JP4056114B2 - 携帯型操作機器の光軸方向切換装置 - Google Patents

携帯型操作機器の光軸方向切換装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、携帯型映像機器、携帯型通信端末装置及び携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯型操作機器に関し、特に、画像データを撮像するカメラを備えた携帯型操作機器において、カメラの撮像部に対する光軸方向を切り換える光軸方向切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型パーソナルコンピュータ等の携帯型操作機器では、画像データを撮像するカメラを備え、カメラが撮像した画像データに対して加工や通信等の処理を行うようにしたものがある。一般に、携帯型操作機器はディスプレイやプッシュスイッチ等を備えており、操作者はディスプレイの表示内容を視認しつつプッシュスイッチ等を操作しなければならないため、操作者による携帯型操作機器の把持状態は略一義的に定まり、この把持状態を大きく変化させることはできない。したがって、カメラを備えた携帯型操作機器では、操作者が把持している状態でカメラにより撮像できる方向は極めて狭い範囲に限定されることになる。
【0003】
そこで、従来の携帯型操作機器では、図8に示すように、携帯型操作機器の本体71に対してカメラ72を光軸に直交する回転軸において軸支したものがあった。この構成により、操作者がディスプレイ73を視認できる状態で本体71を把持した場合にも、本体71に対してカメラ72を回転させることにより、本体71の把持状態を大きく変化させることなくカメラ72を介して広い範囲の画像を撮像することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示したように、携帯型操作機器の本体71にカメラ72を回転自在に支持すると、携帯型操作機器が大型化するとともに、構造が複雑化し、コストの上昇を招く問題がある。特に、カメラ72が相対的に重い場合には、支持部に十分な強度が必要となり、大型化及び複雑化の問題はより深刻になる。また、支持部が十分な強度を備えていない場合には、支持部において容易に破損する問題が生じる。さらに、一般的に回転部分は防水構造を採り難く、回転部分に電気信号が入出力されるカメラを備えた構成では、携帯型操作機器に対する防水機能の要請に対応できない問題もある。
【0005】
この発明の目的は、構造の大型化及び複雑化を生じることなくカメラの撮像範囲を拡大することができ、防水構造を容易に採ることができる携帯型操作機器の光軸方向切換装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明は、携帯型操作機器の本体の一部に固定されたカメラの撮像部に対する光軸方向を切り換える光軸方向切換装置であって、
装置本体の直交する2面の間の稜線に沿って第1の位置と第2の位置との間に往復移動自在にされ、前記2面のそれぞれに平行な第1及び第2の面を備えたスライドカバーであって前記第1の位置にあるときに前記第1の面内で前記カメラの撮像部に対向する部分に形成された第1の開口部と、前記第2の位置にあるときに前記第2の面内で後記反射部材を介して前記カメラの撮像部に対向する部分に形成された第2の開口部と、を有するスライドカバーと、
前記スライドカバーにおける前記第1の面と前記第2の面との間に傾斜して配置され、前記第2の開口部から入射した外部光を前記カメラの撮像部に向けて反射する反射部材と、
前記スライドカバーが前記第2の位置に位置している状態で撮像部が出力する画像データを反転する画像データ処理部と、を設けたことを特徴とする。
【0007】
請求項1に記載した発明においては、スライドカバーが第1の位置にある状態では、カメラは装置本体の第1の面から入射する外部光を撮像する。スライドカバーが第2の位置にある状態では、カメラは装置本体の第2の面から入射する外部光を撮像する。スライドカバーを第1の位置と第2の位置との間で往復移動させることにより、携帯型操作機器の内部に固定されたカメラの撮像部に対して、互いに直交する2面のそれぞれからの外部光のいずれかを選択的に配光することができ、カメラを移動させることなく極めて簡単な構成によって、カメラに対して複数の方向から外部光を配光することができる。
【0010】
請求項2に記載した発明は、携帯型操作機器の本体の一部に固定されたカメラの撮像部に対する光軸方向を切り換える光軸方向切換装置であって、
装置本体内で90度の回転角度で配置された第1の回転位置と第2の回転位置との間に回転自在に備えられ、内部に、前記第1の回転位置で前記装置本体の第1の側面から入射した外部光を前記撮像部に直線的に配光する直線光路、及び、前記第2の回転位置で前記装置本体の前記第1の側面に直交する第2の側面から入射した外部光を反射部材で直角に反射して前記撮像部に配光する屈曲光路を有する回転カバーと、
前記回転カバーが前記第2の回転位置に位置している状態で撮像部が出力する画像データを反転する画像データ処理部と、を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項に記載した発明においては、回転カバーを第1の回転位置と第2の回転位置との間で回転させることにより、携帯型操作機器内に固定されたカメラに対して、第1の側面又は第2の側面のそれぞれからの外部光のいずれかを選択的に配光することがでる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施形態に係る光軸方向切換装置を適用した携帯型操作機器を示す図であり、同図(A)〜(C)はそれぞれ平面図、正面図及び右側面図である。携帯型操作機器1は、正面の中央部にLCD等のディスプレイ2を配置し、左右両側面に把持部3を備えている。把持部3の上部にはスイッチ4が配置されており、ディスプレイ2の左右両側には、それぞれ6個のスイッチ5が配置されている。スイッチ5としては、例えば、ディスプレイ2の上面に配置された透明タッチパネルを押圧操作するための透明樹脂板に磁力により操作感を与えたものを用いることができる。
【0013】
具体的には、図2に示すように、ディスプレイ2の上面に透明のタッチパネル51を配置し、その上に押しボタン52を有する操作パネル50を配置して、スイッチ5を構成している。透明樹脂板の押しボタン52は一辺52aを支点にして回動自在にされており、この一辺52aに平行な他辺52bには磁石56が固定されている。押しボタン52に下方への操作力が作用していない状態では、磁石56は枠体55の上側に位置する磁性板57に磁気吸着しており、この状態で押しボタン52の磁石56を固定した部分の下方には、ラバーシート58が間隙を介して位置している。このラバーシート58の下面は、タッチパネル51の上面に密着している。
【0014】
押しボタン52に下方向の操作力が作用すると、押しボタン52は一辺52aを支点として磁石56を固定した他辺52bが下方に回動し、ラバーシート58を介してタッチパネル51を押圧する。これによって、押しボタン52の押圧操作がタッチパネル51によって検出される。この構成により、ディスプレイ2の上面のタッチパネルを操作する際にも十分なストローク感やクリック感等の操作感覚を得ることができる。また、ディスプレイ2において透明樹脂板である押しボタン52及び透明タッチパネル51で構成されたスイッチ5の下面に対向する部分もスイッチ5を介して視認することができるため、この部分に各スイッチ5の機能や操作状態を表示することができるだけでなく、ディスプレイ2の全面を表示画面として一体的に使用することもできる。
【0015】
携帯型操作機器1の上部には、この発明の切換機構であるスライドカバー7が左右に移動自在に配置されている。スライドカバー7の正面側及び平面側には、透明カバーにより被覆された開口部7a及び7bが形成されている。携帯型操作機器1の内部においてスライドカバー7に対向する位置には、CCD等の撮像部を備えたカメラ6が固定されている。カメラ6の光軸方向は、携帯型操作機器1の正面に対向する方向に一致している。
【0016】
図3は、上記携帯型操作機器のスライドカバー近傍の構成及び動作状態を示す図である。スライドカバー7において、開口部7bは、携帯型操作機器1の正面側から見て開口部7aよりも左側の位置に形成されている。また、スライドカバー7は、内部にミラー8を備えている。ミラー8は、請求項2に記載した発明の反射部材(全反射鏡)に相当し、略45度の傾斜角を与えて開口部7bに対向して配置されている。
【0017】
スライドカバー7が図3(A)に示す左端位置(この発明の第1の位置)にある状態では、カメラ6の光軸方向に開口部7a(同第1の開口部)が位置しており、カメラ6は携帯型操作機器1の正面(同第1の面)に対向する方向の外部光のみを受光する。スライドカバー7が図3(A)に示す位置から右方向に移動して図3(B)に示す右端位置(同第2の位置)にある状態では、ミラー8がカメラ6に対向し、カメラ6は開口部7b(同第2の開口部)からミラー8を介して携帯型操作機器1の平面(同第2の面)に対向する方向の外部光のみを受光する。
【0018】
携帯型操作機器1の操作時に操作者は、左右の把持部3を両方の手で把持する。したがって、スライドカバー7が図3(A)に示す左端位置にある状態では、カメラ6は操作者に対向しており、操作者はカメラ6によって操作者自身の顔や操作者の後方の画像を撮像することができる。また、操作者がこの状態から携帯型操作機器1を水平に保持することにより、カメラ6によって操作者の上方の画像を撮像することもできる。
【0019】
一方、スライドカバー7が図3(B)に示す右端位置にある状態では、カメラ6は操作者の前方に対向しており、操作者はカメラ6によって操作者の前方の画像を撮像することができる。
【0020】
以上の構成により、スライドカバー7を左右に往復移動させることにより、携帯型操作機器1の内部に固定されたカメラ6に対して、携帯型操作機器1の正面に対向する方向からの外部光、又は、平面に対向する方向からの外部光のいずれかを選択的に配光することができ、カメラ6を移動させることなく極めて簡単な構成によって、カメラ6に対して複数の方向から外部光を配光することができる。
【0021】
なお、スイッチ4又は5のいずれかをシャッタスイッチとしておき、操作者がシャッタスイッチを操作したタイミングでカメラ6が静止画像を撮像することとすることができる。また、操作者がシャッタスイッチを操作している間、又は、シャッタスイッチを1回操作した時から次に操作するまでの間において、カメラ6が対向する画像を連続して撮像するようにしてもよい。さらに、スイッチ4若しくは5のいずれか、又は、図外のボリューム等の操作により、カメラ6の焦点調節を受け付けるようにしてもよい。
【0022】
図4は、上記携帯型操作機器の制御部の構成を示すブロック図である。携帯型操作機器1の制御部11は、ROM13及びRAM14を備えたCPU12に、ディスプレイコントローラ15、スイッチコントローラ16、センサ17、画像処理部18及び通信部19等の入出力機器を接続して構成されている。ディスプレイコントローラ15は、CPU12から出力された表示データに基づいてディスプレイ2を駆動する。スイッチコントローラ16は、スイッチ4,5の操作データをCPU12に入力する。
【0023】
センサ17は、スライドカバー7の移動状態を検出する。具体的には、スライドカバー7が図1に示す位置にある状態でオフし、スライドカバー7が図1に示す位置から右側に移動された際にオンする。このセンサ17のオン/オフ信号がCPU12に入力される。画像処理部18は、カメラ6が有する撮像部であるCCD20の受光信号をディジタルデータに変換した後に所定の画像処理を施して画像データを作成する。通信部19は、図外の外部装置との間でデータの送受信を行う。
【0024】
CPU12は、ROM13に予め記憶したプログラムにしたがって上記の入出力機器を統括して制御する。例えば、携帯型操作機器1が、工場における製造装置の動作状態の管理に用いられる場合、CPU12は、ディスプレイコントローラ15を介してディスプレイ2に製造装置の動作状態のチェックリスト等を表示し、スイッチコントローラ16から入力されるスイッチ4,5の操作データに基づいてディスプレイ2の表示内容を変更する。また、スイッチ4,5の操作データを通信部19を介して外部装置に送信する。
【0025】
この時、CPU12は、スイッチコントローラ16からの特定のスイッチの操作データの入力タイミングに基づいてカメラ6のCCD20の受光信号を画像処理部18に入力し、カメラ6の撮像画像としてディスプレイ2に表示し、又は、通信部19を介して外部装置に送信する。CPU12は、以上の処理において入出力機器との間で入出力されるデータをRAM14の所定のメモリエリアに一時格納する。
【0026】
図5は、上記携帯型操作機器の制御部の処理手順の一部を示すフローチャートである。携帯型操作機器1においてスライドカバー7が図3(B)に示す右端位置に位置してセンサ17がオンすると(s1)、携帯型操作機器1の制御部11を構成するCPU12は、CCD20の受光信号を画像処理部18に入力した後、受光信号の配列を反転し(s2)、所定の画像処理を実行する(s3)。スライドカバー7が図3(A)の左端位置にあり、センサ17がオフしている場合には、CPU12は、受光信号の配列を反転することなく画像処理を実行する。
【0027】
以上の処理により、スライドカバー7を移動させてミラー8において反射した光をCCD20に配光した場合、CCD20は反転像を受光する。したがって、スライドカバー7が図3(B)に示す右端位置にある状態におけるCCD20の受光信号をカメラ6により撮像した外部光の画像として用いる場合には、画像処理部18において画像を左右又は上下に反転することにより正立像とすることができる。
【0028】
図6は、別の光軸方向切換装置を適用した携帯型操作機器の要部の構成を示す図である。この実施形態に係る光軸方向切換装置を適用した携帯型操作機器31は、カメラ6の上方に、図1及び図3に示した構成の携帯型操作機器1においてスライドカバー7に設けたミラー8に代えて、反射光及び透過光をカメラ6が有するCCDに配光するハーフミラー32を固定して配置したものである。このハーフミラー32が請求項に記載した発明の反射部材(半反射鏡)に相当する。
【0029】
この構成により、スライドカバー7の正面側に形成された開口部7aがハーフミラー32に対向する状態では、携帯型操作機器31の正面に対向する方向のみが開放されるとともに、平面に対向する方向は遮蔽されており、正面に対向する方向からの外部光のみがハーフミラー32を透過してカメラ6に配光される。一方、スライドカバー7の平面側に形成された開口部7bがハーフミラー32に対向する状態では、携帯型操作機器31の平面に対向する方向のみが開放されるとともに、正面に対向する方向は遮蔽されており、平面に対向する方向からの外部光のみがハーフミラー32に反射してカメラ6に配光される。
【0030】
したがって、図6に示した構成に係る携帯型操作機器31においても、スライドカバー7のみを左右に往復移動させることにより、カメラ6及びミラー32を移動させることなく、カメラ6に対して、携帯型操作機器31の正面に対向する方向からの外部光、又は、平面に対向する方向からの外部光を配光することができる。また、カメラ6及びミラー32が装置に固定されているため、これらの移動機構等を設ける必要がなく、構造を簡略化することができるとともに、防水構造化にも容易に対応することができる。
【0031】
なお、この携帯型操作機器31においても、外部光をハーフミラー32に反射させてカメラ6に配光した場合には、外部光の反転像がカメラ6によって撮像されるため、図5に示した処理により、カメラ6が撮像した画像を反転する必要がある。
【0032】
図7は、この発明の別の実施形態に係る光軸方向切換装置を適用した携帯型操作機器の要部の構成及び動作状態を示す図である。この実施形態に係る携帯型操作機器41では、図3及び図6に示した携帯型操作機器1及び31のスライドカバー7に代えて、携帯型操作機器41の一部に回転自在に支持された回転カバー42を備えている。回転カバー42の内部には、直線光路42a及び屈曲光路42bが形成されている。直線光路42aは、円盤状を呈する回転カバー42の周面の2箇所を直線的に連通する孔部によって構成されている。屈曲光路42bは、回転カバー42の周面の別の2箇所を中間部において直角に屈曲した状態で連通する孔部によって構成されており、中間部にミラー43が配置されている。
【0033】
図7(A)に示す状態(この発明の第1の回転位置にある状態)では、カメラ6には回転カバー42の直線光路42aを経由して矢印A方向の外部光(同第1の側面からの外部光)が配光される。また、図7(B)に示すように、図7(A)に示す状態から回転カバー42を反時計方向に90度回転させた状態(同第2の回転位置にある状態)では、カメラ6には回転カバー42の屈曲光路42bを経由して矢印B方向の外部光(同第2の側面からの外部光)が配光される。
【0034】
以上の構成により、回転カバー42を回転させることにより、携帯型操作機器41内に固定されたカメラ6に対して、A方向又はB方向の外部光のいずれかを選択的に配光することがでる。
【0035】
なお、携帯型操作機器41においても、外部光をミラー43に反射させてカメラ6に配光した場合には、外部光の反転像がカメラ6によって撮像されるため、図5に示した処理により、カメラ6が撮像した画像を反転する必要がある。
【0036】
また、図3及び図7に示した携帯型操作機器1及び41においてはそれぞれ1個のミラーを備えることとしたが、スライドカバー7又は回転カバー42に複数のミラーを設けることにより、ミラー8又は43の配置個数nに対してn+1個の配光方向を形成することができる。
【0037】
さらに、図3、図6及び図7に示した携帯型操作機器1、31及び41のいずれにおいても、カメラ6を装置の内部に固定しておくことができるとともに、スライドカバー7又は回転カバー42を装置の外部にして移動又は回転自在に配置することができるため、センサ17の構造及び配置位置を考慮することにより、携帯型操作機器1、31又は41を容易に防水構造とすることができる。例えば、センサ17としてスライドカバー7又は回転カバー42の一部に取り付けられた金属片を検出する近接センサを用い、この近接センサを装置の内部においてスライドカバー7又は回転カバー42の近傍に取り付けることが考えられる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明によれば、切換機構により反射部材を選択的に有効にすることにより撮像部に配光される外部光の方向を変えることにより、装置に対してカメラを移動させることなく、カメラの撮像部の撮像方向を変化させることができる。また、切換機構が反射部材を有効にしている状態では、撮像部から出力された画像データを反転することにより、反射部材により反転した状態で配光された外部光を撮像して得られた画像データを、反転していない状態で配光された外部光を撮像して得られた画像データと一致させることができる。これらにより、構造の大型化及び複雑化を生じることなくカメラの撮像範囲を拡大することができ、防水構造を容易に採ることができる。
【0039】
また、反射部材を無効にした状態では撮像部が対向する方向の外部光を撮像部に配光し、反射部材を有効にした状態では反射部材の入射光方向の外部光を撮像部に配光することにより、反射部材を無効にするか又は有効にするかに応じて、装置の一部に固定されたカメラの撮像部に配光する外部光の方向を変化させることができ、カメラを移動することなく撮像部に対して複数の方向から外部光を選択的に配光することができる。
【0040】
請求項3に記載した発明によれば、半反射鏡の反射光の入射方向を開放するか又は透過光の入射方向を開放するかに応じて、装置の一部に固定されたカメラの撮像部に配光する外部光の方向を変化させることができ、カメラ及び反射部材を移動することなく撮像部に対して複数の方向から外部光を選択的に配光することができる。また、カメラ及び反射部材を装置に固定しておくことができ、構造を簡略化することができるとともに、防水構造化に容易に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る光軸方向切換装置を適用した携帯型操作機器を示す図である。
【図2】上記携帯型操作機器のスイッチの別の構成を示す図である。
【図3】上記携帯型操作機器のスライドカバー近傍の構成を示す図である。
【図4】上記携帯型操作機器の制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】上記携帯型操作機器の制御部の処理手順の一部を示すフローチャートである。
【図6】別の光軸方向切換装置を適用した携帯型操作機器の要部の構成を示す図である。
【図7】この発明の別の実施形態に係る光軸方向切換装置を適用た携帯型操作機器の要部の構成及び動作状態を示す図である。
【図8】従来の光軸方向切換装置を適用た携帯型操作機器を示す図である。
【符号の説明】
1−携帯型操作機器
2−ディスプレイ
4,5−スイッチ
6−カメラ
7−スライドカバー
7a,7b−開口部
8−ミラー
18−画像処理部
20−CCD(撮像部)

Claims (2)

  1. 携帯型操作機器の本体の一部に固定されたカメラの撮像部に対する光軸方向を切り換える光軸方向切換装置であって、
    装置本体の直交する2面の間の稜線に沿って第1の位置と第2の位置との間に往復移動自在にされ、前記2面のそれぞれに平行な第1及び第2の面を備えたスライドカバーであって、前記第1の位置にあるときに前記第1の面内で前記カメラの撮像部に対向する部分に形成された第1の開口部と、前記第2の位置にあるときに前記第2の面内で後記反射部材を介して前記カメラの撮像部に対向する部分に形成された第2の開口部と、を有するスライドカバーと、
    前記スライドカバーにおける前記第1の面と前記第2の面との間に傾斜して配置され、前記第2の開口部から入射した外部光を前記カメラの撮像部に向けて反射する反射部材と、
    前記スライドカバーが前記第2の位置に位置している状態で撮像部が出力する画像データを反転する画像データ処理部と、を設けた携帯型操作機器の光軸方向切換装置。
  2. 携帯型操作機器の本体の一部に固定されたカメラの撮像部に対する光軸方向を切り換える光軸方向切換装置であって、
    装置本体内で90度の回転角度で配置された第1の回転位置と第2の回転位置との間に回転自在に備えられ、内部に、前記第1の回転位置で前記装置本体の第1の側面から入射した外部光を前記撮像部に直線的に配光する直線光路、及び、前記第2の回転位置で前記装置本体の前記第1の側面に直交する第2の側面から入射した外部光を反射部材で直角に反射して前記撮像部に配光する屈曲光路を有する回転カバーと、
    前記回転カバーが前記第2の回転位置に位置している状態で撮像部が出力する画像データを反転する画像データ処理部と、を設けた携帯型操作機器の光軸方向切換装置。
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