるステップ(S1
6)に於けるデータの補正操作に付いて説明する。
【0058】当該ステップ(S16)に於いては、オペ
レータは、印刷手法にあわせて、時字データ、切分デー
タ、ロゴデータ等を補正する。CADデータは、あくま
でも印刷が施された文字板完成品の外観を示すものであ
り、係る外観を得る為に、例えば、印刷に用いるインク
の粘性、或いは化学エッチングで製版する時のサイド・
エッチングに起因する版の拡がり等を考慮して、時字、
切分、ロゴの太さ等を補正する。
【0059】通常、版の太さは、細めに補正される。或
いは、コイニングやエンボス等のプレス加工によって、
予め凸部が設けられた文字板に印刷する場合には、それ
らの印刷する位置を補正する事もある。又、本発明に於
ける文字板用版下の製造方法で使用されるステップ(S
17)に於けるデータの塗りつぶし操作に付いて説明す
る。
【0060】当該ステップ(S17)に於いては、オペ
レータは、時字、切分、ロゴに於ける線で閉鎖された区
域内を塗りつぶす操作を実行することによって、面デー
タを作成する。つまり、CADデータは、例えば、矩形
の時字を4本の線分の集合として認識しているに過ぎ
ず、当該矩形の内部の面として認識していない。
【0061】従って、版下を作成する為には、当該CA
Dの線データを面データに変換する必要がある。その
為、当該塗りつぶし操作は、操作子によって、塗りつぶ
しコマンドをクリックすることによって実行される。そ
の結果得られた処理データの表示状態は、例えば図7に
示す様な状態となる。
【0062】次に、本発明に於ける文字板用版下の製造
方法で使用されるステップ(S10)に於ける基本版下
データの分割(版分け)操作に付いて説明する。当該ス
テップ(S10)に於いては、オペレータは、時字、切
分、ロゴに於ける印刷色調に合わせて、基本版下データ
の各データを分割して、それぞれ個別のレイヤーに登録
する。
【0063】つまり、印刷の色調の数だけ版下が必要に
なるからである。例えば、時字と切分が同一の印刷色調
で、ロゴのみが異なる印刷色調である場合には、時字と
切分のレイヤー(ファイルI)とロゴのみのレイヤー
(ファイルII)とに分割して登録される。或いは、時
字、切分、ロゴがそれぞれ別異の印刷色調である場合に
は、時字データ、切分データ、ロゴデータの3個のレイ
ヤーに分割してファイルする必要がある。
【0064】逆に、時字、切分、ロゴが全て同一色調で
ある場合には、当該分割操作は不要である。今、上記し
た具体例に於て、時字と切分が同一の印刷色調で、ロゴ
のみが異なる印刷色調である場合に於ける、分割処理さ
れた時字データ、切分データからなるレイヤーのファイ
ルは図8に例示されており、又ロゴデータのみからなる
レイヤーのファイルは図9の例示されている。
【0065】本発明に於いては、当該版下データの分割
は、印刷色調の相違により実行されるのみでなく、当該
文字板の仕上仕様の数によっても分割処理が実行される
ものである。例えば、図10に示す様に、文字板41の
中央部53が金メッキされ、その周辺部52が黒メッキ
される様なデザインの場合、当該文字板41の全面に金
メッキををした後、その境界線50に相当する大きさの
マスク51を使用して、黒メッキを行う事になる。
【0066】従って、係る場合も版下が少なくとも2個
必要であり、又図11に示された文字板41では、中央
の境界線50の内側が旭光面仕上げとし、その周囲は鏡
面仕上げを施す場合を示すものであり、その為に例えば
中心部に、当該境界部50に相当する大きさの開口部5
4を有するマスク51が使用されるものであるが、同様
に版下が少なくとも2個必要である。
【0067】従って、係る仕上仕様が複数種ある場合に
は、当該仕上仕様の数に応じて版下も分割する必要があ
る。次に、、本発明に於ける文字板用版下の製造方法で
使用されるステップ(S11)に於けるトンボの重ね合
わせ操作に付いて説明する。当該ステップ(S11)に
於いては、上記したそれぞれの分割されたファイルI及
びファイルIIのそれぞれに、トンボ情報のレイヤーを重
ね合わせる必要がある。
【0068】即ち、オペレータは、ファイルIとトンボ
情報のレイヤーを重ね合わせて再度ファイルIとして登
録する事になり、同様にして、ファイルIIも、トンボ情
報のレイヤーを重ね合わせて再度ファイルIIとして登録
する事になる。本発明に於いては、ステップ(S10)
で分割された基本版下データの一部若しくは全部につい
て、以下の3工程を追加する事も可能である。
【0069】即ち、第1の追加工程としては、付属情報
の書き込み操作である。当該付属情報としては、文字板
コード、モジュール・コード、夜光情報、メーカー名、
生産値表示等がある。オペレータは、ファイルIとファ
イルIIの何れか1つを適宜選択し、付属情報を書き込
む。
【0070】例えば、ワープロ入力で書き込まれる。当
該付属情報は、文字板完成品と腕時計に於ける他の部品
(腕時計ケースやモジュール等)とを正確に組み合わせ
る為の案内情報となる。又当該情報は、アフターサービ
スに於て、文字板完成品を顧客に供給する案内情報とも
なる。例えば、ファイルIIに付属情報を記入すれば、文
字板完成品にはロゴと付属情報とが同一の印刷色調で印
刷される。
【0071】又当該付属情報に対して、ステップ(S
4)に於けるデータの補正を施しても良い。図12に、
当該付属情報が付帯された版下データの例が示されてお
り、当該データには、ロゴマーク55が付属情報として
付加されている。又第2の追加工程としては、データの
縮小操作である。
【0072】つまり、上記した分割されたファイルIと
ファイルII双方を1/ X倍(1/5〜1/10倍)に縮
小するものである。当該縮小操作は、操作子で縮小コマ
ンドをクリックすることによって実行される。係る操作
によって、ファイルIとファイルIIのデータは、文字板
完成品の原寸の大きさとなる。かくして、ファイルIよ
り完成版下データI’が作成され、ファイルIIから完成
版下データII' が作成される。
【0073】次に、第3の追加工程としては、データの
登録操作である。つまり、完成版下データI’と完成版
下データII' は、記憶装置(データベース)に記憶させ
る事が出来る。当該完成版下データは、完成された文字
板図面のデータは別個のファイルとして記憶される。
【0074】登録コマンドを操作子でクリックすること
によって、記憶装置に登録する事が可能となる。係る場
合に、当該登録される完成版下データが、どの文字板に
どの版下が用いられるかを識別する為に、登録される完
成版下データに文字板コードを付帯させる事が望まし
い。
【0075】次に、本発明に於ける文字板用版下の製造
方法で使用されるステップ(S12)に於ける完成版下
データの転送操作に付いて説明する。当該ステップ(S
11)に於いては、オペレータは、完成版下データであ
るファイルI’とファイルII' を版下印刷器にオンライ
ンで転送する。係る転送操作は操作子で転送コマンドを
クリックする事によって実行される。
【0076】かかる版下印刷器としては、ドライフィル
ム用、或いは湿式フィルム用の高速度レーザーレコーダ
ーを使用する事が出来る。例えば、以下の製品が使用可
能である。即ち、(1)小型イメージ・セッターAXE
S5000(TOO社製)或いは(2)ドライ・セッタ
ー(ハイデルベルグプリプレス社製・・旧名ライノタイ
プ社) 係る工程に於て、データを転送を行う場合に、オペレー
タは、透明フィルムに対する完成版下データのレイアウ
ト指示が可能である。
【0077】例えば、完成版下データであるファイル
I’とファイルII' と共に、異なる文字板の完成版下デ
ータ(ファイルIII' とファイルIV' を一枚の透明フィ
ルムにポジ・フィルムとして印刷させる事も可能であ
る。次に、本発明に於ける文字板用版下の製造方法で使
用されるステップ(S13)に於ける版下の印刷操作に
付いて説明する。
【0078】当該ステップ(S13)に於いては、完成
版下データの転送を受けた当該版下印刷器は、レイアウ
ト指示に従って、当該フィルムに完成版下データをプリ
ント・アウトする。或いは、オペレータに操作子で印刷
コマンドをクリックさせても良い。当該印刷結果の一例
を図13に示す。
【0079】かくして、透明フィルムに印刷された版下
が完成する。即ち、完成版下データファイルI’より版
下が完成され、また完成版下データファイルII' より他
の版下が完成する。この時、どの文字板にどの版下が用
いられるかを識別する為に、それぞれの版下の近傍に関
連する文字板コードが印刷される事が望ましい。
【0080】また、オペレータは上記ステップ(S4)
からステップ(S9)の順序を、自由に入替えする事が
可能である。どの様な順序で操作しようとも、完成版下
データが得られれば良い。例えば、特殊オフセット印刷
と言われるパット印刷の手法を用いるとすれば、版下
(a)から写真製版によって凹版(a−1)が作成され
る。当該凹版(a−1)は、時字と切分とを印刷する為
の版である。
【0081】同様に、版下(b)からロゴを印刷する為
の凹版(b−1)が作成される。係る凹版(a−1)を
用いて、予め全面にメッキされた文字板に、パット印刷
手法により文字板に時字と切分とが印刷される。同様に
凹版(b−1)を用いて、ロゴが印刷される。この例以
外にも、例えば、このように作成された版下を利用し
て、平版オフセットやスクリーン印刷等の公知の印刷手
法が施される。
【0082】又、係る印刷を施した後に、必要により、
様々な固定物(植え字、植え窓、HMR、貴石を固定し
た台座等)が固定される。次に、文字板の使用による他
の例を以下に説明する。 (1)基礎面の仕上げとして、基礎面全面が印刷される
場合(仕上げの境界線データは含まれない) 当該文字板の基礎面全面に印刷を施すときも、版下を必
要とする。
【0083】従って、ステップ(S2)のデータの選択
に於て、文字板外形データが選択される。 (2)基礎面の仕上げに、複数の機械的加工の仕上げを
含む場合 文字板の基礎面に複数の仕上げを並列させるときも、版
下が必要となる。
【0084】よって、ステップ(S2)のデータの選択
に於て、境界線データが選択される。係るデータにより
版下が作成される。例えば、文字板の基礎面に鏡面と旭
光面とが存在する場合、先ず文字板の基礎面に全面を鏡
面に仕上げる。その後、鏡面部分をスクリーン印刷等で
マスクする。そして、当該マスクされた部分以外の面に
旭光の目付に仕上げる。
【0085】そして有機溶剤を用いて、スクリーン印刷
によるマスクを剥離する。係る場合、鏡面部分のみをス
クリーン印刷によってマスクする為に、スクリーン印刷
用の版下が必要となる。係る版は、鏡面と旭光面の境界
線データより作成された版下(製版用フィルム)から写
真製版によって作成される。
【0086】(3)基礎面の仕上げに、複数のメッキ面
を含む場合 メッキ面の境の境界線データが選択される。係るデータ
より、版下が作成される。例えば、金色/黒色の2色メ
ッキを施す場合、文字板の基礎面の全面にAuメッキを
施す。
【0087】そして、金色を残す部分に版下を利用し
て、フォトレジストでマスクをする。その後、黒Niメ
ッキ、黒Crメッキ、或いは黒Rhメッキ等を施す。そ
れから、有機溶剤で当該マスクを剥離し、さらに、透明
塗料を全面に塗装する。かくして、金色/黒色の2色メ
ッキが施される。
【0088】メッキには、湿式メッキの他、蒸着等の乾
式メッキを用いても良い。 (4)基礎面の仕上げに、メッキ面と印刷面とを含む場
合 メッキ面と印刷面との境界線データが選択される。係る
データにより版下が作成される。例えば、文字板の基礎
面の全面にメッキを施す。そして版下を利用して、スク
リーン印刷によって印刷を要する面に印刷を行う。
【0089】(5)植え字等の上面に更に印刷する場合 植え字等の上面に、更に印刷をする場合、文字板図面よ
り、かかる印刷用の版下を作成する必要がある。この場
合、植え字を固定した後に、版下を利用して、植え字の
上面に、パット印刷、或いはスクリーン印刷をする。
【0090】その他の具体例としては、例えば、ステッ
プ(S10)に於ける基本版下データの分割(版分け)
操作に於て、基本版下データの分割を実行しない場合も
ある。つまり、印刷に利用されるデータ全てを分割せず
に1つの版下として、透明フィルムに印刷させる。
【0091】版下より、写真製版によって版を作成す
る: (1)基板(ガラス又は金属)にフォトレジスト膜をコ
ートする。 (2)版下を利用して露光し、現像する。 (3)基板をエッチングする。 (4)有機溶剤でフォト・レジスト膜を剥離する。
【0092】(5)版が完成する。 この時、エッチングする前に、印刷色調を考慮して版分
けを行う。これは、エッチングされたくない箇所(版に
残したくないデータ)に感光乳剤を塗布して穴埋めし、
エッチングすれば良い。他の版を得る為には、感光乳剤
を塗布する箇所を変更して上記した工程を繰り返す。
【0093】例えば、前段の例によれば、時字、切分、
ロゴの全てを1つの版下として作成する。そしてエッチ
ングする前にロゴの部分のみを感光乳剤を塗布して穴埋
めし、エッチングすれば、時字と切分の為の版が完成す
る。そして、別の基板にフォトレジスト膜をコートして
現像した後、今度は時字と切分の部分に感光乳剤を塗布
して穴埋めし、エッチングすれば、ロゴの為の版が完成
する。
【0094】又、本発明に於ける当該基本版下データ抽
出システムに付いては、前記したステップ(S7)とス
テップ(S15)に於けるデータの選択と排除をコンピ
ュータを用いて自動的に実行するシステムを導入する事
も可能である。オペレータが基本版下データ作成コマン
ドをクリックすると、文字板の仕様を決定するデータ群
Aの内、印刷加工されるデータのレイヤー、仕上げの境
界線データ、及びトンボのレイヤーのみが選択され、デ
ータ群Aに於けるその他のレイヤー、及びレイヤー群B
の全てが排除される。
【0095】オペレータは、CADで文字板図面を作成
するとき、データ群Aの内どのデータに版下が必要かを
判断し、版下専用のレイヤーとして登録する必要があ
る。前記の例示に従えば、時字と切分のレイヤー、つま
りファイルIを版下レイヤー1として登録させ、ロゴの
レイヤーつまりファイルIIを版下2 として登録する。
【0096】更に、トンボ情報のレイヤーを版下レイヤ
ー3として登録する。そして、基本版下データ作成コマ
ンドを操作子でクリックすれば、版下レイヤー1、2、
3のみが選択され、他は排除される。かくして、簡便に
基本版下データが抽出される。又、本発明に係るデータ
補正操作は自動化される事が好ましい。
【0097】その例としては、例えば、図14に示す様
に、印刷される線63と線64とが接近して交わる箇所
60の交差角度θが、例えば鋭角に交差する箇所には、
印刷用インクが交差して多量に転写される為、鋭角のコ
ーナーが丸まってしまうと言う問題がある。係る問題を
回避する為に、版下における当該交差する箇所60に
は、線63、64の内側に向けて切り込み61を設けて
置く必要がある。
【0098】交差する線と線との角度θが、所定の角度
未満である場合、自動的に切り込みを設けるシステムと
する事が望ましい。係る操作の手順を図14のフローチ
ャートを参照しながら説明する。スタート後、ステップ
(1)に於て、当該版下の線63と線64とが交差して
いるか否かが判断され、NOであれば、ステップ(4)
に進むが、YESであればステップ(2)に進み、当該
交差部60に於ける当該線63と線64との交差角度が
所定の角度以下であるか否かが判断され、NOであれ
ば、ステップ(4)に進むが、YESであればステップ
(3)に進み、当該交差部60の交差部に切り込み部6
1を形成し、ステップ(4)に進み、当該交差部が未だ
版下に存在するか否かが判断され、まだ存在するのであ
れば、ステップ(1)に戻り上記した各工程が繰り返さ
れ、当該交差部60が版下に存在しない場合には、エン
ドとなる。
【0099】又、他の具体例としては、例えば、コイニ
ングやエンボス等のプレス加工によって、予め凸部が設
けられた文字板に印刷する場合、係る凸部の近傍は、パ
ットの歪みにより印刷位置が凸部よりに変移する。係る
問題を解決する為に、版下に於ける凸部の近傍は、印刷
する際に係る変移量を見込んで印刷位置を当該凸部より
離す方向にずらせておく事が望ましい。
【0100】係る変移量は凸部の高さに関連して決定さ
れる。当該操作の手順を図16のフローチャートを参照
しながら説明する。スタート後、ステップ(1)に於
て、印刷前に版下に凸部が設けられているか否かが判断
され、NOであれば、エンドとなり、YESである場合
には、ステップ(2)に進んで、凸部の高さを検出す
る。その後ステップ(3)に進んで、当該凸部の高さか
ら変移量を演算し、ステップ(4)に進んで当該変移量
に応じて、当該凸部近傍の印刷位置をずらし、エンドと
なる。
【0101】本発明に於ける他の態様としては、文字板
設計図面から当該文字板製造用版下をコンピュータシス
テムを介して直接製造する方法であって、新たに製作さ
れた文字板用デザインから、デザインデータ変換手段を
介して、当該文字板用デザインを構成する複数種のデー
タ群を文字板仕様決定データを含む第1のデータ群と図
面作成に必要なデータを含む第2のデータ群とに分割す
ると共に、それぞれの群に分割された各データのそれぞ
れを、当該各データ群に関して予め定められた複数種の
データレイヤー部で構成された所定の文字板用デザイン
データ記憶手段に於けるそれぞれのデータレイヤー部
に、個別に記憶させる工程、当該文字板用デザインデー
タ記憶手段に於ける所定のデータレイヤー部のそれぞれ
から必要なデータを選択的に抽出した、当該データを処
理データ表示手段と処理データ操作手段とを含む文字板
用データ編集システムに供給する工程、当該文字板用デ
ータ編集システムに於いては、当該文字板用デザインデ
ータ記憶手段に記憶されている当該第2のデータ群の所
定のデータからトンボを設定し、そのトンボ情報を所定
のトンボ情報記憶手段に記憶する工程、当該第1のデー
タ群から当該文字板を製造するに必要とされるデータ群
を当該複数種のデータレイヤー部から選択的に抽出して
操作用表示手段に表示する工程、当該操作用表示手段に
表示されているデザイン情報をもとにオペレータが適宜
の操作手段を使用して当該文字板製作用基本版下データ
を作成する為の編集操作を実行する工程、完成された当
該文字板製作用基本版下データを当該文字板に於ける少
なくとも主要部分の印刷色調若しくは仕上げ仕様の数に
応じて、当該色調毎若しくは仕上仕様毎若しくは仕上げ
仕様別のデザイン部分を含めて当該印刷色調の数若しく
は仕上げ仕様の数だけ分割し、当該分割された複数種の
当該色調毎若しくは仕上仕様毎若しくは仕上げ仕様毎の
文字板製作用基本版下データ群を、複数種のデータレイ
ヤー部(メモリー手段)で構成される適宜の色調別若し
くは仕上仕様別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下
データ記憶手段に於ける個々のデータレイヤー部のそれ
ぞれに個別に記憶させる工程、当該色調別若しくは仕上
仕様別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下データ記
憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶されている当該
文字板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段に記憶
されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者を合体
させることにより完成版下データを形成すると共に当該
完成版下データに所定のコードを付して適宜の完成版下
データ記憶手段に記憶する工程、当該完成版下データ記
憶手段に記憶されている複数種の完成版下データから適
宜の完成版下データを抽出して、版下印刷手段に転送す
る工程、及び当該版下印刷手段に於いて、所定の媒体に
当該抽出された複数種の当該完成版下データに基づいて
版下を印刷する工程とから構成されている文字板用版下
の製造方法をコンピュータに実行させる為のプログラム
を格納した記録媒体である。
【0102】同様に、本発明於ける更に他の態様として
は、文字板設計図面から当該文字板製造用版下をコンピ
ュータシステムを介して直接製造する方法であって、新
たに製作された文字板用デザインから、デザインデータ
変換手段を介して、当該文字板用デザインを構成する複
数種のデータ群を文字板仕様決定データを含む第1のデ
ータ群と図面作成に必要なデータを含む第2のデータ群
とに分割すると共に、それぞれの群に分割された各デー
タのそれぞれを、当該各データ群に関して予め定められ
た複数種のデータレイヤー部で構成された所定の文字板
用デザインデータ記憶手段に於けるそれぞれのデータレ
イヤー部に、個別に記憶させる工程、当該デザインデー
タ変換手段に於いて、当該文字板用デザインデータ記憶
手段に記憶されている当該第2のデータ群の所定のデー
タからトンボを設定し、そのトンボ情報を所定のトンボ
情報記憶手段に記憶する工程、当該文字板用デザインデ
ータ記憶手段に於ける所定のデータレイヤー部のそれぞ
れから必要なデータを選択的に抽出すると共に、当該ト
ンボ情報記憶手段に記憶されているトンボ情報と共に、
当該データを処理データ表示手段と処理データ操作手段
とを含む文字板用データ編集システムに供給する工程、
当該文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所定のデ
ータレイヤー部のそれぞれから必要なデータを選択的に
抽出した、当該データを処理データ表示手段と処理デー
タ操作手段とを含む文字板用データ編集システムに供給
する工程、当該文字板用データ編集システムに於いて
は、当該文字板用デザインデータ記憶手段に記憶されて
いる当該第2のデータ群の所定のデータからトンボを設
定し、そのトンボ情報を所定のトンボ情報記憶手段に記
憶する工程、当該第1のデータ群から当該文字板を製造
するに必要とされるデータ群を当該複数種のデータレイ
ヤー部から選択的に抽出して操作用表示手段に表示する
工程、当該操作用表示手段に表示されているデザイン情
報をもとにオペレータが適宜の操作手段を使用して当該
文字板製作用基本版下データを作成する為の編集操作を
実行する工程、完成された当該文字板製作用基本版下デ
ータを当該文字板に於ける少なくとも主要部分の印刷色
調若しくは仕上げ仕様の数に応じて、当該色調毎若しく
は仕上仕様毎若しくは仕上げ仕様別のデザイン部分を含
めて当該印刷色調の数若しくは仕上げ仕様の数だけ分割
し、当該分割された複数種の当該色調毎若しくは仕上仕
様毎若しくは仕上げ仕様毎の文字板製作用基本版下デー
タ群を、複数種のデータレイヤー部(メモリー手段)で
構成される適宜の色調別若しくは仕上仕様別若しくは仕
上げ仕様別文字板製作用版下データ記憶手段に於ける個
々のデータレイヤー部のそれぞれに個別に記憶させる工
程、当該色調別若しくは仕上仕様別若しくは仕上げ仕様
別文字板製作用版下データ記憶手段の個々のデータレイ
ヤー部に記憶されている当該文字板製作用版下データと
該トンボ情報記憶手段に記憶されている当該トンボ情報
とを読出し、当該両者を合体させることにより完成版下
データを形成すると共に当該完成版下データに所定のコ
ードを付して適宜の完成版下データ記憶手段に記憶する
工程、当該完成版下データ記憶手段に記憶されている複
数種の完成版下データから適宜の完成版下データを抽出
して、版下印刷手段に転送する工程、及び当該版下印刷
手段に於いて、所定の媒体に当該抽出された複数種の当
該完成版下データに基づいて版下を印刷する工程、とか
ら構成されている文字板用版下の製造方法をコンピュー
タに実行させる為のプログラムを格納した記録媒体であ
る。
【0103】本発明に係る当該文字板用版下の製造方法
に於いては、図1に示す文字板用版下の製造装置100
を同一の企業内に於ける同一の部署に設置して、図2に
示すフローチャートに従って、ステップ(1)からステ
ップ(13)の各工程を連続的に実行する様にする事が
基本的には考えられるが、場合によっては、例えば、図
1に於ける作図システム101、処理データ編集システ
ム102、版下印刷システム8を分割して、別々の部署
に配置し、当該各部署をラインで結びネットワークを形
成して、適宜の情報伝達手段を使用してデータの伝達を
行いながら、図2のフローチャートの各操作を実施する
様にしても良い。
【0104】つまり、例えば、当該作図システム101
を設計区と称し、処理データ編集システム102と版下
印刷システム8を含めて製造区と称するならば、当該設
計区は、時計会社の設計部門が所有し、当該製造区は同
一時計会社の製造部門が所有する様に設定する事が可能
である。又、場合によっては、図1に示す文字板用版下
の製造装置100の一部である設計区を上記時計会社の
設計部門若しくは販売部門が所有し、当該製造区を文字
板メーカーが所有して、その間を適宜の回線で接続する
事によって、データの通信を行いながら、半自動的、又
は全自動的に当該図2のフローチャートを実行させる事
が可能である。
【0105】その場合、ステップ(4)の選択された基
本版下データを記憶しておく記憶手段を当該作図システ
ムつまり設計区に設けておくか、又当該データ編集シス
テムつまり製造区に設けるかは任意である。
【0106】
【発明の効果】本発明に係る文字板用版下の製造方法及
び文字板用版下の製造装置は、上記した様な技術構成を
採用しているので、従来から時計の文字板等の図面の作
成に使用されているCADデータ等のコンピュータで使
用出来るデジタルデータを使用して直接版下データを作
成する事により、迅速で、且つ効率的で然もコストの低
減が可能な文字板用版下の製造方法が得られるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る文字板用版下の製造装置
の一具体例の構成を説明するブロックダイアグラムであ
る。
【図2】図2は、本発明に係る文字板用版下の製造方法
の一具体例の操作手順を示すフローチャートである。
【図3】図3は、本発明に係る文字板用版下の製造方法
の一具体例の操作手順を示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明に係る文字板用版下の製造方法
の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデータを
処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明する
図である。
【図5】図5は、本発明に係る文字板用版下の製造方法
の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデータを
処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明する
図である。
【図6】図6は、本発明に係る文字板用版下の製造方法
の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデータを
処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明する
図である。
【図7】図7は、本発明に係る文字板用版下の製造方法
の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデータを
処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明する
図である。
【図8】図8は、本発明に係る文字板用版下の製造方法
の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデータを
処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明する
図である。
【図9】図9は、本発明に係る文字板用版下の製造方法
の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデータを
処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明する
図である。
【図10】図10は、本発明に係る文字板用版下の製造
方法の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデー
タを処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明
する図である。
【図11】図11は、本発明に係る文字板用版下の製造
方法の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデー
タを処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明
する図である。
【図12】図12は、本発明に係る文字板用版下の製造
方法の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデー
タを処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明
する図である。
【図13】図13は、本発明に係る文字板用版下の製造
方法の一具体例に於いて設計された文字板用版下のデー
タを処理データ表示手段に表示した表示例の構成を説明
する図である。
【図14】図14は、本発明に係る文字板用版下の製造
方法に於ける、データ補正操作の一具体例の構成を説明
する図である。
【図15】図15は、図14に示すデータ補正操作に係
る操作手順を説明するフローチャートである。
【図16】図16は、本発明に係る文字板用版下の製造
方法に於ける、データ補正操作の他の具体例の操作手順
を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1…文字板設計図面 2…デザインデータ変換手段(CAD) 3…文字板用デザインデータ記憶手段 4、4’…データ変換手段 5…版下編集手段 6…処理データ表示手段 7…処理データ操作手段 8…版下印刷手段 9…中央制御手段 10、10’…トンボ情報設定手段 11…データ選択手段 12…データ排除手段 13…データ補正操作手段 14…塗り潰し操作手段 15…文字板製作用基本版下データ作成手段 16…版下データ分割手段 17…完成版下データ形成手段 18…版下データ伝達手段 20…制御プログラム 21、21’…トンボ情報記憶手段 22…色調別若しくは仕上使用別文字板製作用版下デー
タ記憶手段 23…完成版下データ記憶手段 25…付属情報追加手段 31…第1データ群格納手段 32…第2データ群格納手段 33−1〜33−n、34−1〜34−n…複数のデー
タレイヤー部 39…図面枠 40…文字板製造用版下 41…文字板 42…文字板仕上げ仕様 43…基準線 44…時字 45…切分 46…ロゴ 47…寸法線 48…付属情報 49…トンボ 100…文字板用版下の製造装置 101…作図システム 102…データ編集システム

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字板設計図面から当該文字板製造用版
    下をコンピュータシステムを介して直接製造する方法で
    あって、 新たに製作された文字板用デザインから、デザインデー
    タ変換手段を介して、当該文字板用デザインを構成する
    複数種のデータ群を文字板仕様決定データを含む第1の
    データ群と図面作成に必要なデータを含む第2のデータ
    群とに分割すると共に、それぞれの群に分割された各デ
    ータのそれぞれを、当該各データ群に関して予め定めら
    れた複数種のデータレイヤー部で構成された所定の文字
    板用デザインデータ記憶手段に於けるそれぞれのデータ
    レイヤー部に、個別に記憶させる工程、 当該文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所定のデ
    ータレイヤー部のそれぞれから必要なデータを選択的に
    抽出したのち、当該データを処理データ表示手段と処理
    データ操作手段とを含む文字板用データ編集システムに
    供給する工程、 当該文字板用データ編集システムに於いては、当該文字
    板用デザインデータ記憶手段に記憶されている当該第2
    のデータ群の所定のデータからトンボを設定し、そのト
    ンボ情報を所定のトンボ情報記憶手段に記憶する工程、 当該第1のデータ群から当該文字板を製造するに必要と
    されるデータ群を当該複数種のデータレイヤー部から選
    択的に抽出して処理データ表示手段に表示する工程、 当該処理データ表示手段に表示されているデザイン情報
    をもとにオペレータが適宜の操作手段を使用して当該文
    字板製作用基本版下データを作成する為の編集操作を実
    行する工程、 完成された当該文字板製作用基本版下データを当該文字
    板に於ける少なくとも主要部分の印刷色調の数若しくは
    仕上げ仕様の数の内から選択された何れか一方の数に応
    じて、当該数だけ分割し、当該分割された複数種の当該
    色調毎若しくは仕上げ仕様毎の文字板製作用基本版下デ
    ータ群を、複数種のデータレイヤー部(メモリー手段)
    で構成される適宜の色調別若しくは仕上げ仕様別文字板
    製作用版下データ記憶手段に於ける個々のデータレイヤ
    ー部のそれぞれに個別に記憶させる工程、 当該色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下デー
    タ記憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶されている
    当該文字板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段に
    記憶されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者を
    合体させることにより完成版下データを形成すると共に
    当該完成版下データに所定のコードを付して適宜の完成
    版下データ記憶手段に記憶する工程、 当該完成版下データ記憶手段に記憶されている複数種の
    完成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、
    版下印刷手段に転送する工程、及び当該版下印刷手段に
    於いて、所定の媒体に当該抽出された複数種の当該完成
    版下データに基づいて版下を印刷する工程とから構成さ
    れている事を特徴とする文字板用版下の製造方法。
  2. 【請求項2】 文字板設計図面から当該文字板製造用版
    下をコンピュータシステムを介して直接製造する方法で
    あって、 新たに製作された文字板用デザインから、デザインデー
    タ変換手段を介して、当該文字板用デザインを構成する
    複数種のデータ群を文字板仕様決定データを含む第1の
    データ群と図面作成に必要なデータを含む第2のデータ
    群とに分割すると共に、それぞれの群に分割された各デ
    ータのそれぞれを、当該各データ群に関して予め定めら
    れた複数種のデータレイヤー部で構成された所定の文字
    板用デザインデータ記憶手段に於けるそれぞれのデータ
    レイヤー部に、個別に記憶させる工程、 当該デザインデータ変換手段に於いて、当該文字板用デ
    ザインデータ記憶手段に記憶されている当該第2のデー
    タ群の所定のデータからトンボを設定し、そのトンボ情
    報を所定のトンボ情報記憶手段に記憶する工程、 当該文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所定のデ
    ータレイヤー部のそれぞれから必要なデータを選択的に
    抽出すると共に、当該トンボ情報記憶手段に記憶されて
    いるトンボ情報と共に、当該データを処理データ表示手
    段と処理データ操作手段とを含む文字板用データ編集シ
    ステムに供給する工程、 当該第1のデータ群から当該文字板を製造するに必要と
    されるデータ群を当該複数種のデータレイヤー部から選
    択的に抽出して処理データ表示手段に表示する工程、 当該処理データ表示手段に表示されているデザイン情報
    をもとにオペレータが適宜の操作手段を使用して当該文
    字板製作用基本版下データを作成する為の編集操作を実
    行する工程、 完成された当該文字板製作用基本版下データを当該文字
    板に於ける少なくとも主要部分の印刷色調の数若しくは
    仕上げ仕様の数の内から選択された何れか一方の数に応
    じて、当該数だけ分割し、当該分割された複数種の当該
    色調毎若しくは仕上げ仕様毎の文字板製作用基本版下デ
    ータ群を、複数種のデータレイヤー部(メモリー手段)
    で構成される適宜の色調別若しくは仕上げ仕様別文字板
    製作用版下データ記憶手段に於ける個々のデータレイヤ
    ー部のそれぞれに個別に記憶させる工程、 当該色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下デー
    タ記憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶されている
    当該文字板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段に
    記憶されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者を
    合体させることにより完成版下データを形成すると共に
    当該完成版下データに所定のコードを付して適宜の完成
    版下データ記憶手段に記憶する工程、 当該完成版下データ記憶手段に記憶されている複数種の
    完成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、
    版下印刷手段に転送する工程、及び当該版下印刷手段に
    於いて、所定の媒体に当該抽出された複数種の当該完成
    版下データに基づいて版下を印刷する工程とから構成さ
    れている事を特徴とする文字板用版下の製造方法。
  3. 【請求項3】 当該文字板用デザインデータ記憶手段に
    於ける所定のデータレイヤー部のそれぞれから必要なデ
    ータを選択的に抽出し、当該文字板用データ編集システ
    ムに供給する工程に於いて、少なくとも当該データレイ
    ヤー部から抽出されたデータは、適宜のデータ形式変換
    手段を介して当該形式が変換された変換データの形式で
    当該処理データ表示手段とデータ操作手段とを含む文字
    板用データ編集システムに供給するものである事を特徴
    とする請求項1又は2に記載の文字板用版下の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 当該完成版下データ記憶手段に記憶され
    ている複数種の完成版下データから適宜の完成版下デー
    タを抽出して、版下印刷手段に転送する工程に於いて、
    当該抽出され当該版下印刷手段に転送される当該完成版
    下データは、適宜のデータ形式変換手段を介して当該形
    式が変換された変換データの形式で当該版下印刷手段に
    供給するものである事を特徴とする請求項1又は2に記
    載の文字板用版下の製造方法。
  5. 【請求項5】 当該文字板用データ編集システムに於い
    ては、当該文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所
    定のデータレイヤー部のそれぞれから選択された当該デ
    ータレイヤー毎の文字板用データに対して、少なくとも
    当該選択された当該文字板用データからより適切なデー
    タを更に選択する操作、不要な文字板用データの排除操
    作、当該選択されたデータに対する補正操作、当該選択
    されたデータに対する塗り潰し操作から選ばれた一つの
    操作が実行されるものである事を特徴とする請求項1乃
    至4の何れかに記載の文字板用版下の製造方法。
  6. 【請求項6】 当該各操作の内少なくとも複数種の操作
    が実行される場合には、予め定められた所定のプログラ
    ム或いは優先順位に従って各操作が順次に実行される様
    に構成されている事を特徴とする請求項5記載の文字板
    用版下の製造方法。
  7. 【請求項7】 当該選択されたデータに対する補正操作
    は、当該版下の印刷に使用されるインクの粘性或いは化
    学エッチングに於けるサイド・エッチングに起因する版
    の広がりの程度等を考慮して、当該版下に於ける版部分
    の太さのデータを調整する操作を含んでいる事を特徴と
    する請求項5記載の文字板用版下の製造方法。
  8. 【請求項8】 当該選択されたデータに対する補正操作
    は、当該文字板上に予め定められた凸部或いは凹部が設
    けられている場合に、当該凹凸部分の高さに応じて、当
    該版下部分の予め定められた印刷用インクの付着予定位
    置を変化させる操作を含んでいる事を特徴とする請求項
    5記載の文字板用版下の製造方法。
  9. 【請求項9】 当該選択されたデータに対する補正操作
    は、当該文字板上に形成される当該文字の形状に応じ
    て、印刷用インクの付着予定位置として予め定められた
    版部の形状を変更する操作を含んでいる事を特徴とする
    請求項5記載の文字板用版下の製造方法。
  10. 【請求項10】 当該文字板上に形成される文字の内
    で、当該文字の外周部に接する、互いに隣接する少なく
    とも2本の直線が予め定められた所定の角度以下で交わ
    っている部分に於いては、当該版下に於ける当該少なく
    とも2本の直線が交差している部分の内側に所定の切り
    込む部が設けられる様に補正操作が行われるものである
    事を特徴とする請求項9記載の文字板用版下の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 当該各補正操作は、予め定められた所
    定の記憶手段に記憶されている補正変更操作アルゴリズ
    ムを適宜当該記憶手段から読み出して実行する様に構成
    されている事を特徴とする請求項7乃至10の何れかに
    記載の文字板用版下の製造方法。
  12. 【請求項12】 当該文字板用データ編集システムは、
    更に、当該分割された複数種の当該色調毎の文字板製作
    用基本版下データ群の少なくとも一つの文字板製作用基
    本版下データに、文字板コード、モジュール・コード、
    夜光情報、メーカー名、生産地表示等から構成された少
    なくとも一つの付属情報を付加する工程を含んでいる事
    を特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の文字板
    用版下の製造方法。
  13. 【請求項13】 文字板の原寸のX倍で作成された文字
    板用デザインを構成するデータ群を1/Xに縮小する工
    程を含んでいる事を特徴とする請求項1乃至12の何れ
    かに記載の文字板用版下の製造方法。
  14. 【請求項14】 文字板設計図面から当該文字板製造用
    版下をコンピュータシステムを介して直接製造する装置
    であって、 新たに製作された文字板用デザインに基づいて、コンピ
    ュータシステムで使用しえる形式の文字板仕様決定デー
    タを含む第1のデータ群と図面作成に必要なデータを含
    む第2のデータ群とからなる、当該文字板用デザインに
    関する複数種のデータ群を作成するデザインデータ変換
    手段(CAD)、 当該デザインデータ変換手段に接続されている文字板用
    デザインデータ記憶手段であって、当該文字板用デザイ
    ンデータ記憶手段は、当該第1のデータ群と第2のデー
    タ群をそれぞれ格納する第1データ群格納手段と第2デ
    ータ群格納手段とを含んでおり、然かも、当該第1及び
    第2データ群格納手段にはそれぞれ複数のデータレイヤ
    ー部が設けられている文字板用デザインデータ記憶手
    段、 当該文字板用デザインデータ記憶手段から選択された当
    該データを入力し、所望の版下を製造する為の所定の操
    作を実行する版下編集手段、 当該版下編集手段に接続された処理データ表示手段、 当該データ表示手段を制御する処理データ操作手段、 当該版下編集手段の出力に応答して所望の版下を印刷す
    る版下印刷手段、及び上記各手段の操作を総合的に制御
    する中央演算手段とから構成されている版下製造装置で
    あって、 当該版下編集手段には、更に、 当該文字板用デザインデータ記憶手段の第2データ群格
    納手段に記憶されている当該第2のデータ群から選択さ
    れた所定のデータからトンボを設定するトンボ情報設定
    手段、 当該設定されたトンボ情報を記憶するトンボ情報記憶手
    段、 当該文字板用デザインデータ記憶手段の第1データ群格
    納手段に記憶されている当該第1のデータ群から選択さ
    れた所定のデータから当該データレイヤー毎の文字板用
    データに対して、少なくとも当該選択された当該文字板
    用データからより適切なデータを更に選択する操作を実
    行するデータ選択手段、不要な文字板用データを排除操
    作するデータ排除手段、当該選択されたデータに対する
    補正操作を実行するデータ補正操作手段、当該選択され
    たデータに対する塗り潰し操作を実行する塗り潰し操作
    手段から選択された少なくとも一つの手段を含んでいる
    文字板製作用基本版下データ作成手段、 文字板製作用基本版下データ作成手段の出力データか
    ら、当該文字板に於ける少なくとも主要部分の印刷色調
    の数若しくは仕上げ仕様の数の内から選択された何れか
    一方の数に応じて、分割する版下データ分割手段、 当該分割された当該色調毎若しくは仕上げ仕様毎の文字
    板製作用版下データを、個々のデータレイヤー部のそれ
    ぞれに個別に記憶する色調別若しくは仕上げ仕様別文字
    板製作用版下データ記憶手段、 当該色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下デー
    タ記憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶されている
    当該文字板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段に
    記憶されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者を
    合体させることにより完成版下データを形成する完成版
    下データ形成手段、 当該完成版下データに所定のコードを付して記憶する完
    成版下データ記憶手段、 当該完成版下データ記憶手段に記憶されている複数種の
    完成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、
    版下印刷手段に転送する版下データ伝達手段、及び、 当該伝達された当該版下データに応答して、所定の媒体
    に版下を印刷する版下印刷手段、 とから構成されている事を特徴とする文字板用版下の製
    造装置。
  15. 【請求項15】 文字板設計図面から当該文字板製造用
    版下をコンピュータシステムを介して直接製造する装置
    であって、 新たに製作された文字板用デザインに基づいて、コンピ
    ュータシステムで使用しえる形式の文字板仕様決定デー
    タを含む第1のデータ群と図面作成に必要なデータを含
    む第2のデータ群とからなる、当該文字板用デザインに
    関する複数種のデータ群を作成するデザインデータ変換
    手段(CAD)、 当該デザインデータ変換手段に接続されている文字板用
    デザインデータ記憶手段であって、当該文字板用デザイ
    ンデータ記憶手段は、当該第1のデータ群と第2のデー
    タ群をそれぞれ格納する第1データ群格納手段と第2デ
    ータ群格納手段とを含んでおり、然かも、当該第1及び
    第2データ群格納手段にはそれぞれ複数のデータレイヤ
    ー部が設けられている文字板用デザインデータ記憶手
    段、 当該文字板用デザインデータ記憶手段の第2データ群格
    納手段に記憶されている当該第2のデータ群から選択さ
    れた所定のデータからトンボを設定するトンボ情報設定
    手段、 当該設定されたトンボ情報を記憶するトンボ情報記憶手
    段、 当該文字板用デザインデータ記憶手段から選択された当
    該データを入力し、所望の版下を製造する為の所定の操
    作を実行する版下編集手段、 当該版下編集手段に接続された処理データ表示手段、 当該データ表示手段を制御する処理データ操作手段、 当該版下編集手段の出力に応答して所望の版下を印刷す
    る版下印刷手段、及び上記各手段の操作を総合的に制御
    する中央演算手段とから構成されている版下製造装置で
    あって、 当該版下編集手段には、更に、 当該文字板用デザインデータ記憶手段の第1データ群格
    納手段に記憶されている当該第1のデータ群から選択さ
    れた所定のデータから当該データレイヤー毎の文字板用
    データに対して、少なくとも当該選択された当該文字板
    用データからより適切なデータを更に選択する操作を実
    行するデータ選択手段、不要な文字板用データを排除操
    作するデータ排除手段、当該選択されたデータに対する
    補正操作を実行するデータ補正操作手段、当該選択され
    たデータに対する塗り潰し操作を実行する塗り潰し操作
    手段から選択された少なくとも一つの手段を含んでいる
    文字板製作用基本版下データ作成手段、 文字板製作用基本版下データ作成手段の出力データか
    ら、当該文字板に於ける少なくとも主要部分の印刷色調
    の数若しくは仕上げ仕様の数の内から選択された何れか
    一方の数に応じて、分割する版下データ分割手段、 当該分割された当該色調毎若しくは仕上げ仕様毎の文字
    板製作用版下データを、個々のデータレイヤー部のそれ
    ぞれに個別に記憶する色調別若しくは仕上げ仕様別文字
    板製作用版下データ記憶手段、 当該色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下デー
    タ記憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶されている
    当該文字板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段に
    記憶されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者を
    合体させることにより完成版下データを形成する完成版
    下データ形成手段、 当該完成版下データに所定のコードを付して記憶する完
    成版下データ記憶手段、 当該完成版下データ記憶手段に記憶されている複数種の
    完成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、
    版下印刷手段に転送する版下データ伝達手段、及び、 当該伝達された当該版下データに応答して、所定の媒体
    に版下を印刷する版下印刷手段、 とから構成されている事を特徴とする文字板用版下の製
    造装置。
  16. 【請求項16】 当該文字板用デザインデータ記憶手段
    に於ける所定のデータレイヤー部のそれぞれから必要な
    データを選択的に抽出し、当該文字板用データ編集シス
    テムに供給するに際し、少なくとも当該データレイヤー
    部から抽出されたデータを、適宜のデータに形式を変換
    させるデータ形式変換手段が設けられており、当該デー
    タ形式変換手段を介して形式が変換された当該データが
    当該処理データ表示手段とデータ操作手段とを含む文字
    板用データ編集システムに供給するものである事を特徴
    とする請求項14又は15に記載の文字板用版下の製造
    装置。
  17. 【請求項17】 当該完成版下データ記憶手段に記憶さ
    れている複数種の完成版下データから適宜の完成版下デ
    ータを抽出して、版下印刷手段に転送するに際し、当該
    抽出され当該版下印刷手段に転送される当該完成版下デ
    ータのデータ形式を変換するデータ形式変換手段が設け
    られており、それによって、当該完成版下データはデー
    タ形式が変換された形式で当該版下印刷手段に供給する
    ものである事を特徴とする請求項14又は15に記載の
    文字板用版下の製造装置。
  18. 【請求項18】 当該選択されたデータに対する補正操
    作手段は、当該版下の印刷に使用されるインクの粘性或
    いは化学エッチングに於けるサイド・エッチングに起因
    する版の広がりの程度等を考慮して、当該版下に於ける
    版部分の太さのデータを調整する手段を含んでいる事を
    特徴とする請求項14乃至17の何れかに記載の文字板
    用版下の製造装置。
  19. 【請求項19】 当該選択されたデータに対する補正操
    作手段は、当該文字板上に予め定められた凸部或いは凹
    部が設けられている場合に、当該凹凸部分の高さに応じ
    て、当該版下部分の予め定められた印刷用インクの付着
    予定位置を変化させる手段を含んでいる事を特徴とする
    請求項14乃至17の何れかに記載の文字板用版下の製
    造装置。
  20. 【請求項20】 当該選択されたデータに対する補正操
    作手段は、当該文字板上に形成される当該文字の形状に
    応じて、印刷用インクの付着予定位置として予め定めら
    れた版部の形状を変更する手段を含んでいる事を特徴と
    する請求項14乃至17の何れかに記載の文字板用版下
    の製造装置。
  21. 【請求項21】 当該補正操作手段は、当該文字板上に
    形成される文字の内で、当該文字の外周部に接する、互
    いに隣接する少なくとも2本の直線が予め定められた所
    定の角度以下で交わっている部分に於いては、当該版下
    に於ける当該少なくとも2本の直線が交差している部分
    の内側に所定の切り込む部が設けられる様に補正操作を
    実行する補正操作手段を含んでいる事を特徴とする請求
    項18又は20記載の文字板用版下の製造装置。
  22. 【請求項22】 当該各補正手段は、予め定められた所
    定の記憶手段に記憶されている補正変更操作アルゴリズ
    ムを適宜当該記憶手段に接続されている事を特徴とする
    請求項14乃至21の何れかに記載の文字板用版下の製
    造装置。
  23. 【請求項23】 当該文字板用データ編集手段は、更
    に、当該分割された複数種の当該色調毎の文字板製作用
    基本版下データ群の少なくとも一つの文字板製作用基本
    版下データに、文字板コード、モジュール・コード、夜
    光情報、メーカー名、生産地表示等から構成された少な
    くとも一つの付属情報を付加する付属情報追加手段を含
    んでいる事を特徴とする請求項14乃至22の何れかに
    記載の文字板用版下の製造装置。
  24. 【請求項24】 文字板設計図面から当該文字板製造用
    版下をコンピュータシステムを介して直接製造する方法
    であって、 新たに製作された文字板用デザインから、デザインデー
    タ変換手段を介して、当該文字板用デザインを構成する
    複数種のデータ群を文字板仕様決定データを含む第1の
    データ群と図面作成に必要なデータを含む第2のデータ
    群とに分割すると共に、それぞれの群に分割された各デ
    ータのそれぞれを、当該各データ群に関して予め定めら
    れた複数種のデータレイヤー部で構成された所定の文字
    板用デザインデータ記憶手段に於けるそれぞれのデータ
    レイヤー部に、個別に記憶させる工程、 当該文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所定のデ
    ータレイヤー部のそれぞれから必要なデータを選択的に
    抽出した、当該データを処理データ表示手段と処理デー
    タ操作手段とを含む文字板用データ編集システムに供給
    する工程、 当該文字板用データ編集システムに於いては、当該文字
    板用デザインデータ記憶手段に記憶されている当該第2
    のデータ群の所定のデータからトンボを設定し、そのト
    ンボ情報を所定のトンボ情報記憶手段に記憶する工程、 当該第1のデータ群から当該文字板を製造するに必要と
    されるデータ群を当該複数種のデータレイヤー部から選
    択的に抽出して操作用表示手段に表示する工程、 当該操作用表示手段に表示されているデザイン情報をも
    とにオペレータが適宜の操作手段を使用して当該文字板
    製作用基本版下データを作成する為の編集操作を実行す
    る工程、 完成された当該文字板製作用基本版下データを当該文字
    板に於ける少なくとも主要部分の印刷色調若しくは仕上
    げ仕様の数に応じて、当該色調毎若しくは仕上げ仕様別
    のデザイン部分を含めて当該印刷色調の数若しくは仕上
    げ仕様の数だけ分割し、当該分割された複数種の当該色
    調毎若しくは仕上げ仕様毎の文字板製作用基本版下デー
    タ群を、複数種のデータレイヤー部(メモリー手段)で
    構成される適宜の色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製
    作用版下データ記憶手段に於ける個々のデータレイヤー
    部のそれぞれに個別に記憶させる工程、 当該色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下デー
    タ記憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶されている
    当該文字板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段に
    記憶されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者を
    合体させることにより完成版下データを形成すると共に
    当該完成版下データに所定のコードを付して適宜の完成
    版下データ記憶手段に記憶する工程、 当該完成版下データ記憶手段に記憶されている複数種の
    完成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、
    版下印刷手段に転送する工程、及び当該版下印刷手段に
    於いて、所定の媒体に当該抽出された複数種の当該完成
    版下データに基づいて版下を印刷する工程とから構成さ
    れている文字板用版下の製造方法をコンピュータに実行
    させる為のプログラムを格納した記録媒体。
  25. 【請求項25】 文字板設計図面から当該文字板製造用
    版下をコンピュータシステムを介して直接製造する方法
    であって、 新たに製作された文字板用デザインから、デザインデー
    タ変換手段を介して、当該文字板用デザインを構成する
    複数種のデータ群を文字板仕様決定データを含む第1の
    データ群と図面作成に必要なデータを含む第2のデータ
    群とに分割すると共に、それぞれの群に分割された各デ
    ータのそれぞれを、当該各データ群に関して予め定めら
    れた複数種のデータレイヤー部で構成された所定の文字
    板用デザインデータ記憶手段に於けるそれぞれのデータ
    レイヤー部に、個別に記憶させる工程、 当該デザインデータ変換手段に於いて、当該文字板用デ
    ザインデータ記憶手段に記憶されている当該第2のデー
    タ群の所定のデータからトンボを設定し、そのトンボ情
    報を所定のトンボ情報記憶手段に記憶する工程、 当該文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所定のデ
    ータレイヤー部のそれぞれから必要なデータを選択的に
    抽出すると共に、当該トンボ情報記憶手段に記憶されて
    いるトンボ情報と共に、当該データを処理データ表示手
    段と処理データ操作手段とを含む文字板用データ編集シ
    ステムに供給する工程、 当該文字板用デザインデータ記憶手段に於ける所定のデ
    ータレイヤー部のそれぞれから必要なデータを選択的に
    抽出した、当該データを処理データ表示手段と処理デー
    タ操作手段とを含む文字板用データ編集システムに供給
    する工程、 当該文字板用データ編集システムに於いては、当該文字
    板用デザインデータ記憶手段に記憶されている当該第2
    のデータ群の所定のデータからトンボを設定し、そのト
    ンボ情報を所定のトンボ情報記憶手段に記憶する工程、 当該第1のデータ群から当該文字板を製造するに必要と
    されるデータ群を当該複数種のデータレイヤー部から選
    択的に抽出して操作用表示手段に表示する工程、 当該操作用表示手段に表示されているデザイン情報をも
    とにオペレータが適宜の操作手段を使用して当該文字板
    製作用基本版下データを作成する為の編集操作を実行す
    る工程、 完成された当該文字板製作用基本版下データを当該文字
    板に於ける少なくとも主要部分の印刷色調若しくは仕上
    げ仕様の数に応じて、当該色調毎若しくは仕上げ仕様別
    のデザイン部分を含めて当該印刷色調の数若しくは仕上
    げ仕様の数だけ分割し、当該分割された複数種の当該色
    調毎若しくは仕上げ仕様毎の文字板製作用基本版下デー
    タ群を、複数種のデータレイヤー部(メモリー手段)で
    構成される適宜の色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製
    作用版下データ記憶手段に於ける個々のデータレイヤー
    部のそれぞれに個別に記憶させる工程、 当該色調別若しくは仕上げ仕様別文字板製作用版下デー
    タ記憶手段の個々のデータレイヤー部に記憶されている
    当該文字板製作用版下データと該トンボ情報記憶手段に
    記憶されている当該トンボ情報とを読出し、当該両者を
    合体させることにより完成版下データを形成すると共に
    当該完成版下データに所定のコードを付して適宜の完成
    版下データ記憶手段に記憶する工程、 当該完成版下データ記憶手段に記憶されている複数種の
    完成版下データから適宜の完成版下データを抽出して、
    版下印刷手段に転送する工程、及び当該版下印刷手段に
    於いて、所定の媒体に当該抽出された複数種の当該完成
    版下データに基づいて版下を印刷する工程とから構成さ
    れている文字板用版下の製造方法をコンピュータに実行
    させる為のプログラムを格納した記録媒体。
JP22380098A 1998-08-07 1998-08-07 文字板用版下の製造方法、文字板用版下の製造装置及び文字板用版下の製造方法を記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP4219446B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22380098A JP4219446B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 文字板用版下の製造方法、文字板用版下の製造装置及び文字板用版下の製造方法を記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22380098A JP4219446B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 文字板用版下の製造方法、文字板用版下の製造装置及び文字板用版下の製造方法を記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000057185A true JP2000057185A (ja) 2000-02-25
JP4219446B2 JP4219446B2 (ja) 2009-02-04

Family

ID=16803926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22380098A Expired - Fee Related JP4219446B2 (ja) 1998-08-07 1998-08-07 文字板用版下の製造方法、文字板用版下の製造装置及び文字板用版下の製造方法を記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4219446B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003006235A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 Dainippon Printing Co Ltd Cadデータ変換支援システム、サーバ及び記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003006235A (ja) * 2001-06-21 2003-01-10 Dainippon Printing Co Ltd Cadデータ変換支援システム、サーバ及び記憶媒体
JP4698886B2 (ja) * 2001-06-21 2011-06-08 大日本印刷株式会社 Cadデータ変換支援システム、サーバ、プログラム及び記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4219446B2 (ja) 2009-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101932450B (zh) 减少柔性印版的成像中的废料的方法
CN109145174A (zh) 一种应急地理信息快速制图系统及其制图方法
US6384932B1 (en) Digital impositioning apparatus
JP4219446B2 (ja) 文字板用版下の製造方法、文字板用版下の製造装置及び文字板用版下の製造方法を記録した記録媒体
JPH10283492A (ja) レイアウト組版方法
JP3303628B2 (ja) ページデータ面付装置および刷版作成装置
JP3772378B2 (ja) 刷版データ修正装置および刷版作成装置
JP3523969B2 (ja) 印章作成方法及びその装置
JP6341259B2 (ja) 組版装置、組版プログラム及び組版方法
JPS63253473A (ja) 製版指示書作成装置
JP2003260775A (ja) デジタル印刷システム
JPH10261040A (ja) Ocrシステム
JP2022008845A (ja) 電子計算機、その電子計算機の印刷方法及びプログラム
JPH0664593B2 (ja) 帳票デザインシステム
JPH05165455A (ja) 文字表示処理方法
JPH06289588A (ja) レイアウトデザイン装置
JPH0772608A (ja) 面付けデータ作成装置
JPS62286055A (ja) 分色マスク作成装置
JP2716961B2 (ja) 発券機
JPH10293780A (ja) 版下用台紙図面作成装置
JPH07319931A (ja) 銘板印字方法
JPS6191660A (ja) 印刷製版用レイアウト装置
JPH01184998A (ja) 表示符号を有する操作盤パネルの製造方法
Radcliffe The introduction of automation to printing and publishing
JP2001246721A (ja) デジタル殖版装置及びデジタル印刷システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050531

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080428

RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20080509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131121

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees