JP2000054944A - 羽根車 - Google Patents
羽根車Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Hydraulic Turbines (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】羽根車4は複数の主羽根10と中間羽根1
1とを備えている。主羽根10は低圧面12と高圧面1
3とを有し羽根車4の周方向に等間隔に配されている。
主羽根10は互いの低圧面12に対し高圧面13を相対
させている。中間羽根11は主羽根10と等しい長さか
もしくは主羽根10より短く形成されている。中間羽根
11は低圧面14と高圧面15とを備えている。中間羽
根11は互いに隣接する主羽根10の間に主羽根10の
低圧面12に高圧面15を相対させた状態で1枚配され
ている。互いに隣接する主羽根10の縁10a間の間隔
λ0と中間羽根11の縁11aとこの中間羽根11に低
圧面12を相対させる主羽根10の縁10aとの間の間
隔λ1とは、0.35≦λ1/λ0≦0.50を満たし
ている。
Description
り発電を行う水力発電設備のポンプ水車に用いられる羽
根車に関する。
は、高所に位置する上池と、この上池と相対的に低所に
位置する下池と、ポンプ水車と、発電電動機などを備え
た大規模なエネルギ貯蔵システムをなしている。
を利用して水を下池から上池に汲み上げ位置エネルギと
して貯蔵し、昼間の電力需要の多い時にポンプ水車及び
発電電動機などを用いて発電する。ポンプ水車は瞬時予
備動力としてや電力系統の安定化のためにも用いられ
る。
も重要な構成要素の一つで、水車として駆動される際に
は、水の持つ位置及び運動エネルギを軸動力に変換する
とともに、ポンプとして駆動される際には、軸動力を水
の位置及び運動エネルギに変換するようになっている。
示すフランシス形ポンプ水車51が用いられる。フラン
シス形ポンプ水車51は、その効率などの性能の特性を
左右する重要な要素として、羽根車54を備えている。
この羽根車54は、図10に示すように、羽根60を複
数備えている。
ポンプ水車51の一部を示す断面図である。図10は、
図9中のX−X線に沿う羽根車54の断面図を示してい
る。羽根車54は、前述した発電電動機などに接続して
おり、図示中の一点鎖線P1回りに回転自在となってい
る。羽根車54は、ポンプとして駆動する際は図10中
の矢印J1に沿って回転するとともに、水車として駆動
する際は図10中の矢印K1に沿って回転するようにな
っている。
は、互いに、水車流れでの上流側に位置する縁60aか
ら下流側に位置する縁60bに亘るキャンバラインの曲
率及び長さが互いに等しいなどの略同形状に形成されて
いる。
J1,K1に沿って回転する際に、その表面に沿って流
れる水等の流体が低圧力となる低圧面62と、高圧力と
なる高圧面63とを有している。さらに、前記羽根60
は、羽根車54の周方向に略等間隔に配され、互いに、
前述した縁60aの間の周方向に沿った間隔λ2が略一
定となるように配されている。
は、水車流れ時及びポンプ流れ時それぞれの場合におい
て、発電設備の仕様に基づく範囲内で運転されるように
なっており、この範囲内においては効率が高いととも
に、キャビテーションが生じないなどのキャビテーショ
ン特性が良好であることが要求される。
いし図13に示す。図11は、水車流れ時の羽根車54
を備えたポンプ水車51の流量係数Qの変化に対する効
率ηの変化を示している。図12は、ポンプ流れ時の羽
根車54を備えたポンプ水車51の流量係数Qの変化に
対する効率ηの変化を示している。図11及び図12中
横軸は流量係数Qを示し縦軸は効率ηを示している。
bにおけるキャビテーション初生曲線Q5を示してい
る。図13中横軸は流量係数Qを示し縦軸はキャビテー
ション係数Hを示している。図13において、実線で示
すキャビテーション初生曲線Q5より上の領域O1は、
キャビテーションが生じない領域となっており、キャビ
テーション初生曲線Q5より下の領域O2は、キャビテ
ーションが生じる領域となっている。このため、前記羽
根車54を備えたポンプ水車51は、キャビテーション
初生曲線Q5より上の領域O1で運転される必要があ
る。
量係数QT1,QP1,QP2となる点HT1,HP
1,LP1及びこれらの点の近傍では、効率ηが向上す
るとともにキャビテーション係数Hが低くなってキャビ
テーションが生じにくくなっている。
1の近傍から離れるのにしたがって、効率ηが低くなる
とともに、キャビテーション係数Hが上昇してキャビテ
ーションが生じやすくなっている。なお、キャビテーシ
ョン特性においては、点LP1より流量係数が小さい小
流量側では、低圧面62において縁60bの近傍72に
キャビテーションが生じやすく、点LP1より流量係数
が大きな大流量側では、高圧面63において縁60bの
近傍にキャビテーションが生じやすくなっている。
矮な峡谷などにも設置される必要がある。前述した狭矮
な峡谷に保持される水の量を有効に使うためには、その
運転中に上池及び下池のそれぞれの水位幅を非常に大き
くとることが必要となる。
転中において、図11において横軸とした流量係数Qの
変化が非常に大きくなってしまう。このため、前述した
狭矮な峡谷に設置される水力発電設備に前記ポンプ水車
51を用いると、必ずしもその運転中に常に高い効率を
維持できるなくなるとともに、キャビテーション係数H
が増加して、キャビテーションが生じやすくなる。
効に利用するために高い効率が求められるとともに、上
池及び下池の水位変動が大きい場合においても運転が可
能であるように流量係数の変動の広い範囲での運転が望
まれる。
及びポンプ流れ時とも、羽根60の表面である低圧面6
2及び高圧面63の近傍流れの速度が、下流に向うにし
たがって減速する場合がある。この流れの減速は前記低
圧面62及び高圧面63に境界層という流速の遅い領域
を作ったり、あるいは大きな減速の場合には流れが前記
低圧面62及び高圧面63から剥離してしまうこともあ
る。これらの境界層の成長や流れの剥離は、羽根車54
の中で大きな損失をつくって、ポンプ水車51の効率の
低下させる要因となる。
プ水車に用いられる羽根車であって、上池及び下池の水
位変動が大きな場合でも効率の向上を図ることができる
羽根車を提供することにある。第2の目的は、ポンプ水
車に用いられる羽根車であって、上池及び下池の水位変
動が大きな場合でもキャビテーション特性の改善を図る
ことができる羽根車を提供することにある。
るために、請求項1に記載の本発明の羽根車は、複数の
主羽根と、互いに隣接する主羽根の間に設けられかつ主
羽根より短くもしくは主羽根と等しい長さに形成された
中間羽根と、を有する羽根車において、前記主羽根を9
枚以下有し、前記中間羽根を互いに隣接する主羽根の間
に1枚配したことを特徴としている。
2に記載の本発明の羽根車は、請求項1に記載の羽根車
において、互いに隣接する主羽根の羽根車の外周端部に
位置する縁の周方向に沿った間隔をλ0とし、中間羽根
の羽根車の外周端部に位置する縁とこの中間羽根に低圧
面を相対させる主羽根の羽根車の外周端部に位置する縁
との周方向に沿った間隔をλ1とし、0.35≦λ1/
λ0≦0.50となる位置に、前記中間羽根を配したこ
とを特徴としている。
ために、請求項3に記載の本発明の羽根車は、複数の主
羽根と、互いに隣接する主羽根の間に設けられかつ主羽
根より短くもしくは主羽根と等しい長さに形成された中
間羽根と、を有する羽根車において、前記主羽根を9枚
以下有し、前記中間羽根を互いに隣接する主羽根の間に
複数枚配したことを特徴としている。
るために、請求項4に記載の本発明の羽根車は、請求項
1、請求項2または請求項3のうちいずれか一項に記載
の羽根車において、前記主羽根の長さをL0とし、前記
中間羽根の長さをL1とし、0.50≦L1/L0≦
1.0となる長さに、前記中間羽根が形成されたことを
特徴としている。
ついて、図1から図3を参照して説明する。
ンシス形ポンプ水車1は、揚水発電により発電を行う水
力発電設備などに用いられる。前記水力発電設備は、高
所に位置する上池と、この上池と相対的に低所に位置す
る下池と、前記ポンプ水車1と、発電電動機などを備え
ている。
を利用して水を下池から上池に汲み上げ位置エネルギと
して貯蔵し、昼間の電力需要の多い時にポンプ水車1を
水車として運転して発電電動機を用いて発電を行う。ポ
ンプ水車1は、瞬時予備動力としてや電力系統の安定化
のためにも用いられる。
には、水の持つ位置及び運動エネルギを軸動力に変換す
るとともに、ポンプとして駆動される際には、軸動力を
水の位置及び運動エネルギに変換するようになってい
る。ポンプ水車1は、その効率などの性能の特性を左右
する重要な要素として、羽根車4を備えている。
機の駆動軸に接続しており、発電電動機または流路6内
を通る流体によって、図中一点鎖線Pで示す軸線回りに
回転するようになっている。
図2中の矢印Jに沿って回転するとともに、水車として
駆動する際は図2中の矢印Kに沿って回転するようにな
っている。そして、前記流路6内を通る流体は、羽根車
4がポンプとして駆動すると吸出し管5から上下カバー
2に向って流れるとともに、羽根車4が水車として駆動
すると上下カバー2から吸出し管5に向って流れるよう
になっている。
の主羽根10のうち互いに隣接するものの間に設けられ
た中間羽根11と、を備えている。主羽根10は、互い
に、羽根車4が矢印Kに沿って回転する水車流れ時の上
流側に位置する縁10aから下流側に位置する縁10b
に亘るキャンバライン(Camber Line )に沿う長さL0
及びこのキャンバラインの曲率などが互いに等しいなど
の略同形状に形成されている。
矢印J,Kに沿って回転する際に、その表面に沿って流
れる流体が低圧力となる低圧面12と、この低圧面12
の反対側に位置し前述した表面に沿って流れる流体が高
圧力となる高圧面13と、を備えている。
沿って等間隔となる位置に、互いの低圧面12に対し高
圧面13を相対させた状態で配されている。主羽根10
は、互いに隣接する主羽根10の周方向に沿った縁10
aの間の間隔λ0が、略一定となるように配されてい
る。なお、前記主羽根10は、9枚以下設けられるのが
望ましい。
置する縁11aから下流側に位置する縁11bに亘るキ
ャンバラインに沿う長さL1が主羽根10のキャンバラ
インに沿う長さL0以下の長さに形成されている。中間
羽根11は、水車流れ時の上流側に位置する縁11aに
おいては、前記主羽根10の縁10aにおける径と略同
等の径を有するように形成されている。なお、前記主羽
根10の縁10a及び中間羽根11の縁11aは、本明
細書に記した羽根車4の外周端部に位置する縁をなして
いる。
Kに沿って回転する際に、その表面に沿って流れる流体
が低圧力となる低圧面14と、この低圧面14の反対側
に位置し前述した表面に沿って流れる流体が高圧力とな
る高圧面15と、を備えている。
って形成されている。中間羽根11は、隣接する主羽根
10の低圧面12に対しその高圧面15を相対させると
ともに、隣接する主羽根10の高圧面13に対しその低
圧面14を相対させた状態で、互いに隣接する主羽根1
0,10の間に1枚配されている。
低圧面12に相対する主羽根10の縁10aと、前述し
た縁11aとの周方向に沿った間隔λ1が、前述した間
隔λ0との間に以下に示す式1を満たす位置に配されて
いる。
根10,10の間において、その高圧面15が低圧面1
2に相対する主羽根10寄りに配されている。なお、図
示例においては、中間羽根11は、互いに隣接する主羽
根10,10の間に1枚設けられているが、互いに隣接
する主羽根10,10の間に複数枚設けられても良い。
この場合、必ずしも前述した式1を満たさなくても良
い。
圧面12を相対させる主羽根10寄りに配置している。
このため、主羽根10及び中間羽根11の表面である低
圧面12,14及び高圧面13,15の近傍での流速の
減速を抑えて、境界層の成長や流れの剥離を抑制するこ
とが可能となる。そして、図3中に実線R1で示す水車
流れ時の効率特性が、図中一点鎖線Q1で示す従来の羽
根車54を備えたポンプ水車51の効率特性に比べて向
上する。なお、図3において、横軸は流量係数Qを示
し、縦軸は効率ηを示している。
車51の水車流れ時において、図3に示した効率特性に
おける最高効率点Ia1をはずれると、羽根車54へ流
入する流体の流れが羽根60に沿わなくなって、羽根6
0の上流側の縁60aの近傍で流れの大きな減速が生じ
流れの剥離を引き起こす可能性がある。
中間羽根11を設けたことによって主羽根10及び中間
羽根11一枚あたりの負荷が減少するため、前記縁10
a,11aの近傍における減速が減少する。このため、
羽根10,11の上流側の縁10a,11aの近傍にお
ける羽根10,11のキャンバラインが流体の流入角度
に沿わなくなっても、従来の羽根車54に比較して損失
を抑制することができる。
車流れ時における効率特性が上述した理由によって、最
高効率点I1が向上するとともに、この最高効率点I1
での流量より少ない部分流量時及び、最高効率点での流
量より多い過大流量時の効率が従来例と比較して高くな
り、流量の変化に対する効率の変化が平坦になる。した
がって、上池及び下池の水位変動が大きな場合でも、効
率の向上を図ることができる。
し図8を参照して説明する。なお、前述した第1の実施
形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
図4及び図5に示すように、図中のV−V線に沿うキャ
ンバラインに沿う長さL1が、主羽根のキャンバライン
に沿う長さL0に対し以下の式2を満たすように形成さ
れている。なお、図中のV−V線は、縁11aにおける
翼幅Sに対し、シュラウド面3を基準として10%高さ
の部分を示している。
0,10の間に1枚の中間羽根11が前述した式1を満
たす位置に配されても良く、または互いに隣接する主羽
根10,10の間に複数枚配されても良い。
示す特性が得られる。図6は、水車流れ時の効率ηを示
し、横軸は流量係数Qを示している。図6中実線R2は
本実施形態の羽根車4を備えたポンプ水車1の特性を示
し、図6中一点鎖線Q2は従来の羽根車54を備えたポ
ンプ水車51の特性を示している。
0,11一枚あたりの負荷を減少させることができ、主
羽根10及び中間羽根11の低圧面12,14及び高圧
面13,15の近傍での流速の減少を抑えることがで
き、境界層の成長や流れの剥離を抑制することができ
る。
に、最高効率点I2の向上と部分流量時及び過大流量時
の効率も向上して、従来の羽根車54に比較して流量の
変化に対する効率の変化が平坦になる。
軸は流量係数Qを示している。図7中実線R3は本実施
形態の羽根車4を備えたポンプ水車1の特性を示し、図
7中一点鎖線Q3は従来の羽根車54を備えたポンプ水
車51の特性を示している。
時と同様に、中間羽根11を設けることによって、主羽
根10及び中間羽根11の低圧面12,14及び高圧面
13,15の近傍での境界層の成長や流れの剥離を抑制
することができる。このため、羽根車4は、図7に示す
ように、最高効率点I3の向上と部分流量時及び過大流
量時の効率も向上して、従来の羽根車54に比較して流
量の変化に対する効率の変化が平坦になる。
縁10b,11bにおけるキャビテーションの発生を示
すキャビテーション初生曲線を示し、横軸は流量係数Q
を示し、縦軸はキャビテーション係数Hを示している。
図8中実線R4は本実施形態の羽根車4を備えたポンプ
水車1の特性を示し、図8中一点鎖線Q4は従来の羽根
車54を備えたポンプ水車51の特性を示している。
いて、キャビテーション係数Hが最も低くなる点I4を
境に小流量側では、前記低圧面12において縁10bの
近傍21にキャビテーションが生じ、大流量側では、前
記高圧面13において縁10bの近傍22にキャビテー
ションが生じる。このように、キャビテーションは、ポ
ンプ入口角度と流れの角度との差が大きくなると、流れ
の入ってくる反対側に位置する面で圧力が局所的に低下
して生じる。
設けることによって、前述したキャビテーション係数H
が最小となる点I4を境に、大流量側で生じる主羽根1
0の高圧面13において縁10bの近傍22で生じる局
所的な静圧の低下を中間羽根11との干渉で抑制するこ
とができ、キャビテーションの発生を大幅に抑制するこ
とができる。したがって、図8中実線R4で示したよう
に、従来の羽根車54と比較してキャビテーション係数
Hを低下させることが可能となる。
記式2を満たす中間羽根11を設けることによって、ポ
ンプ水車1の水車流れ時及びポンプ流れ時での効率を改
善することができるとともに、ポンプ流れ時キャビテー
ション特性を改善することが可能となる。
きな場合でも効率の向上を図ることができるとともに、
キャビテーションの発生を抑制するなどのキャビテーシ
ョン特性を改善することができる。
おいて、互いに隣接する主羽根10,10の間に複数枚
の中間羽根11を設けた場合には、主羽根10,10間
における流れを中間羽根11がより整流することとなっ
て、主羽根10及び中間羽根11の低圧面12,14及
び高圧面13,15の近傍での境界層の成長や流れの剥
離をより一層抑制できる。このため、最高効率点がより
一層向上し部分流量時及び過大流量時の効率もより一層
向上して、流量の変化に対する効率の変化が平坦にな
る。さらに、主羽根10,10間における流れがより整
流されるので、キャビテーションの発生をより一層抑制
することが可能となる。
主羽根の互いに間に、これらの主羽根の長さと等しいか
またはこれらの主羽根より短い中間羽根を、1枚配して
いる。このため、主羽根の表面における流速の減速を抑
制することができ、これらの表面における境界層の成長
や表面からの流れの剥離を防止することができる。した
がって、上池及び下池の水位変動が大きな場合でも効率
の向上を図ることができる。
面を相対させる主羽根寄りに中間羽根を設けているの
で、主羽根の表面における流速の減速をより抑制するこ
とができ、これらの表面における境界層の成長や表面か
らの流の剥離をより確実に防止することができる。した
がって、上池及び下池の水位変動が大きな場合でも効率
の向上を図ることができる。
羽根の互いに間に、これらの主羽根の長さと等しいかま
たはこれらの主羽根より短い中間羽根を、複数枚配して
いる。このため、互いに隣接する主羽根間における流れ
がより整流されることとなって、これらの羽根の表面に
おける流速の減速を抑制することができ、かつ境界層の
成長や表面からの流れの剥離を防止することができる。
したがって、上池及び下池の水位変動が大きな場合でも
効率の向上をより図ることができる。また、主羽根間に
おける流れが整流されるので、キャビテーションの発生
を抑制するなどのキャビテーション特性を改善すること
が可能となる。
の長さL1が主羽根の長さL0の50%以上100%以
下の長さとしているので、境界層の成長及び流れの剥離
を抑制できることに加え、主羽根の表面における局所的
な静圧の低下を中間羽根との干渉で抑制することができ
る。したがって、上池及び下池の水位変動が大きな場合
でも、キャビテーションの発生を抑制するなどのキャビ
テーション特性を改善することが可能となる。
面に沿ったポンプ水車の一部を示す断面図。
す図。
面に沿ったポンプ水車の一部を示す断面図。
す図。
示す図。
ション初生曲線を示す図。
車の一部を示す断面図
を示す図。
性を示す図。
テーション初生曲線を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】複数の主羽根と、互いに隣接する主羽根の
間に設けられかつ主羽根より短くもしくは主羽根と等し
い長さに形成された中間羽根と、を有する羽根車におい
て、 前記主羽根を9枚以下有し、 前記中間羽根を互いに隣接する主羽根の間に1枚配した
ことを特徴とする羽根車。 - 【請求項2】互いに隣接する主羽根の羽根車の外周端部
に位置する縁の周方向に沿った間隔をλ0とし、 中間羽根の羽根車の外周端部に位置する縁とこの中間羽
根に低圧面を相対させる主羽根の羽根車の外周端部に位
置する縁との周方向に沿った間隔をλ1とし、 0.35≦λ1/λ0≦0.50となる位置に、前記中
間羽根を配したことを特徴とする請求項1記載の羽根
車。 - 【請求項3】複数の主羽根と、互いに隣接する主羽根の
間に設けられかつ主羽根より短くもしくは主羽根と等し
い長さに形成された中間羽根と、を有する羽根車におい
て、 前記主羽根を9枚以下有し、 前記中間羽根を互いに隣接する主羽根の間に複数枚配し
たことを特徴とする羽根車。 - 【請求項4】前記主羽根の長さをL0とし、 前記中間羽根の長さをL1とし、 0.50≦L1/L0≦1.0となる長さに、前記中間
羽根が形成されたことを特徴とする請求項1、請求項2
または請求項3のうちいずれか一項に記載の羽根車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22189598A JP3600449B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 羽根車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22189598A JP3600449B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 羽根車 |
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JP2000054944A true JP2000054944A (ja) | 2000-02-22 |
JP3600449B2 JP3600449B2 (ja) | 2004-12-15 |
Family
ID=16773859
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22189598A Expired - Lifetime JP3600449B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 羽根車 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3600449B2 (ja) |
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1998
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