JP2002277522A - 磁界センサ - Google Patents

磁界センサ

Info

Publication number
JP2002277522A
JP2002277522A JP2001081083A JP2001081083A JP2002277522A JP 2002277522 A JP2002277522 A JP 2002277522A JP 2001081083 A JP2001081083 A JP 2001081083A JP 2001081083 A JP2001081083 A JP 2001081083A JP 2002277522 A JP2002277522 A JP 2002277522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic field
wire
field sensor
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001081083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4565072B2 (ja
Inventor
Ichiro Sasada
一郎 笹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu TLO Co Ltd
Original Assignee
Kyushu TLO Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu TLO Co Ltd filed Critical Kyushu TLO Co Ltd
Priority to JP2001081083A priority Critical patent/JP4565072B2/ja
Publication of JP2002277522A publication Critical patent/JP2002277522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4565072B2 publication Critical patent/JP4565072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 印加磁界がゼロの時は誘起電圧がゼロとなり
磁界に対する応答が線形であり高感度で高精度かつ簡単
な電子回路で構成できる磁界センサを提供する。 【解決手段】 磁性ワイヤ1と磁性ワイヤ1に巻回され
た検出コイル2を持ち、磁性ワイヤ1に交流励磁電流を
流し検出コイル2に誘起する電圧を検出出力とするセン
サにおいて、励磁電流に直流バイアス電流を重畳させ、
誘起電圧の中に含まれる励磁周波数成分から出力を取り
出す構成とし、磁性ワイヤ1に変えて筒状磁性体として
も良く、磁性ワイヤが無磁わい組成のアモルファス磁性
ワイヤでも良く、また、磁性ワイヤが僅か負の磁わいを
持っても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲータの電子
コンパス、セキュリティシステム、電磁的非破壊検査な
どに適した磁界センサに関する。
【0002】
【従来の技術】小型化に適した磁界センサに、磁性ワイ
ヤや磁性薄膜を用いる直交フラックスゲートと磁気−イ
ンピーダンス効果を用いるものがある。このうち、前記
直交フラックスゲート型センサは、磁性ワイヤに直接交
流励磁電流を通電し、磁性ワイヤの方向に印加された磁
界により、磁性ワイヤの周囲に巻回されたコイルに発生
する励磁周波数fの2倍の2f成分の誘起電圧をセンサ
出力としているものである。この方法は、1953年T.
M.PalmerによってProc.IEE(London)Vol.100,PartB, pp.
545-550 に "A Small Sensitive Magnetometer"として
報告されている。この中では、磁性ワイヤとして線径 4
2 S.W.G.(約0.1mm )のミューメタル線が使用されてい
る。ところで、前記磁性ワイヤに軸方向に傾いた方向に
磁化容易軸を持つ磁気異方性が存在すれば、励磁磁界か
ら検出コイルへの結合が発生し、印加磁界に無関係な周
波数fの誘起電圧が発生する。従って、上記方法では、
2fの周波数成分をセンサ出力とすることによって、周
波数fの誘起電圧の影響を排除し高精度の磁界検出が可
能であることを述べている。この方法は、磁性ワイヤと
してパーマロイのメッキ線を用いたもの(竹内信次郎
他、「直交フラックスゲート形磁性薄膜マグネトメータ
の動作機構の解析」電気学会論文誌C、第93号巻 2号、
1973)や、磁性ワイヤを磁性薄膜で置き換え、更に小型
化したもの、(及川 亭他、「薄膜型直交フラックスゲ
ート磁界センサの作製とその評価」第24回日本応用磁気
学会学術講演会概要集、13aD-6、2000 )などへ発展させ
られている。しかし、何れにおいても、2f成分の検出
を必要とするものであり、これに伴い複雑な電子回路が
使用されてきた。
【0003】一方、前記磁気−インピーダンス効果型セ
ンサは、線引きした30ミクロン程度のアモルファス磁
性ワイヤを用いて構成されている(例えば、特開平7−
181239号公報)。この磁界センサはワイヤに高周
波電流を直接通電し、ワイヤに印加される外部磁界の強
度によるワイヤの抵抗変化をワイヤ両端の電位差から検
出するものである。この方式では、センサ自体は小型化
に適し、励磁周波数と同じ電圧の検出であるが、そのま
までは磁界の正負が識別できず、また、印加磁界がゼロ
でも電位差はゼロにならず常にオフセット電圧が存在す
る。このため、動作点を線形部分へずらすためのバイア
ス磁界の印加と、オフセットをキャンセルするための引
き算回路を必要としてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の磁
界センサにおいて、直交フラックスゲート型センサのよ
うに、2f成分の検出を行なうものについては2倍周波
数発生回路などを要し、電子回路が複雑になるのが避け
られないという問題があった。また、磁気−インピーダ
ンス効果型センサのように、動作点をずらすためバイア
ス磁界を印加するバイアス磁界発生回路、出力オフセッ
トをキャンセルするための出力オフセット除去回路など
複雑な構造を必要とするし、装置が大掛かりになるなど
の問題があった。このように、1つの磁性ワイヤや磁性
薄膜を用いて基本動作に必要な巻線が高々1つであり、
電子回路が簡単化できる励磁周波数と同じ誘起電圧成分
の検出を行なうような、装置構造を簡単とし小型化する
のに適した磁界センサは未だ実現されていない。
【0005】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたものであり、励磁周波数fと同じ周
波数の誘起電圧成分の検出に基づき、印加磁界がゼロの
時は誘起電圧がゼロとなり、かつ磁界に対する応答が線
形である、高感度で高精度かつ簡単な電子回路で構成で
きる磁界センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明請求項1記載の磁界センサでは、細長い磁性
体と、前記細長い磁性体に巻回されたコイルを持ち、前
記細長い磁性体に交流励磁電流を流し、前記コイルに誘
起する電圧を検出出力とするセンサにおいて、前記励磁
電流に直流バイアス電流を重畳させ、前記誘起電圧の中
に含まれる励磁周波数成分から出力を取り出すことを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の磁界センサにあっては、電
流を流す導体と、その導体に近接して配置された細長い
磁性体、あるいは導体周囲に配置された略円筒形の細長
い磁性体と、前記磁性体周囲に巻回されたコイルとから
なり、前記導体に交流励磁電流を流し、前記コイルに誘
起する電圧を検出出力とするセンサにおいて、前記励磁
電流に直流バイアス電流を重畳させ、前記誘起電圧の中
に含まれる励磁周波数成分から出力を取り出すことを特
徴とする。
【0008】請求項3記載の磁界センサにあっては、請
求項1記載の磁界センサにおいて、細長い磁性体が磁性
ワイヤであることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の磁界センサにあっては、請
求項3記載の磁界センサにおいて、磁性ワイヤが無磁わ
い組成のアモルファス磁性ワイヤであることを特徴とす
る。
【0010】請求項5記載の磁界センサにあっては、請
求項3記載の磁界センサにおいて、磁性ワイヤが僅か負
の磁わいを持つことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の磁界センサでは、磁性ワイヤとそれに
巻回されたコイルを用い、磁性ワイヤに通電する交流励
磁電流には、磁性ワイヤを円周方向に磁化飽和させる程
度の直流電流を重畳し、交流励磁周波数fHzの1サイ
クルの間に磁性ワイヤがただ一度磁化飽和するように
し、励磁周波数fの誘起電圧が外部印加磁界に対して高
感度に発生するようにし、合わせて周波数fの誘起電圧
成分のみを検出する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の磁界センサを図面に基づ
いて説明する。まずその構造から説明する。図1は本発
明実施の形態1の磁界センサを示す概略図であり、1は
磁性ワイヤである。前記磁性ワイヤ1には、応力の影響
を受けにくく、また製造段階でも磁気異方性が生じにく
い無磁わい組成のアモルファス磁性ワイヤを使用し、そ
の周囲に細い導線で検出コイル2を巻き回している。3
は励磁回路であり、発振器4とそれに直列に挿入された
直流電源5からなり、直流が重畳された交流励磁電流は
前記磁性ワイヤ1に直接通電する。6は同調用コンデン
サであり、外部磁界の印加によって検出コイル2に誘起
されるfHzの電圧を選択的に取り出すため、前記検出
コイル2に並列に接続されている。尚、この同調用コン
デンサ6は必ずしも必要ではなく、不付きとすることも
できる。7は同期整流器であり、励磁周波数fHzを参
照入力として前記誘起電圧を同期整流して直流に変換さ
せる。8は直流電圧計である。
【0013】次に動作原理を説明する。無磁わい組成の
アモルファス磁性ワイヤ1には、その製造段階でかなり
小さいながら磁気異方性が生じる。図2に示すように、
ワイヤ内の磁化は小さい磁気異方性に束縛され円周方向
9からずれた方向を向くが、この状態にあるワイヤ1に
直流電流idcを流すことにより、ワイヤ表層部に磁界H
dcが生じ、これにより磁化を円周方向9の1方向に向け
ることができる。この図2において、磁気異方性をKu
、磁化をJs として示している。直流電流idcで磁性
ワイヤ1の磁化が一方向に向けられたところで、図3,
図4に示すように、直流磁界より振幅の小さな交流磁界
を発生させる交流電流iacsin[2πft]を通電
し、外部磁界がワイヤ軸方向に印加された状態を考え
る。尚、図4において、外部磁界Hexは記号で示すよう
に紙面に対し垂直に印加された状態を示す。図5は外部
磁界Hexおよび励磁磁界Hdc+Hacsin[2πft]
に対し磁化の方向を図示したものである。外部磁界Hex
の印加により磁化Js が円周方向から角θをなし、励磁
磁界Hdc+HacSin[2πft]が小さくなると外部
磁界Hexの影響が相対的に大きくなるために角θは大き
くなり、逆に、励磁磁界Hdc+HacSin[2πft]
が大きくなると角θは小さくなる。この磁化Js の振動
の周期は励磁周波数と同じfHzであり、Js Sin
(θ)成分が図1の検出コイル2と鎖交する磁束を生み
出す。
【0014】前記角θと外部磁界Hexの間の関係は大域
的には非線形関係であるが、外部磁界Hexの小さい範囲
に限定すれば角θと外部磁界Hexの関係は線形関係とな
る。外部磁界Hexの向きが反転されると、角θの範囲も
負側に反転し、検出コイル2への鎖交磁束の極性も反転
する。このようにして、印加磁界の正負が識別される。
図5ではKu の方向をαの正方向に図示しているが、ワ
イヤの場所ごとに揺らいでおり、全体としてαは正負ほ
ぼ均等に分布すると考えて良い。従って、Ku は外部磁
界Hexの正または負のいずれかの極性に対して出力を大
きくするような非対称な作用を持たない。
【0015】図6には直径約120ミクロンメートルの
Coベースのアモルファス磁性ワイヤの長さ約2cmの
ものに約200ターンの巻線を施したものに、直流電流
20mA、周波数f=50kHz、実効値約10mAの
交流電流を流した時の励磁電流波形と検出コイル誘起電
圧波形を示している。磁性ワイヤへの軸方向印加磁界は
0.5Gとしている。直流電流によって励磁周波数と同
じ周波数の誘起電圧が生じていることがわかる。印加磁
界の極性を反転すると図7のように誘起電圧の極性も反
転する。このことから、印加磁界の極性判別が可能なこ
とがわかる。もし、直流電流を流さない場合は、通常の
直交フラックスゲートと同じような励磁周波数の2倍の
誘起電圧が現れる。この事実を図8に示す。図6〜図8
の実験結果は約0.5Oe の同じ大きさの磁界を印加し
たものであるが、直流電流を重畳した場合が振幅の大き
な出力が得られていることがわかる。以上より、誘起電
圧を周波数fで同期整流すれば磁界の正負に応じた検出
出力が得られることがわかる。また、図5の説明から、
Hex=0の時は、角θ=0、即ち、Sin(θ)=0と
なって、出力が0となることも分る。
【0016】次に、結果の一例を示す。図9はヘルムホ
ルツコイルでセンサに磁界を印加し、入出力特性を調べ
た結果を示す。励磁条件は図6の波形を観測したのと同
じである。出力電圧はロックインアンプを同期整流器と
して用いて測定している。誘起電圧は増幅していない。
これから、良好な直線性と十分な感度が得られることが
分かる。直流電流を重畳しない場合は、通常の直交フラ
ックスゲートとなるが、直流電流の重畳の効果を示すた
めに、図8に示すような2fの誘起電圧を検出した結果
を図10に示した。この時の励磁条件は図9の場合と同
じであるが、同期整流器への参照周波数はこの場合、2
fである。直線性、感度共に劣ることが分かる。直線性
が悪いのは、小さくはあるが円周方向以外の方向に磁化
容易軸を持つ磁気異方性がアモルファス磁性ワイヤにラ
ンダムに存在しているためと考えられる。
【0017】以上説明してきたように本実施の形態の磁
界センサでは、励磁電流に直流バイアス電流を重畳さ
せ、励磁周波数fと同じ周波数の誘起電圧成分の検出を
行なうことにより、印加磁界がゼロの時は誘起電圧がゼ
ロとなり、かつ磁界に対する応答が線形であり、高感度
で高精度かつ簡単な電子回路で構成できるなどの効果が
得られる。
【0018】次に、図11に基づいて実施の形態2を説
明する。尚、前記実施の形態1と同一構成部分には同一
の符号を付してその具体的な説明は省略する。本実施の
形態の磁界センサは、交流励磁電流に直流バイアス電流
を重畳させて印加する導体10と、その導体10の周囲
に配置された略円筒形の磁性体11と、その周囲に巻回
された検出コイル12とからなっていることを特徴とす
る。前記磁性体11は導体10の外周面にアモルファス
磁性薄帯を巻いて、或はパーマロイ膜をメッキして形成
したものであり、その膜厚は数ミクロンから20ミクロ
ン程度で十分であり、検出コイル12はその外周面に巻
回された構造となっている。また、導体10の径は、
0.1〜1mm程度であればよい。本実施の形態では、
導体10はその芯の役目と励磁回路3の給電部をなし、
磁性体11に一様な円周方向励磁磁界が印加されるよう
になっている。
【0019】以上、本発明の実施の形態を図面により説
明したが、具体的な構成は前記実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
などがあっても本発明に含まれる。例えば、アモルファ
ス磁性ワイヤ1の線径、長さ、成分、処理構成などは任
意に設定することができる。パーマロイワイヤも同様で
ある。検出コイルの構成も任意に設定することができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば下記
の効果を発揮する。 (1)1個の磁性ワイヤとそれに巻回された1個の検出
コイルを主要素とした、2倍周波数発生回路、バイアス
磁界発生回路、出力オフセット除去回路を必要としな
い、高感度、高精度で入出力関係が線形関係となる磁界
センサを構成することができる。 (2)部品点数が少なく、小型化に適した磁界センサを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態1の交流励磁電流に直流バイ
アス電流を重畳させた磁界センサによる検出回路を原理
的に示す構成図である。
【図2】実施の形態1の一軸磁気異方性Ku を仮定した
アモルファス磁性ワイヤにおける励磁電流による磁界、
磁化ベクトルJs の関係を示す説明図である。
【図3】実施の形態1の一軸磁気異方性Ku および磁化
ベクトルJs の円周方向からなす角を示す説明図であ
る。
【図4】実施の形態1の直流磁界より小さな振幅の交流
磁界を発生させる交流電流を通電し外部磁界がワイヤ軸
方向に印加された状態を示す説明図である。
【図5】実施の形態1の外部磁界および励磁磁界に対し
磁化の方向を示す説明図である。
【図6】実施の形態1の直径120μm長さ2cmのア
モルファス磁性ワイヤに200ターンの巻線を施し直流
電流20mA、周波数50kHz、実効値約10mAの
交流電流を流したときの励磁電流波形と誘起電圧波形を
示すグラフである。
【図7】図6の印加磁界の極性を反転させたとき誘起電
圧の極性が反転し印加磁界の極性判別が可能なことを示
すグラフである。
【図8】実施の形態1の直流電流を流さないとき直交フ
ラックスゲートと同様な励磁周波数の2倍の誘起電圧が
現れることを示すグラフである。
【図9】実施の形態1のヘルムホルツコイルで磁界をセ
ンサに印加した時の入出力特性図である。
【図10】実施の形態1で直流電流を流さないように
し、ヘルムホルツコイルで磁界をセンサに印加した時で
あって同期整流器への参照周波数を2fとした時の入出
力特性図である。
【図11】実施の形態2の交流励磁電流に直流バイアス
電流を重畳させた磁界センサによる検出回路を原理的に
示す構成図である。
【符号の説明】
1 磁性ワイヤ 2 検出コイル 3 励磁回路 4 発振器 5 直流電源 6 同調用コンデンサ 7 同期整流器 8 直流電圧計 9 磁性ワイヤの円周方向 10 導体 11 円筒型の磁性体 12 検出コイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い磁性体と、前記細長い磁性体に巻
    回されたコイルを持ち、前記細長い磁性体に交流励磁電
    流を流し、前記コイルに誘起する電圧を検出出力とする
    センサにおいて、前記励磁電流に直流バイアス電流を重
    畳させ、前記誘起電圧の中に含まれる励磁周波数成分か
    ら出力を取り出すことを特徴とする磁界センサ。
  2. 【請求項2】 電流を流す導体と、その導体に近接して
    配置された細長い磁性体、あるいは導体周囲に配置され
    た略円筒形の細長い磁性体と、前記磁性体周囲に巻回さ
    れたコイルとからなり、前記導体に交流励磁電流を流
    し、前記コイルに誘起する電圧を検出出力とするセンサ
    において、前記励磁電流に直流バイアス電流を重畳さ
    せ、前記誘起電圧の中に含まれる励磁周波数成分から出
    力を取り出すことを特徴とする磁界センサ。
  3. 【請求項3】 細長い磁性体が磁性ワイヤであることを
    特徴とする請求項1記載の磁界センサ。
  4. 【請求項4】 磁性ワイヤが無磁わい組成のアモルファ
    ス磁性ワイヤであることを特徴とする請求項3記載の磁
    界センサ。
  5. 【請求項5】 磁性ワイヤが僅か負の磁わいを持つこと
    を特徴とする請求項3記載の磁界センサ。
JP2001081083A 2001-03-21 2001-03-21 磁界センサ Expired - Lifetime JP4565072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001081083A JP4565072B2 (ja) 2001-03-21 2001-03-21 磁界センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001081083A JP4565072B2 (ja) 2001-03-21 2001-03-21 磁界センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002277522A true JP2002277522A (ja) 2002-09-25
JP4565072B2 JP4565072B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=18937247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001081083A Expired - Lifetime JP4565072B2 (ja) 2001-03-21 2001-03-21 磁界センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4565072B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7235965B2 (en) 2004-01-15 2007-06-26 Kabushiki Kaisha Teikoku Denki Seisakusho Motor bearing wear detecting device
JP2009145074A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Fujikura Ltd フラックスゲートセンサおよびその製造方法
JP2013162201A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Japan Radio Co Ltd 変調器および周波数変換器
WO2014136975A1 (ja) * 2013-03-08 2014-09-12 国立大学法人名古屋大学 磁気計測装置
WO2015060344A1 (ja) * 2013-10-22 2015-04-30 国立大学法人九州大学 勾配磁界センサ
JP2016164532A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 愛知製鋼株式会社 Mi磁気センサ
JP2017040663A (ja) * 2016-11-04 2017-02-23 愛知製鋼株式会社 Mi磁気センサ
JP2020118523A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 協立電機株式会社 フラックスゲートセンサ
JP2020118524A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 協立電機株式会社 フラックスゲートセンサおよびフラックスゲートセンサの位相調整方法
JP2020122691A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 笹田磁気計測研究所株式会社 直交型フラックスゲートセンサ
JP2021085801A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 協立電機株式会社 磁気検出装置
US11789096B2 (en) 2022-02-21 2023-10-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Sensor and inspection device

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111965569B (zh) * 2020-07-06 2022-06-14 南方电网科学研究院有限责任公司 在线运行变压器的直流偏磁水平测量方法、装置及系统

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814275U (ja) * 1971-06-26 1973-02-17
JP2000030921A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Japan Science & Technology Corp Co系非晶質金属細線とその製造方法
JP2000258517A (ja) * 1999-03-10 2000-09-22 Japan Science & Technology Corp 磁気インピーダンス効果マイクロ磁気センサ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814275U (ja) * 1971-06-26 1973-02-17
JP2000030921A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Japan Science & Technology Corp Co系非晶質金属細線とその製造方法
JP2000258517A (ja) * 1999-03-10 2000-09-22 Japan Science & Technology Corp 磁気インピーダンス効果マイクロ磁気センサ

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7235965B2 (en) 2004-01-15 2007-06-26 Kabushiki Kaisha Teikoku Denki Seisakusho Motor bearing wear detecting device
JP2009145074A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Fujikura Ltd フラックスゲートセンサおよびその製造方法
JP2013162201A (ja) * 2012-02-02 2013-08-19 Japan Radio Co Ltd 変調器および周波数変換器
WO2014136975A1 (ja) * 2013-03-08 2014-09-12 国立大学法人名古屋大学 磁気計測装置
US10012705B2 (en) 2013-03-08 2018-07-03 National University Corporation Nagoya University Magnetism measurement device
JPWO2015060344A1 (ja) * 2013-10-22 2017-03-09 国立大学法人九州大学 勾配磁界センサ
WO2015060344A1 (ja) * 2013-10-22 2015-04-30 国立大学法人九州大学 勾配磁界センサ
WO2016143504A1 (ja) * 2015-03-06 2016-09-15 愛知製鋼株式会社 Mi磁気センサ
JP2016164532A (ja) * 2015-03-06 2016-09-08 愛知製鋼株式会社 Mi磁気センサ
EP3255445A4 (en) * 2015-03-06 2018-12-12 Aichi Steel Corporation Magneto-impedance (mi) magnetic sensor
US10884076B2 (en) 2015-03-06 2021-01-05 Aichi Steel Corporation MI magnetic field sensor
JP2017040663A (ja) * 2016-11-04 2017-02-23 愛知製鋼株式会社 Mi磁気センサ
JP2020118524A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 協立電機株式会社 フラックスゲートセンサおよびフラックスゲートセンサの位相調整方法
JP2020118523A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 協立電機株式会社 フラックスゲートセンサ
JP7249789B2 (ja) 2019-01-23 2023-03-31 協立電機株式会社 フラックスゲートセンサおよびフラックスゲートセンサの位相調整方法
JP2020122691A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 笹田磁気計測研究所株式会社 直交型フラックスゲートセンサ
JP7245662B2 (ja) 2019-01-30 2023-03-24 笹田磁気計測研究所株式会社 直交型フラックスゲートセンサ
JP2021085801A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 協立電機株式会社 磁気検出装置
US11789096B2 (en) 2022-02-21 2023-10-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Sensor and inspection device

Also Published As

Publication number Publication date
JP4565072B2 (ja) 2010-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3091398B2 (ja) 磁気−インピーダンス素子及びその製造方法
JP3197414B2 (ja) 磁気インピーダンス効果素子
JP2001013231A (ja) 半導体基板上に形成された磁気センサ
JP4565072B2 (ja) 磁界センサ
WO2003107017A1 (ja) 磁気ブリッジ型電流センサー及び磁気ブリッジ型電流検出方法、並びに、前記センサーと検出方法に用いる磁気ブリッジ
JP3076889B2 (ja) 磁気力顕微鏡
JP3645116B2 (ja) 磁気インピーダンス効果マイクロ磁気センサ
JP4209114B2 (ja) 磁界センサ
US7271587B2 (en) High resolution and low power magnetometer using magnetoresistive sensors
JP4732705B2 (ja) 磁界センサ
JP4716030B2 (ja) 電流センサ
JP2001116773A (ja) 電流センサー及び電流検出装置
JP3341036B2 (ja) 磁気センサ
JP2004239828A (ja) フラックスゲート磁界センサ
JP3639727B2 (ja) 磁気センサ
JP2547169Y2 (ja) 電流検知センサ
JP2003282995A (ja) 磁界検出素子
JP4722717B2 (ja) 電流センサ
US5831424A (en) Isolated current sensor
JP2002286821A (ja) 磁場検出装置
JP2000266786A (ja) 電流センサ
JP3494947B2 (ja) Mi素子の制御装置
JP2007287808A (ja) 柱上トランスの診断方法
JP2006064552A (ja) 鉄系壁裏面の腐食・減肉検査方法
JPH08201061A (ja) 薄膜磁気センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4565072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term