JP2002066477A - 噴射形超音波洗浄装置 - Google Patents

噴射形超音波洗浄装置

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JP2002066477A
JP2002066477A JP2000255643A JP2000255643A JP2002066477A JP 2002066477 A JP2002066477 A JP 2002066477A JP 2000255643 A JP2000255643 A JP 2000255643A JP 2000255643 A JP2000255643 A JP 2000255643A JP 2002066477 A JP2002066477 A JP 2002066477A
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誠二 三橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】噴射形超音波洗浄装置の供給洗浄液に超音波振
動を加える部分の水流の乱れを軽減し、使用開始時の管
内残留空気による気泡を短時間に排出するようにする。 【解決手段】円筒形外管1の内壁面と螺合挿入された内
管2の胴部のくびれ部分との間に液だまり10を設け、
供給液の圧力変動を液だまり10で緩和し、所定の間隙
dの整流隙間11で層流に変え、水平切溝の複数の噴流
溝12によって振動板7の周囲からほぼ平行に管路13
内に噴入するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波洗浄装置に関
し、特に、超音波振動を加えた洗浄液を被洗浄物に吹き
付けて洗浄を行う噴射形超音波洗浄装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体シリコンウェーハ,液晶用のガラ
ス,ハードディスク等の微細加工品の精密洗浄には、高
周波の超音波洗浄装置が用いられており、特に、汚れの
再付着の少ない噴射形超音波洗浄装置が用いられてい
る。
【0003】噴射形超音波洗浄装置は、超音波振動を加
えた洗浄液をノズル状の噴出口から吹き出し、被洗浄物
に対して斜めに吹き付けて汚れを落とす構造を有してい
るため、汚れの再付着が少なく洗浄効果は極めて優れて
いる。
【0004】図9は噴射形超音波洗浄装置の使用例の説
明図である。図において、91は噴射形超音波洗浄装置
のノズル状の本体部であり、図示しない洗浄液供給ポン
プから洗浄液が供給管92を通って供給され、図示しな
い高周波発振器からの高周波信号によって、本体内部に
実装された振動子が駆動されて供給液に超音波振動が加
えられ、ノズル状本体部91の噴出口93から超音波振
動が加えられた洗浄液94が、回転台95上の半導体ウ
ェーハ96に斜めに吹き付けられる。半導体ウェーハ9
6の回転に応じて、洗浄装置本体部91を半導体ウェー
ハ96の中心部分から外周縁方向へゆっくり移動させる
ことにより、回転走査しながら汚れを外側へ追い出して
洗浄が行われる。
【0005】図7は従来の噴射形洗浄装置の構造例を示
す断面図であり、図8はその部分構造図である。図にお
いて、71は本体、72は本体71に下から挿入螺合さ
れたノズル管体、73は噴出口、74は洗浄液導入管、
75は洗浄液の供給口、76は振動子、77は振動子7
6に貼り付けられた振動板、78はパッキン、80は整
流リング、81は整流通路、82は導入管74に連通す
る環状溝、83は管路であり、ノズル管体72の上部の
振動板77に接する部分で超音波振動が加えられた洗浄
液が噴出口73の方へ流れて噴射する。
【0006】図8の(A)は図7に示した整流リング8
0の平面図であり、(B)はその中央縦断面図、(C)
は整流通路81の断面図である。整流通路81は、整流
リング80の中心軸の斜め上方に向かって加工された断
面V字形の溝である。
【0007】供給口75から流入した洗浄液は、導入管
74を通って本体71の内壁に設けられた環状溝82に
流れ込み、整流リング80の上端面に斜めに設けられた
多数の整流通路81を通って、管路83の天井部の振動
板77の中心部分に向かって斜上方にジェット噴射さ
れ、振動板77に接する洗浄液に超音波振動が加えら
れ、管路83を下方に流れ噴出口73から噴射される。
【0008】このような水流構造を有する理由は次の通
りである。噴射形洗浄装置は噴出口73を下向きにした
姿勢で使用される場合が多く、そのため、使用開始時に
管路83内に空気が残り、気泡として振動板77の近く
に滞留する。このような気泡が残留すると振動板77に
よる振動が気泡で乱反射し、振動エネルギが洗浄液に十
分伝わらないばかりでなく、振動板77が無負荷状態と
なって破損する恐れがあるという問題がある。すなわ
ち、残留気泡や超音波振動によって液中に発生する泡が
あると洗浄液への超音波振動エネルギの伝播効率が低下
し、洗浄性能が低下する、という問題がある。
【0009】そこで、図7の従来例では、図8に示すよ
うに、整流リング80の上端部に断面V字形の整流通路
81を多数設け、洗浄液をノズル管体72内部の管路8
3の上側の振動板77の中心部に向かって斜め上方にジ
ェット噴射し、管路83の天井部分に滞留する気泡を押
し出して噴出口73から排出するように構成されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、多数の整流通路81から斜め上にジェッ
ト噴射される洗浄液が振動板77の中心部分に集中し、
振動板77に接触する洗浄液の水圧分布の均一性が乱れ
るばかりでなく、噴流が下方に方向転換する部分に水流
の乱れが生じ、超音波振動の伝播が乱れるという問題が
ある。
【0011】また、洗浄開始時の気泡を速やかに排除す
るとともに洗浄中に発生する気泡を排除するために水流
を速くすると、流れの乱れが大きくなり渦流が発生して
超音波振動がうまく伝わらない、という問題点があり、
また、供給圧力を上げるためポンプの所要動力が増える
という問題点がある。
【0012】本発明は上記の問題点を解消するために行
ったものであり、洗浄液に超音波振動を加える管路に流
れ込む部分の水流の乱れがなく、しかも、洗浄液の供給
圧力を上げなくても残留気泡や発生気泡を短時間に確実
に排出することのできる流水構造を有する噴射形超音波
洗浄装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の噴射形超音波洗
浄装置は、所定の長さの円筒形管体で側面に洗浄液を供
給する供給管が設けられた外管と、高周波信号により超
音波振動を行う振動子と、該振動子が接合され前記超音
波振動を洗浄液に放射するために前記外管内の所定の位
置に固定された振動板と、下端の噴出口が上端開口部よ
り細いノズル状の管路を有し前記外管の下方から螺合挿
入され前記振動板に近接した位置で該外管に締め付け固
定された内管とが備えられ、前記供給管から洗浄液が連
続供給されたとき前記管路に充満した該洗浄液に前記振
動板から超音波振動が放射され前記噴出口から該超音波
振動が加えられた洗浄液が噴射されるように構成された
噴射形超音波洗浄装置であって、前記内管は、胴部分の
外径が前記外管の内壁との間に洗浄液の液だまりが形成
されるようにくびれ状に加工され、前記上端開口部に近
い部分の外径は前記外管の内壁との間に洗浄液の流れを
層流に整える所定の間隙の整流隙間が形成されるように
加工され、前記上端開口部の円環状の上端面にほぼ等し
い間隔で半径方向の切り溝による複数の噴流溝が設けら
れ、前記供給管から供給される洗浄液が前記液だまりに
流入し流れの変動が緩和され、前記整流隙間を通るとき
乱流から層流に整えられ、前記複数の噴流溝から前記振
動板の面とほぼ平行に前記管路に流れ込んでせん断流と
なり、該振動板の面付近の気泡を剥ぎ取って前記噴出口
から超音波振動が加わえられた洗浄液とともに噴射され
るように構成されたことを特徴とするものである。そし
て、前記整流隙間の所定の間隙は、洗浄液の流れが乱流
から層流に変わるレイノズル数により決められた寸法で
あることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の他の実施例の装置は、円管
状で下端の噴出口が上端開口部より細いノズル状の管路
を有し側面に洗浄液を供給する供給管が設けられた管体
と、高周波信号により超音波振動を行う振動子と、該振
動子が接合され前記超音波振動を洗浄液に放射するため
に前記管体の前記上端開口部に固定された振動板とが備
えられ、前記供給管から洗浄液が連続供給されたとき前
記管路に充満した該洗浄液に前記振動板から超音波振動
が放射され前記噴出口から該超音波振動が加えられた洗
浄液が噴射されるように構成された噴射形超音波洗浄装
置であって、前記管体は、前記供給管から前記管路に到
る流水経路として、前記上端開口部の円環状の上端面か
らの同心円状の溝加工によって前記供給管と連通するよ
うに形成された液だまりと、該液だまりと前記管路との
間の隔壁の上端面にほぼ等しい間隔で半径方向の切り溝
による複数の噴流溝が設けられ、前記供給管から供給さ
れる洗浄液が前記液だまりに流入し流れの変動が緩和さ
れ、前記複数の噴流溝を通るとき乱流から層流に整えら
れ、前記振動板の面とほぼ平行に前記管路に流れ込んで
せん断流となり、該振動板の面付近の気泡を剥ぎ取って
前記噴出口から超音波振動が加わえられた洗浄液ととも
に噴射されるように構成されたことを特徴とするもので
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の噴射形超音波洗浄
装置の外観図である。但し、洗浄液の供給装置と高周波
信号を発生させる発振器の図示を省略した。図におい
て、14は円筒状の管体、3は洗浄液の噴出口、4は供
給管、15は被洗浄物である。供給管4によって管体1
4の内部に洗浄液を供給し、高周波信号によって駆動し
た内部の振動子の振動エネルギを洗浄液に加え、噴出口
3から被洗浄物15に対して吹きつけて汚れをとる。
【0016】図2は本発明の第1の実施例の要部を示す
構造断面図であり、図1の管体14の部分の縦切断部端
面図である。図において、1は円筒形の外管、2は外管
1に下から螺合固定された内管である。外管1及び内管
2の材質は石英,樹脂または金属であり、洗浄液による
変質がなく、被洗浄物の材質との相性や、加工の容易性
によって決められる。3は噴出口、4は供給管、5は供
給口である。6は振動子であり、例えば、円板形圧電セ
ラミックの厚み振動を利用している。7は振動板であ
り、上面に振動子6が固着されパッキン8で外管内の所
定の位置に取り付けられており、下面は洗浄液に接して
いる。9は内管2を外管1に螺合して締め付けたときね
じ部から洗浄液が漏れないようにするパッキンである。
10は内管2の胴部分のくびれ部と外管1の内壁との間
の液だまりである。13は内管2の内側の管路である。
【0017】図2(B)は図2(A)の破線で丸く囲っ
たCの部分の拡大断面図である。11は整流隙間、12
は噴流溝であり、図2(A)と同じ部分には同じ符号を
付した。
【0018】図3(A)は図2(A)に示したA−A’
断面図であり、振動板7の下側で管路13の上部、内管
2の上端面を示す横切断端面である。図3(B)は同じ
く図2(A)に示したB−B’断面図であり、供給管4
の中心軸近傍の横切断端面を示す。
【0019】図3(B)に示したように、供給口5から
流入した洗浄液は、供給管4から液だまり10に流れ込
み左右に分流する様子を表している。そして、図3
(A)及び図2(B)に示したように、洗浄液が液だま
り10から整流隙間11を通り、多数(この例では12
個)の噴流溝12を通って管路13へ流れ込む様子を表し
ている。
【0020】図4は本発明の要部である内管2の構造を
示し、(A)は平面図、(B)は側面図である。図2
(B)及び図3(A)に示したように12は噴流溝であ
り、上端開口部の円環状の上端面にほぼ等しい間隔で半
径方向に切溝加工により形成されている。上端開口部に
近い部分の外径は、図2(B)に示したように、外管1
の内壁との間の整流隙間11が間隔dとなるように加工
されている。胴体の下部分には外管1の内側の雌ねじと
螺合するための雄ねじが設けられ、上端開口部近傍と下
部の雄ねじの部分との間の胴部分は、外管1の内壁との
間の液だまり10を形成するためにくびれ状に細くなっ
ている。内側の管路13の上端開口部の内径は大きく、
下端の噴出口3の内径はノズル状に細くなっている。
【0021】図2,図4に示した内管2の管路13の形
状は、内径が途中から噴出口3にかけて細くなっている
が、上端から一定の傾斜または所定の傾斜で細くなって
いてもよい。
【0022】上記の図2,図3,図4によって説明した
ように、本発明は、供給口5から供給された洗浄液の管
路13に至る流水構造の改良である。すなわち、本発明
の供給管4→液だまり10→整流隙間11→複数の噴流
溝12→管路13の径路に係る流水構造には次の3つの
特徴がある。
【0023】その第1の特徴は、液だまり10を形成す
るために内管2の胴部分の全周に設けられたくびれ部の
幅(縦の長さ)は供給管4の内径より大きく設定され、
液だまり10によって供給液の圧力変動を緩和し流れの
乱れを吸収するとともに、管路13の周囲から複数の噴
流溝12によるほぼ等しい量と速度の洗浄液の噴流を管
路13内に流入させることができるように構成されてい
ることである。この液だまり10の形成は、外管1の内
壁を加工することなく、内管2の外径加工によってでき
るので加工が極めて容易である。そして、液だまり10
の大きさ(容積)は外形構造が許す限り大きい方がよ
い。
【0024】第2の特徴は、図2(B)に示した整流隙
間11の間隙寸法dが、液だまり10からの乱流が層流
になるように設定されていることである。
【0025】一般に、流体の流れの状態は、層流と乱流
とに分けられる。層流とは、流体粒子が整然とした運動
をする場合であり、円管内の流れでは流体粒子が整然と
管軸方向に流れる状態である。一方、乱流とは、流体粒
子が互いに入り混じり、複雑な運動をする場合であり、
円管内の流れでは、液体粒子が管軸方向だけでなく、そ
れと垂直方向の分速度を有する状態である。工学上問題
となる流れの大部分は乱流である。
【0026】乱流から層流への移り変わりは、レイノル
ズ数Re に関し、この値が約2300以下になれば乱流
は存在しない。レイノルズ数Re は次式で示されてい
る。
【0027】
【数1】 但し、v:流体の平均速度 [m/s] d:管内径、本発明の構造では整流隙間11の間隙d
[m] ν:動粘度(運動粘性係数)[ m2 /s] 注) 動粘度は流体の種類,温度,圧力によって決まる物
性値である。
【0028】上記のように、整流隙間11の間隙寸法d
は、乱流を層流に変換するため、レイノズル数Re ≦2
300〜2320の条件を満たすように設定されてい
る。
【0029】本発明の流水構造の第3の特徴は、内管2
の上端部に設けた複数の噴流溝12の形状であり、図4
に示したように、内管2の上端開口部の円環状の周囲端
面に、ほぼ等間隔に整流隙間11からの洗浄液が水平方
向に管路13内に噴入するように形成したことにある。
即ち、振動板7の下面にほぼ平行の噴流が噴流溝12か
ら流れ込み、振動板7の下面に対してせん断流となり、
速度こう配のある平行流によって振動板7の下面付近の
気泡を効率よく剥ぎ取って管路13内を下部の噴出口3
へ押し流して排出することができる。
【0030】以上のように、本発明の流水構造は、供給
管4から供給された洗浄液が液だまり10の緩衝機能で
圧力変動が緩和され、整流隙間11で乱流から層流に変
えられ、複数の噴流溝12から振動板7にほぼ平行な噴
流となって管路13内に流入し、せん断流となって気泡
を短時間で効率よく排出することができる構成である。
【0031】気泡の排出にせん断流を利用しているの
で、図7に示した従来の斜め上方に集中噴出させる場合
に比べて、供給液の供給圧力(ポンプの動力)を上げる
必要がなく、例えば、従来の約2/3の低い圧力でも気
泡を完全に排出することができる。
【0032】図5は本発明の第2の実施例を示す要部断
面図であり、図2の第1の実施例における外管1と内管
2を一体化形成したものである。図において、50は一
体化した管体であり、51は液だまり、52は噴流溝で
ある。液だまり51は、管体50の上端部から円環状溝
切加工によって形成されている。そして、噴流溝52は
液だまり51の乱流を層流に変えるような切溝深さに設
定されている。そして、その噴流方向は、第1の実施例
と同じく、振動板7にほぼ平行のせん断流となるように
水平に噴き出すように形成されている。その気泡排出効
果は従来より優れている。
【0033】図6は本発明の第3の実施例を示す要部断
面図であり、図5の第2の実施例と同じく管体60は一
体化構造である。上記図5の第2の実施例との違いは、
溝加工を容易にするため液だまり61の環状溝の深さが
浅く、供給管4の中心軸付近までの深さである。液だま
り61で供給液の圧力変動を緩和し、噴流溝62で乱流
から層流に変えて管路13に噴流させる。液だまりの効
果は前記の第1,第2の実施例よりやや劣るが、気泡の
排出効果は従来より優れている。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、気泡を押し流すための噴流が振動板
の周囲から振動板にほぼ平行に噴出され、かつ、層流状
態であるため、振動板の直下の水流に乱れがなく、気泡
が極めて短時間に排出され、洗浄液への超音波振動の伝
播が極めて効率よく、洗浄機能の向上に実用上極めて大
きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄装置の外観図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す構造断面図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施例の横断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例の内管2の構造例図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例の要部断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の要部断面図である。
【図7】従来の構造例を示す断面図である。
【図8】従来の構造例の部品構造図である。
【図9】本発明が対象とする装置の使用例図である。
【符号の説明】
1 外管 2 内管 3 噴出口 4 供給管 5 供給口 6 振動子 7 振動板 8,9 パッキン 10 液だまり 11 整流隙間 12 噴流溝 13 管路 14 管体 15 被洗浄物 50,60 管体 51,61 液だまり 52,62 噴流溝 71 本体 72 ノズル管体 73 噴出口 74 導入管 75 供給口 76 振動子 77 振動板 78 パッキン 80 整流リング 81 整流通路 82 環状溝 83 管路 91 本体部 92 供給管 93 噴出口 94 洗浄液 95 回転台 96 ウェーハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 648 H01L 21/304 648K (72)発明者 坂口 明 東京都羽村市神明台2−6−13 国際電気 アルファ株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA03 AB01 AB34 BB22 BB32 BB84 BB87 BB92 BB98 CB01 4F033 AA04 BA03 DA01 EA01 NA01 PA01 PB32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さの円筒形管体で側面に洗浄液
    を供給する供給管が設けられた外管と、高周波信号によ
    り超音波振動を行う振動子と、該振動子が接合され前記
    超音波振動を洗浄液に放射するために前記外管内の所定
    の位置に固定された振動板と、下端の噴出口が上端開口
    部より細いノズル状の管路を有し前記外管の下方から螺
    合挿入され前記振動板に近接した位置で該外管に締め付
    け固定された内管とが備えられ、 前記供給管から洗浄液が連続供給されたとき前記管路に
    充満した該洗浄液に前記振動板から超音波振動が放射さ
    れ前記噴出口から該超音波振動が加えられた洗浄液が噴
    射されるように構成された噴射形超音波洗浄装置であっ
    て、 前記内管は、胴部分の外径が前記外管の内壁との間に洗
    浄液の液だまりが形成されるようにくびれ状に加工さ
    れ、前記上端開口部に近い部分の外径は前記外管の内壁
    との間に洗浄液の流れを層流に整える所定の間隙の整流
    隙間が形成されるように加工され、前記上端開口部の円
    環状の上端面にほぼ等しい間隔で半径方向の切り溝によ
    る複数の噴流溝が設けられ、 前記供給管から供給される洗浄液が前記液だまりに流入
    し流れの変動が緩和され、前記整流隙間を通るとき乱流
    から層流に整えられ、前記複数の噴流溝から前記振動板
    の面とほぼ平行に前記管路に流れ込んでせん断流とな
    り、該振動板の面付近の気泡を剥ぎ取って前記噴出口か
    ら超音波振動が加わえられた洗浄液とともに噴射される
    ように構成されたことを特徴とする噴射形超音波洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 前記整流隙間の所定の間隙は、洗浄液の
    流れが乱流から層流に変わるレイノズル数により決めら
    れた寸法であることを特徴とする請求項1記載の噴射形
    超音波洗浄装置。
  3. 【請求項3】 円管状で下端の噴出口が上端開口部より
    細いノズル状の管路を有し側面に洗浄液を供給する供給
    管が設けられた管体と、高周波信号により超音波振動を
    行う振動子と、該振動子が接合され前記超音波振動を洗
    浄液に放射するために前記管体の前記上端開口部に固定
    された振動板とが備えられ、 前記供給管から洗浄液が連続供給されたとき前記管路に
    充満した該洗浄液に前記振動板から超音波振動が放射さ
    れ前記噴出口から該超音波振動が加えられた洗浄液が噴
    射されるように構成された噴射形超音波洗浄装置であっ
    て、 前記管体は、前記供給管から前記管路に到る流水経路と
    して、前記上端開口部の円環状の上端面からの同心円状
    の溝加工によって前記供給管と連通するように形成され
    た液だまりと、該液だまりと前記管路との間の隔壁の上
    端面にほぼ等しい間隔で半径方向の切り溝による複数の
    噴流溝が設けられ、 前記供給管から供給される洗浄液が前記液だまりに流入
    し流れの変動が緩和され、前記複数の噴流溝を通るとき
    乱流から層流に整えられ、前記振動板の面とほぼ平行に
    前記管路に流れ込んでせん断流となり、該振動板の面付
    近の気泡を剥ぎ取って前記噴出口から超音波振動が加わ
    えられた洗浄液とともに噴射されるように構成されたこ
    とを特徴とする噴射形超音波洗浄装置。
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