JPH08229526A - 超音波洗浄装置 - Google Patents

超音波洗浄装置

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Publication number
JPH08229526A
JPH08229526A JP6198295A JP6198295A JPH08229526A JP H08229526 A JPH08229526 A JP H08229526A JP 6198295 A JP6198295 A JP 6198295A JP 6198295 A JP6198295 A JP 6198295A JP H08229526 A JPH08229526 A JP H08229526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
nozzle chamber
nozzle
flowing water
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP6198295A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Suyama
光 須山
Takashi Oya
貴史 大屋
Kazuya Takazawa
和哉 高澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Electronics Co Ltd
MK Seiko Co Ltd
Original Assignee
Honda Electronics Co Ltd
MK Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Honda Electronics Co Ltd, MK Seiko Co Ltd filed Critical Honda Electronics Co Ltd
Priority to JP6198295A priority Critical patent/JPH08229526A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波振動子を内部へ臨ませこの振動子と正
対する位置に吐出口を開口させたノズル装置とを備え、
該ノズル装置へ導入される流水に超音波を照射し、この
超音波流水を被洗浄物へ向けて放出するようにした超音
波洗浄装置において、流水を蛇行させることなく効率良
く効果の高い洗浄を可能にする。 【構成】 ノズル装置は、超音波流水を吐出口へ向けて
収束させるようテーパー状壁面で囲まれたノズル室と、
該ノズル室の外周を囲むように形成され前記ノズル室の
超音波振動子側の端部において全周にわたり略均等にノ
ズル室と連通する流水路とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流水に超音波を照射
し、この超音波流水を被洗浄物へ向けて放出するように
した超音波洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の超音波振動を利用し
た流水式の洗浄装置は、例えば特開昭56−60677
号公報にも見られるように公知である。こうした従来の
装置を図1を用いて説明する。1はノズル管、2は超音
波振動子である。超音波振動子2は、超音波をできるだ
け損失なく被洗浄物へ伝えるため、ノズル管1の吐出口
3と正対する位置に設けられ、吐出水流の運動方向と略
平行に超音波を照射する。このためノズル管1は水流を
超音波振動子2の側方より導き振動子2の前方で転向さ
せるような流路を形成しており、振動子2はこの水流が
転向する位置で超音波を与えるよう構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、流路がL字形に転向されるため、図1の
C部にキャビテーションもしくは乱流を生じて蛇行した
水流となり、流水の方向と超音波の照射方向とが必ずし
も一致せず効率の良い洗浄が得られない問題があった。
また、超音波が蛇行流に乗って管路壁で反射・減衰を繰
返し、エネルギー損失が著しいという欠点があった。な
お、水流と超音波の方向性を揃えるには、振動子2から
吐出口3までのノズル管1の長さを十分確保すれば解消
可能であるが、その分ノズル管1の寸法が大きくなり使
用上の制約を受ける不都合があった。更に、照射された
超音波の一部はノズル管1の壁面等に吸収され発熱する
ことが知られているが、洗浄力向上のため超音波振動子
の出力を上げると、発熱によりノズルが劣化したり変形
したりする問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、超音波振動
子を内部へ臨ませこの振動子と正対する位置に吐出口を
開口させたノズル装置とを備え、該ノズル装置へ導入さ
れる流水に超音波を照射し、この超音波流水を被洗浄物
へ向けて放出するようにした超音波洗浄装置であって、
前記ノズル装置は、超音波流水を吐出口へ向けて収束さ
せるようテーパー状壁面で囲まれたノズル室と、該ノズ
ル室の外周を囲むように形成され前記ノズル室の超音波
振動子側の端部において全周にわたり略均等にノズル室
と連通する流水路とを設けたことを特徴として、流水に
効率良く超音波を乗せエネルギー損失が少なく発熱によ
る悪影響もない超音波洗浄装置を提供するものである。
【0005】また、前記流水路には、流水を導入する流
水口とノズル室との連通部との間に、全周にわたり略均
等に複数の開口を配した隔壁を設けたことを特徴とし
て、更に効果の高い超音波洗浄を可能にしたものであ
る。
【0006】
【作用】これにより、流水路からノズル室へ全周にわた
り均等に流水が流れ込み、テーパー壁面に沿って吐出口
へ収束されるので、流水は蛇行することなく超音波振動
子側から吐出口に向けて直線的に流れることになる。ま
た、ノズル室の外周を囲むように流水路を設けるため、
流水路がノズル室のウォータージャケットとなってノズ
ル室壁面と熱交換し、ノズル室壁面が超音波を吸収して
発熱しても素速くこれを放熱させることができる。
【0007】なお、流水路に、流水を導入する流水口と
ノズル室との連通部との間に、全周にわたり略均等に複
数の開口を配した隔壁を設ければ、流水口から導入され
た流水は、隔壁が抵抗となって流水路全体(ノズル室全
周)に拡散され、流圧が均一化されてノズル室へ送られ
ることになる。
【0008】
【実施例】以下、その実施例について図面を基に説明す
る。図2は本発明の一実施例の断面説明図である。ここ
で超音波洗浄装置1は、超音波振動子ユニット2を備え
た超音波発生装置3と、先端に吐出口4を備えたノズル
装置5とから成り、両装置3・5は同心に接合連結され
外形略円柱状に形成されている。
【0009】超音波発生装置3は、ノズル装置5側の端
部に外フランジ6および内フランジ7を形成した円筒形
のケース8を備え、超音波振動子ユニット2は、ケース
8の内フランジ7で支持され振動子面Sをノズル装置5
側へ露出させている。9は振動子ユニット2を固定する
押え板で、絶縁スペーサ10を介してケース8内に取り
付けられ、振動子ユニット2の周縁と接して内フランジ
7との間に振動子ユニット2を挾み込むように固定す
る。11はケース8内への水等の侵入を防止するカバー
で、中央に電源コード挿通穴12が穿設されケース8の
上端よりネジ込まれる。
【0010】ケース8と押え板9とは金属等の導電体か
らなり、両者間はプラスチック製の絶縁スペーサ10に
より絶縁されている。13は導電性ゴムからなるパッキ
ングで、ケース8の内フランジ7と振動子ユニット2と
の間を導電性を保ちつつシールしている。カバー11の
挿通穴12より通される電源コード(図示しない)はケ
ース8内においてケース8と押え板9とにそれぞれ接続
され、振動子ユニット2へ給電される。
【0011】ノズル装置5は、超音波発生装置3の外フ
ランジ6とフランジ14において接合される外ケース1
5と、該外ケース15にネジ込み固定され外側先端に吐
出口4を形成した内ケース16とから成っている。
【0012】外ケース15は、流水口となる導水管17
を設け、内ケース16の外周に導水管17と連通したリ
ング状の流水路18を形成する。内ケース16は、外側
先端の吐出口4に向かって先細となり流水を収束させる
ようテーパー状に壁面を形成したノズル室19を形成す
る。また内ケース16は、その内側先端が超音波発生装
置3の内フランジ7に対し、所定間隔Aを保持するよう
に外ケース15に取り付けられ、この間隔Aにおいてノ
ズル室19を流水路18と連通させ、導水管17からの
流水を流水路18を介してノズル室19内へもたらす。
【0013】20は外ケース15と一体に成形された隔
壁で、内縁で内ケース16の外壁に接し流水路18を遮
るように形成され、この隔壁20には一定の間隔で複数
の通水用開口21が穿設されている。
【0014】以上のように構成される実施例によれば、
導水管17より流水路18へ流入した洗浄水は、隔壁2
0でノズル室19側への流出が制限されるので、隔壁2
0上流の流水路18全体へ行き渡り、開口21から場所
に応じ偏りの少ない流圧(隔壁20がない場合は、導水
管17に近い位置と離れた位置とでは同じ流水路でも流
圧が大きく異なるが)で下流側へ送られる。そして、前
記間隔Aにおいてノズル室19の全周より一斉に室内へ
流れ込み吐出口4に向かって流下する。ここで、超音波
振動子ユニットへ給電してやれば、振動子面Sより上記
流水に超音波が照射され、流水と共に被洗浄面へもたら
されることになる。
【0015】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではない。実施例では横断面が円である円柱状のも
のを前提としたが、広い面積の洗浄を必要とすれば横断
面を長円または長方形として長細い吐出口を形成する必
要があるであろあし、この場合は複数の振動子ユニット
を並設して洗浄可能範囲を補償する必要も出てくるであ
ろう。そして、こうした予想される種々のバリエーショ
ンに対し、請求の範囲を逸脱しない範囲で適用可能であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明によれば、
流水路からノズル室へ全周にわたり均等に流水が流れ込
み、テーパー壁面に沿って吐出口へ収束されるので、流
水は蛇行することなく超音波振動子側から吐出口に向け
て直線的に流れることになって、被洗浄面に対し超音波
を最短距離の少ない減衰で作用させることができ、効率
良く効果の高い洗浄ができる。また、ノズル室の外周を
囲むように流水路を設けるため、流水路がノズル室のウ
ォータージャケットとなってノズル室壁面と熱交換し、
ノズル室壁面が超音波を吸収して発熱しても素速くこれ
を放熱させることができるため、高価な耐熱・耐変形性
の材料を使用しなくてもノズル装置の劣化・変形を防止
でき、比較的安価で耐久性の良い装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の構成説明図である。
【図2】本発明一実施例の断面説明図である。
【符号の説明】
1 超音波洗浄装置 2 超音波振動子ユニット 3 超音波発生装置 4 吐出口 5 ノズル装置 17 導水管 18 流水路 19 ノズル室 20 隔壁 21 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高澤 和哉 長野県更埴市大字雨宮1825番地 エムケー 精工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子を内部へ臨ませこの振動子
    と正対する位置に吐出口を開口させたノズル装置とを備
    え、該ノズル装置へ導入される流水に超音波を照射し、
    この超音波流水を被洗浄物へ向けて放出するようにした
    超音波洗浄装置であって、前記ノズル装置は、超音波流
    水を吐出口へ向けて収束させるようテーパー状壁面で囲
    まれたノズル室と、該ノズル室の外周を囲むように形成
    され前記ノズル室の超音波振動子側の端部において全周
    にわたり略均等にノズル室と連通する流水路とを設けた
    ことを特徴とする超音波洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄装置において、前記
    流水路には、流水を導入する流水口とノズル室との連通
    部との間に、全周にわたり略均等に複数の開口を配した
    隔壁を設けたことを特徴とする超音波洗浄装置。
JP6198295A 1995-02-23 1995-02-23 超音波洗浄装置 Pending JPH08229526A (ja)

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JP6198295A JPH08229526A (ja) 1995-02-23 1995-02-23 超音波洗浄装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002066477A (ja) * 2000-08-25 2002-03-05 Kokusai Electric Alhpa Co Ltd 噴射形超音波洗浄装置
JP2008080225A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Pre-Tech Co Ltd 超音波洗浄用ノズルおよびそれを用いた超音波洗浄方法
CN109013544A (zh) * 2018-08-30 2018-12-18 咸威 一种喷淋式高频超声波清洗装置
KR20200142728A (ko) * 2019-06-13 2020-12-23 한국기계연구원 조립형 초음파노즐

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JP2008080225A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Pre-Tech Co Ltd 超音波洗浄用ノズルおよびそれを用いた超音波洗浄方法
CN109013544A (zh) * 2018-08-30 2018-12-18 咸威 一种喷淋式高频超声波清洗装置
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