JP2000050796A - 茶生葉洗浄装置 - Google Patents
茶生葉洗浄装置Info
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Abstract
し、茶生葉を効率よく排出する装置を提供することを課
題としている。 【解決手段】 長手方向の一端を投入口とし、他端を取
出口とした洗浄用水槽の底面を取出部で傾斜上昇させ、
該洗浄用水槽の投入部には給水手段と、底部には空気噴
出手段と、取出口には、散水手段を備えた回転金網籠を
設ける。 【効果】 効率よく、茶生葉の洗浄をすることができ
る。
Description
に関し、詳しくは、塵埃や特に火山灰等が付着した茶生
葉を洗浄する装置に関するものである。
た茶生葉、特に、九州鹿児島地区の火山灰が付着した茶
生葉は、洗浄してから製茶を行う。茶生葉を洗浄する装
置としては、実公昭56−24477のように、水槽に
浸漬した回転胴にドラムを連接し、散水管を設けた装置
や、実公昭58−23273のように、水槽に浸漬した
胴に攪拌手を設け、攪拌移送を行う装置や、特公平1−
48728のように、水槽内の茶生葉を気泡で攪拌し、
水流で移送し、ネットコンベヤで取出し、散水する装置
や、実開平6−52474のように、水槽内の茶生葉を
多数の掻き寄せ具を固設した無端チェーンで移送する装
置、等があった。
477や実公昭58−23273のような装置は、機械
的な攪拌が多く、茶生葉が損傷しやすく、又、水槽に浸
漬した胴よりの茶生葉の取出しが困難だった。実公平1
−48728のようにコンベヤで取出し、コンベヤ上で
散水する装置では、不純物の除去が不十分だった。実開
平6−52474のように、掻き寄せ具によって茶生葉
を移送する装置は、掻き寄せ具に茶生葉が絡まったり、
貼り付いたりして、茶生葉の排出がされなかったり、
又、掻き寄せ具に絡まり、貼り付いた茶生葉の除去、掃
除に手間や時間がかかり、困難だった。本発明は、茶生
葉の損傷が少なく、不純物を十分に除去し、茶生葉を効
率よく排出する装置を提供することを課題としている。
に、本発明においては、以下のような手段をとる。長
手方向の一端を投入口とし、他端を取出口とした洗浄用
水槽の底面を取出部で傾斜上昇させ、該洗浄用水槽の投
入部には給水手段と、底部には空気噴出手段と、取出口
には、散水手段を備えた回転金網籠を設ける。上記
に、洗浄用水槽の投入部に、茶生葉沈降手段を設ける。
上記またはの空気噴出手段を、噴気孔を備えた空
気噴出管とする。上記、またはの回転金網籠に
桟を設ける。洗浄後の排水をフィルターでろ過し、静
置分離する循環用水槽を設け、浄化再生した浄水をポン
プを用いて、上記、、またはの洗浄用水槽への
給水手段とする。
浄装置を起動すると、洗浄用水槽の投入口から投入され
た茶生葉が茶生葉沈降手段によって水面下に沈み、給水
手段からの水流によって、取出口へ移送され、取出口か
ら多量の排水と共に、回転金網籠へと移動する。この
間、洗浄用水槽内の茶生葉は空気噴出手段から噴出され
る多量の気泡によって付着物(特に火山灰)を分離さ
れ、回転金網籠へ移送され、桟と回転により攪拌されな
がら散水され、洗浄され、回転金網籠の出口より次工程
へと移送されるものである。一方、付着物(特に火山
灰)は、排水と共に回転金網籠の目をとおって、循環用
水槽へ落下する。排水は、循環用水槽内のフィルターで
ろ過され、静置分離され、浄化再生されて、再び洗浄用
水槽へ供給される。
1は上部が開放した長方形の洗浄用水槽であり、一端を
投入口6、他端を取出口7としている。該洗浄用水槽1
の投入部は、2枚の傾斜して取り付けた投入部傾斜板
2、3により区割されており、その隙間の流入口39よ
り洗浄水を洗浄用水槽1内に供給する。洗浄水は、水、
湯等、茶生葉を変質させず、食品に無害の液体であれば
良い。他方、茶生葉の取出部は取出口7より手前に所定
距離(本実施例では取出口7より手前1メートル)か
ら、洗浄用水槽1の底面が上向きの傾斜部4となってい
る。(本実施例では傾斜角は略30度である。)取出部
においても、傾斜部4により洗浄水の流れの有効断面積
を減少させ、洗浄水の流速を速め、茶生葉の取出しをス
ムーズにしている。この時、洗浄水槽の底面を傾斜上昇
させ、深さを減少させるだけでなく、幅を狭くすると、
より効果的である。
角型(丸型でもよい)の空気噴出管であり、これらは空
気噴出手段である。該洗浄用水槽1の底部の長手方向に
本実施例では3本(1本でも、2本でも、4本以上でも
よい)設けられている。これらの空気噴出管8は互いに
連結して、配管11に接続されている。10は空気噴出
管8に圧縮空気を供給するブロワーであり、配管11を
通して、空気噴出管8へ連結されている。5は、洗浄用
水槽1の投入口6の近傍に設けられた茶生葉沈降手段で
あり、本実施例では回転式のフォーク状掻きならし具を
用いており、投入された茶生葉は、この掻きならし具5
の下を通って、水面下へ沈み、洗浄される。(沈降手段
を設けると、茶生葉は沈みやすいが、設けなくてもよ
い)12は散水のためのシャワー配管であるが、その他
の消泡手段でもよく、気泡が少ない場合は消泡手段は設
けなくてもよい。シャワー配管12は、洗浄用水槽1の
上部の気泡が発生しやすい場所に設ける。
金網籠で、一端は洗浄用水槽1の取出口7が臨接し、茶
生葉の投入が行なわれ、他端は次工程への搬送装置23
又は容器へ臨接し、洗浄された茶生葉を回転と共に取り
出す。回転金網籠13の内周には桟24を設け、回転金
網籠13内の茶生葉の攪拌、移動はこの桟24によりス
ムーズに行われる(回転金網籠13に傾斜をつけて移送
を行う場合等は、桟を設けなくてもよい)。回転金網籠
13の上部に散水手段としてシャワー配管14を設け、
仕上げのシャワー洗浄を行なう。散水手段(シャワー配
管14)は、回転金網籠13の内側でもよいが、外側に
設けると金網の目づまりを防止することができる。この
シャワー水は洗浄用水槽1の排水、茶生葉の付着物と共
に、金網の目を通って、下部に設けられた循環用水槽1
5へと流れ込む。
部にフィルター16を設け、排水をろ過している。同様
に、循環用水槽15内にも、フィルター17を設けて、
不純物を除去している。また、この循環用水槽15は、
不純物が静置沈降しやすいように断面積を広くとり、底
部には流れと直角方向に約15センチメートルの高さの
砂止め20を設けている。排水は、上記のように浄化再
生された後、浄水となり、水中ポンプ18によって、循
環水配管19を通って、洗浄用水槽1へ給水される。循
環水配管19はシャワー配管12にも連結している。洗
浄用水槽1への流入口39からの給水や、シャワー配管
12への給水は浄水でなく、水道水や井戸水などでもよ
く、混合した水でもよい。一方、シャワー配管14への
給水は、水道水や井戸水などがよい。
部を切り欠き、オーバーフロー部21を設ける。このオ
ーバーフロー部21には、排出される気泡を消すための
消泡剤噴霧装置22を設ける。消泡剤噴霧装置22は、
タイマー電源26により、あらかじめ設定された時間に
エアーを供給し、混合器27で消泡剤タンク28の消泡
剤29(無害)と混合し、噴霧ノズル30から噴霧す
る。気泡は消泡され、液体となり、排水パイプ31を通
り、排水溝32へ流れる。
ているので、次に記載するような効果がある。
る噴気バブリングと、水流との攪拌作用により、洗浄効
果を与えられ、茶生葉に付着する不純物(特に火山灰)
や塵埃を遊離せしめ、遊離した不純物は、回転金網籠か
ら水流と共に、下部へ排出される。茶生葉は洗浄された
後、回転金網籠より取り出される。洗浄用水槽と、回転
金網籠を用いることにより、茶生葉への少ない損傷で、
不純物を十分に除去することができる。茶生葉沈降手段
により、投入した茶生葉のすべてを確実に洗浄する。洗
浄に用いる水を循環した浄水とすることにより、省資源
で茶生葉の洗浄を行うことができる。本発明の茶生葉洗
浄装置によって、効率よく、茶生葉の洗浄をすることが
できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 長手方向の一端を投入口とし、他端を取
出口とした洗浄用水槽の底面を取出部で傾斜上昇させ、
該洗浄用水槽の投入部には給水手段と、底部には空気噴
出手段と、取出口には、散水手段を備えた回転金網籠を
設けることを特徴とする茶生葉洗浄装置。 - 【請求項2】 洗浄用水槽の投入部に、茶生葉沈降手段
を設けることを特徴とする請求項1記載の茶生葉洗浄装
置。 - 【請求項3】 空気噴出手段を、噴気孔を備えた空気噴
出管とすることを特徴とする請求項1または2記載の茶
生葉洗浄装置。 - 【請求項4】 回転金網籠に桟を設けることを特徴とす
る請求項1、2又は3記載の茶生葉洗浄装置。 - 【請求項5】 洗浄後の排水をフィルターでろ過し、静
置分離する循環用水槽を設け、浄化再生した浄水をポン
プを用いて、洗浄用水槽への給水手段に供給することを
特徴とする請求項1、2、3又は4記載の茶生葉洗浄装
置。
Priority Applications (1)
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JP23647298A JP3903451B2 (ja) | 1998-08-08 | 1998-08-08 | 茶生葉洗浄装置 |
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- 1998-08-08 JP JP23647298A patent/JP3903451B2/ja not_active Expired - Fee Related
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