JP2000050114A - 資料提示装置 - Google Patents

資料提示装置

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JP2000050114A
JP2000050114A JP10212932A JP21293298A JP2000050114A JP 2000050114 A JP2000050114 A JP 2000050114A JP 10212932 A JP10212932 A JP 10212932A JP 21293298 A JP21293298 A JP 21293298A JP 2000050114 A JP2000050114 A JP 2000050114A
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JP
Japan
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camera
pan
tilt
switch
preset
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JP10212932A
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English (en)
Inventor
Kenji Ichihara
賢治 市原
Hiroaki Uchimura
博明 内村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ部のパン/チルト動作において、プリ
セットメモリーしたカメラアングル位置に最高速で移動
しプレゼンテーションを行えるようにした資料提示装置
を得る。 【解決手段】 ドキュメント資料等を載置するテーブル
面を有するテーブル本体部から立ち上がる1本のカメラ
アームの先端部にテーブル面を映す向きにカメラ部を備
え、カメラ部がテーブル面に対してパン/チルト動作さ
れるパン/チルト機構部を備え、カメラ部のパン/チル
ト動作にあって、プリセットメモリーしたカメラアング
ル位置に最高速で移動し呼び出すことがてきるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブル面上に載
置したドキュメント資料(文書等の資料)や立体物等を
電動移動するCCDカメラ(以下、単にカメラ部とい
う)により映像化し、スクリーン等にプレゼンテーショ
ン(提示)を行うための資料提示装置に関し、詳しく
は、カメラ部のパン/チルト動作にあって、カメラ部が
メモリーされたカメラアングル位置に最高速で移動する
ようにしたことによって、プレゼンテーションの操作性
を効率的に行えるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上述したような資料提示装置は、
テーブル上のドキュメント資料を手で動かしたり、ある
いはカメラヘッドを手動操作して映し出そうとする資料
部分をカメラヘッドに対応させスクリーン等にプレゼン
テーションする方式が一般的であった。
【0003】しかし、最近ではカメラヘッドを電動操作
してドキュメント資料をプレゼンテーションする方式
が、例えば、図22に示したような資料提示装置が提案
されている。
【0004】図22の資料提示装置の外観図を示し、そ
の機能について説明する。符号201がドキュメント資
料等を載置するテーブル面202を有するテーブル本体
部であり、このテーブル本体部201にはテーブル面2
02を跨がるようにアーチ形のフレーム203がテーブ
ル本体部201の図示しないレールに沿って移動可能に
されている。そして、アーチ形のフレーム203にカメ
ラ204が搭載され、カメラ204の被写体レンズ20
5がテーブル面202を映す向きに配置され、カメラ2
04が水平なフレーム203aに沿って移動可能にされ
ている。
【0005】すなわち、カメラ204をフレーム203
aに沿って移動させることで、テーブル面202に対し
てX軸方向への移動が行え、また、フレーム203をテ
ーブル本体部201に沿って移動させることで、テーブ
ル面202に対してカメラ204のY軸方向への移動が
行えるようになっている。
【0006】このように上述した資料提示装置は、テー
ブル面202上に載置したドキュメント資料に対して操
作パネル206あるいは図示しないマウスを操作するこ
とによってカメラ204をX軸/Y軸方向へ移動操作す
ることによって、映し出そうとする資料部分を広角映像
あるいは拡大映像として例えば、会議室等のスクリーン
へプレゼンテーションすることができ、また、パソコン
と接続することによって、パソコン操作によって資料提
示装置を操作できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した資
料提示装置には、カメラ204を予めプリセットメモリ
ーしたカメラアングル位置に自動的に呼び出し、プレゼ
ンテーションできるようにした機能は備えられていな
い。
【0008】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、プリセットメモリーしたカメラ
アングル位置に呼び出すことがてき、しかも、プリセッ
トメモリーした位置に最高速で移動できるようにした資
料提示装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による資料提示装置は、カメラ部をテーブル
面に対してパン/チルト動作するパン/チルト機構部を
備えると共に、メモリーされたカメラアングル位置に最
高速で移動するようにした呼び出し機能部を備えたもの
である。
【0010】上述した資料提示装置としたことで、カメ
ラ部をメモリーされたアングル位置に最高速で素早く呼
び出すことができる。しかも、移動元とメモリー位置の
間を必要に応じて繰り返し呼び出すことも可能であり、
この際の呼び出しも最高速で素早く行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による資料提示装置
の実施の形態の例を図面を参照して説明する。
【0012】図1は資料提示装置の全体の外観斜視図で
ある。資料提示装置のテーブル本体部を符号1で示し、
このテーブル本体部1の上面にドキュメント資料等が載
置されるテーブル面2を備え、テーブル面2は本例では
ガラス等の半透明部材からなり、テーブル本体部1内に
配置した図示しないバックランプ光によりテーブル面2
が裏面側から照射されドキュメント資料等が照明される
ようになっている。
【0013】テーブル本体部1の奥側に設けたカバー枠
3には、カメラアーム4の基端部5が当該カバー枠3内
において支承され、カメラアーム4が傾斜状に立ち上が
る位置と、テーブル面2上に折り畳まれて収納される位
置とに回動可能である。このカメラアーム4の取り付け
機構については後述する。
【0014】さて、カメラアーム4の先端部には水平に
されたカメラ支持部4aを有し、このカメラ支持部4a
にカメラブロック10が取り付けられている。カメラブ
ロック10にはテーブル面2が映り込む向きにされ、テ
ーブル面中心上に配置されるようにしたカメラ部11
と、このカメラ部11をテーブル面2のY軸方向に沿っ
てチルト移動できるようにしたチルト機構部12と、同
様にカメラ部11をテーブル面2のX軸方向に沿ってパ
ン移動できるようにしたパン機構部13とから構成さ
れ、パン機構部13がカメラ支持部4aに支持されてい
る。
【0015】以下、カメラブロック10の詳細を図2〜
図5を参照して説明する。図2は図1のA−A線拡大横
断面図、図3は図2の矢印B方向から見た側断面図、図
4は同じく図2の矢印C方向から見た側断面図、図5は
同じく図2の矢印D方向から見た正面断面図である。
【0016】カメラ部11はカメラカバー14a,14
bで覆われ、被写体レンズ15を下向きにされた状態で
配置されている。被写体レンズ15は本例ではクローズ
アップレンズが使用され、カメラ部11に対して出し入
れ可能にされている。また、カメラ部11には広角(テ
レ)及び望遠(ワイド)が可能のズーム機能を備えてい
ると共に、オートフォーカス機能も備えている。そし
て、上述したカメラ部11はチルト機構部12に支持さ
れている。
【0017】チルト機構部12は次のように構成されて
いる。カメラ部11の中心には左右に一軸状にチルト軸
16,17が設けられ、両チルト軸16,17がチルト
シャーシ18に回動可能に支持されている。
【0018】一方のチルト軸16はフランジ19付きの
ドラム軸20が一体化され、このドラム軸20がカメラ
部11にねじ固定されている。さらに、ドラム軸20に
はフランジ板21によって抜け止めされたウォームホィ
ール22がスリップ動可能に支持されている。そして、
ウォームホィール22とフランジ19間に波ワッシャ2
3を挟圧して摩擦係合し、ウォームホィール22にクラ
ッチ機構を構成している。このウォームホィール22に
は伝達ギア24のウォームギア25が噛み合い、伝達ギ
ア24にチルト駆動用のギアードモータからなるDCモ
ータ26の出力ギア27が噛み合っている。これら、伝
達ギア24、ウォームギア25、DCモータ26及び出
力ギア27はチルトシャーシ18に保持され、チルトシ
ャーシ18の外側にねじ28で固定したチルトカバー2
9でウォームホィール22を覆っている。
【0019】また、他方のチルト軸17には扇形状のチ
ルト回転角検出ギア30が取り付けられている。チルト
回転角検出ギア30にはポテンショギア31が噛み合
い、ポテンショギア31のギア軸にポテンショメータ3
2が直結している。そして、チルトシャーシ18の外側
にねじ33で固定したチルトカバー34でチルト回転角
検出ギア30と共にポテンショギア31を覆っている。
【0020】このように構成したチルト機構部12は、
DCモータ26が駆動されると出力ギア27から伝達ギ
ア24、ウォームギア25を介してウォームホィール2
2が回転駆動され、さらに、ウォームホィール22から
波ワッシャ23によるクラッチ機構を介してドラム軸2
0が回転駆動され、これによって、チルト軸16,17
を回動支点軸としてカメラ部11がチルト動作が行われ
る。同時にカメラ部11のチルト動作に連動してチルト
回転角検出ギア30からポテンショギア31が回動され
ることで、カメラ部11のチルト回動角がポテンショメ
ータ32によって検出することができる。
【0021】カメラ部11のチルト回動角はテーブル面
2に対してY軸方向に一例として例えば20°の範囲で
回動された時点で、図3に示すようにカメラ部11のカ
メラカバー14a,14bがチルトシャーシ18に取り
付けたカバー35のストッパー36a,36bに接触し
て停止するようにされている。このようにカメラ部11
のチルト動作によって、図6に示すようにテーブル面2
の上端から下端までのエリアを映し出すことができるよ
うになる。
【0022】かくして、上述したチルト機構部12を備
えたカメラ部11はパン機構部13に保持されている。
【0023】パン機構部13は次のように構成されてい
る。パンシャーシを符号37で示し、パンシャーシ37
にはねじ38で固定した軸受け筒39にパン軸40が回
転可能に支持され、パンシャーシ37から突出するパン
軸40の軸端にチルトシャーシ18がねじ41で固定さ
れている。
【0024】パン軸40にはフランジ板42によって抜
け止めされたウォームホィール43がスリップ動可能に
支持され、このウォームホィール43とパン軸40に設
けたフランジ44との間に波ワッシャ45を挟圧して摩
擦係合し、ウォームホィール43にクラッチ機構を構成
している。このウォームホィール43には伝達ギア46
のウォームギア47が噛み合い、伝達ギア46にパン駆
動用のギアードモータからなるDCモータ48の出力ギ
ア49が噛み合っている。
【0025】また、パン軸40にはパン回転角検出ギア
50が形成され、このパン回転角検出ギア50にポテン
ショギア51が噛み合い、ポテンショギア51のギア軸
にポテンショメータ52が直結している。上述したパン
機構部13はパンカバー53により覆われている。
【0026】このように構成したパン機構部13は、D
Cモータ48が駆動されると出力ギア49から伝達ギア
46、ウォームギア47を介してウォームホィール43
が回転駆動され、さらに、ウォームホィール43から波
ワッシャ45によるクラッチ機構を介してパン軸40が
回転駆動される。これによって、パン軸40を回転中心
としてチルトシャーシ18と共にカメラ部11のパン動
作が行われる。同時にパン軸40のパン回転角検出ギア
50に噛み合っているポテンショギア51が回動される
ことで、カメラ部11のパン回動角がポテンショメータ
52によって検出することができる。
【0027】カメラ部11のパン回動角はテーブル面2
に対してX軸方向に一例として例えば30°の範囲で回
動されるもので、このようにカメラ部11のパン動作に
よって、図7に示すようにテーブル面2の右端から左端
までのエリアを映し出すことができるようになる。
【0028】カメラ部11のチルト/パン動作は、上述
したチルト用DCモータ26及びパン用DCモータ48
を駆動源として電動で動作することのほか、手動でもチ
ルト/パン動作することができる。
【0029】すなわち、例えばカメラ部11のチルト機
構部12ではチルト用DCモータ26の駆動トルクがウ
ォームギア25からウォームホィール22に伝達されて
カメラ部11のチルト動作が行われるのに対して、逆に
カメラ部11を手動でチルト方向に回動してもウォーム
ホィール22からウォームギア25を回すことは、ギア
の噛み合い摩擦抵抗が大きいためウォームホィール22
とウォームギア25は停止した状態のままである。従っ
て、カメラ部11が手動でチルト動作されるとクラッチ
機構をスリップし、カメラ部11を所定のチルトアング
ルに回動させることができる。
【0030】同様に、カメラ部11を手動でパン方向に
回動してもウォームホィール43からウォームギア47
を回すことはできず、従って、カメラ部11はクラッチ
機構をスリップし、カメラ部11を所定のパンアングル
に回動させることができる。
【0031】また、上述したクラッチ機構を採用したこ
とによって、カメラ部11の手動操作時におけるチルト
機構部12及びパン機構部13のギア破損等を防止する
ことができる。
【0032】尚、カメラ部11はチルト軸16,17を
回動支点部として、チルト方向にいわゆる首振り動作
し、また、パン軸40を回動支点部として、パン方向に
首振り動作するものであるので、テーブル面2に対して
フォーカスがずれたり、映像ひずみが発生する等の問題
があるが、このような問題はカメラ部11にオートフォ
ーカス機能を備えることによって解決でき、しかも、テ
ーブル面2に対してカメラ部11をカメラアーム4によ
って高いカメラポジションに配置することによって上述
した問題を解消している。
【0033】さて、上述のように構成したカメラブロッ
ク10には、カメラアーム4のカメラ支持部4aに対し
て手動操作で90°跳ね上げ(以下、フリップアップと
いう)、カメラ部11の被写体レンズ15を水平向きに
回動し停止できるフリップアップ機構54を備えてい
る。
【0034】カメラブロック10がフリップアップされ
たときの使用態様は、例えば、会議室等の壁面に貼られ
た資料を拡大して映し出したり、あるいは会議を進行し
ているプレゼンターの顔等を映し出したりその他、外界
の風景等を映す場合に適用される。
【0035】フリップアップ機構54の構成について説
明する。カメラ支持部4aのフレーム55に軸体56が
固定されており、この軸体56にパンシャーシ37のサ
イドシャーシ37aが軸受けされている。サイドシャー
シ37a内に突き出ている軸体56の先端部には鍔板5
7がキー56aにより回動不能に係合されねじ58で軸
体56に固定され、この鍔板57とサイドシャーシ37
a間にスリップリング59が圧着されている。これによ
って、カメラブロック10が所定の摩擦力を受けて軸体
56の周りを回動可能にされている。
【0036】また、鍔板57には対抗的に2つのストッ
パー片60a,60bが形成され、これらストッパー片
60a,60bにサイドシャーシ37aから折り曲げ形
成したストッパー61が係合可能である。すなわち、カ
メラブロック10のカメラ部11がテーブル面2側に下
向きにされている状態(以下、この状態をドキュメント
方向という)では、図4に示すようにストッパー61が
一方のストッパー片60aに突き当たって下向き状態を
保持している。そして、カメラブロック10をフリップ
アップ動作させると、図8に示すようにストッパー61
が他方のストッパー60bに突き当たり、カメラ部11
が水平向きにされた状態で保持される。
【0037】また、上述した鍔板57に対応してサイド
シャーシ37aにフリップアップ検出スイッチ62が配
置されている。このフリップアップ検出スイッチ62は
カメラブロック10がドキュメント方向にされていると
きではオフ状態となり、カメラブロック10がフリップ
アップされると、スイッチ62のスイッチレバー63が
他方のストッパー片60bに乗り上げられオン状態とな
るように切り換えできるようになっている。
【0038】カメラブロック10のフリップアップ状態
では、図9に示すようにカメラ部11は水平向きにおい
てチルト回動角は20°(全角で40°の回動角)の範
囲で電動で回動させることができ、また、図10に示す
ようにパン回動角は左右方向に100°(全角で200
°の回動角)の範囲で電動で回動させることができ、手
動ではパン回動角は左右方向に150°(全角で300
°の回動角)の範囲まで回動させることができるように
なっている。例えば、電動でカメラ部11を100°の
範囲に回動できることで、風景をパノラマ撮影すること
が可能となる。また、手動でパン回動角を150°の範
囲まで回動することができることによって、会議中等に
おいてカメラ部11を手動で首振り動作し発言者やプレ
ゼンターの顔を素早く映し出すことができる。
【0039】尚、カメラブロック10をフリップアップ
した動作状態では、カメラ部と被写体物との焦点距離が
無限大近くなることから、クローズアップレンズである
被写体レンズ15をカメラ部から外すようにする。
【0040】ところで、カメラブロック10を保持した
カメラアーム4の基端部5の構成を図11について説明
する。
【0041】カメラアーム4の基端部5には、カバー枠
3内に軸受け板70によって支承した軸部71と直結さ
れ、この軸部71がコイルばね72で付勢されたブレー
キシュー73によって所定の摩擦力を受けて回動可能に
されている。また、軸部71にはウェート74が取付板
74aによって取り付けられ、カメラアーム4及びカメ
ラブロック10の自重とウェート74とが軸部71を支
点にして左右にバランスがとれるようにされている。こ
れによって、カメラアーム4を手動で倒立するときの力
を小さな動作力で行うことができるようになっている。
【0042】また、軸部71にはカメラアーム4をテー
ブル面2上に折り畳んだときに、その位置でカメラアー
ム4をロックできるロック板75が設けられている。す
なわち、ロック板75は支点部76を支点にして図示し
ない板ばねで軸部71側に付勢され、ロック板75の先
端部の操作つまみ77がカバー枠3から突出している。
これによれば、カメラアーム4がテーブル面2上に折り
畳まれると、これに伴って回動する軸部71に設けたス
トッパーピン78がロック板75のロック孔79に係合
され、カメラアーム4が折り畳まれた状態でロックする
ことができる。一方、カメラアーム4を起立させるとき
は、操作つまみ77を押し下げることで、ストッパーピ
ン78からロック孔79が後退してロックが解除され、
カメラアーム4を起立回動させることができる。
【0043】また、カメラアーム4が折り畳まれた状態
では、軸部71に設けた押しピン80がアームスイッチ
81の接片82をオン動作し、これによって、カメラブ
ロック10への電源を切ることができるようになってい
る。
【0044】さらに、図1においてテーブル本体部1に
はカメラ部11により映し出された映像を手元で見るこ
とのできる画像表示モニタ83が備えてある。また、テ
ーブル面2を外側から照明する一対の照明灯84,84
を有し、さらに、テーブル本体部1の側部には本発明の
資料提示装置を持ち運ぶための把手85を備えている。
【0045】さて、上述のように構成したカメラブロッ
ク10はカメラ部11のパン/チルト動作、ズーム動作
等を行うための操作パネル86がテーブル本体部1に配
置されている。この操作パネル86の平面図を図12に
示す。
【0046】操作パネル86にはカメラ部11のカメラ
アングルをX軸方向であるパン動作方向、Y軸方向であ
るチルト動作方向及びX軸とY軸の中間の斜め方向に移
動させるレバースイッチ87、カメラ映像をワイド側
(広角)とテレ側(望遠)とに選択することのできるズ
ームスイッチ88、カメラ部11を所定のカメラアング
ルからセンター位置に復帰できるホームスイッチ89、
カメラ部11がドキュメント位置かフリップアップ位置
かを上述したスイッチ62の切り換えによって点灯表示
されるLED等からなる表示ランプ90a,90b、セ
ットスイッチ91と、このセットスイッチ91の操作で
点灯表示されるLED等からなる表示ランプ91aと、
カメラ部11を所定のカメラアングルにプリセットメモ
リーすることのできる第1のプリセットスイッチ92a
と第2のプリセットスイッチ92b、テーブル面2のバ
ックランプ及び照明灯84を点灯/消灯表示するランプ
スイッチ93を備えている。
【0047】上述したプリセットメモリー機能はカメラ
部11がドキュメント位置の状態とフリップアップ位置
の状態においても同様に行うことができる。
【0048】一方、カメラ部11のパン/チルト動作や
ズーム動作は、操作パネル86を操作することなく赤外
線を利用したリモコンによる遠隔操作が可能にされてい
る。
【0049】リモコン受信部は符号94で示し、周辺か
らの赤外線信号が障害なく受信されるためにカメラ支持
部4aの上面に取り付けられている。以下、リモコン受
信部94の取り付け構造を図13及び図14について説
明する。
【0050】リモコン受信部94はセンサーカバー95
内に基板96が固定され、この基板96上にリモコン受
光素子97が支持されている。このリモコン受光素子9
7は約60°の角度範囲から赤外線信号が受光される指
向角度を有する。センサーカバー95はカメラ支持部4
aに開口した支持孔98に回転可能に挿着され、カバー
95の下部に形成したフランジ部95aがカメラ支持部
4a内に配置したフレーム99上に保持されている。基
板96から引き出されたリード線97aがフレーム99
の孔99aを通して上述したカメラブロック10へ配線
される。
【0051】また、センサーカバー95のフランジ部9
5aとカメラ支持部4aとの間にはばねワッシャ100
を介在し、センサーカバー95を所定の摩擦力で回転可
能にされている。ここで、センサーカバー95は回転動
作において、フランジ部95aの裏面に形成した凸部1
01がフレーム99の孔99aの一部に形成したストッ
パー102に突き当たるようにされ、これによって、セ
ンサーカバー95は左右方向に150°の回動角(トー
タルで300°の回転角)をもって回転可能にされてい
る。つまり、リモコン受光素子97が60°の指向角度
を有することから、センサーカバー95を回動移動する
ことで360°の全方向からリモコン受光素子97へ受
光させることができるようになっている。尚、符号10
3はリモコン受光素子97の向きが外部から判るように
センサーカバー95に表示している表示マーク、104
はセンサーカバー95を保持し回転操作する際のすべり
止め突起である。
【0052】このように構成したリモコン受信部94を
備えたことで、資料提示装置の配置向きにかかわらず、
センサーカバー95に表示した表示マーク103をプレ
ゼンターの方向に回動させることによって、資料提示装
置から離れていてもリモコン操作を自由に行うことがで
きる。すなわち、あらゆる方向から資料提示装置のリモ
コン操作が可能となる。
【0053】上述したリモコン受信部94に赤外線信号
を遠隔操作するリモコン発信器104を図15に示す。
このリモコン発信器104には上述した操作パネル86
と同様にカメラアングルを操作するレバースイッチ10
5、ズームスイッチ106、ホームスイッチ107、セ
ットスイッチ108、第1のプリセットスイッチ109
aと第2のプリセットスイッチ109bを備えている。
【0054】また、リモコン発信器104にはビットス
イッチの切換えスイッチ110を備えている。このビッ
トスイッチは資料提示装置のテーブル本体部1の背面に
備えられているもので、図16にビットスイッチの全体
を符号111で示す。
【0055】ビットスイッチ111は複数の資料提示装
置がある場合、リモコン発信器104で操作しようとす
る資料提示装置以外の別の資料提示装置が動作するのを
防止するものである。ビットスイッチ111には4つの
それぞれオン/オフ動作するビット1からビット4のス
イッチ111a〜111dを備えている。
【0056】ビット1スイッチ111aは、オン状態で
は操作パネル86によるカメラアングルの斜め移動が可
能に設定され、オフ状態では操作パネル86によるカメ
ラアングルの斜め移動が不能に設定される。
【0057】ビット2スイッチ111bは、オン状態で
は操作パネル86によるカメラアングルの正方向移動が
可能に設定され、オフ状態では操作パネル86によるカ
メラアングルの逆方向移動が可能に設定される。
【0058】ビット3スイッチ111cは、オン状態で
はリモコン送信器104による受信が可能に設定され、
オフ状態ではリモコン送信器104による受信が不能に
設定される。
【0059】ビット4スイッチ111dは、オン状態で
はリモコン送信器104の切換えスイッチ110が
「1」側でリモコン送信が可能、「2」側ではリモコン
送信が不能に設定され、オフ状態ではリモコン送信器1
04の切換えスイッチ110が「1」側でリモコン送信
が不能、「2」側でリモコン送信が可能に設定される。
【0060】さて、本発明による資料提示装置では、カ
メラ部11のパン/チルト動作において、ズーム状態が
ワイド側ではカメラ部11の動作スピードを速くし、テ
レ側ではカメラ部11の動作スピードを遅くするように
されている。これは、上述したチルト機構部12の駆動
源であるDCモータ26及びパン機構部13の駆動源で
あるDCモータ48への印加電圧を可変制御することに
よって行っている。図17にズーム倍率とモータへの印
加電圧との関係を示す。
【0061】これによれば、一例としてズーム倍率がワ
イド側(0等倍、ズーム値:0000)からテレ側(1
2倍、ズーム値:3FFF)にされた状態において、ズ
ーム倍率が0等倍から6倍ではモータ印加電圧は6.5
4v(カメラの動作スピードが6.61度/sec )、ズ
ーム倍率が6倍から9倍ではモータ印加電圧は6.04
v(カメラの動作スピードが6.17度/sec )、そし
て、ズーム倍率が6倍から12倍ではモータ印加電圧は
5.45v(カメラの動作スピードが5.48度/sec
)に設定されている。
【0062】このようにカメラ部11のズーム倍率に応
じてパン/チルト動作するDCモータ26、DCモータ
48への印加電圧を段階的に可変するようにしたこと
で、パン/チルト動作において、映し出される映像が見
た目上、一定された移動スピードとなって見ることがで
きる。これによって、操作上の違和感もなく使い勝手の
よい資料提示装置となる。
【0063】また、本発明による資料提示装置では、カ
メラ部11がプリセットメモリーされた所定のカメラア
ングル位置に移動する際、通常の移動速度より素早く移
動し、プリセットメモリーされた位置に最高速で到達す
るようなプリセット機能を備えている。これによって、
ドキュメントのプレゼンテーションを効率的に行うこと
ができる。このプリセット機能については後述する制御
ブロック図の中で説明する。
【0064】図18に本発明による資料提示装置の制御
ブロック図を示し、フローチャートを参照して動作手順
を説明する。尚、ブロック図中の機構部と上述した各機
構部と同一部分には同じ符号を付して説明する。
【0065】〔レバースイッチ87によるカメラアング
ル動作(図19のフローチャート参照)〕まず、ステッ
プS100においてレバースイッチ87がオンされたか
がメインCPU112で判別される。オンされた場合に
ステップS101に進み、パン方向にオンされていない
場合では、メインCPU112からカメラアングル動作
の情報をもとにチルトモータ駆動回路113にパルス変
調信号(PWM)を出力する(S102)。そして、チ
ルトモータ駆動回路113はパルス変調信号をDC電圧
にし(S103)、チルトDCモータ26を駆動し(S
104)、カメラ部が所定のチルトカメラアングルに動
作する(S105)。
【0066】S101において、パン方向にオンされて
いる場合ではS106へ進み、ここで、チルト方向にオ
ンされていない場合では、メインCPU112からカメ
ラアングル動作の情報をもとにパンモータ駆動回路11
4にパルス変調信号を出力する(S107)。そして、
パンモータ駆動回路114はパルス変調信号をDC電圧
にし(S108)、パンDCモータ48を駆動し(S1
09)、カメラ部が所定のパンカメラアングルに動作す
る(S110)。
【0067】また、S106において、チルト方向にオ
ンされている場合ではメインCPU112からカメラア
ングル動作の情報をもとにチルトモータ駆動回路113
及びパンモータ駆動回路114にパルス変調信号を出力
する(S111)。そして、チルトモータ駆動回路11
3及びパンモータ駆動回路114はパルス変調信号をD
C電圧にし(S112)、チルトDCモータ26及びパ
ンDCモータ48を駆動し(S113)、カメラ部が斜
め方向のカメラアングルに動作する(S114)。
【0068】〔リモコン受信部94によるカメラアング
ル動作〕リモコン受信部94はリモコン発信器104か
らパン/チルト動作のカメラアングル動作信号が入力さ
れる。そして、リモコン受信部94に入力されたカメラ
アングル動作情報がメインCPU112に取り込まれ、
以下、パン/チルト動作情報に基づき上述の場合と同様
にカメラアングルを動作することができる。
【0069】〔パンカメラアングルのプリセット〕パン
DCモータ48の変化に応じてパンポテンショメータ5
2の回転角が変化する。パンポテンショメータ52の両
端には+5vの電圧が印加されており、パンポテンショ
メータ52の示す電圧を12BIT A/Dコンバータ11
5によりエンコードする。ここで、エンコードされた1
2BIT A/Dコンバータ115のデータはメインCPU
112に取り込まれ、プリセットメモリーをする際、エ
ンコードデータがEEPROM116に記憶されプリセ
ット操作が完了する。
【0070】〔プリセットメモリー位置への高速呼び出
し〕プリセットメモリーされたパンポテンショメータ5
2の回転角の情報を実行する場合には、プリセットスイ
ッチ92a(またはプリセットスイッチ92b)が押さ
れると、メインCPU112がEEPROM116のデ
ータを読み出したあと、パルス変調信号の出力を最大
(1:0)にし、パンモータ駆動回路114に出力す
る。ここで、パンモータ駆動回路114はパルス変調信
号をDC電圧に変換し、パンDCモータ48を最高速で
駆動する。パンポテンショメータ52は現在のカメラア
ングル位置を検出しており、プリセットメモリーされた
カメラアングル位置に到達することで、メインCPU1
12からパンモータ駆動回路114を経てパンDCモー
タ48を停止させ、プリセットメモリー位置への高速呼
び出し動作が完了する。
【0071】尚、チルトカメラアングルのプリセット及
びプリセットメモリー位置への高速呼び出しも上述した
パンカメラアングルの場合と同様の手順で行われるもの
であり説明は省略する。
【0072】ここで、図20に示したフローチャートを
参照し、第1のプリセットスイッチ92aがオンされて
からカメラアングルが変化するまでの手順について説明
する。
【0073】まず、ステップS100において第1のプ
リセットスイッチ92aがオンされたかが判別され、オ
ンされたときステップS101でEEPROM116か
らパン/チルトカメラアッグルのデータを取り出す。こ
のあと、ステップS102で12BIT A/Dコンバータ
115から現在のカメラアングルデータを取り出す。次
にこのカメラアングルデータはステップS103におい
て移動先のデータと相違があるかを比較し、相違がない
場合にはステップS104に進み、メインCPU112
からパルス変調信号を発生させずカメラアングルをその
ままとする。
【0074】ここで、ステップS103において移動先
のデータと相違がある場合には、ステップS105にお
いてメインCPU112からパルス変調信号を発生さ
せ、カメラアングルを移動させる。このあと、ステップ
S106において移動先のデータと現在のデータに相違
があるかを比較し、相違がある場合にはステップS10
5に戻りカメラアングルを移動させる。ステップS10
6において移動先のデータと現在のデータに相違がない
場合にはステップS107に進み、メインCPU112
からパルス変調信号の発生を止め、カメラアングルの移
動を停止させる。
【0075】上述したカメラアングルのプリセット機能
を備えたことにより、プリセットしたカメラアングル位
置を最高速で呼び出しプレゼンテーションすることがで
き、しかも、頻繁に映し出したいカメラアングル位置を
最高速で繰り返して呼び出しプレゼンテーションするこ
とができる。
【0076】また、第1のプリセットスイッチ92aあ
るいは第2のプリセットスイッチ92bの操作によるカ
メラアングルメモリー位置の高速呼び出し以外、ホーム
スイッチ89を操作してホーム位置に呼び出しする場合
であっても上述した同様の手順によって高速呼び出しす
ることができる。
【0077】尚、カメラ部11は手動でチルトあるいは
パン方向に回動されたとしても、カメラ部11の動きに
連動してポテンショギアを介してポテンショメータでカ
メラ部11の回動角を常時検出しているので、手動で回
動したときのカメラ部11の回動位置と、プリセットし
たカメラアングル位置とが変動しても何ら影響を及ぼす
こともない。
【0078】〔ズームスイッチ88〕ズームスイッチ8
8は押し力の強さでズームスピードが2段階に変化する
スイッチが使用されている。
【0079】ズームスイッチ88が操作されると、メイ
ンCPU112からカメラCPU117を経由してカメ
ラMPU118に対して現在のズーム値の情報を要求す
る。このズーム値の要求に基づきカメラMPU118か
らカメラCPU117を経由してメインCPU112に
ズーム値の情報が取り込まれる。このズーム値情報をも
とにメインCPU112からパルス変調信号をパンモー
タ駆動回路114に出力し、パンモータ駆動回路114
から出力されるDC電圧によってパンDCモータ48が
パン動作される。
【0080】同様に、ズーム値情報をもとにメインCP
U112からパルス変調信号をチルトモータ駆動回路1
13に出力し、チルトモータ駆動回路113から出力さ
れるDC電圧によってチルトDCモータ26がチルト動
作される。
【0081】ここで、図21に示したフローチャートを
参照し、ズームスイッチ88が操作されてからカメラの
ズームが高速スピードあるいは低速スピードで動作する
までの手順について説明する。
【0082】まず、ステップS100においてズームス
イッチ88がオンされたかを判別する。ズームスイッチ
88がオンされるとステップS101でテレ高速がオン
されたかが判別され、テレ高速の場合、メインCPU1
12からカメラCPU117にテレ高速データを出力し
(ステップS102)、続いてカメラMPU118にテ
レ高速データを要求する(ステップS103)。このテ
レ高速データに基づきカメラのズームがテレ高速で動作
される(ステップS104)。
【0083】ここで、ステップS101においてテレ高
速でない場合は、ステップS105に進み、ここで、テ
レ低速がオンされたかが判別される。テレ低速である場
合、メインCPU112からカメラCPU117にテレ
低速データを出力し(ステップS106)、続いてカメ
ラMPU118にテレ低速データを要求する(ステップ
S107)。このテレ低速データに基づきカメラのズー
ムがテレ低速で動作される(ステップS108)。
【0084】続いて、ステップS105においてテレ低
速でない場合、ステップS109に進み、ここで、ワイ
ド低速がオンされたかが判別される。ワイド低速である
場合、メインCPU112からカメラCPU117にワ
イド低速データを出力し(ステップS110)、続いて
カメラMPU118にワイド低速データを要求する(ス
テップS111)。このワイド低速データに基づきカメ
ラのズームがワイド低速で動作される(ステップS11
2)。
【0085】そして、ステップS109においてワイド
低速でない場合は、ここで、メインCPU112からカ
メラCPU117にワイド高速データを出力し(ステッ
プS113)、続いてカメラMPU118にワイド高速
データを要求する(ステップS114)。このワイド高
速データに基づきカメラのズームがワイド高速で動作さ
れる(ステップS115)。
【0086】〔フリップアップ検出スイッチ62〕フリ
ップアップ検出スイッチ62は、カメラブロック10が
ドキュメント方向からフリップアップ動作されたときに
オン動作し、このオン動作信号がメインCPU112に
取り込まれることで、フリップアップ動作位置において
操作パネル86のレバースイッチ87及びリモコン発信
器104によるカメラのパン/チルト動作及びズーム動
作が可能となる。また、フリップアップ動作状態におい
てカメラアングルのプリセット動作も行える。
【0087】〔アームスイッチ81〕アームスイッチ8
1は、カメラシーム4の折り畳状態においてオン動作
し、このときのオン動作信号がメインCPU112に取
り込まれることで、カメラブロック10への電源が停止
される。
【0088】〔ビットスイッチ111〕ビットスイッチ
111はビット1スイッチ111a〜111dの4つの
スイッチのオン/オフがそれぞれ切り換えられること
で、これらオン/オフ情報がメインCPU112で認識
され、これによって、前述したようなカメラアッグルの
設定された動作が可能となると共に、リモコンによる複
数の資料提示装置の誤動作を回避することができる。
【0089】〔RS−232C〕RS−232Cは、本
発明の資料提示装置をパソコン等に接続するためのコネ
クタ端子119であり、パソコンによる資料提示装置の
操作が可能となる。
【0090】上述したように本発明による資料提示装置
は、テーブル本体部1から立ち上げた1本のカメラアー
ムの先端部にテーブル面2を映し出す向きに配置された
カメラ部11を有するカメラブロック10が保持され、
カメラ部11がパン方向及びチルト方向に回動可能にさ
れるようにしたことによって、テーブル面2上に載置し
たドキュメント資料や立体物等を動かすことなく隅々ま
で容易にプレゼンテーションすることができる。
【0091】特に、本発明の資料提示装置では、カメラ
部11のパン/チルト動作において、カメラ部11をプ
リセットメモリーされたカメラアングル位置またはホー
ム位置に最高速で移動できるようにしたことによって、
資料提示装置のプレゼンテーションを操作性よく効率的
に行うことができる利点がある。
【0092】本発明は、上述しかつ図面に示した実施の
形態の例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しな
い範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0093】尚、プリセットメモリーされたカメラアン
グル位置あるいはホーム位置への高速移動は、カメラ部
11のズーム値には関係なく行われ、例えば、カメラ部
11がワイド状態のときの移動速度(6.61度/sec
)より速く設定され、一例としてカメラ部11を瞬間
的に移動させることも可能である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように本発明による資料提
示装置は、カメラ部をテーブル面に対してパン/チルト
動作するパン/チルト機構部を備えると共に、カメラ部
をメモリーされたカメラアングル位置に最高速で移動す
るようにした呼び出し機能部を備えたことによって、メ
モリーされたカメラアングル位置への高速呼び出しが行
え、これによって、資料提示装置のプレゼンテーション
を操作性よく効率的に行うことができ、しかも、移動元
とメモリー位置の間を必要に応じて繰り返しの移動も素
早く行うことができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による資料提示装置の全体の外観斜視図
である。
【図2】図1のA−A線におけるカメラブロックの拡大
横断面図である。
【図3】図2の矢印B方向から見たカメラブロックの側
断面図である。
【図4】同じく図2の矢印C方向から見たカメラブロッ
クの側断面図である。
【図5】同じく図2の矢印D方向から見たカメラブロッ
クの正面断面図である。
【図6】カメラ部がドキュメント方向におけるチルト回
動角の様子を示した説明図である。
【図7】同じくカメラ部がドキュメント方向におけるパ
ン回動角の様子を示した説明図である。
【図8】カメラ部のフリップアップ動作状態の側面図で
ある。
【図9】カメラ部がフリップアップ時におけるチルト回
動角の様子を示した説明図である。
【図10】同じくカメラ部がフリップアップ時における
パン回動角の様子を示した説明図である。
【図11】カメラアームの基端部の軸受け構造の斜視図
である。
【図12】操作パネルの平面図である。
【図13】リモコン受信部の縦断面図である。
【図14】同じくリモコン受信部の横断面図である。
【図15】リモコン発信器の平面図である。
【図16】ビットスイッチの正面図である。
【図17】ズーム倍率とモータ印加電圧との関係の説明
図である。
【図18】本発明による資料提示装置の制御ブロック図
である。
【図19】カメラアングルの動作手順のフローチャート
図である。
【図20】プリセットスイッチの操作手順のフローチャ
ート図である。
【図21】ズーム動作手順のフローチャート図である。
【図22】従来の資料提示装置の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 テーブル本体部、2 テーブル面、4 カメラアー
ム、10 カメラブロック、11 カメラ部、12 チ
ルト機構部、13 パン機構部、15 被写体レンズ、
16,17 チルト軸、18 チルトシャーシ、20
ドラム軸、22ウォームホィール、23 波ワッシャ、
25 ウォームギア、26 チルト用DCモータ、30
チルト回転角検出ギア、31 ポテンショギア、32
ポテンショメータ、37 パンシャーシ、40 パン
軸、43 ウォームホィール、45 波ワッシャ、47
ウォームギア、48 パン用DCモータ、50 パン
回転角検出ギア、51 ポテンショギア、52 ポテン
ショメータ、54 フリップアップ機構、56 軸体、
57 鍔板、59 スリップリング、60a,60b
ストッパー片、61 ストッパー、62 フリップアッ
プ検出スイッチ、71 軸部、73 ブレーキシュー、
74 ウェート、75 ロック板、81アームスイッ
チ、83 画像表示モニタ、86 操作パネル、87
レバースイッチ、88 ズームスイッチ、89 ホーム
スイッチ、92a,92b プリセットスイッチ、94
リモコン受信部、95 センサーカバー、97 リモ
コン受光素子、101 凸部、102 ストッパー、1
04 リモコン発信器、111,111a〜111d
ビットスイッチ、112 メインCPU、113 チル
トモータ駆動回路、114 パンモータ駆動回路、11
5 12BIT A/Dコンバータ、116 EEPRO
M、117 カメラCPU、118 カメラMPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル本体部から立ち上がる1本のカ
    メラアームの先端部にテーブル面を映す向きにカメラ部
    を支持し、上記テーブル面上の文書資料等をプレゼンテ
    ーションする資料提示装置において、 上記カメラ部をテーブル面に対してパン/チルト動作す
    るパン/チルト機構部と、 上記カメラ部をメモリーされたカメラアングル位置に最
    高速で移動するようにした呼び出し機能部とを備えたこ
    とを特徴とする資料提示装置。
JP10212932A 1998-07-28 1998-07-28 資料提示装置 Pending JP2000050114A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345210A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Fujinon Corp 資料提示装置
JP2007325174A (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Elmo Co Ltd 資料提示装置

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