JP2000052392A - 射出成形機の油圧制御回路 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【目的】モータの回転数を油圧アクチュエータの移動速
度に応じた必要な圧油量に合わせることにより効率的に
圧油を供給するとともに、消費電力の無駄をなくしたポ
ンプ駆動用のモータを備えた射出成形機の油圧制御回路
を提供する。 【構成】射出成形機の複数個の油圧アクチュエータに圧
油を供給するポンプと、この圧油の流量を制御し、複数
個の油圧アクチュエータを設定移動速度に制御する流量
制御弁と、前記設定移動速度を電気信号として流量制御
弁に出力し、同流量制御弁を制御する成形機コントロー
ラを有してなる射出成形機の油圧制御回路おいて、前記
電気信号を流量制御弁およびポンプ駆動用モータのイン
バータコントローラに出力するようにした。 【効果】モータの回転数を油圧アクチュエータの移動速
度に応じた必要な圧油量に合わせることにより効率的に
圧油を供給するとともに、消費電力の無駄が無くなっ
た。
度に応じた必要な圧油量に合わせることにより効率的に
圧油を供給するとともに、消費電力の無駄をなくしたポ
ンプ駆動用のモータを備えた射出成形機の油圧制御回路
を提供する。 【構成】射出成形機の複数個の油圧アクチュエータに圧
油を供給するポンプと、この圧油の流量を制御し、複数
個の油圧アクチュエータを設定移動速度に制御する流量
制御弁と、前記設定移動速度を電気信号として流量制御
弁に出力し、同流量制御弁を制御する成形機コントロー
ラを有してなる射出成形機の油圧制御回路おいて、前記
電気信号を流量制御弁およびポンプ駆動用モータのイン
バータコントローラに出力するようにした。 【効果】モータの回転数を油圧アクチュエータの移動速
度に応じた必要な圧油量に合わせることにより効率的に
圧油を供給するとともに、消費電力の無駄が無くなっ
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機の油圧アクチ
ュエータの移動速度に応じた必要な圧油量を効率的に供
給するとともに、消費電力の節減可能にしたポンプ駆動
用のモータを備えた射出成形機の油圧制御回路に関す
る。
ュエータの移動速度に応じた必要な圧油量を効率的に供
給するとともに、消費電力の節減可能にしたポンプ駆動
用のモータを備えた射出成形機の油圧制御回路に関す
る。
【０００２】
【従来技術】従来の射出成形機の油圧制御回路について
図４で説明すると、ポンプ１はモータ２により駆動さ
れ、油タンク３から吸い上げた圧油を電磁流量制御弁４
を介して型締シリンダ５、スクリュ６を取付けた射出シ
リンダ７およびスクリュ６を回転させる計量用油圧モー
タ８等のアクチュエータに供給するようになっている。
前記型締シリンダ５は電磁切換弁９の切換えにより型開
閉を行い、射出シリンダ７は電磁切換弁１０の切換えに
より射出（スクリュ６の前進）および計量（スクリュ６
の後退）が行われ、スクリュ６を回転させる油圧モータ
８への圧油の供給、停止は流量制御弁１１を介して電磁
切換弁１２の切換えによって行われている。１３は圧力
設定用リリーフ弁でありる。前記電磁流量制御弁４は成
形機コントローラ１４から送られてくる各アクチュエー
タの速度に必要な圧油量を通過させるための電気信号Ｓ
により制御される。
図４で説明すると、ポンプ１はモータ２により駆動さ
れ、油タンク３から吸い上げた圧油を電磁流量制御弁４
を介して型締シリンダ５、スクリュ６を取付けた射出シ
リンダ７およびスクリュ６を回転させる計量用油圧モー
タ８等のアクチュエータに供給するようになっている。
前記型締シリンダ５は電磁切換弁９の切換えにより型開
閉を行い、射出シリンダ７は電磁切換弁１０の切換えに
より射出（スクリュ６の前進）および計量（スクリュ６
の後退）が行われ、スクリュ６を回転させる油圧モータ
８への圧油の供給、停止は流量制御弁１１を介して電磁
切換弁１２の切換えによって行われている。１３は圧力
設定用リリーフ弁でありる。前記電磁流量制御弁４は成
形機コントローラ１４から送られてくる各アクチュエー
タの速度に必要な圧油量を通過させるための電気信号Ｓ
により制御される。
【０００３】あるいは図５のようにポンプ１に換えて夫
々圧力設定用リリーフ弁１５および１６を設けた大容量
ポンプ１７と小容量ポンプ１８を用い、必要に応じて電
磁切換弁１９の入、切して、アクチュエータに両ポンプ
１７と１８の吐出油を合流して、或いは夫々単独に作用
させたりしている。
々圧力設定用リリーフ弁１５および１６を設けた大容量
ポンプ１７と小容量ポンプ１８を用い、必要に応じて電
磁切換弁１９の入、切して、アクチュエータに両ポンプ
１７と１８の吐出油を合流して、或いは夫々単独に作用
させたりしている。
【０００４】さらに詳しく作用動作を説明すると、型締
に際して、先ず型締シリンダ５に予め成形機コントロー
ラ１４に設定された所定の小容量の圧油が流れるように
電気信号Ｓで制御された電磁流量制御弁４を介してポン
プ１より圧油が作用し、図示してない移動金型は低速で
型閉じを開始する。次に大容量の圧油を作用させ、移動
金型を高速で移動させ、最後に再び小容量の圧油を作用
させ、低速で型閉じを完了させた後、型締力を保持する
ため小容量の圧油を作用させ続ける。
に際して、先ず型締シリンダ５に予め成形機コントロー
ラ１４に設定された所定の小容量の圧油が流れるように
電気信号Ｓで制御された電磁流量制御弁４を介してポン
プ１より圧油が作用し、図示してない移動金型は低速で
型閉じを開始する。次に大容量の圧油を作用させ、移動
金型を高速で移動させ、最後に再び小容量の圧油を作用
させ、低速で型閉じを完了させた後、型締力を保持する
ため小容量の圧油を作用させ続ける。
【０００５】続いて射出工程になり大容量の圧油が射出
シリンダ７に作用し、スクリュ６は前進し、図示してな
い、スクリュ６前方に計量された溶融樹脂を金型内に充
填する。溶融樹脂の充填が完了すると、続いて金型内に
充填された樹脂の冷却によるヒケ等を補うため、保圧工
程に入り、小容量の圧油が射出シリンダ７に作用し、金
型内に充填された樹脂が冷却固化するまで押し続ける。
シリンダ７に作用し、スクリュ６は前進し、図示してな
い、スクリュ６前方に計量された溶融樹脂を金型内に充
填する。溶融樹脂の充填が完了すると、続いて金型内に
充填された樹脂の冷却によるヒケ等を補うため、保圧工
程に入り、小容量の圧油が射出シリンダ７に作用し、金
型内に充填された樹脂が冷却固化するまで押し続ける。
【０００６】金型内に充填された樹脂が冷却固化する
と、型開工程になり、移動金型は最初は低速で、ストロ
ークの中間は高速で、最後は低速で移動し、金型内で固
化した成形品を押出し、型開は完了する。この型開工程
と平行して、射出側では射出シリンダ７の金型ゲートか
らの後退、次いでスクリュ６が回転し、樹脂材料の計量
が行われ、所定の樹脂材料が計量されると、ノズル口か
らの樹脂材料のドルーリングを防ぐため、スクリュ６を
少し後退させるサックバックが行われ、１成形サイクル
は完了する。
と、型開工程になり、移動金型は最初は低速で、ストロ
ークの中間は高速で、最後は低速で移動し、金型内で固
化した成形品を押出し、型開は完了する。この型開工程
と平行して、射出側では射出シリンダ７の金型ゲートか
らの後退、次いでスクリュ６が回転し、樹脂材料の計量
が行われ、所定の樹脂材料が計量されると、ノズル口か
らの樹脂材料のドルーリングを防ぐため、スクリュ６を
少し後退させるサックバックが行われ、１成形サイクル
は完了する。
【０００７】
【発明が解決しょうとする課題】前述のように、前者に
おいては、ポンプ１は射出時のスクリュ６の前進に必要
な最大流量の圧油を常時流しており、例へば射出後の金
型内の成形品の寸法を維持し、ヒケ等の外観を保つため
の保圧、冷却工程時の小容量の圧油が必要の場合は、余
剰の大容量の圧油をリリーフ弁１３から油タンク３へ戻
しており、この間ポンプ１はリリーフ弁１３の設定圧力
でローディングしており、甚だ消費電力の無駄があっ
た。
おいては、ポンプ１は射出時のスクリュ６の前進に必要
な最大流量の圧油を常時流しており、例へば射出後の金
型内の成形品の寸法を維持し、ヒケ等の外観を保つため
の保圧、冷却工程時の小容量の圧油が必要の場合は、余
剰の大容量の圧油をリリーフ弁１３から油タンク３へ戻
しており、この間ポンプ１はリリーフ弁１３の設定圧力
でローディングしており、甚だ消費電力の無駄があっ
た。
【０００８】また後者は必要によりアクチュエータに両
ポンプ１７と１８の吐出油を合流して、或いは夫々単独
に作用させ、大容量、小容量の圧油を使い分けている
が、大容量の吐出油が不要の場合であってもポンプ駆動
用モータは依然として駆動しており、省エネになってい
なかった。
ポンプ１７と１８の吐出油を合流して、或いは夫々単独
に作用させ、大容量、小容量の圧油を使い分けている
が、大容量の吐出油が不要の場合であってもポンプ駆動
用モータは依然として駆動しており、省エネになってい
なかった。
【０００９】本発明の目的は前述のような消費電力の無
駄をなくし、油圧アクチュエータの移動速度に応じた必
要な圧油量を効率的に供給するポンプ駆動用のモータを
備えた射出成形機の油圧制御回路を提供することにあ
る。
駄をなくし、油圧アクチュエータの移動速度に応じた必
要な圧油量を効率的に供給するポンプ駆動用のモータを
備えた射出成形機の油圧制御回路を提供することにあ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め本発明は射出成形機の複数個の油圧アクチュエータに
圧油を供給するポンプと、この圧油の流量を制御し、複
数個の油圧アクチュエータを設定移動速度に制御する流
量制御弁と、前記設定移動速度を電気信号として流量制
御弁に出力する成形機コントローラを有してなる射出成
形機の油圧制御回路おいて、前記成形機コントローラか
ら出力される電気信号を前記流量制御弁およびポンプ駆
動用モータのインバータコントローラに出力することを
特徴とする射出成形機の油圧制御回路とした。
め本発明は射出成形機の複数個の油圧アクチュエータに
圧油を供給するポンプと、この圧油の流量を制御し、複
数個の油圧アクチュエータを設定移動速度に制御する流
量制御弁と、前記設定移動速度を電気信号として流量制
御弁に出力する成形機コントローラを有してなる射出成
形機の油圧制御回路おいて、前記成形機コントローラか
ら出力される電気信号を前記流量制御弁およびポンプ駆
動用モータのインバータコントローラに出力することを
特徴とする射出成形機の油圧制御回路とした。
【００１１】またインバータコントローラに出力された
信号はポンプ駆動用モータの停止信号とし、ポンプが駆
動しないときは駆動用モータを停止させる射出成形機の
油圧制御回路とした。
信号はポンプ駆動用モータの停止信号とし、ポンプが駆
動しないときは駆動用モータを停止させる射出成形機の
油圧制御回路とした。
【００１２】さらにまたポンプ駆動用モータの停止信号
発信後の任意の動作への移行は、同動作開始前の予め定
めた時間に発信される出力信号により行われるように
し、流量制御弁の応答の遅れを補うようにしたインバー
タコントローラによるポンプ駆動用モータを有する射出
成形機の油圧制御回路とした。
発信後の任意の動作への移行は、同動作開始前の予め定
めた時間に発信される出力信号により行われるように
し、流量制御弁の応答の遅れを補うようにしたインバー
タコントローラによるポンプ駆動用モータを有する射出
成形機の油圧制御回路とした。
【００１３】さらにまたインバータコントローラに出力
された信号をシーケンス制御中の任意の動作を選択して
インバータ制御することを特徴とする射出成形機の油圧
制御回路とした。
された信号をシーケンス制御中の任意の動作を選択して
インバータ制御することを特徴とする射出成形機の油圧
制御回路とした。
【００１４】
【発明の実施の形態】射出成形機の複数個の油圧アクチ
ュエータに圧油を供給するポンプと、この圧油の流量を
制御し、複数個の油圧アクチュエータを設定移動速度に
制御する流量制御弁と、前記設定移動速度を電気信号と
して流量制御弁に出力する成形機コントローラを有して
なる射出成形機の油圧制御回路おいて、前記成形機コン
トローラから出力される電気信号により圧油供給用ポン
プの駆動モータをインバータ制御し、油圧アクチュエー
タの移動速度に応じた必要な圧油量を効率的に供給する
とともに、その時点における必要な電力だけを消費する
ような射出成形機の油圧制御回路とした。
ュエータに圧油を供給するポンプと、この圧油の流量を
制御し、複数個の油圧アクチュエータを設定移動速度に
制御する流量制御弁と、前記設定移動速度を電気信号と
して流量制御弁に出力する成形機コントローラを有して
なる射出成形機の油圧制御回路おいて、前記成形機コン
トローラから出力される電気信号により圧油供給用ポン
プの駆動モータをインバータ制御し、油圧アクチュエー
タの移動速度に応じた必要な圧油量を効率的に供給する
とともに、その時点における必要な電力だけを消費する
ような射出成形機の油圧制御回路とした。
【００１５】
【実施例】次に本発明の１実施例を図１ないし図３によ
り説明する、本発明は先に説明した従来の油圧回路のう
ち、圧油供給用ポンプの駆動モータおよびその制御部材
のみ換えたものであるから、従来と同一部材は同一番号
を付し、その説明を省き、新たに追加された部材のみ新
番号を付し、その説明をする。
り説明する、本発明は先に説明した従来の油圧回路のう
ち、圧油供給用ポンプの駆動モータおよびその制御部材
のみ換えたものであるから、従来と同一部材は同一番号
を付し、その説明を省き、新たに追加された部材のみ新
番号を付し、その説明をする。
【００１６】成形機コントローラ１４から出力された電
気信号Ｓは電磁流量制御弁４を制御するとともに、切換
設定部２１、次いでインバータコントローラ２２に作用
し、かご形誘導電動機２３の制御を行うようになってい
る。前記切換設定部２１は図２の電気接続図で示すよう
に成形機コントローラ１４から出力された電気信号Ｓの
電圧を変換器２４によりインバータコントローラ２２制
御用電圧に変換するとともに、速度設定器２５を設け、
０〜１００％の電圧をインバータコントローラ２２に作
用させることが可能で、電動機２３の回転数を０％の時
は停止、１００％の時は電動機２３をフル回転に制御す
ることができ、成形機コントローラ１４から出力された
電気信号Ｓの電圧の大小により電磁流量制御弁４を通過
する圧油量に見合った電動機２３の回転数にして余分な
圧油を吐出しないよう消費電力を節約するようにしてい
る。
気信号Ｓは電磁流量制御弁４を制御するとともに、切換
設定部２１、次いでインバータコントローラ２２に作用
し、かご形誘導電動機２３の制御を行うようになってい
る。前記切換設定部２１は図２の電気接続図で示すよう
に成形機コントローラ１４から出力された電気信号Ｓの
電圧を変換器２４によりインバータコントローラ２２制
御用電圧に変換するとともに、速度設定器２５を設け、
０〜１００％の電圧をインバータコントローラ２２に作
用させることが可能で、電動機２３の回転数を０％の時
は停止、１００％の時は電動機２３をフル回転に制御す
ることができ、成形機コントローラ１４から出力された
電気信号Ｓの電圧の大小により電磁流量制御弁４を通過
する圧油量に見合った電動機２３の回転数にして余分な
圧油を吐出しないよう消費電力を節約するようにしてい
る。
【００１７】次に１成形サイクルの内の冷却工程および
計量工程に使用した場合を例にとり本発明の作用動作を
図２により説明する。射出工程が完了しスクリュ６は次
の成形サイクルのために油圧モータ８により回転される
が、この際には電気接続図中の計量用リレーＲ1 が作動
すると、速度設定器２５回路のＡ接点Ｒ1aが閉じてリレ
ーＲ4 が作動するので、計量時には速度設定器２５に設
定した電圧が電動機２３に作用しないように速度設定器
２５のＢ接点Ｒ4bが開き、従って変換器２４で変換され
た値がインバータコントローラ２２に作用し、電動機２
３は油圧モータ８を所定回転させるだけの電磁制御弁４
を通過する圧油量に応じた回転数となる。
計量工程に使用した場合を例にとり本発明の作用動作を
図２により説明する。射出工程が完了しスクリュ６は次
の成形サイクルのために油圧モータ８により回転される
が、この際には電気接続図中の計量用リレーＲ1 が作動
すると、速度設定器２５回路のＡ接点Ｒ1aが閉じてリレ
ーＲ4 が作動するので、計量時には速度設定器２５に設
定した電圧が電動機２３に作用しないように速度設定器
２５のＢ接点Ｒ4bが開き、従って変換器２４で変換され
た値がインバータコントローラ２２に作用し、電動機２
３は油圧モータ８を所定回転させるだけの電磁制御弁４
を通過する圧油量に応じた回転数となる。
【００１８】計量が完了し、前記計量用のリレーＲ1 が
切れ、サックバックが終わると、冷却工程に入り、リレ
ーＲ2 が作動すると、冷却中回路のＡ接点Ｒ2aが閉じ、
計量用リレーＲ1 のＢ接点は閉じているので、冷却中リ
レーＲ3 が作動し、モータ停止回路中のＢ接点Ｒ3bが開
いて電動機２３は回転を停止するので消費電力は０にな
る。
切れ、サックバックが終わると、冷却工程に入り、リレ
ーＲ2 が作動すると、冷却中回路のＡ接点Ｒ2aが閉じ、
計量用リレーＲ1 のＢ接点は閉じているので、冷却中リ
レーＲ3 が作動し、モータ停止回路中のＢ接点Ｒ3bが開
いて電動機２３は回転を停止するので消費電力は０にな
る。
【００１９】なお，電動機２３の回転停止後の次の動作
のための立上がり時には、応答遅れが生じないように、
成形機コントローラ１４内に設けたタイマにより、前記
次の動作開始前の予め定めた時間に出力信号が発信され
るるようにすることもできる。
のための立上がり時には、応答遅れが生じないように、
成形機コントローラ１４内に設けたタイマにより、前記
次の動作開始前の予め定めた時間に出力信号が発信され
るるようにすることもできる。
【００２０】前述の説明は冷却工程および計量工程に付
いて説明したが、これに限らず大容量と小容量の圧力油
を使用するシーケンス制御中の任意の動作、例へば射出
工程等を選択してインバータ制御することが可能であ
る。
いて説明したが、これに限らず大容量と小容量の圧力油
を使用するシーケンス制御中の任意の動作、例へば射出
工程等を選択してインバータ制御することが可能であ
る。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、当初
に揚げた欠点が取除かれ、電動機の回転数を油圧アクチ
ュエータの移動速度に応じた必要な圧油量に合わせるこ
とにより効率的に圧油を供給するとともに、消費電力の
無駄をなくしたポンプ駆動用のモータを備えた射出成形
機の油圧制御回路と成った。そして従来回路の消費電力
（実線）と本発明による消費電力（破線）の比較を図３
に示すと、明らかに大幅な電力節約ができ、ハッチング
部分の面積分節約されたことになり、従来回路の消費電
力２４．５KW/Hに対し、本発明のそれは１７．０KW/Hと
なり、約３０％の節約となった。さらに冷却時のモータ
の回転停止により、その間の騒音が無くなった。
に揚げた欠点が取除かれ、電動機の回転数を油圧アクチ
ュエータの移動速度に応じた必要な圧油量に合わせるこ
とにより効率的に圧油を供給するとともに、消費電力の
無駄をなくしたポンプ駆動用のモータを備えた射出成形
機の油圧制御回路と成った。そして従来回路の消費電力
（実線）と本発明による消費電力（破線）の比較を図３
に示すと、明らかに大幅な電力節約ができ、ハッチング
部分の面積分節約されたことになり、従来回路の消費電
力２４．５KW/Hに対し、本発明のそれは１７．０KW/Hと
なり、約３０％の節約となった。さらに冷却時のモータ
の回転停止により、その間の騒音が無くなった。
【図１】本発明の１実施例を示す油圧制御回路の図。
【図２】本発明の１実施例を示す図で、図１の切換設定
部およびその電気接続図の説明図。
部およびその電気接続図の説明図。
【図３】従来回路と本発明回路の消費電力を比較した線
図。
図。
【図４】従来の油圧制御回路の図。
【図５】他の従来の油圧制御回路の図。
１ 油圧ポンプ ３ 油タンク ４ 電磁流量制御弁 ５ 型締シリンダ ６ スクリュ ７ 射出シリンダ ８ 油圧モータ ９、１０、１２ 電磁切換弁 １１ 流量制御弁（油圧モータ用） １３ リリーフ弁 １４ 成形機コントローラ ２１ 切換設定部 ２２ インバータコントローラ ２３ かご形誘導電動機 ２４ 変換器 ２５ 速度設定器
Claims (4)
- 【請求項１】 射出成形機の複数個の油圧アクチュエー
タに圧油を供給するポンプと、この圧油の流量を制御
し、複数個の油圧アクチュエータを設定移動速度に制御
する流量制御弁と、前記設定移動速度を電気信号として
流量制御弁に出力する成形機コントローラを有してなる
射出成形機の油圧制御回路おいて、前記成形機コントロ
ーラから出力される電気信号を前記流量制御弁およびポ
ンプ駆動用モータのインバータコントローラに出力する
ことを特徴とする射出成形機の油圧制御回路。 - 【請求項２】インバータコントローラに出力された信号
はポンプ駆動用モータの停止信号とすることを特徴とす
る請求項１記載の射出成形機の油圧制御回路。 - 【請求項３】前記ポンプ駆動用モータの停止信号発信後
の任意の動作への移行は、同動作開始前の予め定めた時
間に発信される出力信号により行われることを特徴とす
る請求項２記載の射出成形機の油圧制御回路。 - 【請求項４】インバータコントローラに出力された信号
はシーケンス制御中の任意の動作を選択してインバータ
制御することを特徴とする請求項１記載の射出成形機の
油圧制御回路。
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| JP10239577A JP2000052392A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 射出成形機の油圧制御回路 |
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| JP10239577A JP2000052392A (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 射出成形機の油圧制御回路 |
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