JP2000054983A - ファン装置 - Google Patents

ファン装置

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JP2000054983A
JP2000054983A JP10223273A JP22327398A JP2000054983A JP 2000054983 A JP2000054983 A JP 2000054983A JP 10223273 A JP10223273 A JP 10223273A JP 22327398 A JP22327398 A JP 22327398A JP 2000054983 A JP2000054983 A JP 2000054983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
fan casing
casing
intake port
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP10223273A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Hiroi
信行 広井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP10223273A priority Critical patent/JP2000054983A/ja
Publication of JP2000054983A publication Critical patent/JP2000054983A/ja
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】吸気口が配置するファンケーシングの上面側の
隙間が狭くなっても、ファンケーシング内に充分な量の
空気を吸入して所定の排出風量を確保することができる
ファン装置を提供する。 【解決手段】 底壁4および周壁5を有し、これら底壁
4および周壁5の内側の空間がファン収納部3で、この
ファン収納部3の上面が吸気口6として開口し、周壁5
の一部に排気口7が形成されたファンケーシング2と、
このファンケーシング2におけるファン収納部3内に収
納されたファン14と、このファン14を駆動する駆動
手段とを具備し、前記駆動手段による駆動でファン14
が回転し、この回転で吸気口6から空気を吸入して排気
口7から排出するファン装置において、ファンケーシン
グ2の周壁5の上面にファンケーシング2の外周部から
吸気口6に通じる複数の通気路25を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばノート型
パソコンの筐体内に組み込まれて電子回路部品の冷却用
として使用されるファン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコンはその携帯性を
高めるために薄型化が進み、これに伴いその筐体内のM
PU等の電子回路部品を冷却するファン装置も薄型化す
る傾向が強くなってきている。
【0003】従来のこの種のファン装置の構造を図6お
よび図7に示してあり、このファン装置1は合成樹脂製
のファンケーシング2を備え、このファンケーシング2
は外形が四角形をなし、その内側の領域に円形の凹部か
らなるファン収納部3が形成されている。すなわちこの
ファンケーシング2は、底壁4および周壁5を有し、こ
れら底壁4および周壁5の内側の空間がファン収納部3
となっており、このファン収納部3の上面が吸気口6と
して開口し、周壁5の一部に排気口7が形成されてい
る。
【0004】前記底壁4の中央部にはその上方に突出す
る中空状のボス8が一体に形成され、このボス8内に回
転軸9が挿入され、この回転軸9が軸受10を介して回
転自在に支持されている。
【0005】回転軸9の上端部はボス8の上部から突出
し、この突出端部にキャップ状をなすロータ11が取り
付けられ、このロータ11の内周にマグネット12が取
り付けられている。ロータ11の外周には均等的に複数
のファンブレード13が取り付けられ、これらロータ1
1とその外周の複数のファブレード13とで送風用のフ
ァン14が構成されている。
【0006】前記ボス8の外周には前記マグネット12
と対向して電機子コイル15を備えるステータ16が取
り付けられ、この電機子コイル15を備えるステータ1
6とマグネット12を備えるロータ11とで前記ファン
14を駆動する駆動手段としてのモータが構成されてい
る。なお、17はステータ16の電機子コイル15の通
電を制御する制御回路基板である。
【0007】図8にはこのファン装置1をノート型パソ
コンの筐体20内に組み込んだ状態を示してあり、筐体
20内にはマザーボード21が設けられ、このマザーボ
ード21の上に電子回路部品としてのMPU22が搭載
され、このMPU22の上にファン装置1が載置されて
いる。そしてファン装置1のファンケーシング2の上面
と筐体20の上側の壁面との間に隙間Sが確保されてい
る。
【0008】この状態でファン14が駆動手段により駆
動されて回転し、この回転でファンケーシング2の外周
部の空気が前記隙間Sを通して吸気口6からファンケー
シング2内に順次吸入されるとともに、この空気が排気
口7を通して順次排出され、この空気でMPU22が冷
却され、その過熱が防止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】パソコンの筐体20は
前述したように薄型化が進み、これに伴いファンケーシ
ング2の上面と筐体20の壁面との間の隙間Sが狭まり
る傾向が強くなってきている。しかし隙間Sが狭まる
と、この隙間S内を流通する空気量が減少し、ファンケ
ーシング2内に充分な空気を吸入できなくなり、ファン
14の回転による排出風量が少なくなってMPU22に
対する冷却性能を確保することができなくなってしま
う。
【0010】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、吸気口が配置する
ファンケーシングの上面側の隙間が狭くなっても、ファ
ンケーシング内に充分な量の空気を吸入して所定の排出
風量を確保することができるファン装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、底壁および周壁を有し、これら底
壁および周壁の内側の空間がファン収納部で、このファ
ン収納部の上面が吸気口として開口し、前記周壁の一部
に排気口が形成されたファンケーシングと、このファン
ケーシングにおける前記ファン収納部内に収納されたフ
ァンと、このファンを駆動する駆動手段とを具備し、前
記駆動手段による駆動で前記ファンが回転し、この回転
で前記吸気口から空気を吸入して前記排気口から排出す
るファン装置において、前記ファンケーシングの周壁に
ファンケーシングの外周部から前記吸気口に通じる複数
の通気路を形成したことを特徴としている。
【0012】そして特に、請求項2の発明では、ファン
ケーシングを熱伝導性に優れる金属で形成したことを特
徴としており、また請求項3の発明では、ファンが複数
のファンブレードを備えていて、このファンブレードの
上端縁と通気路の底面との間の高さ方向の間隔hが、フ
ァンブレードの高さの寸法Hのほぼ 1/3〜1/2 の範囲と
なっていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図1ないし図5を参照して説明する。なお、従来の
構成と対応する部分には図中に同一符号を付してその説
明を省略する。
【0014】この発明によるファン装置1においては、
ファンケーシング2がアルミニウム等の熱伝導性に優れ
る金属で形成されている。そしてこのファンケーシング
2における周壁5の上面には、ファンケーシング2の外
周部からその内側の吸気口6に通じる断面が凹状をなす
複数の通気路25が形成されている。これら通気路25
はファン14の回転方向に向って渦を描くような放射状
をなしてファンケーシング2の上面に形成されている。
そして互いに隣接した通気路25の相互間の部分が薄板
状のフィン25aとなっている。
【0015】また、図4に示すように、ファン14にお
けるファンブレード13の上端縁と通気路25の底面と
の間の高さ方向の間隔はh、ファンブレード13の高さ
の寸法はHとなっている。そして間隔hは寸法Hのほぼ
1/3 〜1/2 の範囲となっている。
【0016】図5にはこのファン装置1をノート型パソ
コンの筐体20内に組み込んだ状態を示してあり、筐体
20内にはマザーボード21が設けられ、このマザーボ
ードの21の上に電子回路部品としてのMPU22が搭
載され、このMPU22の上にファン装置1が載置され
ている。そしてファン装置1のファンケーシング2の上
面と筐体20の上側の壁面との間に僅かな隙間Sが確保
されている。
【0017】この状態でファン14が駆動手段により駆
動されて回転し、この回転でファンケーシング2の外周
部の空気が前記隙間Sを通して吸気口6からファンケー
シング2内に流入するとともに、これに併せて各通気路
25を通してファンケーシング2の外周部の空気がファ
ンケーシング2内に流入する。したがって隙間Sが狭い
間隔であっても、ファンケーシング2内には充分な量の
空気が流入する。そしてファンケーシング2内に流入し
た空気はさらにファン14の回転で排気口7を通して順
次排出され、この空気によりMPU22が冷却される。
【0018】このように、ファンケーシング2内には隙
間Sを流通する空気のみではなく、これと併せて各通気
路25を流通する空気が流入し、このためファンケーシ
ング2内に対する空気の吸入量を充分に確保でき、した
がって排出口7から所定の風量の空気を排出して的確に
MPU22を冷却することができる。
【0019】そして筐体20の壁面とファンケーシング
2の上面との間の隙間Sを狭くすることが可能となるこ
とから、筐体20のより一層の薄型化を図ることができ
る。また、ファンケーシング2内に各通気路25を介し
て充分な量の空気を吸入することができるから、前記隙
間Sの間隔寸法をほとんどゼロとすることも可能であ
る。
【0020】ところで、ファンケーシング2はアルミニ
ウム等の熱伝導性に優れる金属で形成されており、この
ためMPU22の熱がファンケーシング2に良好に伝わ
る。そして各通気路25の相互間の部分が薄板状のフィ
ン25aとなっていて各通気路25内を流通する空気が
これらフィン25aに接触する状態にあり、このためM
PU22からファンケーシング2に伝わった熱は前記各
フィン25aを介して良好に放散され、この放熱効果に
よりMPU22に対する冷却がより一層促進される。
【0021】ファン14を囲むファンケーシング2にお
ける周壁5の内周はいわゆるベルマウス部を構成して風
量−静圧特性に重要な役目を果たすが、ファンブレード
13の上端縁と通気路25の底面との間の高さ方向の間
隔hが、ファンブレード13の高さの寸法Hのほぼ1/3
〜1/2 の範囲となっていることにより、そのベルマウス
部としての効果を損なうことなく、効率的な吸気を達成
することができる。
【0022】なお、前記実施形態においては、ファンケ
ーシングの周壁の上面に断面が凹状の溝を形成してファ
ンケーシングの外周部からその内側の吸気口に通じる通
気路としたが、このような構成に限らず、例えばファン
ケーシングの周壁に抜き孔を形成してファンケーシング
の外周部からその内側の吸気口に通じる通気路を構成す
るような場合であってもよい。
【0023】またこの発明は、パソコンの筐体内に設け
られたMPUを冷却する場合に限らず、他の電子回路部
品を冷却する場合であってもよく、さらには電子回路部
品に限らず、他の被冷却部品を対象とする場合であって
もよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、吸
気口が配置するファンケーシングの上面側の隙間が狭い
間隔であっても、ファンケーシングの上面の各通気路を
介してファンケーシング内に充分な量の空気を吸入する
ことができ、したがって排出口から所定の風量の空気を
的確に排出することができる。
【0025】そして特に、請求項2の発明においては、
電子回路部品等の被冷却部品の熱をファンケーシングに
良好に伝導させてその伝導による放熱効果で冷却を促進
させることができ、また請求項3の発明においては、フ
ァンケーシングにおける周壁の内周のベルマウス部とし
ての効果を損なうことなく、効率的な吸気を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るファン装置の平面
図。
【図2】そのファン装置の断面図。
【図3】そのファン装置の斜視図。
【図4】そのファン装置の一部を示す断面図。
【図5】そのファン装置をパソコンの筐体内に組み込ん
だ状態を示す断面図。
【図6】従来のファン装置の平面図。
【図7】そのファン装置の断面図。
【図8】そのファン装置をパソコンの筐体内に組み込ん
だ状態を示す断面図。
【符号の説明】 1…ファン装置 2…ファンケーシング 3…ファン収納部 4…底壁 5…周壁 6…吸気口 7…排気口 9…回転軸 11ロータ 13…ファンブレード 14…ファン 16…ステータ 20…筐体 25…通気路 h…間隔 H…寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁および周壁を有し、これら底壁および
    周壁の内側の空間がファン収納部で、このファン収納部
    の上面が吸気口として開口し、前記周壁の一部に排気口
    が形成されたファンケーシングと、このファンケーシン
    グにおける前記ファン収納部内に収納されたファンと、
    このファンを駆動する駆動手段とを具備し、前記駆動手
    段による駆動で前記ファンが回転し、この回転で前記吸
    気口から空気を吸入して前記排気口から排出するファン
    装置において、 前記ファンケーシングの周壁にファンケーシングの外周
    部から前記吸気口に通じる複数の通気路が形成されてい
    ることを特徴とするファン装置。
  2. 【請求項2】ファンケーシングが熱伝導性に優れる金属
    で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフ
    ァン装置。
  3. 【請求項3】ファンは複数のファンブレードを備えてお
    り、このファンブレードの上端縁と通気路の底面との間
    の高さ方向の間隔hが、ファンブレードの高さの寸法H
    のほぼ 1/3〜1/2 の範囲となっていることを特徴とする
    請求項1または2に記載のファン装置。
JP10223273A 1998-08-06 1998-08-06 ファン装置 Pending JP2000054983A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009203837A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Toshiba Home Technology Corp 遠心ファン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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