JPH0220970Y2 - - Google Patents

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JPH0220970Y2
JPH0220970Y2 JP1982121269U JP12126982U JPH0220970Y2 JP H0220970 Y2 JPH0220970 Y2 JP H0220970Y2 JP 1982121269 U JP1982121269 U JP 1982121269U JP 12126982 U JP12126982 U JP 12126982U JP H0220970 Y2 JPH0220970 Y2 JP H0220970Y2
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wall
container
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annular flange
heater
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、金属製真空二重の容器を用いた電気
ポツトに関する。
従来、この種の電気ポツトとしては、例えば実
開昭57−194421号公報で知られているものがあ
る。これは、内壁、外壁、容器底部をステンレス
スチール製として、口元を除いた内壁の胴部を外
壁にて囲み、内壁下端と外壁下端とを溶着し、上
端にはステンレススチール製の環状の肩板を介し
て真空下内壁上端と肩板の内端、外壁上端と肩板
の外端とを溶着し、更に、内壁と容器底部の外周
壁との間に隙間を設けてその外周壁の上端と内壁
内側とを溶着し、上記隙間の容器底部の外周壁に
ヒーターを巻回しているので、容器の胴体下部が
間隔を有する三重構造となつて構造が複雑である
と共に溶着作業による組立加工も困難でしかも容
器底部の底壁部分が拡く加熱、保温性に劣るとい
う欠点があつた。又、外壁上部と内壁上部との間
が非常に広くなつて外形寸法の割りに内容量が少
なく大型化していた。
本考案は構造簡単かつ組立加工が容易でしかも
加熱、保温に優れ、コンパクトな電気ポツトを提
供することを目的とするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する。
電気ポツトAは金属製真空二重の容器1と、容器
の上端に装着した中央開口の肩部材2と、この肩
部材の中央開口に載置した中蓋33と、この中蓋
を押圧し、かつ肩部材の上端に着脱自在に装着し
た上蓋3と、容器の下端に装着した底部材4と、
容器内の液体を吐出し、かつ液量表示を備えた吐
出部材5と、容器内の液体を加熱、保温するヒー
ター6並びにヒーターへの通電を制御する通電制
御部材7とから構成されている。
容器1はステンレス等の金属製の内壁8、外壁
9及び底板10とからなつている。
内壁8は円筒型の内壁胴部11と、この内壁胴
部の上端より内方に湾曲して上部を内壁胴部の径
よりもやや小径とした内壁口元部12とを備えて
いる。
内壁胴部11は下部外周に後述のヒーター6用
の環状溝13を設けると共に下端を内方に折り曲
げその先端に上方に突出する第1環状フランジ1
4を設ける一方、上端に外方に突出する第2環状
フランジ15を設けている。
内壁口元部12は下端に第2図ロに示すように
第2環状フランジ15と接合しうる外方に突出す
る第3環状フランジ16を設ける一方、上端に上
方に突出する第4環状フランジ17を設けてい
る。
外壁9は内壁8と略一定間隔を隔ててほぼ同型
に形成されており、円筒型の外壁胴部18と外壁
胴部下端の外壁折曲部19とを備えている。
外壁胴部18は上部を内壁口元部12に沿つて
内方に湾曲して、この外周壁に後述の肩部材2を
装着する環状の雄ネジ20を設けると共に雄ネジ
の上端を内方に折り曲げ、その先端に第2図イに
示すように、内壁口元部12の第4環状フランジ
17と接合しうる第5環状フランジ21を設ける
一方、下端に外方に突出する第6環状フランジ2
2を設けている。
外壁折曲部19は一端を上方に折り曲げ、その
先端に第2図ハに示すように外壁胴部18の第6
環状フランジ22と接合しうる外方に突出する第
7環状フランジ23を設ける一方、他端を上方に
折り曲げ、第2図ニに示すように、その先端に内
壁胴部11の第1環状フランジ14と接合しうる
第8環状フランジ24を設けている。この外壁折
曲部19には第3図に示すように後述のヒーター
6のリード線引出部材34用の透孔35を穿設し
ている。
底板10は円板状に形成されており、外周端に
第2図ニに示すように、外壁折曲部19の第8環
状フランジ24と接合しうる上方に突出する第9
環状フランジ25を設けており、この円板状の所
定位置に後述の吐出部材5の中空ジヨイント26
と容器1内とを連通する接続管27の後端を溶着
している。この底板10は外壁9に一体成形して
もよい。
容器1は内壁胴部11の環状溝13にヒーター
6を固定し、外壁折曲部19の透孔35にヒータ
ーのリード線引出部材34を固定、透孔を密封し
た後、第2図ロに示すように内壁胴部11の第2
環状フランジ15と内壁口元部12の第3環状フ
ランジ16とを接合、第2図イに示すように外壁
胴部18の第5環状フランジ21と内壁口元部の
第4環状フランジ17とを接合、更に、第2図ハ
に示すように外壁胴部の第6環状フランジ22と
外壁折曲部19の第7環状フランジ23とを接
合、それぞれ接合個所を大気圧下、溶着し、次に
内壁胴部11の第1環状フランジ14、外壁折曲
部19の第8環状フランジ24及び底板10の第
9環状フランジ25を第2図ニに示すように順次
接合して真空下、内壁8、外壁9間の真空引きと
共に溶着している。
肩部材2は下部内壁に外壁胴部18の雄ネジ2
0に螺着する雌ネジ28と、この雌ネジの上端に
内壁口元部12の内径とほぼ面一となる内方に突
出する肩部29と、この肩部の上端に後述の上蓋
3を螺着する上蓋用雄ネジ30とを一体成形して
おり、肩部29の外周壁に後壁の吐出部材5の上
部を装着する環状溝31を設けている。
32は容器1の口元と肩部材の肩部29との間
に介在するパツキンである。
中蓋33は肩部材の肩部に着脱自在に装着し、
後述の上蓋3のベローズポンプ36内と連通する
開口を中央に設けた円筒型の中蓋本体37と、こ
の中蓋本体の下端にビス38止めされ、かつ中蓋
本体の開口と連通する中央を開口した覆板39と
を備えている。
この覆板39はステンレス等の金属材料にて中
央の開口を除いて容器内の蒸気と直接接触する肩
部29開口の全面を覆つており、この覆板の外周
に肩部29と当接する環状パツキン40を張設し
ている。
上蓋3は上、下、中央を開口するベローズポン
プ36と、ベローズポンプの上部開口に遊嵌する
プツシユ弁41と、ベローズポンプ内よりプツシ
ユ弁を押圧するスプリング42と、ベローズポン
プ上面に載置するガイド板43と、ベローズポン
プ、プツシユ弁、スプリング、ガイド板を内蔵す
る中央開口の蓋体44と、蓋体の上部中央開口を
上下摺動する押板45と、押板の上下摺動を規制
するストツパ装置46と、ベローズポンプの下部
開口と連通し、蓋体44の下端内壁に装着する下
板47と、下板の中央開口と中蓋本体の中央開口
とを連通するゴムブツシユ48とを備えている。
吐出部材5は容器内の液体を吐出する吐出パイ
プ49と、この吐出パイプと連通した液量表示管
50と、液量表示管と容器の接続管27とを連通
する中空ジヨイント26と、吐出パイプ、液量表
示管を覆うカバー体51とを備えている。
液量表示管50はガラス等の透明な中空パイプ
にて形成されており、下端を内部空胴の中空ジヨ
イント26を介して接続管27と連通し、上端を
吐出パイプ49の後端に接続している。この液量
表示管の背面には液面を鮮明に示す鮮明板を張設
している。
中空ジヨイント26の両端は耐熱、耐蝕性の中
空の弾性部材52を装着しており、この弾性部材
にて液量表示管50と中空ジヨイント26及び接
続管27と中空ジヨイント26とをそれぞれ連通
している。
吐出パイプ49は後端を液量表示管50上端に
連接し、他端を吐出口53としている。
容器内の液体は上蓋3の押板を押圧し、ベロー
ズポンプ36内の圧縮空気を容器内に送気するこ
とによつて、接続管27、中空ジヨイント26、
液量表示管50及び吐出パイプ49を通り吐出口
53より吐出する。
カバー体51は液量表示管50の前面に位置す
る個所をきりかいており、下端を後述の底部材4
上端前面に装着し、上端の後部を肩部材2の環状
溝31に装着して、液量表示管50、吐出パイプ
49を固定している。
カバー体の前面下端には吐出パイプの吐出口5
3が外部に突出するような透孔54を穿設してい
る。
底部材4は容器の下部を覆う中央開口の底カバ
ー55と、底カバーの中央開口を覆う平板56と
を備えている。
底カバーの背面には外部電源用のプラグ受け5
7を挟持している。
平板56は容器の底板10外壁と所定の間隔を
保持してビス58止めされており、このビス58
の螺締によつて底カバー55上端を容器底部に押
圧固定している。
ヒーター6は湯沸し用及び保温用のヒーターと
を備えており、この各ヒーターが容器の内壁8の
環状溝13内に固定され、外壁の外壁折曲部19
の各透孔35,35に固定された各リード線引出
部材34を介してプラグ受けに接続している。
この各リード線引出部材34は第3図に示すよ
うに、容器の外壁折曲部19の各透孔35,35
周壁に張設する環状のパツキン59と、外壁折曲
部の内壁より載置する中央開口の挟持体60と、
折曲部の外壁より載置する中央開口の押圧体61
と、外周をネジ切りし後端に挟持体の開口径より
大きな外径を有するフランジ62を設け、このフ
ランジの後端を更に突出させた棒状体63と、外
壁折曲部の外壁よりワツシヤ64を介して棒状体
先端に螺着するナツト65とを備えている。
この挟持体60、押圧体61はエポキシ樹脂等
にてインサートされており、棒状体63は黄銅等
の導電性材料にて成形されている。
各ヒーター6の端子はリード線を介して外壁折
曲部19内壁の棒状体63後端に接続しており、
外壁折曲部外壁の棒状体63先端とプラグ受け5
7とが他のリード線を介して接続している。
通電制御部材7は湯沸し用ヒーターが所定の温
度に達すると、このヒーターをオフするサーモス
タツト66と、容器内の液体温度を感知して保温
用ヒーターへの通電を断続的にオン−オフするサ
ーマルリードスイツチ67と、温度ヒユーズ68
とを備えており、このサーモスタツト、サーマル
リードスイツチ、温度ヒユーズは直接又は間接的
に各リード線を介してプラグ受け57と接続して
いる。
このサーモスタツト66、温度ヒユーズ68、
サーマルリードスイツチ67は容器の底板10裏
面に固定している。
以上の如く、本考案に於いては、容器1の内壁
8を内壁胴部11と内壁口元部12との別体にて
形成し、外壁9を内壁8と略一定の間隔を隔て肩
部材用の雄ネジ20を備えた外壁胴部18と、外
壁折曲部19との別体にて形成し、大気圧下で内
壁胴部11上端と内壁口元部12下端、外壁胴部
18下端と外壁折曲部19上端及び内壁口元部1
2上端と外壁胴部18上端、及び底板10先端と
内壁胴部11下端と外壁折曲部19先端をそれぞ
れ接合、溶着しているので、真空下で溶着する工
程が一工程ですみ、しかもこの一工程を真空引き
の工程と共に行なうために溶着作業が非常に容易
で作業能率を大巾に向上することができる。
又、内、外壁が複雑な形状となる金属製真空二
重の容器を簡単かつ確実に形成することができる
と共に一重部分となる底板を広く又は狭く自由に
選択できて種々の電気ポツトを容易に製作するこ
とができ更に、この底板を狭くして加熱、保温効
果を十分向上することができるほか、断熱効果の
空間が一定で、上部、下部とも保温ムラのない電
気ポツトとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の縦断面図、第2図イ〜
ニは本考案実施例の容器の各溶着個所を示す断面
図、第3図は本考案実施例のリード線引出部材を
示す一部断面図である。 A……電気ポツト、1……容器、2……水切部
材、3……上蓋、6……ヒーター、8……内壁、
9……外壁、10……底板、11……内壁胴部、
12……内壁口元部、14……第1環状フラン
ジ、15……第2環状フランジ、16……第3環
状フランジ、17……第4環状フランジ、18…
…外壁胴部、19……外壁折曲部、20……水切
部材用の雄ネジ、21……第5環状フランジ、2
2……第6環状フランジ、23……第7環状フラ
ンジ、24……第8環状フランジ、25……第9
環状フランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製の内壁、金属製の外壁及び金属製の底板
    とよりなり、この内、外壁間がいずれの個所にお
    いても略等しい厚みで真空断熱されてなる金属製
    真空二重の容器を設け、この容器の上端に肩部材
    を装着し、肩部材の上端に開閉自在な上蓋を設
    け、容器の下端に容器内の液体を加熱、保温する
    ヒーターを備えた電気ポツトに於いて、上記容器
    1の内壁8を少なくともヒーター6設置用の環状
    溝13を備えた内壁胴部11と、この内壁胴部上
    端の内壁口元部12との別体にて形成し、内壁胴
    部の下端外周にある前記環状溝13にヒーターを
    巻回する一方、外壁9を少なくとも上端に肩部材
    用の雄ネジを備え、かつ、内壁8と略等間隔を隔
    てた外壁胴部18と、この外壁胴部下端の外壁折
    曲部19との別体にて形成すると共に、内壁胴部
    11上端と内壁口元部12下端、外壁胴部18下
    端と外壁折曲部19上端、内壁口元部12上端と
    外壁胴部18上端、及び底板10先端と内壁胴部
    11下端と外壁折曲部19先端をそれぞれ接合、
    溶着したことを特徴とする電気ポツト。
JP12126982U 1982-08-09 1982-08-09 電気ポツト Granted JPS5927027U (ja)

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JP12126982U JPS5927027U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 電気ポツト

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JP12126982U JPS5927027U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 電気ポツト

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Publication Number Publication Date
JPS5927027U JPS5927027U (ja) 1984-02-20
JPH0220970Y2 true JPH0220970Y2 (ja) 1990-06-07

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ID=30277620

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JP12126982U Granted JPS5927027U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 電気ポツト

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