JP2000056537A - 画像形成装置及び方法 - Google Patents

画像形成装置及び方法

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JP2000056537A
JP2000056537A JP10220403A JP22040398A JP2000056537A JP 2000056537 A JP2000056537 A JP 2000056537A JP 10220403 A JP10220403 A JP 10220403A JP 22040398 A JP22040398 A JP 22040398A JP 2000056537 A JP2000056537 A JP 2000056537A
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toner
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な制御で色ずれを防止出来る画像形成
装置及び方法を提供する。また、良好な画像を得ること
が可能なカラー画像形成装置及び方法を提供する。 【解決手段】 制御回路61は、記憶回路65が記憶す
るテストパターンに基づき、イエロのトナーから形成さ
れる第1のトナー像、ブラックのトナーから形成される
第2のトナー像を順次形成する。制御回路61は、フォ
トセンサ30yが検出したイエロのトナーの付着面積に
基づき、第1のトナー像からイエロのトナーがはみ出さ
ないよう、イエロの印字タイミングを制御する。制御回
路61は、更に第1のトナー像、ブラックのトナーから
形成され、第3のトナー像より狭い範囲に形成される第
4のトナー像を順次形成する。制御回路61は、フォト
センサ30yが検出したイエロのトナーの付着面積に基
づき、第1のトナー像からイエロのトナーがはみ出さな
いよう、イエロの印字タイミングを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像の色ずれを補
正する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラープリンタ、カラーコピー等のカラ
ー画像形成装置では、転写材の作像位置からのずれ、ま
た、各感光体の機械的な位置精度やレーザ光の位置精度
等のずれにより色ずれが生じるといった問題点がある。
【0003】そのため、複数の感光体にそれぞれ異なる
色で形成されたトナー像を、記録紙に重ね合わせて転写
し、カラー画像を得る画像形成装置では、記録紙を搬送
する転写ベルトの速度を制御して色ずれを防止してい
る。
【0004】しかし、転写ベルトの速度を制御しても、
感光体等の微妙な振動等により、記録紙に転写される一
の色から形成されたトナー像と他の色から形成されたト
ナー像との間に、ずれが生じる場合があるといった問題
点がある。
【0005】このような問題点を解決するために、特開
平9−204087号公報には、転写ベルト又は記録紙
上の一の色のテストパターンと他の色のテストパターン
とのずれ量から検出した振動に基づいて各装置の制御を
行う画像形成装置が開示されている。
【0006】また、感光体に形成された複数の色のトナ
ー像を転写体に重ね合わせ、重ね合わせたトナー像を記
録紙に転写するカラー画像形成装置では、転写体の回転
速度に基づいて感光体の回動速度を制御することによ
り、色ずれを補正している。
【0007】しかし、転写体の回転速度に基づいて感光
体の回動速度を制御しても、例えば、電源投入時や長時
間印刷を行っていない状態から、印刷を行った場合に印
刷開始当初の色ずれが大きくなる場合があるという問題
点がある。
【0008】このような問題点を解決するために、特開
平8−190244号公報には、転写体に転写された複
数の色の検出パターンの位置のずれに基づいて、感光体
及び転写体の動作を制御して色ずれ量を補正する技術が
開示されている。
【0009】また、特開平8−160704号公報に
は、転写体又は記録紙上に形成されたテストパターンの
色相と予め記憶する基準の色相とに基づいて、色ずれを
補正する技術が開示されている。
【0010】しかし、特開平9−204087号公報、
特開平8−190244号公報、及び特開平8−160
704号公報に開示されている技術は、制御が複雑であ
り、製造コストが高くなるという問題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実状に鑑
みてなされたものであり、簡単な制御で色ずれを防止出
来る画像形成装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0012】また、本発明は、良好な画像を得ることが
可能なカラー画像形成装置及び方法を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る画像形成装置は、感光体
と、前記感光体に静電潜像を形成する書き込み手段と、
複数の色のトナーによって前記静電潜像上にトナー像を
形成する現像手段と、前記複数の色のトナーの内の第1
の色のトナーから形成される第1のトナー像と、第2の
色のトナーから形成され、前記第1のトナー像上に、前
記第1のトナー像よりも広い範囲に形成される第2のト
ナー像とを含むテストパターンを記憶する記憶手段と、
前記感光体上に形成された前記第1及び第2のトナー像
について、前記第2のトナー像からはみ出した前記第1
のトナー像の範囲及びはみ出した方向を検出する検出手
段と、前記記憶手段が記憶するテストパターンに基づい
て、前記書き込み手段及び現像手段を制御して前記第1
のトナー像及び第2のトナー像を前記感光体上に形成
し、前記検出手段が検出した前記第1のトナー像の範囲
及びはみ出した方向に基づいて、前記書き込み手段が前
記第1の色のトナーによって現像されるべき静電潜像を
形成するタイミングを制御する制御手段と、を備えるこ
とを特徴とする。
【0014】前記制御手段は、前記検出手段が検出した
第1のトナー像の範囲及びはみ出した方向に基づいて、
前記書き込み手段を制御し、前記第1のトナー像が前記
第2のトナー像の範囲内に含まれるよう前記第1の色の
トナーによって現像されるべき静電潜像を前記書き込み
手段が形成するタイミングを変更することが望ましい。
【0015】制御手段は書き込み手段及び現像手段を制
御及び駆動して第1のトナー像を形成し、第1のトナー
像上に第2のトナー像を形成する。検出手段は、第2の
トナー像からはみ出した第1のトナー像の範囲及びはみ
出した方向を検出する。制御手段は、検出手段が検出し
た第1のトナー像の範囲及びはみ出した方向に基づいて
書き込み手段制御して、第1のトナー像が第2のトナー
像の範囲内に含まれるよう第1の色のトナーによって現
像されるべき静電潜像を書き込み手段が形成するタイミ
ングを変更する。従って、第2の色のトナーから形成さ
れるトナー像に対する第1の色のトナーから形成される
トナー像の位置に生ずるずれを低減することが可能であ
る。
【0016】前記テストパターンはさらの前記第1のト
ナー像と実質的に同一の第3のトナー像と、前記第2の
色から形成され、前記第3のトナー像上に、前記第3の
トナー像が形成される範囲より広く、前記第2のトナー
像が形成される範囲よりも狭い範囲に形成される第4の
トナー像とを含み、前記検出手段は、前記第4のトナー
像からはみ出た前記第3のトナー像の範囲及びはみ出し
た方向を検出し、前記制御手段は、前記第1の色のトナ
ーによって現像されるべき静電潜像を形成するタイミン
グを変更した後、前記記憶手段が記憶するテストパター
ンに基づいて、前記書き込み手段及び現像手段を制御し
て前記第3のトナー像及び第4のトナー像を前記感光体
上に形成し、前記検出手段が検出した前記第3のトナー
像の範囲及びはみ出した方向に基づいて、前記書き込み
手段が前記第1の色のトナーによって現像されるべき静
電潜像を形成するタイミングを制御する制御手段とを備
えることが望ましい。
【0017】前記制御手段は、前記検出手段が検出した
第3のトナー像の範囲及びはみ出した方向に基づいて、
前記書き込み手段を制御し、前記第3のトナー像が前記
第4のトナー像の範囲内に含まれるよう、前記第1の色
のトナーによって現像されるべき静電潜像を前記書き込
み手段が形成するタイミングを変更することが望まし
い。
【0018】第1のトナー像が第2のトナー像の範囲内
に含まれるよう第1の色のトナーによって現像されるべ
き静電潜像を書き込み手段が形成するタイミングを変更
した後、制御手段は、書き込み手段を制御して第1のト
ナー像を形成し、第3のトナー像上に第4のトナー像を
形成する。検出手段は、第4のトナー像からはみ出した
第3のトナー像の範囲及びはみ出した方向を検出する。
制御手段は、検出手段が検出した第3のトナー像の範囲
及びはみ出した方向に基づいて書き込み手段を制御し
て、第3のトナー像が第4のトナー像の範囲内に含まれ
るように第1のトナーによって現像されるべき静電潜像
を書き込み手段が形成するタイミングを変更する。従っ
て、第2の色のトナーから形成されるトナー像に対する
第1の色のトナーから形成されるトナー像の位置に生ず
るずれを、更に低減することが可能である。
【0019】前記制御手段は、前記書き込み手段を制御
して、前記感光体上の一方向及び前記一方向に直交する
方向での前記第1の色のトナーによって現像されるべき
静電潜像を作成するタイミングを変更してもよい。
【0020】また、前記制御手段は、前記第1及び第2
のトナー像を前記感光体上に複数形成し、前記検出手段
は、複数の前記第2のトナー像からはみ出た前記第1の
トナー像をそれぞれ検出し、前記制御手段は、各前記検
出手段が検出した第1のトナー像の範囲及びはみ出した
方向に基づいて、前記書き込み手段を制御し、前記第1
のトナー像が前記第2のトナー像の範囲内に含まれるよ
うに前記第1の色のトナーによって現像されるべき静電
潜像を形成するタイミングを変更することが望ましい。
【0021】さらに、前記制御手段は、前記第3及び第
4のトナー像を前記感光体上に複数形成し、前記検出手
段は、複数の前記第4のトナー像からはみ出た前記第3
のトナー像をそれぞれ検出し、前記制御手段は、各前記
検出手段が検出した第3のトナー像の範囲及びはみ出し
た方向に基づいて、前記書き込み手段を制御し、前記第
3のトナー像が前記第4のトナー像の範囲内に含まれる
よう前記第1の色のトナーによって現像されるべき静電
潜像を形成するタイミングを変更することが望ましい。
【0022】このような構成によれば、記憶手段が記憶
するテストパターンに基づいて形成されたトナー像の範
囲が、例えば、1ドットという小さなものであっても、
フォトセンサ等のセンサによって、付着面積を検出する
ことが可能である。
【0023】前記現像手段は、イエロ、マゼンタ、シア
ン、及びブラックの4色のトナーを備え、前記第2及び
第4のトナー像はブラックのトナーから形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の
画像形成装置。
【0024】このような構成によれば、イエロ、マゼン
タ、及びシアンの3色のテストパターンは、ブラックの
テストパターンによって覆われ、イエロ、マゼンタ、及
びシアンの各トナー像のブラックのテストパターンに覆
われた部分は検出されず、ブラックのテストパターンか
らはみ出した部分のみが検出される。従って、ブラック
のテストパターンに対する、イエロ、マゼンタ、及びシ
アンの3色のテストパターンのずれを検出することがで
きる。
【0025】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る画像形成装置は、感光体と、前記感光体に静
電潜像を形成する書き込み手段と、複数の色のトナーに
よって前記静電潜像上にトナー像を形成する現像手段
と、前記複数の色のトナーの内の第1の色のトナーから
形成される第1のトナー像と、第2の色のトナーから形
成され、前記第1のトナー像上に形成される第2のトナ
ー像とを備えるテストパターンを記憶する記憶手段と、
前記感光体上に形成された前記第1及び第2のトナー像
について、前記第2のトナー像からはみ出した前記第1
のトナー像の範囲及びはみ出した方向を検出する第1の
検出手段と、前記書き込み手段が前記感光体上に静電潜
像の形成を開始するための基準位置を検出する第2の検
出手段と、前記第2の検出手段が前記基準位置を検出す
ると、所定のタイミングで前記書き込み手段によって、
前記感光体上に静電潜像を形成するするよう制御する基
本補正と、前記記憶手段が記憶するテストパターンに基
づいて、前記書き込み手段及び現像手段を制御して、前
記第1及び第2のトナー像を前記感光体上に形成し、前
記第1の検出手段が検出した前記第1のトナー像の範囲
及びはみ出した方向に基づいて、前記書き込み手段を制
御し、前記第1のトナー像が前記第2のトナー像の範囲
内に含まれるよう前記第1の色のトナーによって現像さ
れるべき静電潜像を前記書き込み手段が形成するタイミ
ングを変更する補正動作とを行う制御手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0026】また、前記制御手段は、前記基本補正によ
る前記書き込み手段の静電潜像を形成するタイミングが
nドット分ずれている場合に、前記補正動作をn回行
い、n−k回目の補正動作では、前記第2のトナー像を
2k+1ドット四方の範囲に形成し、n−(k+1)回
目の補正動作では、前記第2のトナー像を2k−2ドッ
ト四方の範囲に形成することが望ましい。
【0027】第2の検出手段が基準位置を検出すると、
制御手段は、所定のタイミングで書き込み手段によっ
て、感光体上に静電潜像を形成するするよう制御する基
本補正を行う。例えば、基本補正による書き込み手段の
静電潜像を形成するタイミングのずれが3ドットである
場合、制御手段は、補正動作を3回行う。例えば、1ド
ットの範囲で形成された第1のトナー像上に、1回目の
補正動作では5ドット四方の範囲に第2のトナー像を形
成し、2回目の補正動作では3ドット四方の範囲に第2
のトナー像を形成し、3回目の補正動作では、1ドット
の範囲に第2のトナー像を形成する。このように、徐々
に形成される範囲が狭くなる第2のトナー像の範囲内に
第1のトナー像が形成されるよう第1の色のトナーによ
って現像されれるべき静電潜像を書き込み手段が形成す
るタイミングを変更することによって、第2の色のトナ
ー像によって形成されるトナー像に対する第1の色のト
ナーによって形成されるトナー像のずれを簡単な制御で
低減することが出来る。
【0028】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係る画像形成方法は、感光体上に静電潜像を形成
し、前記静電潜像を複数の色のトナー像で現像する画像
形成方法において、前記方法は前記複数の色のうちの第
1の色から形成された第1のトナー像を形成した後、前
記第1のトナー像上に、第2の色から形成され、前記第
1のトナー像に比べて面積の大きい第2のトナー像を形
成する第1形成工程と、前記第2のトナー像からはみ出
した前記第1のトナー像の範囲及びはみ出した方向を検
出し、前記第1のトナー像がはみ出した範囲及び方向に
基づいて、前記第1のトナー像が前記第2のトナー像の
範囲内に含まれるように前記第1の色のトナーによって
現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変更す
る第1補正工程とを備えることを特徴とする。
【0029】このような方法によれば、第1形成工程
は、第1のトナー像を形成し、第1のトナー像上に第2
のトナー像を形成する。第1補正工程は、第2のトナー
像からはみ出した第1のトナー像の範囲及びはみ出した
方向を検出し、第1のトナー像がはみ出した範囲及びは
み出した方向に基づいて、第1のトナー像が第2のトナ
ー像の範囲内に含まれるよう第1の色のトナーによって
現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変更す
る第1補正工程を行う。従って、第2の色のトナーから
形成されるトナー像に対する、第1の色のトナーから形
成されるトナー像のずれを低減することが可能である。
【0030】前記画像形成方法は、前記第1補正工程に
よって前記第1の色のトナーによって現像されるべき静
電潜像を形成するタイミングを変更した後、前記第1の
トナー像とほぼ同一の第3のトナー像を形成し、前記第
2の色から形成され、前記第2のトナー像の面積よりも
小さく、前記第3のトナー像の面積よりも大きい面積に
形成される第4のトナー像を前記第3のトナー像上に形
成する第2形成工程と、前記第4のトナー像からはみ出
した前記第3のトナー像の範囲及びはみ出した方向を検
出し、前記第3のトナー像がはみ出した範囲及び方向に
基づいて、前記第3のトナー像が前記第4のトナー像の
範囲内に含まれるように前記第1の色のトナーによって
現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変更す
る第2補正工程とを備えることが望ましい。
【0031】このような方法によれば、第1の補正工程
によって、第1のトナー像が第2のトナー像の範囲内に
含まれた後、第2形成工程は、第3のトナー像を形成
し、第3のトナー像上に第4のトナー像を形成する。第
2補正工程は、第4のトナー像からはみ出した第4のト
ナー像を検出し、第3のトナー像がはみ出した範囲及び
はみ出した方向に基づいて、第3のトナー像が第4のト
ナー像の範囲内に含まれるように第1の色のトナーによ
って現像されるべきの静電潜像を形成するタイミングを
変更する第2補正工程を行う。従って、第2の色のトナ
ーから形成されるトナー像に対する、第1の色のトナー
から形成されるトナー像のずれを、更に低減することが
可能である。
【0032】前記第1の補正工程は、前記感光体上の一
方向及び前記一方向に直交する方向での前記第2のトナ
ー像からはみ出した前記第1のトナー像の範囲及びはみ
出した方向を検出し、前記第1の色のトナーによって現
像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変更して
もよい。
【0033】また、前記第2の補正工程は、前記感光体
上の一方向及び前記一方向に直交する方向での前記第4
のトナー像からはみ出した前記第3のトナー像の範囲及
びはみ出した方向を検出し、前記第1の色のトナーによ
って現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変
更してもよい。
【0034】また、前記第1形成工程は、前記第1及び
第2のトナー像を前記感光体上に複数形成し、前記第1
補正工程は、複数の前記第2のトナー像からはみ出た前
記第1のトナー像の範囲及びはみ出した方向をそれぞれ
検出し、検出した第1のトナー像の範囲及びはみ出した
方向に基づいて、前記第1のトナー像が前記第2のトナ
ー像の範囲内に含まれるよう前記第1の色のトナーによ
って現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変
更するが望ましい。
【0035】さらに、前記第2形成工程は、前記第3及
び第4のトナー像を前記感光体上に複数形成し、前記第
2補正工程は、複数の前記第4のトナー像からはみ出た
前記第3のトナー像の範囲及びはみ出した方向をそれぞ
れ検出し、検出した第3のトナー像の範囲及びはみ出し
た方向に基づいて、前記第3のトナー像が前記第4のト
ナー像の範囲内に含まれるよう前記第1の色のトナーに
よって現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを
変更することが望ましい。
【0036】このような方法によれば、第1又は第2の
形成工程によって形成された第1又は第3のトナー像の
範囲が、例えば、1ドットという小さなものであって
も、フォトセンサ等のセンサで、第2のトナー像からは
み出した第1のトナー像及び第4のトナー像からはみ出
した第3のトナー像の範囲及び方向を検出することが可
能である。
【0037】前記複数の色は、イエロ、マゼンタ、シア
ン、及びブラックの4色であり、前記第2及び第4のト
ナー像はブラックのトナーから形成されていることが望
ましい。
【0038】このような方法によれば、イエロ、マゼン
タ、及びシアンの3色のトナー像は、ブラックのトナー
像によって覆われ、イエロマゼンタ、及びシアンの各ト
ナー像のブラックのトナー像に覆われた部分は検出され
ず、ブラックのトナー像からはみ出した部分のみが検出
されるので、ブラックのトナー像に対するイエロ、マゼ
ンタ、及びシアンのトナー像のずれを検出することがで
きる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の画像
形成装置100を図面を参照して説明する。図1は本発
明の実施の形態の画像形成装置100の側面図、図2は
画像形成装置100の部分側面図である。
【0040】画像形成装置100は、各色のトナー像が
形成される感光体ベルト10、感光体ベルト10に形成
されたトナー像が重ね合わされる転写ドラム15、感光
体ベルト10を露光するレーザ光学ユニット20、静電
潜像をトナーで現像する現像ユニット25、感光体ベル
ト10上でのトナーの付着状態を検出する検出ユニット
30、記録紙を搬送する搬送ユニット40、感光体ベル
ト10に付着したトナーを除去するクリーナー50、感
光体ベルト10の書き出し位置を検出するフォトセンサ
51、感光体ベルト10に残留する電荷を除去するイレ
ーズランプ52、転写ドラム15に形成されたトナー像
を記録紙上に転写する転写器54、記録紙にトナー像を
定着させる定着器56、及び感光体ベルト10を帯電さ
せる帯電器58を備える。
【0041】感光体ベルト10は、駆動ロール11と従
動ロール12との間に張架され、駆動モータ13の駆動
による駆動ロール11の回転によって、駆動ロール11
と従動ロール12との周りを矢印YA方向に回動する。
感光体ベルト10は、フォトセンサ51によって検出さ
れる基準位置マークを備える。基準位置マークは、トナ
ー像の書き出し位置を合わせるためのものである。
【0042】転写ドラム15は、駆動モータ13を駆動
源として、感光体ベルト10と接触した状態を保ちなが
ら、矢印YB方向に感光体ベルト10の表面と同期した
速度で回動するように駆動され、感光体ベルト10上に
形成されたカラートナー像を転写される。
【0043】現像ユニット25は、Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブラック)のト
ナーを現像剤として使用する現像器25y、25m、2
5c、25kを備え、感光体ベルト10上に形成された
静電潜像をイエロ,マゼンタ,シアン,及びブラックの
トナーを用いて現像する。
【0044】レーザ光学ユニット20は、イエロ,マゼ
ンタ,シアン,及びブラックのレーザ照射器20y、2
0m、20c、20kを備え、変調されたレーザ光を感
光体ベルト上で走査し、感光体ベルト10の表面を露光
して表面に静電潜像を形成する。
【0045】検出ユニット30は、感光体ベルト10に
対向して配置され、図2に示すように、イエロ,マゼン
タ,シアン,及びブラックのトナーの付着状態を検出す
るフォトセンサ30y、30m、30c、30kを備
え、感光体ベルト10上でのイエロ,マゼンタ,シア
ン,及びブラックのトナーの付着状態を検出し、制御回
路61に伝達する。
【0046】転写器54は、図1に示すように、レジス
トローラ41から搬送されてきた用紙が転写ドラム15
と接触する位置で、用紙の背面に転写電圧を加え、転写
ドラム15表面上のトナー像を用紙に転写する。
【0047】搬送ユニット40は、記録紙を転写ドラム
15と転写器54との間に搬送するレジストローラ41
やレジストローラ41に記録紙を供給する給紙ローラ4
3等を備え、画像形成装置100内での記録紙の搬送及
び排出を行う。
【0048】図3は画像形成装置100の回路構成を示
すブロック図である。画像形成装置100は、上位装置
1との各種データの授受を行うインタフェース回路6
0、レーザ制御回路62とベルト駆動回路63と搬送駆
動回路64と現像ユニット30とフォトセンサ51と帯
電器58と転写器54とイレーズランプ52とクリーナ
ー50との制御及び駆動を行う制御回路61、レーザ光
学ユニット20の制御及び駆動を行うレーザ制御回路6
2、駆動モータ13の制御及び駆動を行うベルト駆動回
路63、搬送ユニット40の制御及び駆動を行う搬送駆
動回路64、及び制御回路61が実行する処理を記憶す
る記憶回路65を備える。
【0049】インタフェース回路60は、上位装置1か
ら画像の作成を要求する印刷要求信号及び作成する画像
を示すカラーデータ信号を受信して制御回路61に出力
し、制御回路61からカラーデータ信号を受信する準備
が出来たことを示す準備完了信号を受信し、上位装置1
に出力する。
【0050】制御回路61は、上位装置1から供給され
る印刷要求信号及びカラーデータ信号に基づき、レーザ
制御回路62、ベルト駆動回路63、搬送駆動回路6
4、現像ユニット25、クリーナー50、イレーズラン
プ52、転写器54、及び帯電器58を制御及び駆動す
る。また、制御回路61は、後述するフローチャート
(図4,7,10,12)に示す処理を実行して、色ず
れを補正する。
【0051】レーザ制御回路62は、制御回路61から
供給される駆動信号に基づき、レーザ光学ユニット20
をレーザ光を走査可能な状態にし、レーザ光の走査を指
示する走査信号及びレーザ光の走査の停止を指示する停
止信号に従って、感光体ベルト10上へのレーザ光の走
査及び走査の停止を指示するレーザ駆動信号をレーザ光
学ユニット20へ供給する。
【0052】ベルト駆動回路63は、制御回路61から
伝達される駆動信号に基づいて、駆動モータ13を有効
な状態にする。
【0053】搬送駆動回路64は、制御回路61から伝
達される駆動信号に基づき、給紙ローラ43やレジスト
ローラ41等を回転させ、記録紙を搬送する。
【0054】記憶回路65は、制御回路61が実行する
後述するフローチャート(図5,7,11,14)に示
す動作と、後述する色ずれ補正で感光体ベルト10上に
形成されるトナー像のパターン(テストパターン)と、
イエロデータ信号,マゼンタデータ信号,シアンデータ
信号,及びブラックデータ信号とを記憶する。また、記
憶回路65は、テストパターンに基づいて現像されたト
ナー像での、イエロ、マゼンタ、及びシアンのトナーの
付着面積を記憶する。
【0055】テストパターンは、イエロ、マゼンタ、及
びシアンのトナーの1ドットから形成され、図4(a)
に示すように、所定の間隔をおいて主走査及び副走査方
向に形成されるトナー像と、ブラックのトナーから形成
され、図4(b)に示すように、イエロ、マゼンタ、及
びシアンから形成されたトナー像上に、9ドット(3ド
ット四方)の範囲に形成されるトナー像と、ブラックの
トナーから形成され、図4(c)に示すように、イエ
ロ、マゼンタ、及びシアンから形成されたトナー像上に
1ドットの範囲に形成されるトナー像とを含む。
【0056】次に画像形成装置100の動作を図面を参
照して説明する。図5は画像を印刷するための処理を示
すフローチャートである。
【0057】まず、1つの画像を印刷する際の画像形成
装置100の全体の動作を説明する。インタフェース回
路60は、上位装置1が出力した印刷要求信号を受信
し、制御回路61へ出力する。
【0058】印刷要求信号を受信した制御回路61は、
レーザ制御回路62、ベルト駆動回路63、及び搬送駆
動回路64に駆動信号を供給し、帯電器58、転写器5
4、クリーナー50及びイレーズランプ52を有効な状
態にする(ステップS501)。
【0059】駆動信号を受信したベルト駆動回路63
は、駆動モータ13を有効な状態にして、感光体ベルト
10を矢印YA方向に回動可能な状態にし、転写ドラム
15を矢印YB方向に回転可能な状態にする。駆動状態
となった帯電器17は、感光体ベルト10を均一に帯電
する。
【0060】駆動信号を受信したレーザ制御回路62
は、レーザ光学ユニット20をレーザ光の走査を可能な
状態にする。また、搬送駆動回路64は、記録紙を搬送
するレジストローラ41や給紙ローラ43等を回転可能
な状態にする。
【0061】駆動信号を供給した制御回路61は、作成
する画像を示すカラーデータ信号を受信する準備が出来
たことを知らせる準備完了信号をインタフェース回路6
0を介して上位装置1に供給する(ステップS50
2)。
【0062】準備完了信号を受信した上位装置1は、カ
ラーデータ信号をインタフェース回路60を介して制御
回路61に供給する。
【0063】カラーデータ信号を受信した制御回路61
は、R(RED)、G(GREEN)、B(BLUE)
で記述されているカラーデータ信号を、Y(イエロ)、
M(マゼンタ)、C(シアン)、及びK(ブラック)デ
ータ信号に変換し、記憶回路65に記憶する(ステップ
S503)。
【0064】イエロ、マゼンタ、シアン、及びブラック
データ信号を記憶回路65に記憶した制御回路61は、
基本補正を行って感光体ベルト10上でのトナー像の書
き出し位置を合わせ、現像ユニット25を現像可能な状
態にする(ステップS504)。
【0065】基本補正を行った後、制御回路61は、色
ずれ補正を行なう(ステップS505)。基本補正及び
色ずれ補正については、後述する。
【0066】色ずれ補正を行った制御回路61は、記憶
回路65に記憶されたイエロデータ信号に基づいて、レ
ーザ光の走査を指示する走査信号をレーザ制御回路62
に供給する。
【0067】レーザ制御回路62は、走査信号に基づい
て、レーザ照射器20yを制御及び駆動して感光体ベル
ト10上にレーザ光を走査し、感光体ベルト10に静電
潜像を形成する。現像器25yは、感光体ベルト10上
に形成された静電潜像を現像し、イエロのトナー像を形
成する(ステップS506)。
【0068】イエロのトナー像を感光体ベルト10に形
成した後、制御回路61は、記憶回路65に記憶された
マゼンタデータ信号に基づいて、レーザ光の走査を指示
する走査信号をレーザ制御回路62に供給する。
【0069】レーザ制御回路62は、走査信号に基づい
て、レーザ照射器20mを制御及び駆動して感光体ベル
ト10上にレーザ光を走査し、感光体ベルト10に静電
潜像を形成する。現像器25mは、感光体ベルト10上
に形成された静電潜像を現像し、マゼンタのトナー像を
形成する(ステップS507)。
【0070】マゼンタのトナー像を感光体ベルト10に
形成した後、制御回路61は、記憶回路65に記憶され
たシアンデータ信号に基づいて、レーザ光の走査を指示
する走査信号をレーザ制御回路62に供給する。
【0071】レーザ制御回路62は、走査信号に基づい
て、レーザ照射器20cを制御及び駆動して感光体ベル
ト10上にレーザ光を走査し、感光体ベルト10に静電
潜像を形成する。現像器25cは、感光体ベルト10上
に形成された静電潜像を現像し、シアンのトナー像を形
成する(ステップS508)。
【0072】シアンのトナー像を感光体ベルト10に形
成した後、制御回路61は、記憶回路65に記憶された
ブラックデータ信号に基づいて、レーザ光の走査を指示
する走査信号をレーザ制御回路62に供給する。
【0073】レーザ制御回路62は、走査信号に基づい
て、レーザ照射器20kを制御及び駆動して感光体ベル
ト10上にレーザ光を走査し、感光体ベルト10に静電
潜像を形成する。現像器25kは、感光体ベルト10上
に形成された静電潜像を現像し、ブラックのトナー像を
形成する(ステップS509)。
【0074】レーザ光の走査及びトナー像の形成が終了
した後、制御回路61は、レーザ光の走査を停止する停
止信号をレーザ制御回路62に出力し、また、現像ユニ
ット25による現像を停止する。停止信号を受信したレ
ーザ制御回路62は、レーザ光学ユニット20によるレ
ーザ光の走査を停止する。
【0075】感光体ベルト10上にイエロ、マゼンタ、
シアン、及びブラックのトナーから形成されたトナー像
は、感光体ベルト10の回動に従って矢印YA方向に移
動して転写ドラム15に至り、転写ドラム15と接触し
ながら矢印YA方向に移動し、トナー像は転写ドラム1
5に転写される。
【0076】感光体ベルト10は、さらに矢印YA方向
への回動を続け、イレーズランプ52及びクリーナー5
0によって残留電荷及び残留トナーが除去される。
【0077】イエロ、マゼンタ、シアン、及びブラック
のトナー像の転写ドラム15へ転写が終了した後、制御
回路61は、転写ドラム15と転写器54との間への記
録紙の供給を指示する給紙信号を搬送駆動回路64に供
給する。
【0078】供給信号を受信した搬送駆動回路64は、
記録紙を搬送するレジストローラ41や給紙ローラ43
等を回転させ、記録紙を矢印YC方向に一点鎖線に沿っ
て搬送し、転写ドラム51と転写器54との間に供給す
る。
【0079】記録紙が転写ドラム15と転写器54との
間を通過する際、転写器54は、転写ドラム15上のト
ナー像を記録紙に静電転写する(ステップS510)。
【0080】トナー像を静電転写された記録紙は、定着
器56によってトナー像の定着処理を受け、図示しない
排紙ローラにより機外に排出される(ステップS51
1)。
【0081】以上説明したように、カラー画像形成装置
100は、カラー画像を形成する際の書き出し位置を合
わせる基本補正を行った後、色ずれ補正を行って、イエ
ロ,マゼンタ,シアン,及びブラックのトナーの間に生
ずる色ずれを補正する。
【0082】以下、基本補正の動作を図面を参照して説
明する。図6は感光体ベルト10の部分平面図である。
基本補正では、制御回路61は、ベルト駆動回路63に
感光体ベルト10の回動を指示する回動指示信号を供給
する。回動指示信号を受信したベルト駆動回路63は、
駆動モータ13を駆動し、感光体ベルト10を矢印YA
方向(図1)に回動する。フォトセンサ51は、矢印Y
A方向に回動する感光体ベルト10上に形成された基準
マークを検出し、基準マークを検出したことを示す基準
検出信号を制御回路61に供給する。
【0083】基準検出信号を受信した制御回路61は、
基準検出信号を受信してから所定のタイミングで走査信
号を出力し、書き出し位置を調節する。
【0084】この基本補正によって、例えば、イエロ、
マゼンタ、シアン、及びブラックの各トナー間でのトナ
ー像のずれは、例えば、図6に示す25ドット(5ドッ
ト四方)の範囲内になる。ここで、斜線部はイエロ、マ
ゼンタ、シアン、又はブラックのトナー像が形成されて
いる部分である。
【0085】以下、本実施の形態のカラー画像形成装置
100の色ずれ補正の動作を図面を参照して説明する。
【0086】色ずれ補正では、基本補正が正常に行われ
ているかを確認する基本補正確認動作、色ずれ量を1ド
ット以内にする第1補正動作、色ずれ量を確認する色ず
れ確認動作、色ずれ量を0.5ドット以内にする第2補
正動作の順で処理を実行する。
【0087】制御回路61は、基本補正が終了した後、
基本補正確認動作を行う。以下、基本補正確認動作を図
面を参照して説明する。図7は基本補正確認動作を行う
ための処理を示すフローチャート、図8(a)、(b)
はカラー画像形成装置100の感光体ベルト10の部分
平面図である。
【0088】制御回路61は、まず、記憶回路65が記
憶しているテストパターンに基づいて、図8(a)に示
すように、感光体ベルト10上の主走査及び副走査方向
に所定の間隔を置いて1ドットずつレーザ照射器20y
のレーザ光を走査するよう指示する走査信号をレーザ制
御回路62に出力する。走査信号を受信したレーザ制御
回路62は、レーザ照射器20yを制御して、感光体ベ
ルト10上にレーザ光を走査し、静電潜像を形成する。
現像器25yは、イエロのトナーで静電潜像を現像し、
感光体ベルト10上にイエロのトナー像を形成する(ス
テップS101)。
【0089】次に、制御回路61は、記憶回路65が記
憶しているテストパターンに基づいて、図8(b)に示
すように、ステップS101で形成したイエロの1ドッ
ト上に、イエロの1ドットを中心として9ドット(3×
3ドット)ずつレーザ光を走査するよう指示する走査信
号をレーザ制御回路62に出力する。走査信号を受信し
たレーザ制御回路62は、レーザ照射器20kを制御し
て、感光体ベルト10上にレーザ光を走査し、静電潜像
を形成する。現像器25kは、ブラックのトナーで静電
潜像を現像し、感光体ベルト10上にブラックのトナー
像を形成する(ステップS102)。ここで、斜線部は
イエロのトナーが付着している部分である。
【0090】ブラックのトナー像を形成後、フォトセン
サ30yは感光体ベルト10上のブラックのトナー像か
らはみ出したイエロのトナーの付着面積を検出し、検出
した付着面積を示す付着信号を制御回路61に出力す
る。制御回路61は、予め記憶回路65に記憶されてい
る、図8(a)に示すイエロのトナー像でのトナーの付
着面積と、フォトセンサ30yで検出されたイエロのト
ナーの付着面積とがほぼ同一であるか否かを判定する
(ステップS103)。
【0091】基本補正が正常に行われていれば、イエロ
のトナー像とブラックのトナー像の色ずれは2ドットよ
り小さく抑えられるので、図9(a)に示すように、イ
エロのトナー像にはブラックのトナー像に覆われる部分
が生じる。従って、記憶回路65が記憶しているイエロ
のトナーの付着面積に比べ、フォトセンサ30yで検出
されたイエロのトナーの付着面積が小さくなる。
【0092】一方、基本補正が正常に行われていない場
合、図9(b)に示すように、イエロのトナー像とブラ
ックのトナー像の色ずれは2ドット以上となり、イエロ
のトナー像はブラックのトナー像に覆われない。従っ
て、記憶回路65が記憶しているイエロのトナーの付着
面積と、フォトセンサ30yで検出されたイエロのトナ
ーの付着面積とはほぼ同一となる。
【0093】記憶回路65が記憶しているイエロのトナ
ーの付着面積とフォトセンサ30yで検出されたイエロ
のトナーの付着面積とがほぼ同一である場合は、 *? 制
御回路61は、基本補正を再度行った後(ステップS1
04)、再び基本補正確認動作の処理を実行する。
【0094】記憶回路65が記憶している付着面積よ
り、フォトセンサ30yが検出した付着面積の方が小さ
い場合は、制御回路61は、フォトセンサ30yが検出
した付着面積を基本補正付着面積として記憶回路65に
記憶し(ステップS105)、後述するフローチャート
(図10)に示す第1補正動作の処理を実行する。
【0095】以下、第1補正動作を図面を参照して説明
する。図10は第1補正動作を行うための処理を示すフ
ローチャート、図11(a),(b)はカラー画像形成
装置100の感光体ベルト10の部分平面図である。
【0096】第1補正動作では、主走査方向での色ずれ
の補正と、副走査方向での色ずれの補正とを順次行う。
【0097】主走査方向の第1補正動作では、制御回路
61は、まず、レーザ照射器20yのレーザ光を走査す
るタイミングを矢印YD方向に1ドット分ずらすよう時
間管理を行い、記憶回路65が記憶しているテストパタ
ーンに基づいて、感光体ベルト10の主走査及び副走査
方向に、所定の間隔を置いて1ドットずつレーザ照射器
20yのレーザ光を走査するよう指示する走査信号をレ
ーザ制御回路62に出力する。走査信号を受信したレー
ザ制御回路62は、レーザ照射器20yを制御して、感
光体ベルト10上にレーザ光を走査し、静電潜像を形成
する。現像器25yは、イエロのトナーで静電潜像を現
像し、感光体ベルト10上にイエロのトナー像を形成す
る(ステップS201)。
【0098】次に、制御回路61は、記憶回路65が記
憶しているテストパターンに基づいて、感光体ベルト1
0上にステップS102(図7)とほぼ同一の動作でレ
ーザ照射器20kのレーザ光を走査するよう指示する走
査信号をレーザ制御回路62に出力する。走査信号を受
信したレーザ制御回路62は、レーザ照射器20kを制
御して、感光体ベルト10上にレーザ光を走査し、静電
潜像を形成する。現像器25kは、ブラックのトナーで
静電潜像を現像し、感光体ベルト10上にブラックのト
ナー像を形成する(ステップS202)。
【0099】ブラックのトナー像を形成後、フォトセン
サ30yは感光体ベルト10上でのイエロのトナーの付
着面積を検出し、検出したトナーの付着面積を示す付着
信号を制御回路61に出力する。制御回路61は、基本
補正確認動作で記憶回路65に記憶した基本補正付着面
積に比べて、フォトセンサ30yで検出されたイエロの
トナーの付着面積が大きいか否かを判定する(ステップ
S203)。
【0100】例えば、基本補正確認動作で、図9(a)
に示すようにイエロ及びブラックのトナー像が形成され
た状態で、レーザ照射器20yのレーザ光を走査するタ
イミングを矢印YD方向に1ドット分ずらしたとする。
この場合、ブラックのトナー像に対するイエロのトナー
像の主走査方向でのずれが1ドットより小さくなれば、
図11(a)に示すように、基本補正確認動作の際に比
べて、ブラックのトナー像からはみ出したイエロのトナ
ー像の面積は、低減し、又は変化しない。従って、記憶
回路が記憶している基本補正付着面積に比べ、フォトセ
ンサ30yで検出されたイエロのトナーの付着面積は小
さくなり、又はほとんど同一となる。
【0101】一方、ブラックのトナー像に対するイエロ
のトナー像の主走査方向でのずれが1ドットより大きく
なれば、図11(b)に示すように、基本補正確認動作
の際に比べて、ブラックのトナー像からはみ出したイエ
ロのトナー像の面積が増大する。従って、記憶回路が記
憶している基本補正付着面積に比べ、フォトセンサ30
yで検出されたイエロのトナーの付着面積が大きくな
る。
【0102】イエロのトナーの付着面積が小さい場合及
びほぼ同一である場合は、制御回路61は、フォトセン
サ30yで検出された付着面積を第1補正付着面積とし
て記憶し、主走査方向の補正を終了し、副走査方向の補
正を行う(ステップS204)。
【0103】付着面積が大きい場合は、制御回路61
は、以降の動作ではイエロのトナーでの印刷開始タイミ
ングを、基本補正確認動作の際の印刷開始タイミングか
ら矢印YE方向へ1ドットずらすよう記憶回路65に記
憶し、再度イエロ及びブラックのトナー像を形成し、フ
ォトセンサ30yで検出された付着面積を第1補正付着
面積として記憶し、主走査方向の補正を終了し、副走査
方向の補正を行う(ステップS205)。
【0104】副走査方向の第1補正動作では、制御回路
61は、レーザ照射器20yのレーザ光を走査するタイ
ミングを矢印YG方向に1ドット分ずらすよう時間管理
を行い、記憶回路65が記憶するテストパターンに基づ
いて、感光体ベルト10の主走査及び副走査方向に、所
定の間隔を置いて1ドットずつレーザ照射器20yのレ
ーザ光を走査するよう指示する走査信号をレーザ制御回
路62に出力する。走査信号を受信したレーザ制御回路
62は、レーザ照射器20yを制御して、感光体ベルト
10上にレーザ光を走査し、静電潜像を形成する。現像
器25yは、イエロのトナーで静電潜像を現像し、感光
体ベルト10上にイエロのトナー像を形成する(ステッ
プS206)。
【0105】次に、制御回路61は、記憶回路65が記
憶するテストパターンに基づいて、感光体ベルト10上
にステップS102(図7)とほぼ同一の動作でレーザ
照射器20kのレーザ光を走査するよう指示する走査信
号をレーザ制御回路62に出力する。走査信号を受信し
たレーザ制御回路62は、レーザ照射器20kを制御し
て、感光体ベルト10上にレーザ光を走査し、静電潜像
を形成する。現像器25kは、ブラックのトナーで静電
潜像を現像し、感光体ベルト10上にブラックのトナー
像を形成する(ステップS207)。ここで、斜線部は
イエロのトナーが付着している部分である。
【0106】ブラックのトナー像を形成後、フォトセン
サ30yは感光体ベルト10上でのイエローのトナーの
付着面積を検出し、検出したイエロのトナーの付着面積
を示す付着信号を制御回路61に出力する。制御回路6
1は、主走査方向の第1補正動作で記憶した第1補正付
着面積に比べて、フォトセンサ30yで検出されイエロ
のトナーの付着面積が大きいか否かを判定する(ステッ
プS208)。
【0107】例えば、第1補正付着面積が示すイエロ及
びブラックのトナー像が、図11(a)に示すように形
成された状態で、レーザ照射器20yを走査するタイミ
ングを矢印YG方向に1ドット分ずらしたとする。この
場合、イエロのトナー像に対するブラックのトナー像の
副走査方向でのずれが1ドットより小さくなれば、図1
2(a)に示すように、主走査方向での第1補正動作の
際に比べて、ブラックのトナー像からはみ出しているイ
エロのトナー像の面積は低減し、又は変化しない。従っ
て、記憶回路が記憶している第1補正付着面積に比べ、
フォトセンサ30yで検出されたイエロのトナーの付着
面積は小さくなり、又はほぼ同一となる。
【0108】一方、ブラックのトナー像に対するイエロ
のトナーの副走査方向でのずれが1ドットより大きくな
れば、図12(b)に示すように、レーザ照射器20y
を走査するタイミングをずらさない場合に比べて、ブラ
ックのトナー像からはみ出しているイエロのトナー像の
面積が増大する。従って、記憶回路が記憶している第1
補正付着面積に比べ、フォトセンサ30yで検出された
イエロのトナーの付着面積が大きくなる。
【0109】付着面積が小さい場合及びほぼ同一である
場合は、副走査方向の第1補正動作を終了し後述するフ
ローチャート(図13)に示す色ずれ確認動作の処理を
実行する。
【0110】付着面積が大きい場合は、制御回路61
は、以降の動作ではイエロのトナーでの印刷開始タイミ
ングを、基本補正確認動作の際の印刷開始タイミングか
ら矢印YF方向へ1ドットずらすよう記憶回路65に記
憶し(ステップS209)、副走査方向の第1補正動作
を終了し、後述するフローチャート(図13)に示す色
ずれ確認動作の処理を実行する。
【0111】以上説明したように、第1補正動作では、
イエロの1ドットを9ドット(3ドット四方)のブラッ
クのトナー像の内側に収めることにより、ブラックのト
ナー像に対するイエロのトナー像の色ずれを1ドット以
内に低減することができる。
【0112】次に、色ずれ確認の動作を図面を参照して
説明する。図13は色ずれ確認動作を行うための処理を
示すフローチャート、図14(a)、(b)はカラー画
像形成装置100の感光体ベルト10の部分平面図であ
る。
【0113】色ずれ確認動作では、制御回路61は、ま
ず、記憶回路65が記憶するテストパターンに基づい
て、図14(a)に示すように、感光体ベルト10上の
主走査及び副走査方向に所定の間隔を置いて1ドットず
つレーザ照射器20yのレーザ光を走査するよう指示す
る走査信号をレーザ制御回路62に出力する。走査信号
を受信したレーザ制御回路62は、レーザ照射器20y
を制御して、感光体ベルト10上にレーザ光を走査し、
静電潜像を形成する。現像器25yは、イエロのトナー
で静電潜像を現像し、感光体ベルト10上にイエロのト
ナー像を形成する(ステップS301)。
【0114】次に、制御回路61は、記憶回路65が記
憶するテストパターンに基づいて、図14(b)に示す
ように、ステップS301で現像した、イエロの1ドッ
ト上にレーザ光を走査するよう指示する走査信号をレー
ザ制御回路62に出力する。走査信号を受信したレーザ
制御回路62は、レーザ照射器20kを制御して、感光
体ベルト10上にレーザ光を走査し、静電潜像を形成す
る。現像器25kは、ブラックのトナーで静電潜像を現
像し、感光体ベルト10上にブラックのトナー像を形成
する(ステップS302)。ここで、斜線部はイエロの
トナーが付着している部分である。
【0115】ブラックのトナー像を形成後、フォトセン
サ30yは感光体ベルト10上のブラックのトナー像か
らはみ出したイエロのトナーの付着面積を検出し、検出
した付着面積を示す付着信号を制御回路61に出力す
る。制御回路61は、フォトセンサ30yで検出された
付着信号からイエロのトナー像がブラックのトナー像か
らはみ出しているか否かを判定する(ステップS30
3)。
【0116】図15(a)に示すように、イエロのトナ
ー像がブラックのトナー像からはみ出していない場合
は、イエロとブラックのトナー像との間に色ずれが生じ
ていないので、制御回路61は、色ずれ補正を終了す
る。
【0117】図15(b)に示すように、イエロのトナ
ー像がブラックのトナー像からはみ出している場合は、
イエロとブラックのトナー像との間には色ずれが生じて
いるので、フォトセンサ30yで検出された付着面積を
色ずれ付着面積として記憶し(ステップS304)、後
述するフローチャート(図16)に示す第2補正動作を
行う。
【0118】以下、第2補正動作の動作を図面を参照し
て説明する。図16は第2補正動作を行うための処理を
示すフローチャート、図17(a)、(b)はカラー画
像形成装置100の感光体ベルト10の部分平面図であ
る。
【0119】第2補正動作は、第1補正動作と同様に、
主走査方向での色ずれの補正を行った後、副走査方向で
の色ずれの補正を行う。
【0120】主走査方向の補正では、制御回路61は、
まず、レーザ照射器20yを走査するタイミングを矢印
YD方向に0.5ドット分ずらすよう時間管理を行い、
記憶回路65が記憶するテストパターンに基づいて、感
光体ベルト10の主走査及び副走査方向に、所定の間隔
を置いて1ドットずつレーザ照射器20yのレーザ光を
走査するよう指示する走査信号をレーザ制御回路62に
出力する。走査信号を受信したレーザ制御回路62は、
レーザ照射器20yを制御して、感光体ベルト10上に
レーザ光を走査し、静電潜像を形成する。現像器25y
は、イエロのトナーで静電潜像を現像し、感光体ベルト
10上にイエロのトナー像を形成する(ステップS40
1)。
【0121】次に、制御回路61は、記憶回路65が記
憶するテストパターンに基づいて、感光体ベルト10上
にステップS302(図13)とほぼ同一の動作でレー
ザ照射器20kのレーザ光を走査するよう指示する走査
信号をレーザ制御回路62に出力する。走査信号を受信
したレーザ制御回路62は、レーザ照射器20kを制御
して、感光体ベルト10上にレーザ光を走査し、静電潜
像を形成する。現像器25kは、ブラックのトナーで静
電潜像を現像し、感光体ベルト10上にブラックのトナ
ー像を形成する(ステップS402)。ここで、斜線部
はイエロのトナーが付着している部分である。
【0122】ブラックのトナー像を形成後、フォトセン
サ30yは感光体ベルト10上でのイエロのトナーの付
着面積を検出し、検出したイエロのトナーの付着面積を
示す付着信号を制御回路61に出力する。制御回路61
は、色ずれ確認動作で記憶した色ずれ付着面積が示す付
着面積に比べて、フォトセンサ30yで検出されたイエ
ロのトナーの付着面積が大きいか否かを判定する(ステ
ップS403)。
【0123】例えば、色ずれ付着面積が示すイエロ及び
ブラックのトナー像が、図15(b)に示すように形成
された状態で、レーザ照射器20yを走査するタイミン
グを矢印YD方向に0.5ドット分ずらしたとする。こ
の場合、ブラックのトナー像に対するイエロのトナー像
の主走査方向でのずれが0.5ドットより小さくなれ
ば、図17(a)に示すように、色ずれ確認動作の際に
比べて、ブラックのトナー像からはみ出しているイエロ
のトナー像の面積は低減し、又は変化しない。従って、
記憶回路65が記憶している色ずれ付着面積に比べ、フ
ォトセンサ30yで検出されたイエロのトナーの付着面
積は小さくなり、又はほぼ同一となる。
【0124】一方、ブラックのトナー像に対するイエロ
のトナー像の主走査方向でのずれが0.5ドットより大
きくなれば、図17(b)に示すように、レーザ照射器
20yを走査するタイミングをずらさない場合に比べ
て、ブラックのトナー像からはみ出しているイエロのト
ナー像の面積が増大する。従って、記憶回路が記憶して
いる第1補正付着面積に比べ、フォトセンサ30yで検
出されたイエロのトナーの付着面積が大きくなる。
【0125】イエローのトナーの付着面積が小さい場合
及びほぼ同一である場合は、制御回路61はフォトセン
サ30yで検出された付着面積を第2補正付着面積とし
て記憶回路65に記憶し、主走査方向の第2補正動作を
終了し、副走査方向の補正を行う(ステップS40
4)。
【0126】付着面積が大きい場合は、制御回路61
は、以降の動作ではイエロのトナーでの印刷開始タイミ
ングを、色ずれ確認の際の印刷開始タイミングから矢印
YE方向へ0.5ドットずらすよう記憶回路65に記憶
し、かつ、フォトセンサ30yで検出された付着面積を
第2補正付着面積として記憶回路65に記憶し、主走査
方向の第2補正動作を終了し、副走査方向の補正を行う
(ステップS405)。
【0127】副走査方向の第2補正動作では、制御回路
61は、レーザ照射器20yを走査するタイミングを矢
印YG方向に0.5ドット分ずらすよう時間管理を行
い、記憶回路65が記憶するテストパターンに基づい
て、感光体ベルト10の主走査及び副走査方向に、所定
の間隔を置いて1ドットずつレーザ照射器20yのレー
ザ光を走査するよう指示す走査信号をレーザ制御回路6
2に出力する。走査信号を受信したレーザ制御回路62
は、レーザ照射器20yを制御して、感光体ベルト10
上にレーザ光を走査し、静電潜像を形成する。現像器2
5yは、イエロのトナーで静電潜像を現像し、感光体ベ
ルト10上にイエロのトナー像を形成する(ステップS
406)。
【0128】次に、制御回路61は、記憶回路65が記
憶するテストパターンに基づいて、感光体ベルト10上
にステップS302(図13)とほぼ同一の動作でレー
ザ照射器20kのレーザ光を走査するよう指示する操作
信号をレーザ制御回路62に出力する。走査信号を受信
したレーザ制御回路62は、レーザ照射器20kを制御
して、感光体ベルト10上にレーザ光を走査し、静電潜
像を形成する。現像器25kは、ブラックのトナーで静
電潜像を現像し、感光体ベルト10上にブラックのトナ
ー像を形成する(ステップS407)。ここで、斜線部
はイエロのトナーが付着している部分である。
【0129】ブラックのトナー像を形成後、フォトセン
サ30yは感光体ベルト10上でのイエロのトナーの付
着面積を検出し、検出したイエロのトナーの付着面積を
示す付着信号を制御回路61に出力する。制御回路61
は、主走査方向の第2補正動作で記憶した第2補正付着
面積に比べ、フォトセンサ30yで検出されたイエロの
トナーの付着面積が大きいか否かを判定する(ステップ
S408)。
【0130】例えば、第2補正付着面積が示すイエロ及
びブラックのトナー像が、図17(a)に示すように形
成された状態で、レーザ照射器20yを走査するタイミ
ングを矢印YG方向に0.5ドット分ずらしたとする。
この場合、ブラックのトナー像に対するイエロのトナー
像の副走査方向でのずれが0.5ドットより小さくなれ
ば、図18(a)に示すように、主走査方向での第2補
正動作の際に比べて、ブラックのトナー像からはみ出し
ているイエロのトナー像の面積は低減し、又は変化しな
い。従って、記憶回路が記憶している第2補正付着面積
に比べ、フォトセンサ30yで検出されたイエロのトナ
ーの付着面積は小さくなり、又はほぼ同一となる。
【0131】一方、ブラックのトナー像に対するイエロ
のトナー像の副走査方向でのずれが0.5ドットより大
きくなれば、図18(b)に示すように、レーザ照射器
20yを走査するタイミングをずらさない場合に比べ
て、ブラックのトナー像からはみ出しているイエロのト
ナー像の面積が増大する。従って、記憶回路が記憶して
いる第2補正付着面積に比べ、フォトセンサ30yで検
出されたイエロのトナーの付着面積が大きくなる。
【0132】イエローのトナーの付着面積が小さい場合
及びほぼ同一である場合は、第2補正動作を終了する。
【0133】付着面積が大きい場合は、制御回路61
は、以降の動作ではイエロのトナーでの印刷開始タイミ
ングを、色ずれ確認の際の印刷開始タイミングから矢印
YF方向へ0.5ドットずらすよう記憶(ステップS4
09)し、第2補正動作を終了する。
【0134】以上説明したように、第2補正動作では、
イエロの1ドット上に現像されたブラックの1ドットか
らイエロの1ドットがはみ出る部分を低減するようにレ
ーザ照射器20yを走査するタイミングを制御すること
により、ブラックのトナー像に対するイエロのトナー像
のずれを0.5ドット以内に低減することが可能であ
る。
【0135】イエロの色ずれ補正が終了後、マゼンタ及
びシアンについても基本補正動作の確認、第1補正動
作、色ずれ確認、及び第2補正動作の確認を行い、ブラ
ックのトナー像に対するイエロ、マゼンタ、及びシアン
のトナー像の色ずれを0.5ドット以内に抑え、色ずれ
補正は終了する。
【0136】以上説明したように、基本補正動作の確
認、第1補正動作、及び第2補正動作をイエロ、マゼン
タ、及びシアンの各色について行うことによって、ブラ
ックのトナー像に対するイエロ、マゼンタ、シアンのト
ナー像のずれを0.5ドット以下の高精度に保つことが
可能になる。
【0137】また、色ずれ補正は、各色のトナー像を所
定のパターンで作成し、また、トナー像を所定のドット
数移動させるという簡単な制御によっておこなうことが
出来る。
【0138】以下、本発明の実施の形態の変形例を図面
を参照して説明する。
【0139】上記実施の形態では、検出ユニット30は
感光体ベルト10上でのトナー像を検出したが、トナー
像を検出するのは、感光体ベルト10上に限定されず、
例えば、転写ドラム15としてもよい。
【0140】上記実施の形態の第1補正動作では、イエ
ロのトナー像の範囲が1ドット、ブラックのトナー像の
範囲が3ドット四方であるが、イエロのトナー像の範囲
に比べブラックのトナー像の範囲の方が広ければ、トナ
ー像の範囲は任意であり、例えば、イエロのトナー像が
3ドット四方、ブラックのトナー像が11ドット四方と
してもよい。
【0141】また、第2補正動作では、ブラックのトナ
ー像の範囲は1ドットであったが、その範囲は、第1補
正動作でのブラックのトナー像の範囲よりも小さく、か
つ、イエロのトナー像の範囲よりも小さくないのであれ
ば任意であり、例えば、3ドット四方としてもよい。
【0142】トナー像を形成するのは、記録紙の片面に
限定されず、両面でもよい。この場合、片面にカラー画
像が形成された記録紙を排紙ロールによって排出せず、
記録紙のトナー像が形成されていない一面が転写ドラム
に対向するよう、記録紙を転写ドラムに搬送し、上記実
施の形態と同様の動作を繰り返し、再度トナー像を形成
する。
【0143】上記実施の形態の第1補正動作では、主走
査方向と副走査方向とに分けて補正動作を行ったが、図
19に示すように、イエロの1ドットを矢印YD、Y
E、YF、及びYG方向にずらして現像したものを検出
ユニットで検出し、最も付着面積が小さい現像位置でレ
ーザ照射器20yを走査するようタイミングを変更して
もよい。
【0144】また、第2補正動作でも、図20に示すよ
うに、イエロの0.5ドットを矢印YD、YE、YF、
及びYG方向にずらして現像したものを検出ユニットで
検出し、最も付着面積が小さい現像位置でレーザ照射器
20yを走査するようタイミングを変更してもよい。
【0145】色ずれ補正を行うタイミングは任意であ
り、例えば、電源投入時のみに行ってもかまわない。
【0146】上記実施の形態では、基本補正による、イ
エロ、マゼンタ、シアン、及びブラックのトナー像のず
れの範囲が2ドット以内であるため、基本補正確認動作
及び第1の補正動作でのブラックのトナー像は9ドット
(3ドット四方)であり、色ずれ確認及び第2の補正動
作でのブラックのトナー像は1ドットであった。しか
し、基本補正によるイエロ、マゼンタ、シアン、及びブ
ラックのトナー像のずれの範囲が、例えば、nドット以
内である場合、第1の補正動作でのブラックのトナー像
は2n−1ドット四方とし、第2の補正動作でのブラッ
クのトナー像は2n−3ドット四方としてもよい。
【0147】また、補正動作は、ブラックのトナー像に
対する他の色のトナー像のずれを目的の範囲内に納める
ことが出来るのならば、第1及び第2の補正動作の2回
に限定されず、その回数は任意である。例えば、基本補
正によるイエロ、マゼンタ、シアン、及びブラックのト
ナー像のずれの範囲が、例えば、nドット以内である場
合には、補正動作をn回行い、n−k回目の補正動作で
は、前記第2のトナー像を2k+1ドット四方の範囲に
形成し、n−(k+1)回目の補正動作では、前記第2
のトナー像を2k−2ドット四方の範囲に形成すればよ
い。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
カラー画像作成装置の各色のトナー像に生ずる色ずれの
色ずれ量を低減することが出来る。
【0149】また、本発明によれば、簡単な制御により
色ずれ量を低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の側面
図である。
【図2】図1の画像形成装置の部分側面図である。
【図3】図1の画像形成装置の回路構成を示すブロック
図である。
【図4】図3の記憶回路が記憶しているテストパターン
を示す図である。
【図5】図1の画像形成装置が画像を印刷する際の処理
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における基本補正でのイエ
ロ、マゼンタ、シアン、及びブラックの各色のトナー間
のずれの範囲を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における基本補正確認動作
での処理を示すフローチャートである。
【図8】(a)、(b)は本発明の実施の形態における
基本補正確認動作でのテストパターンを示す図である。
【図9】(a)は基本補正が正常に行われている場合に
おける基本補正確認動作でのテストパターンを示す図で
ある。(b)は基本補正が正常に行われていない場合に
おける基本補正確認動作でのテストパターンを示す図で
ある。
【図10】本発明の実施の形態における第1補正動作で
の処理を示すフローチャートである。
【図11】(a)、(b)は本発明の実施の形態におけ
る主走査方向での第1の補正動作でのテストパターンを
示す図である。
【図12】(a)、(b)は本発明の実施の形態におけ
る副走査方向での第1の補正動作でのテストパターンを
示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における色ずれ確認動作
での処理を示すフローチャートである。
【図14】(a)、(b)は本発明の実施の形態におけ
る色ずれ確認動作でのテストパターンを示す図である。
【図15】(a)はブラックのテストパターンに対する
イエロのテストパターンのずれが生じていない場合にお
ける基本補正確認動作でのテストパターンを示す図であ
る。(b)はブラックのテストパターンに対するイエロ
のテストパターンのずれが生じている場合における基本
補正確認動作でのテストパターンを示す図である。
【図16】本発明の実施の形態における第2の補正動作
での処理を示すフローチャートである。
【図17】(a)、(b)は本発明の実施の形態におけ
る主走査方向での第2の補正動作でのテストパターンを
示す図である。
【図18】(a)、(b)は本発明の実施の形態におけ
る副走査方向での第2の補正動作テストパターンを示す
図である。
【図19】図3の記憶回路が記憶しているテストパター
ンの変形例を示す図である。
【図20】図3の記憶回路が記憶しているテストパター
ンの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 上位装置 10 感光体ベルト 11 駆動ロール 12 従動ロール 13 駆動モータ 15 転写ドラム 20 レーザ光学ユニット 20y レーザ照射器 20m レーザ照射器 20c レーザ照射器 20k レーザ照射器 25 現像ユニット 25y 現像器 25m 現像器 25c 現像器 25k 現像器 30 検出ユニット 30y フォトセンサ 30m フォトセンサ 30c フォトセンサ 30k フォトセンサ 40 搬送ユニット 41 レジストローラ 43 給紙ローラ 50 クリーナー 51 フォトセンサ 52 イレーズランプ 54 転写器 56 定着器 58 帯電器 60 インタフェース回路 61 制御回路 62 レーザ制御回路 63 ベルト駆動回路 64 搬送駆動回路 65 記憶回路 100 画像形成装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月24日(1999.6.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、 前記感光体に静電潜像を形成する書き込み手段と、 複数の色のトナーによって前記静電潜像上にトナー像を
    形成する現像手段と、 前記複数の色のトナーの内の第1の色のトナーから形成
    される第1のトナー像と、第2の色のトナーから形成さ
    れ、前記第1のトナー像上に、前記第1のトナー像より
    も広い範囲に形成される第2のトナー像とを含むテスト
    パターンを記憶する記憶手段と、 前記感光体上に形成された前記第1及び第2のトナー像
    について、前記第2のトナー像からはみ出した前記第1
    のトナー像の範囲及びはみ出した方向を検出する検出手
    段と、 前記記憶手段が記憶するテストパターンに基づいて、前
    記書き込み手段及び現像手段を制御して前記第1のトナ
    ー像及び第2のトナー像を前記感光体上に形成し、前記
    検出手段が検出した前記第1のトナー像の範囲及びはみ
    出した方向に基づいて、前記書き込み手段が前記第1の
    色のトナーによって現像されるべき静電潜像を形成する
    タイミングを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記検出手段が検出した
    第1のトナー像の範囲及びはみ出した方向に基づいて、
    前記書き込み手段を制御し、前記第1のトナー像が前記
    第2のトナー像の範囲内に含まれるよう前記第1の色の
    トナーによって現像されるべき静電潜像を前記書き込み
    手段が形成するタイミングを変更すること、 を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記テストパターンはさらの前記第1のト
    ナー像と実質的に同一の第3のトナー像と、前記第2の
    色から形成され、前記第3のトナー像上に、前記第3の
    トナー像が形成される範囲より広く、前記第2のトナー
    像が形成される範囲よりも狭い範囲に形成される第4の
    トナー像とを含み、 前記検出手段は、前記第4のトナー像からはみ出た前記
    第3のトナー像の範囲及びはみ出した方向を検出し、 前記制御手段は、前記第1の色のトナーによって現像さ
    れるべき静電潜像を形成するタイミングを変更した後、 前記記憶手段が記憶するテストパターンに基づいて、前
    記書き込み手段及び現像手段を制御して前記第3のトナ
    ー像及び第4のトナー像を前記感光体上に形成し、前記
    検出手段が検出した前記第3のトナー像の範囲及びはみ
    出した方向に基づいて、前記書き込み手段が前記第1の
    色のトナーによって現像されるべき静電潜像を形成する
    タイミングを制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記検出手段が検出した
    第3のトナー像の範囲及びはみ出した方向に基づいて、
    前記書き込み手段を制御し、前記第3のトナー像が前記
    第4のトナー像の範囲内に含まれるよう、前記第1の色
    のトナーによって現像されるべき静電潜像を前記書き込
    み手段が形成するタイミングを変更すること、 を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記書き込み手段を制御
    して、前記感光体上の一方向及び前記一方向に直交する
    方向での前記第1の色のトナーによって現像されるべき
    静電潜像を作成するタイミングを変更することを特徴と
    する請求項1乃至4の何れか一項に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記第1及び第2のトナ
    ー像を前記感光体上に複数形成し、前記検出手段は、複
    数の前記第2のトナー像からはみ出た前記第1のトナー
    像をそれぞれ検出し、 前記制御手段は、各前記検出手段が検出した第1のトナ
    ー像の範囲及びはみ出した方向に基づいて、前記書き込
    み手段を制御し、前記第1のトナー像が前記第2のトナ
    ー像の範囲内に含まれるように前記第1の色のトナーに
    よって現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを
    変更することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記第3及び第4のトナ
    ー像を前記感光体上に複数形成し、前記検出手段は、複
    数の前記第4のトナー像からはみ出た前記第3のトナー
    像をそれぞれ検出し、 前記制御手段は、各前記検出手段が検出した第3のトナ
    ー像の範囲及びはみ出した方向に基づいて、前記書き込
    み手段を制御し、前記第3のトナー像が前記第4のトナ
    ー像の範囲内に含まれるよう前記第1の色のトナーによ
    って現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変
    更することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】前記現像手段は、イエロ、マゼンタ、シア
    ン、及びブラックの4色のトナーを備え、前記第2及び
    第4のトナー像はブラックのトナーから形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】感光体と、 前記感光体に静電潜像を形成する書き込み手段と、 複数の色のトナーによって前記静電潜像上にトナー像を
    形成する現像手段と、 前記複数の色のトナーの内の第1の色のトナーから形成
    される第1のトナー像と、第2の色のトナーから形成さ
    れ、前記第1のトナー像上に形成される第2のトナー像
    とを備えるテストパターンを記憶する記憶手段と、 前記感光体上に形成された前記第1及び第2のトナー像
    について、前記第2のトナー像からはみ出した前記第1
    のトナー像の範囲及びはみ出した方向を検出する第1の
    検出手段と、 前記書き込み手段が前記感光体上に静電潜像の形成を開
    始するための基準位置を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段が前記基準位置を検出すると、所定
    のタイミングで前記書き込み手段によって、前記感光体
    上に静電潜像を形成するするよう制御する基本補正と、
    前記記憶手段が記憶するテストパターンに基づいて、前
    記書き込み手段及び現像手段を制御して、前記第1及び
    第2のトナー像を前記感光体上に形成し、前記第1の検
    出手段が検出した前記第1のトナー像の範囲及びはみ出
    した方向に基づいて、前記書き込み手段を制御し、前記
    第1のトナー像が前記第2のトナー像の範囲内に含まれ
    るよう前記第1の色のトナーによって現像されるべき静
    電潜像を前記書き込み手段が形成するタイミングを変更
    する補正動作とを行う制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】前記制御手段は、 前記基本補正による前記書き込み手段の静電潜像を形成
    するタイミングがnドット分ずれている場合に、前記補
    正動作をn回行い、 n−k回目の補正動作では、前記第2のトナー像を2k
    +1ドット四方の範囲に形成し、n−(k+1)回目の
    補正動作では、前記第2のトナー像を2k−2ドット四
    方の範囲に形成すること、 を特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】感光体上に静電潜像を形成し、前記静電
    潜像を複数の色のトナー像で現像する画像形成方法にお
    いて、 前記方法は前記複数の色のうちの第1の色から形成され
    た第1のトナー像を形成した後、前記第1のトナー像上
    に、第2の色から形成され、前記第1のトナー像に比べ
    て面積の大きい第2のトナー像を形成する第1形成工程
    と、 前記第2のトナー像からはみ出した前記第1のトナー像
    の範囲及びはみ出した方向を検出し、前記第1のトナー
    像がはみ出した範囲及び方向に基づいて、前記第1のト
    ナー像が前記第2のトナー像の範囲内に含まれるように
    前記第1の色のトナーによって現像されるべき静電潜像
    を形成するタイミングを変更する第1補正工程とを備え
    ることを特徴とする画像形成方法。
  12. 【請求項12】前記画像形成方法は、前記第1補正工程
    によって前記第1の色のトナーによって現像されるべき
    静電潜像を形成するタイミングを変更した後、前記第1
    のトナー像とほぼ同一の第3のトナー像を形成し、前記
    第2の色から形成され、前記第2のトナー像の面積より
    も小さく、前記第3のトナー像の面積よりも大きい面積
    に形成される第4のトナー像を前記第3のトナー像上に
    形成する第2形成工程と、 前記第4のトナー像からはみ出した前記第3のトナー像
    の範囲及びはみ出した方向を検出し、前記第3のトナー
    像がはみ出した範囲及び方向に基づいて、前記第3のト
    ナー像が前記第4のトナー像の範囲内に含まれるように
    前記第1の色のトナーによって現像されるべき静電潜像
    を形成するタイミングを変更する第2補正工程とを備え
    ることを特徴とする請求項11に記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】前記第1の補正工程は、前記感光体上の
    一方向及び前記一方向に直交する方向での前記第2のト
    ナー像からはみ出した前記第1のトナー像の範囲及びは
    み出した方向を検出し、 前記第1の色のトナーによって現像されるべき静電潜像
    を形成するタイミングを変更することを特徴とする請求
    項11又は12に記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】前記第2の補正工程は、前記感光体上の
    一方向及び前記一方向に直交する方向での前記第4のト
    ナー像からはみ出した前記第3のトナー像の範囲及びは
    み出した方向を検出し、 前記第1の色のトナーによって現像されるべき静電潜像
    を形成するタイミングを変更することを特徴とする請求
    項12に記載の画像形成方法。
  15. 【請求項15】前記第1形成工程は、前記第1及び第2
    のトナー像を前記感光体上に複数形成し、前記第1補正
    工程は、複数の前記第2のトナー像からはみ出た前記第
    1のトナー像の範囲及びはみ出した方向をそれぞれ検出
    し、検出した第1のトナー像の範囲及びはみ出した方向
    に基づいて、前記第1のトナー像が前記第2のトナー像
    の範囲内に含まれるよう前記第1の色のトナーによって
    現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変更す
    ることを特徴とする請求項11乃至14の何れか一項に
    記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】前記第2形成工程は、前記第3及び第4
    のトナー像を前記感光体上に複数形成し、前記第2補正
    工程は、複数の前記第4のトナー像からはみ出た前記第
    3のトナー像の範囲及びはみ出した方向をそれぞれ検出
    し、検出した第3のトナー像の範囲及びはみ出した方向
    に基づいて、前記第3のトナー像が前記第4のトナー像
    の範囲内に含まれるよう前記第1の色のトナーによって
    現像されるべき静電潜像を形成するタイミングを変更す
    ることを特徴とする請求項12又は14に記載の画像形
    成方法。
  17. 【請求項17】前記複数の色は、イエロ、マゼンタ、シ
    アン、及びブラックの4色であり、前記第2及び第4の
    トナー像はブラックのトナーから形成されていることを
    特徴とする請求項11乃至16の何れか一項に記載の画
    像形成方法。
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