JP3862424B2 - 加湿器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を加熱して発生する蒸気によって室内等を加湿する加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の加湿器は図4に示すように構成されるものであり、図4において、1はカートリッジ式の給水タンク、2は前記給水タンク1に取付られている開閉する弁を備えたタンクキャップ、3はタンクキャップ2を介して給水タンク1内の水が供給され一定水位に保持される水受け部、4は水受け部3から水がゴムホース5を通して供給される蒸発皿、6は蒸発皿4を加熱する電気ヒータからなる加熱体、8は蒸発皿4に隣接する蒸気案内筒7によって案内された蒸気を外部に放出する蒸気放出口である。
【0003】
図5は、従来の加湿器における蒸発皿部分の構造を示す部分断面図で、蒸発皿4は内面にフッ素コートを施したステンレス製で上下を開口した容器で、水を沸騰させる。加熱体6はバンドタイプのマイカーヒータで、蒸発皿4の外側に取り付けられる。
【0004】
螺子9は蒸発皿4のフランジ部に取り付けられているプラスチック製の取付け継手10を介して、プラスチックよりなる本体11と一体に設けた壁に固定するものであり、ボス12は螺子9を螺着するもので、壁と上下に一体に設けられている。パッキン13は蒸発皿4と本体11との間のシールの役割をしている。
【0005】
次に、上記構成の動作について説明する。
【0006】
まず、カートリッジ式の給水タンク1を水受け部3にセットすると、タンクキャップ2の弁を開口し、給水タンク1内の水が、タンクキャップ2を通り水受部3に供給される。そして、一定水位に保持される水受け部3内の水は、ゴムホース5を通り、蒸発皿4内に供給され、蒸発皿4内も水受け部3と同じ水位に保持される。そして、蒸発皿4は加熱体6により加熱され、蒸発皿4内の水を蒸気に変える。蒸発皿4により発生される蒸気は、蒸気案内筒7を通って蒸気放出口8より外部に放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成のものにおいては、本体の蒸発皿固定のための螺子止め用ボスに発生する内部応力の局部集中を防止し、熱伝導によるクリープ(時間の経過とともに発生する材料の永久変形)の発生量を著しく低減して、ボスの破損による蒸発皿の落下を防止すべく、取付け壁に対して上下に、螺子止め用のボスを形成しているが、フラット面で上下にボスを立設しているので、局部的な応力の集中と蒸発皿の取付け穴周囲の強度面に問題がある。
【0008】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、螺子止めボス部に発生するクリープを出来るだけなくした加湿器を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の加湿器は、上記目的を達成するために、給水タンクと、前記給水タンク内の水が供給される蒸発皿と、前記蒸発皿を加熱する加熱体と、前記加熱体による加熱によって前記蒸発皿から発生する蒸気を外部に放出する蒸気放出口とを本体に備えた加湿器において、前記本体と一体に設けられる逆U字形の壁と、前記逆U字形の壁と一体に形成されるボスと、前記ボスに螺着される螺子とを備えており、前記逆U字形の壁は、U字の底部が蒸発皿側とは反対側に位置するように、前記蒸発皿の上面よりも高く設けられており、前記螺子は、前記蒸発皿のフランジ部に取り付けられている取付け継手を介して前記ボスに固定されており、前記ボスは、前記逆U字形の壁の外壁と一体に形成されているとともに、前記逆U字形の壁の内壁とはリブでつながっていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の加湿器の実施の形態を図1乃至図3とともに説明するが、上記従来の技術で説明した加湿器と同一部分は同一符号を付して説明する。
【0012】
図面において、図1は本発明の加湿器の実施の形態を示す要部断面図、図2は図1の本体の蒸発皿の取付け側からの矢視図、図3は図2のB−B線の要部断面図である。
【0013】
図1ないし図3において、蒸発皿4は内面にフッ素コートを施したステンレス製で上下を開口した容器で、水を沸騰させる。補助タンク17は蒸発皿4の下方に配設し、水の沸騰時のスケールを貯留する役割をし、この補助タンク17にはスケールを排出する排出口18があり、スケールが溜まって来たらキャツプ19を外して排水する構成になっている。加熱体6はバンドタイプのマイカーヒータで、蒸発皿4の外側に取り付けられている。
【0014】
螺子9は蒸発皿4のフランジ部に取付けられているプラスチック等の合成樹脂からなる取付け継手10を介して、プラスチック等の合成樹脂よりなる本体11と一体に設けた逆U字形の壁14に一体に設けたボス12に固定するものである。
【0015】
給水タンク1の水が、周囲の温度環境が大幅に変化し、給水タンク1内の圧力が上昇して、給水タンク1内の水を押し出して、蒸発皿4の水位が上昇しても、蒸発皿4上方の逆U字形の壁14を越えて溢れ出ることはない。この逆U字形の壁14がないと、蒸発皿4から水が本体内に一面に溢れて、加熱体6により溢れた水を含んで、沸騰、蒸発されるので余分なエネルギが費やされると共に器具の損傷につながる。また、この逆U字形の壁14は、蒸発皿4側の熱を断熱する効果ももっている。
【0016】
図2に示すように、ボス12は螺子9を螺着するもので、前記逆U字形の壁14の外壁15と一体に形成され、内壁21とは細いリブ20でつながっている。このためボス12に発生する内部応力を本体11の逆U字形の壁14でも受けるようにし、局部的な応力集中を防いでいる。また、本体11の蒸発皿4の取付け面側にはパッキン13の勘合部に凹部16を形成し、パッキン13とのズレを防止している。パッキン13は蒸発皿4と本体11との間のシールの役割をし、本体接触面側に凸部を形成している。
【0017】
次に、上記構成の動作について説明する。
【0018】
カートリッジ式の給水タンク1を水受け部3にセットすると、タンクキャップ2の弁が開口し、給水タンク1内の水が水受部3に供給される。一定水位に保持される水受け部3内の水は、ゴムホース5を通り、蒸発皿4内に供給され、蒸発皿4内も水受け部3と同じ水位に保持される。
【0019】
蒸発皿4は加熱体6により加熱され、蒸発皿4内の水を蒸気に変える。蒸発皿4により発生される蒸気は蒸気案内筒7を通って蒸気放出口8より外部に放出される。
【0020】
加熱体6によって加熱された蒸発皿4の熱が、取付け継手10、螺子9を介して、本体11の取り付けボス12に伝わり、螺子止め用のボス12には、パッキンの弾性力と螺子の締め付け力による内部応力が発生しているが、螺子止め用の取付けボス12が、逆U字形の壁14と一体に形成されている。
【0021】
これにより、内部応力は螺子止めのボス12だけでなく、逆U字形の壁14でも受けるようになるので、内部応力の分散化がはかられ応力の影響が少なく、そのためボス12に対して熱によるクリープの発生量が抑えられ、ボス破損の虞れがなくなる。
【0022】
【発明の効果】
本発明の加湿器によれば、内部応力の局所集中を防止し、熱伝導によるクリープの発生量を著しく低減してボスの破損による蒸発皿の落下を防止でき、また、取付けボスの強度面の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加湿器の実施の形態を示す要部断面図である。
【図2】 本発明の加湿器の実施の形態を示す本体の蒸発皿取付け面側の矢視図である。
【図3】 図2のB−B線の要部断面図である。
【図4】 従来の加湿器の実施の形態を示す概略構成図である。
【図5】 従来の加湿器の実施の形態を示す蒸発皿の取付け部分の要部断面図である。
Claims (1)
- 給水タンクと、
前記給水タンク内の水が供給される蒸発皿と、
前記蒸発皿を加熱する加熱体と、
前記加熱体による加熱によって前記蒸発皿から発生する蒸気を外部に放出する蒸気放出口とを本体に備えた加湿器において、
前記本体と一体に設けられる逆U字形の壁と、
前記逆U字形の壁と一体に形成されるボスと、
前記ボスに螺着される螺子とを備えており、
前記逆U字形の壁は、U字の底部が蒸発皿側とは反対側に位置するように、前記蒸発皿の上面よりも高く設けられており、
前記螺子は、前記蒸発皿のフランジ部に取り付けられている取付け継手を介して前記ボスに固定されており、
前記ボスは、前記逆U字形の壁の外壁と一体に形成されているとともに、前記逆U字形の壁の内壁とはリブでつながっていることを特徴とする加湿器。
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JP22384798A JP3862424B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 加湿器 |
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ID=16804661
Family Applications (1)
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JP22384798A Expired - Fee Related JP3862424B2 (ja) | 1998-08-07 | 1998-08-07 | 加湿器 |
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1998
- 1998-08-07 JP JP22384798A patent/JP3862424B2/ja not_active Expired - Fee Related
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