JP2000054970A - 縦型スクロール圧縮機 - Google Patents

縦型スクロール圧縮機

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JP2000054970A
JP2000054970A JP10225665A JP22566598A JP2000054970A JP 2000054970 A JP2000054970 A JP 2000054970A JP 10225665 A JP10225665 A JP 10225665A JP 22566598 A JP22566598 A JP 22566598A JP 2000054970 A JP2000054970 A JP 2000054970A
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JP10225665A
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Muneo Mizumoto
宗男 水本
Tamio Fukuda
民雄 福田
Kazuo Sakurai
和夫 桜井
Takahiro Tamura
貴寛 田村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オルダムリングの旋回スクロールと接触摺動
するキー部への潤滑液供給を良くし、また潤滑液中の異
物の混入を防止する。 【解決手段】 旋回スクロール11のオルダムリングキ
ー溝13と旋回スクロール外周面との間に孔13aを設
け、外周面から潤滑油が供給されるようにする。また、
カウンターウエイトの回転力を利用して潤滑液を上記キ
ー溝部へ供給するようにした。また、カウンターウエイ
トの回転によって外周部へ遠心される潤滑液中の異物を
捕獲するための仕切り板を形成し、さらにチャンバー底
部の潤滑液中に浸された潤滑液供給パイプの先端を回転
方向に略直角に曲げ、このパイプによって潤滑油中に回
転流れを形成して、潤滑油中の異物が吸入パイプ内に吸
込まれることを防止した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縦型スクロール圧縮
機に関し、特にその潤滑方法を改善した縦型スクロール
圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】スクロール圧縮機では、固定スクロール
と旋回スクロールとを位相をずらせて噛み合わせること
により1対の圧縮室を形成し、旋回スクロールをオルダ
ムリングにより自転を阻止しながら公転旋回運動をさ
せ、こうして上記1対の圧縮室をその容積を減少させな
がら中心側へ移動させてガスを圧縮する。このような機
構を持つことから、接触摺動部が多く存在し、潤滑を十
分に行うことが重要であり、多くの工夫がなされてい
る。
【0003】例えば特開平8−35495号には、固定
スクロールの端板、旋回スクロールの端板、スラスト軸
受、オルダムリング(自転阻止機構)等の少なくとも1
つの、相手部材との接触摺動面に、潤滑油を貯蓄するこ
とのできる微細な油溜まりを形成したものが開示されて
いる。そしてこの公知例には、旋回スクロール側のオル
ダムキー溝部を、旋回スクロールの外周部まで連通され
た図面が示されているが、特にその説明はない。同様
に、こうしたオルダムキー溝部の形状が図示された公知
例が他にもいくつもあるが、やはりその説明はなされて
いない。こうしたオルダムキー溝部の形状は、そのキー
溝部への潤滑液の供給をよくする効果がある。
【0004】また、チャンバー底部の潤滑油から鉄粉等
の異物を巻き込まずに摺動部に供給することも大切であ
り、例えば特開平10−18980号に開示されたもの
がある。この公知例では、上記潤滑油中に浸された給油
パイプの途中からパイプ内径を拡大することによって潤
滑油の流速を低下させ、その慣性を利用して潤滑油より
比重の大きい異物を沈殿させている。この方法では、拡
大径を有するパイプの形成がコスト高となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の、特に縦型スク
ロール圧縮機では、オルダムリングの特に旋回スクロー
ルと接触摺動するキー部の潤滑が不良になり易く、また
潤滑液中に異物の混入する可能性が大きかった。特開平
8−35495号のように、旋回スクロール側のオルダ
ムキー溝部を外周部まで連通させれば、キー溝部の潤滑
は改善されるが、この場合は、旋回スクロールの端部
(鏡板部)に長いキー溝が彫り込まれるので、鏡板部が
キー溝を節としてガスの圧縮荷重によって変形しやす
く、スクロールラップ間の接触摺動を生じる危険性があ
る。また、潤滑液内の異物混入を防ぐための特開平10
−18980号の技術では、拡大径を有するパイプの形
成のためにコスト高になるという問題があった。
【0006】本発明は、縦型スクロール圧縮機に関し、
そのオルダムリングの特に旋回スクロールと接触摺動す
るキー部の潤滑を改善することのできる縦型スクロール
圧縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、旋回スクロール側のオルダムリングキ
ー溝部へ潤滑液が供給されやすくする連通孔や溝を形成
するとともに、カウンターウエイトの回転力を利用して
潤滑液を上記キー溝部へ供給するようにした。また潤滑
液中の異物を除去するために、カウンターウエイトの回
転によって外周部へ遠心される潤滑液中の異物を捕獲す
るための仕切り板を形成した。さらにチャンバー底部の
潤滑液中に浸された潤滑液供給パイプの先端を回転方向
に略直角に曲げ、このパイプによって潤滑油中に回転流
れを形成して、潤滑油中の異物が吸入パイプ内に吸い込
まれることを防止した。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図2は、縦型スクロール圧縮機の
構造を示した断面図で、図3は固定/旋回スクロールや
オルダムリング等の部分を分解して示したものである。
オルダムリング20には2対のキー20a、20bが設
けられており、キー20aは旋回スクロール11に形成さ
れたキー溝13にはまり込んで摺動し、キー20bはフ
レーム40に形成されたキー溝44にはまり込んで摺動
する。両キーは互いに直角位置に形成されており、その
結果、偏心した軸30がモータ60により回転駆動され
ると、旋回スクロール11は固定スクロール1に対して
揺動回転し、この揺動回転に伴って固定スクロール1と
旋回スクロール11との間に形成される空間内の空気が
圧縮される。オルダムリング20は、旋回スクロールの
自転を抑止している。
【0009】潤滑液69はチャンバー2の底部から吸入
パイプ70、軸受30内の潤滑液供給孔31を通り、軸
30の頂部30aを受ける旋回スクロール11の軸受部
12内面に流出し、カウンターウエイト32の存在する
中間室4に到達する。その後、潤滑液が十分多いとき
は、カウンターウエイト32の回転によってかき回さ
れ、一部の潤滑液が滴化し、2対のキー20a、20b
へ跳ねかけられる。しかし中間室4内の潤滑液が少量の
時には、カウンターウエイト32によってかき回された
潤滑液の全てが中間室4を形成するフレーム40の内壁
40aを這い登り、フレーム40に形成された円周溝4
1に流れ出る。但し図2では、内壁40aの上部にオー
バハングした突出部が示されているが、これはキー溝4
4の部分の断面を示しているからであり、キー溝44の
ない部分では、図3のように内壁409を這い登った潤
滑液は容易に円周溝41へ達することができる。円周溝
41に到達した潤滑液の一部は、フレーム40と旋回ス
クロール11の間の隙間より重力落下によって再度中間
室4へ戻る。上記隙間の一部にはフレーム側のキー20
bを経由するキー溝44があり、こうしてキー20bは
潤滑液によって常に潤滑される。但しこの潤滑液が少量
の時には、旋回スクロール11に形成されたキー溝13
には潤滑液が供給され難くなり、潤滑状態が悪くなる。
なお、図2の中の矢印は潤滑液の流れを示している。
【0010】図1は、この問題を解決するための本発明
の特徴とする旋回スクロールの構造例を示したもので、
旋回スクロールキー溝13と旋回スクロールの外周部と
を連通する孔13aを形成している。この構造による
と、円周溝41に流れ出た潤滑液の一部は上記連通孔1
3a を通ってキー溝13に到達し、旋回側のキー20
aとキー溝13を潤滑する。従って、中間室4中の潤滑
液量が圧縮機の運転モードによって少なくなった場合で
も、旋回スクロール側のキー20aを常に潤滑液が通過
するため、キー部の摩耗が防止でき圧縮機の信頼性が向
上する。この際、連通孔13aの代わりに、公知例で説
明したようにキー溝13を旋回外周部まで延長しても同
様の旋回スクロールキー部の潤滑向上効果が期待できる
が、旋回スクロールの底面をなす鏡板がガス圧縮力によ
ってキー溝13を節として変形しやすくなり、ラップ部
の接触摺動を引き起こす危険性がある。しかし、図1の
ように連通孔とすれば変形は少なくなり、特に連通孔の
断面を必要最小限に止めておけば、接触摺動を起こすこ
とはない。
【0011】次に、図1の連通孔に代わる変形例を説明
する。図4はその1つの変形例であって、旋回スクロー
ル11のキー溝13と旋回スクロール外周との潤滑液通
路を溝13bにしたものである。この図は、旋回スクロ
ールを図1の状態とは上下逆にして示しており、図1の
旋回スクロール(鏡面)の下面が図4では符号11cで
示されている。また、キー溝13とそれに伴う溝13b
は2つ(1対)であるが、図4ではその一方のみを示し
ている。この構造の特徴は、溝13bの周回方向の幅を
キー溝13のそれよりも小さくすることで、鏡板11C
がガスに圧縮力で変形しないようにしている点で、潤滑
効果は図1の場合と同様である。
【0012】図5は、図1の別の変形例で、潤滑液通路
を溝13cとしたものである。これは図4の溝13b
が、キー溝13の双方の側壁部より狭くなるように形成
されているのに対して、片方の側壁部のみを狭める形状
としたものとなっている。この形状でも図1、図4の場
合と同様な効果が得られるが、特にこの場合には、図6
に示したようにキー溝13をエンドミル等で形成する際
に、エンドミルの加工路を途中で止めることによって、
加工コストをさらに低減できる利点がある。
【0013】図7は、図1の更に別の変形例で、旋回ス
クロールキー溝13への潤滑液連通路をV字形の溝13
dとし、その断面をより小さくした場合を示したもので
ある。溝13dは、例えばバイトでフライス加工により
簡単に形成でき、その断面積を小さくするのが容易であ
る。従って、特に旋回スクロール鏡面11cの変形をよ
り小さく抑えたいときに有効である。なお、このような
小断面積の溝の加工法としては、フライス加工に限ら
ず、エンドミルその他の方法を用いてもよい。
【0014】図8は、本発明の別の実施の形態を示した
ものである。スクロール圧縮機の潤滑液については図2
でその一部を説明したが、潤滑液供給孔31、旋回軸受
部12を経由して、中間室4から円周溝41に到達した
潤滑液の一部は、フレームの円周溝41から固定/旋回
スクロールの鏡板部の隙間および旋回スクロー11の中
間室4と圧縮室4aを連通する孔3を経由して圧縮室4
aに流れ込み、冷媒ガスとともに圧縮されて高圧にな
り、再度チャンバー内を経由して底部の潤滑液溜り部に
戻る。そして上記の中間室4と圧縮室4aを連通するよ
うに形成されている孔3は、従来はキー溝13以外の部
分に設けられていたが、本実施の形態では、旋回スクロ
ール11のキー溝13と圧縮室4aを連通するように、
キー溝13のところに孔14を設けている。この構成に
よると、圧縮室4aへ供給される潤滑液の一部がキー溝
13を通過するため、旋回スクロールのキー溝13とそ
こに摺動するオルダムリングのキー20aの潤滑状態を
改善でき、オルダム機構部の潤滑不良による摩耗を抑
え、信頼性を高めることができる。
【0015】本発明の更に別の実施の形態について説明
する。スクロール圧縮機では、図9に示したように、旋
回スクロール11は旋回軸受12を介して偏心した回転
軸30によって揺動回転する。回転軸30には、揺動回
転する旋回スクロールの偏心を打消すように、カウンタ
ーウエイト32が取り付けられている。潤滑液が中間室
に十分存在するときは、このカウンターウエイトの作用
でキー溝13の潤滑がよくなることを前述したが、この
カウンターウエイトの回転力によって、潤滑液を積極的
に旋回スクロールのキー溝13へ供給するように構成す
ることができる。以下にその具体例のいくつかを示す。
【0016】図10は、扇型カウンターウエイトの回転
方向前縁部32aを傾斜面として成形したカウンターウ
エイト32を示している。このカウンターウエイト32
によると、その回転とともに傾斜面32aが潤滑液を上
方に巻き上げて滴化するので、中間室の潤滑液が少ない
ときでも旋回スクロールのキー溝13へ潤滑液を確実に
供給することが可能となる。
【0017】図11は、図10と同様な形状であるが、
この図のカウンターウエイト32の回転方向前縁部32
bは、二段の傾斜面を持つ。この形状とすることにより
潤滑液の上方への巻き上げ力をより大きくすることがで
き、旋回スクロールのキー溝13への潤滑液滴の供給量
を増大することができる。
【0018】図12は、図10、11に示したカウンタ
ーウエイトによる潤滑液の上方への巻き上げ効果をより
強力に行えるようにしたものであり、カウンターウエイ
ト32のオルダムリングと対向する面内に堀32cを形
成し、かつこの堀32cをカウンターウエイト32の回
転方向前縁部に開口したものである。この構成によると
中間室4中の潤滑液をより強力に巻き上げることができ
るため、旋回スクロールキー溝13へより多くの潤滑液
滴を供給することができる。なお、この図12と図10
または図11を組み合わせることにより大きな効果が得
られる。
【0019】図13は、カウンターウエイト32の外周
部を多面体で構成した例である。この場合、カウンター
ウエイト32の回転によって中間室4内の潤滑液を乱流
にしてより液滴化しやすくしたものである。こうして、
中間室内の潤滑液がより液滴化しやすくなり、旋回スク
ロール11のキー溝13への液滴噴霧潤滑の効果が増大
する。なお、この図13と図10〜図12のいずれかを
組み合わせた形状とすればより多くの潤滑液滴を旋回ス
クロールキー溝13へ供給することができるようにな
り、効果大となる。
【0020】次に潤滑油に異物が混入しないようにする
ための実施の形態を説明する。スクロール圧縮機内部に
は、組立て時あるいは使用中の摺動部摩耗等によって、
鋳物砂や金属粉等の硬質異物が混入する場合がある。こ
れらの硬質異物がオルダムキーやキー溝に噛み込むとそ
れらの摩耗が増大し、圧縮機としての信頼性低下につな
がる。
【0021】図14は、この異物混入を防止するための
実施の形態を示しており、中間室4周辺の構造を図示し
ている。この構造ではフレーム40の中間室4に対面す
る壁の直径を部分的に大きくし、かつカウンターウエイ
ト32と上記内壁40aの間に円筒状仕切り板43を設
けている。カウンターウエイト32の回転とともに中間
室4中の潤滑液が回転し、その中に混入していた異物が
比重差で仕切り板43の外周側へ飛ばされる。一旦外周
へ飛ばされた異物は、上記仕切り板43のために中間室
4の中央部に戻ることが難しく、異物は仕切り板43と
中間室内壁40a間に捕獲される。この結果、潤滑油中
の硬質異物は取り除かれ、オルダムリングのキーやキー
溝の硬質異物に起因した異常摩耗を防止でき、スクロー
ル圧縮機の信頼性が向上する。
【0022】図15は、異物混入を防止するための別の
実施の形態を示したもので、同図(a)は潤滑液の下端
を折り曲げたものである。パイプ70は軸30の回転と
ともに回転するから、下端部71の回転によりチャンバ
ー底部の潤滑液溜り部に回転流れを形成し、潤滑液中に
混入した異物が外周部へ追いやられる。このため、吸入
パイプ70の開口部からは異物の混入しない潤滑液が吸
込まれる。
【0023】図15(b)は、吸入パイプ70の下端部
を図示のように2本の水平部72により構成している。
この水平部72を軸30の回転に対してバランスするよ
うにしておけば、軸回転時の振動を抑圧できる。同時に
潤滑液への回転力伝達能力を向上させることができる。
なお、図15(b)では回転軸と直角(水平方向)に曲
げた部分は2本としたが、回転バランスさえ取れれば3
本以上でもよい。潤滑液への回転力強さや潤滑液供給量
にあわせて設ければよい。
【0024】図15(c)は、図15(a)のパイプ下
端部71に板状体73を設けたものである。これによっ
て供給パイプ70の回転力をより効果的に潤滑液に伝え
ることができ、異物のチャンバー外周部への押しやる力
が増大して、異物混入の無い潤滑液を吸入パイプ70か
ら吸い上げることができる。この構成を図15(b)の
各水平部72、72に適用すれば、異物を外周に吹き飛
ばす効果がより一層増大し、クリーンな潤滑液を摺動部
に供給できるため、圧縮機の信頼性がより向上する。な
お、図15では、パイプをほぼ90度曲げた形状として
いるが、これは別の角度であってもよいことは言うまで
もない。
【0025】なお、図1〜図7で示したようなオルダム
摺動用キーへの潤滑液の供給路、図8で示した孔、図1
0〜13で示したカウンターウエイトの構造、及び図1
4、15で示した潤滑液異物混入防止構造のいくつかあ
るいは全てを併用すれば、オルダム機構部の潤滑を極め
て良好なものとすることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、オルダム機構部の潤滑
が常に良好に行えるので、縦型スクロール圧縮機の信頼
性が大幅に向上する効果がある。また、この改善したス
クロール圧縮機を搭載した冷凍機や空調機の信頼性も格
段に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴とする旋回スクロールの構造例を
示す図である。
【図2】縦型スクロール圧縮機の全体構成を示す断面図
である。
【図3】オルダムリング周辺の構成部品を示す図であ
る。
【図4】図1の旋回スクロールの変形例を示す図であ
る。
【図5】図1の旋回スクロール別の変形例を示す図であ
る。
【図6】図5の潤滑液通路成形方法の説明図である。
【図7】図1の旋回スクロールの更に別の変形例を示す
図である。
【図8】本発明の特徴とする旋回スクロールの別の構造
例を示す図である。
【図9】カウンターウエイトの説明図である。
【図10】本発明の特徴とするカウンターウエイトの例
を示す図である。
【図11】本発明の特徴とするカウンターウエイトの別
の例を示す図である。
【図12】本発明の特徴とするカウンターウエイトの別
の例を示す図である。
【図13】本発明の特徴とするカウンターウエイトの別
の例を示す図である。
【図14】本発明の特徴とする仕切り板を中間室に設け
た構造例を示す図である。
【図15】本発明の特徴とする曲がり部を潤滑液吸入パ
イプ下部に設けた構造例を示す図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 2 チャンバー 3 連通孔 4 中間室 4a 圧縮室 11 旋回スクロール 12 旋回軸受 13 旋回側キー溝 13a 連通孔 13b、13c、13d 溝 14 潤滑液孔 20 オルダムリング 20a、20b オルダムリングキー 30 回転軸 31 潤滑液供給孔 32 カウンターウエイト 32a、32b カウンターウエイト前縁部 32c 堀 40 フレーム 40a フレーム内壁 41 円周溝 43 円筒状仕切り板 71、72 パイプ下端部 73 板状体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 和夫 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 田村 貴寛 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AA21 AB02 BB09 BB31 BB36 CC02 CC44 3H039 AA03 AA04 AA12 BB07 BB11 BB16 CC02 CC16 CC27 CC43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバー内に設けられた固定スクロー
    ルと旋回スクロールを組み合わせて圧縮室を形成する圧
    縮部と、前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝
    に挿入されて摺動する1対のキーとチャンバー内に固定
    されたフレームに設けられた1対のキー溝に挿入されて
    摺動する1対のキーとを有するオルダムリングと、前記
    旋回スクロールに偏心して連結された回転軸と、前記旋
    回スクロールの偏心量を相殺するように前記回転軸に装
    着されたカウンターウエイトと、前記回転軸内に軸方向
    に形成されかつチャンバー底部の潤滑液に開口している
    パイプと接続された給油孔とを備えた縦型スクロール圧
    縮機において、 前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝の各々と
    前記旋回スクロールの外周部との間に潤滑液連通路を形
    成するための、その断面積が前記キー溝の断面積より小
    さい連通孔もしくは連通溝を設けたことを特徴とする縦
    型スクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記潤滑液連通路が連通溝であり、かつ
    その連通溝が前記旋回スクロールに設けられたキー溝と
    ともにエンドミルで一体形成されて成ることを特徴とす
    る請求項1に記載の縦型スクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 チャンバー内に設けられた固定スクロー
    ルと旋回スクロールを組み合わせて圧縮室を形成する圧
    縮部と、前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝
    に挿入されて摺動する1対のキーとチャンバー内に固定
    されたフレームに設けられた1対のキー溝に挿入されて
    摺動する1対のキーとを有するオルダムリングと、前記
    旋回スクロールに偏心して連結された回転軸と、前記旋
    回スクロールの偏心量を相殺するように前記回転軸に装
    着されたカウンターウエイトと、前記回転軸内に軸方向
    に形成されかつチャンバー底部の潤滑液に開口している
    パイプと接続された給油孔とを備えた縦型スクロール圧
    縮機において、 前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝の各々と
    前記圧縮室との間に潤滑液連通路を形成するための連通
    孔を設けたことを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 チャンバー内に設けられた固定スクロー
    ルと旋回スクロールを組み合わせて圧縮室を形成する圧
    縮部と、前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝
    に挿入されて摺動する1対のキーとチャンバー内に固定
    されたフレームに設けられた1対のキー溝に挿入されて
    摺動する1対のキーとを有するオルダムリングと、前記
    旋回スクロールに偏心して連結された回転軸と、前記旋
    回スクロールの偏心量を相殺するように前記回転軸に装
    着されたカウンターウエイトと、前記回転軸内に軸方向
    に形成されかつチャンバー底部の潤滑液に開口している
    パイプと接続された給油孔とを備えた縦型スクロール圧
    縮機において、 前記カウンターウエイトの回転方向前縁部面に傾斜を付
    けたことを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 チャンバー内に設けられた固定スクロー
    ルと旋回スクロールを組み合わせて圧縮室を形成する圧
    縮部と、前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝
    に挿入されて摺動する1対のキーとチャンバー内に固定
    されたフレームに設けられた1対のキー溝に挿入されて
    摺動する1対のキーとを有するオルダムリングと、前記
    旋回スクロールに偏心して連結された回転軸と、前記旋
    回スクロールの偏心量を相殺するように前記回転軸に装
    着されたカウンターウエイトと、前記回転軸内に軸方向
    に形成されかつチャンバー底部の潤滑液に開口している
    パイプと接続された給油孔とを備えた縦型スクロール圧
    縮機において、 前記カウンターウエイトの前記オルダムリングと対向す
    る面に堀を形成し、かつその堀は当該カウンターウエイ
    トの回転方向前縁部に開口していることを特徴とする縦
    型スクロール圧縮機。
  6. 【請求項6】 チャンバー内に設けられた固定スクロー
    ルと旋回スクロールを組み合わせて圧縮室を形成する圧
    縮部と、前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝
    に挿入されて摺動する1対のキーとチャンバー内に固定
    されたフレームに設けられた1対のキー溝に挿入されて
    摺動する1対のキーとを有するオルダムリングと、前記
    旋回スクロールに偏心して連結された回転軸と、前記旋
    回スクロールの偏心量を相殺するように前記回転軸に装
    着されたカウンターウエイトと、前記回転軸内に軸方向
    に形成されかつチャンバー底部の潤滑液に開口している
    パイプと接続された給油孔とを備えた縦型スクロール圧
    縮機において、 前記カウンターウエイトの外周部が複数の平面で形成さ
    れたことを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
  7. 【請求項7】 チャンバー内に設けられた固定スクロー
    ルと旋回スクロールを組み合わせて圧縮室を形成する圧
    縮部と、前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝
    に挿入されて摺動する1対のキーとチャンバー内に固定
    されたフレームに設けられた1対のキー溝に挿入されて
    摺動する1対のキーとを有するオルダムリングと、前記
    旋回スクロールに偏心して連結された回転軸と、前記旋
    回スクロールの偏心量を相殺するように前記回転軸に装
    着されたカウンターウエイトと、前記回転軸内に軸方向
    に形成されかつチャンバー底部の潤滑液に開口している
    パイプと接続された給油孔とを備えた縦型スクロール圧
    縮機において、 前記カウンターウエイトが回転した時に当該カウンター
    ウエイト外周部が通る位置より外側でかつ前記フレーム
    の内周面より内側に円筒状の仕切り板を設けたことを特
    徴とする縦型スクロール圧縮機。
  8. 【請求項8】 チャンバー内に設けられた固定スクロー
    ルと旋回スクロールを組み合わせて圧縮室を形成する圧
    縮部と、前記旋回スクロールに設けられた1対のキー溝
    に挿入されて摺動する1対のキーとチャンバー内に固定
    されたフレームに設けられた1対のキー溝に挿入されて
    摺動する1対のキーとを有するオルダムリングと、前記
    旋回スクロールに偏心して連結された回転軸と、前記旋
    回スクロールの偏心量を相殺するように前記回転軸に装
    着されたカウンターウエイトと、前記回転軸内に軸方向
    に形成されかつチャンバー底部の潤滑液に開口している
    パイプと接続された給油孔とを備えた縦型スクロール圧
    縮機において、 前記パイプの下端部が曲がっており、その先端が潤滑液
    に開口した1個または複数個の部分パイプで形成された
    ことを特徴とする縦型スクロール圧縮機。
  9. 【請求項9】 前記部分パイプの外周部に板状体を設け
    たことを特徴とする請求項8に記載の縦型スクロール圧
    縮機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112240300A (zh) * 2019-07-19 2021-01-19 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 用于涡旋压缩机的平衡块及涡旋压缩机
WO2021013103A1 (zh) * 2019-07-19 2021-01-28 艾默生环境优化技术(苏州)有限公司 用于涡旋压缩机的平衡块及涡旋压缩机

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