JPH0236231Y2 - - Google Patents

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JPH0236231Y2
JPH0236231Y2 JP1982138152U JP13815282U JPH0236231Y2 JP H0236231 Y2 JPH0236231 Y2 JP H0236231Y2 JP 1982138152 U JP1982138152 U JP 1982138152U JP 13815282 U JP13815282 U JP 13815282U JP H0236231 Y2 JPH0236231 Y2 JP H0236231Y2
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JP
Japan
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pipe
thermistor
heat
heat dissipation
annular pipe
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JP1982138152U
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JPS5941988U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内部を流体が流通する環状パイプを外
側から加熱するパイプ加熱装置に関する。
従来より、この種のパイプ加熱装置としては、
第1図に示すように、環状パイプ11の外周壁に
多数の固定抵抗ヒータ12,12,…を配置し、
これら固定抵抗ヒータ12,12,…をビス13
とナツト14とによつて締結される固定バンド1
5で上記環状パイプ11に取付けるようにしたも
のや、第2図に示すように、第1図の固定抵抗ヒ
ータ12,12,…に代えて、シーズヒータもし
くはフレキシブル正特性サーミスタ等のシート状
ヒータ16を使用したもの、あるいは第3図に示
すように、環状パイプ11の外周面を伝熱バンド
17で囲繞し、この伝熱バンド17に平板状のヒ
ータ18とビス13とナツト14とで取り付ける
ようにしたもの等が知られている。
ところで、第1図のパイプ加熱装置において
は、環状パイプ11と固定抵抗ヒータ12,1
2,…との熱的接触面積が小さく、環状パイプ1
1の加熱効率が低い欠点があり、第2図のパイプ
加熱装置においては、シート状ヒータ16と環状
パイプ11との熱的接触面積は大きくなるが、シ
ート状ヒータ16は湾曲させて環状パイプ11に
取り付けているため、上記シート状ヒータ16に
キレツが生じ易く、絶縁性能が劣化する欠点があ
つた。
また、第3図のパイプ加熱装置においては、平
板状ヒータ18の熱は伝熱バンド17を介して環
状パイプ11に伝達されるため、伝熱バンド17
から失われる熱量が大きく、加熱効率が低いとい
う欠点を有していた。
本考案は上記欠点を解消すべくなされたもので
あつて、正特性サーミスタを埋め込んだ熱伝導性
の良好な弾性と有する材料からなる放熱ブロツク
をそのパイプ嵌入用凹部に環状パイプを嵌合させ
て取り付けることにより、放熱ブロツクを使用し
て、内部を流体が流通する環状パイプを外側から
効率よく加熱するとともに、パイプ加熱装置の取
付けの簡単化を図ることである。
以下、添付図面を参照して本考案の実施例を説
明する。
第4図において、21は放熱ブロツク、22は
正特性サーミスタ、23は絶縁樹脂である。
上記放熱ブロツク21は、例えば、シリコンゴ
ムやシリコン樹脂等のように弾性を有する熱伝導
性の良好な材料を大略直方体状に成型したもので
ある。
上記放熱ブロツク21は、内部を水等の流体が
流通する環状パイプ24の外壁面が密着して嵌り
合うパイプ嵌入用凹部21aと、平板状の正特性
サーミスタ22を収容するための正特性サーミス
タ収容凹部21bを有する。
上記正特性サーミスタ収容凹部21bは、電極
22a,22aを形成した正特性サーミスタ22
の主面と対向する内壁面31,31が上記パイプ
嵌入用凹部21aとほゞ平行するように形成され
ている。
上記正特性サーミスタ収容凹部21b内には、
電極22a,22aに夫々リード端子22b,2
2bを取り付けた正特性サーミスタ22を収容
し、該正特性サーミスタ22と上記正特性サーミ
スタ収容凹部21bとの間に上記放熱ブロツク2
1とほゞ同一の材料からなるシリコンゴム等の絶
縁性充填材23を充填している。
正特性サーミスタ22の上記リード端子22
b,22bは放熱ブロツク21の上記正特性サー
ミスタ収容凹部21bの開口端面から外部に突出
する。
上記放熱ブロツク21は、第5図に示すよう
に、そのパイプ嵌入用凹部21aに環状パイプ2
4を嵌入し、上記放熱ブロツク21の上記パイプ
嵌入用凹部21aに対向する面32とその両サイ
ドの面33,33および上記環状パイプ24を固
定バンド25で囲繞して該固定バンド25をビス
26とナツト27で締め付けている。
このとき、上記固定バンド25から放熱ブロツ
ク21が抜けるのを防止するため、および固定バ
ンド25の締りをよくするため、上記放熱ブロツ
ク21には、第6図に示すように、面32とその
両サイドの面33,33が形成する稜部にいわゆ
るC面取り部34,34を設けている。
上記C面取り部34,34は、第7図に示すよ
うに、正特性サーミスタ収容部21bまでの距離
dが正特性サーミスタ収容凹部21bの内壁面と
上記面32および33までの距離aにほゞ等しく
することが好ましい。
上記のように、d≒aとすれば、正特性サーミ
スタ22から固定バンド25までの距離はほゞ一
定となり、第4図のパイプ加熱装置の絶縁耐力が
上記C面取り部34,34を設けたことにより低
下することはない。
パイプ加熱装置を上記構成とすれば、放熱ブロ
ツク21の環状パイプ24への密着がよく、環状
パイプ24への伝熱効率が大巾に向上する。ま
た、放熱ブロツク21と環状パイプ24との間に
は、熱伝導性を向上させるためのヒートシンカ材
を塗布する必要もなくなる。
なお、絶縁パイプ24が水管であつて、この環
状パイプ24中を流れる水を加熱する場合には、
パイプ加熱装置の絶縁性能を高める必要がある
が、このような場合には、第8図に示すように、
予め絶縁被覆されたリード線36,36正特性サ
ーミスタ22の電極22a,22aに半田付け
し、これらリード線36,36の導体的36a,
36aが縁縁樹脂23中に完全に埋設されるよう
にするとともに、正特性サーミスタ収容凹部21
bの上記導体部36a,36aの近傍に段部3
7,37を設けておくことが好ましい。
本考案は第4図のパイプ加熱装置のように、一
つの放熱ブロツク21で一つの環状パイプ24を
加熱するものであるが、第9図に示すように、一
つの放熱ブロツク21′で二つ以上の環状パイプ
24,24を加熱することも可能である。
以上、詳述したことから明らかなように、本考
案は、熱伝導性の良好な弾性を有する材料からな
る放熱ブロツク中に正特性サーミスタを埋設し、
この放熱ブロツクをそのパイプ嵌入用凹部に環状
パイプを嵌合させて取り付けてその内部を流れる
流体を加熱するようにしたから、放熱ブロツクの
環状パイプへの密着性がよく、正特性サーミスタ
が発生する熱は効率よく環状パイプに伝達され、
パイプ加熱装置の熱効率が大巾に向上する。
また、放熱ブロツクと環状パイプとの密着が良
好であることから、放熱ブロツクと環状パイプと
の間に特にヒートシンカ材を介装する必要もな
く、本考案に係るパイプ加熱装置の環状パイプへ
の取付け非常に簡便に行える利点がある。
さらに、本考案においては、発熱体として正特
性サーミスタを使用しているため、特別な電力制
御装置を使用することなく、被加熱流体の温度を
ほゞ一定に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は夫々従来のパイ
プ加熱装置の説明図、第4図は本考案に係るパイ
プ加熱装置の一実施例の縦断面図、第5図は第4
図のパイプ加熱装置の横断面図、第6図は第4図
のパイプ加熱装置の放熱ブロツクの斜視図、第7
図は放熱ブロツクのC面取り部分の説明図、第8
図は第4図の実施例の変形例の縦断面図、第9図
は本考案のいま一つの実施例の横断面図である。 21……放熱ブロツク、21a……パイプ嵌入
用凹部、21b……正特性サーミスタ収容凹部、
22……正特性サーミスタ、23……絶縁材料。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部を流体が流通する環状パイプの外壁面が密
    着して嵌り合うパイプ嵌入用凹部と、平板状の正
    特性サーミスタの主面と対向する内壁面が上記パ
    イプ嵌入用凹部とほゞ平行する正特性サーミスタ
    収容凹部とを熱伝導性の良好な弾性を有する材料
    からなる大略直方体状の放熱ブロツクに一体に設
    け、上記正特性サーミスタ収容凹部と正特性サー
    ミスタとの間隙に耐熱性を有する絶縁性充填材を
    充填し、正特性サーミスタの熱を上記放熱ブロツ
    クを通して上記環状パイプに伝達するようにした
    ことを特徴とするパイプ加熱装置。
JP13815282U 1982-09-10 1982-09-10 パイプ加熱装置 Granted JPS5941988U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13815282U JPS5941988U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 パイプ加熱装置

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JP13815282U JPS5941988U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 パイプ加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS5941988U JPS5941988U (ja) 1984-03-17
JPH0236231Y2 true JPH0236231Y2 (ja) 1990-10-02

Family

ID=30310073

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JP13815282U Granted JPS5941988U (ja) 1982-09-10 1982-09-10 パイプ加熱装置

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JPS5941988U (ja) 1984-03-17

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