JP3462809B2 - 蒸し器の蒸気発生装置 - Google Patents

蒸し器の蒸気発生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコンビニ
エンスストアなどで用いられる饅頭蒸し器の蒸気発生
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来の饅頭蒸し器の構造の概略を図6に示
す。この蒸し器は、底部の蒸気発生装置Aからショーケ
ースBの蒸し空間Cに蒸気を供給し、棚板D上に載置さ
れた肉まんなどの饅頭を蒸す。図中符号Eは、ショーケ
ースと蒸気発生装置との境に位置する仕切板、Fは蒸し
器の底部ケージングである。
【0003】蒸気発生装置Aは貯水タンクGとこれに連
通した蒸気発生容器Hとする。蒸気発生容器Hは内部に
シーズヒーターIがむき出しで配設され、あるいは外周
にバンドヒータが巻回固定され、貯水タンクGから流入
した水を加熱して上部の開放口Jから蒸気を放出する。
仕切板Eには所要位置に開口eが形成され、この開口e
に蒸気発生容器Hの開放口Jを溶着等して水密性を確保
すると共に一体化してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の蒸気発生装置は
次の問題点を有する。先ず、蒸気発生容器H内にヒータ
Iをむき出しで取りつけた場合、ヒータIに湯あかや水
あかが付き、水が汚れて非衛生的になるばかりでなくヒ
ータIの熱効率が悪くなる。蒸気発生容器H内を清掃し
ようとしても、ヒータIが邪魔になり十分な清掃を行え
ない。清掃時にヒータIに器具や手などが当たると衝撃
でヒータIを損傷させることもある。バンドヒータの場
合、熱の一部は常に外方に逃げ、常時熱のロスを生じて
いるので、いきおい熱容量の大きなヒータを用いなけれ
ばならなくなって電気代が嵩む。
【0005】また、ショーケースB内の結露水は、ケー
ス内壁などを伝い、仕切板E上面から開口eを通ってそ
のまま蒸気発生容器H内に流れ込む。このため、仕切板
E状にある饅頭のくずなどが同様に蒸気発生容器H内に
流れ込み、蒸気発生容器H内の水を汚す。
【0006】さらに、貯水タンクGは図に見られるよう
に底部ケーシングF内に配設された密封タンクから成
り、仕切板Eも蒸気発生容器Hと一体化されている関係
上、これを底部ケーシングFから取り出して清掃するの
は、非常に大がかりな作業となる。このために、従来の
蒸気発生装置では貯水タンクGの清掃を長期間ほとんど
行わないのが実情である。しかし、その一方で、蒸気発
生容器H内に入り込んだごみなどは管路を通って貯水タ
ンクG内に蓄積されてゆく。
【0007】また、貯水タンクGは、一般に直方体状の
ポリ容器を使用することから、これを底部ケーシングF
内に配設すると、蒸気発生容器Hはいずれかの隅部に近
い位置に配設しなければならなくなる。しかし、これ
は、蒸気の発生位置が蒸し空間の片寄った一隅部に設け
られることになり、無視空間C内の対象物を均一に蒸し
にくくなる。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点に鑑み、ヒータの熱効率を高めると共に、蒸気発生容
器を簡単に清掃でき、蒸し器を常に衛生的に保つことの
でき、これによって経済性と信頼性の高い蒸気発生装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を達成するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、蒸し器の蒸し空間の下方に配設される
蒸気発生装置であって、貯水容器と蒸気発生容器とを備
え、蒸気発生容器は貯水容器と連通すると共にヒータに
よって内部の水を加熱して上記蒸し空間に蒸気を放出す
る蒸し器の蒸気発生装置において、前述した貯水容器は
内方に立上がり形成された筒状壁を有し、この筒状壁内
に前述した蒸気発生容器を保持する。そして、この筒状
壁の周囲に、上部が開放された環状の貯水空間部を設け
る、という構成を採っている。 このため、本発明におけ
る蒸し器の蒸気発生装置にあっては、蒸気発生容器の周
囲に上部が開放された環状の貯水空間部を設けたことか
ら、蒸気発生容器は装置全体の中央部に位置することと
なり、発生する蒸気は蒸気発生容器および貯水空間部の
上部に位置する蒸し空間に均一に拡散される。また、蒸
気発生容器の周囲にある貯水空間内の水には蒸気発生容
器のヒータの熱(周囲に拡散される分)が有効に作用し
てこれを加温でき、全体としてヒータの熱効率が高めら
れる。 ここで、前述した貯水空間部の上部開放口には、
蓋体を着脱自在に被せられるようにするとよい。 このよ
うにすると、蒸気発生容器が環状の貯水空間部の中央部
(即ち装置全体の中央部)に位置していることもあっ
て、清掃に都合がよい。又、衛生的でもある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。図5は本発明の一実施形態に
係る装置を組み込んだ饅頭蒸し器の外観斜視図である。
図中符号1はショーケース、符号2はその内部の蒸し空
間、符号3は棚板、符号4は底部ケーシング、符号5は
低部ケーシング内に組み込まれた蒸気発生装置をそれぞ
示す。
【0011】蒸気発生装置5は、図1の底部ケーシング
内部の分解斜視図も見られるように、貯水容器6と蒸気
発生容器7と仕切板8とを備える。蒸気発生容器7は、
図2の断面図示すように、底部周縁部にヒータ71を
ほぼ環状に埋め込んだ状態でアルミダイキャストによっ
て一体成形されている。内周面にはテフロンコーティン
グが施されている。図中符号72は取付け用のフラン
ジ部、符号73は底面に設けた水流入口で、後述する貯
水容器の貯水空間部と管路を介して連通されている。
【0012】貯水容器6は、底部ケーシング4に嵌め込
み可能な外周形を持ち、合成樹脂によって一体成形され
ている。図3にその断面図を示す。四角形状をした周縁
部外端には周壁61が立上がっている。周壁61の内側
には、1辺を残して溝62が連続的に形成されている。
この溝62には、蒸し空間2(図5参照)を形成するシ
ョーケース1の壁面下端がパッキンを介して嵌め込まれ
る。また、周縁部の内端には後述する蓋体の外周縁を支
持する受け部63が設けられている。貯水容器6の中心
には、周縁部よりも高位の位置まで立上った円筒状の筒
状壁64が形成されている。筒状壁64は、上端部に外
段差64aと内段差64bが形成され、内段差64bの
下面に上記した蒸気発生容器7のフランジ部72がパッ
キン10を介してネジ止め固定される(図4参照)。筒
状壁64の上端部には蒸気通過口を有するキャップ11
(図2参照)が着脱自在に取付けられる。
【0013】貯水容器6の周縁部と筒状壁64との間の
空間は、上部の開放された貯水空間部65を構成する。
貯水空間部65は筒状壁64の周りを環状にぐるりと取
り囲んでおり、底部に通水口66を有する。通水口66
は図4に示すように蒸気発生容器7の流入口73と管路
12を介して接続されている。管路12は中途に手動式
の切換え弁13を備え、排水管14と通水口66に至る
管路とを弁切替えにより随時連通可能とする。
【0014】また、貯水空間部65の開放された上部は
蓋体8によって覆われている。この蓋体8は、中心に筒
状壁64を挿通する内周開口81を有し、外周縁部を貯
水容器6の上記した周縁部に支持させることにより、取
付け、取外し可能となっている。蓋体8は貯水空間部6
5を覆う板面が上記内周開口81から外周縁部に向けて
ゆるく下り傾斜している。また、取り付け状態におい
て、蓋体8は、内周開口端81が筒状壁64の上端より
も下位に位置する。
【0015】図中符号15(図1参照)は給水容器
で、底部ケーシング4の一側に設けた収納部41内に取
付けられる。給水容器15は、図1に見られるような連
結部材16を介して貯水空間部65内と連通している。
【0016】使用状態を説明する。貯水空間部65に供
給された水は管路12を通って蒸気発生容器7を満た
し、貯水空間部65と蒸気発生容器7とを同じ水位に保
つ。この状態で、ヒータ71の図示しない電源をON
(オン)にすると、蒸気発生容器内の水が加熱されて水
蒸気となり、キャップ11を通ってショーケース内の蒸
し空間2放出される。蒸気発生容器7が底部ケーシン
グ4の中心に位置しているので、蒸気は蒸し空間2に均
一に拡散される。ヒータ71は蒸気発生容器7内に埋め
込まれており、しかも蒸気発生容器7の周りを貯水空間
部65が取り囲んでいるので、蒸気発生容器内の水の加
熱にロスを生じにくいばかりでなく、貯水空間部内の水
も輻射熱によって常時加温されることにより熱効率が高
まる。
【0017】ショーケース1 内の結露水は、蒸し空間2
の底部に位置する蓋体8上に落下あるいは伝い落ちる。
蓋体8は中心部より外周縁部が低くなっているので結露
水は外周縁部から隙間を通るなどして貯水容器65内に
導かれる。貯水空間部65内の水が少なくなり所定レベ
ル以下になったときや(必要に応じてレベルセンサを設
けると良い)、清掃後の空の貯水空間部65に対して
は、給水容器15から水を注いで供給する。
【0018】清掃の必要が生じたときは、切替え弁13
を切替えて貯水空間部65と蒸気発生容器7内の水を管
路14を介して排出する(図4中破線矢印参照)。そ
して、載置してある蓋体8を取り外すと、貯水空間部6
5の上部が完全に開放されるので、手や器具によって
に掃除が行える。蒸気発生容器7もキャップ11を外
すことにより、中に手を入れるなどして清掃すれば良
い。容器内にヒーター71が露出していないので、これ
を損傷することもない。蒸気発生容器は装置の中心部に
位置しているので、清掃を楽に行える。なお、結露水や
商品のかけらなどが蒸気発生容器7に入り込むことはな
いので、蒸気発生容器7は従来のものに比べて比較的に
汚れにくい状態にある。なお、筒状壁は貯水容器の中心
から若干外れた位置に設けることもできる。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述したように構成され機能す
ので、これによると、蒸気発生容器の周囲を囲むよう
にして貯水空間部が環状に設けられているので、貯水空
間内の水にはヒータの輻射熱が作用してこれを加温で
き、全体としてヒータの熱効率を高めることができる
という効果を奏する。
【0020】また、蒸気発生容器の周囲を貯水空間部が
環状に取り囲むようにしたので、前述した貯水空間部の
上部を開放可能な蓋体によって覆う構造とすると、蒸気
発生容器はもとより貯水空間部を(蓋体がある場合はこ
の蓋体を外すことで)上方から容易に清掃でき、これが
ため、蒸気発生装置自体を常に衛生的に保つことができ
、という従来にない優れた蒸し器の蒸気発生装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる蒸し器の蒸気発生装
置を示す分解斜視図である。
【図2】図1の装置に用いられる蒸気発生容器を示す
面図である。
【図3】図1の装置に用いられる貯水容器を示す断面図
である。
【図4】図1の装置の貯水容器に蒸気発生容器を装填し
た状態とその水供給管路の構成を示す説明図である。
【図5】図1の装置を組み込んだ蒸し器の一例を示す外
観斜視図である。
【図6】従来例を示す概念構成図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 蒸し空間 5 蒸気発生装置 6 貯水容器 7 蒸気発生容器 8 仕切板(蓋体) 12 管路 14 排水管 15 給水容器 64 筒状壁 65 貯水空間 66 (貯水空間部の)通水口 71 ヒータ G 貯水タンク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸し器の蒸し空間の下方に配設される蒸
    気発生装置であって、貯水容器と蒸気発生容器
    前記蒸気発生容器は前記貯水容器と連通すると共に
    ヒータによって内部の水を加熱して上記蒸し空間に蒸気
    を放出する蒸し器の蒸気発生装置において、 前記貯水容器は内方に立上がり形成された筒状壁を有
    し、この筒状壁内に前記蒸気発生容器が保持され、この
    筒状壁の周囲に、上部が開放された環状の貯水空間部が
    形成されていることを特徴とした蒸し器の蒸気発生
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の蒸し器の蒸気発生装
    置において、 前記貯水空間部の上部開放口には、蓋体が着脱自在に被
    せられていることを特徴とした蒸し器の蒸気発生装置。
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