JP2000104961A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

Info

Publication number
JP2000104961A
JP2000104961A JP10277250A JP27725098A JP2000104961A JP 2000104961 A JP2000104961 A JP 2000104961A JP 10277250 A JP10277250 A JP 10277250A JP 27725098 A JP27725098 A JP 27725098A JP 2000104961 A JP2000104961 A JP 2000104961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
tank
heating
water tank
collar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10277250A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Takahashi
昇 高橋
Kyoko Yoshida
京子 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP10277250A priority Critical patent/JP2000104961A/ja
Publication of JP2000104961A publication Critical patent/JP2000104961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立作業の作業効率を維持したまま、防水性
を高めた加湿器を提供する。 【解決手段】 加熱水槽20の給水路26の外縁部に略
U字形のつば22を水受槽80との接合面が水受槽側に
微小角度傾斜するように形成すると共に、加熱水槽20
の上面に1又は2以上の垂直方向のねじ孔を形成し、か
つ、本体収納容器12の加熱水槽20を設置する所定位
置につば22の下端部を収納固定するつば受部14を形
成し、つば22に、表面に1又は2以上の筋状の突起部
を形成した防水パッキン30を装着し、本体収納容器1
2に設置された水受槽80の開口部82に防水パッキン
30をあてがって、加熱水槽20を本体収納容器12に
ねじ止め固定するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として一般家庭
において、加熱水槽を用いて水を蒸発させ、部屋内部を
適度な湿度に保つのに好適な加湿器に係り、特に、防水
性を向上させた加湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】加湿器としては、近年、衛生面の問題か
ら、電気ヒータを備えた加熱水槽に給水タンクから水を
供給し、加熱水槽でこの水を蒸発させて加湿する加熱式
の加湿器が主流となっている。
【0003】この従来の加熱式の加湿器について、図7
を用いて説明する。図7は、この従来の加湿器について
説明するための、加湿器の縦断側面図である。
【0004】図7に示すように、従来の加湿器50の主
要構成は、水を加熱蒸発させる加熱水槽60と、この加
熱水槽60に水を供給する給水タンク70と、給水タン
ク70からの水を受けて加熱水槽60と連通することに
より水を供給する水受槽80と、加熱水槽60の上方に
取り付けられ、加熱水槽60で発生した水蒸気を所定位
置に設けられた吹き出し口58に導く蒸気導出筒90、
及びこれらの各構成を収納する本体収納容器52であ
る。
【0005】以下、従来の加湿器50の上記各主要構成
について、図7を用いて詳述する。先ず、加熱水槽60
は、水受槽80からの水を供給されるために、水受槽8
0と連通した給水口62と開口部62aと給水路64を
備え、擂り鉢型の形状をした加熱槽68を具備してお
り、この加熱水槽60の底部には、加熱水槽60を加熱
するための電気ヒータ66が取り付けられている。
【0006】次に、給水タンク70は、フランジ部分を
備えた止水弁72と、この止水弁72の位置を調節する
ばね74と、このばね74を装着する軸76とを備えた
キャップ78が、給水タンク70の開口部79に取り付
けられている。また、給水タンク70は、加湿器50の
本体収納容器52から着脱可能であり、加湿器50の使
用者が給水するときは、当該給水タンク70を本体収納
容器52から外し、開口部79を上にし、キャップ78
を外して給水を行う。一方、使用者が所望の分量の水を
給水タンク70に給水し、その後、本体収納容器52に
装着するときは、給水タンク70の開口部79を下に向
けて水受槽80に設けられた押し上げボス82により、
キャップ78の軸76が押し上げられるように挿入す
る。
【0007】給水タンク70の開口部79に取り付けら
れたキャップ78の止水弁72は、給水タンク70が本
体収納容器52から外れた状態では、ばね74の復元力
によりキャップ78の上面の給水口を閉じて、漏水を防
いでいるが、本体収納容器52に装着した状態では、上
述したように、給水タンク70の自重により水受槽80
に用意された押し上げボス82により持ち上げられて、
給水口が開くようになっている。
【0008】次に、蒸気導出筒90は、加熱水槽60と
は分離可能に形成され、加熱水槽60の上方で、本体収
納容器52の所定位置に設置され、加熱水槽60から発
生した水蒸気Sを吹き出し口58に導くようにしてい
る。この蒸気導出筒90は、加湿器50が転倒した場合
でも熱湯が漏出しないように吹き出し口58よりも外側
に膨らんだ形状をしており、転倒時には、熱湯は蒸気導
出筒90の周縁部に収容されるようになっている。ま
た、蒸気導出筒90の下部には、吹き出し口58におけ
る水蒸気Sの放出をスムーズに行えるように通気口92
が複数箇所設けられている。また、吹き出し口58に
は、安全性を確保するために所定間隔をおいて複数の開
口部が形成され、この複数の開口部から加湿器50の外
部に水蒸気Sが放出されるようになっている。
【0009】なお、図7において、54は吹き出し口5
8に取り付けた水蒸気吹き出し蓋で、上部が、所定間隔
で配列された複数の水蒸気放出フィンを有する蓋部を形
成し、下部は、水平面より所定角度傾斜した下端面を有
し、下端部が所定角度傾斜したリブを取り付けた略筒状
体からなり、結露水を蒸気導出筒の内面に誘導し、吹き
出し口58からの結露水の滴下を防止するようにしてい
る。この水蒸気吹き出し蓋54は、加湿器50の転倒時
には熱湯が外部に漏出する事態を防止する形状に形成さ
れている。また、図7において、Wは水、Aは給水タン
ク内の空気である。
【0010】以上の構成で、従来の加熱式による加湿器
50の基本動作を図7を用いて説明する。先ず、使用者
が給水タンク70に所望の水量を注入し、本体収納容器
52の所定位置に装着すると、上述したように、水受槽
80内に用意されている押し上げボス82により、給水
タンク70のキャップ78の止水弁72を押し上げ、水
Wが水受槽80及び水受槽80に連通した加熱水槽60
に、給水路64を介して供給される。水面がキャップ7
8の給水口に到達すると、給水タンク70に空気が流入
しなくなり、給水タンク70内の空気Aは減圧状態とな
り、水Wの供給が停止し、水面は常時設定された高さに
保たれるようになっている。
【0011】このように、加熱水槽60に水Wが供給さ
れ、使用者が加湿器50の運転を開始すると、加熱水槽
60の底部に取り付けられた電気ヒータ66により加熱
水槽60が熱せられ、水Wが沸騰蒸発し、水蒸気Sが蒸
気導出筒90を経て、上述したように、吹き出し口58
より加湿器50外部に放出されて、室内を加湿するよう
になっている。この場合、上述したように、蒸気導出筒
90の下部に設けた通気口92から空気が供給されるの
で、水蒸気Sの放出がスムーズに行える。
【0012】なお、図示による説明は省略するが、この
従来の加湿器には、湿度計、設定部が取り付けられ、室
内における湿度を常時好適な値に保持できるように設定
される。また、給水タンク70中の水Wの残量が少なく
なると、所定の指示灯が点滅して給水を促し、或いは、
加熱回路が自動的に切断される。更に、加熱水槽60の
電気ヒータ66には温度ヒューズを取り付けたり、上述
したように転倒時の熱湯の漏出防止など、種々の安全機
能が備えられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の加湿器の問題点
について、図8及び図9を用いて説明する。図8は、従
来の加湿器50に用いていた加熱水槽60の形状を示す
一部を切り欠いて示した縦断側面図で、図9は、この加
熱水槽60を給水口62の方向から見た状態を示す一部
縦断正面図である。
【0014】図8及び図9に示すように、従来の加湿器
50では、水受槽80と連通する加熱水槽60の給水口
62の漏水対策として、給水口62の周囲にパッキン6
1を宛い、パッキン61を断面が略Z字状の金具63で
固定し、金具63を本体収納容器52にねじ65でねじ
止めするという方法を採用していた。しかし、この方法
では、パッキン61のシール方向は水平方向であるにに
対し、ねじ止め方向は垂直方向であり、従って、パッキ
ン61のシール方向とねじ止め方向とが一致しなく、漏
水のシール性が安定しないという問題を抱えていた。特
に、加湿器50を長期に使用した場合、パッキン61の
質が劣化してくると、パッキン61の防水性が低下して
くるという問題が顕在化してくる可能性がある。
【0015】一方、パッキン61のシール方向とねじ止
め方向を一致させるために、ねじ孔を水平方向に形成し
て、ねじ止めを水平方向から行うようにすると、加湿器
50の組立は、上蓋取り外した状態で、上方から各部品
を設置するという工程で行っているために、作業効率が
極端に悪くなるという問題が新たに発生する。本発明
は、上記課題(問題点)を解決し、組立作業の作業効率
を維持したまま、防水性を高めた加湿器を提供すること
を目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために、請求項1に記載の加湿器では、加熱槽
と給水路とを具備し、水を加熱して蒸発させる加熱水槽
と、この加熱水槽に水を供給する給水タンクと、前記加
熱水槽の給水路と連通した開口部を具備し、前記給水タ
ンクから水が供給される水受槽と、前記加熱水槽で生成
された水蒸気を外部に放出する吹き出し口と、前記加熱
水槽の上方に取り付けられ、水蒸気を前記吹き出し口に
導くようにした蒸気導出筒と、本体収納容器とを備えた
加湿器において、前記加熱水槽の給水路の外縁部に略U
字形のつばを形成すると共に、加熱水槽の上面に1又は
2以上の垂直方向のねじ孔を形成し、かつ、本体収納容
器の加熱水槽を設置する所定位置に前記つばの下端部を
収納固定するつば受部を形成し、前記つばに、防水パッ
キンを装着し、本体収納容器に設置された前記水受槽の
開口部に前記防水パッキンをあてがって、加熱水槽を本
体収納容器にねじ止め固定するように構成した。このよ
うに加熱水槽の給水路の外縁部に略U字形のつばを形成
し、このつばに防水パッキンを装着するようにすると、
水受槽の開口部が防水パッキンにより漏水を抑えられる
ようになるので、開口部と防水パッキンが接触する面積
が大きくすることができ、防水性を高めることが可能と
なる。また、ねじ孔を垂直方向に形成し、上方からねじ
止め固定するようにすると、加湿器の組立工程の作業効
率の低下を抑止できる。
【0017】請求項2に記載の加湿器は、加熱槽と給水
路とを具備し、水を加熱して蒸発させる加熱水槽と、こ
の加熱水槽に水を供給する給水タンクと、前記加熱水槽
の給水路と連通した開口部を具備し、前記給水タンクか
ら水が供給される水受槽と、前記加熱水槽で生成された
水蒸気を外部に放出する吹き出し口と、前記加熱水槽の
上方に取り付けられ、水蒸気を前記吹き出し口に導くよ
うにした蒸気導出筒と、本体収納容器とを備えた加湿器
において、前記加熱水槽の給水路の外縁部に略U字形の
つばを形成すると共に、加熱水槽の上面に1又は2以上
の垂直方向のねじ孔を形成し、かつ、本体収納容器の加
熱水槽を設置する所定位置に前記つばの下端部を収納固
定するつば受部を形成し、前記つばに、表面に1又は2
以上の筋状の突起部を形成した防水パッキンを装着し、
本体収納容器に設置された前記水受槽の開口部に前記防
水パッキンをあてがって、加熱水槽を本体収納容器にね
じ止め固定するように構成した。このように、防水パッ
キンとして、表面に1又は2以上の筋状の突起部を形成
した防水パッキンを用いることにより、筋状の突起部が
押し潰されることにより、水受槽の開口部の漏水が防止
でき、防水性を一層高めた加湿器とすることができる。
【0018】請求項3に記載の加湿器は、上記加熱水槽
のねじ止め固定に伴って、加熱水槽が水受槽側に微小距
離移動するように、上記加熱水槽の給水路の外縁部に形
成したつば、或いは、つば受部の形状を形成するように
構成した。このように構成すると、加熱水槽をねじ止め
固定すると、ねじの進行に伴ってつばが水受槽側に移動
し、防水パッキンをつばと水受槽の開口部とで押圧する
ようになるので、ねじ止め方向をパッキンのシール止め
方向に転換でき、その結果防水性を向上させた加湿器と
することができる。
【0019】請求項4に記載の加湿器は、上記加熱水槽
の給水路の外縁部に形成したつばにおいて、そのつばの
水受槽との接合面が水受槽側に微小角度傾斜しているよ
うに構成した。このように構成すると、加熱水槽をねじ
止め固定すると、ねじの進行に伴ってつばの水受槽との
接合面が水受槽側に微小距離移動し、防水パッキンをつ
ばと水受槽の開口部とで押圧するようになるので、ねじ
止め方向をパッキンのシール止め方向に転換でき、その
結果防水性を向上させた加湿器とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の加湿器の一実施の形態を
図1乃至図6を用いて説明する。図1は、本発明の加湿
器10の一実施の形態を示す縦断側面図、図2は本発明
の加湿器10に用いる加熱水槽20の外観形状及び防水
パッキン30を装着する工程を示す斜視図である。ま
た、図3は、防水パッキン30の正面図、図4は、つば
22に防水パッキン30を装着して本体収納容器52に
加熱水槽20を取り付けた状態を示す、一部を切り欠い
て示した平面図、図5は図4のD−D′断面図、図6は
図1の一部拡大縦断側面図である。なお、図1乃至図6
において、図7に示した構成と同一のものについては同
一の符号を付し、その説明は省略している。
【0021】本発明の加湿器10の構成上の特徴として
は、図7に示す従来の加湿器50とその基本構成はほぼ
同一であるが、図1及び図2に示すように、給水路26
の外縁部につば22を形成した加熱水槽20を用い、こ
のつば22に防水パッキン30を装着するようにした点
にその構成上の特徴がある。なお、加熱水槽20は、つ
ば22を形成する以外の点では、水受槽80からの水を
供給されるために、図1に示すように、水受槽80と連
通した給水口28と開口部28aと給水路26を備え、
擂り鉢型の形状をした加熱槽25を具備している。
【0022】加熱水槽20の給水路26の外縁部に形成
するつば22の形状は、図5に示すように、加熱水槽2
0の給水口28から眺めた正面図では、所定の高さで給
水路26の外縁部を囲むように断面が略U字形状をし、
また、図2及び図6に示すように、側面から眺めた場合
は、その肉厚が上部で厚く、下部で薄い楔形形状をして
おり、従って、図6に示すように、つば22の水受槽8
0の開口部82と接合する面(以下、つばの前面とい
う)22Aは、微小角度Δθだけ水受槽80側に傾斜し
ている。
【0023】一方、加熱水槽20のつば22に装着する
防水パッキン30の形状は、図2及び図3に示すよう
に、略U字形状をしており、つば22を収容するための
中空部が用意されている。また、図2、図3及び図4に
示すように、防水パッキン30の表面には筋状の突起3
2が複数本(図示のものでは2本)設けられている。ま
た、本体収納容器12には、図6に示すように、防水パ
ッキン30を装着したつば22の先端部を収容するため
のつば受部14が形成されている。
【0024】以下、加熱水槽20を本体収納容器12に
設置する工程について簡単に説明する。先ず、図2に示
すように、加熱水槽20の外縁部に一体的に形成された
つば22に、下方から防水パッキン30を装着し、本体
収納容器12の所定位置に、防水パッキン30を装着し
た状態で、図6に示すつば22の先端部を収容するつば
受部14に収容して設置する。
【0025】次に、加熱水槽20の上面に形成したねじ
孔27及び本体収納容器12の所定位置に形成されたね
じ孔27に固定用のねじ24を挿入し、上方からねじ止
めすることにより加熱水槽20を本体収納容器12に取
り付ける。この際、図6に示したように、垂直面に対し
て、つば22の前面22Aが垂直面に対して、Δθほど
水受槽80側に傾斜して形成されているために、ねじ止
めの進行に伴って前面22Aが微小距離水受槽80側に
移動する。一方、水受槽80は、本実施の形態のものの
ように本体収納容器12と一体的に成形されているか、
或いは、本体収納容器12に固定されているので、つば
22の前面22Aが水受槽80側に移動すると防水パッ
キン30を押圧することになり、従って、ねじ止め方向
を防水パッキン30のシール方向に転換することができ
る。
【0026】以上の構成で、本発明の加湿器10の基本
動作を図1乃至図6を用いて説明する。上述した従来の
加湿器50と同様に、本発明の加湿器10も、本体収納
容器12内に設置された加熱水槽20により水Wを沸騰
蒸発させ、蒸気導出筒90を介して吹き出し口58から
水蒸気Sを放出し、室内を常時好適な湿度に保つように
している。
【0027】この際、図1に示すように、上述した形状
に形成された加熱水槽20を取り付け、防水パッキン3
0を、加熱水槽20に形成したつば22に、図2に示す
ような工程で装着するようにしたために、従来の加湿器
50よりも、防水パッキン30と水受槽80の開口部8
2と接触している面積が大きくなり、その結果、この開
口部82からの漏水を防ぐ能力が向上する。また、防水
パッキン30の表面に筋状の突起32を複数形成したの
で、防水パッキン30が押圧されることにより突起32
が押しつぶされて、防水性が向上する。
【0028】更に、つば22の前面22Aを水受槽80
側に傾斜させることにより、上述したように、ねじ止め
方向を防水パッキン30のシール方向に転換することが
可能となり、加湿器10の防水性を一層向上させること
ができる。また、ねじ孔27を垂直方向に形成し、上方
からねじ止め固定するようにしたために、加湿器10の
組立工程の作業効率の低下を抑制することが可能とな
る。
【0029】本発明の加湿器は上記実施の形態には限定
されず種々の変更が可能である。例えば、上記実施の形
態ではつばの断面形状を楔形のもので説明したが、つば
の前面が水受槽側に傾斜していれば同様の効果が得られ
るので、必ずしもこの形状に限定されるものではない。
また、つばの前面が傾斜していなくても、つば受部の底
部を斜めに傾斜させておくと、ねじ止めに伴って加熱水
槽全体が水受槽側に移動し、同様の効果が得られる等、
ねじ止め方向をシール方向に転換する方法が色々考えら
れる。更に、上記実施の形態で示した蒸気導出筒や加熱
水槽とは異なる形状の蒸気導出筒や加熱水槽を用いるよ
うにしたとしても、本発明の加湿器に含まれるのは勿論
のことである。
【0030】
【発明の効果】本発明の加湿器は、上記のように構成し
たために、以下のような優れた効果を有する。 (1)請求項1に記載したように、加熱水槽の給水路の
外縁部に略U字形のつばを形成すると共に、加熱水槽の
上面に1又は2以上の垂直方向のねじ孔を形成し、か
つ、本体収納容器の加熱水槽を設置する所定位置につば
の下端部を収納固定するつば受部を形成し、つばに、防
水パッキンを装着し、本体収納容器に設置された水受槽
の開口部に防水パッキンをあてがって、加熱水槽を本体
収納容器にねじ止め固定するようにすると、水受槽の開
口部が、加熱水槽に設けたつばに装着した防水パッキン
により漏水を抑えられるようになるので、開口部と防水
パッキンが接触する面積が大きくなり、防水性を高める
ことができる。 (2)また、ねじ孔を垂直方向に形成し、上方からねじ
止め固定するようにしたために、加湿器の組立工程の作
業効率の低下を抑止できる。
【0031】(3)請求項2に記載したように、防水パ
ッキンとして、表面に1又は2以上の筋状の突起部を形
成した防水パッキンを用いることにより、筋状の突起部
が押し潰されることにより、水受槽の開口部の漏水が防
止でき、防水性を一層高めた加湿器とすることができ
る。
【0032】(4)請求項3に記載したように、加熱水
槽のねじ止め固定に伴って、加熱水槽が水受槽側に微小
距離移動するように、加熱水槽の給水路の外縁部に形成
したつば、或いは、つば受部の形状を形成するようにす
ると、加熱水槽をねじ止め固定すると、ねじの進行に伴
ってつばが水受槽側に移動し、防水パッキンをつばと水
受槽の開口部とで押圧するようになるので、ねじ止め方
向をパッキンのシール止め方向に転換でき、その結果防
水性を向上させた加湿器とすることができる。
【0033】(5)請求項4に記載したように、加熱水
槽の給水路の外縁部に形成したつばにおいて、そのつば
の水受槽との接合面が水受槽側に微小角度傾斜している
ようにすると、加熱水槽をねじ止め固定すると、ねじの
進行に伴ってつばの水受槽との接合面が水受槽側に移動
し、防水パッキンをつばと水受槽の開口部とで押圧する
ようになるので、ねじ止め方向を防水パッキンのシール
止め方向に転換でき、その結果防水性を向上させた加湿
器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加湿器の一実施の形態を示す縦断側面
図である。
【図2】本発明の加湿器に用いる加熱水槽に防水パッキ
ンを装着する工程を示す斜視図である。
【図3】防水パッキンの形態を示す正面図である。
【図4】本発明の加湿器に用いる加熱水槽を本体収納容
器にねじ止め固定した状態を示す一部拡大平面図であ
る。
【図5】本発明の加湿器に用いる加熱水槽を本体収納容
器にねじ止め固定した状態を示す一部拡大正面図であ
る。
【図6】図1の要部拡大側面図である。
【図7】従来の加湿器の概略構成を示す縦断側面図であ
る。
【図8】図7の加熱水槽開口部近辺の一部拡大縦断側面
図である。
【図9】図8を開口部方面から眺めた正面図である。
【符号の説明】
10:加湿器 20:加熱水槽 22:つば 22A:つば前面 24:ねじ 25:加熱槽 26:給水路 27:ねじ孔 28a:開口部 58:吹き出し口 70:給水タンク 80:水受槽 82:開口部 90:蒸気導出筒 S:水蒸気 W:水

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱槽と給水路とを具備し、水を加熱し
    て蒸発させる加熱水槽と、 この加熱水槽に水を供給する給水タンクと、 前記加熱水槽の給水路と連通した開口部を具備し、前記
    給水タンクから水が供給される水受槽と、 前記加熱水槽で生成された水蒸気を外部に放出する吹き
    出し口と、 前記加熱水槽の上方に取り付けられ、水蒸気を前記吹き
    出し口に導くようにした蒸気導出筒と、 本体収納容器とを備えた加湿器において、 前記加熱水槽の給水路の外縁部に略U字形のつばを形成
    すると共に、加熱水槽の上面に1又は2以上の垂直方向
    のねじ孔を形成し、 かつ、本体収納容器の加熱水槽を設置する所定位置に前
    記つばの下端部を収納固定するつば受部を形成し、 前記つばに、防水パッキンを装着し、本体収納容器に設
    置された前記水受槽の開口部に前記防水パッキンをあて
    がって、加熱水槽を本体収納容器にねじ止め固定するよ
    うにしたことを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 加熱槽と給水路とを具備し、水を加熱し
    て蒸発させる加熱水槽と、 この加熱水槽に水を供給する給水タンクと、 前記加熱水槽の給水路と連通した開口部を具備し、前記
    給水タンクから水が供給される水受槽と、 前記加熱水槽で生成された水蒸気を外部に放出する吹き
    出し口と、 前記加熱水槽の上方に取り付けられ、水蒸気を前記吹き
    出し口に導くようにした蒸気導出筒と、 本体収納容器とを備えた加湿器において、 前記加熱水槽の給水路の外縁部に略U字形のつばを形成
    すると共に、加熱水槽の上面に1又は2以上の垂直方向
    のねじ孔を形成し、 かつ、本体収納容器の加熱水槽を設置する所定位置に前
    記つばの下端部を収納固定するつば受部を形成し、 前記つばに、表面に1又は2以上の筋状の突起部を形成
    した防水パッキンを装着し、本体収納容器に設置された
    前記水受槽の開口部に前記防水パッキンをあてがって、
    加熱水槽を本体収納容器にねじ止め固定するようにした
    ことを特徴とする加湿器。
  3. 【請求項3】 上記加熱水槽のねじ止め固定に伴って、
    加熱水槽が水受槽側に微小距離移動するように、上記加
    熱水槽の給水路の外縁部に形成したつばの形状、或い
    は、つば受部の形状を形成するようにしたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の加湿器。
  4. 【請求項4】 上記加熱水槽の給水路の外縁部に形成し
    たつばにおいて、そのつばの水受槽との接合面が水受槽
    側に微小角度傾斜していることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の加湿器。
JP10277250A 1998-09-30 1998-09-30 加湿器 Pending JP2000104961A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277250A JP2000104961A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 加湿器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10277250A JP2000104961A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 加湿器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000104961A true JP2000104961A (ja) 2000-04-11

Family

ID=17580918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10277250A Pending JP2000104961A (ja) 1998-09-30 1998-09-30 加湿器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000104961A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6768178B2 (en) 2002-03-06 2004-07-27 Seiko Epson Corporation Semiconductor device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6768178B2 (en) 2002-03-06 2004-07-27 Seiko Epson Corporation Semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5746359A (en) Air seal for humidifier water bottle
JP2000104961A (ja) 加湿器
JPS60117039A (ja) 超音波加湿器
JP2000104956A (ja) 加湿器
JP2003139403A (ja) 衛生洗浄装置
JP2000104962A (ja) 加湿器
US20220243950A1 (en) Box cover, water box, humidification apparatus, and air blowing device
JP3104574B2 (ja) 加湿器
CN220793328U (zh) 一种加热式加湿器
JP3710371B2 (ja) 加湿装置
JP3711167B2 (ja) 暖房熱源機の熱媒タンク
KR200297946Y1 (ko) 가습기의 수증기 배출장치
JP2003156236A (ja) 加湿器
US4751941A (en) Hot water tank for use in beverage dispensing machines
JP2006084079A (ja) 加湿器
JPS5925322Y2 (ja) ポンプ注液式ポツト
KR0132615Y1 (ko) 가습기의 히터브래킷
KR20240044780A (ko) 가열식 가습기
KR200157782Y1 (ko) 가열식 가습기
KR0125076Y1 (ko) 히터식 가습기
JPH1163583A (ja) 加湿装置
JPH10262820A (ja) 水蒸気発生装置
JP4457743B2 (ja) 気化式加湿器の構造
JP2574828Y2 (ja) 加湿器
WO2023035152A1 (zh) 多孔陶瓷雾化芯及其电子雾化装置