JP2000056611A - 画像形成装置とそれに用いるオイル塗布ロ―ラユニットおよび定着装置 - Google Patents

画像形成装置とそれに用いるオイル塗布ロ―ラユニットおよび定着装置

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JP2000056611A JP11145504A JP14550499A JP2000056611A JP 2000056611 A JP2000056611 A JP 2000056611A JP 11145504 A JP11145504 A JP 11145504A JP 14550499 A JP14550499 A JP 14550499A JP 2000056611 A JP2000056611 A JP 2000056611A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来オイル塗布ローラは、縦に立てて保管し
た場合、オイルが漏れたり軸にオイルがにじみ出すおそ
れがある。このため完全密閉で包装されていることが望
ましいが従来の真空パック等の方法ではオイル塗布ロー
ラをホルダに取り付けたまま包装することは困難であ
る。またオイル塗布ローラを単体で交換する際、手にオ
イルが付いたりオイル塗布ローラの表層を傷つけるおそ
れがあり、これを解決するのが課題であった。 【解決手段】 少なくとも軸受けを有するホルダと、前
記軸受けに軸支された軸により前記ホルダに回転可能に
支持されたオイル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラ
に密着してこれを包装し、かつ引き抜き可能なオイル漏
れ防止フィルムとを有する。オイル塗布ローラをホルダ
に取り付けた状態で、オイル漏れ防止フィルムを引くこ
とにより前記オイル塗布ローラが回転し、前記オイル漏
れ防止フィルムを取り外すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、白黒およびカラー
のプリンタ、複写機、ファックス等に用いられる定着装
置の加熱ローラに離型オイルを塗布するローラユニット
およびそれを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成プロセスによっ
てフルカラー画像を形成する複写機やプリンタ等の画像
形成装置で使用されるカラートナーは、記録材に定着さ
れた時に優れた透光性を有することが必要とされてい
る。この優れた透光性を確保するために、速やかに溶融
し、かつ低溶融粘度のバインダー樹脂からなるカラート
ナーを用い、このカラートナーを、シリコーンゴム系加
熱ローラを備えた定着装置で定着する方法が従来から採
用されてきた。しかしながら、前記の定着装置では、加
熱ローラの表面がシリコーンゴムで構成されており、か
つ、前記の速やかに溶融しかつ低溶融粘度のバインダー
樹脂からなるカラートナーを使用するので、溶融したカ
ラートナーが加熱ローラの表面に付着する現象であるホ
ットオフセットが発生しやすい。このため、加熱ローラ
の表面に、シリコーンゴムとの親和性がよく比較的安価
なシリコーンオイルなどの離型剤を多量に塗布すること
により、ホットオフセットを防止している。
【0003】近年トナー自体に離型成分を含有させ、ホ
ットオフセットを防止することも行われている。この場
合、離型剤の塗布量は微少で済むものの、やはり離型剤
を塗布する必要がある。従来より、定着部等にオイルを
塗布するための部材として、各種ロール形状の部材が提
案されている。その一つとして外周部に小さな穴を多数
開けたパイプの中央部に離型オイルを内在させ、その外
周にノメックス等の耐熱性フェルトを巻きつけたものが
特公平1−60144号公報に示されている。またオイ
ルの浸出量を制御し、ロールの軸方向へオイルの拡散を
行い、全体的に均一に塗布するために、紙等の多孔質材
を巻いた部材上に耐熱性フェルトを巻きつけたものが実
開昭61−104469号公報に示されている。更に弾
性を付与するためにシリコーンゴムスポンジ等を中間層
として設けたものが特開平5−123623号公報に示
されている。また耐熱性フェルトの代わりに他の耐熱性
多孔質素材を使用したものが特開昭61−104469
号公報に示されている。
【0004】しかしながらこれらの従来技術において
は、表面のフェルト又は多孔質材に浸出したオイルが、
直接定着ロールに塗布されて移行されるため、オイル塗
布量の制御は困難であった。そこでオイル塗布量の制御
を可能にするものとして、耐熱性フェルト又は多孔質材
の表面に耐熱性の微多孔質膜の層を設け、これによりオ
イル透過量の制御を行わせるものが特開昭61−183
679号公報に示されている。また、さらに微少な量の
オイルを精度良く均一に塗布するものとして、微多孔質
膜の代わりに、微多孔質膜の空隙部にシリコーンゴムと
オイルの混合物を充填した複合膜をオイル透過制御層と
して使用するものが特開昭62−178992号公報に
示されている。
【0005】カラー電子写真装置では、感光体を、帯電
チャージャーによるコロナ放電で帯電させ、その後各色
の潜像を形成するために光信号を感光体に照射して静電
潜像を形成する。次に第1色、例えばイエロートナーで
現像し、潜像を顕像化する。その後感光体に、イエロー
トナーの帯電とは逆極性に帯電された転写材を当接し、
感光体上に形成されたイエロートナー像を転写する。感
光体は、転写時に残留したトナーがクリーニングされた
のち除電され、第1のカラートナーの現像及び転写を終
える。その後マゼンタ、シアンなどのトナーに対しても
イエロートナーと同様な操作を繰り返し、各色のトナー
像を転写材上で重ね合わせてカラー像を形成する方法が
取られている。そしてこれらの重畳したトナー像はトナ
ーの帯電とは逆極性に帯電した転写紙に転写された後、
定着され複写が終了する。
【0006】このカラー像形成方法としては、単一の感
光体上に順次各色のトナー像を形成し、転写ドラムに巻
きつけた転写材を回転させて繰り返しこの感光体に対向
させ、そこで順次形成される各色のトナー像を重ねて転
写していく転写ドラム方式が一般的である。また複数の
像形成部を並べて配置し、ベルトで搬送される転写材に
それぞれの像形成部を通過させて順次各色のトナー像を
転写し、カラー像を重ね合わす連続重ね方式も一般的で
ある。前記の転写ドラム方式を用いたものとしては、特
開平1−252982号公報に示されるカラー画像形成
装置がある。
【0007】一方、連続転写方式を用いたカラー画像形
成装置の従来例として、特開平1−250970号公報
がある。この従来例では4色の像形成のために、それぞ
れが感光体、光走査手段などを含んだ4つの像形成ステ
ーションが設けられ、ベルトによって搬送される用紙が
それぞれの感光体の下部を通過してカラートナー像が重
ね合わされる。
【0008】さらにまた、転写材上に異なる色のトナー
像を重ねてカラー像を形成する他の方法として、感光体
上に順次形成される各色トナー像を中間転写材上に一旦
重ね合わせて、最後にこの中間転写材上のトナー像を一
括して転写紙に移す方法が特開平2−212867号公
報に示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これら従来例のオイル
透過制御層に安定したオイル透過量の制御を行わせるに
は、オイル透過制御層に供給されるオイルの量を一定に
保たなければならない。また長期にわたって安定した塗
布を行うためにはオイル保持層が、オイル供給層とオイ
ル拡散層の2層構造になっていることが望ましい。この
場合、2層の間にはオイルが移動可能なように浸透圧の
差が必要であり、オイル供給層の空隙率(空隙の体積の
総体積に対する比率)はオイル拡散層より高い必要があ
る。また、オイル塗布ローラの長寿命化のためにもオイ
ル供給層の空隙率は高くする必要がある。しかし、オイ
ル供給層の空隙率を高めるとオイルの保持力が弱まり、
オイル漏れが発生しやすくなる。さらにオイル供給層と
してオイルタンクを用いると尚更オイル漏れの危険があ
る。
【0010】オイル透過制御層の微多孔質膜又は複合膜
に離型オイルが接すると、オイルにより微多孔質膜の孔
が塞がれてしまい、急激に大量のガスが発生した場合に
ガスのスムーズな透過が困難となる。例えば無理にガス
を透過させようとすると数十kgf/cm2の圧力が必
要となる。このことからオイル透過量を小さくするため
に微多孔質膜の孔径を小さくするほどより高い圧力を必
要とする。更に前記複合膜の場合には、膜を破壊せずに
ガスを透過させることは困難である。
【0011】オイルに吸湿された水分や多孔質材に吸湿
された水分のために、定着部の昇温や冷却に伴いオイル
や水分による蒸気圧が発生する。またオイル自体の熱膨
張によっても圧力が発生し、この圧力のために前記オイ
ル透過制御層に過大な圧力が加わる。このため、オイル
の吹き出しによる初期オイル量の増大や、場合によって
はオイル透過制御層が破壊されたり、風船状に膨れたり
してしまうというトラブルが発生する。
【0012】このトラブルを回避するためにはロール内
部の圧力を逃がすための通気孔をロール端部に設ける。
特に軸線上に通気孔をあければよいが、こうすると輸送
時や保存時にローラを傾けると、必然的に穴からのオイ
ル漏れが発生する。輸送時にオイル漏れが発生しないよ
うに真空パック等でオイル塗布ローラを完全密封すると
オイル漏れは発生しない。しかしながらオイル塗布ロー
ラをハウジングユニットごと密封するのは困難である。
また、塗布ローラにフィルム等を巻きつけ塗布ローラを
完全密封包装し、使用前に開梱する方法もあるが、ユー
ザーのハンドリング性が悪化する。フィルム等をローラ
に巻きつけ完全密封する場合、四方に接着剤を塗り密封
すると、開梱の際フィルムの取り外しに大きな力が必要
となり、取り外しに失敗をすることがある。またオイル
塗布ローラに接着剤が残ると、オイルの塗布ムラが発生
する原因となる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のオイル塗布ロー
ラユニットは、ホルダに回転可能に支持されたオイル塗
布ローラと、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけ
てこれを包装し、かつ引き抜き可能なオイル漏れ防止フ
ィルムとを有する。前記オイル漏れ防止フィルムは前記
オイル塗布ローラに密着しているのでオイル漏れは生じ
ない。前記オイル漏れ防止フィルムを除去するときは、
前記オイル塗布ローラを前記ホルダに取り付けた状態で
前記オイル漏れ防止フィルムを引くことにより前記オイ
ル塗布ローラが回転しながら前記オイル漏れ防止フィル
ムを取り外すことができることを特徴とする。
【0014】本発明の他の観点のオイル塗布ローラユニ
ットは、オイル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラの
両端部に付設したシールリングと、前記オイル塗布ロー
ラに密着して巻きつけてこれを包装し、かつ端部がシー
ルリングに液密に固定されているオイル漏れ防止フィル
ムと、を備えることを特徴とする。オイル塗布ローラの
両端部は液密シーリングによりシールされるので両端部
からオイル漏れは生じない。本発明の他の観点のオイル
塗布ローラユニットは、ホルダに回転可能に支持された
オイル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラの両端部に
設けたシールリングと、前記オイル塗布ローラに密着し
て巻きつけてこれを包装し、かつ端部がシールリングに
液密に固定されている引き抜き可能なオイル漏れ防止フ
ィルムと、を有する。オイル塗布ローラの両端部はシー
リングによりシールされるので両端部からオイル漏れは
生じない。前記オイル塗布ローラを前記ホルダに取り付
けた状態で前記オイル漏れ防止フィルムを引くことによ
り前記オイル塗布ローラが回転しながら前記オイル漏れ
防止フィルムを取り外すことができることを特徴とす
る。
【0015】本発明の他の観点のオイル塗布ローラユニ
ットは、少なくともオイル塗布ローラと、前記オイル塗
布ローラ端部に設けた通気孔と、前記オイル塗布ローラ
に密着して巻きつけてこれを包装するオイル漏れ防止フ
ィルムと、を有し、前記通気孔が前記オイル漏れ防止フ
ィルムで塞がれていることを特徴とする。本発明の他の
観点のオイル塗布ローラユニットは、少なくとも軸を有
するオイル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラ端部に
設けた通気孔と、前記オイル塗布ローラに密着して巻き
つけてこれを包装するオイル漏れ防止フィルムと、前記
オイル塗布ローラ両端部に付設したシールリングと、を
有し、前記シールリングはオイル塗布ローラの内部と通
ずる排気口を具備し、前記排気口が前記オイル漏れ防止
フィルムの端部で塞がれていることを特徴とする。オイ
ル漏れ防止フィルムを除去すると同時に排気口が解放さ
れ、使用中に生じる内部のガスが放出される。
【0016】本発明の他の観点のオイル塗布ローラユニ
ットは、オイル塗布ローラの半径をaとした場合、シー
ルリングの半径が0.8a〜0.99aであることを特
徴とする。本発明の他の観点のオイル塗布ローラユニッ
トは、シールリングの熱膨張率が軸の熱膨張率より高い
ことを特徴とする。本発明の他の観点のオイル塗布ロー
ラユニットは、シールリングが弾性体からなることを特
徴とする。本発明の他の観点のオイル塗布ローラユニッ
トは、オイル漏れ防止フィルムを固定する接着剤が、少
なくともオイル塗布ローラの一方の端部から他方の端部
まで連続して塗布されていることを特徴とする。連続し
て塗布された接着剤によりオイル漏れが防止される。本
発明の他の観点のオイル塗布ローラユニットは、オイル
漏れ防止フィルムに塗布された接着剤のうち、オイル漏
れ防止フィルムの引き抜き方向に対して垂直方向に塗布
された接着剤の長さが、オイル塗布ローラの軸方向の長
さの2/3以下であることを特徴とする。オイル漏れ防
止フィルムの引き抜き方向に対して垂直方向に塗布され
た接着剤の塗布長さを軸方向の長さより短くすることに
より、小さい引張り力で接着剤をはがすことができる。
【0017】本発明の定着装置は、トナーを熱と圧力の
作用で記録材に定着する定着手段と、ホルダに回転可能
に支持されたオイル塗布ローラと、前記オイル塗布ロー
ラに密着して巻きつけてこれを包装し、かつ引き抜き可
能なオイル漏れ防止フィルムとを有し、前記オイル塗布
ローラを前記ホルダに取り付けた状態で前記オイル漏れ
防止フィルムを引くことにより前記オイル塗布ローラが
回転しながら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外すこ
とができるオイル塗布ローラユニットを備えることを特
徴とする。オイル塗布ローラをホルダに取付けた状態で
オイル漏れ防止フィルムを除去するので、オイルが外部
にこぼれることはない。
【0018】本発明の他の観点の定着装置は、トナーを
熱と圧力の作用で記録材に定着する定着手段と、軸を有
するオイル塗布ローラと、定着手段の近傍で前記軸によ
り軸支されたオイル塗布ローラの両端部に付設したシー
ルリングと、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけ
てこれを包装し、かつ端部がシールリングに液密に固定
されているオイル漏れ防止フィルムとを含むオイル塗布
ローラユニットを備えることを特徴とする。オイル塗布
ローラの両端部はシーリングによりシールされるので両
端部からオイル漏れは生じない。
【0019】本発明の他の観点の定着装置は、トナーを
熱と圧力の作用で記録材に定着する定着手段と、ホルダ
に回転可能に支持されたオイル塗布ローラと、前記オイ
ル塗布ローラの両端部に設けたシールリングと、前記オ
イル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装し、か
つ端部がシールリングに液密に固定されている引き抜き
可能なオイル漏れ防止フィルムと、を有し、前記オイル
塗布ローラを前記ホルダに取り付けた状態で前記オイル
漏れ防止フィルムを引くことにより前記オイル塗布ロー
ラが回転しながら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外
すことができるオイル塗布ローラユニットを備えること
を特徴とする。オイル塗布ローラの両端部はシーリング
によりシールされるので両端部からオイル漏れは生じな
い。
【0020】本発明の他の観点の定着装置は、トナーを
熱と圧力の作用で記録材に定着する定着手段と、オイル
塗布ローラと、前記オイル塗布ローラ端部に設けた通気
孔と、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれ
を包装するオイル漏れ防止フィルムと、を有し、かつ前
記通気孔が前記オイル漏れ防止フィルムで塞がれている
オイル塗布ローラユニットを備えることを特徴とする。
【0021】本発明の他の観点の定着装置は、トナーを
熱と圧力の作用で記録材に定着する定着手段と、オイル
塗布ローラと、前記オイル塗布ローラの両端部に設けた
通気孔と、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけて
これを包装するオイル漏れ防止フィルムと、前記オイル
塗布ローラ両端部に付設したシールリングと、を有し、
かつ前記シールリングはオイル塗布ローラの内部と通ず
る排気口を具備し、前記排気口が前記オイル漏れ防止フ
ィルムで塞がれているオイル塗布ローラユニットを備え
ることを特徴とする。
【0022】本発明の画像形成装置は、感光体と、感光
体を帯電させる帯電器と、感光体に静電潜像を形成する
露光装置と、静電潜像を可視像化する現像器と、感光体
上のトナー画像を記録紙へ転写する転写装置と、感光体
上の残存するトナーを除去するクリーニング装置とを有
する画像形成手段と、トナー画像を熱と圧力の作用で記
録材に定着する定着手段と、ホルダに回転可能に支持さ
れたオイル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラに密着
して巻きつけてこれを包装し、かつ引き抜き可能なオイ
ル漏れ防止フィルムとを有し、前記オイル塗布ローラを
前記ホルダに取り付けた状態で前記オイル漏れ防止フィ
ルムを引くことにより前記オイル塗布ローラが回転しな
がら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外すことができ
るオイル塗布ローラユニットを備えることを特徴とす
る。
【0023】本発明の他の観点の画像形成装置は、感光
体と、感光体を帯電させる帯電器と、感光体に静電潜像
を形成する露光装置と、静電潜像を可視像化する現像器
と、感光体上のトナー画像を記録紙へ転写する転写装置
と、感光体上の残存するトナーを除去するクリーニング
装置とを有する画像形成手段と、トナー画像を熱と圧力
の作用で記録材に定着する定着手段と、定着手段の近傍
で軸支されたオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラの
両端部に設けたシールリングと、オイル塗布ローラに密
着して巻きつけてこれを包装し、かつ端部がシールリン
グに固定されているオイル漏れ防止フィルムと、を有す
ることを特徴とする。
【0024】本発明の他の観点の画像形成装置は、感光
体と、感光体を帯電させる帯電器と、感光体に静電潜像
を形成する露光装置と、静電潜像を可視像化する現像器
と、感光体上のトナー画像を記録紙へ転写する転写装置
と、感光体上の残存するトナーを除去するクリーニング
装置とを有する画像形成手段と、トナー画像を熱と圧力
の作用で記録材に定着する定着手段と、ホルダに回転可
能に支持されたオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラ
の両端部に設けた液密シールリングと、オイル塗布ロー
ラに密着して巻きつけてこれを包装し、かつ端部がシー
ルリングに固定されているオイル漏れ防止フィルムと、
を有し、かつオイル漏れ防止フィルムは、オイル塗布ロ
ーラをホルダに取り付けた状態で引くことによりオイル
塗布ローラが回転してオイル漏れ防止フィルムを取り外
すことが可能な引き手を有することを特徴とする。
【0025】本発明の他の観点の画像形成装置は、感光
体と、感光体を帯電させる帯電器と、感光体に静電潜像
を形成する露光装置と、静電潜像を可視像化する現像器
と、感光体上のトナー画像を記録紙へ転写する転写装置
と、感光体上の残存するトナーを除去するクリーニング
装置とを有する画像形成手段と、トナー画像を熱と圧力
の作用で記録材に定着する定着手段と、端部に通気孔を
有するオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラに密着し
て巻きつけてこれを包装するオイル漏れ防止フィルム
と、を有し、かつ前記通気孔が前記オイル漏れ防止フィ
ルムの端部で塞がれていることを特徴とする。
【0026】本発明の他の観点の画像形成装置は、感光
体と、感光体を帯電させる帯電器と、感光体に静電潜像
を形成する露光装置と、静電潜像を可視像化する現像器
と、感光体上のトナー画像を記録紙へ転写する転写装置
と、感光体上の残存するトナーを除去するクリーニング
装置とを有する画像形成手段と、トナー画像を熱と圧力
の作用で記録材に定着する定着手段と、オイル塗布ロー
ラと、オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包
装するオイル漏れ防止フィルムと、オイル塗布ローラの
両端部に設けたシールリングと、を有し、かつシールリ
ングがオイル塗布ローラの内部に通ずる排気口を有し、
排気口が前記オイル漏れ防止フィルムの端部で塞がれて
いることを特徴とする。
【0027】本発明の他の観点のオイル塗布ローラユニ
ットは、オイル塗布面を有し、端部に通気孔を有するオ
イル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラの両端部に設
けられ、前記通気孔と連通する排気口を前記オイル塗布
ローラのオイル塗布面と実質的に同じ面に有するシール
リングと、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけて
これを包装し、端部が前記排気口を液密におおう熱収縮
性オイル漏れ防止フィルムとを有することを特徴とす
る。排気口をシールリングの側面に設けこの排気口を包
装材の熱収縮性オイル漏れ防止フィルムで液密におおう
ことにより接着剤を使わず、排気口を簡便に熱収縮性オ
イル漏れ防止フィルムで密閉することが出来る。
【0028】本発明の他の観点の定着装置は、トナーを
熱と圧力の作用で記録材に定着する定着手段と、オイル
塗布面を有し、端部に通気孔を有するオイル塗布ローラ
と、前記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、オイル
塗布ローラの前記通気孔に連通する排気口を前記オイル
塗布ローラのオイル塗布面と実質的に同じ面に有するシ
ールリングと、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつ
けてこれを包装する熱収縮性オイル漏れ防止フィルム、
とを有し、前記排気口を前記熱収縮性オイル漏れ防止フ
ィルムの端部で液密におおうように構成したオイル塗布
ローラユニットを有することを特徴とする。
【0029】本発明の他の観点の画像形成装置は、感光
体と、感光体を帯電させる帯電器と、感光体に静電潜像
を形成する露光装置と、静電潜像を可視像化する現像器
と、感光体上のトナー画像を記録紙へ転写する転写装置
と、感光体上の残存するトナーを除去するクリーニング
装置とを有する画像形成手段と、トナー画像を熱と圧力
の作用で記録材に定着させる定着手段と、オイル塗布面
を有し、端部に通気孔を有するオイル塗布ローラと、前
記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、かつオイル塗
布ローラの前記通気孔に連通する排気口を前記オイル塗
布ローラのオイル塗布面と実質的に同じ面に有するシー
ルリングと、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけ
てこれを包装する熱収縮性オイル漏れ防止フィルムと、
を有し、前記排気口が前記熱収縮性オイル漏れ防止フィ
ルムの端部で塞がれていることを特徴とする。
【0030】本発明の他の観点のオイル塗布ローラユニ
ットは、ホルダに回転可能に支持され、端部に通気孔を
有するオイル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラの両
端部に設けられ、前記通気孔と通ずる排気口を側面に有
するシールリングと、前記オイル塗布ローラに密着して
巻きつけてこれを包装する熱収縮性オイル漏れ防止フィ
ルム、とを有し、前記排気口が前記熱収縮性オイル漏れ
防止フィルムの端部で塞がれていることを特徴とする。
排気口をシールリング前記オイル塗布ローラのオイル塗
布面と実質的に同じ面に設けこの排気口を包装材の熱収
縮性オイル漏れ防止フィルムにより液密におおうことに
より接着剤を使わず、排気口を簡便に熱収縮性オイル漏
れ防止フィルムで密閉することが出来る。
【0031】本発明の他の観点の定着装置は、トナーを
熱と圧力の作用で記録材に定着する定着手段と、ホルダ
に回転可能に支持され、端部に通気孔を有するオイル塗
布ローラと、前記オイル塗布ローラの両端部に設けら
れ、前記通気孔に連通する排気口を前記オイル塗布ロー
ラのオイル塗布面と実質的に同じ面に有するシールリン
グと、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれ
を包装する熱収縮性オイル漏れ防止フィルム、とを有
し、前記排気口が前記熱収縮性オイル漏れ防止フィルム
の一端で液密に塞がれるよう構成されたオイル塗布ロー
ラユニットを有することを特徴とする。
【0032】本発明の他の観点の画像形成装置は、感光
体と、感光体を帯電させる帯電器と、感光体に静電潜像
を形成する露光装置と、静電潜像を可視像化する現像器
と、感光体上のトナー画像を記録紙へ転写する転写装置
と、感光体上の残存するトナーを除去するクリーニング
装置とを有する画像形成手段と、トナー画像を熱と圧力
の作用で記録材に定着させる定着手段と、ホルダに回転
可能に支持され、端部に通気孔を有するオイル塗布ロー
ラと、前記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、前記
通気孔に連通する排気口を前記オイル塗布ローラのオイ
ル塗布面と実質的に同じ面に有するシールリングと、前
記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装す
る熱収縮性オイル漏れ防止フィルムと、を有し、前記排
気口が前記熱収縮性オイル漏れ防止フィルムの端部で液
密に塞がれていることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
詳細に説明する。本発明のオイル塗布ローラユニット
は、ホルダに回転可能に支持されたオイル塗布ローラ
と、前記オイル塗布ローラに密着してこれを包装し、か
つ引き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムとを有する。
前記オイル塗布ローラを前記ホルダに取り付けた状態で
前記オイル漏れ防止フィルムを引くことにより前記オイ
ル塗布ローラが回転しながら前記オイル漏れ防止フィル
ムを取り外すことができる。
【0034】オイル塗布ローラは、立てて保存した場
合、オイルが漏れたり軸にオイルがにじみ出す不具合が
あるため、保存時は完全密閉で保存されることが望まし
い。従来の真空パック等の方法ではオイル塗布ローラを
ホルダに取り付けたユニットの状態のまま梱包すること
は困難であり、ユニットから取り外したオイル塗布ロー
ラのみを梱包することになる。その結果として、ユーザ
ーはオイル塗布ローラのみの交換を強いられることとな
る。オイル塗布ローラのみを交換する場合、交換作業の
際、手にオイルが付いたりオイル塗布ローラの表層を傷
つけるおそれがあり、保守作業としては好ましくない。
【0035】本発明のオイル塗布ローラは、ホルダにオ
イル塗布ローラを組み込んだ状態で梱包されており、ホ
ルダにオイル塗布ローラを組み込んだ状態で包装を取り
除くことができる。すなわち、包装を取除いた後、オイ
ル塗布ローラに密着して巻きつけたオイル漏れ防止フィ
ルムの端子を引くと、オイル塗布ローラがホルダ内で回
転し、オイル塗布ローラに触れることなくオイル漏れ防
止フィルムを取り除くことができる。従って、簡単な操
作で、保守作業ができる。ホルダの開封及び装着の時に
オイル塗布ローラに触れることがないので、ユーザーの
手を汚すこともなく、安全に開封することができる。
【0036】本発明のオイル塗布ローラユニットでは、
軸を有するオイル塗布ローラの端部にシールリングを設
け、且つオイル漏れ防止フィルムを前記オイル塗布ロー
ラに密着して巻きつけこれを包装し、かつその両端部を
シールリングに液密に固定している。。オイル塗布ロー
ラを立てて保存した場合、その下端部にオイル漏れが発
生しやすいが、端部にシールリングを取り付けることに
より、特に軸に沿って滲み出てくるオイルの漏れを防ぐ
ことが可能である。ここでいうオイル塗布ローラの端部
とは、円筒形をしたオイル塗布ローラの長軸方向の片側
もしくは両端部の平面部分を指す。
【0037】オイル漏れ防止フィルムの両端部をシール
リングに固定することにより、オイル塗布ローラをシー
ルリングとオイル漏れ防止フィルムとで密閉することが
可能となり、上下反転させた際にもオイルが塗布ローラ
から漏れて垂れることがない。本発明のオイル塗布ロー
ラユニットは、軸受けを有するホルダと、前記軸受けに
より軸支され、前記ホルダに対して回転可能に支持され
たオイル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラの両端部
に設けたシールリングと、前記オイル塗布ローラに密着
してこれを包装し、かつシールリングに固定されている
引き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムと、を有する。
前記オイル塗布ローラを前記ホルダに取り付けた状態で
前記オイル漏れ防止フィルムを引き抜くことにより、前
記オイル塗布ローラが回転しながら前記オイル漏れ防止
フィルムを取り外すことができる。
【0038】ホルダにオイル塗布ローラが取り付けられ
ている状態で長期間使用すると軸と軸受けの間に遊びが
生じてオイル塗布ローラ端部がホルダに当たりオイル塗
布ローラを損傷することがある。しかし本発明では、オ
イル塗布ローラ両端部にシールリングを取り付けること
により、オイル塗布ローラを傷つけることはなく、かつ
ホルダに対してオイル塗布ローラの位置を正確に保つこ
とができるのでオイル塗布ローラを損傷することはな
い。
【0039】本発明のオイル塗布ローラユニットは、軸
を有するオイル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラ端
部に設けた通気孔と、前記オイル塗布ローラを密着して
包装するオイル漏れ防止フィルムとを有し、かつ前記通
気孔が前記オイル漏れ防止フィルムで塞がれている。通
気孔を有するオイル塗布ローラは、その軸が鉛直に近い
状態で立てると通気孔からオイルがすぐに漏れるという
欠点がある。保存時に通気孔を塞げばオイル漏れは発生
しないが、使用時には通気孔を塞いでいた部材を取り除
かなければいけない。誤って取り除くのを忘れると、内
部圧力の増大による初期オイル塗布量の増大や甚だしい
ときには塗布ローラの破壊という事態を招いてしまう。
【0040】本発明ではオイル塗布ローラを包装してい
るオイル漏れ防止フィルムを用いて通気孔を塞いでいる
ため、保存時にはオイル漏れが発生しない。使用時に包
装を解くと、同時に通気孔も解放されるため、通気孔の
解放を忘れることはなく、安全に使用することができ
る。さらに本発明のオイル塗布ローラユニットでは、前
記オイル塗布ローラ端部に通気孔を設け、前記オイル塗
布ローラに密着してオイル漏れ防止フィルムを巻きつけ
る。前記オイル塗布ローラ両端部にシールリング、を有
し、かつ前記シールリングにオイル塗布ローラの内部と
通ずる排気口を設け、前記排気口は前記オイル漏れ防止
フィルムで塞がれている。
【0041】オイル保持層に離型オイルを注入した後、
オイル塗布ローラにオイル漏れ防止フィルムを接着しよ
うとすると、オイル塗布ローラの曲面部分や平面のオイ
ル塗布ローラ端部に存在するオイルによりオイル漏れ防
止フィルムの接着が困難になる場合がある。そのため、
離型オイルの注入はオイル漏れ防止フィルムを接着した
後が望ましい。しかし、オイル塗布ローラをオイル漏れ
防止フィルムで密閉するとオイルの注入が困難であるた
め、オイル塗布ローラの端部に、オイルは透過しないが
オイルの注入が可能な排気口を具備するシールリングが
必要となる。そこでオイル塗布ローラにシールリングを
取り付け、オイル漏れ防止フィルムを接着した後、シー
ルリングの排気口からオイルを注入する。オイル塗布ロ
ーラの端部はオイル注入によりオイルが存在するが、シ
ールリングはオイルを透過しないため、シールリング上
の排気口にはオイルは付着しない。
【0042】この状態のままでは排気口よりオイルが漏
れ出すため、最後にシールリングの排気口をオイル漏れ
防止フィルムの端部で塞ぐことにより、オイル漏れを防
止する。使用時にはオイル漏れ防止フィルムをはがすこ
とにより、通気孔として用いることが可能となる。
【0043】本発明のオイル塗布ローラユニットでは、
オイル塗布ローラの端部に通気孔を設け、前記オイル塗
布ローラの両端部にオイル塗布ローラの前記通気孔に連
通する排気口を前記オイル塗布ローラのオイル塗布面と
実質的に同じ面に有するシールリングを具備している。
前記排気口と前記オイル塗布ローラに熱収縮性オイル漏
れ防止フィルムを密着するように巻きつけて熱収縮さ
せ、オイル塗布ローラを包装すると同時に前記排気口を
塞いでいる。
【0044】オイル保持層に離型オイルを注入した後、
オイル塗布ローラにオイル漏れ防止フィルムを接着しよ
うとすると、オイル塗布ローラの曲面部分や平面のオイ
ル塗布ローラ端部に存在するオイルによりオイル漏れ防
止フィルムの接着が困難になる場合がある。オイル漏れ
防止フィルムに熱収縮性フィルムを用いることにより、
接着剤を使わずに液密に包装することが出来る。接着剤
を使わずにシールリングの排気口を塞ぐためには、排気
口は平面部分であるシールリング端面ではなく曲面であ
る前記オイル塗布ローラのオイル塗布面と実質的に同じ
面に設けるのがよい。すなわち排気口はシールリングの
オイル塗布ローラの側面においてオイル塗布ローラの通
気孔とつながり、オイル塗布ローラの円周面へつながる
溝を有する形状が望ましい。本発明のオイル塗布ローラ
ユニットでは、オイル塗布ローラの半径をaとした場
合、シールリングの半径が0.8aないし0.99aで
あることを特徴とする。
【0045】オイル塗布ローラのオイル塗布量は定着ロ
ーラに対するオイル塗布ローラの食い込み量に左右され
る。食い込み量は通常はバネ等の圧力で規定するが、オ
イル塗布ローラのフレ等により定着ローラの断面が一部
楕円状態になっていると、塗布ムラが発生する。シール
リングの半径を所望の食い込み量だけ塗布ローラの半径
より小さく設定することにより、常に規定の食い込み量
を得ることが可能である。
【0046】シールリングの半径が0.99a以上であ
ると、オイル塗布量が少なすぎてホットオフセットが発
生する。他方シールリングの半径が0.8a以下である
と、オイル塗布量が多くなりすぎ、画像の乱れや寿命の
短縮を引き起こす。シールリングの半径がオイル塗布ロ
ーラの半径より著しく小さい場合、オイル漏れ防止フィ
ルムをシールリングに固定する際、しわが寄ってオイル
漏れの原因となるおそれがある。またオイル塗布ローラ
とシールリングの段差の部分に隙間が出来、漏れたオイ
ルが溜まる。このオイルが開封の際にこぼれて機器やユ
ーザーのオフィスを汚すおそれがある。
【0047】本発明のオイル塗布ローラユニットに用い
られるシールリングの熱膨張率は、軸の熱膨張率より高
いことを特徴とする。シールリングの熱膨張率が軸のそ
れより低いか同じ場合、シールリングは固定されており
オイル塗布ローラを密閉しているので、使用時に熱が加
わったときに、オイル塗布ローラ内部に発生する蒸気を
排出することができない。定着ローラの熱によりオイル
塗布ローラが熱膨張する際、軸の熱膨張率よりシールリ
ングの熱膨張率が高いと、圧入したシールリングと軸お
よびオイル塗布ローラとの間に隙間が生し、通気孔から
直接またはスポンジを介して蒸気等の排気が可能とな
る。
【0048】本発明のオイル塗布ローラユニットに用い
られるシールリングは、弾性体からなることを特徴とす
る。オイル漏れ防止フィルムを塗布ローラに密着して巻
きつける場合、サイドのシールリングはオイル塗布ロー
ラの直径と同じであることが望ましい。しかし、剛体で
あるシールリングが同径であると、オイル塗布ローラの
食い込み量が十分に確保できない。これに対してシール
リングがオイル塗布ローラと同径の弾性体であると、オ
イル漏れ防止フィルムを隙間無く密着して張り付けるこ
とが可能であり、使用時においても十分な食い込み量を
確保することが出来る。
【0049】シールリングを剛体で同径にする場合に
は、両シールリング間の距離をオイル塗布ローラに圧接
する相手のローラの軸方向の長さより、大きくすればよ
い。この場合、定着装置が全体的にやや大きくなる。本
発明に用いるオイル漏れ防止フィルムをオイル塗布ロー
ラに固定する接着剤は、少なくともオイル塗布ローラの
長軸方向の一方の端部の接着剤から他方の端部の接着剤
まで連続していることを特徴とする。
【0050】接着剤がオイル漏れ防止フィルム上で不連
続に塗布されている場合、オイル塗布ローラ上のオイル
がフィルムを伝って、不連続に塗布されて接着剤がとぎ
れた部分から滲み出てくる可能性がある。オイル塗布ロ
ーラの一方の端部でオイル漏れ防止フィルムを固定する
接着剤が、他方の端部でオイル漏れ防止フィルムを固定
する接着剤とオイル漏れ防止フィルムの巻き終わり部分
近傍でつながって連続していると、オイル塗布ローラか
ら滲み出たオイルは接着剤で囲まれた区域から外に漏れ
ることが無い。オイル漏れ防止フィルムを固定する接着
剤は、オイル塗布ローラの長軸方向の一方の端部の接着
剤から他方の端部の接着剤まで連続している部分以外に
も、固定部を補強するため塗布されていても良い。
【0051】本発明に用いるオイル漏れ防止フィルムに
塗布された接着剤は、オイル漏れ防止フィルムの引き抜
き方向に対して垂直方向に塗布された接着剤の長さが、
オイル塗布ローラの軸方向の長さの2/3以下であるこ
とを特徴とする。接着剤をオイル漏れ防止フィルムの引
き抜き方向に対して垂直方向に塗布すると、フィルムの
引き抜き方向に張力をかけた場合、張力が分散して接着
剤に伝わるため、接着を剥がすのに多大な力が必要とな
る。オイル漏れ防止フィルムの引き抜き方向に対して垂
直方向には塗布しないか、塗布する接着剤の長さをオイ
ル塗布ローラの軸方向の長さの2/3以下にすることに
より、引き抜く張力を効率よくフィルムに伝えることが
可能となり、ユーザーは少ない力で失敗することなくオ
イル漏れ防止フィルムの除去が可能となる。ここでいう
接着剤の長さとは、接着剤を、塗布された接着剤の幅の
中心を通る一本の線と考えた場合の長さをいう。
【0052】本発明のオイル塗布ローラは、肉厚多孔質
組織材からなるオイル保持層と、オイル保持層の周囲に
密着し少なくとも多孔質繊維組織材からなるオイル透過
制御層を有することが望ましい。本発明のオイル保持層
に用いる肉厚多孔質組織材としては、保持されるオイル
に侵されず、また使用温度に耐えられる材が好ましい。
このようなものとして、例えばノメックスフェルト、ノ
メックス組み紐、ノメックス繊維束、硝子繊維束、カー
ボン繊維束、カーボン繊維フェルト、各種セラミック焼
結多孔体、シリコーンゴム多孔質スポンジ、ポリエステ
ル系ポリウレタン発泡体、アラミド繊維束、ポリイミド
フォーム、メラミンフォーム、その他の各種プラスチッ
クスポンジ又はフォーム、多孔質体、焼結体、繊維束等
が挙げられる。これらの中でもメラミンフォームが、そ
の空孔率の高いこと、適当な孔径を有することによりオ
イル保持性能がすぐれかつ弾性を有する点で特に好まし
い。
【0053】いずれの多孔質材料においても空孔率は5
0%以上なければならない。50%以下であるとオイル
保持量が少なく、オイル漏れの課題が発生しない代わり
に、寿命が短く使用に耐えないものとなる。本発明のオ
イル塗布ローラは、肉厚多孔質組織材表面に多孔質繊維
組織材を設けたものであるが、肉厚多孔質組織材と多孔
質繊維組織材の間にオイル拡散層を挟んでも良い。この
場合、オイル拡散層は、オイルが塗布される相手ロール
との接触を良くするため適度な柔軟性又は弾性を有する
ものが好ましく、またオイル拡散性の良いものが好まし
い。このようなものとしては、ノメックスフェルト、シ
リコーンゴムスポンジ、ウレタンフォームにシリコーン
ゴムを複合化させた複合材フォーム、メラミンフォー
ム、ポリイミドフォーム等がある。更に、必要によって
は、この層がフッ素ゴム、シリコーンゴム等の弾性体と
の組み合わせであっても良い。
【0054】本発明のオイル透過制御層に用いる多孔質
繊維組織材としては各種のものが使用できるが、特にポ
リテトラフルオロエチレン(PTFE)を延伸法によっ
て製造したものが多孔組織の均一性、空隙組織の均一性
等の観点から最適である。多孔質PTFE膜の膜厚は、
0.001〜1mm、好ましくは0.005〜0.1m
mであり、空隙率は20〜98%、好ましくは50〜9
0%であり、平均孔径は0.05〜15μm、好ましく
は0.1〜2μmである。
【0055】本発明のオイル透過制御層は、多孔質繊維
組織材とシリコーンゴム及び離型オイルの混合物との複
合体を用いても良い。この場合の複合化方法としては、
シリコーンゴム及び離型オイルの混合物を多孔質繊維組
織材膜に含浸させた後、架橋させる方法が好ましい。こ
こで用いるシリコーンゴムとしてはRTV(室温硬化
型)シリコーンゴム、LTV(低温硬化型)シリコーン
ゴム、HTV(加熱硬化型)シリコーンゴム、紫外線硬
化型シリコーンゴムなどが最適である。また、離型オイ
ルとしては、シリコーンオイル、特にジメチルシリコー
ンオイルがよく用いられる。シリコーンゴムと離型オイ
ルとの混合物を含浸架橋させる場合、シリコーンゴムと
離型オイルとの混合比は2:98で目標オイル透過量に
応じて規定されるが、2:98より離型オイルの含有量
を少なくするのが好ましい。離型オイルの含有量がこれ
より多いと、シリコーンゴム中に離型オイルを含有しき
れなくなって未ゲル化状態となり、オイルの透過制御が
困難となる。また、シリコーンゴム及び離型オイルの混
合物の含浸量は、空孔が充填される割合が100%以内
であるように適宜決定することができる。
【0056】本発明によるオイル塗布ローラは、オイル
透過制御層に用いる多孔質繊維組織材として、その肉質
部または空隙部もしくは双方にカーボンなどの導電性物
質を有する導電性多孔質材を使用してもよい。この場
合、その導電性により静電気を除去することが可能とな
り、静電気の帯電により、保存時にオイル塗布ローラ表
面にゴミが付着したり、トナー汚れが付着する等のトラ
ブルを防止することが出来る。
【0057】オイル透過制御層をオイル保持層の表面に
設ける方法としては、例えばFEP等のフッ素樹脂を両
者の間に介在させて熱圧着させる方法、熱硬化型接着剤
により両者を接着する方法等を用いることができる。本
発明のオイル透過制御層は多孔質繊維組織材とシリコー
ンゴム及び,離型オイルの混合物との複合体である。多
孔質繊維組織材を肉厚多孔質組織材に圧着もしくは接着
した後、シリコーンゴムと離型オイルの混合物の未架橋
物を多孔質繊維組織材の表面より塗布する。あるいは多
孔質繊維組織材を前記混合物の中に浸漬し多孔空隙部に
含浸させた後、表面に残っている余剰物を拭き取るか、
掻き取った後、架橋させることによりオイル透過制御層
を設けるのが好ましい。このようにすると、オイル透過
制御層は肉厚多孔質組織材と一体接合した状態になるた
め、オイル透過制御層の剥離が効果的に防止され、耐久
性をより一層向上させることが可能となる。また、耐久
性に余裕がある場合は、接着剤等を使用せず、架橋によ
る一体接合のみで使用することも可能である。
【0058】本発明では、通気孔はオイル塗布ローラの
軸方向の端部に少なくとも一つ以上設けられる。通気孔
は必ずしも円である必要はなく、軸の周りに設けたドー
ナツ状の開孔でも良い。大きさに特に規定はないが、大
きすぎると通常の使用時においてもオイル漏れが発生す
るため、オイル塗布ローラの半径から軸の半径を引いた
値をbとすると、軸の円周面より1/2bの範囲内にあ
ることが望ましい。
【0059】本発明に用いる離型オイルとしては、ジメ
チルシリコーンオイル、フッ素オイル、フルオロシリコ
ーンオイル、フェニルシリコーンオイル、アミノ変性シ
リコーンオイル、各種変性シリコーンオイル等が挙げら
れ、またその粘度についても特に制限はないが、フッ素
オイルまたはフルオロシリコーンオイル、またはアミノ
変性シリコーンオイルが好ましい。本発明に用いる軸の
材料としてはアルミ、鉄、SUS等の各種金属を用いる
ことができる。
【0060】本発明のシールリングは、使用するオイル
に侵されず、使用温度に耐えるもので有ればポリアセタ
ール、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイ
ド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポ
リアミドイミド、ポリイミド等の耐熱性樹脂、アルミ、
鉄、SUS等の各種金属、ウレタンゴム、シリコーン
ム、フッ素ゴム、フロロシリコーンゴム、EPDM(エ
チレンプロピレンゴム)、ヒドリンゴム等のゴム材から
なる各種弾性体、いずれの材質でも使用可能である。
【0061】本発明に用いるオイル漏れ防止フィルム
は、PET、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニ
ールアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、
ポリスチレン、セロファン、ナイロン等使用オイルに侵
されないものであれば使用できる。オイル漏れ防止フィ
ルムの厚さは10μmないし100μmである。オイル
漏れ防止フィルムの形は、四角形、三角形、台形、平行
四辺形等、オイル塗布ローラを完全に覆う形状であれば
いずれの形でも良い。オイル漏れ防止フィルムは、ユー
ザーがこれを取り除くときユーザーに対して引っ張る部
分を明確に示すための引き手を有していても良い。
【0062】本発明に用いる熱収縮性オイル漏れ防止フ
ィルムは、PET、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポ
リスチレン等の、オイル塗布ローラに用いるオイルに侵
されず、熱収縮性のものであればよい。オイル漏れ防止
フィルムの厚さは10μmないし100μmである。熱
収縮性オイル漏れ防止フィルムの収縮率は、オイル塗布
ローラの軸方向の収縮率に対する、軸方向に垂直な方向
の収縮率が5倍以上であることが望ましい。熱収縮性オ
イル漏れ防止フィルムの形は、四角形、三角形、台形、
平行四辺形等、オイル塗布ローラを完全に覆う形状であ
ればどんな形でも良い。熱収縮性オイル漏れ防止フィル
ムは、ユーザーがこれを取り除くときに引っ張る部分を
明確に示すための引き手を有していても良い。
【0063】本発明において用いる接着剤は、前記に挙
げた各種の材質のオイル漏れフィルムに接着可能であ
り、かつ、オイル漏れ防止フィルムを取り除くとき、容
易にはがれる程度の接着力を有するものが好ましい。こ
のような接着剤としては、EVA系、ポリアミド系、ポ
リエステル系、ポリエチレン系、合成ゴム系、エチレン
エチルアクリレート系、アタクチックポリプロプレン
系、ポリ酢酸ビニル系等、前記に挙げられた材質のオイ
ル漏れ防止フィルムに接着可能な接着剤であれば使用で
きる。
【0064】本発明の定着装置は、トナーを熱と圧力の
作用で記録材に定着する定着手段と、ホルダに回転可能
に支持されたオイル塗布ローラと、前記オイル塗布ロー
ラに密着してこれを包装し、かつ引き抜き可能なオイル
漏れ防止フィルムとを有し、前記オイル塗布ローラを前
記ホルダに取り付けた状態で前記オイル漏れ防止フィル
ムを引くことにより前記オイル塗布ローラが回転しなが
ら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外すことができる
オイル塗布ローラユニットを具備する。本発明に用いる
定着手段としては、オイル塗布ローラが設置可能であれ
ば、任意の方式が用いられるが、表面に弾性体を有する
ヒートローラ方式が望ましい。
【0065】以下に本発明の好適な実施例について、図
1ないし図18を参照して詳細に説明する。 《実施例1》以下に、実施例1を図1ないし図5を参照
して詳細に説明する。図1に本実施例におけるフルカラ
ー画像形成用のカラー電子写真プリンタの側断面図を示
す。図1において、カラー電子写真プリンタ(以下、プ
リンタと略記する)は外装筐101を有し、図中の右端
面が前面である。プリンタ前面板101Aはプリンタ外
装筐101に対して下辺部のヒンジ軸101Bを中心に
点線表示の位置に開き操作ができ、実線表示の位置に閉
じ操作ができる。プリンタ内での中間転写ベルトユニッ
ト102の着脱操作や、紙詰まり時などのプリンタ内部
の点検保守作業等はプリンタ前面板101Aを開いてプ
リンタ内部を大きく解放することにより行われる。この
中間転写ベルトユニット102の着脱動作の方向は、感
光体111の回転軸の母線方向に対し垂直方向になるよ
うに設計されている。
【0066】中間転写ベルトユニット102の構成を図
2に示す。中間転写ベルトユニット102は、ユニット
ハウジング102aに組み込まれた、中間転写ベルト1
03、導電性弾性体よりなる第1転写ローラ104、ア
ルミローラよりなる第2転写ローラ105、中間転写ベ
ルト103の張力を調整するテンションローラ106を
有する。ユニットハウジング102a内にはさらに中間
転写ベルト103上に残ったトナーをクリーニングする
ベルトクリーナローラ107、クリーナローラ107上
に回収されたトナーをかきおとすスクレーパ108、回
収したトナーを溜める廃トナー溜め109aおよび10
9b、中間転写ベルト103の位置を検出する位置検出
器110が設けられている。この中間転写ベルトユニッ
ト102は、図1に示されているように、プリンタ前面
板101Aを点線のように開いてプリンタ外装筐101
内の所定の収納部に着脱することができる。
【0067】中間転写ベルト103は、絶縁性樹脂中に
導電性のフィラーを混練して押出機にてフィルム状にし
たものを用いる。本実施例では、絶縁性樹脂としてポリ
カーボネート樹脂(たとえば三菱ガス化学製,ユーピロ
ンZ300)95重量部に、導電性カーボン(たとえば
ケッチェンブラック)5重量部を加えてフィルム状にし
たものを用いた。また、表面に弗素樹脂をコートした。
フィルムの厚みは約350μm、抵抗率は約107〜1
8Ω・cmである。ここで、中間転写ベルト103と
してポリカーボネート樹脂に導電性フィラーを混練し、
これをフィルム状にしたものを用いているのは、中間転
写ベルト103の長期の使用による弛みや,電荷の蓄積
を有効に防止できるようにするためである。また、表面
を弗素樹脂でコートしているのは、長期の使用による中
間転写ベルト表面へのトナーの付着を有効に防止するた
めである。
【0068】中間転写ベルト103の他の具体例とし
て、厚さ100μmのエンドレスベルト状の半導電性の
ウレタンを基材としたフィルムを用いる。このフィルム
を、周囲に107 Ω・cmの抵抗率を有するように低抵抗
処理をしたウレタンフォームを成形した第1転写ローラ
104、第2転写ローラ105およびテンションローラ
106により支持して、矢印方向に移動可能に構成す
る。中間転写ベルト103の周長は、最大使用用紙であ
るA4用紙の長手方向の長さ(298mm)に、後述す
る感光体ドラム(直径30mm)の周長の半分より若干
長い長さ(62mm)を加えた360mmに設定してい
る。
【0069】中間転写ベルトユニット102がプリンタ
本体に装着されたときには、第1転写ローラ104は、
中間転写ベルト103を介して、図2に点線で図示した
感光体111に約1.0kgの力で押し当てられる。ま
た、第2転写ローラ105は、中間転写ベルト103を
介して、上記の第1転写ローラ104と同様の構成の図
2に点線で示した第3転写ローラ112に押し当てられ
る。第3転写ローラ112は中間転写ベルト103に従
動して回転するように構成されている。
【0070】クリーナローラ107は、中間転写ベルト
103を清掃するベルトクリーナ部のローラである。ク
リーナローラ107は、金属性のローラであり、これに
トナーを静電的に吸着するために交流電圧を印加してい
る。なお、このクリーナローラ107としてはゴムブレ
ードや電圧を印加した導電性ファーブラシを用いてもよ
い。
【0071】図1において、プリンタの中央部には、
黒、シアン、マゼンタ、イエロの各色用の4組の扇型を
した像形成ユニット117Bk、117C、117M、
117Yが図のように円環状に配置されて像形成ユニッ
ト群118を構成している。各像形成ユニット117B
k、117C、117M、117Yは、プリンタ上面板
101Cをヒンジ軸101Dを中心にして開くことによ
って、像形成ユニット群118の所定の位置に着脱可能
である。像形成ユニット117Bk、117C、117
M、117Yをプリンタ内の所定位置に装着すると、像
形成ユニット群118側とプリンタ側の機械的駆動系統
及び電気回路系統が相互カップリング部材(図示省略)
を介して結合されて両者は機械的・電気的に一体化す
る。
【0072】円環状に配置されている像形成ユニット1
17Bk、117C、117M、117Yは支持体(図
示省略)に支持されており、図示を省略した駆動機構を
介して移動手段である移動モータ119によって駆動さ
れ、固定されている円筒状の軸120の周りを回転する
ように構成されている。各像形成ユニット117Bk〜
117Yは、回転によって順次前記の中間転写ベルト1
03を支持する第2転写ローラ104に対向した像形成
位置121に位置することができる。像形成位置121
は信号光122による露光位置でもある。
【0073】各像形成ユニット117Bk、117C、
117M、117Yは、中に入れた現像剤を除きそれぞ
れ同じ構成部材よりなる。従って説明を簡略化するため
黒用の像形成ユニット117Bkについて説明し、他の
色用のユニットの説明については省略する。レーザビー
ムスキャナ部135はプリンタ外装筐101内の下側に
配設され、図示しない半導体レーザ、スキャナモータ1
35a、ポリゴンミラー135b、レンズ系135cな
どから構成されている。このレーザビームスキャナ部1
35から画像情報の時系列電気画素信号に対応した画素
レーザ信号光122が出射され、像形成ユニット117
Bkと117Yの間に形成された光路窓口136を通っ
て、軸120の一部に開けられた窓137を通して軸1
20内の固定されたミラー138に入射する。ミラー1
38で反射された画素レーザ信号光122は、像形成位
置121にある像形成ユニット117Bkの露光窓12
5から像形成ユニット117Bk内にほぼ水平に進入
し、像形成ユニット内に上下に配設されている現像剤溜
め126とクリーナ134との間の通路を通って感光体
111の左側面の露光部に入射し母線方向に走査露光す
る。
【0074】ここで光路窓口136からミラー138ま
での光路は隣りあう像形成ユニット117Bkと117
Yとのユニット間の隙間を利用しているため、像形成ユ
ニット群118近傍の空間は有効に利用されている。ま
た、ミラー138は像形成ユニット群118の中央部に
設けられているため、固定された単一のミラーで構成す
ることができ、シンプルかつ位置合わせなどが容易な構
成である。
【0075】第3転写ローラ112はプリンタ前面板1
01Aの内側で紙給送ローラ139の上方に配設されて
いる。中間転写ベルト103と第3転写ローラ112と
の圧接部であるニップ部には、プリンタ前面板101A
の下部に設けた紙給送ローラ139により用紙が送られ
てくるように用紙搬送路が形成されている。給紙カセッ
ト140はプリンタ前面板101Aの下辺側に外方に突
出させて設けられ、複数の紙150を同時にセットでき
る。紙150は、紙搬送タイミングローラ141a及び
141b、プリンタの内側上部に設けた定着ローラ1、
加圧ローラ7、第3転写ローラ112と定着ローラ1及
び加圧ローラ7との間に設けた紙ガイド板143、定着
ローラ1の紙出口側に配設した紙排出ローラ対144a
及び144bを経て送られる。
【0076】定着ローラ1にはクリーニングローラ1
4、シリコンオイルを定着ローラ1に塗布するオイル塗
布ローラ15が接している。クリーニングローラ14お
よびオイル塗布ローラ15はホルダ16で保持されてい
る。各像形成ユニット117Bk、117C、117
M、117Yには廃トナー溜め134が設けられ、中間
転写ベルトユニット102には、廃トナー溜め109b
が設けられている。
【0077】以下、本実施例のプリンタの動作について
説明する。最初、像形成ユニット群118において、図
1に示すように、黒の像形成ユニット117Bkが像形
成位置121にある。このとき感光体111は中間転写
ベルト103を介して第1転写ローラ104に対向し接
触している。像形成工程において、レーザビームスキャ
ナ部135により黒色像用の信号光が像形成ユニット1
17Bkに入射され、黒トナーによる像形成が行われ
る。このとき像形成ユニット117Bkの像形成の速度
(感光体の周速に等しい60mm/s)と中間転写ベル
ト103の移動速度は同一になるように設定されてお
り、像形成と同時に黒トナー像が第1転写ローラ104
に巻きつけられた中間転写ベルト103に転写される。
このとき第1転写ローラ104には+1kVの直流電圧
を印加した。黒のトナー像がすべて転写し終わった直後
に、像形成ユニット117Bk、117C、117M、
117Yは像形成ユニット群118として全体が移動モ
ータ119に駆動されて図中の矢印方向に回転する。そ
して90度回転して像形成ユニット117Cが像形成位
置121に到達した位置で止まる。各像形成ユニット1
17Bk〜117Yの感光体111以外のトナーホッパ
126やクリーナ134の部分は感光体111の先端が
回転するときの円弧より内側に位置しているので、中間
転写ベルト103に接触することはない。
【0078】像形成ユニット117Cが像形成位置12
1に到着後、前と同様にシアン色像用の信号でレーザビ
ームスキャナ部135が像形成ユニット117Cに信号
光122を入力しシアンのトナー像の形成と転写が行わ
れる。このときまでに中間転写ベルト103は一回転
し、前に転写された黒のトナー像の位置に次のシアンの
トナー像の位置が合致するように、シアン色像用の信号
光の書き込みタイミングが制御される。この間、第3転
写ローラ112とクリーナローラ107とは中間転写ベ
ルト103から少し離れており中間転写ベルト103上
のトナー像を乱さないように構成されている。
【0079】上記と同様の動作を、マゼンタ、イエロに
ついても行い、中間転写ベルト103上には、4色のト
ナー像が位置的に合致するように重ね合わされたカラー
像が形成される。最後のイエロトナー像の転写後、4色
のトナー像はタイミングを合わせて給紙カセット140
から送られる用紙150に、第3転写ローラ112動作
によって一括転写される。このとき第2転写ローラ10
5を接地し、第3転写ローラ112には+1.5kVの
直流電圧を印加した。用紙に転写されたトナー像は定着
ローラ1と加圧ローラ7により定着される。用紙はその
後排出ローラ対144a・144bを経て装置外に排出
される。中間転写ベルト103上に残った転写残りのト
ナーは、クリーナローラ107の作用で清掃され次の像
形成に備える。
【0080】次に一色のみのカラー像を形成する単色モ
ード時の動作を説明する。単色モード時は、まず所定の
色の例えば像形成ユニット117Bkが像形成位置12
1に移動する。次に前記の多色の場合と同様に前記所定
の色の像形成と中間転写ベルト103への転写を行う。
転写後、次の第3転写ローラ112により給紙カセット
140から送られてくる用紙150に転写して最後に定
着した。なお、本発明では、従来から知られている他の
現像法を用いた構造の像形成ユニットを用いることもで
きる。
【0081】次に、本発明の実施例で用いた定着装置に
ついて説明する。図3において、定着装置は定着ローラ
1と、加圧ローラ7を有する。定着ローラ1と加圧ロー
ラ7はそれぞれ金属製中空ローラ芯金2と8の外面に、
弾性層3と9を設けている。弾性層3の上にはさらにフ
ッ素樹脂チューブ4を設けている。定着ローラ1の内部
にはヒータ5が設けられ、外面には温度センサ6が配置
されている。加圧ローラ7は加圧ばね10により定着ロ
ーラ1に押しつけられている。カラートナー13を有す
る記録材11は案内板12に沿って動く。定着ローラ1
にはさらに、ホルダ16で保持されたクリーニングロー
ラ14とオイル塗布ローラ15が接するように配置され
ている。定着部材としての定着ローラ1は、長さが25
0mm、外径が28mm、厚さ1mmのアルミニウム製
中空ローラ芯金2の表面に、JIS規格によるゴム硬度
(JIS−A)が30度のシリコーンゴムからなる厚さ
1mmの弾性層3を設けている。この弾性層3の上に表
面粗さRzが1.0μmで厚さが30μmのPFAから
なるフッ素樹脂チューブ4をかぶせ、外径が約30mm
になされている。
【0082】この定着ローラ1は内部に加熱用の600
Wのランプヒータであるヒータ5を有し、図示しない駆
動モータから駆動力を受けて100mm/sで回転する
ようになされている。加圧部材としての加圧ローラ7
は、長さが250mm、外径が30mmであり、外径2
8mmで厚さ1mmのアルミニウム製の中空ローラ芯金
8の表面にJIS規格によるゴム硬度(JIS−A)が
55度のシリコーンゴムからなる厚さ1.5mmの弾性
層9を設けている。この加圧ローラ7は、回転可能に設
置されており、片側15kg重のバネ加重のバネ10に
よって定着ローラ1との間で幅3.5mmのニップを形
成している。クリーニング部材としてのクリーニングロ
ーラ14は、長さ240mm、外径20mmで厚さ1m
mのアルミニウム製の中空ローラである。またクリーニ
ングローラ14は50g重/cmで定着ローラに圧接さ
れている。オイル塗布部材としてのオイル塗布ローラ1
5は、オイル担持部の長さが240mm、外径が20m
mである。また、オイル塗布ローラは50g重/cmで
定着ローラに圧接されている。
【0083】次に本発明のオイル塗布ローラについて説
明する。図4は本発明の実施例に係るオイル塗布ローラ
ユニットの斜視図、図5は前記オイル塗布ローラユニッ
トの断面図を示す。図4において、オイル塗布ローラユ
ニットとはこれをカラープリンタに取り付ける前の状態
のものをいう。オイル塗布ローラ15は軸21でホルダ
16に支持され外周にはオイル漏れ防止フィルム24が
巻かれている。軸21は軸受け25で支持されている。
ホルダ16の上部にはクリーニングローラ14が設けら
れ、ホルダ16で支持されている。オイル塗布ローラ1
5の両端の平面部分をオイル塗布ローラ端部26とい
う。クリーニングローラ14とオイル塗布ローラ15は
それぞれのばね28A、28Bで定着ローラに圧接され
る。図5において、オイル塗布ローラ15はオイル保持
層22と、オイル透過制御層23を有する。
【0084】次にオイル塗布ローラ15の製作方法につ
いて述べる。例えば内径6mm、外径19mmの円筒状
に切り出した、空隙率82%のオイル保持層22となる
メラミンフォーム(商品名バソテクト;BASF社製)
に、直径6mmの鉄の軸21を挿入し融着する。次に膜
厚100μm、空隙率75%、平均孔径0.2μmの延
伸多孔質PTFEフィルム(商品名ゴアテックス;ジャ
パンゴアテックス社製)の表面にシリコーン系接着剤を
ドット状に塗布し、メラミンフォーム22の表面に巻き
つけ接着する。次にこの延伸多孔質PTFEフィルム
に、シリコーンゴム(KE106;信越化学社製)80
%、シリコーンオイル(KF96;信越化学社製)20
%の割合で混合したものを含浸させ過剰分を掻き落と
す。そして150℃で40分間加熱して架橋し、複合膜
であるオイル透過制御層23を形成する。その後、フル
オロシリコーンオイル(FS1265;東レダウコーニ
ング社製)を上記メラミンフォーム22の端部26から
注入した後、オイル塗布ローラ15を密閉包装するため
に、図12に示すようにハッチ部に接着剤33(積水化
学工業社製#8512US)を塗布したPETフィルムからな
るオイル漏れ防止フィルム24を熱を加えながらオイル
塗布ローラ15に密着するよう巻きつけ接着する。この
時オイル漏れ防止フィルム24はオイル塗布ローラ15
の端面26にも接着される。オイル漏れ防止フィルム2
4はその端部に引き手34を有している。このようにし
てオイル塗布ローラ15を密閉したあと、回転して遠心
力を作用させ、オイルを均一に分布させる。次に軸受け
25に軸21をはめ込みオイル塗布ローラ15をホルダ
16にセットする。
【0085】上記のようにして作製したオイル塗布ロー
ラ15を開封するために引き手34を引っ張ったとこ
ろ、非常に軽い力で開封することができた。また、オイ
ルで手が汚れることもなかった。図に示す画像形成装置
で作製したトナー画像を、上記オイル塗布ローラ15を
用いた定着装置で定着したところ、2万枚の定着処理を
した後でも良好な定着画像が得られた。
【0086】《実施例2》図6に本発明に係るオイル塗
布ローラの実施例2の断面図を示す。内径6mm、外径
17mmの円筒状に切り出したポリエステル系ポリウレ
タン発泡体からなるオイル保持層22に、直径6mmの
SUS416で出来た軸21を挿入し融着した。その上
にシリコーン系接着剤により、厚さ2mmのノメックス
フェルトを幅30mmのテープ状に切り出したものを螺
旋状に巻きつけ接着することによりオイル拡散層29を
形成した。更にこの表面に、多孔質繊維組織材である膜
厚100μm、空隙率75%、平均孔径0.2μmの延
伸多孔質PTFEフィルム(商品名ゴアテックス;ジャ
パンゴアテックス社製)をその表面にシリコーン系接着
剤をドット状に塗布し、巻きつけ接着した。更にこの延
伸多孔質フィルムに、シリコーンゴム(KE106;信
越化学社製)を80%、シリコーンオイル(KF96;
信越化学社製)を20%の割合で混合したものを含浸さ
せ過剰分を掻き落とした後、150℃で40分間加熱し
て架橋することによりオイル透過制御層23となる複合
膜を形成した。その後、フルオロシリコーンオイル(F
S1265;東レダウコーニング社製)を上記ポリウレ
タン発泡体の端部26から注入した後、ポリフェニレン
サルファイドのシールリング30で端部を密閉する。次
に図13のようにハッチ部に接着剤33(積水化学工業
社製#8512US)を塗布したPETフィルム24を熱を加
えながらオイル塗布ローラ15に密着するよう巻きつけ
る。このときフィルム端部をシールリング30に接着し
オイル塗布ローラを密閉した後、回転して遠心力を作用
させ、オイルを均一に分布させた。
【0087】上記で作製したオイル塗布ローラ15を、
垂直に立てて保管してみたが、1週間たってもオイル漏
れは確認できなかった。その後上下反転させさらに1週
間放置したが、オイル塗布ローラ15を伝ってオイルが
垂れることもなく、オイル漏れは確認できなかった。
【0088】《実施例3》図7に本発明に係るオイル塗
布ローラの実施例3の断面図を示す。シールリング30
を図7のような断面形状のシリコーンゴムに変更した以
外は実施例2と同様に構成して図7に示すオイル塗布ロ
ーラ15を得た。上記で作成したオイル塗布ローラ15
を実施例1と同様に図1に示す装置に装着したところ、
オイル塗布ローラ15を圧接しているばね(図示省略)
の圧力によりシールリング30が変形し、所望の食い込
み量を得ることが出来た。また、2万枚の定着処理をし
た後においても安定した塗布が可能であった。
【0089】《実施例4》図8に本発明に係るオイル塗
布ローラの実施例4の断面図を示す。実施例2で製作し
たオイル塗布ローラ15の軸21を、軸受け25にはめ
込み、ホルダ16にセットし図8に示すオイル塗布ロー
ラユニットを得た。上記で製作したオイル塗布ローラユ
ニット15を実施例1と同様に図1に示す装置に装着し
たところ、定着ローラ1の熱でシールリング30が膨張
しオイル透過制御層23の端部と軸21との間に隙間が
発生し、その隙間から蒸気の排気を行うことが出来た。
また、2万枚の定着をしたが、ローラ端部が軸受けに当
たり損傷することもなく、所定の位置を保ったまま安定
したオイル塗布を行うことができた。
【0090】《実施例5》図9に本発明に係るオイル塗
布ローラの実施例5の断面図を示す。内径6mm、外径
17mmの円筒状に切り出した空隙率87%のシリコー
ンゴム発泡体からなるオイル保持層22に、直径6mm
の鉄の軸21を挿入し融着した。その上にシリコーン系
接着剤により、厚さ2mmのノメックスフェルトを幅3
0mmのテープ状に切り出したものを螺旋状に巻きつけ
接着することによりオイル拡散層29を形成した。更に
この表面に、多孔質繊維組織材である膜厚100μm、
空隙率75%、平均孔径0.2μmの延伸多孔質PTF
Eフィルム(商品名ゴアテックス;ジャパンゴアテック
ス社製)を接着剤を付けずに巻きつけた。更にこの延伸
多孔質フィルムに、シリコーンゴム(KE106;信越
化学社製)80%、シリコーンオイル(KF96;信越
化学社製)20%の割合で混合したものを含浸させ過剰
分を掻き落とした後、150℃で40分間加熱して架橋
することによりオイル透過制御層23となる複合膜を形
成した。その後、オイル塗布ローラ15の端部26の、
軸の円周面から4mm離れた位置に直径2mmの通気孔
31を4カ所設けた。次に図14に示すように、ハッチ
部に接着剤33(積水化学工業社製#8512US)を塗布し
たPETフィルム24を熱を加えながらオイル塗布ロー
ラ15に密着するよう巻きつけた。その後でフルオロシ
リコーンオイル(FS1265;東レダウコーニング社
製)を図9に示す上記通気孔31からシリコーンゴム発
泡体22に注入する。次に側面の通気孔31を塞ぐよう
にオイル漏れ防止フィルム24を曲げて接着する。オイ
ル塗布ローラを回転させて遠心力を作用させ、オイルを
均一に分布させた。
【0091】ここで、図14においてハッチングで示す
接着剤33は引き抜き方向(矢印)に対して垂直方向に
塗布した部分Dを有するが、その長さdはオイル塗布ロ
ーラの長さcの1/3とした。上記で作製したオイル塗
布ローラ15を、垂直に立てて保管してみたが、1週間
たってもオイル漏れは確認できなかった。また、オイル
塗布ローラ15からオイル漏れ防止フィルム24を取り
はずしたところ、通気孔31が開放され、使用時に誤っ
て通気孔31を塞いだままになることはなかった。
【0092】《実施例6》図10に本発明に係るオイル
塗布ローラの実施例6の断面図を示す。内径6mm、外
径17mmの円柱状に切り出した空隙率87%のシリコ
ーンゴム発泡体22に、直径6mmの鉄の軸21を挿入
し融着した。その上にシリコーン系接着剤により、厚さ
2mmのノメックスフェルトを幅30mmのテープ状に
切り出したものを螺旋状に巻きつけ接着することにより
オイル拡散層29を形成した。更にこの表面に、多孔質
繊維組織材である、膜厚100μm、空隙率75%、平
均孔径0.2μmの延伸多孔質PTFEフィルム(商品
名ゴアテックス;ジャパンゴアテックス社製)を接着剤
を付けずに巻きつけ、オイル透過制御層23を設ける。
オイル透過制御層23の端部は軸の円周部まで巻かず
に、軸の円周部より3mm離して巻いた。次に軸の円周
部周辺にドーナツ状の通気孔31を設けた。更にこの延
伸多孔質フィルムに、シリコーンゴム(KE106;信
越化学社製)80%、シリコーンオイル(KF96;信
越化学社製)20%の割合で混合したものを含浸させて
過剰分を掻き落とした後、150℃で40分間加熱して
架橋することによりオイル透過制御層23となる複合膜
を形成した。
【0093】フルオロシリコーンオイル(FS126
5;東レダウコーニング社製)を上記通気孔31からシ
リコーンゴム発泡体22に注入した後、オイル塗布ロー
ラ15の通気孔31に通じる直径2mmの排気口32を
4カ所有するポリエーテルサルフォンのシールリング3
0をローラ端部に挿入する。次に図14に示すように、
ハッチ部に接着剤33(積水化学工業社製#8512US)を
塗布したPETフィルム24を熱を加えながらローラに
密着するよう巻きつける。このとき側面の排気孔32を
塞ぐように接着してオイル塗布ローラ15を密閉する。
次にオイル塗布ローラ15を回転させて遠心力を作用さ
せ、オイルを均一に分布させた。
【0094】上記のようにして作製したオイル塗布ロー
ラ15を、垂直に立てて保管してみたが、1週間たって
もオイル漏れは確認できなかった。また、オイル塗布ロ
ーラからオイル漏れ防止フィルムを引き手34を引くこ
とにより取りはずしたところ、オイル漏れ防止フィルム
24が排気口32からはがれ、蒸気を逃がすための通気
孔が開放されたことが確認された。
【0095】《実施例7》図11に本発明に係るオイル
塗布ローラの実施例7の断面図を示す。内径6mm、外
径17mmの円筒状に切り出したポリエステル系ポリウ
レタン発泡体からなるオイル保持層22に、直径6mm
の鉄の軸21を挿入し融着した。その上にシリコーン系
接着剤により、厚さ2mm、ノメックスフェルトを幅3
0mmのテープ状に切り出したものを螺旋状に巻きつけ
接着することによりオイル拡散層29を形成した。更に
この表面に、多孔質繊維組織材である、膜厚100μ
m、空隙率75%、平均孔径0.2μmの延伸多孔質P
TFEフィルム(商品名ゴアテックス;ジャパンゴアテ
ックス社製)を、その表面にシリコーン系接着剤をドッ
ト状に塗布し、これにより海苔巻き状に巻きつけ接着し
た後、更にこの延伸多孔質PTFEフィルムに、シリコ
ーンゴム(KE106;信越化学社製)を80%、シリ
コーンオイル(KF96;信越化学社製)を20%の割
合で混合したものを含浸させ過剰分を掻き落とした後、
150℃で40分間加熱して架橋することによりオイル
透過制御層23なる複合膜を形成した。次にフルオロシ
リコーンオイル(FS1265;東レダウコーニング社
製)を上記ポリウレタン発泡体の端部26から注入した
後、オイル塗布ローラ15の半径a(約10mm)の
0.1aにあたる1mm(寸法b)小さい半径9mmの
ポリフェニレンサルファイド樹脂製のシールリング30
で端部を密閉する。次に図15に示すようにハッチング
部に接着剤33(積水化学工業社製#8512US)を塗布し
たPETフィルム24を熱を加えながらローラに密着す
るよう巻きつけフィルム端部をシールリング30に接着
しオイル塗布ローラを密閉する。最後に、オイル塗布ロ
ーラ15を回転させて遠心力を作用させ、オイルを均一
に分布させた。
【0096】上記のようにして作製したオイル塗布ロー
ラ15を、垂直に立てて保管してみたが、1週間たって
もオイル漏れは確認できなかった。またこのオイル塗布
ローラ15を実施例1と同様図1に示す装置につけて使
用したところ、食い込み量を一定に保持することが可能
となり、2万枚の記録紙に塗布したところオイル塗布量
は安定していた。
【0097】《実施例8》図16に本発明に係るオイル
塗布ローラ15の実施例8の断面図を示す。内径6m
m、外径17mmの円筒状に切り出したポリエステル系
ポリウレタン発泡体からなるオイル保持層22に、直径
6mmの鉄の軸21を挿入し融着した。その上にシリコ
ーン系接着剤により、厚さ2mmノメックスフェルトを
幅30mmのテープ状に切り出したものを螺旋状に巻き
付け接着することによりオイル拡散層29を形成した。
更にオイル拡散層29の表面及びオイル保持層22の端
面に、多孔質繊維組織材である、膜厚100μm、空隙
率75%、平均孔径0.2μmの延伸多孔質PTFEフ
ィルム(商品名ゴアテックス;ジャパンゴアテックス社
製)を設ける。まずこの延伸多孔質PTFEフィルムの
表面にシリコーン系接着剤をドット状に塗布したものを
オイル拡散層29の表面及びオイル保持層22の端面に
海苔巻き状に巻き付け接着する。次にこの延伸多孔質P
TFEフィルムに、シリコーンゴム(KE106;信越
化学社製)を80%、シリコーンオイル(KF96;信
越化学社製)を20%の割合で混合したものを含浸させ
過剰分を掻き落とした後、150℃で40分間加熱して
架橋させることによりオイル透過制御層23となる複合
膜を形成した。オイル保持層29の両側面に通気孔31
を設ける。次にアミノ変成シリコーンオイル(SF84
17;東レダウコーニング社製)を上記ポリウレタン発
泡体のオイル保持層22の端部の通気孔31から注入し
た後、図17の平面図に示すように、放射線状の溝によ
り形成される排気口32を有するシリコーンゴム製のシ
ールリング30Aをオイル塗布ローラ15の両端部に取
り付ける。シールリング30Aをオイル塗布ローラ15
に取付けたとき、排気口32はオイル塗布ローラ15の
オイル塗布面と実質的に同じ面に開口する。シールリン
グ30Aは中央部に凹部36を有している。次に熱収縮
性PETフィルム35(S5642;東洋紡績社製)を
熱を加えながらオイル透過制御層23とシールリング3
0Aの外周面に密着するよう巻き付けフィルム端部をシ
ールリング30Aに熱融着してオイル塗布ローラを密閉
する。最後に、オイル塗布ローラ15を回転させて遠心
力を作用させ、オイルを均一に分布させた。
【0098】上記のようにして作製したオイル塗布ロー
ラ15を、垂直に立てて保管してみたが、1週間たって
もオイル漏れは確認できなかった。またこのオイル塗布
ローラ15から熱収縮性オイル漏れ防止フィルム35を
取り外し、実施例1と同様に図1に示す装置につけて使
用したところ、2万枚の記録紙に塗布した後でもオイル
塗布量は安定していた。オイル塗布ローラ15は、装置
のメンテナンスの際に一時的に装置から取り外すことが
ある。装置から取り外したオイル塗布ローラ15を、メ
ンテナンスの作業中軸21を鉛直にして立てておくと、
下になった端部の通気孔31から少量のオイルが漏れる
ことがある。本実施例のオイル塗布ローラ15では、上
記の状態で通気孔31から漏れたオイルは、シールリン
グ30Aの凹部36にたまる。従って漏れたオイルが床
などにこぼれるおそれはない。なお凹部36にたまった
少量のオイルは、オイル塗布ローラ15を装置に取り付
けたあと、排気口32から流れ出て、定着ローラ1(図
1)に塗布されるので、外部にこぼれることはない。
【0099】《実施例9》図18に本発明に係るオイル
塗布ローラユニットの実施例9の断面図を示す。実施例
8で製作したオイル塗布ローラ15の軸21を、軸受け
25にはめ込み、ホルダ16にセットし図18に示すオ
イル塗布ローラユニットを構成した。
【0100】上記で製作したオイル塗布ローラユニット
を実施例1と同様に図1に示す装置に装着したところ、
排気口32から蒸気圧を排出することが出来、2万枚の
定着後も安定したオイル塗布を行うことができた。
【0101】前記各実施例によるオイル塗布ローラ15
をPETフィルム24で包装する代わりに、比較例1な
いし3に示すような従来の方法で包装した場合における
実験例を以下に挙げる。
【0102】《比較例1》実施例1と同様にして作製し
たオイル塗布ローラ15を真空パックで密閉した。真空
パックのままではホルダ16に装着できないので、真空
パックを開封してからホルダ16に装着しようとしたと
ころオイルが手に付くとともに表面のオイル透過制御層
23を損傷してしまった。このオイル塗布ローラ15を
実施例1の実機に装着し使用したところ、オイル塗布ム
ラが大きく塗布可能な記録紙の数は1万枚以下であっ
た。
【0103】《比較例2》実施例5におけるオイル塗布
ローラ15の図14に示すオイル漏れ防止フィルム24
の、引き抜き方向(矢印)に対して垂直に接着剤を塗布
した箇所の長さdをオイル塗布ローラの長さcと同じに
した。これ以外は実施例5と同様にしてオイル塗布ロー
ラ15を作製した。このオイル塗布ローラ15を開封し
ようと引き手34を引いたが、かなり力を入れても開封
できなかった。更に力を加えたところ、フィルムは破
れ、破れかすがホルダの奥に残ってしまった。
【0104】《比較例3》実施例7において、図11に
示すオイル塗布ローラ15のシールリング30の半径を
オイル塗布ローラ15の半径の1/2にした以外は実施
例7と同様のオイル塗布ローラを作製した。このオイル
塗布ローラを縦に立てて保管したところ、PETフィル
ム24とシールリング30の隙間にオイルが溜まり、開
封時にオイルが飛散した。また、オイル塗布ローラの食
い込み量をバネで規制する定着装置にこのオイル塗布ロ
ーラを、取り付け1ヶ月放置後印字テストしたところ、
変形によるオイルムラが発生した。
【0105】
【発明の効果】以上、実施例について詳細に説明したと
ころから明らかなように、本発明のオイル塗布ローラユ
ニットは、ホルダに回転可能に支持されたオイル塗布ロ
ーラと、前記オイル塗布ローラに密着してこれを包装
し、かつ引き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムとを有
する。前記オイル塗布ローラをホルダに取り付けた状態
でオイル漏れ防止フィルムを引くことによりオイル塗布
ローラが回転し、オイル漏れ防止フィルムを取り外すこ
とができる。従って、ホルダからオイル塗布ローラをは
ずすことなく、両者が一体の状態のままで包装を取り外
すことができる。開封時にオイル塗布ローラに触れるこ
とがないため、ユーザーの手を汚すこともなく、安全に
開封することができる。
【0106】本発明のオイル塗布ローラユニットは、オ
イル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラの端部に付設
したシールリングと、前記オイル塗布ローラを密着して
包装し、かつシールリングに固定されているオイル漏れ
防止フィルムとを有する。このように構成することによ
り、オイル塗布ローラを縦に立てて保管した場合でも、
オイル漏れを防ぐことが可能であり、上下反転させた際
にもオイルがローラを伝って垂れることがない。
【0107】本発明のオイル塗布ローラユニットは、ホ
ルダに回転可能に支持されたオイル塗布ローラと、前記
オイル塗布ローラの両端部に付設したシールリングと、
前記オイル塗布ローラに密着してこれを包装し、かつ引
き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムとを有する。前記
オイル塗布ローラを前記ホルダに取り付けた状態で、前
記オイル漏れ防止フィルムを引くことによりオイル塗布
ローラが回転し、前記オイル漏れ防止フィルムを取り外
すことができる。この構造のため、オイル塗布ローラを
傷つけることなくオイル漏れ防止フィルムを取り外すこ
とができる。またホルダに対するオイル塗布ローラの位
置を正確に保つことができる。
【0108】本発明のオイル塗布ローラユニットは、オ
イル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラ端部に設けた
通気孔と、前記オイル塗布ローラに密着してこれを包装
するオイル漏れ防止フィルムとを有し、かつ前記通気孔
が前記オイル漏れ防止フィルムで塞がれている。この構
成により保管時にはオイル漏れが発生しない。使用時に
は包装を取りはずすと同時に通気孔も解放されるため、
通気孔を栓で閉じている場合のように栓を取り忘れるこ
とはない。
【0109】本発明のオイル塗布ローラユニットは、オ
イル塗布ローラと、前記オイル塗布ローラ端部に設けた
通気孔と、前記オイル塗布ローラを密着して包装するオ
イル漏れ防止フィルムと、前記オイル塗布ローラ両端部
に付設したシールリングとを有する。前記シールリング
は前記オイル塗布ローラの内部と通ずる排気口を有し、
排気口が前記オイル漏れ防止フィルムで塞がれている。
このため、排気口からのオイル漏れは発生しない。使用
時にオイル漏れ防止フィルムをはがすことにより、排気
口が開放され、この排気口を通気孔として用いることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像形成装置の側断面図
【図2】本発明の実施例1の転写ユニットの側断面図
【図3】本発明の実施例1の定着装置の側断面図
【図4】本発明の実施例1のオイル塗布ローラユニット
の斜視図
【図5】本発明の実施例1のオイル塗布ローラユニット
の断面図
【図6】本発明の実施例2のオイル塗布ローラの断面図
【図7】本発明の実施例3のオイル塗布ローラの断面図
【図8】本発明の実施例4のオイル塗布ローラユニット
の断面図
【図9】本発明の実施例5のオイル塗布ローラの断面図
【図10】本発明の実施例6のオイル塗布ローラの断面
【図11】本発明の実施例7のオイル塗布ローラの断面
【図12】本発明の実施例1のオイル漏れ防止フィルム
をオイル塗布ローラに巻きつける状態を示す平面図
【図13】本発明の実施例2のオイル漏れ防止フィルム
をオイル塗布ローラに巻きつける状態を示す平面図
【図14】本発明の実施例5及び6のオイル漏れ防止フ
ィルムをオイル塗布ローラに巻きつける状態を示す平面
【図15】本発明の実施例7のオイル漏れ防止フィルム
をオイル塗布ローラに巻きつける状態を示す平面図
【図16】本発明の実施例8のオイル塗布ローラの断面
【図17】本発明の実施例8のシールリングとオイル塗
布ローラとの分解斜視図
【図18】本発明の実施例9のオイル塗布ローラユニッ
トの断面図
【符号の説明】 14 クリーニングローラ 16 ホルダ 21 軸 22 オイル保持層 23 オイル透過制御層 24 オイル漏れ防止フィルム 25 軸受け 26 オイル塗布ローラ端部 28 バネ 29 オイル拡散層 30、30A シールリング 31 通気孔 32 排気口 33 接着剤 34 引き手 36 凹部

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダに回転可能に支持されたオイル塗
    布ローラと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    する引き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムと、を有
    し、 前記オイル漏れ防止フィルムは、前記オイル塗布ローラ
    を前記ホルダに取り付けた状態で前記オイル漏れ防止フ
    ィルムの一端を引くことにより、前記オイル塗布ローラ
    が回転しながら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外す
    ことができるよう前記オイル塗布ローラに巻きつけてあ
    ることを特徴とするオイル塗布ローラユニット。
  2. 【請求項2】 オイル塗付面を有するオイル塗布ローラ
    と、 前記オイル塗布ローラの両端部を液密におおうように付
    設したシールリングと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    し、かつ端部が前記シールリングに液密に固定されてい
    るオイル漏れ防止フィルムと、 を有することを特徴とするオイル塗布ローラユニット。
  3. 【請求項3】 ホルダに回転可能に支持されたオイル塗
    布ローラと、 前記オイル塗布ローラの両端部に設けられたシールリン
    グと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    し、かつ端部が前記シールリングに液密に固定されてい
    る引き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムと、を有し、 前記オイル漏れ防止フィルムは、前記オイル塗布ローラ
    を前記ホルダに取り付けた状態で前記オイル漏れ防止フ
    ィルムの端部を引くことにより前記オイル塗布ローラが
    回転しながら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外すこ
    とができるよう前記オイル塗布ローラに巻きつけてある
    ことを特徴とするオイル塗布ローラユニット。
  4. 【請求項4】 オイル塗布面を有し、端部に通気孔を有
    するオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    するオイル漏れ防止フィルムと、を有し、 前記通気孔が前記オイル漏れ防止フィルムの端部で塞が
    れるよう構成したことを特徴とするオイル塗布ローラユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 オイル塗布面を有しかつ端部に通気孔を
    有するオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    するオイル漏れ防止フィルムと、 前記オイル塗布ローラの両端部に付設され、かつオイル
    塗布ローラの内部と通ずる排気口を具備するシールリン
    グと、を有し、 前記排気口が前記オイル漏れ防止フィルムの端部で塞が
    れるように構成したことを特徴とするオイル塗布ローラ
    ユニット。
  6. 【請求項6】 オイル塗布ローラの半径をaとした場
    合、シールリングの半径が0.8aないし0.99aで
    あることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載
    のオイル塗布ローラユニット。
  7. 【請求項7】 シールリングの熱膨張率が軸の熱膨張率
    より高いことを特徴とした請求項2から6のいずれかに
    記載のオイル塗布ローラユニット。
  8. 【請求項8】 シールリングが弾性体からなることを特
    徴とした請求項2から7のいずれかに記載のオイル塗布
    ローラユニット。
  9. 【請求項9】 オイル漏れ防止フィルムを固定するため
    の接着剤が、少なくともオイル塗布ローラの一方の端部
    からもう一方の端部まで連続して設けられていることを
    特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のオイル塗
    布ローラユニット。
  10. 【請求項10】 オイル漏れ防止フィルムに塗布された
    接着剤であって、オイル漏れ防止フィルムの引き抜き方
    向に対して垂直方向に塗布された接着剤の塗布部の長さ
    が、オイル塗布ローラの軸方向の長さの2/3以下であ
    ることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の
    オイル塗布ローラユニット。
  11. 【請求項11】 トナーを熱と圧力の作用で記録材に定
    着する定着手段と、 ホルダに回転可能に支持されたオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    する引き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムと、を有
    し、 前記オイル漏れ防止フィルムは、前記オイル塗布ローラ
    を前記ホルダに取り付けた状態で前記オイル漏れ防止フ
    ィルムの一端を引くことにより前記オイル塗布ローラが
    回転しながら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外すこ
    とができるように、前記オイル塗布ローラに巻きつけて
    あるオイル塗布ローラユニットを有することを特徴とす
    る定着装置。
  12. 【請求項12】 トナーを熱と圧力の作用で記録材に定
    着する定着手段と、 オイル塗布面を有するオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラの両端部を液密におおうように付
    設したシールリングと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    し、かつ端部が前記シールリングに液密に固定されてい
    るオイル漏れ防止フィルムと、 を有するオイル塗布ローラユニットとを備えることを特
    徴とする定着装置。
  13. 【請求項13】 トナーを熱と圧力の作用で記録材に定
    着する定着手段と、 ホルダに回転可能に支持されたオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラの両端部に設けられたシールリン
    グと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    し、かつ端部が前記シールリングに液密に固定されてい
    る引き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムと、を有し、 前記オイル漏れ防止フィルムは、前記オイル塗布ローラ
    を前記ホルダに取り付けた状態で前記オイル漏れ防止フ
    ィルムの一端を引くことにより前記オイル塗布ローラが
    回転しながら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外すこ
    とができるよう前記オイル塗布ローラに巻きつけてある
    オイル塗布ローラユニットを備えることを特徴とする定
    着装置。
  14. 【請求項14】 トナーを熱と圧力の作用で記録材に定
    着する定着手段と、 少なくとも端部に通気孔を有するオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    するオイル漏れ防止フィルムと、を有し、 前記通気孔が前記オイル漏れ防止フィルムの端部で塞が
    れているオイル塗布ローラユニットとを備えることを特
    徴とする定着装置。
  15. 【請求項15】 トナーを熱と圧力の作用で記録材に定
    着する定着手段と、 端部に通気孔を有するオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    するオイル漏れ防止フィルムと、 前記オイル塗布ローラ両端部に付設され、かつオイル塗
    布ローラの内部と通ずる排気口を具備するシールリング
    と、を有し、 前記排気口が前記オイル漏れ防止フィルムの一端で塞が
    れるよう構成されたオイル塗布ローラユニットを有する
    ことを特徴とする定着装置。
  16. 【請求項16】 回転手段により回転される感光体と、
    感光体を帯電させる帯電器と、感光体に静電潜像を形成
    する露光装置と、静電潜像を可視像化する現像器と、感
    光体上のトナー画像を記録紙へ転写する転写装置と、感
    光体上の残存するトナーを除去するクリーニング装置と
    を有する画像形成手段と、 トナー画像を熱と圧力の作用で記録材に定着させる定着
    手段と、 ホルダに回転可能に支持されたオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    し、かつ引き抜き可能なオイル漏れ防止フィルムと、を
    有し、 前記オイル漏れ防止フィルムは、前記オイル塗布ローラ
    を前記ホルダに取り付けた状態で前記オイル漏れ防止フ
    ィルムの一端を引くことにより前記オイル塗布ローラが
    回転しながら前記オイル漏れ防止フィルムを取り外すこ
    とができるよう前記オイル塗布ローラに巻きつけてある
    オイル塗布ローラユニットを有することを特徴とする画
    像形成装置。
  17. 【請求項17】 感光体と、感光体を帯電させる帯電器
    と、感光体に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像
    を可視像化する現像器と、感光体上のトナー画像を記録
    紙へ転写する転写装置と、感光体上の残存するトナーを
    除去するクリーニング装置とを有する画像形成手段と、 トナー画像を熱と圧力の作用で記録材に定着させる定着
    手段と、 軸を有し、前記定着手段の近傍において軸支されたオイ
    ル塗布ローラと、 オイル塗布ローラの両端部に設けたシールリングと、 オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装し、
    かつ端部がシールリングに液密に固定されているオイル
    漏れ防止フィルムと、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 感光体と、感光体を帯電させる帯電器
    と、感光体に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像
    を可視像化する現像器と、感光体上のトナー画像を記録
    紙へ転写する転写装置と、感光体上の残存するトナーを
    除去するクリーニング装置とを有する画像形成手段と、 トナー画像を熱と圧力の作用で記録材に定着させる定着
    手段と、 ホルダに回転可能に支持されたオイル塗布ローラと、 オイル塗布ローラの両端部に設けたシールリングと、 オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装し、
    かつ端部がシールリングに液密に固定されているオイル
    漏れ防止フィルムと、を有し、 前記オイル漏れ防止フィルムに、オイル塗布ローラをホ
    ルダに取り付けた状態で引くことによりオイル塗布ロー
    ラが回転して前記オイル漏れ防止フィルムを取り外すこ
    とが可能な引き手を設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】 感光体と、感光体を帯電させる帯電器
    と、感光体に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像
    を可視像化する現像器と、感光体上のトナー画像を記録
    紙へ転写する転写装置と、感光体上の残存するトナーを
    除去するクリーニング装置とを有する画像形成手段と、 トナー画像を熱と圧力の作用で記録材に定着させる定着
    手段と、 端部に通気孔を有するオイル塗布ローラと、 オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装する
    オイル漏れ防止フィルムと、を有し、 前記通気孔が前記オイル漏れ防止フィルムの端部で塞が
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 感光体と、感光体を帯電させる帯電器
    と、感光体に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像
    を可視像化する現像器と、感光体上のトナー画像を記録
    紙へ転写する転写装置と、感光体上の残存するトナーを
    除去するクリーニング装置とを有する画像形成手段と、 トナー画像を熱と圧力の作用で記録材に定着させる定着
    手段と、 オイル塗布ローラと、 オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装する
    オイル漏れ防止フィルムと、オイル塗布ローラ両端部に
    設けたシールリングと、を有し、 シールリングは、オイル塗布ローラ内部に通ずる排気口
    を有し、前記排気口が前記オイル漏れ防止フィルムの端
    部で塞がれていることを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 オイル塗布面を有し、端部に通気孔を
    有するオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、前記通気孔
    に連通する排気口を前記オイル塗布ローラのオイル塗布
    面と実質的に同じ面に有するシールリングと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    し、その端部が前記シールリングの排気口を液密におお
    う熱収縮性オイル漏れ防止フィルムと、 を有することを特徴とするオイル塗布ローラユニット。
  22. 【請求項22】 トナーを熱と圧力の作用で記録材に定
    着する定着手段と、 オイル塗布面を有し、端部に通気孔を有するオイル塗布
    ローラと、前記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、
    前記通気孔に連通する排気口を前記オイル塗布ローラの
    オイル塗布面と実質的に同じ面に有するシールリング
    と、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを
    包装し、その端部が前記シールリングの排気口を液密に
    おおう熱収縮性オイル漏れ防止フィルムを備えたオイル
    塗布ローラユニットと、 を有することを特徴とする定着装置。
  23. 【請求項23】 感光体と、感光体を帯電させる帯電器
    と、感光体に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像
    を可視像化する現像器と、感光体上のトナー画像を記録
    紙へ転写する転写装置と、感光体上の残存するトナーを
    除去するクリーニング装置とを有する画像形成手段と、 トナー画像を熱と圧力の作用で記録材に定着させる定着
    手段と、 オイル塗布面を有し、端部に通気孔を有するオイル塗布
    ローラと、 前記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、前記通気孔
    に連通する排気口を前記オイル塗布ローラのオイル塗布
    面と実質的に同じ面に有するシールリングと、前記オイ
    ル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装し、その
    端部が、前記シールリングの排気口を液密におおう熱収
    縮性オイル漏れ防止フィルムと、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 ホルダに回転可能に支持され端部に通
    気孔を有するオイル塗布ローラと、 前記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、前記通気孔
    に連通する排気口を前記オイル塗布ローラのオイル塗布
    面と実質的に同じ面に有するシールリングと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    し、その端部が前記シールリングの排気口を液密におお
    う熱収縮性オイル漏れ防止フィルムと、 を有することを特徴とするオイル塗布ローラユニット。
  25. 【請求項25】 トナーを熱と圧力の作用で記録材に定
    着する定着手段と、 回転可能に支持され、端部に通気孔を有するオイル塗布
    ローラと、前記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、
    前記通気孔に連通する排気口を前記オイル塗布ローラの
    オイル塗布面と実質的に同じ面に有するシールリング
    と、前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを
    包装し、その端部が前記シールリングの排気口を液密に
    おおう熱収縮性オイル漏れ防止フィルムを備えたオイル
    塗布ローラユニットと、 を有することを特徴とする定着装置。
  26. 【請求項26】 感光体と、感光体を帯電させる帯電器
    と、感光体に静電潜像を形成する露光装置と、静電潜像
    を可視像化する現像器と、感光体上のトナー画像を記録
    紙へ転写する転写装置と、感光体上の残存するトナーを
    除去するクリーニング装置とを有する画像形成手段と、 トナー画像を熱と圧力の作用で記録材に定着させる定着
    手段と、 回転可能に支持され、端部に通気孔を有するオイル塗布
    ローラと、 前記オイル塗布ローラの両端部に設けられ、前記通気孔
    に連通する排気口を前記オイル塗布ローラのオイル塗布
    面と実質的に同じ面に有するシールリングと、 前記オイル塗布ローラに密着して巻きつけてこれを包装
    し、その端部が前記シールリングの排気口を液密におお
    う熱収縮性オイル漏れ防止フィルムと、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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