JP7023095B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の後方を運転者に視認させる車両用表示装置に関する。
車両の後方視野を表示する車両用表示装置として、車室内のフロントガラスの中央上側に設けられるルームミラー(バックミラー)がある。近年では、車両後方視野をカメラで撮影し、その撮影映像を、ルームミラーとして設けられたディスプレイに表示する表示装置がある(特許文献1参照)。
このような車両用表示装置では、ディスプレイ表示とミラー表示との双方が可能となるように、ハーフミラー越しにディスプレイを配置する場合がある。これにより、運転者は、後方視野を確認する際に、ディスプレイの表示映像で確認する方法と、ハーフミラーの反射像で確認する方法との双方から確認方法を選択できる。ただし、ディスプレイの表示とハーフミラーの反射像とが同時に視認されないように、ディスプレイ表示の際にはハーフミラーに車室内天井部が映し出されるような姿勢に変更して使用される。このため、通常は、ディスプレイ表示とミラー表示とを切り替えるための切替操作部がルームミラーに設けられる。
こうした切替操作部として、ルームミラー本体に操作レバー(レバー操作部)が設けられたものがある。この場合、操作レバーを操作することにより、ルームミラー本体の向きを、ハーフミラーのミラー面に車室内天井部が映し出される第一姿勢と後方視野が映し出される第二姿勢との間で切り替えることが可能となり、第一姿勢に切り替えられた際にはディスプレイに後方視野映像が表示され、第二姿勢に切り替えられた際にはディスプレイがOFFされる。
特開平08-207661号公報
しかしながら、ルームミラー本体に操作レバーを設ける場合、操作レバー以外にも、操作レバーの操作を受けてミラー面の向きを変えるための機構等が必要となるため、部品点数の増加と構造の複雑化を避けられない。また、操作レバーを設ける場合、上記の第一姿勢と第二姿勢との間で往復動作する動作体をルームミラー本体に設ける必要があるが、そうした動作体を備えることでミラー面に振動が生じやすい機構となりやすい。
本発明の課題は、ディスプレイ表示とミラー表示とによる後方視野表示が可能な車両用表示装置において、ハーフミラーのミラー面に車室内天井部が映し出される第一姿勢と後方視野が映し出される第二姿勢との間で切り替える機能を設けるにあたって、部品点数の削減と構造の単純化を実現し、かつ振動に対し強い構造とすることにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するため車両用表示装置は、
運転者の後方視野を撮影する撮影部と、
前記運転者の後方視野を当該運転者が視認可能となるようミラー面に映し出すハーフミラーと、前記ハーフミラーの背後に配置され、前記撮影部が撮影した後方視野映像を画面に表示する画面表示部と、を内側に有し、前記画面が前記ハーフミラーを介した透視形態にて前記運転者に視認可能とされたルームミラー本体と、
前記ルームミラー本体の前記ミラー面側を上下方向に回動可能に構成され、当該回動によって、前記ミラー面が前記運転者に車室内天井面を映し出す予め定められた第一姿勢と、前記第一姿勢とは異なる第二姿勢との間で前記ルームミラー本体の姿勢変更が可能とされた姿勢変更機構と、
前記ルームミラー本体が前記第一姿勢にあるときに前記画面に前記後方視野映像を表示し、前記第二姿勢にあるときに前記画面を非表示状態とする表示切替手段と、
を備え、
前記姿勢変更機構は、車両のフロントガラス又は天井部に固定される固定部から車室内側に突出してその先端側に球状部が設けられるアーム部と、前記球状部を挟み込み、挟み込んだ前記球状部を摺動させる形で所定の回転中心周りを回転可能に支持する回転支持部と、を有しており、前記回転支持部が前記ルームミラー本体に直接固定され、
前記ルームミラー本体を手でつかんで前記ミラー面側を上方向に回動させるユーザー操作により前記ルームミラー本体を前記第一姿勢に姿勢変更することで前記画面が表示状態となり、前記ルームミラー本体を手でつかんで下方向に回動させるユーザー操作により前記ルームミラー本体を前記第二姿勢に姿勢変更することで前記画面が非表示状態となることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、ユーザーは、ミラー面及び画面が上方を向くよう自らの手でルームミラー本体全体を動かすことで、表示装置をON(画面表示状態)することができる。ミラー面に映るものが無くなるよう上方を向くように動かす操作と、表示装置のONとでは双方の意図が関連しているため、ユーザーは直感的にその操作の後に生じる結果(表示装置のON)を理解しやすい。また、ミラー面の向きを上下方向に変える姿勢変更機構は、通常のルームミラーにおいてミラー面の向きを上下左右に変える回転支持機構(ピボット機構等)をそのまま利用することができるから、操作レバー等のような余計な操作部材・操作機構を追加する必要もなく、構造もシンプルなものとなる。また、操作レバーを排除できることで部品点数が減り、組付け作業を効率化できる利点を得られる。また、ルームミラー本体全体を動かすことで、表示装置をON/OFFするため、姿勢変更に応じて往復動作するような動作体をルームミラー本体に設ける必要が無いため、振動にも強い構造となる。
本発明における前記姿勢変更機構は、車両のフロントガラス又は天井部に固定される固定部から車室内側に突出してその先端側に球状部が設けられるアーム部と、前記ルームミラー本体との間で前記球状部を挟み込む形で該ルームミラー本体に固定され、挟み込んだ前記球状部を摺動させる形で所定の回転中心周りを回転可能に支持する回転支持部と、を有して構成できる。上記本発明の構成によれば、アーム部先端の球状部が、ルームミラー本体と回転支持部との間で摺動回転可能に支持される構成となり、ルームミラーのミラー面を上下左右に角度変更可能になる。そして、この球状部の固定は、ルームミラー本体と回転支持部とにより球状部を挟み込む形でなされ、この状態が保持されるよう回転支持部がルームミラー本体に対し直付け(直接固定)される。一方、操作レバーを設ける従来の構成の場合、上記本発明の構成に加えて、操作レバーと、その操作レバーの往復操作に連動して往復回動するようルームミラー本体に対し取り付けられる揺動体と、を備え、アーム部先端の球状部が揺動体と回転支持部との間で摺動回転可能に支持される構成となる。これにより、レバー操作で第一姿勢と第二姿勢とを切り替えることが可能となり、かつ第一姿勢と第二姿勢との双方の姿勢においてルームミラー本体の角度を変えてミラー面を上下左右に角度変更できる。ところが、この場合、ハーフミラー及び表示装置は、ルームミラー本体に対し揺動体を介して取り付けられる構造となるため、車両の走行振動等のような振動に比較的弱い。これに対し上記本発明の構成の場合、表示装置及びハーフミラーは、揺動体を介することなく、ルームミラー本体に対し直接固定されるから、振動に対しより強い構造となっている。
本発明における前記表示切替手段は、前記ルームミラー本体が前記第一姿勢にあるときと前記第二姿勢にあるときとを、前記球状部と前記回転支持部との相対回転に基づいて検出する検出手段と、その検出結果に基づいて、前記画面を前記表示状態と前記非表示状態との間で切り替える切替制御手段と、を有して構成できる。この構成によれば、本発明において必須となる球状部と回転支持部とを有した回転支持機構を利用して、表示装置のON/OFF(画面の表示/非表示の切り替え)をすることができるから、ON/OFFのための無駄な機構を省略でき、構造をシンプルにすることができる。また、この構成においても、表示装置及びハーフミラーはルームミラー本体に対し直接固定されるから、振動に対し強い構造となる。
本発明における前記球状部は、その表面に、前記回転中心を中心とする球面領域と、その球面領域に対し凹又は凸となる凹凸領域とが形成され、前記検出手段は、操作ノブの突出位置と押込み位置との切り替わりを検出するスイッチであり、前記操作ノブは、前記ルームミラー本体が前記第一姿勢と前記第二姿勢の一方の姿勢のときに前記球面領域上に位置し、他方の姿勢のときに前記凹凸領域上に位置することにより、前記突出位置と前記押込み位置との間での切り替わりが発生し、前記切替制御手段は、前記検出手段における前記操作ノブの切り替わり結果に基づいて、前記画面を前記表示状態と前記非表示状態との間で切り替えるように構成できる。この構成によれば、球状部の表面に、回転を摺動支持させるための球面領域と、操作ノブを押し込むための凹凸領域とを設けるだけで、表示装置をON/OFF(画面の表示/非表示の切り替え)するためのスイッチを容易に構成できる。
本発明における前記検出手段は、予め定められた検出波を送信する送信部と、その反射波を受信する受信部とを有し、その受信レベル(受信強度)を検出可能なセンサであり、前記球状部は、その表面に、前記ルームミラー本体が前記第一姿勢と前記第二姿勢の一方の姿勢のときに前記検出波の送信方向に位置して該検出波を前記受信部に向けて高いレベルで反射する高反射領域と、他方の姿勢のときに前記検出波の送信方向に位置して該検出波を前記受信部に向けて前記高反射領域よりも低いレベルで反射する低反射領域と、を有し、前記切替制御手段は、前記検出手段における前記受信レベルに基づいて、前記画面を前記表示状態と前記非表示状態との間で切り替えるように構成できる。この構成によれば、球状部に凹凸を作ることなく従来と形状を同じにしたまま、表示装置をON/OFF(画面の表示/非表示の切り替え)するためのスイッチを構成できる。例えば、検出手段として光学センサを用い、高反射領域と低反射領域とを、反射率(光吸収率)が異なる色を付ける形で形成することができる。この場合、それらの領域で反射した光学センサの検出光(反射光)の受信レベル(受信強度)でもって、表示装置をON/OFFさせることができる。なお、高反射領域と低反射領域とを、受信部に向かう反射量が異なるよう反射方向に違いを持たせる形で形成してもよい。
本発明の一実施例である車両用表示装置の電気的構成と、カメラが撮影する後方視野とを簡略的に示した車両の平面図。 図1の車両用表示装置に使用するルームミラー本体の配置を示した図。 図1の車両用表示装置の電気的構成を簡略的に示したブロック図。 図1の車両用表示装置の第二姿勢を、左右幅方向中央でルームミラー本体を切断した断面により示した断面図。 図4の車両用表示装置の第一姿勢を、左右幅方向中央でルームミラー本体を切断した断面により示した断面図。 図1の変形例である車両用表示装置の第二姿勢を、左右幅方向中央でルームミラー本体を切断した断面により示した断面図。 図6の車両用表示装置の第一姿勢を、左右幅方向中央でルームミラー本体を切断した断面により示した断面図。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
本実施例の車両用表示装置1は、図1に示すように、車両100の後方及び後側方(即ち、運転者の後方視野200)を運転者が視認できるよう配置される車両装備である。ここでの車両用表示装置1は、図2に示すように、車室内においてフロントガラス101の中央上部に固定されている。なお、車両天井部の前方側等に固定される場合もある。ここでの車両用表示装置1は、図1に示すように、カメラ5と、画面表示部4とハーフミラー3とを有したルームミラー本体2(図2参照)と、切替入力部6(図3~図5参照)と、制御部10と、を有して構成される。
カメラ5は、車室内又は車外に配置され、車両100の後方及び後側方(即ち、運転者の後方視野200)を撮影する。例えば、カメラ5は、リアウィンドウ102の中央上側あるいは中央下側付近等に配置して車室内からリアウィンドウ102越しに撮影するように構成できる。なお、ここでのカメラ5には、車両100の後方を広範囲にわたって撮像できるよう広角レンズを備えており、後方視野200(撮影範囲)として水平方向に所定角度範囲の画角(視野角)を持つような広角カメラ(広角撮影部)を採用している。
画面表示部4は、図4及び図5に示すように、ハーフミラー3の背後に配置され、カメラ5が撮影した後方視野映像を画面4aに表示する。ここでの画面表示部4は、光源(バックライト)により発せられた光により画像(表示画像)を画面4a(表示面)に表示するディスプレイ、例えば周知のカラー液晶ディスプレイ等として構成される。画面表示部4は、制御部10と接続して表示装置を構成しており、ここでは制御部10と共にルームミラー本体2の内部に搭載されている。
制御部10は、CPU、ROM、RAM等を有した周知の制御装置を構成している。制御部10は、カメラ5から撮影映像(後方映像)を取得するとともに(映像取得手段)、その撮影映像上に表示領域(所定領域)を設定し(領域設定手段)、設定された表示領域内の映像(表示映像)を画面表示部4の画面4aに表示する(表示手段)機能を果たす。なお、ここでの制御部10は、広角撮影に伴い生じる撮影映像の歪を補正する歪補正処理、歪が大きくなる予め定められた領域を撮影映像から除外する領域除外処理、ミラー画像とするための画像反転処理、必要情報の付与(重畳表示)のための画像合成処理等を必要に応じて行い、必要な処理を受けた映像を画面4aに表示する。
ハーフミラー3は、図4及び図5に示すように、その背後に画面4aが位置するよう画面表示部4の正面側に配置される。ここでのハーフミラー3は、接着等により画面4aに接着固定されている。ハーフミラー3は、車両100の後方視野200を光の反射による反射像として鏡面(以下、ミラー面という)上に映し出すものであり、運転者は、このハーフミラー3の反射像をミラー面3aで視認することにより、車両後方及び車両後側方の領域を確認できる。
また、ハーフミラー3は、画面表示部4の画面4aが非表示の時(少なくとも光源がOFFのとき)には、運転者にはハーフミラー3の反射像が視認されるが、画面4aが表示中のときには、画面4aからの映像光が透過して、運転者には画面4aの映像が視認される。ただし、制御部10は、画面4aの表示中にミラー面3aへの映り込みが無くなるよう、ルームミラー本体2が予め定められた第一姿勢をとっているときに画面4aへの映像表示を実行する。ここでの第一姿勢は、ミラー面3aが運転者に向けて車室内天井面を映し出す予め定められた姿勢である(図5参照)。一方で、制御部10は、ルームミラー本体2が第一姿勢とは異なる第二姿勢(図4参照)をとっているときには画面4aへの映像表示を実行しない。制御部10は、このような画面4aの表示切替制御を、切替入力部6からの信号入力に基づいて実行する。
ルームミラー本体2は、図4及び図5に示すように、画面表示部4と、ハーフミラー3と、それらを内側に収容するルームミラーケース20と、を有する。ハーフミラー3と画面表示部4とはルームミラー本体2に組み込まれている。
ルームミラーケース20は、ハーフミラー3及び画面表示部4の外周側を被う外周被覆部22と、画面表示部4の裏面側を被う裏側被覆部21と、を一体に有したケース体に、開口20Hを有する形で外周被覆部22を正面側(前方側)から被うカバー部材24を組み付けた形で構成され、外周被覆部22の正面側(前方側)の開口20Hから、その内側に配置されたハーフミラー3のミラー面3aを露出させている。運転者は、開口20Hを通してハーフミラー3のミラー面3aを視認できるだけでなく、ハーフミラー3を介してその奥に位置する画面4aを透視形態にて視認できる。
また、ここでのハーフミラー3と画面表示部4は、双方が一体化された後方表示部として設けられており、ルームミラー本体2に対し例えばネジ等の締結部材、あるいは互いの係合部の係合等によって固定される。ここでのルームミラー本体2は、ルームミラーケース20(外周被覆部22)の正面側にカバー部材24が係合して一体に組み付けられており、ハーフミラー3と画面表示部4は、それらの間に挟まれる形でルームミラー本体2内部に配置されている。一方で、ルームミラーケース20は、姿勢変更機構7と連結しており、ルームミラー本体2(例えば外周被覆部22)を手でつかんでミラー面3a側を上下方向及び左右方向に回動(傾倒ともいえる)させるユーザー操作が可能に構成されている。このユーザー操作によって、ミラー面3aと画面4aは、ルームミラーケース20と一体に動いてそれぞれの向きを上下左右に変更できる。
さらに、ルームミラー本体2は、このユーザー操作によって、ミラー面3aが運転者に車室内天井面を映し出す予め定められた第一姿勢(図5参照)と、その第一姿勢とは異なる第二姿勢(図4参照)との間での姿勢変更を可能にしている。
ここでの第一姿勢は、図5に示すように、ルームミラー本体2の予め定められた基準姿勢(図4参照)に対しミラー面3a及び画面4aが上下方向において所定角度又は所定角度以上上方を向いた姿勢として定められている。他方、第二姿勢は、図4に示すように、ミラー面3a及び画面4aが上記所定角度よりも下方を向いた姿勢と定められている。ここでのルームミラー本体2は、後述する姿勢変更機構7によって、基準姿勢(図4参照)に対し一定角度範囲内において上下左右にミラー面3a及び画面4aの向きを変えることができるが、上記所定角度以上上方を向いた姿勢(所定角度以上、上限角度以下の姿勢)を第一姿勢、それよりも下方を向いた姿勢(所定角度未満、下限角度以上の姿勢)を第二姿勢として定められている。
なお、第一姿勢及び第二姿勢は、ミラー面3a及び画面4aの上下方向の向き(角度)によって定められる姿勢であり、左右方向への向きはどのような角度をとっていてもよい。
切替入力部6は、ルームミラー本体2が第一姿勢(図5参照)にあるときと第二姿勢(図4参照)にあるときとを、球状部71Rと回転支持部72との相対回転に基づいて検出する検出手段である。制御部10は、切替入力部6の検出結果に基づいて、画面4aを表示状態と非表示状態との間で切り替える切替制御手段であり、切替入力部6と共に表示切替手段として機能する。
姿勢変更機構7は、アーム部71と、回転支持部72と、を有する。図2に示すように、アーム部71は、車両のフロントガラス101(天井部でもよい)に固定される固定部70から車室内側に突出する突出部である。図4及び図5に示すように、アーム部71の先端側には球状部71Rが設けられ、回転支持部72は、その球状部71Rをルームミラー本体2(ルームミラーケース20の当接支持部23)との間で挟み込んだ状態で該ルームミラー本体2に固定され、挟み込んだ球状部71Rが回転中心R0周りを摺動回転可能となるように支持する。これにより、一定角度範囲内においてミラー面3a及び画面4aの向きを上下左右に変えることが可能になる。
以下、本実施例の姿勢変更機構7と切替入力部6とについて、具体的に説明する。
図4及び図5に示すように、回転支持部72は、支持部本体720と、板バネ部材721と、を有する。
支持部本体720は、球状部71Rを摺動回転可能に支持する摺動支持部720Rと、切替入力部6を収容する収容部720Sと、板バネ部材721の一端を固定する板バネ固定部720Aと、を有する。支持部本体720は、締結部材731、732(ここではネジ部材)によって、ルームミラーケース20(ルームミラー本体2)に対し直接固定されている。
球状部71Rは、その表面に回転中心R0を中心とする球面領域71Raを有し、他方、摺動支持部720Rは、球状部71Rを取り囲む形状をなし、その内側の表面(内壁面)には、球状部71Rを前後(図4の左右方向)で挟む形で球状部71Rの球面領域71Raと接触する摺動領域720Raを有する。ここでの摺動領域720Raは、球状部71Rの主面をなす球面領域71Raと対応する凹球面領域(例えば球面領域71Raの径と同じ又はそれよりも大きい凹球面形状)をなしている。なお、図4及び図5において、摺動領域をなす凹球面領域720Raは球状部71Rの上側にのみ図示されているが、下側及び左右側にも形成されている。下側に図示が無いのは、球状部71Rの中心部直下位置に前後に延びる切り欠き720Rhが形成されているためである。
板バネ部材721は、摺動支持部720Rの凹球面領域720Raと、球状部71Rの球面領域71Raとが常時接触した状態となるように、支持部本体720と連結しつつルームミラーケース20に対し直接固定される。ここでの板バネ部材721は、摺動支持部720Rを常時後方に押圧した状態に保持されている。
具体的にいえば、板バネ部材721の第一側端部721Aが支持部本体720の板バネ固定部720Aに対し前方側に当接するように引っ掛かる形で掛け止めされ、球状部71Rとの接触領域(球面領域71Ra)を挟んだ逆側の第二側端部721Bが締結部材733によってルームミラーケース20(裏側被覆部21)に対し締結固定される。このとき、板バネ部材721は、自身の弾性により摺動支持部720Rを球状部71Rと共に後方に押し付けており、ルームミラーケース20は、押し付けられた摺動支持部720Rをその後方側に位置する当接支持部23に当接させた状態で支持する。当接支持部23に押し付けられた摺動支持部720Rは、少なくとも球状部71Rとの接触領域(球面領域71Ra)の前後側で球状部71Rを挟む形状(実際には球状部71Rを包み込むような形状)をなしており、これにより、摺動支持部720Rの凹球面領域720Raが、球状部71Rの球面領域71Raに対し常時接触(摺動)した状態に保持される。
一方で、球状部71Rは、その表面に回転中心R0を中心とする球面領域71Raに対し凸となる凸領域71Rb(本発明における凹凸領域)を有する。切替入力部6は、操作ノブ6Pが突出位置と押込み位置との間での切り替わるスイッチ(ここではタクトスイッチ)であり、操作ノブ6Pは、ルームミラー本体2が第一姿勢と第二姿勢の一方の姿勢のとき(ここでは第一姿勢のとき:図5参照)に凸領域71Rb上に位置し、他方の姿勢のとき(ここでは第二姿勢のとき:図4参照)に球面領域71Ra上に位置することにより、突出位置と押込み位置との間での切り替わりが発生する。切替入力部6は、その切り替わりを示す信号を制御部10に入力し、制御部10は、この信号入力に基づいて、画面4aを表示状態と非表示状態との間で切り替える。
具体的にいえば、切替入力部6の操作ノブ6P上には、その押し込み方向において往復動作可能にガイドされた押付動作部60が配置されている。ここでの押付動作部60は、切替入力部6と共に収容部720S内に収容されており、その内壁面によって上記押し込み方向の往復動作がガイドされている。また、押付動作部60は、操作ノブ6Pとの当接面とは逆側において、摺動支持部720Rと当接支持部23の切り欠き720Rhが形成する切り欠き空間内を通過する形で球状部71Rとも当接している。その当接面60aは、摺動支持部720Rの凹球面領域720Raと同様、球状部71Rの球面領域71Raと対応する凹球面形状をなしており、回転中心R0を中心に回転する球状部71Rをその面60a上で摺動可能としている。
押付動作部60は、ルームミラー本体2が第二姿勢にあって当接面60aが球状部71Rの球面領域71Raと接触しているときには、操作ノブ6Pが突出位置に保持されるが(図4参照)、ルームミラー本体2が第一姿勢になって球状部71Rの凸領域71Rbと接触したときには、操作ノブ6Pを押込み位置に押し込む(図5参照)。これにより、押付動作部60の入力が切り替わる。そして制御部10は、ルームミラー本体2が第二姿勢にあって操作ノブ6Pが突出位置にあるときに(図4参照)、画面4aを非表示状態とし、ルームミラー本体2が第一姿勢にあって操作ノブ6Pが押込み位置にあるときに、画面4aを表示状態とする(図5参照)。
このように構成された車両用表示装置1は、ルームミラー本体2を手でつかんでそのミラー面3a側を上下方向に回動させるユーザー操作が可能となる。そして、このユーザー操作によりルームミラー本体2を第一姿勢と第二姿勢との間で姿勢変更することで、画面4aを表示状態と非表示状態とを切り替えることができる。つまり、ルームミラー本体2を第一姿勢と第二姿勢との間で姿勢変更するための操作部は存在しておらず、ルームミラー本体2全体をユーザーがつかんで向きを変えることで、画面4aの表示状態と非表示状態とが切り替わる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではない。例えば上記実施形態において一部の構成要件を省略する、さらには他の構成要件を追加する等、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
上記実施例における切替入力部は、球状部71Rの凹凸によって押し込まれて入力が切り替わるタクトスイッチ6であったが、他の構成を採用してもよい。例えば図6及び図7に示すように、切替入力部は、予め定められた検出波を送信する送信部と、その反射波を受信する受信部とを有し、その受信レベル(受信強度)を検出可能なセンサ9とすることができる。
図6及び図7に示す切替入力部9は、検出波として赤外光を用いた赤外線センサであり、赤外光の送信部兼受信部である。球状部71Rは、その表面全体が回転中心R0を中心とする球面領域として形成されるが、その表面には、ルームミラー本体2が第一姿勢と第二姿勢の一方の姿勢(ここでは第二姿勢:図6参照)のときに上記検出波の送信方向に位置して該検出波を切替入力部9(受信部)に向けて高いレベルで反射する高反射領域71Rc(図中の太線領域)と、他方の姿勢(ここでは第一姿勢:図7参照)のときに上記検出波の送信方向に位置して該検出波を前記受信部に向けて高反射領域71Rcよりも低いレベルで反射する低反射領域71Rdと、を有する。そして制御部10は、切替入力部9において検出される上記検出波の反射波の受信レベルに基づいて、画面4aを表示状態と非表示状態との間で切り替える。図6及び図7においては、摺動支持部720Rの貫通孔720Rkが形成する貫通空間内を通過する形で、切替入力部6から送信された検出波が球状部71Rの表面に到達するとともに、その反射波が切替入力部9へと戻って検出されるように構成されている。図中の破線内領域9Xは、切替入力部9に到達する検出波の通過領域である。
1 車両用表示装置
10 制御部
100 車両
2 ルームミラー本体
20 ルームミラーケース
23 当接支持部
3 ハーフミラー
3a ミラー面
4 画面表示部
4a 画面
5 カメラ
6、9 切替入力部(検出手段)
6P 操作ノブ
60 押付動作部
7 姿勢変更機構
71 アーム部
71R 球状部
71Ra 球面領域
71Rb 凸領域(凹凸領域)
71Rc 高反射領域
71Rd 低反射領域
72 回転支持部
720 支持部本体
720R 摺動支持部
720Ra 凹球面領域
720S 収容部
720A 板バネ固定部
721 板バネ部材

Claims (4)

  1. 運転者の後方視野を撮影する撮影部と、
    前記運転者の後方視野を当該運転者が視認可能となるようミラー面に映し出すハーフミラーと、前記ハーフミラーの背後に配置され、前記撮影部が撮影した後方視野映像を画面に表示する画面表示部と、を内側に有し、前記画面が前記ハーフミラーを介した透視形態にて前記運転者に視認可能とされたルームミラー本体と、
    前記ルームミラー本体の前記ミラー面側を上下方向に回動可能に構成され、当該回動によって、前記ミラー面が前記運転者に車室内天井面を映し出す予め定められた第一姿勢と、前記第一姿勢とは異なる第二姿勢との間で前記ルームミラー本体の姿勢変更が可能とされた姿勢変更機構と、
    前記ルームミラー本体が前記第一姿勢にあるときに前記画面に前記後方視野映像を表示し、前記第二姿勢にあるときに前記画面を非表示状態とする表示切替手段と、
    を備え、
    前記姿勢変更機構は、車両のフロントガラス又は天井部に固定される固定部から車室内側に突出してその先端側に球状部が設けられるアーム部と、前記球状部を挟み込み、挟み込んだ前記球状部を摺動させる形で所定の回転中心周りを回転可能に支持する回転支持部と、を有しており、前記回転支持部が前記ルームミラー本体に直接固定され、
    前記ルームミラー本体を手でつかんで前記ミラー面側を上方向に回動させるユーザー操作により前記ルームミラー本体を前記第一姿勢に姿勢変更することで前記画面が表示状態となり、前記ルームミラー本体を手でつかんで下方向に回動させるユーザー操作により前記ルームミラー本体を前記第二姿勢に姿勢変更することで前記画面が非表示状態となることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記表示切替手段は、
    前記ルームミラー本体が前記第一姿勢にあるときと前記第二姿勢にあるときとを、前記球状部と前記回転支持部との相対回転に基づいて検出する検出手段と、
    その検出結果に基づいて、前記画面を表示状態と非表示状態との間で切り替える切替制御手段と、
    を有する請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記球状部は、その表面に、前記回転中心を中心とする球面領域と、その球面領域に対し凹又は凸となる凹凸領域とが形成され、
    前記検出手段は、操作ノブの突出位置と押込み位置との切り替わりを検出するスイッチであり、前記操作ノブは、前記ルームミラー本体が前記第一姿勢と前記第二姿勢の一方の姿勢のときに前記球面領域上に位置し、他方の姿勢のときに前記凹凸領域上に位置することにより、前記突出位置と前記押込み位置との間での切り替わりが発生し、
    前記切替制御手段は、前記検出手段における前記操作ノブの切り替わり結果に基づいて、前記画面を前記表示状態と前記非表示状態との間で切り替える請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記検出手段は、予め定められた検出波を送信する送信部と、その反射波を受信する受信部とを有し、その受信レベルを検出可能なセンサであり、
    前記球状部は、その表面に、前記ルームミラー本体が前記第一姿勢と前記第二姿勢の一方の姿勢のときに前記検出波の送信方向に位置して該検出波を前記受信部に向けて高いレベルで反射する高反射領域と、他方の姿勢のときに前記検出波の送信方向に位置して該検出波を前記受信部に向けて前記高反射領域よりも低いレベルで反射する低反射領域と、を有し、
    前記切替制御手段は、前記検出手段における前記受信レベルの検出結果に基づいて、前記画面を前記表示状態と前記非表示状態との間で切り替える請求項2に記載の車両用表示装置。
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