JPH10261040A - Ocrシステム - Google Patents

Ocrシステム

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JPH10261040A
JPH10261040A JP10006153A JP615398A JPH10261040A JP H10261040 A JPH10261040 A JP H10261040A JP 10006153 A JP10006153 A JP 10006153A JP 615398 A JP615398 A JP 615398A JP H10261040 A JPH10261040 A JP H10261040A
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TOHO BUSINESS KANRI CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OCR入力用紙の設計から運用管理までを一
元管理可能なOCRシステムを提供する。 【解決手段】 規定値管理、OCR入力用紙設計、版下
作成および認識サポート等の項目からなるメニュー画面
を一括して表示可能であり、規定値管理が選択される
と、OCR入力用紙の用紙サイズ及びその縦横により規
定値を特定し、OCR入力用紙設計が選択されると、O
CR入力用紙の入力データ項目の自動レイアウトを行
い、版下作成の項目が選択されると、自動レイアウトの
結果を版下用紙に印刷させ、認識サポートが選択される
と、管理用紙およびOCR入力用紙を束ごとに読み取っ
て認識支援データファイルに登録された文字特性に基づ
いて認識可能に構成されている。したがってOCR入力
用紙の設計から運用管理までを各項目処理ごとにプログ
ラムを用意することなく一元管理可能に構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はOCR入力用紙を容易に
設計作成でき、しかも作成した入力用紙よりのデータ入
力及び認識処理等の運用管理の容易なOCRシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年はOCRによる手書き文字入力・処
理技術が発達し、かなりの程度の手書き文字の認識が可
能になってきた。しかしながら、文字が認識できるの
は、予め定められた枠内に書かれた場合に限られてお
り、しかも、十分な認識率確保するためには文字の大き
さ、及び文字種も限定する必要がある。このため、OC
Rシステムを運用するに際して、いかに合理的なOCR
入力用紙を設計するかが重要な要素となっている。
【0003】しかし、従来、このOCR入力用紙の設計
はほとんど手作業に頼っており、先ず、ユーザとシステ
ム提供側とが繰り返し打ち合わせを行ない、第1の段階
として一応の入力項目の決定を行い、各入力項目を入力
用紙内でどこにレイアウトするかを決めていた。そして
第2の段階として、この様にして決めたレイアウトの入
力用紙の版下を作成してユーザに持参していた。
【0004】ユーザはここで初めてOCR入力用紙の実
態を把握することが可能となる。このため、第3の段階
としてユーザが、現実にこの版下で使用に耐えられるか
否かを判断し、ここで更に変更の必要があると判断した
場合には再び第lの段階に戻ることになる。
【0005】一方、このレイアウトで十分と判断した場
合には正式に版下として使用することに決定する。そし
て、第4の段階としてこれを印刷して複数の入力用紙を
作成してユーザに納入して実際のOCRシステムが立ち
上がることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1つの
OCR入力用紙を非常に大量に使用するような大規模処
理の場合には上述の段階を踏んでも良いが、1つの種類
でさほど大量のOCR入力を行わない場合には版下制作
に多大な労力と費用がかかつてしまい、実質的には便利
なOCRシステムが使用できないこととなつていた。こ
のため、どうしても使用したい場合には予め規格化され
た汎用OCR入力用紙を使用するしかなかった。
【0007】更に、使用の結果、やはり一部変更しよう
とした場合等においても、再び上述した多くの段階を踏
まなくではならなかった。
【0008】以上の点より、実際にOCRを導入してい
るユーザにおいても不具合を我慢して使用しているのが
実際であった。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は上述の問題点
を解決することを目的として成されたもので、上述の問
題点を解決する一手段として以下の構成を備える。
【0010】すなわち、本発明のOCRシステムは、O
CR入力用紙を作成可能なOCRシステムであつて、O
CR入力用紙の指示情報を指示入力する操作部と、操作
部での指示入力ガイダンス及び指示入力結果を表示する
表示部と、OCR入力用紙のレイアウト結果を表示する
プリンタと、OCR入力用紙からOCR記入情報および
所定の制御用紙から管理情報を読み取るスキャナと、O
CR入力用紙に記入するであろう記入者の文字特性が登
録された認識支援データファイルと、操作部からの指示
情報に基づいて表示部に指示入力ガイダンス及び指示入
力結果を表示させることが可能な制御部と、を備える。
そして、制御部は、規定値管理、OCR入力用紙設計、
版下作成および認識サポート等の項目からなるメニュー
画面を一括して表示部に表示させる。
【0011】そして、メニュー画面から規定値管理の項
目が選択されると、操作部から入力されたOCR入力用
紙の用紙サイズ及びその縦横により規定値を特定してメ
モリに格納する。
【0012】メニュー画面からOCR入力用紙設計の項
目が選択されると、メモリに格納された規定値に基づい
てOCR入力用紙の入力データ項目の自動レイアウトを
行い、自動レイアウトに修正が必要であれば規定値の必
要部分を修正する。
【0013】メニュー画面から版下作成の項目が選択さ
れると、自動レイアウトの結果をプリンタにより版下用
紙に印刷させ、さらにプリンタにより出力された版下の
配置と規定値の配置との誤差が入力されたときには当該
誤差に基づいて当該版下用紙のレイアウトを補正する。
【0014】メニュー画面から認識サポートの項目が選
択されると、スキャナにより管理用紙および版下用紙に
基づいて印刷されたOCR入力用紙を束ごとに読み取っ
て当該管理用紙から管理情報を認識しOCR入力用紙か
らOCR記入情報を認識支援データファイルに登録され
た文字特性に基づいて認識する。
【0015】これらの構成により、本OCRシステム
は、OCR入力用紙の設計から運用管理までを各項目処
理ごとにプログラムを用意することなく一元管理可能に
構成されている。
【0016】また本発明のOCRシステムにおいて、メ
ニュー画面にはさらにデータ入力の項目を表示可能に構
成される。そして制御部は、メニューから当該データ入
力の項目が選択された場合に、を認識サポートの項目が
選択されてOCR記入情報を認識する際に、管理用紙お
よび版下用紙に基づいて印刷されたOCR入力用紙を束
ごとに読み取って当該管理用紙から認識された管理情報
にしたがって認識支援データファイルに格納されている
文字特性を選択してOCR入力用紙からOCR記入情報
を束ごとに認識する。
【0017】また本発明のOCRシステムにおいて、メ
ニュー画面にはさらにデータメンテナンスの項目を表示
可能に構成される。そして制御部は、表示項目からこの
データメンテナンスが指定されると、OCR記入情報に
基づく認識結果と認識候補を並列させたチェックリスト
をプリンタに出力可能に構成されている。
【0018】
【作用】これにより、一般ユーザにおいても、OCR入
力用紙の規定値管理、OCR入力用紙設計、版下作成、
認識サポート、データ入力およびデータメンテナンスと
いった版下の設計から実際のOCR入力用紙のバッチ管
理による運用管理までを各項目処理ごとにプログラムを
用意することなく一元管理が可能となり、補正やOCR
入力用紙の変更に容易に対応可能な使い易いOCRシス
テムを提供可能となる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。
【0020】図1は本発明に係る一実施例のシステム構
成図であり、本実施例のOCRシステムは、OCR入力
用紙であるOCR帳票の設計、及び印刷を行うと共に、
手書き文字入力された当該OCR帳票による入力及び処
理が可能に構成されている。
【0021】図1において、1はメモリ2に格納された
例えば後述するプログラムに従い本実施例全体の制御を
司るCPU、2は後述するOCR処理関係のプログラム
等を記録するメモリ、3は処理データ等を大量に記録可
能な外部記憶装置であるハードディスク装置、4はOC
R帳票に書かれたOCR文字等を読み込むスキャナ、5
はOCR帳票の印刷出力や、処理結果等を印刷出力する
プリンタ、6は回線網10とのインタフェースを司る通
信制御部、7は各種指示入力を行うための操作部、8は
処理結果や入力結果を表示するための表示部、9はフレ
キシブルディスク(FD)装置であり、例えば作成した
帳票データ等をFDメディアに記憶させたり、記憶して
おいた帳票データをシステム内に読み込ますために使用
する。10はLAN又はファクシミリ通信等を行う他の
通信装置と接続される回線網である。
【0022】以上の構成を備える本実施例の概略OCR
処理動作を以下に説明する。しかし本発明は以下に明す
るOCR処理のみを行うシステムでは無く、一般のオフ
ィスコンピュータ、またはパーソナルコンピュータにO
CR処理プログラムを搭載して実行させたものであって
も良いことは勿論である。
【0023】図2は本実施例の概略OCR処理動作を示
すフローチャートである。以下、図2に従って本実施例
の概略OCR処理動作を説明する。
【0024】先ず、ステップS1〜ステップS3で、表
示部8の表示画面に表示されるガイダンス表示に従つて
各種項目選択及び必要な数値入力を行い、入力用紙であ
るOCR帳票を設計する処理を行う。
【0025】即ち、先ずステップS1で、表示部8のガ
イド表示を参照して、操作部7より入力用OCR用紙の
入力文字、サイズを指定入力する。具体的には、先ず操
作部7よりの指示入力でカーソルを移動させ、表示部8
の表示画面に表示されている設計しようとする入力用紙
の(帳票の)用紙サイズ及び縦横を選択する。続いてこ
の選択に基づいてシステムの提供する規定値(帳票の中
にあるデータを配列することができる位置関係を決めた
制御フアイル)を確認する。
【0026】この規定値で良い場合には当該表示規定値
を選択する。ここで、修正したい規定値があれば、修正
機能を用いて必要部分のみ修正し、新しいユーザ用規定
値ファイルを作成することになる。
【0027】続いてステップS2で同様に操作部7より
各部分の入力データ項目を指定入力する。以上の指定入
力状態は表示部8の表示画面に順次表示され、該表示画
面を参照して指定状態を確認しながら順次指定入力を進
めていくことになる。具体的には、入力する帳票が用い
られる業務を指定し、説明/タイトル、文字認識フィー
ルドの定義等(入力文字の大きさ、入力桁数、文字の間
隔、認識文字種、フレーム種類、入力指示文字との関係
等)を指示入力する。
【0028】CPU1は、以上の指示入力があると、続
くステップS3で指定データを元にOCR入力帳票の自
動作成を行う。これは、自動的にデータ項目同士の組み
合わせを含む入力文字枠及び入力指示文字のレイアウ
ト、該レイアウトした結果の表示部8への表示等であ
る。
【0029】最初の指定で作成された帳票は仮の帳票で
あり、この作成帳票は表示部8より実際の印刷出力パタ
ーンに近い形で表示されている。このため、この表示を
参照して、配列等に一応の満足が行けばプリンタ5より
作成した帳票を印刷出力する。この印刷出力は、版下の
形で行うことも、実際のOCR帳票の形で行うことも可
能である。ここで、更に修正をしようとする場合には、
表示部8の表示画面上で修正項目の位置を操作部7によ
り任意の位置に移動させ、その給果を再度画面表示した
り、印刷結果等を参照して再度上述の処理を繰り返すこ
とになる。
【0030】この版下の印刷に当たっては、システム付
属の各プリンタの印刷精度を捕正すべく、各入力項目ご
とに0.1mm単位で印刷出力位置調整が可能に構成さ
れている。このため、どのプリンタからでも印刷精度の
要求される帳票の版下を印刷出力できる。
【0031】この様にして帳票の設計が完了し、版下の
印刷出力も終了すると、この設計の完了した版下をステ
ップS101に示す様にOCRデータ入力シートの印刷
業者に発注することができる。そして、ステップS10
2で印刷されたOCRシートが納入されると、ステップ
S5の処理では実際のOCR入力に基づく業務処理を行
うことになる。
【0032】一応の帳票設計が終了したような場合には
ステップS5の処理では印刷出力した帳票を利用して試
験データ等を記入して、スキャナ4より読み込ませる。
そしてスキャナ4よりの読み込みデータの入力認識処理
を行う。そして、先にステップS1〜S3で設計した帳
票のままで良い力、否力、を判断し、改良点があれば再
びステップS1より先に設計した帳票の設計処理を行
う。本実施例では、表示部8の表示画面上の項自の選択
と、若干の数値入力のみで容易に帳票の設計及び設計し
た帳票の修正が可能であり、しかも、ステップS3で直
ちに校正した帳票を印刷出力でき、すぐ再試験すること
ができる。
【0033】ここで、ステップS5以下の業務等におけ
るOCR入力データの認識処理においては、ステップS
51に示す、例えば予め用意された、あるいは入力者の
特徴を加味して登録等した各種OCR入力の認識処理に
おける認識支援データを用いて、ステップS52で作成
した、認識支援データファイルをHDD3やFD装置9
の磁気記録媒体等に記億しておき、この各種OCR入力
の認識処理における認識支援データを用いた認識支援デ
ータファイルを参照して上記OCR入力の認識を行う。
【0034】なお、本実施例では、手書き文字入力の認
識を行う場合には、予め入力者の入力するであろう文字
の特性を登録しておき、ステップS51の認識支援デー
タとして登録することができ、容易にOCR入力の認識
処理において用いる認識支援データファイルを作成する
ことができる。この支援ファイルには、指定項目ごとの
辞書や、各人ごとの特徴辞書、外字辞書等が含まれる。
【0035】本実施例においては、このOCR処理業務
において、多種類、多量のOCR帳票を効率よく処理ミ
ス無くデータ化するために、バツチ(帳票のくくり)単
位に管理項目を記載したフェースシートをセットして入
力処理し、このシートにより以降のデータ処理状況を管
理させることができる。このため、必要に応じて適時逐
次校正/一括校正のいずれか、又はいづれをも選択管理
することができる。
【0036】そして、ステツプS6で必要に応じて校正
ゲラを出力し、ステップS7での校正処理が行える。ス
テップS8に進み、校正の結果に基づき表示部8に要修
正データを表示し、必要なデータメンテナンスを行い、
ステツプS9で校了データレコードファイルを作成す
る。そしてステップS10でHDD3に登録する。
【0037】以上説明した様に本実施例によれば、1台
のマシンでOCR入力シートである帳票の設計、版下の
作成、OCRデータ入力、入力データの認識処理、OC
R入力に基づく業務処理を全て、まったくコンピュータ
プログラムを組み込むことなく、従って、特別の知識、
熟練無く行うことができる。
【0038】次に上述した各処理中における本実施例に
特有のOCR入力データシート(帳票)の設計処理及び
該OCR入力データシートを用いた業務が円滑に行える
様に種々のサポート機能が具備されている。以下、本実
施例で有する代表的な機能の詳細を説明する。
【0039】本実施例においては、これらの機能を表示
部8の表示画面に表示されたガイドに従って順次選択
し、必要な数値を入力するのみで、自動的に帳票の設計
が完了し、版下作成等ができる様に構成されている。即
ち、先ず図3に示す処理選択メニュー画面が表示され、
当該処理選択画面に示された各種の処理を選択実行する
ことになる。
【0040】図3に示す様に、本実施例においては、規
定値フアイル管理機能、帳票設計機能、版下作成機能、
認識サポート機能、データ入力機能、データメンテナン
ス機能、その他のオプション機能等が具備されており、
必要に応じてこれらの機能中の1つを選択して実行する
ことになる。
【0041】[規定値ファイル管理]本実施例の規定値
ファイル管理は、本実施例OCRシステムで用いること
ができるA8サイズ〜A4サイズ、B6サイズ〜B4サ
イズまでの縦、及び横向きの各種の帳票(OCRデータ
シート)に対する標準的な利用上の紙面の各種の規定値
が決められているファイルを管理するものである。この
ため、ユーザは、帳票の設計に当たり先ずこの管理機能
を利用して文字の大きさ、文字問隔、行問隔、フィール
ドとフィールドの間隔、フィールドの紙面に配列可能な
外周との位置関係を定義することになる。
【0042】そして、本実施例においては、この規定値
の定義のうちFDの有無、帳票の大きさ、及び帳票の向
き(縦長方向上下、横長方向上下)が同一の規定値を用
いて設計した業務の帳票は同一のグループとして扱うこ
とができる。システムの提供する規定値を確認し、操作
部7よりのカーソルの移動により必要に応した指定選択
を行なえば良く、次の帳票設計の場合に合わせて適時利
用する機能である。
【0043】[帳票設計]帳票設計は、新しい形式のO
CRデータシートを用いてデータを入力する場合に、新
たなOCRデータ帳票の入力データ項目のレコードアイ
テムフォーマットを設定定義するためのサブシステムで
ある。そして、レコードアイテムフォーマットを定義す
ると同時に、そのレコードアイテムをOCRデータ帳票
のどこに配置するかを簡単な自動配列規則に従って最適
配置することができる。
【0044】そして、定義が全て終了した後、自動配列
位置をユーザの希望する位置に移動することができる様
に構成されている。
【0045】本実施例においては、この帳票設計を行う
時点で、ユーザの作成したい新しいOCRデータシート
は、自動的にどの帳票形式のもので、どの様な業務のデ
ータであるかが設定される。このため、その都度台帳等
に記録したりする必要がなく、以降のデータ入力のため
に読み込み処理されるデータは自動的に管理される。
【0046】この帳票設計においては、先ずリファレン
スマークの配置を決め、続いて文字認識フィールド領域
を決める。そして、各文字認識フィールドのフレームと
の関係を決めるとともに、文字認識フィールドにおける
入力指示文字と文字認識フィールドの関係を決める。こ
の関係により文字認識フィールドの配置が制限されるこ
ともあり、文字認識フィールドの横に入力指示文字を表
示する場合には複数行にわたる配置が可能であるが、文
字認識フィールドの上下に入力指示文字を表示する場合
には配置行数に制約がある等である。
【0047】帳票端部より各リファレンスマーク配置位
置及びリファレンスマークの例を図4及び図5に示す。
図4における各文字で示される位置の内容及び値の詳細
が図5に示されている。
【0048】同様に、帳票端部より各文字認識フィール
ド配置位置及び各フィード間の距離の例を図6及び図7
に示す。図6における各文字で示される位置の内容及び
値の詳細が図7に示されている。
【0049】また、文字認識フィールドとフレームとの
位置の指定例を図8に示す。フレームの種類は図9に示
す9種類が用意されており、それぞれの線種を指定する
のみで、容易にフレームレイアウトが司能である。
【0050】なお、以上の各配置はそれぞれの値として
示された括弧内の精度での指定が可能であり、各英数字
で示される位置に対応する数値を指定入力するのみで、
自動的に各部の配置を行うことができる。但し、フレー
ムの線の太さは、ドット数で指定可能である。
【0051】このフレームの指定と共に、OCR入力時
の入力指示文字(対応する文字認識フィールドに書き込
・むべきデータの種類の指示)の配置を指定する。この
入力指示文字の配置例としては、文字認識フィールドの
上下左右のいずれか、又は間隔等種々指定可能である。
【0052】この様にして帳票設計が行われたOCR入
力シートの印刷例を図10に示す。ここでは、フレーム
は線種が7の四角であり、入力指示文字は文字認識フィ
ールドの上部のフレーム内に配置した例を示している。
【0053】[版下作成]本実施例においては、この版
下作成で以上の帳票設計で定義したOCRデータシート
帳票を印刷することを目的として、紙上にデータシート
をプリントする機能、並びに定義したデータシートを読
み込ませた時に表示部8の表示画面上にデータを表示す
る項目の定義を行う。
【0054】版下印刷を行うためには、先ず使用する紙
サイズと向きのモデルチャートを出力し、続いて測定値
を登録して、版下の、たとえばドロップアウト版、墨
版、完成版を、各々希望枚数プリントする。なお、この
時に、補助機能として、プリンタ5の印刷精度によらず
版下を出力可能とするために、プリントアウト位置を
(1/10)mm単位で修正して、誤差を補正すること
ができる様に構成されている。この補正機能は、版下の
紙のサイズと向きごとに用意されている。
【0055】このため、同一のサイズのシートにより版
下を作成する時には、一度指定した補正値をそのまま利
用することができる。これらの補正値は、FDに記億さ
せておいても、HDD3に記憶させておいても良い。
【0056】版下の墨版をドロップアウトカラー版か完
成版の上にトンボマーク[+]で位置合わせして枠内に
規定のデータと書き入れトンボマークで正確に指定の紙
サイズに切り、読み込みテストを行い、正しく動作する
ことを確認後、自動的に表示部8の表示画面上に表示さ
せ、ここで表示する項目を選別する。表示する必要の無
い項目はオミットすることができる。
【0057】例えば、認識処理をする必要のある主従関
係のデータ項目が1画面の6段目と7段目に現れるよう
な場合には、自動的に分割禁止が行われて次の画面に繰
り下がる等の制御が行われる。
【0058】[認識サポート]これは、手書き文字の書
き手(記入者)が、個性的な文字を書く習慣のある場合
等で、通常の認識では認識率が上がらないような場合等
において特に効果を発揮する。このような場合に、本実
施例では、その記入者専用に筆跡を登録して、可能な限
り正確な認識を行える様認識補正ファイルを作成し、登
録しておくもである。この登録に際しては、面倒なOC
R帳票の作成は必要なく、フリーフォーマットのデータ
用紙を用いることができる。なお、本実施例では、文字
イメージをOCRで読み取る機能を用いて、外字フォン
トの自動登録を区点コードによって行える様になってい
る。このために、専用外字フォント登録シートが用意さ
れている。
【0059】[データ入力]以上の様にして作成された
帳票を用いて実際の業務データを読み込む機能であり、
大量なデータを任意のある件数ごとに束を作ってバッチ
ロット管理を行うことができる様に構成されている。こ
の場合において、バッチ管理はフェースコントロールシ
ートに指示を記入する方法と、操作部7より制御指示デ
ータを入力して行う方法とが選択できる。
【0060】なお、本実施例はこのバッチ処理に限るも
のでは無く、バッチロットの束ね管理を行わず、画面か
ら直接業務を選択してデータ入力することも可能に構成
されている。更に、データ入力の際に、個人の筆跡を登
録した認識用のファイルを設定してデータ認識すること
も可能である。更にまた、データ入力の方法としても1
件ずつ画面に表示させながら即時修正する逐次入力と、
データ入力のみを先に実行し、ファイルを作成した後の
改めて修正を行う一括入力とが選択できる。
【0061】[データメンテンス]データメンテンス
は、OCRデータシートレコードファイルに対して、デ
ータ更新管理を行う各種の機能を提供するものであり、
以下の各機能を具備する。
【0062】(1)読み込んだイメージ情報と認識結果
(認識候補)のテキストコード情報列を並べて印刷出力
するチェックリスト機能(このチェックリストの印刷出
力例を図11に示す)。
【0063】(2)読み込みデータの修正機能。
【0064】(3)完成したデータをMS−DOS形式
のデータファイルに作成してFDに記録する機能。
【0065】(4)読み込んだデータをどのような状態
で保持しているか、表示部8に表示して状況を把握する
ためのバッチステータス表示を行い及びその状況の変更
修正を行う機能。
【0066】そして、本実施例においては、いずれのア
クセスも業務−バッチ単位ごとに簡単に行うことができ
る。
【0067】以上説明した様に本実施例によれば、OC
R帳票の設計から運用管理まで一連のソフト開発を、表
示部8の表示画面に表示された項目選択と、簡単な数値
入力だけで簡単に行うことができる。
【0068】特に、帳票設計にあたっては、帳票設計の
ための規定値を、表示部8よりのガイドに従って入力す
ることにより、グラフィカルなレイアウト図が得られ、
結果をプリンタに出力することもできる。このため、O
CR帳票の版下として使用することも可能となる。
【0069】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、OC
R帳票の設計から運用管理まで一連のソフト開発を、表
示画面に表示された項目選択と、簡単な数値入力だけで
容易に行うことができる。このためOCR入力用紙の設
計から運用管理までを各項目処理ごとにプログラムを用
意することなく一元管理可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のOCRシステムのブロ
ック構成図である。
【図2】本実施例の帳票設計、OCR認識処理を示すフ
ローチャートである。
【図3】本実施例における表示部の処理選択メニューの
表示例を示す図である。
【図4】本実施例のリファレンスマーク配置時の基本を
説明するための図である。
【図5】本実施例のリファレンスマーク配置時の基本を
説明するための図である。
【図6】本実施例の文字フィールド領域配置時の基本を
説明するための図である。
【図7】本実施例の文字フィールド領域配置時の基本を
説明するための図である。
【図8】本実施例のフレームの文字認識フィールドに対
する位置の指定例を説明するための図である。
【図9】本実施例のフレームの文字認識フィールドに対
する位置の指定例を説明するための図である。
【図10】本実施例における帳票設計の例を示す図であ
る。
【図11】読み込んだイメージ情報と認識結果(認識候
捕)のテキストコード情報列を並ぺて印刷出力した例を
示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 メモリ 3 ハードディスク装置HDD 4 スキャナ 5 プリンタ 6 通信制御部 7 操作部 8 表示部 9 フレキシブルディスク(FD)装置 10 回線網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OCR入力用紙を作成可能なOCRシス
    テムであつて、 OCR入力用紙の指示情報を指示入力する操作部と、 前記操作部での指示入力ガイダンス及び指示入力結果を
    表示する表示部と、 前記OCR入力用紙のレイアウト結果を表示するプリン
    タと、 前記OCR入力用紙からOCR記入情報および所定の制
    御用紙から管理情報を読み取るスキャナと、 前記OCR入力用紙に記入するであろう記入者の文字特
    性が登録された認識支援データファイルと、 前記操作部からの指示情報に基づいて前記表示部に前記
    指示入力ガイダンス及び指示入力結果を表示させること
    が可能な制御部と、を備え、 前記制御部は、前記規定値管理、前記OCR入力用紙設
    計、前記版下作成および認識サポート等の項目からなる
    メニュー画面を一括して前記表示部に表示させ、 前記メニュー画面から前記規定値管理の項目が選択され
    ると、前記操作部から入力されたOCR入力用紙の用紙
    サイズ及びその縦横により規定値を特定してメモリに格
    納し、 前記メニュー画面から前記OCR入力用紙設計の項目が
    選択されると、前記メモリに格納された前記規定値に基
    づいて前記OCR入力用紙の入力データ項目の自動レイ
    アウトを行い、前記自動レイアウトに修正が必要であれ
    ば前記規定値の必要部分を修正し、 前記メニュー画面から前記版下作成の項目が選択される
    と、前記自動レイアウトの結果を前記プリンタにより版
    下用紙に印刷させ、さらに前記プリンタにより出力され
    た版下の配置と前記規定値の配置との誤差が入力された
    ときには当該誤差に基づいて当該版下用紙のレイアウト
    を補正し、 前記メニュー画面から認識サポートの項目が選択される
    と、前記スキャナにより前記管理用紙および前記版下用
    紙に基づいて印刷されたOCR入力用紙を束ごとに読み
    取って当該管理用紙から前記管理情報を認識し前記OC
    R入力用紙から前記OCR記入情報を前記認識支援デー
    タファイルに登録された文字特性に基づいて認識可能に
    構成したことにより、前記OCR入力用紙の設計から運
    用管理までを各項目処理ごとにプログラムを用意するこ
    となく一元管理可能に構成されているOCRシステム。
  2. 【請求項2】 前記メニュー画面にはさらにデータ入力
    の項目を表示可能に構成され、 前記制御部は、前記メニューから当該データ入力の項目
    が選択された場合に、を認識サポートの項目が選択され
    てOCR記入情報を認識する際に、前記管理用紙および
    前記版下用紙に基づいて印刷されたOCR入力用紙を束
    ごとに読み取って当該管理用紙から認識された管理情報
    にしたがって前記認識支援データファイルに格納されて
    いる文字特性を選択して前記OCR入力用紙から前記O
    CR記入情報を束ごとに認識する請求項1に記載のOC
    Rシステム。
  3. 【請求項3】 前記メニュー画面にはさらにデータメン
    テナンスの項目を表示可能に構成され、 前記制御部は、前記表示項目からこのデータメンテナン
    スが指定されると、前記OCR記入情報に基づく認識結
    果と認識候補を並列させたチェックリストを前記プリン
    タに出力可能に構成されている請求項1に記載のOCR
    システム。
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