JP2000055996A - 磁気センサ - Google Patents

磁気センサ

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JP2000055996A JP10228451A JP22845198A JP2000055996A JP 2000055996 A JP2000055996 A JP 2000055996A JP 10228451 A JP10228451 A JP 10228451A JP 22845198 A JP22845198 A JP 22845198A JP 2000055996 A JP2000055996 A JP 2000055996A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で低コスト、かつ、検出磁界に対する出力
の直線性、温度特性に優れた高感度磁気センサ、およ
び、その駆動回路を提供すること。 【解決手段】磁気センサは、薄膜磁気インピーダンス素
子22の磁気コアの両端に高周波の正弦波電流を印加す
る発振回路21と、該発振回路21と薄膜磁気インピー
ダンス素子22の磁気コアとの間に設けられ、発振回路
21の出力インピーダンスと薄膜磁気インピーダンス素
子22の入力インピーダンスのミスマッチを調整するバ
ッファ回路23と、該磁気インピーダンス素子22に印
加された外部磁界に応じて変化する高周波電流の変化量
から外部磁界の磁気変化量を検出する検波回路29と、
を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気センサに関し、
特に薄膜磁気インピーダンス素子を用いた高感度磁気セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の情報機器や計測・制御機器の急速
な発展にともない小型・低コストで高感度・高速応答の
磁気センサの要求がますます大きくなっている。たとえ
ば、コンピュータの外部記憶装置のハードディスク装置
では、バルクタイプの誘導型磁気ヘッドから薄膜磁気ヘ
ッド、磁気抵抗効果(MR)ヘッドと高性能化が進んで
きており、モーターの回転センサであるロータリーエン
コーダではマグネットリングの磁極数が多くなり従来用
いられている磁気抵抗効果(MR)センサに代わり微弱
な表面磁束を感度良く検出できる磁気センサが必要とな
ってきている。また、非破壊検査や紙幣検査に用いるこ
とができる高感度磁気センサの需要も大きくなってい
る。さらに小型軽量の自動車用方位センサ、高精細カラ
ーテレビやパーソナルコンピュータの表示管のアクティ
ブ磁気シールド用センサなどの需要も高くなっている。
【0003】現在用いられている代表的な磁気検出素子
として誘導型再生磁気ヘッド、磁気抵抗効果(MR)素
子、フラックスゲートセンサ、ホール素子等がある。ま
た、最近、アモルファスワイヤの磁気インピーダンス効
果を利用した高感度の磁気センサが提案されており(特
開平6−176930号公報、特開平7−181239
号公報、特開平7−333305号公報参照)、また磁
性薄膜の磁気インピーダンス効果を利用した高感度の磁
気センサも提案されている(特開平8−75835号公
報、日本応用磁気学会誌vol.20,553(199
6)参照)。
【0004】誘導型再生磁気ヘッドはコイル巻線が必要
であるため磁気ヘッド自体が大型化し、また、小型化す
ると磁気ヘッドと媒体の相対速度が低下して検出感度が
著しく低下するという問題がある。これに対して、強磁
性膜による磁気抵抗効果(MR)素子が用いられるよう
になってきた。MR素子は磁束の時間変化ではなく磁束
そのものを検出するものであり、これにより磁気ヘッド
の小型化が進められてきた。しかし、現在のMR素子の
電気抵抗の変化率は約2%であり、また、スピンバルブ
素子を用いたMR素子でさえ電気抵抗の変化率が最大6
%以下と小さく、また数%の抵抗変化を得るのに必要な
外部磁界は1600A/m以上と大きい。従って磁気抵
抗感度は0.001%/(A/m)以下の低感度であ
る。また、最近、磁気抵抗変化率が数10%を示す人工
格子による巨大磁気抵抗効果(GMR)が見いだされて
きた。しかし数10%の抵抗変化を得るためには数万A
/mの外部磁界が必要であり、磁気センサとしての実用
化はされていない。
【0005】従来の高感度磁気センサであるフラックス
ゲートセンサはパーマロイ等の高透磁率磁心の対称なB
−H特性が外部磁界によって変化することを利用して磁
気の測定を行うものであり、高分解能と±1°の高指向
性を持つ。しかし、検出感度をあげるために反磁界の少
ない大型の磁心を必要としセンサ全体の寸法を小さくす
ることが難しく、また、消費電力が大きいという問題点
を持つ。
【0006】ホール素子を用いた磁界センサは電流の流
れる面に垂直に磁界を印加すると、電流と印加磁界の両
方向に対して垂直な方向に電界が生じてホール素子に起
電力が誘起される現象を利用したセンサである。ホール
素子はコスト的には有利であるが磁界検出感度が低く、
また、SiやGaAsなどの半導体で構成されるため温
度変化に対して半導体内の格子の熱振動による散乱によ
って電子、または正孔の移動度が変化するため磁界感度
の温度特性が悪いという欠点を持つ。
【0007】特開平6−176930号公報、特開平7
−181239号公報、特開平7−333305号公報
に記載されているように、磁気インピーダンス素子が提
案され大幅な磁界感度の向上を実現している。この磁気
インピーダンス素子は時間的に急激に変化する電流を磁
性線に印加することによって生じる表皮効果を利用した
円周磁束の時間変化に対する電圧のみを外部印加磁界に
よる変化として検出することを基本原理としている磁気
インピーダンス素子である。図22はその磁気インピー
ダンス素子の例を示したものである。この磁性線として
(FeCoSiB)等の零磁歪の直径30μm程度のア
モルファスワイヤ(線引後、張力アニールしたワイヤ)
が用いられており、図23はワイヤのインピーダンス変
化の印加磁界依存性を示したものである。長さ1mm程
度の微小寸法のワイヤでも1MHz程度の高周波電流を
通電するとワイヤの電圧の振幅がMR素子の100倍以
上である約0.1%/(A/m)の高感度で変化する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】磁気センサとして、小
型で低コスト、かつ、検出磁界に対する出力の直線性、
温度特性に優れた高感度磁気センサが求められており、
アモルファスワイヤの磁気インピーダンス効果を利用し
た磁気センサは高感度の磁界検出特性を示す。また、特
開平6−176930号公報、特開平6−347489
号公報に示されるものにおいてはバイアス磁界を加える
ことによりインピーダンス変化の印加磁界依存性の直線
性が改善されること、およびアモルファスワイヤに負帰
還コイルを巻き、アモルファスワイヤの両端の電圧に比
例した電流をコイルに通電し負帰還を施すことにより、
直線性の優れた磁気センサを提供できることを示されて
いる。
【0009】しかしながら特開平6−176930号公
報には発振回路や検波回路を含む駆動回路にはふれてお
らず、また、特開平6−347489号公報では発振回
路として一対のスイッチングトランジスタを用いたマル
チバイブレータとローパスフィルタの組み合わせを提案
している。また、電気学会論文誌E vol.116−
E P435(1996),第20回日本応用磁気学会
学術講演概要集20pB−2(1996)によると低消
費電力化のためにC−MOSマルチバイブレータによる
パルス発振による発振回路を提案している。ところで、
これらのパルス発振方式では、磁気インピーダンス素子
がインダクタンス成分であることから抵抗と微分回路を
構成し、実際に磁気インピーダンスに供給される高周波
電流はトランジスタ及び、C−MOSマルチバイブレー
タにより発生されたパルス波の微分波形となり、パルス
波より高い周波数となる。この微分波形の周波数は磁気
インピーダンス素子の抵抗成分とインダクタンス成分に
より決まるため磁気インピーダンス素子の磁気インピー
ダンスが最も大きな変化率を示す適正な周波数に設定す
る事が難しくなる。
【0010】また、高周波電流を発生させる回路を直
接、磁気インピーダンス素子に接続すると磁気インピー
ダンス素子のインピーダンスが小さいため、極端に振幅
が小さくなり、磁気−インピーダンス変化を十分に引き
出せない。さらに、パルス波による振幅の検波は前記電
気学会論文誌Eに示される従来方法ではリプルが発生す
るため、検出電圧が不安定である。特開平8−7583
5号公報に記載されているものでは磁気薄膜を用いた磁
気インピーダンス素子を提案し、素子の小型化をはかっ
ているが、発振回路としてスイッチングトランジスタを
用いたマルチバイブレータであり、磁気−インピーダン
ス変化を最大に引き出すことは難しい。
【0011】本発明は上記事情を鑑みてなされたもので
あり、小型で低コスト、かつ、検出磁界に対する出力の
直線性、温度特性に優れた高感度磁気センサ、および、
その駆動回路を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のごとき本発明の目
的を達成するために、本願の請求項1に係る発明では、
非磁性体からなる基板上に形成された磁気コアの周囲に
絶縁体を介してバイアスコイルを巻回した薄膜磁気イン
ピーダンス素子を用いた磁気センサにおいて、該磁気コ
アの両端に高周波の正弦波電流を印加する発振回路と、
該発振回路と該薄膜磁気インピーダンス素子の磁気コア
との間に設けられ、発振回路の出力インピーダンスと薄
膜磁気インピーダンス素子の入力インピーダンスのミス
マッチを調整するバッファ回路と、該磁気インピーダン
ス素子に印加された外部磁界に応じて変化する高周波電
流の変化量から外部磁界の磁気変化量を検出する検波回
路と、を具備することを特徴とする磁気センサを提供す
る。本願の請求項2に係る発明では、請求項1に係る発
明において、非磁性体からなる基板上に形成された磁気
コアは、強磁性体の薄膜により形成されていることを特
徴とする磁気センサを提供する。本願の請求項3に係る
発明では、請求項1に係る発明において、非磁性体から
なる基板上に形成された磁気コアは、強磁性体アモルフ
ァスワイヤにより形成されていることを特徴とする磁気
センサを提供する。本願の請求項4に係る発明では、請
求項1に係る発明において、上記発振回路はインダクタ
ンス素子を含まないバンドパスフィルタを含む正弦波発
振回路であることを特徴とする磁気センサを提供する。
本願の請求項5に係る発明では、請求項1に係る発明に
おいて、上記発振回路はウィーンブリッジ回路で構成さ
れることを特徴とする磁気センサを提供する。本願の請
求項6に係る発明では、請求項1に係る発明において、
上記バッファ回路は温度補償回路を持ち、インピーダン
ス変換機能を備えたプッシュ−プル回路から構成される
ことを特徴とする磁気センサを提供する。本願の請求項
7に係る発明では、請求項1に係る発明において、上記
検波回路は整流回路とローパスフィルタを有することを
特徴とする磁気センサを提供する。本願の請求項8に係
る発明では、請求項7に係る発明において、上記ローパ
スフィルタはインダクタンス分を含まないローパスフィ
ルタであることを特徴とする磁気センサを提供する。本
願の請求項9に係る発明では、請求項7に係る発明にお
いて、上記検波回路は差動回路により構成されているこ
とを特徴とする磁気センサを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明一実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態に用
いられる薄膜磁気インピーダンス(MI)素子の構造を
模式的に示した正面図、図2は図1のA−B線に沿って
切断した断面図であり、図3は図1のC−D線に沿って
切断した断面図である。実際の薄膜MIセンサ全体は薄
膜セラミックス板、ガラス板のような板状体の上に形成
されているが、図1ではこれを省略して示している。図
1、図2及び図3において、1は平面形状が長方形の薄
板状に形成された薄膜磁気コアであるMIセンサ板であ
る。このMIセンサ板としての薄膜磁気コアの形状は、
幅20μm、厚さ5μm、長さ500μmである。該M
Iセンサ板1の周囲には、絶縁物層2、3を介して、バ
イアスコイル4と負帰還コイル5が同一方向に且つ交互
に巻回されている。図には正確に示してはいないが、こ
れらコイルの巻数は、それぞれ20ターンである。バイ
アス用、負帰還用コイルを同一面上に交互に薄膜磁気コ
アに巻き回わす構造により磁気コアの各部位に均等にバ
イアス磁界、および負帰還磁界を加えることができ磁気
センサとしての感度特性の直線性が向上する。バイアス
コイル4の両端には、バイアスコイル端子6、7が接続
され、負帰還コイル5の両端には、負帰還コイル端子
8、9が接続されている。MIセンサ板1の両端には、
MIセンサ端子10、11が接続されている。これら端
子はAu金属薄膜及びアルミ金属薄膜から成り、先端の
巾広部は、外部配線用のパッドとなる。なお、12は、
MIセンサ全体を覆う絶縁保護膜である。
【0014】図4は薄膜磁気コアをNiFeメッキで作
製したときの薄膜磁気センサにセンサの長さ方向に0お
よび2400A/mの磁界(Hex)を印加したときの
センサ両端電極E(E=Z*I)の通電電流周波数特性
である。Hex=0のときとHex=2400A/mの
ときのEの差ΔEは通電電流の周波数20MHz付近で
最大であった。図5は通電電流周波数を20MHzとし
たときのインピーダンスの変化率の印加磁界(Hex)
依存性を示したものである。印加磁界を大きくしていく
とインピーダンスの変化率ΔZ/Z0は大きくなり、素
子の異方性磁界HkのところでΔZ/Z0は最大とな
り、さらにHex>HkではΔZ/Z0は小さくなって
いく。また、単位印加磁界あたりのインピーダンスの変
化量(磁界感度)はHex=1600A/m前後で最大
となり0.08%/(A/m)の磁界感度を示した。
【0015】図6は本発明の磁気センサの回路構成を示
すブロック図である。磁気センサは発振回路21、薄膜
磁気インピーダンス素子22と発振回路21とのインピ
ーダンスマッチングをとるためのバッファ回路23、負
帰還コイル24およびバイアスコイル25を持つ磁気イ
ンピーダンス素子22、整流回路26と平滑回路を構成
するローパスフィルタ27と差動検出を行う差動回路2
8とを有する検波回路29、増幅回路30および負帰還
抵抗31から成る。
【0016】図7は、薄膜磁気インピーダンス素子22
に高周波の正弦波電流を通電するための発振回路21の
詳細回路図である。この発振回路21は水晶発振子、セ
ラミック発振子からなる発振子32をCーMOS回路3
3の入出力端間に接続したC−MOS発振による発振部
34を持つ。発振回路21の発振周波数が発振子32の
振動数によって決まるため、周波数安定度が高く、低消
費型の発振回路21を得ることが出来る。発振部34の
発振出力は、セラミックフィルタからなるバンドパスフ
ィルタ35を通過させる。発振部34から出力される信
号Vcの波形は、図8に示すような矩形波であるが、こ
れをバンドパスフィルタ35を通過させることにより、
図8に示すような正弦波Vfが得られる。そして、発振
回路21を磁気−インピーダンス効果が最大に得られる
周波数に設定できる。バンドパスフィルタ35はLCフ
ィルタでも使用可能だが、磁気インピーダンスに及ぼす
微少磁界(L(インダクタンス)分から発生する磁界の
影響)を排除するため、インダクタンスレスであるセラ
ミックフィルタを使用した。
【0017】図9は、C−MOS発振部により発振させ
た出力を直接薄膜磁気インピーダンス素子に印加せしめ
た場合の回路図である。この回路は第20回日本応用磁
気学会学術講演概要集20pB−2(1996)に示さ
れる回路とC−MOS発振形態(RC発振)が異なる
が、図10に示すようなパルス波Vcが生じる。パルス
波を薄膜磁気インピーダンス素子に印加した場合の高周
波通電の欠点は、図9に示すように、薄膜磁気インピー
ダンス素子22がインダクタンス分に相当するため、抵
抗R10とハイパスフィルタを形成する。その為、パル
ス波Vcが図10に示すように、微分波形Vmになり、
高周波通電周波数が高域に移行する。図11に示す薄膜
磁気インピーダンス素子による周波数特性を例にとる
と、この素子は、磁気−インピーダンス特性が最大にな
る周波数は20MHz(50ns)である。この周波数
パルスを薄膜磁気−インピーダンス素子に印加して高周
波通電を行う。薄膜磁気インピーダンス素子に印加した
高周波通電パルス波は図10のような微分波形で出力さ
れ、周波数が200MHz(5ns)に移行する。薄膜
磁気インピーダンスセンサによる200MHzにおける
磁気−インピーダンス変化率は図11のグラフよりほと
んど変化しないことがわかる。本発明では、この問題点
の解決方法として、上記図7で示した発振回路のよう
に、発振させた高周波のパルス波をバンドパスフィルタ
に通して高周波成分を排除して正弦波を作り出し、これ
を薄膜磁気インピーダンス素子に印加すことを提案して
いる。
【0018】図12はウイーンブリッジ発振回路を示す
回路図である。ウイーンブリッジ発振回路は、正弦波発
振回路であり、これを図6に示す発振回路21に用いた
場合、C−MOS発振回路を用いた場合のようにフィル
タを付加する必要がない。
【0019】図13にバッファ回路23の詳細を示す。
バッファ回路23は発振回路21で発振した高周波信号
を損失させることなく、薄膜磁気インピーダンス素子2
2に供給する回路である。たとえば、薄膜磁気インピー
ダンス素子では、20MHzにおけるインピーダンスが
5Ωである。図13におけるR10を10Ωにすると総
合インピーダンスが15Ωになる。これをバッファ回路
なしで発振回路21と接続させると発振回路21の負荷
が重いため、薄膜磁気インピーダンス素子22に出力す
る電圧が数十mVp−pになり、図15に示す検出回路
29の検出部概略回路においてダイオードD3の順方向
電圧(200mV程度)より、低くなり、検出できなく
なる。それを解決するために薄膜磁気インピーダンス素
子と発振回路の間にバッファ回路23を挿入する。バッ
ファ回路23の出力段のトランジスタはダーリントン接
続(Tr4とTr6、Tr3とTr5)によるプッシュ
ブル回路を構成しており、トランジスタの出力インピー
ダンスを数Ω以下にしている。そしてR8,R9を1Ω
以下にすれば、バッファ回路23の出力インピーダンス
は負荷のインピーダンスと比較して無視できる程度にな
り、発振回路21によって発生した高周波通電出力を損
失なく、薄膜磁気インピーダンス素子22に供給でき
る。
【0020】また、図13におけるバッファ回路23の
ダイオードD1、D2はトランジスタの温度特性の補正
用である。図13において温度によるトランジスタのベ
ース−エミッタ電圧変化をΔVBEとする。バッファ回路
23においてダイオードD1、D2を挿入しない場合、
図21に示す式(1)、(2)より、ΔVBE分だけトラ
ンジスタの電圧が変化することがわかる。一般にΔVBE
は、−2.2mV/℃で変化するため、図14のように
温度が高くなるにつれてトランジスタのコレクタ電流I
cが流れるようになり、最終的にはなだれ現象が生じ、
トランジスタを破損する。この解決方法としてTr2
(Tr1)とTr4(Tr3)に間にトランジスタと温
度変化が同じダイオードを挿入し、温度による電圧変化
をキャンセルすることができる。これを示す式が図21
の式(3)、(4)である。これより、温度特性のよ
い、バッファ回路に仕上がる。
【0021】図15は、薄膜磁気インピーダンス素子2
2への高周波通電出力をDC電圧に変換する動作を説明
する説明回路図である。図15に示す回路の動作を図1
6を用いて説明すると、薄膜磁気インピーダンス素子2
2の両端に発生した高周波出力電圧VoはダイオードD
3により半波整流され、コンデンサC6で平滑電圧Ve
になる。完全に直流化にするために発生したリプルをロ
ーパスフィルタ27を通して排除する。このローパスフ
ィルタ27は、LCフィルタでも使用可能だが、磁気イ
ンピーダンスに及ぼす微少磁界(L(インダクタンス)
分から発生する磁界の影響)を排除するため、インダク
タンスレスであるローパスフィルタで構成した。なお、
図15及び図16における出力電圧Vdは、薄膜インピ
ーダンス素子22が検知した磁気量により変化する。
【0022】図17は、磁気インピーダンスセンサに組
み込まれた薄膜磁気インピーダンス素子のインピーダン
ス変化率を最大に得るための回路図である。図17にお
いて、薄膜磁気インピーダンス素子22の両端に発生し
た高周波出力電圧VoをダイオードD3、D5により正
と負それぞれに半波整流し、コンデンサC6、C10に
よる平滑回路を通してDC電圧+Ve、−Veに変換
し、抵抗R14、コンデンサC7および抵抗21、コン
デンサC11によるローパスフィルタでリプルを排除
し、検波出力+Vd、−Vdを得る。これらの波形を図
18に示す。そして、得られた正負出力+Vd、−Vd
間の電圧をオペアンプで差動検出する。この差動検知に
より、図15に示す回路で検知される磁気−インピーダ
ンスの変化量の2倍の変化量を得ることができる。ま
た、R24とR15の比を変えることにより、オペアン
プ36を増幅器として作用させることが出来る。
【0023】図19は、バイアスコイル、および負帰還
コイルを持つ薄膜磁気インピーダンス素子を用いて作製
した本発明に係るリニア磁気センサの総合回路の一例を
示す回路図である。これを磁気センサとして用いるとき
は、薄膜磁気インピーダンス素子の最大感度のところに
動作点を持ってくることによりセンサ感度を向上するこ
とができる。このため、バイアスコイルに電流を流すこ
とによりバイアス磁界を加え動作点を変えることがで
き、1600A/mのバイアス磁界を磁気コアに印加す
ることにより磁界0A/mのところに磁界感度が最大に
なるようにした。
【0024】一方、バイアスコイルを用いて印加磁界0
A/mに最大感度を持ってくるように動作点を移動した
場合、磁界に対するインピーダンスの変化(出力の変
化)の直線性はあまり良くないものとなる。この直線性
を改善する方法として出力信号をフィードバックし負帰
還コイルを用いて磁界に対する出力の非直線性を補正す
るだけの磁界を薄膜磁気コアに負帰還磁界として加える
ことにより出力信号を補正し直線性を得る方法がとられ
る。図19に示されるリニア磁気センサの回路図によ
り、動作点を最大感度の点に移動し、出力信号をフィー
ドバックし、薄膜コアに負帰還磁界を加え感度特性の直
線性を高めている。図20は図19に示す回路を用いて
バイアスコイル磁界1600A/m、負帰還率50%の
負帰還をかけたときの磁気センサの印加磁界に対する出
力電圧の関係を示したものである。ここで通電電流の周
波数は20MHzである。図20に示すように±240
A/mの測定磁界内で優れた直線性を示し、かつ、10
-3A/mの磁界分解能を示した。これらの結果はリニア
磁界センサとして良好な特性である。
【0025】以上、本発明を上述の実施の形態により説
明したが、例えば、薄膜磁気インピーダンス素子の薄膜
磁気コアの代わりに強磁性アモルファスワイヤで構成し
た薄膜磁気インピーダンス素子を用いるなど、本発明の
主旨の範囲内で種々の変形や応用が可能であり、これら
の変形や応用を本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願の請求
項1、2,3に係る発明では、薄膜磁気インピーダンス
素子を含む複合素子として高感度の磁気センサを提供で
き、正弦波を薄膜磁気インピーダンス素子に入力できる
ことで特性を最大限に引き出すことが可能となった。そ
して、発振器と薄膜磁気インピーダンス素子の間にバッ
ファ回路を設けることにより、薄膜磁気インピーダンス
素子のインピーダンスの影響を排除でき、発振器の出力
を損失なく、供給できる。請求項4に係る発明では、薄
膜磁気インピーダンス素子に印加する正弦波による高周
波通電電流を簡単なインダクタンスを排除した回路で構
成したので、薄膜磁気インピーダンス素子に及ぼす磁気
センサ自身から発生する微少磁界の影響を排除すること
が出来る。本願の請求項5に係る発明では、発振回路を
ウィーンブリッジ回路で構成したので、発振回路にバン
ドパスフィルタを設ける必要がなく、さらに、ウイーン
ブリッジ回路はインダクタンスレス回路であるので、磁
気センサの回路構成を簡単に構成できる。本願の請求項
6に係る発明では、上記バッファ回路は温度補償回路を
持ち、インピーダンス変換機能を備えたプッシュ−プル
回路から構成されるので、バッファ回路の出力インピー
ダンスは負荷のインピーダンスと比較して無視できる程
度になり、発振回路によって発生した高周波通電出力を
損失なく、薄膜磁気インピーダンス素子に供給できる。
本願の請求項7及び8に係る発明では、上記検波回路は
整流回路とローパスフィルタを有するので、検出回路に
おいては整流回路と平滑回路にローパスフィルタを追加
することにより、薄膜磁気インピーダンス素子の出力を
DC信号に変換でき、極力、リプルを押さえた回路を供
給できる。また、差動回路を設けることで磁気インピー
ダンスセンサの出力を正側だけでなく、負側も検出で
き、通常の倍の変化量を検出できる。本願の請求項8に
係る発明では、ローパスフィルタをインダクタンスを排
除した回路で構成したので、薄膜磁気インピーダンス素
子に及ぼす磁気センサ自身から発生する微少磁界の影響
を排除することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に用いる薄膜磁気インピーダン
ス素子の構造を模式的に示した正面図である。
【図2】図2は、図1のA−B線に沿って切断した断面
図である。
【図3】図3は、図1のC−D線に沿って切断した断面
図である。
【図4】図4は、薄膜磁気インピーダンス素子の通電電
流周波数特性図である。
【図5】図5は、薄膜磁気インピーダンス素子のインピ
ーダンス変化率特性図である。
【図6】図6は、本発明に係る磁気センサのブロック図
である。
【図7】図7は、発信部とバンドパスフィルタのブロッ
ク図である。
【図8】図8は、発信部とローパスフィルタ通過後の出
力波形図である。
【図9】図9は、薄膜磁気インピーダンス素子を中心と
した主要部の回路図である。
【図10】図10は、図9に示す回路の出力波形図であ
る。
【図11】図11は、薄膜磁気インピーダンス素子の周
波数特性図である。
【図12】図12は、ウイーンブリッジの回路図であ
る。
【図13】図13は、バッファ回路の回路図である。
【図14】図14は、トランジスタのエミッターコレク
タ特性図である。
【図15】図15は、検出回路の回路図である。
【図16】図16は、図15に示す検出回路の出力波形
図である。
【図17】図17は、他の実施の形態の検出回路と増幅
部の回路図である。
【図18】図18は、図17に示す回路の出力波形図で
ある。
【図19】図19は、本発明の磁気センサの総合回路図
である。
【図20】図20は、負帰還率50%の印加磁界に対す
る出力電圧特性図である。
【図21】図21は、バッファ回路の回路計算式を示す
計算式図である。
【図22】図22は、アモルファスワイヤからなる磁気
インピーダンス素子を用いた磁気センサの回路ブロック
図である。
【図23】 図23は、アモルファスワイヤを用いた磁
気インピーダンス素子の特性図である。
【符号の説明】
1・・・・・MIセンサ板 2・・・・・絶縁物層 3・・・・・絶縁物層 4・・・・・バイアスコイル 5・・・・・負帰還コイル 6・・・・・バイアスコイル端子 7・・・・・バイアスコイル端子 8・・・・・負帰還コイル端子 9・・・・・負帰還コイル端子 10・・・・・MIセンサ端子 11・・・・・MIセンサ端子 12・・・・・絶縁保護膜 20・・・・・非磁性基板 21・・・・・発振回路 22・・・・・薄膜磁気インピーダンス素子 23・・・・・バッファ回路 24・・・・・負帰還コイル 25・・・・・バイアスコイル 26・・・・・整流回路 27・・・・・ローパスフィルタ 28・・・・・差動回路 29・・・・・検波回路 30・・・・・増幅回路 31・・・・・負帰還抵抗 32・・・・・発振子 33・・・・・C−MOS回路 34・・・・・発振部 35・・・・・バンドパスフィルタ 36・・・・・オペアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯口 昭代 静岡県磐田郡浅羽町浅名1743−1 ミネベ ア株式会社開発技術センタ−内 (72)発明者 加藤 英樹 静岡県磐田郡浅羽町浅名1743−1 ミネベ ア株式会社開発技術センタ−内 Fターム(参考) 2G017 AA01 AB05 AC04 AC09 AD42 AD53 AD55 AD63 AD65 AD69 BA09 BA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性体からなる基板上に形成された磁気
    コアの周囲に絶縁体を介したバイアスコイルおよび負帰
    還コイルを巻回した薄膜磁気インピーダンス素子を用い
    た磁気センサにおいて、該磁気コアの両端に高周波の正
    弦波電流を印加する発振回路と、該発振回路と該薄膜磁
    気インピーダンス素子の磁気コアとの間に設けられ、発
    振回路の出力インピーダンスと薄膜磁気インピーダンス
    素子の入力インピーダンスのミスマッチを調整するバッ
    ファ回路と、該磁気インピーダンス素子に印加された外
    部磁界に応じて変化する高周波電流の変化量から外部磁
    界の磁気変化量を直流検出する検波回路と、を具備する
    ことを特徴とする磁気センサ。
  2. 【請求項2】非磁性体からなる基板上に形成された磁気
    コアは、強磁性体の薄膜により形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 【請求項3】非磁性体からなる基板上に形成された磁気
    コアは、強磁性体アモルファスワイヤにより形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  4. 【請求項4】上記発振回路はインダクタンス素子を含ま
    ないバンドパスフィルタを含む正弦波発振回路であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  5. 【請求項5】上記発振回路はウィーンブリッジ回路で構
    成されることを特徴とする請求項1に記載の磁気セン
    サ。
  6. 【請求項6】上記バッファ回路は温度補償回路を持ち、
    インピーダンス変換機能を備えたプッシュ−プル回路か
    ら構成されることを特徴とする請求項1に記載の磁気セ
    ンサ。
  7. 【請求項7】上記検波回路は整流回路とローパスフィル
    タを有することを特徴とする請求項1に記載の磁気セン
    サ。
  8. 【請求項8】上記ローパスフィルタはインダクタンス分
    を含まないローパスフィルタであることを特徴とする請
    求項7に記載の磁気センサ。
  9. 【請求項9】上記検波回路は差動回路により構成されて
    いることを特徴とする請求項7に記載の磁気センサ。
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