JPH10262820A - 水蒸気発生装置 - Google Patents

水蒸気発生装置

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JPH10262820A
JPH10262820A JP8884797A JP8884797A JPH10262820A JP H10262820 A JPH10262820 A JP H10262820A JP 8884797 A JP8884797 A JP 8884797A JP 8884797 A JP8884797 A JP 8884797A JP H10262820 A JPH10262820 A JP H10262820A
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JP
Japan
Prior art keywords
pin
recessed part
steam
recess
lid
Prior art date
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Pending
Application number
JP8884797A
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English (en)
Inventor
Hiroo Sato
弘雄 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YOSHIDA KINZOKU SEISAKUSHO KK
Original Assignee
YOSHIDA KINZOKU SEISAKUSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by YOSHIDA KINZOKU SEISAKUSHO KK filed Critical YOSHIDA KINZOKU SEISAKUSHO KK
Priority to JP8884797A priority Critical patent/JPH10262820A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱容器の凹部にスケールが付着しにくく、
しかも、水蒸気の勢いによって饅頭などが破裂すること
のない水蒸気発生装置を提供することである。 【解決手段】 加熱容器1の凹部2内に束ねられた金属
細片21を置き、間欠的に供給される水が、この束ねら
れた金属細片21を通過して凹部2の底面2aに達する
構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水蒸気を発生さ
せて、饅頭などを加熱する水蒸気発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水蒸気を発生させて、饅頭などを加熱す
る水蒸気発生装置が従来から知られている。図4に示す
ように、凹部101を形成した金属製の加熱容器102
には、ヒータ103を埋設している。そして、この凹部
101の底面には、側面に設けた供給部104から適量
の水が間欠的に供給されるようにしている。加熱容器1
02の凹部101は、蓋105によって密封されてい
る。ただし、この蓋105には中空のピン106を設け
て、その内部を凹部101側に連通させている。そし
て、このピン106には、複数の水蒸気噴出孔107を
形成している。
【0003】次に、この従来例の水蒸気発生装置の作用
を説明する。まず、饅頭108の裏面に、ピン106を
挿入した状態にする。そして、加熱容器102をヒータ
103で温めるとともに、供給部104から凹部101
の底面に水を間欠的に供給すると、この水が気化し、水
蒸気がピン106の内部を通過して、水蒸気噴出孔10
7から噴出される。このようにして適当な時間だけ水蒸
気を噴出させれば、饅頭108が内部から加熱され、ふ
っくらと仕上がることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、温められた
金属に水が触れると、この金属の表面にはスケールと呼
ばれる被膜が形成される。しかし、上記従来例の水蒸気
発生装置で、加熱容器102の凹部101、特にその底
面にスケールが形成されると、熱伝導性が悪くなり、水
蒸気が発生しにくくなってしまう。そのため、このスケ
ールを頻繁に除去してやらなければならず、メンテナン
スが大変であった。
【0005】また、上記従来例の水蒸気発生装置では、
水蒸気がピン106の水蒸気噴出孔107から勢いよく
噴出しすぎて、饅頭108を破裂させてしまうことがあ
った。しかし、その勢いを抑えるために、供給する水量
を減らしたのでは、饅頭108をふっくらと仕上げるこ
とができなくなる。この発明の目的は、加熱容器の凹部
にスケールが付着しにくく、しかも、水蒸気の勢いによ
って、饅頭などが破裂することのない水蒸気発生装置を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、凹部が形成
された金属製の加熱容器と、加熱容器に埋設したヒータ
と、加熱容器の凹部の底面に適量の水を間欠的に供給す
る供給部と、加熱容器の凹部を密封する蓋と、蓋に設け
て、内部を加熱容器の凹部に連通させた中空のピンと、
このピンに形成した水蒸気噴出孔とを備え、ピンを饅頭
などに挿入した状態で、供給部から加熱容器の凹部の底
面に間欠的に水を供給すると、その水が気化するととも
に、水蒸気がピンに形成した水蒸気噴出孔から噴出し
て、上記饅頭などを内部から加熱する構成にした水蒸気
発生装置を前提とする。
【0007】そして、第1の発明は、加熱容器の凹部内
に束ねられた金属細片を置き、間欠的に供給される水
が、この束ねられた金属細片を通過して凹部の底面に達
する構成にした点に特徴を有する。第2の発明は、第1
の発明において、ピンが蓋から取り外し自在に取付けら
れた構成にした点に特徴を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜3に、この発明の水蒸気発
生装置の一実施例を示す。図1、3に示すように、アル
ミ等の金属製の加熱容器1には、円形の凹部2を形成し
ている。そして、この加熱容器1に形成した供給管3の
一端を、凹部2の側面上部に開口させている。また、加
熱容器1には、凹部2の底面2a側に位置させたヒータ
収納部4を形成し、そこに円柱状のヒータ5を収納して
いる。さらに、加熱容器1には温度センサ6を埋設し、
この温度センサ6を凹部2の底面2aとヒータ5との間
に位置させて、凹部2の底面2aの温度を測定するよう
にしている。
【0009】図1に示すように、加熱容器1には円形の
蓋7を取り付けて、凹部2を密封している。このとき、
凹部2の縁に形成した段部8と蓋7の裏面との間にOリ
ング9を介在させて、凹部2から水蒸気が漏れないよう
にしている。蓋7の中心には、支持柱10の基端を固定
している。そして、支持柱10の軸方向には連通路11
を形成し、この連通路11を凹部2内に連通させてい
る。また、この支持柱10の先端にはテーパ12を形成
し、それ以外の外周面にはネジ部13を形成している。
【0010】中空のピン14の先端側には、その円周に
沿って等間隔に配置した水蒸気発生孔15を形成してい
る。同じく、ピン14の基端側にも、その円周に沿って
等間隔に配置した水蒸気発生孔15を形成している。そ
して、このピン14の最基端部には、上記支持柱10の
先端のテーパ12と同じ傾斜を有するテーパ16を形成
している。このようにしたピン14のテーパ16を、上
記支持柱10の先端のテーパ12に被せている。そし
て、円形のステージ17を取付け、以下に述べるように
して、このピン14を固定している。
【0011】つまり、図2に示すように、円形のステー
ジ17の中心には、上記支持柱10とほぼ同径の孔18
を形成するとともに、この孔18の内周面上端側にテー
パ19を形成し、それ以外のところにはネジ部20を形
成している。そして、ピン14のテーパ16を支持柱1
0のテーパ12に被せた状態で、ピン14がステージ1
7の裏面側から孔18を貫通するように、このステージ
17を取り付ける。そして、支持柱10の外周面に形成
したネジ部13に、孔18に形成したネジ部20を螺合
すると、ピン14のテーパ16が、支持柱10のテーパ
12と孔18に形成したテーパ19とに挟み込まれて、
しっかりと固定されることになる。
【0012】これまでは、例えば、削りだしによってピ
ンを蓋に一体に成形したものがあったが、それでは加工
コストがかかってしまう。そして、この場合、例えば、
ピンだけが故障したような場合にも、蓋ごと新しいもの
に取替えなければならなかった。それに対して、上記ピ
ン14は、別に成形すればよく、しかも、テーパ16を
形成するだけでよいので、コストダウンが可能となる。
そして、ピン14が蓋7から取り外し自在となっている
ので、例えば、ピン14だけが故障したような場合で
も、それだけを取替えることができる。また、ピン14
を取り外せば、その内部を簡単に掃除することができ、
食品を扱う上で衛生的である。
【0013】ここで、上記加熱容器1の凹部2を蓋7で
密封するとき、図3に示すように、この凹部2内には、
束ねられた金属細片21を置くようにしている。したが
って、凹部2の底面2aがヒータ5で温められると、こ
の束ねられた金属細片21にも熱が伝えられ、温められ
ることになる。ここでは、この束ねられた金属細片21
として、細長いアルミ片22を螺旋状に巻いて繊維状と
し、さらに、この繊維状にしたものを束ねて使用してい
る。
【0014】次に、この実施例の水蒸気発生装置の作用
を説明する。まず、従来例と同じく、図示しない饅頭の
裏面にピン14を挿入して、この饅頭をステージ17上
に置いた状態とする。そして、ヒータ5を作動させて凹
部2の底面2aを温めるとともに、この凹部2の底面に
供給管3から水を間欠的に供給する。このように間欠的
に水を供給するのは、1回ごとに凹部2の底面2aを乾
かし、その表面温度が低くならないようにするためであ
る。このとき、供給管3が凹部2の側面上端に位置する
ので、供給された水は、束ねられた金属細片21を通過
して凹部2の底面2aに達する。そして、凹部2の底面
2aに水が触れると、気化するとともに、水蒸気がピン
14に形成した水蒸気発生孔15から噴出して、上記饅
頭を内部から加熱することになる。
【0015】また、供給された水の一部は、凹部2の底
面2aに達する前に、束ねられた金属片21に触れて気
化する。そして、同じく水蒸気がピン14に形成した水
蒸気発生孔15から噴出して、上記饅頭を内部から加熱
することになる。しかも、これら水蒸気は、その勢いが
束ねられた金属片21によって抑えられるので、水蒸気
噴出孔15からはやわらかな水蒸気が噴出される。
【0016】以上述べた実施例の水蒸気発生装置によれ
ば、供給された水の一部が、凹部2の底面2aに達する
前に、束ねられた金属片21に触れて気化するので、そ
れだけ凹部2にスケールが付着しにくくなる。したがっ
て、スケールを頻繁に除去する必要もなく、束ねられた
金属片21を、時々新しいものに取替えてやればよいの
で、メンテナンスを簡単にすることができる。また、ピ
ン14に形成した水蒸気噴出孔15からは、やわらかな
水蒸気が噴出されるので、水蒸気の勢いによって饅頭を
破裂させてしまうようなことがない。しかも、供給する
水量を減らす必要がないので、饅頭をふっくらと仕上げ
ることができる。
【0017】
【発明の効果】第1の発明によれば、供給された水の一
部が、凹部の底面に達する前に、束ねられた金属片に触
れて気化するので、それだけ凹部にスケールが付着しに
くくなる。したがって、スケールを頻繁に除去する必要
もなく、束ねられた金属片を、時々新しいものに取替え
てやればよいので、メンテナンスを簡単にすることがで
きる。また、ピンに形成した水蒸気噴出孔からは、やわ
らかな水蒸気が噴出されるので、水蒸気の勢いによって
饅頭などを破裂させてしまうようなことがない。しか
も、供給する水量を減らす必要がないので、饅頭などを
ふっくらと仕上げることができる。第2の発明によれ
ば、第1の発明において、ピンを蓋から取り外し自在と
したので、メンテナンスをさらに簡単なものとすること
ができる。例えば、ピンだけが故障したような場合で
も、それだけを取替えることができる。また、ピンを取
り外せば、その内部を簡単に掃除することができ、食品
を扱う上で衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の水蒸気発生装置を示す断
面図である。
【図2】ピン14部分の拡大図である。
【図3】(a)は、束ねられた金属片21を示す斜視図で
あり、(b)は、加熱容器を示す斜視図である。
【図4】従来例の加熱容器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 加熱容器 2 凹部 2a 底面 3 供給管 5 ヒータ 7 蓋 14 ピン 15 水蒸気発生孔 21 束ねられた金属細片 22 アルミ片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部が形成された金属製の加熱容器と、
    加熱容器に埋設したヒータと、加熱容器の凹部の底面に
    適量の水を間欠的に供給する供給部と、加熱容器の凹部
    を密封する蓋と、蓋に設けて、内部を加熱容器の凹部に
    連通させた中空のピンと、このピンに形成した水蒸気噴
    出孔とを備え、ピンを饅頭などに挿入した状態で、供給
    部から加熱容器の凹部の底面に間欠的に水を供給する
    と、その水が気化するとともに、水蒸気がピンに形成し
    た水蒸気噴出孔から噴出して、上記饅頭などを内部から
    加熱する構成にした水蒸気発生装置において、加熱容器
    の凹部内に束ねられた金属細片を置き、間欠的に供給さ
    れる水が、この束ねられた金属細片を通過して凹部の底
    面に達する構成にしたことを特徴とする水蒸気発生装
    置。
  2. 【請求項2】 ピンが蓋から取り外し自在に取付けられ
    た構成にしたことを特徴とする請求項1記載の水蒸気発
    生装置。
JP8884797A 1997-03-24 1997-03-24 水蒸気発生装置 Pending JPH10262820A (ja)

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JP8884797A JPH10262820A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 水蒸気発生装置

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JP (1) JPH10262820A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009081191A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Fenwall Controls Of Japan Ltd 加熱装置
WO2011160525A1 (zh) * 2010-06-22 2011-12-29 晶辉科技(深圳)有限公司 电蒸锅及其控制方法
CN110664223A (zh) * 2019-10-14 2020-01-10 珠海格力电器股份有限公司 一种电饭煲

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