JP2000055423A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2000055423A
JP2000055423A JP10230528A JP23052898A JP2000055423A JP 2000055423 A JP2000055423 A JP 2000055423A JP 10230528 A JP10230528 A JP 10230528A JP 23052898 A JP23052898 A JP 23052898A JP 2000055423 A JP2000055423 A JP 2000055423A
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JP
Japan
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evaporating dish
water
heating element
humidifier
heating
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JP10230528A
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English (en)
Inventor
Shunichiro Kinoshita
俊一郎 木下
Mamoru Morikawa
守 守川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸発皿の各部の表面温度を均一にして沸騰音
の低い加湿器を提供するものである。 【解決手段】 カートリッジ式の給水タンク1と、該給
水タンク1の水が供給されて一定水位に保持される水受
け部3と、水を加熱する加熱体6と、前記加熱体6によ
る熱で水を沸騰させる蒸発皿4からなる加湿器におい
て、前記加熱体6と前記蒸発皿4との間に密着手段を設
けてなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水を加熱して発生
する蒸気によって室内等を加湿するようにした加湿器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加湿器は図7に示すよう
に構成されるものであり、図7において、1はカートリ
ッジ式の給水タンク、2は開閉する弁を備え前記給水タ
ンク1に取付られているタンクキャップ、3はタンクキ
ャップを介して給水タンク1内の水が供給され一定水位
に保持される水受け部、4は水受け部3から水がゴムホ
ース5を通して供給される蒸発皿、6は蒸発皿4を加熱
する電気ヒータからなる加熱体、8は蒸発皿4に隣接す
る蒸気案内筒7によって案内された蒸気を外部に放出す
る蒸気放出口である。
【0003】図8は、従来の加湿器における加熱体の取
付け部の構造を示す部分断面図で、図8において、蒸発
皿4は内面にフッ素コートを施したステンレス製で上下
を開口した容器で、水を沸騰させる。加熱体6はバンド
タイプのマイカーヒータで、蒸発皿の外側に取り付けら
れている。
【0004】図9は従来の加熱体でヒータ線を芯部に巻
き付けた詳細図で、片面側は直線で、他方側は斜めに巻
き付けており、短手方向の直線上にはヒータ線15は、
1本だけがある。
【0005】次に、上記従来の加湿器の動作について説
明する。
【0006】まず、カートリッジ式の給水タンク1を水
受け部3にセットすると、タンクキャップ2の水流出口
を開放し、給水タンク1内の水がタンクキャップ2を通
り水受部3に供給される。一定水位に保持される水受け
部3内の水は、ゴムホース5を通り、蒸発皿4内に供給
され、蒸発皿4内も水受け部3と同じ水位に保持され
る。
【0007】そして、蒸発皿4は加熱体6により加熱さ
れ、蒸発皿4内の水を蒸気に変える。蒸発皿4により発
生される蒸気は蒸気案内筒7を通って蒸気放出口8より
外部に放出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の加湿器にお
いては、蒸発皿は材質がステンレス鋼板で、プレス機械
での絞り加工をしているので、外側の表面は全周に渡っ
て表面が均一になることがなく、表面はわずかに凹凸が
発生している。また、加熱体においても、マイカヒータ
の周囲をアルミニューム板・アルミメッキ鋼板で覆っ
て、円形状にして蒸発皿に取付けるために、円形状の内
側の表面は、均一性に乏しい形状になっている。
【0009】このような部品を互いに組合わせたことに
より、蒸発皿と加熱体との間にはわずかの隙間が生じる
構造になっていることが判明する。このため、加熱体に
通電すると、蒸発皿への熱伝導で部分的に差が生じ、蒸
発皿の各部の表面温度は均一性に乏しくバラツキが生じ
ている。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、蒸発皿の各部の表面温度を均一に
して沸騰音の低い加湿器を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の加湿器は、上記
のような課題を解決するために、カートリッジ式の給水
タンクと、該給水タンクの水が供給されて一定水位に保
持される水受け部と、水を加熱する加熱体と、前記加熱
体による熱で水を沸騰させる蒸発皿からなる加湿器にお
いて、前記加熱体と前記蒸発皿との間に密着手段を設け
てなものである。
【0012】また、前記加熱体と前記蒸発皿との間に、
耐熱性のシール材を塗布してなろものである。そして、
前記加熱体と前記蒸発皿との間に、耐熱性で弾力性のあ
るパッキンを設けてなるものである。
【0013】さらに、前記加熱体で、短手方向で複数以
上のヒータ線を巻き付けてなるものである。
【0014】さらにまた、前記加熱体で、ヒータ線のワ
ット密度の大きい面を、蒸発皿側に設けてなるものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の加湿器の実施の形
態について図1乃至図8とともに説明するが上記従来例
と同一部分は同一符号を付して説明する。
【0016】図面において、図1は本発明の実施の形態
を示す要部断面図、図2は図1の加熱体の取付け部分を
示す要部断面図、図3は図1の蒸発皿への加熱体の取付
け部の要部断面図、図4は図1の加熱体の要部断面図、
図5は図1の加熱体のヒータ線の芯部への巻き付けた蒸
発皿面側の詳細説明図、図6は図1の加熱体のヒータ線
の芯部への巻き付けた外側の詳細説明図である。
【0017】まず、図1、図2、図3に示すように、蒸
発皿4は内面にフッ素コートを施したステンレス製で上
下を開口した容器で、水を沸騰させる。加熱体6はバン
ドタイプのマイカーヒータで、蒸発皿4の外側に取付け
られる。補助タンク12は蒸発皿4の下方に配設し、水
の沸騰時に発生するスケールを貯留する役割をし、スケ
ールが溜まって来たら図示しないキャツプを外して、図
示しない排水口より排水する構造になっている。
【0018】螺子9は、蒸発皿4のフランジ部に取り付
けられている取付け継手11を介して、プラスチック等
の合成樹脂よりなる本体13と、一体に設けた逆U字形
の壁20に固定するものである。
【0019】螺子9が螺着する図示しないボスは、前記
逆U字形の壁20の内側に外壁と兼ねて一体に設けられ
ている。パッキン10は蒸発皿4と本体との間のシール
の役割をしている。
【0020】図4に示すように、前記加熱体6は、芯部
14のマイカにヒータ線15の鉄−クロム線を巻き付
け、両側に絶縁材16のマイカを配設する。このヒータ
線15を絶縁材16でサンドイッチしたものを、凹形を
したアルミニューム板からなるシーム板17にはめて、
上方よりアルミメッキ鋼板の上板18を嵌め、コ字形に
かしめてから、アルミニューム板のシーム板17が内側
になるように円形状にする。
【0021】図5及び図6に示すように、加熱体6のヒ
ータ線15を芯部14に巻き付ける方法としては、芯部
14のマイカーの長手方向の上下に、凹凸の切欠きを設
け、図5に示すように、例としてヒータ線15を約30
°傾斜させて芯部14に巻き付けると、リング状のバイ
ドタイプの上下方向でヒータ線15が3本以上存在し、
ヒータ線15の長さが蒸発皿面側の方が、外側のヒータ
線15の長さより長く、ワット密度が高く、従来の加熱
体6に比べて温度が均一になり、蒸発皿4への熱伝導が
よく、蒸発皿4自体の各部の温度がより均一化がはから
れる。
【0022】また、前記のヒータ線15をマイカの芯部
14に巻き付けたときは、このヒータ線15の密度の高
い面側が蒸発皿4側になるようにしたバインドヒータの
加熱体6を、必ず蒸発皿4面側になるようにして組立
し、熱の外部への逃げをすくなくするほうがよい。
【0023】次に、上記構成の加湿器の動作について説
明する。
【0024】まず、カートリッジ式の給水タンク1を水
受け部3にセットすると、タンクキャップ2の弁が開口
し、給水タンク1内の水が、水受部3に供給される。一
定水位に保持される水受け部3内の水は、ゴムホース5
を通り、蒸発皿4内に供給され、蒸発皿4内も水受け部
3と同じ水位に保持される。
【0025】蒸発皿4は加熱体6により加熱され、蒸発
皿4内の水を蒸気に変える。蒸発皿4により発生される
蒸気は、蒸気案内筒7を通って蒸気放出口8より外部に
放出される。
【0026】そして、加熱体6によって、蒸発皿4内の
給水タンク1より供給された水を、加熱し沸騰するとき
に泡が発生する。この泡の大きさは大小あり、静かな雰
囲気においては、耳障りな音であり、此の泡の大小をな
くすべく実験を重ねた結果、加熱体6と蒸発皿4との密
着をよくすることであり、つまり隙間をなくす方策を取
れば、発生する泡の大きさは均一になり、泡自体も小粒
になった。この結果、沸騰時に発生する泡による音は静
かになった。
【0027】前記加熱体6と蒸発皿4との隙間をなくす
密着手段として、加熱体6を蒸発皿4に取付けるとき
に、蒸発皿4の加熱体6の取付け面に耐熱性のシール材
19を塗布して、半乾燥状態で加熱体6を取り付け、螺
子でしっかりと固定してシール材16が凝固してから本
体13へ組み立てを行う。密着性を上げる方法として
は、この他にシール材19の代わりに、耐熱性のゴム状
で柔らかく薄いパッキンを蒸発皿4に巻いて、加熱体6
を取り付け方法もある。
【0028】このように加熱体6と蒸発皿4の密着性を
よくしたことにより、加熱体6から蒸発皿4への熱伝導
がよく、均一に熱が伝わり各部の温度が均一になったこ
とで沸騰時の泡が小さくなったことにより音が低減され
た。
【0029】
【発明の効果】本発明の加湿器は上記のように、カート
リッジ式の給水タンクと、該給水タンクの水が供給され
て一定水位に保持される水受け部と、水を加熱する加熱
体と、前記加熱体による熱で水を沸騰させる蒸発皿から
なる加湿器において、前記の加熱体と、前記の蒸発皿と
の間に密着手段として、耐熱性のシール材を塗布や耐熱
性で弾力性のあるパッキンを設けたことで、加熱体から
蒸発皿への熱伝導が良くなり、蒸発皿の各部の温度が均
一化が図られ、沸騰時の泡が小さくなり、音が静かにな
った。
【0030】また、前記加熱体は、短手方向で複数以上
のヒータ線を巻き付けたことで、ヒータ線の密度が大き
くなり、蒸発皿への熱伝導も良く、蒸発皿での各部の温
度の均一化が図られる。
【0031】そして、加熱体は、ヒータ線のワット密度
の大きい面を、蒸発皿側に設けたことで、蒸発皿への熱
伝導が早くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加湿器の実施の形態を示す要部断面図
である。
【図2】本発明の加湿器の実施の形態を示す加熱体の取
付け部分の要部断面図である。
【図3】本発明の加湿器の実施の形態を示する蒸発皿と
加熱体との取付け部の詳細断面図である。
【図4】本発明の加湿器の実施の形態を示す加熱体の概
略断面図である。
【図5】本発明の加湿器の実施の形態を示す加熱体のヒ
ータ線の芯部への巻き付けた蒸発皿面側の詳細説明図で
ある、
【図6】本発明の加湿器の実施の形態を示す加熱体のヒ
ータ線の芯部への巻き付けた外側の詳細説明図である。
【図7】従来の加湿器の実施の形態を示す概略構成図で
ある。
【図8】従来の加湿器の実施の形態を示す加熱体の取付
け部を示す要部断面図である。
【図9】従来の加湿器の実施の形態を示す加熱体のヒー
タ線の巻き付けた詳細説明図である。
【符号の説明】
1 給水タンク 2 タンクキャップ 3 水受け部 4 蒸発皿 5 ゴムホース 6 加熱体 7 蒸気案内筒 8 蒸気放出口 9 螺子 10 パッキン 11 取付け継手 12 補助タンク 13 本体 14 芯部 15 ヒータ線 16 絶縁材 17 シーム板 18 上板 19 シール材 20 逆U字形

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジ式の給水タンクと、該給水
    タンクの水が供給されて一定水位に保持される水受け部
    と、水を加熱する加熱体と、前記加熱体による熱で水を
    沸騰させる蒸発皿からなる加湿器において、前記加熱体
    と前記蒸発皿との間に密着手段を設けたことを特徴とす
    る加湿器。
  2. 【請求項2】 前記加熱体と前記蒸発皿との間の密着手
    段が、耐熱性のシール材の塗布にて形成してなることを
    特徴とする請求項1記載の加湿器。
  3. 【請求項3】 前記加熱体と前記蒸発皿との間の密着手
    段が、耐熱性で弾力性のあるパッキンを設けてなること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の加湿器。
  4. 【請求項4】 前記加熱体は、バインドタイプの上下方
    向で複数以上のヒータ線を巻き付けたことを特徴とする
    請求項1または請求項2若しくは請求項3記載の加湿
    器。
  5. 【請求項5】 前記加熱体は、ヒータ線のワット密度の
    大きい面を、蒸発皿面側に設けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれかひとつに記載の加湿器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004081455A1 (ja) * 2003-03-13 2004-09-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 蒸気発生機能付き高周波加熱装置
JP2007101162A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Twinbird Corp 加湿器
CN101012922B (zh) * 2003-03-13 2010-05-19 松下电器产业株式会社 具有蒸汽发生功能的高频加热设备

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