JP2011020129A - ダイカストマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー効果が高く、かつ成形サイクル中の各工程における油圧ポンプの吐出流量及び吐出圧力を高精度に制御可能なダイカストマシンを提供する。
【解決手段】油圧ポンプ2を駆動するための電動モータとして、エンコーダ1aを備えた電動サーボモータ1を用いると共に、油圧ポンプ2の吐出ラインに、油圧ポンプ2の吐出圧を検出する圧力センサ4を備える。コントローラ15は、低速射出工程においては、エンコーダ1aの出力信号に基づいて、電動サーボモータ1の回転速度を電流制御で速度制御する。高速射出工程においては、制御弁を開いてアキュムレータ6から射出シリンダに圧油を供給する。増圧工程及びアキュムレータの蓄圧工程においては、油圧ポンプの吐出圧力に応じた前記圧力センサの出力信号に基づいて、電動サーボモータの回転速度を電流制御で圧力制御することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧駆動式のダイカストマシンに係り、特に、油圧回路の構成及びその制御方式に関する。
図3に、従来知られているダイカストマシンの油圧回路を示す。この図から明らかなように、従来例に係るダイカストマシンの油圧回路は、インダクションモータ101と、該インダクションモータ101によって駆動される固定吐出型の油圧ポンプ102と、油圧ポンプ102の吐出ライン103に設けられた流量制御弁104及び圧力制御弁105と、油圧ポンプ102から吐出される圧油を蓄えるアキュムレータ106と、油圧ポンプ102の吐出ライン103に並列接続された第1乃至第5の方向切換弁107〜111と、第1乃至第3の方向切換弁107,108,109によって圧油の流入方向が切り換えられる射出・増圧シリンダ112と、第4の方向切換弁110によって圧油の流入方向が切り換えられる型開閉シリンダ113と、第5の方向切換111によって圧油の流入方向が切り換えられる製品突き出しシリンダ114とを有している。
インダクションモータ101は一定回転数で回転駆動され、油圧ポンプ102からは一定圧力の圧油が吐出される。また、油圧ポンプ102からの吐出流量は流量制御弁104によって制御され、吐出ライン103の圧力は圧力制御弁105によって一定圧以下に制御される。
この種の油圧駆動ダイカストマシンにおいては、型開閉シリンダ113を型閉方向に駆動することによって行われる型閉工程及び型締工程、射出・増圧シリンダ112を射出方向に駆動することによって行われる射出工程及び増圧工程、型開閉シリンダ113を型開方向に駆動することによって行われる型開工程、製品突き出しシリンダ114を製品突き出し方向に駆動することによって行われる製品突き出し工程からなる成形サイクルが繰り返えされ、鋳造品の製造が連続的に行われる。なお、射出工程は、溶融金属が金型ゲートに達するまでのタイミングで行われる低速射出工程と、溶融金属を金型キャビティ内に充填するタイミングで行われる高速射出工程とから構成され、増圧工程は、高速射出工程に引き続いて行われる。
射出・増圧シリンダ112は、シリンダ内に射出ラム112aと増圧ラム112bとを収納してなる複動型の油圧シリンダであって、ポートaに油圧ポンプ102から吐出される圧油を供給することによって低速射出工程を実行すると共に、ポートaにアキュムレータ106から供給される圧油を供給することによって高速射出工程を実行し、ポートbに油圧ポンプ102から吐出される圧油を供給することによって増圧工程を実行する。
即ち、射出・増圧シリンダ112の射出ラム112a及び増圧ラム112bと製品突き出しシリンダ114のロッド114aとがそれぞれ後退位置にあり、かつ型開閉シリンダ113のロッド113aが前進位置にあって、第1、第4及び第5の方向切換弁107,110,111が、それぞれ図3の中立位置Aに切り換えられ、第2及び第3の方向切換弁108,109が切換位置Eに切り換えられている状態から、第1の方向切換弁107の切換位置を切換位置Bに切り換えると、油圧ポンプ102から吐出される圧油が射出・増圧シリンダ112のポートaに供給され、射出ラム112aが前進して、低速射出工程が実行される。この状態から、第1の方向切換弁107を中立位置Aに復帰すると共に、第2の方向切換弁108の切換位置を切換位置Dに切り換えると、アキュムレータ106に蓄えられた圧油が射出・増圧シリンダ112のポートaに供給され、高速射出工程が実行される。更にこの状態から、第2の方向切換弁108の切換位置を切換位置Eに復帰すると共に、第3の方向切換弁109の切換位置を切換位置Dに切り換えると、油圧ポンプ102から吐出される圧油が射出・増圧シリンダ112のポートbに供給され、増圧ラム112bが前進する。このとき、射出ラム112aには、射出ラム112aのピストン面積と増圧ラム112bのピストン面積との比(正数)に比例した圧力が作用するので、増圧工程が実行される。
増圧工程が終了した後、第3の方向切換弁109の切換位置を切換位置Eに復帰すると共に、第4の方向切換弁110の切換位置を切換位置Bに切り換えると、油圧ポンプ102から吐出される圧油が型開閉シリンダ113のポートaに供給され、ロッド113aが後退して、型開工程が実行される。
型開工程が終了した後、第4の方向切換弁110の切換位置を中立位置Aに復帰すると共に、第5の方向切換弁111の切換位置を切換位置Cに切り換えると、油圧ポンプ102から吐出される圧油が製品突き出しシリンダ114のポートbに供給され、ロッド114aが前進して、製品突き出し工程が実行される。
製品突き出し工程が終了した後、第5の方向切換弁111の切換位置を切換位置Bに切り換えると、油圧ポンプ102から吐出される圧油が製品突き出しシリンダ114のポートaに供給され、ロッド114aが後退して、原位置に戻る。しかる後に、第5の方向切換弁111の切換位置を中立位置Aに復帰すると共に、第4の方向切換弁110の切換位置を切換位置Cに切り換えると、型開閉シリンダ113のロッド113aが前進して、型閉及び型締が実行される。最後に、第4の方向切換弁110の切換位置を中立位置Aに戻すことにより、成形サイクルの1サイクルが終了する。
なお、アキュムレータ106への圧油の充填(蓄圧)は、型閉及び型締の実行後、次回の低速射出工程の開始までの間で行われる。
このように、図3に示した従来のダイカストマシンは、インダクションモータ101を用いて固定吐出型の油圧ポンプ102を駆動し、油圧ポンプ102の吐出流量及び吐出圧力を流量制御弁104及び圧力制御弁105にて制御する構成であるので、圧油の無駄が多く、近年の省エネルギーの要請に対処することが難しいという問題がある。また、油圧ポンプ102から射出・増圧シリンダ112、型開閉シリンダ113及び製品突き出しシリンダ114に至る圧油の流量及び圧力を高精度に制御することが困難で、金型キャビティ内に充填される溶融金属の射出速度及び射出圧力を高精度に制御することができず、良品を高能率に製造することが困難であるという問題もある。
ところで、油圧駆動式の射出成形機においては、固定吐出型の油圧ポンプを電動サーボモータを用いて駆動する技術が知られており(例えば、特許文献1参照。)、この技術を応用すれば、ダイカストマシンについても、上述した種々の不都合を解消しやすくなる。
特許第3245707号公報
しかしながら、特許文献1には、油圧ポンプの吐出流量と吐出圧力の制御方法に関して、「コントローラによりサーボモータの回転数を制御して油圧ポンプの吐出流量と吐出圧力を制御する」とのみ記載されており、成形サイクル中の各工程における具体的な制御方法が何ら開示されていないので、このままではダイカストマシンに応用することができない。
本発明は、かかる従来技術の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、省エネルギー効果が高く、かつ成形サイクル中の各工程における油圧ポンプの吐出流量及び吐出圧力を高精度に制御可能なダイカストマシンを提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するため、第1に、電動モータと、該電動モータにより駆動される油圧ポンプと、該油圧ポンプから吐出される圧油を蓄えるアキュムレータと、低速射出工程においては前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され、前記低速射出工程に引き続く高速射出工程においては前記アキュムレータから供給される圧油により駆動され、前記高速射出工程に引き続く増圧工程においては前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される射出・増圧シリンダと、前記射出シリンダへの圧油の供給を制御する方向切換弁と、前記電動モータ、前記アキュムレータ及び前記方向切換弁の駆動を制御するコントローラとを備えたダイカストマシンにおいて、前記電動モータとしてエンコーダを備えた電動サーボモータを用いると共に、前記油圧ポンプの吐出ラインに前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサを備え、前記コントローラは、前記低速射出工程においては、前記油圧ポンプの吐出流量に応じた前記エンコーダの出力信号に基づいて、前記電動サーボモータの回転速度を電流制御で速度制御し、前記高速射出工程においては、前記方向切換弁を切り換えて前記射出シリンダに前記アキュムレータからの圧油を供給し、前記増圧工程及び前記アキュムレータの蓄圧工程においては、前記油圧ポンプの吐出圧力に応じた前記圧力センサの出力信号に基づいて、前記電動サーボモータの回転速度を電流制御で圧力制御するという構成にした。
かかる構成によると、油圧ポンプ駆動用の電動モータとして電動サーボモータを用いるので、インダクションモータを一定回転数で回転駆動する場合に比べて圧油の無駄を低減できる。また、低速射出工程、増圧工程及びアキュムレータの蓄圧工程の各工程において、電動サーボモータを適宜速度制御又は圧力制御するので、低速射出工程、高速射出工程及び増圧工程の各工程を適正な射出速度又は増圧圧力にて実行することができる。
本発明は、第2に、前記第1の構成のダイカストマシンにおいて、前記速度制御は、前記エンコーダの出力信号が前記コントローラから出力される速度目標値に追従するように、前記電動サーボモータの回転速度をフィードバック制御することにより行い、前記圧力制御は、前記圧力センサの出力信号が前記コントローラから出力される圧力目標値に追従するように、前記電動サーボモータの回転速度をフィードバック制御することにより行うという構成にした。
かかる制御を行うことにより、電動サーボモータの速度制御及び圧力制御を簡単な構成で高精度に行うことができる。
本発明は、第3に、前記第1の構成のダイカストマシンにおいて、前記射出シリンダとして、前記低速射出工程及び前記高速射出工程において駆動される第1射出シリンダの後端に、前記増圧工程において駆動される第2射出シリンダを直列に連結してなる連結シリンダを用いるという構成にした。
かかる構成の油圧シリンダを用いると、第1射出シリンダに供給された圧油の圧力と第2射出シリンダに供給された圧油の圧力の総計を溶融金属に付与することができるので、高速射出工程後の溶融金属に所要の増圧処理を施すことができる。
本発明によると、油圧ポンプ駆動用の電動モータとして電動サーボモータを用い、該電動サーボモータの回転速度をエンコーダの出力信号又は圧力センサの出力信号に基づいて制御するので、インダクションモータを一定回転数で回転駆動する場合に比べて圧油の無駄がなく、ダイカストマシンの省エネルギー化を図ることができる。また、低速射出工程、増圧工程及びアキュムレータの蓄圧工程の各工程において、電動サーボモータを適宜速度制御又は圧力制御するので、低速射出工程、高速射出工程及び増圧工程の各工程を適正な射出速度又は増圧圧力にて実行することができ、鋳造欠陥の無い良品を高能率に製造することができる。
実施形態に係るダイカストマシンに備えられる油圧回路の回路図である。 成形サイクル中の各工程における射出シリンダロッドの前進速度の変化及び当該ロッドに作用する圧力の変化を示すグラフ図である。 従来例に係るダイカストマシンに備えられる油圧回路の回路図である。
以下、本発明に係るダイカストの実施形態を、図1及び図2を用いて説明する。本例のダイカストマシンは、図1に示すように、エンコーダ1aを備えた電動サーボモータ1と、該電動サーボモータ1によって駆動される固定吐出型の油圧ポンプ2と、油圧ポンプ2の吐出ライン3に設けられた圧力センサ4と、油圧ポンプ2から吐出される圧油を蓄えるアキュムレータ6と、油圧ポンプ2の吐出ライン3に並列接続された第1乃至第5の方向切換弁7,8,9,10,11と、第1乃至第3の方向切換弁7,8,9によって圧油の流入方向が切り換えられる射出・増圧シリンダ12と、第4の方向切換弁10によって圧油の流入方向が切り換えられる型開閉シリンダ13と、第5の方向切換11によって圧油の流入方向が切り換えられる製品突き出しシリンダ14と、エンコーダ1aの出力信号a及び圧力センサ4の出力信号bを取り込み、これに応じた電動サーボモータ1の制御信号c及び方向切換弁7,8,9,10,11の切換信号d,e,f,g,h並びにアキュムレータ6の駆動信号iを出力するコントローラ15とを有している。
電動サーボモータ1は、コントローラ15から出力される制御信号cによって回転駆動され、図2に示すように、射出・増圧シリンダ12に備えられたロッドの前進速度及び当該ロッドに作用する圧力が、コントローラ15から出力される速度目標値及び圧力目標値に追従するように、回転速度がフィードバック制御される。油圧ポンプ2からは、電動サーボモータの回転速度に応じた吐出流量及び吐出圧力の圧油が吐出される。
本例のダイカストマシンにおいても、型開閉シリンダ13を型閉方向に駆動することによって行われる型閉工程及び型締工程、射出・増圧シリンダ12を射出方向に駆動することによって行われる射出工程及び増圧工程、型開閉シリンダ13を型開方向に駆動することによって行われる型開工程、製品突き出しシリンダ14を製品突き出し方向に駆動することによって行われる製品突き出し工程からなる成形サイクルが繰り返えされ、鋳造品の製造が連続的に行われる。また、射出工程は、溶融金属が金型ゲートに達するまでのタイミングで行われる低速射出工程と、溶融金属を金型キャビティ内に充填するタイミングで行われる高速射出工程とから構成される。
射出・増圧シリンダ12は、第1射出シリンダ121の後端に第2射出シリンダ122を直列に連結してなる連結シリンダであって、第1射出シリンダ121の内部には第1ロッド121aが前後進可能に収納されると共に、第2射出シリンダ122の内部には第2ロッド122aが前後進可能に収納されている。この射出・増圧シリンダ12は、ポートaに油圧ポンプ2から吐出される圧油を供給することによって低速射出工程を実行し、同じくポートaにアキュムレータ6から供給される圧油を供給することによって高速射出工程を実行し、ポートbに油圧ポンプ2から吐出される圧油を供給することによって増圧工程を実行する。
以下、前記実施形態に係るダイカストマシンの動作について説明する。
低速射出工程の実行前においては、射出・増圧シリンダ12の第1ロッド121a及び第2ロッド122bと製品突き出しシリンダ14のロッド14aとがそれぞれ後退位置にあり、かつ型開閉シリンダ13のロッド13aが前進位置にあって、第1、第3、第4及び第5の方向切換弁7,9,10,11が、それぞれ図1の中立位置Aに切り換えられ、第2の方向切換弁8が切換位置Eに切り換えられている。また、アキュムレータ6内には、所定圧力の圧油が蓄圧されている。アキュムレータ6の蓄圧は、電動サーボモータ1の回転速度を、油圧ポンプ2の吐出圧力に応じた圧力センサ4の出力信号に基づいて、電流制御で圧力制御することにより行われる。
この状態から、第1の方向切換弁7の切換位置を切換位置Bに切り換えると、油圧ポンプ2から吐出される圧油が射出・増圧シリンダ12のポートaに供給され、第1ロッド121aが前進して、低速射出工程が実行される。このとき、コントローラ15は、エンコーダ1aの出力信号に基づいて電動サーボモータ1の回転速度を電流制御により速度制御し、コントローラ15から出力される低速射出時の速度目標値に第1ロッド121aの前進速度を追従させる。
また、この状態から、第1の方向切換弁7を中立位置Aに復帰すると共に、第2の方向切換弁8の切換位置を切換位置Dに切り換えると、アキュムレータ6に蓄えられた圧油が射出・増圧シリンダ12のポートaに供給され、高速射出工程が実行される。
更に、この状態から、第2の方向切換弁8の切換位置を切換位置Eに復帰すると共に、第3の方向切換弁9の切換位置を切換位置Bに切り換えると、油圧ポンプ2から吐出される圧油が射出・増圧シリンダ12のポートbに供給され、第2ロッド122aが前進して、溶融金属に第1ロッド121aに作用する押圧力と第2ロッド122aに作用する押圧力との合力が作用し、増圧工程が実行される。このとき、コントローラ15は、圧力センサ4の出力信号に基づいて、電動サーボモータ1の回転速度を電流制御により圧力制御する。
増圧工程が終了した後、第3の方向切換弁9の切換位置を中間位置Aに復帰すると共に、第4の方向切換弁10の切換位置を切換位置Bに切り換えると、油圧ポンプ2から吐出される圧油が型開閉シリンダ13のポートaに供給され、ロッド13aが後退して、型開工程が実行される。
型開工程が終了した後、第4の方向切換弁10の切換位置を中立位置Aに復帰すると共に、第5の方向切換弁11の切換位置を切換位置Cに切り換えると、油圧ポンプ2から吐出される圧油が製品突き出しシリンダ14のポートbに供給され、ロッド14aが前進して、製品突き出し工程が実行される。
製品突き出し工程が終了した後、第5の方向切換弁11の切換位置を切換位置Bに切り換えると、油圧ポンプ2から吐出される圧油が製品突き出しシリンダ14のポートaに供給され、ロッド14aが後退して、原位置に戻る。しかる後に、第5の方向切換弁11の切換位置を中立位置Aに復帰すると共に、第4の方向切換弁10の切換位置を切換位置Cに切り換えると、型開閉シリンダ13のロッド13aが前進して、型閉及び型締が実行される。最後に、第4の方向切換弁10の切換位置を中立位置Aに復帰することにより、成形サイクルの1サイクルが終了する。
なお、アキュムレータ6への圧油の充填(蓄圧)は、型閉及び型締の実行後、次回の低速射出工程の開始までの間で行われる。
本例のダイカストマシンは、油圧ポンプ駆動用の電動モータとして、電動サーボモータ1を用いるので、インダクションモータを一定回転数で回転駆動する場合に比べて圧油の無駄がなく、ダイカストマシンの省エネルギー化を図ることができる。また、低速射出工程、増圧工程及びアキュムレータの蓄圧工程の各工程において、電動サーボモータ1を適宜速度制御又は圧力制御するので、低速射出工程、高速射出工程及び増圧工程の各工程を適正な射出速度又は増圧圧力にて実行することができ、鋳造欠陥の無い良品を高能率に製造することができる。
本発明は、油圧駆動式ダイカストマシンの油圧回路に利用できる。
1 電動サーボモータ
1a エンコーダ
2 油圧ポンプ
3 吐出ライン
4 圧力センサ
6 アキュムレータ
7〜11 方向切換弁
12 射出・増圧シリンダ
13 型開閉シリンダ
14 製品突き出しシリンダ
15 コントローラ

Claims (3)

  1. 電動モータと、該電動モータにより駆動される油圧ポンプと、該油圧ポンプから吐出される圧油を蓄えるアキュムレータと、低速射出工程においては前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され、前記低速射出工程に引き続く高速射出工程においては前記アキュムレータから供給される圧油により駆動され、前記高速射出工程に引き続く増圧工程においては前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される射出・増圧シリンダと、前記射出シリンダへの圧油の供給を制御する方向切換弁と、前記電動モータ、前記アキュムレータ及び前記方向切換弁の駆動を制御するコントローラとを備えたダイカストマシンにおいて、
    前記電動モータとしてエンコーダを備えた電動サーボモータを用いると共に、前記油圧ポンプの吐出ラインに前記油圧ポンプの吐出圧を検出する圧力センサを備え、
    前記コントローラは、前記低速射出工程においては、前記油圧ポンプの吐出流量に応じた前記エンコーダの出力信号に基づいて、前記電動サーボモータの回転速度を電流制御で速度制御し、
    前記高速射出工程においては、前記方向切換弁を切り換えて前記射出シリンダに前記アキュムレータからの圧油を供給し、
    前記増圧工程及び前記アキュムレータの蓄圧工程においては、前記油圧ポンプの吐出圧力に応じた前記圧力センサの出力信号に基づいて、前記電動サーボモータの回転速度を電流制御で圧力制御することを特徴とするダイカストマシン。
  2. 前記速度制御は、前記エンコーダの出力信号が前記コントローラから出力される速度目標値に追従するように、前記電動サーボモータの回転速度をフィードバック制御することにより行い、前記圧力制御は、前記圧力センサの出力信号が前記コントローラから出力される圧力目標値に追従するように、前記電動サーボモータの回転速度をフィードバック制御することにより行うことを特徴とする請求項1に記載のダイカストマシン。
  3. 前記射出シリンダとして、前記低速射出工程及び前記高速射出工程において駆動される第1射出シリンダの後端に、前記増圧工程において駆動される第2射出シリンダを直列に連結してなる連結シリンダを用いたことを特徴とする請求項1に記載のダイカストマシン。
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