JPH0932992A - 雲台装置 - Google Patents
雲台装置Info
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- JPH0932992A JPH0932992A JP7201865A JP20186595A JPH0932992A JP H0932992 A JPH0932992 A JP H0932992A JP 7201865 A JP7201865 A JP 7201865A JP 20186595 A JP20186595 A JP 20186595A JP H0932992 A JPH0932992 A JP H0932992A
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- rotation
- rotating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 手動回動させたときの回動対象物の回動位置
が基準位置に対して何れの方向にずれているかを容易に
認識可能とすると共に、回動対象物を基準位置に戻す方
向も容易に認識可能とした雲台装置を提供する。 【構成】 雲台装置の基台3に固定された軸受24に回
動自在に支持されたウォームギア23と、ウォームギア
23に噛合すると共に回動軸26に回動自在に支持され
たハスバ歯車25と、ハスバ歯車25の下面部に設けら
れた凸部25aと、回動軸26の鍔部26aの上面部に
設けられると共に凸部25aが離脱可能に嵌合される穴
部26cと、回動軸26に固定された円盤29の透明部
29a、29bを検出する第一検出手段30、第二検出
手段31と、第一及び第二検出手段30,31の検出信
号に基づきCPU51により点滅制御され手動駆動での
基準位置に対する作動台2のずれ方向を示す警告手段6
とを備える。
が基準位置に対して何れの方向にずれているかを容易に
認識可能とすると共に、回動対象物を基準位置に戻す方
向も容易に認識可能とした雲台装置を提供する。 【構成】 雲台装置の基台3に固定された軸受24に回
動自在に支持されたウォームギア23と、ウォームギア
23に噛合すると共に回動軸26に回動自在に支持され
たハスバ歯車25と、ハスバ歯車25の下面部に設けら
れた凸部25aと、回動軸26の鍔部26aの上面部に
設けられると共に凸部25aが離脱可能に嵌合される穴
部26cと、回動軸26に固定された円盤29の透明部
29a、29bを検出する第一検出手段30、第二検出
手段31と、第一及び第二検出手段30,31の検出信
号に基づきCPU51により点滅制御され手動駆動での
基準位置に対する作動台2のずれ方向を示す警告手段6
とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雲台装置に係り、
特にコンピュータ用画像入力装置のビデオカメラ等を積
載して回動させる場合に好適な雲台装置に関するもので
ある。
特にコンピュータ用画像入力装置のビデオカメラ等を積
載して回動させる場合に好適な雲台装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、雲台にビデオカメラ等の撮像装置
を積載した雲台装置がコンピュータ用の画像入力装置に
利用されている。この種の雲台装置においては、積載し
た撮像装置を上下方向や左右方向へ自在に回動させるこ
とが可能であり、撮像装置を撮影対象の被写体へ自由自
在に向けることができるようになっている。
を積載した雲台装置がコンピュータ用の画像入力装置に
利用されている。この種の雲台装置においては、積載し
た撮像装置を上下方向や左右方向へ自在に回動させるこ
とが可能であり、撮像装置を撮影対象の被写体へ自由自
在に向けることができるようになっている。
【0003】前述した画像入力装置に利用される従来の
雲台装置を図23乃至図26に基づき説明する。図23
は従来の雲台装置の外観を示す説明図であり、雲台装置
は、回動機構101、作動台102、基台103、鍔部
104、固定ネジ105を備える構成となっている。回
動機構101は、作動台102を回動させる機構であ
り、当該回動機構101の内部には、駆動機構(図示
略)が収納されている。基台103は、外装部を有する
と共に、当該基台103の内部には、回動機構101が
設けられている。作動台102の上面は、撮像装置等の
積載物の積載が可能な平面部として形成されており、当
該平面部には、積載物固定用の固定ネジ105が設けら
れている。
雲台装置を図23乃至図26に基づき説明する。図23
は従来の雲台装置の外観を示す説明図であり、雲台装置
は、回動機構101、作動台102、基台103、鍔部
104、固定ネジ105を備える構成となっている。回
動機構101は、作動台102を回動させる機構であ
り、当該回動機構101の内部には、駆動機構(図示
略)が収納されている。基台103は、外装部を有する
と共に、当該基台103の内部には、回動機構101が
設けられている。作動台102の上面は、撮像装置等の
積載物の積載が可能な平面部として形成されており、当
該平面部には、積載物固定用の固定ネジ105が設けら
れている。
【0004】固定ネジ105は、円板状の鍔部104と
一体に形成されており、鍔部104を回転させることに
より、固定ネジ105を積載物(図示略)の雌ネジ部に
螺合させ、積載物を作動台102上に固定するようにし
ている。上記構成を有する雲台装置では、回動機構10
1で作動台102を図中矢印方向(作動台102の平面
部に対して水平方向)に回動させることにより、作動台
102上に積載された積載物を回動させる構造となって
いる。
一体に形成されており、鍔部104を回転させることに
より、固定ネジ105を積載物(図示略)の雌ネジ部に
螺合させ、積載物を作動台102上に固定するようにし
ている。上記構成を有する雲台装置では、回動機構10
1で作動台102を図中矢印方向(作動台102の平面
部に対して水平方向)に回動させることにより、作動台
102上に積載された積載物を回動させる構造となって
いる。
【0005】次に、前述した回動機構101について説
明する。図24は従来の雲台装置の回動機構101を中
心とした断面構造を示す説明図であり、回動機構101
は、ステップモータ111、ウォームギア112、ハス
バ歯車113、回動軸114から構成されている。ステ
ップモータ111は、回動機構101の駆動源であり、
当該ステップモータ111の回転軸(図示略)には、ウ
ォームギア112が圧入されると共に、当該ウォームギ
ア112には、ハスバ歯車113が噛合している。回動
軸114は、回動機構101の回動中心となる軸であ
り、ハスバ歯車113と一体に形成されると共に、基台
103に対して回動自在に軸支されている。また、回動
軸114の上端には、作動台102が保持されている。
明する。図24は従来の雲台装置の回動機構101を中
心とした断面構造を示す説明図であり、回動機構101
は、ステップモータ111、ウォームギア112、ハス
バ歯車113、回動軸114から構成されている。ステ
ップモータ111は、回動機構101の駆動源であり、
当該ステップモータ111の回転軸(図示略)には、ウ
ォームギア112が圧入されると共に、当該ウォームギ
ア112には、ハスバ歯車113が噛合している。回動
軸114は、回動機構101の回動中心となる軸であ
り、ハスバ歯車113と一体に形成されると共に、基台
103に対して回動自在に軸支されている。また、回動
軸114の上端には、作動台102が保持されている。
【0006】上記構成を有する回動機構101では、制
御装置(図示略)から出力される制御信号に基づきステ
ップモータ111が駆動されると、その回転力がウォー
ムギア112,ハスバ歯車113を介して回動軸114
へ伝達される結果、作動台102が水平面内で回転す
る。このように、ウォームギア112及びハスバ歯車1
13を使用した雲台装置の回動機構101は、少ないス
ペースで大きな減速率を得ることができるため、一般に
よく用いられている。
御装置(図示略)から出力される制御信号に基づきステ
ップモータ111が駆動されると、その回転力がウォー
ムギア112,ハスバ歯車113を介して回動軸114
へ伝達される結果、作動台102が水平面内で回転す
る。このように、ウォームギア112及びハスバ歯車1
13を使用した雲台装置の回動機構101は、少ないス
ペースで大きな減速率を得ることができるため、一般に
よく用いられている。
【0007】ところで、上述した雲台装置を備えた画像
入力装置は、雲台装置自体に位置記憶手段が設けられて
いる。従って、操作者が任意の位置に雲台装置の回動位
置を予め設定しておけば、設定後はボタン1回の操作で
雲台装置を駆動させ、設定した回動位置に積載物(ビデ
オカメラ)を向けることが可能となっている。前述の位
置記憶手段を機能させるには、作動台102の回動位置
を常に認識するよう管理する必要があるが、次に回動位
置の管理方法について説明する。
入力装置は、雲台装置自体に位置記憶手段が設けられて
いる。従って、操作者が任意の位置に雲台装置の回動位
置を予め設定しておけば、設定後はボタン1回の操作で
雲台装置を駆動させ、設定した回動位置に積載物(ビデ
オカメラ)を向けることが可能となっている。前述の位
置記憶手段を機能させるには、作動台102の回動位置
を常に認識するよう管理する必要があるが、次に回動位
置の管理方法について説明する。
【0008】図25は雲台装置の作動台102の回動位
置を管理する制御系のブロック図であり、CPU12
0、カウンタ121、ステップモータ111、メモリ1
23から構成されている。先ず、操作者が本体の電源を
投入すると、CPU120は、カウンタ121をリセッ
トする。CPU120は、操作者の操作に基づいてステ
ップモータ111を駆動させる度に、カウンタ121に
ステップ数をカウントしていく。この場合、右回転では
カウンタ121を+1し、左回転ではカウンタ121を
―する。このようにして、現在の作動台102の回動位
置をカウンタ121により管理している。そして、操作
者が所定の回動位置において位置記憶手段を使用して回
動位置を設定すれば、CPU120は、カウンタ121
のカウント数をメモリ123に記憶する。従って、メモ
リ123の情報により、記憶した回動位置に作動台10
2を回動させることが可能となる。
置を管理する制御系のブロック図であり、CPU12
0、カウンタ121、ステップモータ111、メモリ1
23から構成されている。先ず、操作者が本体の電源を
投入すると、CPU120は、カウンタ121をリセッ
トする。CPU120は、操作者の操作に基づいてステ
ップモータ111を駆動させる度に、カウンタ121に
ステップ数をカウントしていく。この場合、右回転では
カウンタ121を+1し、左回転ではカウンタ121を
―する。このようにして、現在の作動台102の回動位
置をカウンタ121により管理している。そして、操作
者が所定の回動位置において位置記憶手段を使用して回
動位置を設定すれば、CPU120は、カウンタ121
のカウント数をメモリ123に記憶する。従って、メモ
リ123の情報により、記憶した回動位置に作動台10
2を回動させることが可能となる。
【0009】しかし、上述したような雲台装置では、操
作者が手動で作動台102を動かすことができないた
め、雲台装置に積載した撮像装置(ビデオカメラ)によ
る至近撮影時(手で雲台装置に触れることのできる位置
の撮影時)には、雲台装置をコントルールする例えばパ
ソコン等の装置を備えることが必須となるため、逆に不
便であるという問題がある。
作者が手動で作動台102を動かすことができないた
め、雲台装置に積載した撮像装置(ビデオカメラ)によ
る至近撮影時(手で雲台装置に触れることのできる位置
の撮影時)には、雲台装置をコントルールする例えばパ
ソコン等の装置を備えることが必須となるため、逆に不
便であるという問題がある。
【0010】そこで、上記雲台装置の欠点を解消すべ
く、図26に示す雲台装置が提案されている。当該雲台
装置は、回動軸114とハスバ歯車113とを分離する
と共に、回動軸114とハスバ歯車113との間に張設
したバネ115の押圧力により両者を結合した構造とす
ることにより、操作者が手動で作動台102を動かすこ
とができるように構成してある。前記構成を有する雲台
装置では、ステップモータ111の回転力が作動台10
2に伝達されるばかりでなく、バネ115の押圧による
摩擦力よりも強い外力を付与することにより、作動台1
02を容易に動かすことが可能となっている。
く、図26に示す雲台装置が提案されている。当該雲台
装置は、回動軸114とハスバ歯車113とを分離する
と共に、回動軸114とハスバ歯車113との間に張設
したバネ115の押圧力により両者を結合した構造とす
ることにより、操作者が手動で作動台102を動かすこ
とができるように構成してある。前記構成を有する雲台
装置では、ステップモータ111の回転力が作動台10
2に伝達されるばかりでなく、バネ115の押圧による
摩擦力よりも強い外力を付与することにより、作動台1
02を容易に動かすことが可能となっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
26に示したような従来の雲台装置においては、未だ下
記のような問題があった。即ち、操作者が作動台102
を手動駆動させた時の回動位置は、作動台102の電動
駆動時の回動位置からずれるため、回動位置を認識する
ための管理情報にもずれが生ずるという不具合があっ
た。これは、雲台装置に位置記憶手段を使用した場合に
は、特に問題となるものであり、操作者が位置記憶手段
を使用して回動位置を設定した後、手動駆動で作動台1
02を移動させ、その後、設定位置に復帰させようとす
ると、手動駆動による回動分だけ回動位置がずれてしま
うという不具合があった。
26に示したような従来の雲台装置においては、未だ下
記のような問題があった。即ち、操作者が作動台102
を手動駆動させた時の回動位置は、作動台102の電動
駆動時の回動位置からずれるため、回動位置を認識する
ための管理情報にもずれが生ずるという不具合があっ
た。これは、雲台装置に位置記憶手段を使用した場合に
は、特に問題となるものであり、操作者が位置記憶手段
を使用して回動位置を設定した後、手動駆動で作動台1
02を移動させ、その後、設定位置に復帰させようとす
ると、手動駆動による回動分だけ回動位置がずれてしま
うという不具合があった。
【0012】本発明は、上記課題を有効に解決するもの
で、手動回動させたときの回動対象物の回動位置が基準
位置に対して何れの方向にずれているかを容易に認識可
能とすると共に、回動対象物を基準位置に戻す方向も容
易に認識可能とした雲台装置を提供することを目的とす
る。
で、手動回動させたときの回動対象物の回動位置が基準
位置に対して何れの方向にずれているかを容易に認識可
能とすると共に、回動対象物を基準位置に戻す方向も容
易に認識可能とした雲台装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、回動対象物を回動軸を介して回
動させる回動機構と、該回動機構を支持する基台とを備
えた雲台装置において、前記基台に回動自在に支持され
た第1のギア機構と、該第1のギア機構に噛合すると共
に前記回動軸に回動自在に支持された第2のギア機構
と、該第2のギア機構と前記回動軸との間に設けられ,
前記回動対象物が手動回動における基準位置にあるとき
は前記第2のギア機構と前記回動軸とを連結し、回動対
象物の手動回動に伴い連結を解除する連結手段と、前記
回動軸の回動状態に応じて前記回動対象物の前記基準位
置に対する回動位置のずれ方向を示す表示手段とを具備
することを特徴とする。
め、請求項1の発明は、回動対象物を回動軸を介して回
動させる回動機構と、該回動機構を支持する基台とを備
えた雲台装置において、前記基台に回動自在に支持され
た第1のギア機構と、該第1のギア機構に噛合すると共
に前記回動軸に回動自在に支持された第2のギア機構
と、該第2のギア機構と前記回動軸との間に設けられ,
前記回動対象物が手動回動における基準位置にあるとき
は前記第2のギア機構と前記回動軸とを連結し、回動対
象物の手動回動に伴い連結を解除する連結手段と、前記
回動軸の回動状態に応じて前記回動対象物の前記基準位
置に対する回動位置のずれ方向を示す表示手段とを具備
することを特徴とする。
【0014】請求項1の発明によれば、操作者が回動対
象物を手動回動における基準位置から手動で回動させる
と、連結手段により連結されていた第2のギア機構と回
動軸との連結が解除され、回動軸の回動に伴い回動対象
物が回動する。この時、表示手段により、回動軸の回動
状態に応じて回動対象物の基準位置に対する回動位置の
ずれ方向が示される。これにより、操作者は手動回動さ
せたときの回動対象物の回動位置が基準位置に対して何
れの方向にずれているかを容易に認識できると共に、回
動対象物を基準位置に戻す方向も容易に認識することが
できる。この場合、第2のギア機構と回動軸とが連結状
態となったときに所定のクリック感が生ずるように予め
設定しておくことが望ましい。これにより、操作者はク
リック感が生ずるまで回動対象物を戻せばよいため、雲
台装置の操作性を向上させることができる。
象物を手動回動における基準位置から手動で回動させる
と、連結手段により連結されていた第2のギア機構と回
動軸との連結が解除され、回動軸の回動に伴い回動対象
物が回動する。この時、表示手段により、回動軸の回動
状態に応じて回動対象物の基準位置に対する回動位置の
ずれ方向が示される。これにより、操作者は手動回動さ
せたときの回動対象物の回動位置が基準位置に対して何
れの方向にずれているかを容易に認識できると共に、回
動対象物を基準位置に戻す方向も容易に認識することが
できる。この場合、第2のギア機構と回動軸とが連結状
態となったときに所定のクリック感が生ずるように予め
設定しておくことが望ましい。これにより、操作者はク
リック感が生ずるまで回動対象物を戻せばよいため、雲
台装置の操作性を向上させることができる。
【0015】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、前記請求項1記載の雲台装置において、前記表示手
段は、外部から視認性の良い箇所に設けられると共に前
記回動軸に連結された目印板として構成されることを特
徴とする。
は、前記請求項1記載の雲台装置において、前記表示手
段は、外部から視認性の良い箇所に設けられると共に前
記回動軸に連結された目印板として構成されることを特
徴とする。
【0016】請求項2の発明によれば、操作者が回動対
象物を手動回動における基準位置から手動で回動させる
と、連結手段により連結されていた第2のギア機構と回
動軸との連結が解除され、回動軸の回動に伴い回動対象
物が回動する。この時、回動軸に連結された表示手段と
しての目印板により、回動軸の回動状態に応じて回動対
象物の基準位置に対する回動位置のずれ方向が示され
る。これにより、操作者は手動回動させたときの回動対
象物の回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれて
いるかを容易に認識できると共に、回動対象物を基準位
置に戻す方向も容易に認識することができる。
象物を手動回動における基準位置から手動で回動させる
と、連結手段により連結されていた第2のギア機構と回
動軸との連結が解除され、回動軸の回動に伴い回動対象
物が回動する。この時、回動軸に連結された表示手段と
しての目印板により、回動軸の回動状態に応じて回動対
象物の基準位置に対する回動位置のずれ方向が示され
る。これにより、操作者は手動回動させたときの回動対
象物の回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれて
いるかを容易に認識できると共に、回動対象物を基準位
置に戻す方向も容易に認識することができる。
【0017】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、前記請求項1記載の雲台装置において、前記表示手
段は、外部から視認性の良い箇所に設けられると共に前
記回動軸の回動状態に応じて点滅する発光ダイオードと
して構成されることを特徴とする。
は、前記請求項1記載の雲台装置において、前記表示手
段は、外部から視認性の良い箇所に設けられると共に前
記回動軸の回動状態に応じて点滅する発光ダイオードと
して構成されることを特徴とする。
【0018】請求項3の発明によれば、操作者が回動対
象物を手動回動における基準位置から手動で回動させる
と、連結手段により連結されていた第2のギア機構と回
動軸との連結が解除され、回動軸の回動に伴い回動対象
物が回動する。この時、表示手段としての発光ダイオー
ドの点滅により、回動軸の回動状態に応じて回動対象物
の基準位置に対する回動位置のずれ方向が示される。こ
れにより、操作者は手動回動させたときの回動対象物の
回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれているか
を容易に認識できると共に、回動対象物を基準位置に戻
す方向も容易に認識することができる。
象物を手動回動における基準位置から手動で回動させる
と、連結手段により連結されていた第2のギア機構と回
動軸との連結が解除され、回動軸の回動に伴い回動対象
物が回動する。この時、表示手段としての発光ダイオー
ドの点滅により、回動軸の回動状態に応じて回動対象物
の基準位置に対する回動位置のずれ方向が示される。こ
れにより、操作者は手動回動させたときの回動対象物の
回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれているか
を容易に認識できると共に、回動対象物を基準位置に戻
す方向も容易に認識することができる。
【0019】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、前記請求項1記載の雲台装置において、前記回動対
象物は、撮像装置として構成されると共に、前記表示手
段は、前記撮像装置に接続されたモニタとして構成され
ることを特徴とする。
は、前記請求項1記載の雲台装置において、前記回動対
象物は、撮像装置として構成されると共に、前記表示手
段は、前記撮像装置に接続されたモニタとして構成され
ることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項4の発明
によれば、操作者が撮像装置を手動回動における基準位
置から手動で回動させると、連結手段により連結されて
いた第2のギア機構と回動軸との連結が解除され、回動
軸の回動に伴い撮像装置が回動する。この時、表示手段
としてのモニタにより、回動軸の回動状態に応じて撮像
装置の基準位置に対する回動位置のずれ方向が示され
る。これにより、操作者は手動回動させたときの撮像装
置の回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれてい
るかを容易に認識できると共に、撮像装置を基準位置に
戻す方向も容易に認識することができる。
によれば、操作者が撮像装置を手動回動における基準位
置から手動で回動させると、連結手段により連結されて
いた第2のギア機構と回動軸との連結が解除され、回動
軸の回動に伴い撮像装置が回動する。この時、表示手段
としてのモニタにより、回動軸の回動状態に応じて撮像
装置の基準位置に対する回動位置のずれ方向が示され
る。これにより、操作者は手動回動させたときの撮像装
置の回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれてい
るかを容易に認識できると共に、撮像装置を基準位置に
戻す方向も容易に認識することができる。
【0021】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、前記請求項1,2,3または4記載の雲台装置にお
いて、前記回動対象物の回動位置を任意の回動位置に設
定することが可能な手段を備えることを特徴とする。
は、前記請求項1,2,3または4記載の雲台装置にお
いて、前記回動対象物の回動位置を任意の回動位置に設
定することが可能な手段を備えることを特徴とする。
【0022】請求項5の発明によれば、操作者が回動対
象物の回動位置を任意の回動位置に設定した後、回動対
象物を手動回動における基準位置から手動で回動させる
と、連結手段により連結されていた第2のギア機構と回
動軸との連結が解除され、回動軸の回動に伴い回動対象
物が回動する。この時、表示手段により、回動軸の回動
状態に応じて回動対象物の基準位置に対する回動位置の
ずれ方向が示される。これにより、操作者は手動回動さ
せたときの回動対象物の回動位置が基準位置に対して何
れの方向にずれているかを容易に認識できると共に、回
動対象物を基準位置に戻す方向も容易に認識することが
できる。
象物の回動位置を任意の回動位置に設定した後、回動対
象物を手動回動における基準位置から手動で回動させる
と、連結手段により連結されていた第2のギア機構と回
動軸との連結が解除され、回動軸の回動に伴い回動対象
物が回動する。この時、表示手段により、回動軸の回動
状態に応じて回動対象物の基準位置に対する回動位置の
ずれ方向が示される。これにより、操作者は手動回動さ
せたときの回動対象物の回動位置が基準位置に対して何
れの方向にずれているかを容易に認識できると共に、回
動対象物を基準位置に戻す方向も容易に認識することが
できる。
【0023】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、前記請求項1,2,3,4または5記載の雲台装置
において、前記回動機構は、水平方向及び垂直方向の2
軸について回動可能に構成されることを特徴とする。
は、前記請求項1,2,3,4または5記載の雲台装置
において、前記回動機構は、水平方向及び垂直方向の2
軸について回動可能に構成されることを特徴とする。
【0024】請求項6の発明によれば、回動機構は水平
方向及び垂直方向の2軸について回動可能となっている
ため、回動対象物の回動方向の自由度を増すことがで
き、雲台装置の操作性を向上させることができる。
方向及び垂直方向の2軸について回動可能となっている
ため、回動対象物の回動方向の自由度を増すことがで
き、雲台装置の操作性を向上させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0026】(1)第1の実施の形態 図1は第1の実施の形態に係る雲台装置の外観を示す斜
視図であり、雲台装置は、回動機構1、作動台2、基台
3、鍔部4、固定ネジ5、警告手段6を備えており、水
平方向1軸のみ回動可能となっている。回動機構1は、
作動台2を回動させる機構であり、当該回動機構1の内
部には、駆動機構(図示略)が収納されている。基台3
は、外装部を有すると共に、当該基台3の内部には、前
述の回動機構101が設けられている。作動台2は、撮
像装置等の積載物を積載するためのものであり、当該作
動台2の上面は、積載物の積載が可能な平面部として形
成されると共に、当該平面部には、積載物を固定するた
めの固定ネジ5が設けられている。
視図であり、雲台装置は、回動機構1、作動台2、基台
3、鍔部4、固定ネジ5、警告手段6を備えており、水
平方向1軸のみ回動可能となっている。回動機構1は、
作動台2を回動させる機構であり、当該回動機構1の内
部には、駆動機構(図示略)が収納されている。基台3
は、外装部を有すると共に、当該基台3の内部には、前
述の回動機構101が設けられている。作動台2は、撮
像装置等の積載物を積載するためのものであり、当該作
動台2の上面は、積載物の積載が可能な平面部として形
成されると共に、当該平面部には、積載物を固定するた
めの固定ネジ5が設けられている。
【0027】固定ネジ5は、円板状の鍔部4と一体に形
成されており、鍔部4を回転させて固定ネジ5を積載物
の雌ネジ部(図示略)に螺合させることにより、積載物
を作動台2上に固定する。警告手段6は、1対のLED
(発光ダイオード)6a,6bから構成されており、当
該LED6a,6bの点滅により、雲台装置を手動駆動
する場合の作動台2の基準位置に対するずれ方向を操作
者に報知する。この場合、LED6aは雲台装置の正面
右側に配置され、LED6bは雲台装置の正面左側に配
置されている。
成されており、鍔部4を回転させて固定ネジ5を積載物
の雌ネジ部(図示略)に螺合させることにより、積載物
を作動台2上に固定する。警告手段6は、1対のLED
(発光ダイオード)6a,6bから構成されており、当
該LED6a,6bの点滅により、雲台装置を手動駆動
する場合の作動台2の基準位置に対するずれ方向を操作
者に報知する。この場合、LED6aは雲台装置の正面
右側に配置され、LED6bは雲台装置の正面左側に配
置されている。
【0028】上記構成による第1の実施の形態に係る雲
台装置では、回動機構1で作動台2を図1の矢印方向
(作動台2の平面部に対して水平方向)に回動させるこ
とにより、作動台2上に積載された積載物を回動させる
構造となっている。第1の実施の形態では、雲台装置と
撮像装置等の積載物とが別体となって画像入力装置を構
成している。
台装置では、回動機構1で作動台2を図1の矢印方向
(作動台2の平面部に対して水平方向)に回動させるこ
とにより、作動台2上に積載された積載物を回動させる
構造となっている。第1の実施の形態では、雲台装置と
撮像装置等の積載物とが別体となって画像入力装置を構
成している。
【0029】図2は図1の矢視A−A線に沿う断面図で
あり、設置面に対して水平方向に回動する機構の一例を
示している。雲台装置の内部には、ステップモータ2
2、ウォームギア23、軸受24、ハスバ歯車25、回
動軸26、付勢バネ27、止め輪28、円盤29、第一
検出手段(ホトインタラプタ)30、第二検出手段(ホ
トインタラプタ)31、摩擦部材32、スイッチ押し部
材33、リミットスイッチ34が装備されている。
あり、設置面に対して水平方向に回動する機構の一例を
示している。雲台装置の内部には、ステップモータ2
2、ウォームギア23、軸受24、ハスバ歯車25、回
動軸26、付勢バネ27、止め輪28、円盤29、第一
検出手段(ホトインタラプタ)30、第二検出手段(ホ
トインタラプタ)31、摩擦部材32、スイッチ押し部
材33、リミットスイッチ34が装備されている。
【0030】これを詳述すると、ステップモータ22
は、回動機構1の駆動源であり、基台3に固定されてい
る。ウォームギア23は、ステップモータ22の回転軸
(図示略)に圧入されている。軸受24は、ウォームギ
ア23を回転自在に軸支するものであり、基台3に固定
されている。ハスバ歯車25は、ウォームギア23と噛
合しており、当該ハスバ歯車25の下面部には、先端が
球面形状を有する凸部25aが設けられている。
は、回動機構1の駆動源であり、基台3に固定されてい
る。ウォームギア23は、ステップモータ22の回転軸
(図示略)に圧入されている。軸受24は、ウォームギ
ア23を回転自在に軸支するものであり、基台3に固定
されている。ハスバ歯車25は、ウォームギア23と噛
合しており、当該ハスバ歯車25の下面部には、先端が
球面形状を有する凸部25aが設けられている。
【0031】回動軸26は、ハスバ歯車25を回動自在
に軸支するものであり、回動軸26の外周部に突設され
た鍔部26aと、回動軸26の外周部に刻設された切欠
部26bと、鍔部26aの上面部に刻設された穴部26
cとを備えている。回動軸26の上端は作動台2に固定
され、下端はスイッチ押し部材33に固定されている。
付勢バネ27は、回動軸26の切欠部26bに固定され
た止め輪28とハスバ歯車25との間に張設されてお
り、ハスバ歯車25を回動軸26の鍔部26aに付勢し
ている。
に軸支するものであり、回動軸26の外周部に突設され
た鍔部26aと、回動軸26の外周部に刻設された切欠
部26bと、鍔部26aの上面部に刻設された穴部26
cとを備えている。回動軸26の上端は作動台2に固定
され、下端はスイッチ押し部材33に固定されている。
付勢バネ27は、回動軸26の切欠部26bに固定され
た止め輪28とハスバ歯車25との間に張設されてお
り、ハスバ歯車25を回動軸26の鍔部26aに付勢し
ている。
【0032】円盤29は、回動軸26の外周部に固定さ
れており、光を透過させない黒色部と、光を透過させる
透明部29a,29b(図3参照)とから構成されてい
る。第一検出手段(ホトインタラプタ)30は、作動台
2の手動駆動時における基準位置を検出する透過型の検
出手段であり、円盤29を挟む状態でハスバ歯車25の
上面部に固定されている。第二検出手段(ホトインタラ
プタ)31は、作動台2の手動駆動時における基準位置
からのずれ方向を検出する透過型の検出手段であり、円
盤29を挟む状態でハスバ歯車25の上面部に固定され
ている。これら第一検出手段30、第二検出手段31
は、円盤29の透明部29a,29bを検出した場合に
検出信号を出力する。
れており、光を透過させない黒色部と、光を透過させる
透明部29a,29b(図3参照)とから構成されてい
る。第一検出手段(ホトインタラプタ)30は、作動台
2の手動駆動時における基準位置を検出する透過型の検
出手段であり、円盤29を挟む状態でハスバ歯車25の
上面部に固定されている。第二検出手段(ホトインタラ
プタ)31は、作動台2の手動駆動時における基準位置
からのずれ方向を検出する透過型の検出手段であり、円
盤29を挟む状態でハスバ歯車25の上面部に固定され
ている。これら第一検出手段30、第二検出手段31
は、円盤29の透明部29a,29bを検出した場合に
検出信号を出力する。
【0033】摩擦部材32は、高摩擦係数の材質(例え
ばフェルト、ゴム等)から形成されており、回動軸26
と基台3との間の隙間に設けられている。スイッチ押し
部材33は、回動軸26の下端に固定されており、回動
軸26の回動と共に回動する。リミットスイッチ34
は、回動軸26を対称として左右1個ずつ基台3に固定
されており、スイッチ押し部材33から押圧されてON
状態となったときに、作動台2の回動限界を示すように
なっている。
ばフェルト、ゴム等)から形成されており、回動軸26
と基台3との間の隙間に設けられている。スイッチ押し
部材33は、回動軸26の下端に固定されており、回動
軸26の回動と共に回動する。リミットスイッチ34
は、回動軸26を対称として左右1個ずつ基台3に固定
されており、スイッチ押し部材33から押圧されてON
状態となったときに、作動台2の回動限界を示すように
なっている。
【0034】上記構成を有する雲台装置においては、電
動駆動時には、後述する図4のCPU51から出力され
る制御信号に基づきモータドライバ52によりステップ
モータ22が駆動されると、その回動力がウォームギア
23,ハスバ歯車25を介して回動軸26へ伝達される
結果、作動台2が水平面内で回転する。
動駆動時には、後述する図4のCPU51から出力され
る制御信号に基づきモータドライバ52によりステップ
モータ22が駆動されると、その回動力がウォームギア
23,ハスバ歯車25を介して回動軸26へ伝達される
結果、作動台2が水平面内で回転する。
【0035】図4は雲台装置の制御系を示すブロック図
であり、CPU51、モータドライバ52、ステップモ
ータ22、第一検出手段30、第二検出手段31から構
成されている。CPU51は、モータドライバ52へ制
御信号を出力してステップモータ52を駆動制御すると
共に、第一検出手段30、第二検出手段31の検出信号
に基づき警告手段6のLED6a,6bを点滅制御す
る。
であり、CPU51、モータドライバ52、ステップモ
ータ22、第一検出手段30、第二検出手段31から構
成されている。CPU51は、モータドライバ52へ制
御信号を出力してステップモータ52を駆動制御すると
共に、第一検出手段30、第二検出手段31の検出信号
に基づき警告手段6のLED6a,6bを点滅制御す
る。
【0036】次に、第1の実施の形態に係る雲台装置の
手動駆動での回動動作を図3,図5,図6を中心に説明
する。図3は円盤29と第一検出手段30、第二検出手
段31との相対的な位置関係を示す図であり、図3
(a)は雲台装置の作動台2の手動駆動での基準位置、
図3(b)は雲台装置の作動台2の手動駆動での基準位
置に対して左方向にずれた位置、図3(c)は雲台装置
の作動台2の手動駆動での基準位置に対して右方向にず
れた位置を示している。
手動駆動での回動動作を図3,図5,図6を中心に説明
する。図3は円盤29と第一検出手段30、第二検出手
段31との相対的な位置関係を示す図であり、図3
(a)は雲台装置の作動台2の手動駆動での基準位置、
図3(b)は雲台装置の作動台2の手動駆動での基準位
置に対して左方向にずれた位置、図3(c)は雲台装置
の作動台2の手動駆動での基準位置に対して右方向にず
れた位置を示している。
【0037】図3(a)に示す如く、雲台装置の作動台
2が手動駆動での基準位置にある場合は、第一検出手段
30は円盤29の透明部29aを検出し、検出信号をC
PU51へ出力する。操作者が作動台2を手動にて左方
向へ動かすと、円盤29が回動するため、円盤29と第
一検出手段30,第二検出手段31とが相対的にずれ
る。これに伴い、図3(b)に示す如く、第一検出手段
30は円盤29の透明部29aを検出しなくなるが、第
二検出手段31は円盤29の透明部29bを検出し、検
出信号をCPU51へ出力する。一方、操作者が作動台
2を手動にて右方向へ動かした場合も、上記と同様に円
盤29が回動するため、円盤29と第一検出手段30、
第二検出手段31とが相対的にずれる。これに伴い、図
3(c)に示す如く、第一検出手段30は円盤29の透
明部29aを検出せず、第二検出手段31も円盤29の
透明部29bを検出しなくなる。
2が手動駆動での基準位置にある場合は、第一検出手段
30は円盤29の透明部29aを検出し、検出信号をC
PU51へ出力する。操作者が作動台2を手動にて左方
向へ動かすと、円盤29が回動するため、円盤29と第
一検出手段30,第二検出手段31とが相対的にずれ
る。これに伴い、図3(b)に示す如く、第一検出手段
30は円盤29の透明部29aを検出しなくなるが、第
二検出手段31は円盤29の透明部29bを検出し、検
出信号をCPU51へ出力する。一方、操作者が作動台
2を手動にて右方向へ動かした場合も、上記と同様に円
盤29が回動するため、円盤29と第一検出手段30、
第二検出手段31とが相対的にずれる。これに伴い、図
3(c)に示す如く、第一検出手段30は円盤29の透
明部29aを検出せず、第二検出手段31も円盤29の
透明部29bを検出しなくなる。
【0038】また、図3(d)は作動台2が基準位置、
左方向にずれた位置、右方向にずれた位置となった時の
第一検出手段30、第二検出手段31のON/OFF状
態を示している。即ち、第一検出手段30、第二検出手
段31のON/OFFに基づき、作動台2の手動駆動で
の基準位置に対するずれ方向を検出することができる。
左方向にずれた位置、右方向にずれた位置となった時の
第一検出手段30、第二検出手段31のON/OFF状
態を示している。即ち、第一検出手段30、第二検出手
段31のON/OFFに基づき、作動台2の手動駆動で
の基準位置に対するずれ方向を検出することができる。
【0039】CPU51は、第一検出手段30がOFF
で第二検出手段31がONの場合は、警告手段6のLE
D6b(雲台装置の正面左側)を点滅させることによ
り、手動駆動での基準位置に対して作動台2が左方向に
ずれていることを操作者に警告する。これに対し、CP
U51は、第一検出手段30がOFFで第二検出手段3
1がOFFの場合は、警告手段6のLED6a(雲台装
置の正面右側)を点滅させることにより、手動駆動での
基準位置に対して作動台2が右方向にずれていることを
操作者に警告する。
で第二検出手段31がONの場合は、警告手段6のLE
D6b(雲台装置の正面左側)を点滅させることによ
り、手動駆動での基準位置に対して作動台2が左方向に
ずれていることを操作者に警告する。これに対し、CP
U51は、第一検出手段30がOFFで第二検出手段3
1がOFFの場合は、警告手段6のLED6a(雲台装
置の正面右側)を点滅させることにより、手動駆動での
基準位置に対して作動台2が右方向にずれていることを
操作者に警告する。
【0040】警告手段6のLED6a,6bの点滅を目
視した操作者が作動台2を手動にて逆方向へ動かすと、
第一検出手段30がONとなる。その時、CPU51
は、LED6a,6bの点滅を止めるように制御する。
第一検出手段30がONとなった場合、即ち、作動台2
が手動駆動での基準位置となった場合は、ハスバ歯車2
5の凸部25aは、図5に示す如く回動軸26の穴部2
6cに嵌合する。尚、図6はハスバ歯車25の凸部25
aが回動軸26の穴部26cに嵌合していない状態を示
している。ハスバ歯車25の凸部25aと回動軸26の
穴部26cとの嵌合時にはクリック感が生ずるように予
め設定してあるため、操作者はクリック感が生ずるま
で、LED6a,6bの点滅と逆方向に作動台2を回動
させればよいことになる。
視した操作者が作動台2を手動にて逆方向へ動かすと、
第一検出手段30がONとなる。その時、CPU51
は、LED6a,6bの点滅を止めるように制御する。
第一検出手段30がONとなった場合、即ち、作動台2
が手動駆動での基準位置となった場合は、ハスバ歯車2
5の凸部25aは、図5に示す如く回動軸26の穴部2
6cに嵌合する。尚、図6はハスバ歯車25の凸部25
aが回動軸26の穴部26cに嵌合していない状態を示
している。ハスバ歯車25の凸部25aと回動軸26の
穴部26cとの嵌合時にはクリック感が生ずるように予
め設定してあるため、操作者はクリック感が生ずるま
で、LED6a,6bの点滅と逆方向に作動台2を回動
させればよいことになる。
【0041】(2)第2の実施の形態 図7は第2の実施の形態に係る雲台装置の外観を示す斜
視図であり、雲台装置は、回動機構1、作動台2、基台
3、鍔部4、固定ネジ5を備えており、水平方向1軸の
み回動可能となっている。回動機構1は、作動台2を回
動させる機構であり、当該回動機構1の内部には、駆動
機構(図示略)が収納されている。基台3は、外装部を
有すると共に、当該基台3の内部には、回動機構1が設
けられている。
視図であり、雲台装置は、回動機構1、作動台2、基台
3、鍔部4、固定ネジ5を備えており、水平方向1軸の
み回動可能となっている。回動機構1は、作動台2を回
動させる機構であり、当該回動機構1の内部には、駆動
機構(図示略)が収納されている。基台3は、外装部を
有すると共に、当該基台3の内部には、回動機構1が設
けられている。
【0042】作動台2は、撮像装置(ビデオカメラ)3
5を積載するためのものであり、当該作動台2の上面
は、撮像装置35の積載が可能な平面部として形成され
ると共に、当該平面部には、積載した撮像装置35を固
定するための固定ネジ5が設けられている。固定ネジ5
は、円板状の鍔部4と一体に形成されており、鍔部4を
回転させて固定ネジ5を撮像装置35の雌ネジ部(図示
略)に螺合させることにより、撮像装置35を作動台2
上に固定する。
5を積載するためのものであり、当該作動台2の上面
は、撮像装置35の積載が可能な平面部として形成され
ると共に、当該平面部には、積載した撮像装置35を固
定するための固定ネジ5が設けられている。固定ネジ5
は、円板状の鍔部4と一体に形成されており、鍔部4を
回転させて固定ネジ5を撮像装置35の雌ネジ部(図示
略)に螺合させることにより、撮像装置35を作動台2
上に固定する。
【0043】上記構成による第2の実施の形態に係る雲
台装置では、第1の実施の形態と同様に、回動機構1で
作動台2を図7の矢印方向(作動台2の平面部に対して
水平方向)に回動させることにより、作動台2上に積載
された撮像装置35を回動させる構造となっている。
尚、第2の実施の形態に係る雲台装置の電動駆動は、第
1の実施の形態と同様であるため説明は省略する。第2
の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、雲台装
置と撮像装置35とが別体となって画像入力装置を構成
している。
台装置では、第1の実施の形態と同様に、回動機構1で
作動台2を図7の矢印方向(作動台2の平面部に対して
水平方向)に回動させることにより、作動台2上に積載
された撮像装置35を回動させる構造となっている。
尚、第2の実施の形態に係る雲台装置の電動駆動は、第
1の実施の形態と同様であるため説明は省略する。第2
の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、雲台装
置と撮像装置35とが別体となって画像入力装置を構成
している。
【0044】図8は図7の矢視B−B線に沿う断面図、
図9は図7の矢視C−C線に沿う断面図であり、設置面
に対して水平方向に回動する機構の一例を示している。
雲台装置の内部には、ステップモータ22、ウォームギ
ア23、軸受24、ハスバ歯車25、回動軸26、付勢
バネ27、止め輪28、摩擦部材32、スイッチ押し部
材33、リミットスイッチ34が装備されている。
図9は図7の矢視C−C線に沿う断面図であり、設置面
に対して水平方向に回動する機構の一例を示している。
雲台装置の内部には、ステップモータ22、ウォームギ
ア23、軸受24、ハスバ歯車25、回動軸26、付勢
バネ27、止め輪28、摩擦部材32、スイッチ押し部
材33、リミットスイッチ34が装備されている。
【0045】これを詳述すると、ステップモータ22
は、回動機構1の駆動源であり、基台3に固定されてい
る。ウォームギア23は、ステップモータ22の回転軸
(図示略)に圧入されている。軸受24は、ウォームギ
ア23を回転自在に軸支するものであり、基台3に固定
されている。ハスバ歯車25’は、ウォームギア23と
噛合しており、当該ハスバ歯車25’の下面部には、先
端が球面形状を有する凸部25’aが設けられている。
また、ハスバ歯車25’の外周部には、後述の図10に
示すような2本の平行な突起部25’b,25’bが設
けられている。
は、回動機構1の駆動源であり、基台3に固定されてい
る。ウォームギア23は、ステップモータ22の回転軸
(図示略)に圧入されている。軸受24は、ウォームギ
ア23を回転自在に軸支するものであり、基台3に固定
されている。ハスバ歯車25’は、ウォームギア23と
噛合しており、当該ハスバ歯車25’の下面部には、先
端が球面形状を有する凸部25’aが設けられている。
また、ハスバ歯車25’の外周部には、後述の図10に
示すような2本の平行な突起部25’b,25’bが設
けられている。
【0046】回動軸26は、ハスバ歯車25’を回動自
在に軸支するものであり、回動軸26の外周部に突設さ
れた鍔部26aと、回動軸26の外周部に刻設された切
欠部26bと、鍔部26aの上面部に刻設された穴部2
6cとを備えている。回動軸26の上端は作動台2に固
定され、下端はスイッチ押し部材33に固定されてい
る。付勢バネ27は、回動軸26の切欠部26bに固定
された止め輪28とハスバ歯車25’との間に張設され
ており、ハスバ歯車25’を回動軸26の鍔部26aに
付勢している。
在に軸支するものであり、回動軸26の外周部に突設さ
れた鍔部26aと、回動軸26の外周部に刻設された切
欠部26bと、鍔部26aの上面部に刻設された穴部2
6cとを備えている。回動軸26の上端は作動台2に固
定され、下端はスイッチ押し部材33に固定されてい
る。付勢バネ27は、回動軸26の切欠部26bに固定
された止め輪28とハスバ歯車25’との間に張設され
ており、ハスバ歯車25’を回動軸26の鍔部26aに
付勢している。
【0047】摩擦部材32は、高摩擦係数の材質(例え
ばフェルト、ゴム等)から形成されており、回動軸26
と基台3との間の隙間に設けられている。スイッチ押し
部材33は、回動軸26の下端に固定されており、回動
軸26の回動と共に回動する。リミットスイッチ34
は、回動軸26を対称として左右1個ずつ基台3に固定
されており、スイッチ押し部材33から押圧されてON
状態となったときに、作動台2の回動限界を示すように
なっている。
ばフェルト、ゴム等)から形成されており、回動軸26
と基台3との間の隙間に設けられている。スイッチ押し
部材33は、回動軸26の下端に固定されており、回動
軸26の回動と共に回動する。リミットスイッチ34
は、回動軸26を対称として左右1個ずつ基台3に固定
されており、スイッチ押し部材33から押圧されてON
状態となったときに、作動台2の回動限界を示すように
なっている。
【0048】図10(a)は雲台装置の正面図、図10
(b)は図8の矢視D−D線に沿う断面図であり、第2
の実施の形態では、連結部材40と、軸41と、警告手
段としての目印板42とが新たに設けられている。作動
台2の前面の内側には溝部2aが形成されると共に、溝
部2aには後述の目印板42が挿入されている。また、
作動台2の前面には窓部2bが溝部2aと対応する位置
に形成されており、手動駆動による作動台2の動きと連
動して作動台内部の部材が動いた時に、手動駆動での作
動台2の基準位置に対するずれ方向を窓部2bを介して
認識できるようになっている。更に、作動台2の窓部2
bの近傍には、マーキング部2cが施されると共に、マ
ーキング部2cの位置は、溝部2aに挿入された後述の
目印板42の凸部42aが前記基準位置で重なるように
設定されている。
(b)は図8の矢視D−D線に沿う断面図であり、第2
の実施の形態では、連結部材40と、軸41と、警告手
段としての目印板42とが新たに設けられている。作動
台2の前面の内側には溝部2aが形成されると共に、溝
部2aには後述の目印板42が挿入されている。また、
作動台2の前面には窓部2bが溝部2aと対応する位置
に形成されており、手動駆動による作動台2の動きと連
動して作動台内部の部材が動いた時に、手動駆動での作
動台2の基準位置に対するずれ方向を窓部2bを介して
認識できるようになっている。更に、作動台2の窓部2
bの近傍には、マーキング部2cが施されると共に、マ
ーキング部2cの位置は、溝部2aに挿入された後述の
目印板42の凸部42aが前記基準位置で重なるように
設定されている。
【0049】連結部材40は、両端に軸部40a,40
bを備えており、作動台2の下面部に取付けられると共
に、作動台2の下面部に固定された軸41に回動自在に
軸支されている。連結部材40の軸部40aは、上述し
たハスバ歯車25’の2本の平行な突起部25’b,2
5’bの間に嵌合されている。目印板42は、凸部42
aと2本の突起部42b,42bとを備えており、作動
台2の溝部2aに挿入されると共に、図中矢印E方向に
移動可能となっている。また、目印板42の2本の突起
部42b,42bの間には、連結部材40の軸部40b
が嵌合されている。
bを備えており、作動台2の下面部に取付けられると共
に、作動台2の下面部に固定された軸41に回動自在に
軸支されている。連結部材40の軸部40aは、上述し
たハスバ歯車25’の2本の平行な突起部25’b,2
5’bの間に嵌合されている。目印板42は、凸部42
aと2本の突起部42b,42bとを備えており、作動
台2の溝部2aに挿入されると共に、図中矢印E方向に
移動可能となっている。また、目印板42の2本の突起
部42b,42bの間には、連結部材40の軸部40b
が嵌合されている。
【0050】次に、第2の実施の形態に係る雲台装置の
手動駆動での回動動作を図10乃至図12を中心に説明
する。雲台装置の作動台2に対して、付勢バネ27によ
る摩擦力よりも強い外力を水平方向(図10(b)の矢
印F方向)に加えると、ハスバ歯車25’の突起部2
5’aと回動軸26の穴部26cとの嵌合が解除される
ため、作動台2は前記矢印F方向へ回動する。この時、
ハスバ歯車25’に対して作動台2が回動することによ
り、連結部材40の一方の軸部40aがハスバ歯車2
5’の突起部25’bに押されるため、連結部材40は
図10(b)の矢印G方向へ回動する。これに伴い、連
結部材40の他方の軸部40bが目印板42の突起部4
2bを押すため、目印板42は作動台2の溝部2aに沿
って図10(b)の矢印H方向へ移動する。
手動駆動での回動動作を図10乃至図12を中心に説明
する。雲台装置の作動台2に対して、付勢バネ27によ
る摩擦力よりも強い外力を水平方向(図10(b)の矢
印F方向)に加えると、ハスバ歯車25’の突起部2
5’aと回動軸26の穴部26cとの嵌合が解除される
ため、作動台2は前記矢印F方向へ回動する。この時、
ハスバ歯車25’に対して作動台2が回動することによ
り、連結部材40の一方の軸部40aがハスバ歯車2
5’の突起部25’bに押されるため、連結部材40は
図10(b)の矢印G方向へ回動する。これに伴い、連
結部材40の他方の軸部40bが目印板42の突起部4
2bを押すため、目印板42は作動台2の溝部2aに沿
って図10(b)の矢印H方向へ移動する。
【0051】目印板42の移動に伴い、作動台2の正面
に配置されている窓部2bにおいては、目印板42の凸
部42aが図10(b)の矢印H方向にずれる。図11
(a),(b)は目印板42の凸部42aが図10
(b)の矢印H方向にずれた状態を示している。ところ
で、作動台2の窓部2bの近傍には、上述したように目
印板42の凸部42aが手動駆動での基準位置で重なる
ように予めマーキング部2cを施してあるため、目印板
42の凸部42aと作動台2のマーキング部2cとがず
れることにより、操作者は、手動駆動での基準位置に対
して作動台2が矢印H方向にずれていることを容易に認
識することができる。
に配置されている窓部2bにおいては、目印板42の凸
部42aが図10(b)の矢印H方向にずれる。図11
(a),(b)は目印板42の凸部42aが図10
(b)の矢印H方向にずれた状態を示している。ところ
で、作動台2の窓部2bの近傍には、上述したように目
印板42の凸部42aが手動駆動での基準位置で重なる
ように予めマーキング部2cを施してあるため、目印板
42の凸部42aと作動台2のマーキング部2cとがず
れることにより、操作者は、手動駆動での基準位置に対
して作動台2が矢印H方向にずれていることを容易に認
識することができる。
【0052】一方、作動台2を図10(b)の矢印F方
向と逆方向に回動させた場合においても、上記と同様
に、目印板42の凸部42aは図10(b)の矢印H方
向の逆方向にずれる。図11(a),(b)は目印板4
2の凸部42aが矢印H方向の逆方向にずれた状態を示
している。これにより、操作者は、手動駆動での基準位
置に対して作動台2が矢印H方向と逆方向にずれている
ことを容易に認識することができる。
向と逆方向に回動させた場合においても、上記と同様
に、目印板42の凸部42aは図10(b)の矢印H方
向の逆方向にずれる。図11(a),(b)は目印板4
2の凸部42aが矢印H方向の逆方向にずれた状態を示
している。これにより、操作者は、手動駆動での基準位
置に対して作動台2が矢印H方向と逆方向にずれている
ことを容易に認識することができる。
【0053】第2の実施の形態に係る手動駆動での基準
位置においては、第1の実施の形態と同様に、ハスバ歯
車25’の凸部25’aは、回動軸26の穴部26cに
対して上記図5に示す状態で嵌合している。第2の実施
の形態においても、ハスバ歯車25’の凸部25’aと
回動軸26の穴部26cとの嵌合時にはクリック感が生
ずるように予め設定してあるため、操作者はクリック感
が生ずるまで、目印板42の凸部42aがずれている方
向と逆方向に作動台2を回動させればよいことになる。
位置においては、第1の実施の形態と同様に、ハスバ歯
車25’の凸部25’aは、回動軸26の穴部26cに
対して上記図5に示す状態で嵌合している。第2の実施
の形態においても、ハスバ歯車25’の凸部25’aと
回動軸26の穴部26cとの嵌合時にはクリック感が生
ずるように予め設定してあるため、操作者はクリック感
が生ずるまで、目印板42の凸部42aがずれている方
向と逆方向に作動台2を回動させればよいことになる。
【0054】(3)第3の実施の形態 図13は第3の実施の形態に係る雲台装置の外観を示す
斜視図、図14は雲台装置の正面断面図であり、雲台装
置は、回動機構1、基台3、撮像部44を備えており、
水平方向1軸のみ回動可能となっている。回動機構1
は、撮像部44を水平方向に回動する機構であり、当該
回動機構1の内部には、駆動機構(図示略)が収納され
ている。回動機構1は第1の実施の形態と同様であるた
め説明を省略する。基台3は、外装部を有すると共に、
当該基台3の内部には、回動機構1が設けられている。
撮像部44は、回動機構1の上部に一体に固定されてお
り、レンズ群,撮像素子,回路用基板等から構成されて
いる。
斜視図、図14は雲台装置の正面断面図であり、雲台装
置は、回動機構1、基台3、撮像部44を備えており、
水平方向1軸のみ回動可能となっている。回動機構1
は、撮像部44を水平方向に回動する機構であり、当該
回動機構1の内部には、駆動機構(図示略)が収納され
ている。回動機構1は第1の実施の形態と同様であるた
め説明を省略する。基台3は、外装部を有すると共に、
当該基台3の内部には、回動機構1が設けられている。
撮像部44は、回動機構1の上部に一体に固定されてお
り、レンズ群,撮像素子,回路用基板等から構成されて
いる。
【0055】上記構成による第3の実施の形態に係る雲
台装置では、回動機構1により撮像部44を図13の矢
印方向(水平方向)に回動させる構造となっている。第
3の実施の形態では、雲台装置と撮像部44とが一体と
なって画像入力装置を構成している。尚、第3の実施の
形態に係る雲台装置の電動駆動は、第1の実施の形態と
同様であるため説明は省略する。
台装置では、回動機構1により撮像部44を図13の矢
印方向(水平方向)に回動させる構造となっている。第
3の実施の形態では、雲台装置と撮像部44とが一体と
なって画像入力装置を構成している。尚、第3の実施の
形態に係る雲台装置の電動駆動は、第1の実施の形態と
同様であるため説明は省略する。
【0056】第3の実施の形態に係る雲台装置の構成上
の特徴点は、上述した如く雲台装置に撮像部44を一体
化すると共に、上述した第一検出手段(ホトインタラプ
タ)30,第二検出手段(ホトインタラプタ)31に加
えて第三検出手段(ホトインタラプタ)46を設け、更
に、画像制御手段56、モニタ57、パルスカウンタ5
9、演算装置60、メモリ61を設けた点である。前記
以外の構成は第1の実施の形態と同一であるため、共通
する構成には同一符号を付し説明を省略する。
の特徴点は、上述した如く雲台装置に撮像部44を一体
化すると共に、上述した第一検出手段(ホトインタラプ
タ)30,第二検出手段(ホトインタラプタ)31に加
えて第三検出手段(ホトインタラプタ)46を設け、更
に、画像制御手段56、モニタ57、パルスカウンタ5
9、演算装置60、メモリ61を設けた点である。前記
以外の構成は第1の実施の形態と同一であるため、共通
する構成には同一符号を付し説明を省略する。
【0057】図14において、回動機構1の回動軸26
の外周部には、多数のスリット部45aを有する第二の
円盤45(図16(a)参照)が第一の円盤29よりも
上方に位置する状態で固定されている。また、ハスバ歯
車25の上面部に固定された第一検出手段30の上面部
には、第三検出手段46が前記円盤45を挟む状態で固
定されている。
の外周部には、多数のスリット部45aを有する第二の
円盤45(図16(a)参照)が第一の円盤29よりも
上方に位置する状態で固定されている。また、ハスバ歯
車25の上面部に固定された第一検出手段30の上面部
には、第三検出手段46が前記円盤45を挟む状態で固
定されている。
【0058】図17は雲台装置の制御系を示すブロック
図であり、CPU51、モータドライバ52、ステップ
モータ22、第一検出手段30、第二検出手段31、第
三検出手段46、画像制御手段56、モニタ57、パル
スカウンタ59、演算装置60、メモリ61から構成さ
れている。CPU51は、モータドライバ52へ制御信
号を出力してステップモータ52を駆動制御し、第一検
出手段30、第二検出手段31の検出信号に基づき撮像
部44のずれ方向を認識し、第三検出手段46の検出信
号に基づき後述のずれ角度を認識し、第三検出手段46
から出力された検出信号(ON−OFF信号)の数をパ
ルスカウンタ59にカウントする。演算装置60は、パ
ルスカウンタ59のカウント値に基づき所定の演算を行
い、演算値をずれ角度としてメモリ61に記憶する。
図であり、CPU51、モータドライバ52、ステップ
モータ22、第一検出手段30、第二検出手段31、第
三検出手段46、画像制御手段56、モニタ57、パル
スカウンタ59、演算装置60、メモリ61から構成さ
れている。CPU51は、モータドライバ52へ制御信
号を出力してステップモータ52を駆動制御し、第一検
出手段30、第二検出手段31の検出信号に基づき撮像
部44のずれ方向を認識し、第三検出手段46の検出信
号に基づき後述のずれ角度を認識し、第三検出手段46
から出力された検出信号(ON−OFF信号)の数をパ
ルスカウンタ59にカウントする。演算装置60は、パ
ルスカウンタ59のカウント値に基づき所定の演算を行
い、演算値をずれ角度としてメモリ61に記憶する。
【0059】次に、第3の実施の形態に係る雲台装置の
手動駆動での回動動作を図15乃至図22を中心に説明
する。図15は第1の実施の形態と同様に円盤29と第
一検出手段30,第二検出手段31との相対的な位置関
係を示した図であり、図15(a)は手動駆動での基準
位置、図15(b)は手動駆動での基準位置に対して左
方向にずれた位置、図15(c)は手動駆動での基準位
置に対して右方向にずれた位置を示している。
手動駆動での回動動作を図15乃至図22を中心に説明
する。図15は第1の実施の形態と同様に円盤29と第
一検出手段30,第二検出手段31との相対的な位置関
係を示した図であり、図15(a)は手動駆動での基準
位置、図15(b)は手動駆動での基準位置に対して左
方向にずれた位置、図15(c)は手動駆動での基準位
置に対して右方向にずれた位置を示している。
【0060】図15(a)に示す如く、雲台装置の撮像
部44が手動駆動での基準位置にある場合は、第一検出
手段30は円盤29の透明部29aを検出し、検出信号
をCPU51へ出力する。操作者が撮像部44を手動に
て左方向へ動かすと、円盤29が回動するため、円盤2
9と第一検出手段30,第二検出手段31とが相対的に
ずれる。これに伴い、図15(b)に示す如く、第一検
出手段30は円盤29の透明部29aを検出しなくなる
が、第二検出手段31は円盤29の透明部29bを検出
し、検出信号をCPU51へ出力する。一方、操作者が
撮像部44を手動にて右方向へ動かした場合も、上記と
同様に円盤29が回動するため、円盤29と第一検出手
段30、第二検出手段31とが相対的にずれる。これに
伴い、図15(c)に示す如く、第一検出手段30は円
盤29の透明部29aを検出せず、第二検出手段31も
円盤29の透明部29bを検出しなくなる。
部44が手動駆動での基準位置にある場合は、第一検出
手段30は円盤29の透明部29aを検出し、検出信号
をCPU51へ出力する。操作者が撮像部44を手動に
て左方向へ動かすと、円盤29が回動するため、円盤2
9と第一検出手段30,第二検出手段31とが相対的に
ずれる。これに伴い、図15(b)に示す如く、第一検
出手段30は円盤29の透明部29aを検出しなくなる
が、第二検出手段31は円盤29の透明部29bを検出
し、検出信号をCPU51へ出力する。一方、操作者が
撮像部44を手動にて右方向へ動かした場合も、上記と
同様に円盤29が回動するため、円盤29と第一検出手
段30、第二検出手段31とが相対的にずれる。これに
伴い、図15(c)に示す如く、第一検出手段30は円
盤29の透明部29aを検出せず、第二検出手段31も
円盤29の透明部29bを検出しなくなる。
【0061】また、図15(d)は撮像部44が基準位
置、左方向にずれた位置、右方向にずれた位置となった
時の第一検出手段30、第二検出手段31のON/OF
F状態を示している。即ち、第一検出手段30、第二検
出手段31のON/OFFに基づき、撮像部44の手動
駆動での基準位置に対するずれ方向を検出することがで
きる。
置、左方向にずれた位置、右方向にずれた位置となった
時の第一検出手段30、第二検出手段31のON/OF
F状態を示している。即ち、第一検出手段30、第二検
出手段31のON/OFFに基づき、撮像部44の手動
駆動での基準位置に対するずれ方向を検出することがで
きる。
【0062】上述したように操作者が撮像部44を手動
にて回動させた場合には、第二の円盤45と第三の検出
手段46とが相対的に回動するため、第三検出手段46
は、第二の円盤45のスリット部45aを検出してON
−OFF信号(図16(b)参照)をCPU51へ出力
する。これに伴い、CPU51は、パルスカウンタ59
に信号の数だけカウントしていく。これにより、演算装
置60は、パルスカウンタ59のカウント値に基づき所
定の演算を行うと共に、演算した値をずれ角度としてメ
モリ61に記憶する。
にて回動させた場合には、第二の円盤45と第三の検出
手段46とが相対的に回動するため、第三検出手段46
は、第二の円盤45のスリット部45aを検出してON
−OFF信号(図16(b)参照)をCPU51へ出力
する。これに伴い、CPU51は、パルスカウンタ59
に信号の数だけカウントしていく。これにより、演算装
置60は、パルスカウンタ59のカウント値に基づき所
定の演算を行うと共に、演算した値をずれ角度としてメ
モリ61に記憶する。
【0063】上述した第二の円盤45のスリット部45
aの数は予め定められているため、演算装置60は、 (ずれ角度)=(信号数)*360/(スリットの数) なる演算式により、ずれ角度を演算する。例えば第二の
円盤45のスリット部45aの数が72個で、第三検出
手段46が3個のON−OFF信号を検出した場合は、 (ずれ角度)=3*360/72=15(度) となる。
aの数は予め定められているため、演算装置60は、 (ずれ角度)=(信号数)*360/(スリットの数) なる演算式により、ずれ角度を演算する。例えば第二の
円盤45のスリット部45aの数が72個で、第三検出
手段46が3個のON−OFF信号を検出した場合は、 (ずれ角度)=3*360/72=15(度) となる。
【0064】CPU51は、第一検出手段30,第二検
出手段31から出力される検出信号に基づき撮像部44
のずれ方向を判定すると共に、第三検出手段46から出
力される検出信号に基づきずれ角度を判定する。そし
て、CPU51は、画像制御手段56を介してモニタ5
7に“手動駆動での基準位置に対して撮像部44のずれ
方向とずれ量”を表示し警告を発する。これにより、操
作者は撮像部44が手動駆動での基準位置からずれてい
るか否かを容易に認識することができる。
出手段31から出力される検出信号に基づき撮像部44
のずれ方向を判定すると共に、第三検出手段46から出
力される検出信号に基づきずれ角度を判定する。そし
て、CPU51は、画像制御手段56を介してモニタ5
7に“手動駆動での基準位置に対して撮像部44のずれ
方向とずれ量”を表示し警告を発する。これにより、操
作者は撮像部44が手動駆動での基準位置からずれてい
るか否かを容易に認識することができる。
【0065】図18は撮像部44が手動駆動での基準位
置にあり、モニタ57には警告が表示されていない状態
を示している。また、図19は撮像部44が手動駆動で
の基準位置から左方向へ10度ずれた状態にある旨の警
告が、モニタ57に表示された状態を示している。ま
た、図20は撮像部44が手動駆動での基準位置から右
方向へ15度ずれた状態にある旨の警告が、モニタ57
に表示された状態を示している。また、例えば図21に
示す如く基準位置に戻すことを促す警告(“右に10度
回して下さい”)を表示したり、例えば図22に示す如
く指標(回す方向を示す矢印と角度)により撮像部のず
れ方向・ずれ量を表示することも可能である。
置にあり、モニタ57には警告が表示されていない状態
を示している。また、図19は撮像部44が手動駆動で
の基準位置から左方向へ10度ずれた状態にある旨の警
告が、モニタ57に表示された状態を示している。ま
た、図20は撮像部44が手動駆動での基準位置から右
方向へ15度ずれた状態にある旨の警告が、モニタ57
に表示された状態を示している。また、例えば図21に
示す如く基準位置に戻すことを促す警告(“右に10度
回して下さい”)を表示したり、例えば図22に示す如
く指標(回す方向を示す矢印と角度)により撮像部のず
れ方向・ずれ量を表示することも可能である。
【0066】雲台装置のモニタ57に表示された警告を
見た操作者が、撮像部44を警告された方向と逆方向に
手動にて動かし、これに伴い撮像部44が基準位置に達
すると、第一検出手段30がONとなる。第一検出手段
30がONとなった時、CPU51は、モニタ57の警
告を停止するよう制御する。また、第一検出手段30が
ONとなった時、ハスバ歯車25の凸部25aは、回動
軸26の穴部26cに対して上記図5に示した状態で嵌
合する。
見た操作者が、撮像部44を警告された方向と逆方向に
手動にて動かし、これに伴い撮像部44が基準位置に達
すると、第一検出手段30がONとなる。第一検出手段
30がONとなった時、CPU51は、モニタ57の警
告を停止するよう制御する。また、第一検出手段30が
ONとなった時、ハスバ歯車25の凸部25aは、回動
軸26の穴部26cに対して上記図5に示した状態で嵌
合する。
【0067】即ち、第3の実施の形態においても、ハス
バ歯車25の凸部25aと回動軸26の穴部26cとの
嵌合時にはクリック感が生ずるように予め設定してある
ため、操作者はクリック感が生ずるまで、モニタ57に
警告されたずれ方向及びずれ角度を参照して警告方向と
は逆方向に撮像部44をずれ角度分だけ回動させればよ
いことになる。
バ歯車25の凸部25aと回動軸26の穴部26cとの
嵌合時にはクリック感が生ずるように予め設定してある
ため、操作者はクリック感が生ずるまで、モニタ57に
警告されたずれ方向及びずれ角度を参照して警告方向と
は逆方向に撮像部44をずれ角度分だけ回動させればよ
いことになる。
【0068】尚、第1乃至第3の実施の形態では、水平
方向1軸のみ回動可能な雲台装置を例に上げたが、これ
に限定されるものではなく、例えば水平方向及び垂直方
向の2軸について回動可能な雲台装置に適用することも
できる。これにより、積載物の回動方向の自由度を増す
ことができる。水平方向及び垂直方向の2軸について回
動可能な雲台装置の場合には、軸の端部に垂直方向用の
回動機構を固定すると共に、当該垂直方向用の回動機構
の回動軸に作動台または撮像部を保持する構造となる。
垂直方向用の回動機構の駆動機構は、上述した水平方向
用の回動機構の駆動機構と駆動方向が90度異なるだけ
で他は全く同様である。
方向1軸のみ回動可能な雲台装置を例に上げたが、これ
に限定されるものではなく、例えば水平方向及び垂直方
向の2軸について回動可能な雲台装置に適用することも
できる。これにより、積載物の回動方向の自由度を増す
ことができる。水平方向及び垂直方向の2軸について回
動可能な雲台装置の場合には、軸の端部に垂直方向用の
回動機構を固定すると共に、当該垂直方向用の回動機構
の回動軸に作動台または撮像部を保持する構造となる。
垂直方向用の回動機構の駆動機構は、上述した水平方向
用の回動機構の駆動機構と駆動方向が90度異なるだけ
で他は全く同様である。
【0069】また、第1乃至第3の実施の形態では、雲
台装置に位置記憶手段を設け、操作者が位置記憶手段を
使用して雲台装置の回動位置を任意の位置に設定した
後、手動駆動で作動台2(あるいは撮像部44)を設定
した回動位置まで回動させるようにすることも可能であ
る。この場合も、上記第1乃至第3の実施の形態と同様
に、操作者は手動駆動した際の作動台2(あるいは撮像
部44)にずれが有るか否かを容易に認識することがで
きる。
台装置に位置記憶手段を設け、操作者が位置記憶手段を
使用して雲台装置の回動位置を任意の位置に設定した
後、手動駆動で作動台2(あるいは撮像部44)を設定
した回動位置まで回動させるようにすることも可能であ
る。この場合も、上記第1乃至第3の実施の形態と同様
に、操作者は手動駆動した際の作動台2(あるいは撮像
部44)にずれが有るか否かを容易に認識することがで
きる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、基台に回動自在に支持された第1のギア機構
と、第1のギア機構に噛合すると共に回動軸に回動自在
に支持された第2のギア機構と、第2のギア機構と回動
軸との間に設けられ、回動対象物が手動回動における基
準位置にあるときは第2のギア機構と回動軸とを連結
し、回動対象物の手動回動に伴い連結を解除する連結手
段と、回動軸の回動状態に応じて回動対象物の基準位置
に対する回動位置のずれ方向を示す表示手段とを具備し
ているため、操作者は手動回動させたときの回動対象物
の回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれている
かを容易に認識できると共に、回動対象物を基準位置に
戻す方向も容易に認識することができる、という効果を
奏する。この場合、第2のギア機構と回動軸とが連結状
態となったときに所定のクリック感が生ずるように予め
設定しておけば、操作者はクリック感が生ずるまで回動
対象物を戻せばよいため、雲台装置の操作性を向上させ
ることができるという効果が生ずる。
よれば、基台に回動自在に支持された第1のギア機構
と、第1のギア機構に噛合すると共に回動軸に回動自在
に支持された第2のギア機構と、第2のギア機構と回動
軸との間に設けられ、回動対象物が手動回動における基
準位置にあるときは第2のギア機構と回動軸とを連結
し、回動対象物の手動回動に伴い連結を解除する連結手
段と、回動軸の回動状態に応じて回動対象物の基準位置
に対する回動位置のずれ方向を示す表示手段とを具備し
ているため、操作者は手動回動させたときの回動対象物
の回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれている
かを容易に認識できると共に、回動対象物を基準位置に
戻す方向も容易に認識することができる、という効果を
奏する。この場合、第2のギア機構と回動軸とが連結状
態となったときに所定のクリック感が生ずるように予め
設定しておけば、操作者はクリック感が生ずるまで回動
対象物を戻せばよいため、雲台装置の操作性を向上させ
ることができるという効果が生ずる。
【0071】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
雲台装置において、表示手段は外部から視認性の良い箇
所に設けられると共に回動軸に連結された目印板として
構成されているため、請求項1の発明と同様に、操作者
は手動回動させたときの回動対象物の回動位置が基準位
置に対して何れの方向にずれているかを容易に認識でき
ると共に、回動対象物を基準位置に戻す方向も容易に認
識することができるという効果を奏する。
雲台装置において、表示手段は外部から視認性の良い箇
所に設けられると共に回動軸に連結された目印板として
構成されているため、請求項1の発明と同様に、操作者
は手動回動させたときの回動対象物の回動位置が基準位
置に対して何れの方向にずれているかを容易に認識でき
ると共に、回動対象物を基準位置に戻す方向も容易に認
識することができるという効果を奏する。
【0072】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
雲台装置において、表示手段は外部から視認性の良い箇
所に設けられると共に回動軸の回動状態に応じて点滅す
る発光ダイオードとして構成されているため、請求項1
の発明と同様に、操作者は手動回動させたときの回動対
象物の回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれて
いるかを容易に認識できると共に、回動対象物を基準位
置に戻す方向も容易に認識することができるという効果
を奏する。
雲台装置において、表示手段は外部から視認性の良い箇
所に設けられると共に回動軸の回動状態に応じて点滅す
る発光ダイオードとして構成されているため、請求項1
の発明と同様に、操作者は手動回動させたときの回動対
象物の回動位置が基準位置に対して何れの方向にずれて
いるかを容易に認識できると共に、回動対象物を基準位
置に戻す方向も容易に認識することができるという効果
を奏する。
【0073】請求項4の発明によれば、請求項1記載の
雲台装置において、回動対象物は撮像装置として構成さ
れると共に、表示手段は撮像装置に接続されたモニタと
して構成されているため、請求項1の発明と同様に、操
作者は手動回動させたときの撮像装置の回動位置が基準
位置に対して何れの方向にずれているかを容易に認識で
きると共に、撮像装置を基準位置に戻す方向も容易に認
識することができるという効果を奏する。
雲台装置において、回動対象物は撮像装置として構成さ
れると共に、表示手段は撮像装置に接続されたモニタと
して構成されているため、請求項1の発明と同様に、操
作者は手動回動させたときの撮像装置の回動位置が基準
位置に対して何れの方向にずれているかを容易に認識で
きると共に、撮像装置を基準位置に戻す方向も容易に認
識することができるという効果を奏する。
【0074】請求項5の発明によれば、請求項1,2,
3または4記載の雲台装置において、回動対象物の回動
位置を任意の回動位置に設定することが可能な手段を備
えているため、操作者が前記の手段を使用して回動対象
物の回動位置を設定した後、手動で回動対象物を回動さ
せた場合においても、請求項1の発明と同様に、操作者
は回動対象物の回動位置が基準位置に対して何れの方向
にずれているかを容易に認識できると共に、回動対象物
を基準位置に戻す方向も容易に認識することができると
いう効果を奏する。
3または4記載の雲台装置において、回動対象物の回動
位置を任意の回動位置に設定することが可能な手段を備
えているため、操作者が前記の手段を使用して回動対象
物の回動位置を設定した後、手動で回動対象物を回動さ
せた場合においても、請求項1の発明と同様に、操作者
は回動対象物の回動位置が基準位置に対して何れの方向
にずれているかを容易に認識できると共に、回動対象物
を基準位置に戻す方向も容易に認識することができると
いう効果を奏する。
【0075】請求項6の発明によれば、請求項1,2,
3,4または5記載の雲台装置において、回動機構を水
平方向及び垂直方向の2軸について回動可能に構成され
ているため、請求項1の発明と同様に、操作者は手動回
動させたときの回動対象物の回動位置が基準位置に対し
て何れの方向にずれているかを容易に認識できると共
に、回動対象物を基準位置に戻す方向も容易に認識する
ことができるという効果に加えて、回動対象物の回動方
向の自由度を増すことができる結果、雲台装置の操作性
を更に向上させることができるという効果を奏する。
3,4または5記載の雲台装置において、回動機構を水
平方向及び垂直方向の2軸について回動可能に構成され
ているため、請求項1の発明と同様に、操作者は手動回
動させたときの回動対象物の回動位置が基準位置に対し
て何れの方向にずれているかを容易に認識できると共
に、回動対象物を基準位置に戻す方向も容易に認識する
ことができるという効果に加えて、回動対象物の回動方
向の自由度を増すことができる結果、雲台装置の操作性
を更に向上させることができるという効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る雲台装置の外
観を示す斜視図である。
観を示す斜視図である。
【図2】第1の実施の形態に係る雲台装置の回動機構を
示す正面断面図である。
示す正面断面図である。
【図3】第1の実施の形態に係る雲台装置の検出動作を
説明するための図であり、(a)は手動駆動での基準位
置を示す説明図、(b)は基準位置より左方向にずれた
位置、(c)は基準位置より右方向にずれた位置を示す
説明図、(d)は第一及び第二の検出手段の状態と各位
置との関係を示す説明図である。
説明するための図であり、(a)は手動駆動での基準位
置を示す説明図、(b)は基準位置より左方向にずれた
位置、(c)は基準位置より右方向にずれた位置を示す
説明図、(d)は第一及び第二の検出手段の状態と各位
置との関係を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態に係る雲台装置の制御系を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】第1の実施の形態に係る雲台装置の回動機構を
拡大し一部を省略した正面断面図である。
拡大し一部を省略した正面断面図である。
【図6】第1の実施の形態に係る雲台装置の回動機構を
拡大し一部を省略した正面断面図である。
拡大し一部を省略した正面断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る雲台装置の外
観を示す斜視図である。
観を示す斜視図である。
【図8】第2の実施の形態に係る雲台装置の回動機構を
中心とした構成を示す正面断面図である。
中心とした構成を示す正面断面図である。
【図9】第2の実施の形態に係る雲台装置の回動機構を
示す側面断面図である。
示す側面断面図である。
【図10】第2の実施の形態に係る雲台装置の回動動作
を説明するための図であり、(a)は雲台装置の正面
図、(b)は雲台装置の平面断面図である。
を説明するための図であり、(a)は雲台装置の正面
図、(b)は雲台装置の平面断面図である。
【図11】第2の実施の形態に係る雲台装置の回動動作
を説明するための図であり、(a)は雲台装置の正面
図、(b)は雲台装置の平面断面図である。
を説明するための図であり、(a)は雲台装置の正面
図、(b)は雲台装置の平面断面図である。
【図12】第2の実施の形態に係る雲台装置の回動動作
を説明するための図であり、(a)は雲台装置の正面
図、(b)は雲台装置の平面断面図である。
を説明するための図であり、(a)は雲台装置の正面
図、(b)は雲台装置の平面断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る雲台装置の
外観を示す斜視図である。
外観を示す斜視図である。
【図14】第3の実施の形態に係る雲台装置の回動機構
を中心とした構成を示す正面断面図である。
を中心とした構成を示す正面断面図である。
【図15】第3の実施の形態に係る雲台装置の検出動作
を説明するための図であり、(a)は手動駆動での基準
位置を示す説明図、(b)は基準位置より左方向にずれ
た位置を示す説明図、(c)は基準位置より右方向にず
れ位置を示す説明図、(d)は第一及び第二検出手段の
状態と各位置との関係を示す説明図である。
を説明するための図であり、(a)は手動駆動での基準
位置を示す説明図、(b)は基準位置より左方向にずれ
た位置を示す説明図、(c)は基準位置より右方向にず
れ位置を示す説明図、(d)は第一及び第二検出手段の
状態と各位置との関係を示す説明図である。
【図16】第3の実施の形態に係る雲台装置の検出動作
を説明するための図であり、(a)は手動の基準位置を
示す説明図、(b)は検出信号を示す説明図である。
を説明するための図であり、(a)は手動の基準位置を
示す説明図、(b)は検出信号を示す説明図である。
【図17】第3の実施の形態に係る雲台装置の制御系を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図18】第3の実施の形態に係る雲台装置のずれが無
い場合のモニタの状態を示す説明図である。
い場合のモニタの状態を示す説明図である。
【図19】第3の実施の形態に係る雲台装置のずれ方向
をモニタを使用して警告した状態を示す説明図である。
をモニタを使用して警告した状態を示す説明図である。
【図20】第3の実施の形態に係る雲台装置のずれ方向
をモニタを使用して警告した状態を示す説明図である。
をモニタを使用して警告した状態を示す説明図である。
【図21】第3の実施の形態に係る雲台装置のずれ方向
をモニタを使用して警告した状態を示す説明図である。
をモニタを使用して警告した状態を示す説明図である。
【図22】第3の実施の形態に係る雲台装置のずれ方向
をモニタを使用して警告した状態を示す説明図である。
をモニタを使用して警告した状態を示す説明図である。
【図23】従来例の雲台装置の外観を示す斜視図であ
る。
る。
【図24】従来例の雲台装置の回動機構を示す正面断面
図である。
図である。
【図25】従来例の雲台装置の制御系を示すブロック図
である。
である。
【図26】他の従来例の雲台装置の回動機構を中心とし
た構成を示す正面断面図である。
た構成を示す正面断面図である。
1 回動機構 2 作動台 3 基台 6 警告手段(表示手段) 6a,6b LED 23 ウォームギア(第1のギア機構) 25 ハスバ歯車(第2のギア機構) 25a 凸部(連結手段) 26 回動軸 26c 穴部(連結手段) 30 第一検出手段 31 第二検出手段 40 連結部材 42 目印板(表示手段) 44 撮像部(撮像装置) 46 第三検出手段 57 モニタ(表示手段)
Claims (6)
- 【請求項1】 回動対象物を回動軸を介して回動させる
回動機構と、該回動機構を支持する基台とを備えた雲台
装置において、 前記基台に回動自在に支持された第1のギア機構と、該
第1のギア機構に噛合すると共に前記回動軸に回動自在
に支持された第2のギア機構と、該第2のギア機構と前
記回動軸との間に設けられ、前記回動対象物が手動回動
における基準位置にあるときは前記第2のギア機構と前
記回動軸とを連結し、前記回動対象物の手動回動に伴い
連結を解除する連結手段と、前記回動軸の回動状態に応
じて前記回動対象物の前記基準位置に対する回動位置の
ずれ方向を示す表示手段とを具備したことを特徴とする
雲台装置。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の雲台装置において、
前記表示手段は、外部から視認性の良い箇所に設けられ
ると共に前記回動軸に連結された目印板として構成され
たことを特徴とする雲台装置。 - 【請求項3】 前記請求項1記載の雲台装置において、
前記表示手段は、外部から視認性の良い箇所に設けられ
ると共に前記回動軸の回動状態に応じて点滅する発光ダ
イオードとして構成されたことを特徴とする雲台装置。 - 【請求項4】 前記請求項1記載の雲台装置において、
前記回動対象物は、撮像装置として構成されると共に、
前記表示手段は、前記撮像装置に接続されたモニタとし
て構成されたことを特徴とする雲台装置。 - 【請求項5】 前記請求項1,2,3または4記載の雲
台装置において、前記回動対象物の回動位置を任意の回
動位置に設定することが可能な手段を備えたことを特徴
とする雲台装置。 - 【請求項6】 前記請求項1,2,3,4または5記載
の雲台装置において、前記回動機構は、水平方向及び垂
直方向の2軸について回動可能に構成されたことを特徴
とする雲台装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7201865A JPH0932992A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 雲台装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7201865A JPH0932992A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 雲台装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932992A true JPH0932992A (ja) | 1997-02-07 |
Family
ID=16448178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7201865A Pending JPH0932992A (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | 雲台装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0932992A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005022024A1 (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | Murakami Corporation | 回転スタンド |
JP2007121575A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Canon Inc | 雲台装置及びプログラム |
JP2013527485A (ja) * | 2010-03-04 | 2013-06-27 | リノ・マンフロット・エ・コルポラツィオネ・エス・ピー・エー | 光学的若しくはビデオ−フォトグラフィック装置のための支持ヘッド |
CN105380464A (zh) * | 2015-12-16 | 2016-03-09 | 芜湖杰诺科技有限公司 | 一种具有检测功能的阀门展示用展示座 |
CN111356872A (zh) * | 2019-01-18 | 2020-06-30 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 电子设备的固定方法、设备及存储介质 |
-
1995
- 1995-07-17 JP JP7201865A patent/JPH0932992A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005022024A1 (ja) * | 2003-08-29 | 2005-03-10 | Murakami Corporation | 回転スタンド |
US7677517B2 (en) | 2003-08-29 | 2010-03-16 | Murakami Corporation | Swivel stand |
JP2007121575A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Canon Inc | 雲台装置及びプログラム |
JP4599273B2 (ja) * | 2005-10-26 | 2010-12-15 | キヤノン株式会社 | 雲台装置及びプログラム |
JP2013527485A (ja) * | 2010-03-04 | 2013-06-27 | リノ・マンフロット・エ・コルポラツィオネ・エス・ピー・エー | 光学的若しくはビデオ−フォトグラフィック装置のための支持ヘッド |
CN105380464A (zh) * | 2015-12-16 | 2016-03-09 | 芜湖杰诺科技有限公司 | 一种具有检测功能的阀门展示用展示座 |
CN111356872A (zh) * | 2019-01-18 | 2020-06-30 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 电子设备的固定方法、设备及存储介质 |
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