JP3104574B2 - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP3104574B2
JP3104574B2 JP07123839A JP12383995A JP3104574B2 JP 3104574 B2 JP3104574 B2 JP 3104574B2 JP 07123839 A JP07123839 A JP 07123839A JP 12383995 A JP12383995 A JP 12383995A JP 3104574 B2 JP3104574 B2 JP 3104574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加湿器に関し、詳しく
は、水を定量ずつ貯留しながらこれを霧化ないしは蒸発
させてまわりに発散させることにより加湿を行う加湿源
容器と、この加湿源容器に水を補給する補給水容器とを
備えた加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような加湿器は、水を霧化させる場
合も、水を蒸発させる場合も、時間の経過に伴って補給
水容器内の水を消費していく。そこで従来、補給水容器
内の水の残量を表示する表示窓や目盛りを設け、これに
よって残量が確認できるようにしている。
【0003】したがって、使用者はいつでも水の残量を
知ることができるので、ときどきこれを確認しながら必
要に応じ補給水容器に水を補給するようにしている。こ
れによって、水が空になって加湿が不用意に中断した
り、加湿器の動作が無駄になったりするようなことが防
止されるし、蒸発方式の場合に空炊きと云った器具およ
び使用に危険な状態を招くようなことを防止することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、補給水容器の
水の残量の確認はときとして時を逸してしまう。残量が
多い間は補給水容器に水を補給することはないし、安心
感があるので次に気になるまで水の残量を確認すること
はほとんどない。
【0005】このような事情から、何かに没頭したり、
そばに居なかったりして、水が無くなってからしか次の
残量を確認せず、水が空になっていることがときとして
ある。
【0006】また、残量がある程度少しでも、補給水容
器に水を補給することは面倒であるので、もう少し後で
もう一度確認してからにしようとされることが比較的多
く、このような場合に、次の確認が遅れて水がからにな
ってしまっていることが生じやすい。
【0007】これらは、残量を一度確認して今は水を補
給しないとき、次に確認すべき明確な時点を掴めないた
めに、次の確認の目標時点のイメージがぼやけてしまう
と云ったことや、残量を一度確認したときに次に確認が
必要な時点が不明確なために、自身の行動スケジュール
に合わせて今のうちに水を補給しておくような判断がで
きず、水の補給が次の確認時にまで遅らせられ勝ちにな
ると云ったことも原因していると思われる。
【0008】水の補給が遅れると、加湿器の動作が無駄
になるし、蒸発型のものでは空炊き状態になって製品お
よび使用の安全が図り難い。
【0009】本発明はこのような問題を解消することを
課題とし、水の残量に応じた水の補給に関する明確な判
断をし、明確な補給目標を持つことができる補給の時期
を逸しにくい加湿器を提供することを目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の加湿器は上記の
ような目的を達成するために、水を定量ずつ貯留しなが
らこれを霧化ないしは蒸発させてまわりに発散させ加湿
を行う加湿源容器と、この加湿源容器に水を補給するた
めの着脱できる透明な補給水容器と、装着された補給水
容器を覆うカバーとを備えたものにおいて、補給水容器
の水の水位による複数の残量に対応した加湿器の使用で
きる残り時間を予め複数設定して目盛で表示する残時間
表示部を備え、残時間表示部は給水タンクの表面に貼着
した透明シートに施し、カバーの外部から透視できるよ
うに設けられ、カバーに補給水容器内の水の水位を透視
できる液量表示窓を設け、この水位による複数の残量を
予め設定して目盛で表示する水量表示部を液量表示窓の
横に設けたことを特徴としている。
【0011】
【作用】本発明の加湿器の上記構成では、加湿源容器に
て補給水容器から補給される水を霧化ないしは蒸発させ
てこれをまわりに発散させることにより加湿を行い、補
給水容器内の水を消費する。この消費によって補給水容
器内の水の残量が少なくなって行くが、この残量に応じ
た使用できる残り時間が、残時間表示部に補給水容器の
水の水位による複数の残量に対応して予め複数設定して
設けられた目盛で表示され、使用者はこれをその時々の
水位との対応において確認することができ、これにより
水の補給を行うかどうかを残り時間が後どれ位いかによ
って自身の行動スケジュールも併せ迷いなく容易に判断
できるし、判断の結果今は水を補給しない場合でも次の
確認を何時間何分後に行うと云った明確な目標を容易に
持てるので、使用しやすく、しかも補給の時期を逸しに
くい利点がある。したがって、補給の時期が遅れて加湿
器の動作が無駄になったり、機器および使用の安全を図
ることができる。特に、給水タンクの残時間表示部はこ
れを透視させるように覆っているカバーによって保護さ
れて、他と擦れて表示が早期に薄くなるようなことを防
止することができる。また、給水タンクが透明であっ
て、これの表面に合成樹脂製等の柔軟な透明シートを貼
着し、この透明シートに残時間表示部を設けてあること
によって、透明な給水タンクでも、合成樹脂製容器のよ
うに擦り傷等がつきやすい材料であるために透明度が常
に保証されないような場合でも、貼着した透明シートが
給水タンクの表面の粗さによる凹凸を埋めて平滑化して
この凹凸による乱反射を防止し、残時間表示部が表示さ
れた部分の透明度を保証することができる。
【0012】さらに、カバーに補給水容器内の水の水位
を透視できる液量表示窓を設け、この水位による複数の
残量を予め設定して目盛で表示する水量表示部を液量表
示窓の横に設けていることにより、水の残量を、前記透
明に保たれる残時間表示部をとおして、前記残時間表示
部とともに給水タンク内の水の水位も見やすくなり、水
の消費量と使用時間との関係や水の残量と残り時間との
関係、あるいは水の残量と満杯状態への必要補給量との
関係が一目瞭然に判別できるので、使用者が行う各種判
断をより具体的なイメージのもとにさらに容易に行える
ようにすることができる。
【0013】また、前記各表示部は目盛りであることに
より、全容量に対する現時点での残り時間や水の残量の
割合、あるいは満杯側か反対側かの傾向と云ったことの
判断ができ、より対応しやすくすることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の加湿器の幾つかの実施例につき
図を参照しながら具体的に説明する。
【0015】図1〜図5は本発明の第1の実施例を示し
ている。本実施例の加湿器は蒸気を発生させるタイプの
もので、図1に示すように供給された水1を貯留しなが
らヒータ2により加熱し、これにより発生する蒸気を蒸
気通路9を通じて外部に発散させる蒸気発生容器3と、
この蒸気発生容器3と底部どうしを図1、図4に示すよ
うに給水管路4により連絡されるとともに、給水タンク
5の給水口6が蒸気発生容器3での上限水位7とほぼ同
じ高さまで上方から臨むように装着される給水容器8と
を備えている。
【0016】給水容器8は給水タンク5から供給される
水1を給水管路4を通じて蒸気発生容器3に給水容器8
内と同一水位になるまで自然流入させる。このとき給水
容器8では、給水タンク5の給水口6が臨む高さ位置ま
で給水タンク8内の水が流入すると、給水タンク5内が
外部との連通を絶たれて空気の補給を受けられずそれ以
上の水1が流出するのを阻止し、給水口6よりも水位が
下がると給水タンク5内に外気が補給されるのでこれを
吸入しながら水1を流出させる。以降このようなことが
繰り返され、給水容器8での水位を給水口6の高さに保
つようにしながら、消費された量に見合う水1を常時補
給する。
【0017】しがたって、給水容器8から水を供給され
る蒸気発生容器3では受入れた水1をヒータ2により加
熱して蒸発させ消費しながら給水容器8と同じ給水口6
の高さとなる上限水位7を常時保ち、常に一定の温度お
よび量の蒸気を発生させることができる。
【0018】給水容器8および蒸気発生容器3は器体の
胴部11に設けられている。胴部11は合成樹脂製の底
部材20とこれに被さる状態でねじ12を用いた複数箇
所での結合により一体化されて器体21を形成してい
る。給水容器8は胴部11の途中高さ位置に一体形成し
た給水容器8からの溢れ水等を溜める大きな溜り部22
を形成する中底部23に一体成形されているのに対し、
蒸気発生容器3は単独で耐熱性を有する金属製部材等か
らなる成形品とし、中底部23に形成した開口23aの
口縁にシールパッキング13を介して下方より当てが
い、ねじ14により複数箇所にて取付けられ、底部にヒ
ータ2を内蔵したものとしている。底部材20には前記
ねじ止め部に利用する上方への突出部20aと連続して
下方に突出する脚部20bも一体形成してある。胴部1
1の上端には合成樹脂製のカバー24が着脱できるよう
に嵌め付けられている。
【0019】給水容器8および蒸気発生容器3の底部に
は下方に突出する流出口8aおよび導入口3aが一体成
形され、これらを給水管路4により接続して双方の底部
間を連絡している。
【0020】胴部11の中底部23にはまた、給水容器
8の開口部が中底よりも立ち上がって給水タンク5を受
載する環状の受載周壁25gが形成され、この受載周壁
25にこれの周りの溜り部22と給水容器8とを連絡さ
せる図3に示すような連絡スリット26を設け、溜り部
22へ万一にも溢れた水1は連絡スリット26を通って
給水容器8に戻れるようにしてある。中底部23の開口
23aにもこれより前記溜り部22に立ち上がる環状周
壁27が形成され、この環状周壁27に合成樹脂製の筒
口部材28を嵌め込んでねじ29にてねじ止めすること
により、前記シールパッキング13を介して蒸気発生容
器3と密に接続されて、溜り部22に万一にも溜まった
水1が蒸気発生容器3内に流入するのを前記環状周壁2
7によって防止するようにしてある。したがって、溜り
部22にて許容できる水1の溜り量は一応環状周壁27
の高さまでである。もっとも、これをさらに高くするこ
ともできるが、実際上そこまで溜まることはないので必
要ない。
【0021】蒸気通路9は、筒口部材28の上端内周設
けたねじ28aに下端をねじ合わせた合成樹脂製の基部
管31、この基部管31の上端に被せてこれの外周のね
じ31aに中間部をねじ合わせて取り付けられ下方に広
がるラッパ状カバー32aを持ったカバー部材32、お
よびカバー部材32の上端の外周に設けたねじ32bに
下端部をねじ合わせて取り付けられた上部管33、およ
びこの上部管33の上端の外周に弾性嵌合部34にて着
脱できるように嵌め付けられて蒸気放出口35を形成し
ている蒸気放出口保護カバー36の組み合わせからな
り、蒸気放出口35はカバー24の天井部に一方へ偏っ
て設けた開口24aを通じて外部に臨むようにしてあ
る。
【0022】基部管31のラッパ状カバー32aに覆わ
れる部分には外気導入口31bが形成され、蒸気発生容
器3にて発生する蒸気が蒸気通路9を蒸気放出口35に
向け自然上昇するときの負圧によって外気を吸引し導入
するようにしている。ラッパ状カバー32aは基部管3
1のまわりの微塵が蒸気通路9内に侵入するのを防止し
ている。
【0023】また、上部管33はカバー部材32の上端
から上方に向けまわりに広がる漏斗状の底部33aの外
周部数カ所に上向きに突出する外気導入筒32bが一体
形成され、この底部33aの外周部には下方に延びて前
記外気導入筒32bの下端が開口している部分を囲うカ
バー周壁33cが一体形成され、ここでも前記上昇蒸気
による負圧によって外気導入筒32bを通じ外気を吸引
し導入しながら、カバー周壁33cによりまわりの微塵
が蒸気通路9内に侵入しないようにしている。
【0024】しかし、器体21の以上のような各種構造
は適宜どのようにも設計することができ、要は供給され
た水1を貯留しながらヒータ2により加熱し、これによ
り発生する蒸気を蒸気通路9を通じて外部に放出させる
構成を満足すればよい。
【0025】蒸気放出口保護カバー36は図1、図2、
図5に示すように、簀の子状格子部36aと、この格子
部36aの中央部にあって蒸気放出口35の中央部に位
置することになるハーブ室41とを一体形成したものと
され、ハーブ室41の上端にはこれの外周に形成したね
じ41aにねじ合わせた蓋体42が着脱できるように装
着されている。蓋体42は上端部にまわりへ同心的に張
り出して蒸気放出口35を蒸気放出口保護カバー36の
上端外径にほぼ等しい外径で覆うカバー部42aが一体
形成されている。
【0026】なお、上部管33の上端内周には漏斗状の
集水皿43が嵌め付けられ、上部管33の内周に設けた
リブ33dと前記放出口部材36との間で挟持するよう
にしている。この集水皿43は前記カバー部42bおよ
び蒸気放出口35の各部に結露した結露水が落ちてくる
のを中央下端部に案内してここに設けた滴下孔43aか
ら蒸気通路9の中央部に落下させる一方、蒸気発生容器
3から蒸気通路9を上昇してくる蒸気を、集水皿43の
外周部多数カ所に形成した放射状のスリット43bを通
じて蒸気放出口35に向けスムーズに上昇できるように
している。
【0027】ハーブ室41の内面にはハーブ44を所定
間隔浮かせて支持する支持リブ41bを一体形成すると
ともに、これの蒸気通路9の一部に臨む一端部である底
部に蒸気通路9内を通る蒸気の一部を制限しながら導入
する絞り孔45を有し、導入した蒸気を前記所定間隔分
の蒸気抜け通路46を通じて他端部となる蓋体42の中
央部に設けた蒸気出口47から外部に向け排出するよう
にしてある。
【0028】蒸気放出口35は図1、図2に示すよう
に、カバー24の上面とほぼ同じ高さに位置している
が、カバー24の開口24aの口縁は蒸気放出口35よ
りも少し低く位置して、蒸気放出口35のまわりに集水
皿24bを形成し、蒸気放出口35の外回りに結露して
付着する結露水が器体21内の溜り部22内に流れ落ち
回収されるようにしている。またカバー部42aは蒸気
放出口35から放出される蒸気を周囲に万遍なく拡散さ
せてまわりの空間への加湿効率を高める一方、放出され
る蒸気が真上に吹き出て高温状態のまま人に触れたりす
るのを防止することができる。このような働きからカバ
ー部42aの下面にも蒸気が結露して結露水が付着す
る。しかし、この結露水をカバー部42aの下面をドー
ム形状にしてあることによって外周部へ伝わせ、外周部
に一体形成した下向きの環状な水切りリブ42bに沿っ
て下部に落下し、蒸気放出口35の外周りを濡らすよう
なことがないようにしている。本実施例では特に、水切
りリブ42bの内径を蒸気放出口35の内径よりも小さ
く設定して、水切りリブ42bに沿って落下する結露水
は蒸気通路9内に戻され、蒸気通路9の外周りに及ぶよ
うなことがないようにしている。
【0029】本実施例では、以上のような構成によって
水1を加熱して発生する蒸気が蒸気通路9を通じ外部に
放出されて、まわりの空間を加湿するのに併せ、ハーブ
室41の蒸気通路9内に臨む一端部の絞り孔45を通じ
て蒸気通路9を通る蒸気の一部がハーブ室41内に導入
されてこれを蒸気抜け通路46部で通過することによっ
て、ハーブ室41内に収容されているハーブ44と接触
し、香り成分および薬効成分を発散させながら随伴さ
せ、これが蒸気出口47から外部に向け排出されて最終
的に前記加湿対象空間に発散するので、まわりの空間の
加湿とハーブ44の成分発散とによる環境の改善を図る
ことができる。
【0030】しかも、蒸気通路9からハーブ室41内に
導入されてハーブと接触する蒸気は、ハーブ室41の絞
り孔45にて適度な流量に絞られているので、蒸気が高
温であってもハーブに含まれる香り成分や薬効成分が過
剰に発散されるのを防止することができ、却って不快に
なったり、ハーブの寿命が短くなったりするようなこと
を回避することができる。
【0031】また、必須ではないが絞り孔45が蒸気通
路9の蒸気の放出方向で見た上流側に向けて、つまり上
昇する蒸気に対して下向きに開口していることによっ
て、絞り孔45は蒸気通路9を通じて外部に放出される
蒸気の流れに対しカウンタ方向に向くことになり、蒸気
を外部に向かう流れだけで迎え入れられる。したがっ
て、ハーブ室41に蒸気を導入するために特別な圧力差
をつける必要はなく、構造が簡単で性能の安定したもの
となる。
【0032】また、これも必須ではないがハーブ室41
が蒸気通路9の外気に近い部分に設けられていることに
より、ハーブ室41を通る蒸気の温度が外気の影響によ
って低下しているので、蒸気温度が高いためにハーブ4
1が早期に熱劣化したり、香り成分や薬効成分の発散が
過剰になるようなことを抑止することができる。
【0033】さらに本実施例では蒸気通路9が途中に外
気の導入口である外気導入口31b、外気導入筒33b
を持っていると、蒸気通路9への導入口31b、外気導
入筒33bを通じた外気の導入により、蒸気通路9を通
じて外部に放出される蒸気を、導入した外気により冷却
し温度を下げられるので、蒸気が高温のまま外部に放出
される危険を回避することができるし、高温蒸気により
ハーブ44が早期に熱劣化したりハーブ44の香り成分
や薬効成分の発散が過剰になったりするのを防止するこ
とができる。
【0034】また、ハーブ室41が蒸気通路9の蒸気放
出口35に施した蒸気放出口保護カバー36の一部に設
けていることによっては、ハーブ室41を特別な部材や
支持構造なしに蒸気通路9の蒸気放出口部分に設けるこ
とができる。
【0035】また、ハーブ室41が蒸気放出口35の中
央に位置していることによっては、蒸気を蒸気放出口3
5から偏りのない拡がりを持って放出させられるので、
蒸気の広域への発散を促進して加湿効率を向上すること
ができる。しかも、ハーブ室41は蒸気通路9を流れて
くる蒸気の中央部に位置して、蒸気を絞り孔45から受
入れやすくなるので、小さな絞り孔45を通じて蒸気を
ハーブに設定通りに確実に接触させることができる。
【0036】ところで、蒸気発生容器3はまわりに蒸気
を発散させる加湿源をなし、給水容器8および給水タン
ク5は加湿源に水を補給する補給水容器をなしている。
しかし、蒸気発生容器3は水を一定量貯留しながら蒸気
を発生させ、補給水容器は蒸気発生容器3に貯留してい
る水を消費するのにつれて水を補給し、前記一定量の貯
留状態を保てれば具体的な構成は自由である。
【0037】そして本実施例では、図1に示すように補
給水容器のうちの給水タンク5の水1の残量に応じて加
湿器の使用できる残り時間を表示する残時間表示部53
を設けてある。残時間表示部53は給水タンク5の水量
を表示する水量表示部52とともに、給水タンク5を覆
うカバーとしての胴部11の水位7を透視できる水量表
示窓51の部分に対応して設けられている。水量表示部
51および残時間表示部52は、水の水位による複数の
残量およびそれに対応した加湿器の使用できる残り時間
を予め複数設定して目盛で表示する。水量表示窓51は
透孔でも透孔に透明板を設けたものでもよい。あるいは
胴部11の全体を透明にすることもできる。これに対応
して、給水タンク5は全体が透明か水量表示窓51に対
応する部分が透明とする必要がある。
【0038】このような表示形態によって、給水タンク
5内の水が加湿によって消費されて行くときの残量に応
じた使用できる残り時間が残時間表示部53によって表
示され、使用者はこれを確認して水の補給を行うかどう
かを残り時間が後どれ位いかによって自身の行動スケジ
ュールも併せ迷いなく容易に判断できるし、判断の結果
今は水を補給しない場合でも次の確認を何時間何分後に
行うと云った明確な目標を容易に持てるので、使用しや
すく、しかも補給の時期を逸しにくい利点がある。した
がって、補給の時期が遅れて加湿器の動作が無駄になっ
たり、機器および使用の安全を図ることができる。
【0039】また、水量表示部52によって水の残量を
も確認することができるので、水の消費量と使用時間と
の関係や水の残量と残り時間との関係、あるいは水の残
量と満杯状態への必要補給量との関係が一目瞭然に判別
できるので、使用者が行う各種判断をより具体的なイメ
ージのもとにさらに容易に行えるようにすることができ
る。
【0040】しかも、給水タンク5を覆うカバーとして
の胴部11の外面に設けられた表示部52、53を外部
から直接明確に確認して、これを外部かの透視ではある
が捉えやすい給水タンク5の水1の水位7を基に容易に
読み取ることができ、表示部32、33が表示している
残り時間、あるいはこれに加えた水量、あるいはこれら
の前記関連を容易に判断することができる。
【0041】表示部52、53が目盛りであるので、全
容量に対する現時点での残り時間や水の残量の割合、あ
るいは満杯側か反対側かの傾向と云ったことの判断がで
き、より対応しやすくすることができる。
【0042】図4に示すように胴部11の下端部の周面
一部には加湿器の動作時間を設定するオン、オフ操作兼
用のタイマ61が設けられている。61aはこのタイマ
61の操作ツマミである。
【0043】また給水タンク5の上部には持ち運びのた
めの取手55が一体形成されている。
【0044】図6は本発明の第2の実施例を示し、表示
部53が給水タンク5に外部から透視できるように設け
てある。表示部53は給水タンク5のカバーとなる胴部
11の水量表示窓51を通じて外部から透視できるよう
にされ、胴部11の水量表示窓51の側部に水量表示部
52を設けてある。
【0045】本実施例の給水タンク5の表示部53はこ
れを透視させるように覆っているカバーとしての胴部1
1によって保護されて、他と擦れて表示が早期に薄くな
るようなことを防止することができる。
【0046】また、給水タンク5が透明であって、これ
の表面に合成樹脂製等の柔軟な透明シート62を貼着
し、この透明シート62に表示部53を設けてある。こ
れによって、透明な給水タンク5でも、合成樹脂製容器
のように擦り傷等がつきやすい材料であるために透明度
が常に保証されないような場合でも、貼着した透明シー
ト62が給水タンク5の表面の粗さによる凹凸を埋めて
平滑化してこの凹凸による乱反射を防止し、表示部53
が表示された部分の透明度を保証するので、表示部53
とともに給水タンク5内の水1の水位7も見やすなり、
表示部53による水1の水位7に対応した残り時間や水
の残量、あるいはこれらの関連を判別しやすくすること
ができる。
【0047】他の構成は第1の実施例と同じであり、同
一部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略す
る。また、図6では第1の実施例の蓋であるカバーを外
し、給水タンク5の着脱途中の状態で示している。
【0048】蒸気各実施例は蒸気を発生させるタイプの
加湿器のみを示したが、蒸気発生容器に代わる加湿源容
器に水を一定量貯留しながらこれを霧化させてまわりに
発散させ加湿を行うタイプの加湿器にも、本発明は同様
に適用することができ、これも本発明の範疇に属するこ
とは勿論である。
【0049】
【発明の効果】本発明の加湿器によれば、加湿源容器に
て補給水容器から補給される水を霧化ないしは蒸発させ
てこれをまわりに発散させることにより加湿を行い、補
給水容器内の水を消費する。この消費によって補給水容
器内の水の残量が少なくなって行くが、この残量に応じ
た使用できる残り時間が、残時間表示部に補給水容器の
水の水位による複数の残量に対応して予め複数設定して
設けられた目盛で表示され、使用者はこれをその時々の
水位との対応において確認することができ、これにより
水の補給を行うかどうかを残り時間が後どれ位いかによ
って自身の行動スケジュールも併せ迷いなく容易に判断
できるし、判断の結果今は水を補給しない場合でも次の
確認を何時間何分後に行うと云った明確な目標を容易に
持てるので、使用しやすく、しかも補給の時期を逸しに
くい利点がある。したがって、補給の時期が遅れて加湿
器の動作が無駄になったり、機器および使用の安全を図
ることができる。特に、給水タンクの残時間表示部はこ
れを透視させるように覆っているカバーによって保護さ
れて、他と擦れて表示が早期に薄くなるようなことを防
止することができる。また、給水タンクが透明であっ
て、これの表面に合成樹脂製等の柔軟な透明シートを貼
着し、この透明シートに残時間表示部を設けてあること
によって、透明な給水タンクでも、合成樹脂製容器のよ
うに擦り傷等がつきやすい材料であるために透明度が常
に保証されないような場合でも、貼着した透明シートが
給水タンクの表面の粗さによる凹凸を埋めて平滑化して
この凹凸による乱反射を防止し、残時間表示部が表示さ
れた部分の透明度を保証することができる。
【0050】さらに、カバーに補給水容器内の水の水位
を透視できる液量表示窓を設け、この水位による複数の
残量を予め設定して目盛で表示する水量表示部を液量表
示窓の横に設けていることにより、水の残量を、前記透
明に保たれる残時間表示部をとおして、前記残時間表示
部とともに給水タンク内の水の水位も見やすくなり、水
の消費量と使用時間との関係や水の残量と残り時間との
関係、あるいは水の残量と満杯状態への必要補給量との
関係が一目瞭然に判別できるので、使用者が行う各種判
断をより具体的なイメージのもとにさらに容易に行える
ようにすることができる。
【0051】また、前記各表示部は目盛りであることに
より、全容量に対する現時点での残り時間や水の残量の
割合、あるいは満杯側か反対側かの傾向と云ったことの
判断ができ、より対応しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す加湿器の全体構成
を示す縦断面図である。
【図2】図1の加湿器の蒸気通路およびハーブ室部の拡
大断面図である。
【図3】図1の加湿器の胴部の平面図である。
【図4】図1の加湿器の胴部の底面図である。
【図5】図1の加湿器の平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 水 2 ヒータ 3 蒸気発生容器 5 給水タンク 7 水位 8 給水容器 51 水量表示窓 52 水量表示部 53 残時間表示部 62 透明シート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を定量ずつ貯留しながらこれを霧化な
    いしは蒸発させてまわりに発散させ加湿を行う加湿源容
    器と、この加湿源容器に水を補給するための着脱できる
    透明な補給水容器と、装着された補給水容器を覆うカバ
    ーとを備えた加湿器において、 補給水容器の水の水位による複数の残量に対応した加湿
    器の使用できる残り時間を予め複数設定して目盛で表示
    する残時間表示部を備え、 残時間表示部は給水タンクの表面に貼着した透明シート
    に施し、カバーの外部から透視できるように設けられ、 カバーに補給水容器内の水の水位を透視できる液量表示
    窓を設け、この水位による複数の残量を予め設定して目
    盛で表示する水量表示部を液量表示窓の横に設けたこと
    を特徴とする加湿器。
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