JPWO2003013127A1 - 携帯端末 - Google Patents
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Abstract
携帯電話機(200)は、筐体(10)と、筐体(10)に収納され、光軸(30a)を有する撮像素子(30)と、一方端(20a)と他方端(20b)とを有し、一方端(20a)が筺体(10)に回動可能に取付けられ、反射面(20f)を有する反射板(20)とを備える。反射面(20f)が光軸(30a)に交差する第1の位置に反射板(20)が位置決めされて撮像素子(30)が第1の領域(301)の映像を反射面(20f)で反射させて撮影する。第1の位置から反射板(20)が回動して第2の位置に反射板(20)が位置決めされて撮像素子(30)が第1の領域(301)と異なる第2の領域(302)の映像を撮影する。
Description
技術分野
この発明は、携帯端末に関し、特に撮像素子を備えた携帯端末に関するものである。
背景技術
近年、撮像素子を備えた携帯端末が開発されている。このような携帯端末において、2つの領域の情報を撮像することが可能な技術が開発されている。特開平11−110078号公報には、2つの領域の映像を撮影することが可能な携帯型操作機器が開示されている。図50および図51は、上記公報に開示された、従来の携帯型操作機器の斜視図である。図50を参照して携帯型操作機器401の上部には、スライドカバー407が左右に移動可能なように配置されている。スライドカバー407の正面側および平面側には、透明カバーにより被覆された開口部407aおよび407bが形成されている。携帯型操作機器401の内部においてスライドカバー407に対向する部分には、CCD(Charge−Coupled Device)などの撮像部を備えたカメラ406が固定されている。カメラ406の光軸方向は、携帯型操作機器401の正面に対向する方向に平行である。
スライドカバー407は、ミラー408を備える。ミラー408は、開口部407aおよび407bに対して傾斜している。図50で示す位置にスライドカバー407があるとき、カメラ406の光軸方向に開口部407aが位置している。カメラ406は携帯型操作機器401の正面に対向する方向の外部の光を受光する。
スライドカバー407が右方向に移動して図51で示すように位置すると、ミラー408がカメラ406に対向する。カメラ406は開口部407bからミラー408を介して携帯型操作機器401の平面に対向する方向の外部光を受光する。
しかしながら、上記公報に開示された技術では、スライドカバー407をスライドさせる必要があるため、携帯型操作機器401が大型化するという問題があった。
また、本発明者は、第1の撮像光学系と、第2の撮像光学系とを備え、2つの撮像系のいずれか一方により撮像を行なう撮像装置を特願平12−205409号で出願している。この撮像装置では、第1および第2の撮像光学系が保持部材によって保持され、保持部材を第1の位置と第2の位置とのいずれかに位置決めすることで第1の撮像光学系または第2の撮像光学系のいずれかにより撮像を行なう。
しかしながら、本発明者が提案する撮像装置でも、2つの撮像光学系が必要となるため、撮像装置が大型化するという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、小型化が可能な携帯端末を提供することを目的とするものである。
発明の開示
この発明に従った携帯端末は、筐体と、筐体に収納され、光軸を有する撮像素子と、一方端と他方端とを有し、一方端が筐体に回動可能に取付けられ、反射面を有する反射板とを備える。反射面が光軸に交差する第1の位置に反射板が位置決めされて撮像素子が第1の領域の映像を反射面で反射させて撮影する。第1の位置から反射板が回動して第2の位置に反射板が位置決めされて撮像素子が第1の領域と異なる第2の領域の映像を撮影する。
このように構成された携帯端末では、第1の位置に反射板を位置決めして第1の領域の映像を反射面で反射させて撮影し、第1の位置から反射板を回動させて第2の位置に位置決めすることにより、第2の領域の映像を撮影する。このように反射板を回動させることにより、反射板を第1の位置と第2の位置とに位置決めするため、スライド部材を設ける場合に比べて携帯端末を小型化することができる。さらに、反射板を回動させることにより1つの撮像素子で2つの領域の映像を撮影するため2つの撮像光学系を必要としない。その結果、携帯端末を小型化することができる。
また好ましくは、第1の位置に反射板が位置決めされているとき反射面は光軸に交差し、第2の位置に反射板が位置決めされているとき反射面は光軸に交差しない。
また好ましくは、第1の位置に反射板が位置決めされているとき反射面は光軸に交差し、第2の位置に反射板が位置決めされているとき反射面は光軸に交差する。
また好ましくは、撮像素子と反射板との間に位置するように筺体に取付けられて撮像素子を筐体内に密閉する透明部材を携帯端末はさらに備える。この場合、筐体内に撮像素子が密閉されるため、撮像素子に埃または水滴などが付着することを防止することができる。
また好ましくは、携帯端末は、反射板の一方端に接触して反射板を第1の位置と第2の位置とに位置決めする位置決め部をさらに備える。
また好ましくは、反射板は、反射面が光軸にほぼ直交する第3の位置に位置決めされることが可能である。
また好ましくは、反射面は凸面を含む。この場合、広い領域の映像を凸面で反射させて撮像素子が撮影することができる。
また好ましくは、反射面は凹面を含む。この場合、被写体の一部分を凹面で拡大して反射させて撮像素子が撮影することができる。
発明を実施するための最良の形態
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。図2は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。図1および図2を参照して、携帯端末としての携帯電話機200は、筐体10を有する。筺体10は、フロントケース11とリヤケース12とにより構成され、フロントケース11がリヤケース12に接合されて筐体10が構成される。
筺体10は、主表面10fと、頂面10tと、側面10sとを有する。主表面10fは、ほぼ長方形状であり、主表面10fには、窓70が設けられる。窓70は、透明な部材により構成され、窓70の奥側には、液晶ディスプレイが配置される。使用者は、窓70を介して、液晶ディスプレイに表示された文字情報などを視認することができる。
主表面10fには、複数の押しボタン50が設けられている。押しボタン50は、人が手で押して情報を入力するための部材であり、押しボタン50を押して入力した情報は、通常液晶ディスプレイ(図示せず)で表示するため、この情報を窓70から視認することができる。なお、押しボタン50の他に、多機能スイッチが設けられてもよい。
頂面10tには、アンテナ160が設けられる。アンテナ160は図1および図2で示すように携帯電話機200の筐体10に大部分が収納された状態と、大部分が携帯電話機200の筐体10から突出した状態の2つの位置に位置決めされる。頂面10tには、反射板20が取付けられる。
図3は、図2中のIII−III線に沿って見た断面図である。図3を参照して、筺体10のフロントケース11およびリヤケース12で囲まれた空間に基板60が位置決めされている。基板60上には、さまざまな電子機器が載置されて電子回路を構成している。基板60の端部には撮像素子30が載置されている。撮像素子30は、CCDまたはCMOS(complementary metal−oxide semiconductor)により構成される。筐体10では、フロントケース11とリヤケース12とが重ね合わされて開口10hが形成されている。開口10hには保護窓40が嵌め合わされる。保護窓40は透明の部材からなり、撮像素子30を筐体10内の空間に密閉する。
保護窓40を覆うように筐体10に反射板20が取付けられる。反射板20は筐体10の頂面10t側に取付けられる。反射板20は一方端20aと他方端20bとを有する。さらに、反射板20は、光を反射させる反射面20fを有する。
フロントケース11には、開口11hが設けられる。開口11hを封止するように窓70が設けられる。さらに、フロントケース11には、複数個の押しボタン50が配置される。
図4は、図3中の反射板を拡大して示す断面図である。図4を参照して、反射板20は、一方端20aと他方端20bとを有する。一方端20aは円柱形状であり、筐体10に回動可能に取付けられる。一方端20aの外周部には、3つの凹部20e、20hおよび20gが設けられる。それぞれの凹部20e、20hおよび20gは、突出形状の板ばね80を受入れるような形状となっている。凹部20e、20hおよび20gは、一方端20aの外周面でほぼ等間隔に位置するが、不均等な間隔でこれらの凹部20e、20hおよび20gを設けてもよい。
板ばね80は、筺体10のリヤケース12に固定される。板ばね80は可撓性を有し、凹部20e、20hおよび20gに嵌り合い、これらの凹部20e、20hおよび20gを、回動の中心方向に付勢する。なお、板ばね80は、凹部20e、20hおよび20gが回動しないようにこれらの凹部20e、20hおよび20gを留めることができるものであればよく、たとえば凹部20e、20hおよび20gに噛み合う爪のようなものとしてもよい。
反射板20は、反射面20fを有する。反射面20fでは、光の反射率が、吸収率および透過率よりも大きく、反射面20fは、たとえば鏡面加工により構成される。また、銀などをめっきしてもよい。反射面20fは、曲率を有さない平坦な面により構成される。
反射板20が回動することにより、第1の領域301に存在する第1の被写体301aと、第2の領域302に存在する第2の被写体302aとを撮影することができる。
図5は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図6は、、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図5および図6を参照して、反射板20は、図4で示す状態から回動することにより、反射板20で覆われていた保護窓40が現れる。保護窓40は円板形状であり、筐体10に埋込まれている。反射板20と保護窓40との距離は、図4に比べて大きくなっている。保護窓40と向かい合うように反射面20fが位置する。
図7は、図6中のVII−VII線に沿って見た断面図である。図7を参照して、図4で示す位置から反射板20が一方端20aを中心として頂面10tから遠ざかる方向へ約45°回動すると、図7で示す第1の位置に反射板20が位置決めされる。反射板20の反射面20fは、外部からの光を反射して撮像素子30へ光を到達させる。これにより、撮像素子30は外部の映像を撮影することができる。
図8は、図7中の反射板を拡大して示す断面図である。図8を参照して、第1の位置では、反射板20の一方端20aに設けられた凹部20e、20hおよび20gのうち、凹部20hが板ばね80に嵌り合っている。これにより、図4で示す状態から、反射板20は一方端20aを中心として約45°回動した位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fと交差し、反射面20f上で反射する。これにより、第1の領域301に位置する第1の被写体301aの映像が反射面20fで反射して撮像素子30に到達する。そのため、撮像素子30は、第1の被写体301aの映像を撮影することができる。なお、保護窓40は透明であるため、第1の被写体301aの映像は保護窓40に遮られることなく、撮像素子30により撮影される。
図9は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図10は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図9および図10を参照して、図8で示す位置から反射板20がほぼ45°回動すると図9および図10で示すように、反射板20は、頂面10tに対してほぼ直交して延びるように位置決めされる。図9および図10では、反射板20は、第2の位置に位置決めされている。他方端20bと頂面10tとの距離は、図8で示す第1の位置に比べて大きくなっている。反射面20fと主表面10fとはほぼ平行に延びている。
図11は、図10中のXI−XI線に沿って見た断面図である。図11を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、主表面10fと反射面20fとはほぼ平行となる。保護窓40は反射板20で覆われないため、撮像素子30は、筺体10の長手方向に存在する被写体を撮影することができる。
図12は、図11中の反射板を拡大して示す断面図である。図12を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、一方端20aに設けられた凹部20gが板ばね80に嵌り合う。反射板20は、頂面10tに対して直立するように位置決めされる。反射板20の他方端20bは頂面10tから最も離れた位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fとほぼ平行に延びる。撮像素子30は、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することが可能である。なお、光軸30aは基板60の延びる方向とほぼ平行に延びる。光軸30aは反射面20fとは交差せず、反射面20fで反射されていない第2の被写体302aの映像を撮像素子30が撮影することができる。
上述のような携帯端末としての携帯電話機200は、筐体10と、筐体10に収納され、光軸30aを有する撮像素子30と、一方端20aと他方端20bとを有し、一方端20aが筐体10に回動可能に取付けられ、反射面20fを有する反射板20とを備える。反射面20fが光軸30aに交差する第1の位置(図8)に反射板20が位置決めされて撮像素子30が第1の領域301の映像を反射面20fで反射させて撮影する。第1の位置から反射板20が回動して第2の位置(図12)に反射板20が位置決めされて撮像素子30が第1の領域301と異なる第2の領域302の映像を撮影する。
第1の位置に反射板20が位置決めされているとき反射面20fは光軸30aに交差し、第2の位置に反射板20が位置決めされているとき反射面20fは光軸30aに交差しない。
携帯電話機200では、反射板20は、反射面20fが光軸30aにほぼ直交する第3の位置(図4)に位置決めされることが可能である。
このように構成された携帯電話機200では、一方端20aを中心として反射板20を所定の位置まで回動させることにより、第1の領域301の第1の被写体301aと、第2の領域302の第2の被写体302aとを撮影することができる。そのため、カメラをスライドさせる場合または2つの光学系を有する従来の装置に比べて、携帯電話機200を小型化および軽量化することができるという効果がある。
さらに、携帯電話機200は、撮像素子30と反射板20との間に位置するように筺体10に取付けられて、撮像素子30を筐体10内に密閉する透明部材としての保護窓40をさらに備える。この保護窓40が存在することにより、外部からの水滴または埃が撮像素子30に付着することがないため鮮明な画像を撮影することができる。さらに、撮像素子30の故障をも未然に防止することができる。
また携帯電話機200は、反射板20の一方端20aに接触して反射板20を第1の位置と第2の位置とに位置決めする位置決め部としての板ばね80をさらに備える。この板ばね80により、反射板20を確実に第1および第2の位置に位置決めすることができ、装置の信頼性が向上する。
(実施の形態2)
図13は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。図14は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。図13および図14を参照して、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機では、主表面10fに反射板20が設けられている点で、実施の形態1に従った携帯電話機200と異なる。反射板20の一方端20aは窓70側に回動可能に取付けられる。他方端20bは、頂面10t側に配置される。なお、頂面10tには、アンテナ160が設けられるだけで、反射板は設けられない。
図15は、図14中のXV−XV線に沿って見た断面図である。図15を参照して、筐体10の内部に基板60が配置されている。基板60は、実施の形態1よりも、リヤケース12側に配置されている。基板60上には撮像素子30が固定されている。撮像素子30は基板の最も広い面上に配置される。さらに、基板60の最も広い面の法線方向と、撮像素子30の光軸とがほぼ平行となる。フロントケース11には、保護窓40が嵌め合わされる。保護窓40により、撮像素子30は筐体10内に密閉される。保護窓40は、撮像素子30と反射板20との間に設けられる。反射板20の一方端20aがフロントケース11に回動可能に取付けられている。
図16は、図15中の反射板を拡大して示す断面図である。図16を参照して、基板60上に撮像素子30が固定されている。撮像素子30のうち、レンズが設けられるドーム形状の部分が開口10hに向かい合うように位置している。開口10hに嵌り合うように保護窓40が設けられる。保護窓40はガラスなどの透明の部材により形成される。保護窓40横では、フロントケース11に板ばね80が設けられる。板ばね80は弾性を有し、所定の方向に撓むことが可能である。
反射板20は、反射面20fを有する。反射面20fは、保護窓40と向かい合う。反射面20fは、鏡面研磨または銀めっきなどにより構成され、その表面での光の反射率が、吸収率および透過率よりも大きくなっている。反射板20は一方端20aと他方端20bとを有し、一方端20aの外周面には、凹部20e、20hおよび20gが形成されている。凹部20e、20hおよび20gは、ほぼ等間隔に配置され、それぞれの凹部20e、20hおよび20gは板ばね80と嵌り合う。
図17は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図18は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図17および図18を参照して、反射板20は、図15で示す状態から回動することにより、反射板20で覆われていた保護窓40が現れる。保護窓40は円板形状であり、筺体10に埋込まれている。保護窓40と向かい合うように反射面20fが位置する。
図19は、図18中のXIX−XIX線に沿って見た断面図である。図19を参照して、図16で示す位置から反射板20が一方端20aを中心として頂面10tから遠ざかる方向へ約45°回動すると、図19で示す第1の位置に反射板20が位置決めされる。反射板20の反射面20fは、外部からの光を反射して撮像素子30へ光を到達させる。これにより、撮像素子30は外部の映像を撮影することができる。
図20は、図19中の反射板を拡大して示す断面図である。図20を参照して、第1の位置では、反射板20の一方端20aに設けられた凹部20e、20hおよび20gのうち、凹部20hが板ばね80に嵌り合っている。これにより、図16で示す状態から、反射板20は一方端20aを中心として約45°回動した位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fと交差し、反射面20f上で反射する。これにより、第1の領域301に位置する第1の被写体301aの映像が反射面20fで反射して撮像素子30に到達する。そのため、撮像素子30は、第1の被写体301aの映像を撮影することができる。なお、保護窓40は透明であるため、第1の被写体301aの映像は保護窓40に遮られることなく、撮像素子30により撮影される。
図21は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図22は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図21および図22を参照して、図20で示す位置から反射板20がほぼ45°回動すると図21および図22で示すように、反射板20は、主表面10fに対してほぼ直交して延びるように位置決めされる。図21および図22では、反射板20は、第2の位置に位置決めされている。反射面20fと主表面10fとはほぼ直交するように延びている。
図23は、図22中のXXIII−XXIII線に沿って見た断面図である。図23を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、主表面10fと反射面20fとはほぼ直交する。保護窓40は反射板20で覆われないため、撮像素子30は、筐体10の長手方向と直交する方向に存在する被写体を撮影することができる。
図24は、図23中の反射板を拡大して示す断面図である。図24を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、一方端20aに設けられた凹部20gが板ばね80に嵌り合う。反射板20は、主表面10fに対して直立するように位置決めされる。反射板20の他方端20bは頂面10tから最も離れた位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fとほぼ平行に延びる。撮像素子30は、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することが可能である。なお、光軸30aは基板60の法線方向とほぼ平行に延びる。光軸30aは反射面20fとは交差せず、反射面20fで反射されていない第2の被写体302aの映像を撮像素子30が撮影することができる。
このように構成された、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機200では、実施の形態1に従った携帯電話機200と同様の効果がある。
(実施の形態3)
図25は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。図26は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。図27は、図26中のXXVII−XXVII線に沿って見た断面図である。図25から図27を参照して、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機200では、反射板20の反射面20fが凸面20tを含む点で、実施の形態1に従った携帯電話機と異なる。凸面20tは円弧形状であり、最も突出した部分であっても、保護窓40とは接触しない。凸面20tも、鏡面加工または銀めっきされ、反射率が、透過率および吸収率に比べて大きくなっている。
図28は、図27で示す反射板を拡大して示す断面図である。図28を参照して、反射板20の反射面20fは凸面20tを有する。凸面20tは、円弧形状であり、その曲率中心は、撮像素子30の光軸上に存在する。凸面20tは反射面20fから突出し、保護窓40と向かい合うように配置される。
図29は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図30は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図29および30を参照して、反射板20は、図28で示す状態から回動することにより、反射板20で覆われていた保護窓40が現れる。保護窓40は円板形状であり、筐体10に埋込まれている。保護窓40と向かい合うように反射面20fが位置する。
図31は、図30中のXXXI−XXXI線に沿って見た断面図である。図31を参照して、図28で示す位置から反射板20が一方端20aを中心として頂面10tから遠ざかる方向へ約45°回動すると、図31で示す第1の位置に反射板20が位置決めされる。反射板20の反射面20fは、外部からの光を反射して撮像素子30へ光を到達させる。これにより、撮像素子30は外部の映像を撮影することができる。反射面20fは凸面20tを有する。
図32は、図31中の反射板を拡大して示す断面図である。図32を参照して、第1の位置では、反射板20の一方端20aに設けられた凹部20e、20hおよび20gのうち、凹部20hが板ばね80に嵌り合っている。これにより、図28で示す状態から、反射板20は一方端20aを中心として約45°回動した位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fと交差し、反射面20fの凸面20t上で反射する。これにより、第1の領域301に位置する第1の被写体301aの映像が反射面20fで反射して撮像素子30に到達する。そのため、撮像素子30は、第1の被写体301aの映像を撮影することができる。なお、保護窓40は透明であるため、第1の被写体301aの映像は保護窓40に遮られることなく、撮像素子30により撮影される。
反射面20fは凸面20tを有するため、広い領域の映像を反射させて撮像素子30で撮影することができる。すなわち、第1の領域301だけでなく、その周辺に存在する被写体をも広い範囲で撮影することができる。
図33は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図34は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図33および図34を参照して、図32で示す位置から反射板20がほぼ45°回動すると図33および図34で示すように、反射板20は、頂面10tに対してほぼ直交して延びるように位置決めされる。図33および図34では、反射板20は、第2の位置に位置決めされている。他方端20bと頂面10tとの距離は、図32で示す第1の位置に比べて大きくなっている。反射面20fと主表面10fとはほぼ平行に延びている。
図35は、図34中のXXXV−XXXV線に沿って見た断面図である。図35を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、主表面10fと反射面20fとはほぼ平行となる。保護窓40は反射板20で覆われないため、撮像素子30は、筐体10の長手方向に存在する被写体を撮影することができる。なお、図35では、凸面20tが機能しない。
図36は、図35中の反射板を拡大して示す断面図である。図36を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、一方端20aに設けられた凹部20gが板ばね80に嵌り合う。反射板20は、頂面10tに対して直立するように位置決めされる。反射板20の他方端20bは頂面10tから最も離れた位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fとほぼ平行に延びる。撮像素子30は、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することが可能である。なお、光軸30aは基板60の延びる方向とほぼ平行に延びる。光軸30aは反射面20fとは交差せず、反射面20fで反射されていない第2の被写体302aの映像を撮像素子30が撮影することができる。なお、反射面20fの凸面20tで光は反射しないため、図32で示した第1の位置に位置決めされている場合に比べて、広い範囲の映像を撮影することはできない。
このように構成された、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機では、まず実施の形態1に従った携帯電話機と同様の効果がある。さらに、反射面20fが凸面20tを有するため、広い領域の画像を撮像素子30で撮影することができるという効果がある。
(実施の形態4)
図37は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。図38は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。図37および図38を参照して、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機では、主表面10fに反射板20が設けられている点で、実施の形態3に従った携帯電話機200と異なる。反射板20の一方端20aは窓70側に回動可能に取付けられる。他方端20bは、頂面10t側に配置される。なお、頂面10tには、アンテナ160が設けられるだけで、反射板は設けられない。
図39は、図38中のXXXIX−XXXIX線に沿って見た断面図である。図39を参照して、反射板20の反射面20fは、凹面20uを有する。凹面20uは、ほぼ円弧状であり、その中央部で、保護窓40から最も離れるように構成される。すなわち、中央部では、反射板20の厚みが薄くなり、一方端20aまたは他方端20bに近づくにつれて、反射板20の厚みが厚くなる。
図40は、図39中の反射板を拡大して示す断面図である。図40を参照して、反射板20の反射面20fに凹面20uが形成されている点で、図16で示す実施の形態2に従った反射板20と異なる。凹面20uの曲率中心は、撮像素子30の光軸上に位置し、凹面20uは、なだらかな円弧状に形成される。なお、図40では、断面であるため凹面20uは円弧状に記載されているが、実際には、凹面20uは球面状であり、三次元的な広がりを有する。
図41は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図42は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図41および図42を参照して、反射板20は、図40で示す状態から回動することにより、反射板20で覆われていた保護窓40が現れる。保護窓40は円板形状であり、筺体10に埋込まれている。保護窓40と向かい合うように反射面20fが位置する。
図43は、図42中のXLIII−XLIII線に沿って見た断面図である。図43を参照して、図40で示す位置から反射板20が一方端20aを中心として頂面10tから遠ざかる方向へ約45°回動すると、図43で示す第1の位置に反射板20が位置決めされる。反射板20の反射面20fは、外部からの光を反射して撮像素子30へ光を到達させる。これにより、撮像素子30は外部の映像を撮影することができる。反射板20の反射面20fに凹面20uが設けられている。
図44は、図43中の反射板を拡大して示す断面図である。図44を参照して、第1の位置では、反射板20の一方端20aに設けられた凹部20e、20hおよび20gのうち、凹部20hが板ばね80に嵌り合っている。これにより、図40で示す状態から、反射板20は一方端20aを中心として約45°回動した位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fと交差し、反射面20f上で反射する。これにより、第1の領域301に位置する第1の被写体301aの映像が反射面20fで反射して撮像素子30に到達する。そのため、撮像素子30は、第1の被写体301aの映像を撮影することができる。なお、保護窓40は透明であるため、第1の被写体301aの映像は保護窓40に遮られることなく、撮像素子30により撮影される。光は凹面20uで反射して撮像素子30へ届くため、第1の被写体301aの一部分を拡大して撮影することとなる。すなわち、撮影範囲は狭まるが、小さい部分を拡大して撮影することができる。
図45は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図46は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図45および図46を参照して、図44で示す位置から反射板20がほぼ45°回動すると図45および図46で示すように、反射板20は、主表面10fに対してほぼ直交して延びるように位置決めされる。図45および図46では、反射板20は、第2の位置に位置決めされている。反射面20fと主表面10fとはほぼ直交するように延びている。
図47は、図46中のXLVII−XLVII線に沿って見た断面図である。図47を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、主表面10fと反射面20fとはほぼ直交する。保護窓40は反射板20で覆われないため、撮像素子30は、筐体10の長手方向と直交する方向に存在する被写体を撮影することができる。
図48は、図47中の反射板を拡大して示す断面図である。図48を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、一方端20aに設けられた凹部20gが板ばね80に嵌り合う。反射板20は、主表面10fに対して直立するように位置決めされる。反射板20の他方端20bは頂面10tから最も離れた位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fとほぼ平行に延びる。撮像素子30は、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することが可能である。なお、光軸30aは基板60の法線方向とほぼ平行に延びる。光軸30aは反射面20fとは交差せず、反射面20fで反射されていない第2の被写体302aの映像を撮像素子30が撮影することができる。なお、図48で示す状態では、凹面20uで光は反射しないため、一部分を拡大して示すという作用がない。
このように構成された、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機では、実施の形態2に従った携帯電話機と同様の効果がある。さらに、凹面20uで光を反射させることにより、被写体の一部分を拡大して撮影することができる。
(実施の形態5)
図49は、この発明の実施の形態5に従った携帯電話機の断面図である。図49を参照して、この発明の実施の形態5に従った携帯電話機200では、図49で示すように、反射板20が第2の位置に位置決めされている場合に、光軸30aが反射面20fと交差する点で、実施の形態1に従った携帯電話機と異なる。すなわち、第1の位置に反射板20が位置決めされているとき反射面20fは光軸30aに交差し、第2の位置に反射板20が位置決めされているとき反射面20fは光軸30aに交差する。これにより、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することができる。なお、第2の位置に反射板20を位置決めするために、凹部20gの位置が、実施の形態1の携帯電話機200と異なる。
このように構成されたこの発明の実施の形態5に従った携帯電話機でも、実施の形態1に従った携帯電話機と同様の効果がある。以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、図49で示すように、第2の位置に位置する反射板の反射面20fが光軸30aと交差するような機構を、実施の形態2から4の携帯電話機に組込んでもよい。さらに、反射板20は、第1の位置と第2の位置に位置決めされるものを示したが、これに限られず、光軸を交差するさまざまな位置で反射板20を位置決めしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
産業上の利用可能性
この発明は、携帯電話機の分野で用いることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。
図2は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。
図3は、図2中のIII−III線に沿って見た断面図である。
図4は、図3中の反射板を拡大して示す断面図である。
図5は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図6は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図7は、図6中のVII−VII線に沿って見た断面図である。
図8は、図7中の反射板を拡大して示す断面図である。
図9は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図10は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図11は、図10中のXI−XI線に沿って見た断面図である。
図12は、図11中の反射板を拡大して示す断面図である。
図13は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。
図14は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。
図15は、図14中のXV−XV線に沿って見た断面図である。
図16は、図15中の反射板を拡大して示す断面図である。
図17は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図18は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図19は、図18中のXIX−XIX線に沿って見た断面図である。
図20は、図19中の反射板を拡大して示す断面図である。
図21は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図22は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図23は、図22中のXXIII−XXIII線に沿って見た断面図である。
図24は、図23中の反射板を拡大して示す断面図である。
図25は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。
図26は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。
図27は、図26中のXXVII−XXVII線に沿って見た断面図である。
図28は、図27中の反射板を拡大して示す断面図である。
図29は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図30は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図31は、図30中のXXXI−XXXI線に沿って見た断面図である。
図32は、図31中の反射板を拡大して示す断面図である。
図33は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図34は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図35は、図34中のXXXV−XXXV線に沿って見た断面図である。
図36は、図35中の反射板を拡大して示す断面図である。
図37は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。
図38は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。
図39は、図38中のXXXIX−XXXIX線に沿って見た断面図である。
図40は、図39中の反射板を拡大して示す断面図である。
図41は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図42は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図43は、図42中のXLIII−XLIII線に沿って見た断面図である。
図44は、図43中の反射板を拡大して示す断面図である。
図45は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図46は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図47は、図46中のXLVII−XLVII線に沿って見た断面図である。
図48は、図47中の反射板を拡大して示す断面図である。
図49は、この発明の実施の形態5に従った携帯電話機の断面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための断面図である。
図50は、従来の携帯型操作機器の斜視図である。
図51は、従来の携帯型操作機器の斜視図である。
この発明は、携帯端末に関し、特に撮像素子を備えた携帯端末に関するものである。
背景技術
近年、撮像素子を備えた携帯端末が開発されている。このような携帯端末において、2つの領域の情報を撮像することが可能な技術が開発されている。特開平11−110078号公報には、2つの領域の映像を撮影することが可能な携帯型操作機器が開示されている。図50および図51は、上記公報に開示された、従来の携帯型操作機器の斜視図である。図50を参照して携帯型操作機器401の上部には、スライドカバー407が左右に移動可能なように配置されている。スライドカバー407の正面側および平面側には、透明カバーにより被覆された開口部407aおよび407bが形成されている。携帯型操作機器401の内部においてスライドカバー407に対向する部分には、CCD(Charge−Coupled Device)などの撮像部を備えたカメラ406が固定されている。カメラ406の光軸方向は、携帯型操作機器401の正面に対向する方向に平行である。
スライドカバー407は、ミラー408を備える。ミラー408は、開口部407aおよび407bに対して傾斜している。図50で示す位置にスライドカバー407があるとき、カメラ406の光軸方向に開口部407aが位置している。カメラ406は携帯型操作機器401の正面に対向する方向の外部の光を受光する。
スライドカバー407が右方向に移動して図51で示すように位置すると、ミラー408がカメラ406に対向する。カメラ406は開口部407bからミラー408を介して携帯型操作機器401の平面に対向する方向の外部光を受光する。
しかしながら、上記公報に開示された技術では、スライドカバー407をスライドさせる必要があるため、携帯型操作機器401が大型化するという問題があった。
また、本発明者は、第1の撮像光学系と、第2の撮像光学系とを備え、2つの撮像系のいずれか一方により撮像を行なう撮像装置を特願平12−205409号で出願している。この撮像装置では、第1および第2の撮像光学系が保持部材によって保持され、保持部材を第1の位置と第2の位置とのいずれかに位置決めすることで第1の撮像光学系または第2の撮像光学系のいずれかにより撮像を行なう。
しかしながら、本発明者が提案する撮像装置でも、2つの撮像光学系が必要となるため、撮像装置が大型化するという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、小型化が可能な携帯端末を提供することを目的とするものである。
発明の開示
この発明に従った携帯端末は、筐体と、筐体に収納され、光軸を有する撮像素子と、一方端と他方端とを有し、一方端が筐体に回動可能に取付けられ、反射面を有する反射板とを備える。反射面が光軸に交差する第1の位置に反射板が位置決めされて撮像素子が第1の領域の映像を反射面で反射させて撮影する。第1の位置から反射板が回動して第2の位置に反射板が位置決めされて撮像素子が第1の領域と異なる第2の領域の映像を撮影する。
このように構成された携帯端末では、第1の位置に反射板を位置決めして第1の領域の映像を反射面で反射させて撮影し、第1の位置から反射板を回動させて第2の位置に位置決めすることにより、第2の領域の映像を撮影する。このように反射板を回動させることにより、反射板を第1の位置と第2の位置とに位置決めするため、スライド部材を設ける場合に比べて携帯端末を小型化することができる。さらに、反射板を回動させることにより1つの撮像素子で2つの領域の映像を撮影するため2つの撮像光学系を必要としない。その結果、携帯端末を小型化することができる。
また好ましくは、第1の位置に反射板が位置決めされているとき反射面は光軸に交差し、第2の位置に反射板が位置決めされているとき反射面は光軸に交差しない。
また好ましくは、第1の位置に反射板が位置決めされているとき反射面は光軸に交差し、第2の位置に反射板が位置決めされているとき反射面は光軸に交差する。
また好ましくは、撮像素子と反射板との間に位置するように筺体に取付けられて撮像素子を筐体内に密閉する透明部材を携帯端末はさらに備える。この場合、筐体内に撮像素子が密閉されるため、撮像素子に埃または水滴などが付着することを防止することができる。
また好ましくは、携帯端末は、反射板の一方端に接触して反射板を第1の位置と第2の位置とに位置決めする位置決め部をさらに備える。
また好ましくは、反射板は、反射面が光軸にほぼ直交する第3の位置に位置決めされることが可能である。
また好ましくは、反射面は凸面を含む。この場合、広い領域の映像を凸面で反射させて撮像素子が撮影することができる。
また好ましくは、反射面は凹面を含む。この場合、被写体の一部分を凹面で拡大して反射させて撮像素子が撮影することができる。
発明を実施するための最良の形態
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。図2は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。図1および図2を参照して、携帯端末としての携帯電話機200は、筐体10を有する。筺体10は、フロントケース11とリヤケース12とにより構成され、フロントケース11がリヤケース12に接合されて筐体10が構成される。
筺体10は、主表面10fと、頂面10tと、側面10sとを有する。主表面10fは、ほぼ長方形状であり、主表面10fには、窓70が設けられる。窓70は、透明な部材により構成され、窓70の奥側には、液晶ディスプレイが配置される。使用者は、窓70を介して、液晶ディスプレイに表示された文字情報などを視認することができる。
主表面10fには、複数の押しボタン50が設けられている。押しボタン50は、人が手で押して情報を入力するための部材であり、押しボタン50を押して入力した情報は、通常液晶ディスプレイ(図示せず)で表示するため、この情報を窓70から視認することができる。なお、押しボタン50の他に、多機能スイッチが設けられてもよい。
頂面10tには、アンテナ160が設けられる。アンテナ160は図1および図2で示すように携帯電話機200の筐体10に大部分が収納された状態と、大部分が携帯電話機200の筐体10から突出した状態の2つの位置に位置決めされる。頂面10tには、反射板20が取付けられる。
図3は、図2中のIII−III線に沿って見た断面図である。図3を参照して、筺体10のフロントケース11およびリヤケース12で囲まれた空間に基板60が位置決めされている。基板60上には、さまざまな電子機器が載置されて電子回路を構成している。基板60の端部には撮像素子30が載置されている。撮像素子30は、CCDまたはCMOS(complementary metal−oxide semiconductor)により構成される。筐体10では、フロントケース11とリヤケース12とが重ね合わされて開口10hが形成されている。開口10hには保護窓40が嵌め合わされる。保護窓40は透明の部材からなり、撮像素子30を筐体10内の空間に密閉する。
保護窓40を覆うように筐体10に反射板20が取付けられる。反射板20は筐体10の頂面10t側に取付けられる。反射板20は一方端20aと他方端20bとを有する。さらに、反射板20は、光を反射させる反射面20fを有する。
フロントケース11には、開口11hが設けられる。開口11hを封止するように窓70が設けられる。さらに、フロントケース11には、複数個の押しボタン50が配置される。
図4は、図3中の反射板を拡大して示す断面図である。図4を参照して、反射板20は、一方端20aと他方端20bとを有する。一方端20aは円柱形状であり、筐体10に回動可能に取付けられる。一方端20aの外周部には、3つの凹部20e、20hおよび20gが設けられる。それぞれの凹部20e、20hおよび20gは、突出形状の板ばね80を受入れるような形状となっている。凹部20e、20hおよび20gは、一方端20aの外周面でほぼ等間隔に位置するが、不均等な間隔でこれらの凹部20e、20hおよび20gを設けてもよい。
板ばね80は、筺体10のリヤケース12に固定される。板ばね80は可撓性を有し、凹部20e、20hおよび20gに嵌り合い、これらの凹部20e、20hおよび20gを、回動の中心方向に付勢する。なお、板ばね80は、凹部20e、20hおよび20gが回動しないようにこれらの凹部20e、20hおよび20gを留めることができるものであればよく、たとえば凹部20e、20hおよび20gに噛み合う爪のようなものとしてもよい。
反射板20は、反射面20fを有する。反射面20fでは、光の反射率が、吸収率および透過率よりも大きく、反射面20fは、たとえば鏡面加工により構成される。また、銀などをめっきしてもよい。反射面20fは、曲率を有さない平坦な面により構成される。
反射板20が回動することにより、第1の領域301に存在する第1の被写体301aと、第2の領域302に存在する第2の被写体302aとを撮影することができる。
図5は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図6は、、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図5および図6を参照して、反射板20は、図4で示す状態から回動することにより、反射板20で覆われていた保護窓40が現れる。保護窓40は円板形状であり、筐体10に埋込まれている。反射板20と保護窓40との距離は、図4に比べて大きくなっている。保護窓40と向かい合うように反射面20fが位置する。
図7は、図6中のVII−VII線に沿って見た断面図である。図7を参照して、図4で示す位置から反射板20が一方端20aを中心として頂面10tから遠ざかる方向へ約45°回動すると、図7で示す第1の位置に反射板20が位置決めされる。反射板20の反射面20fは、外部からの光を反射して撮像素子30へ光を到達させる。これにより、撮像素子30は外部の映像を撮影することができる。
図8は、図7中の反射板を拡大して示す断面図である。図8を参照して、第1の位置では、反射板20の一方端20aに設けられた凹部20e、20hおよび20gのうち、凹部20hが板ばね80に嵌り合っている。これにより、図4で示す状態から、反射板20は一方端20aを中心として約45°回動した位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fと交差し、反射面20f上で反射する。これにより、第1の領域301に位置する第1の被写体301aの映像が反射面20fで反射して撮像素子30に到達する。そのため、撮像素子30は、第1の被写体301aの映像を撮影することができる。なお、保護窓40は透明であるため、第1の被写体301aの映像は保護窓40に遮られることなく、撮像素子30により撮影される。
図9は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図10は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図9および図10を参照して、図8で示す位置から反射板20がほぼ45°回動すると図9および図10で示すように、反射板20は、頂面10tに対してほぼ直交して延びるように位置決めされる。図9および図10では、反射板20は、第2の位置に位置決めされている。他方端20bと頂面10tとの距離は、図8で示す第1の位置に比べて大きくなっている。反射面20fと主表面10fとはほぼ平行に延びている。
図11は、図10中のXI−XI線に沿って見た断面図である。図11を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、主表面10fと反射面20fとはほぼ平行となる。保護窓40は反射板20で覆われないため、撮像素子30は、筺体10の長手方向に存在する被写体を撮影することができる。
図12は、図11中の反射板を拡大して示す断面図である。図12を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、一方端20aに設けられた凹部20gが板ばね80に嵌り合う。反射板20は、頂面10tに対して直立するように位置決めされる。反射板20の他方端20bは頂面10tから最も離れた位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fとほぼ平行に延びる。撮像素子30は、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することが可能である。なお、光軸30aは基板60の延びる方向とほぼ平行に延びる。光軸30aは反射面20fとは交差せず、反射面20fで反射されていない第2の被写体302aの映像を撮像素子30が撮影することができる。
上述のような携帯端末としての携帯電話機200は、筐体10と、筐体10に収納され、光軸30aを有する撮像素子30と、一方端20aと他方端20bとを有し、一方端20aが筐体10に回動可能に取付けられ、反射面20fを有する反射板20とを備える。反射面20fが光軸30aに交差する第1の位置(図8)に反射板20が位置決めされて撮像素子30が第1の領域301の映像を反射面20fで反射させて撮影する。第1の位置から反射板20が回動して第2の位置(図12)に反射板20が位置決めされて撮像素子30が第1の領域301と異なる第2の領域302の映像を撮影する。
第1の位置に反射板20が位置決めされているとき反射面20fは光軸30aに交差し、第2の位置に反射板20が位置決めされているとき反射面20fは光軸30aに交差しない。
携帯電話機200では、反射板20は、反射面20fが光軸30aにほぼ直交する第3の位置(図4)に位置決めされることが可能である。
このように構成された携帯電話機200では、一方端20aを中心として反射板20を所定の位置まで回動させることにより、第1の領域301の第1の被写体301aと、第2の領域302の第2の被写体302aとを撮影することができる。そのため、カメラをスライドさせる場合または2つの光学系を有する従来の装置に比べて、携帯電話機200を小型化および軽量化することができるという効果がある。
さらに、携帯電話機200は、撮像素子30と反射板20との間に位置するように筺体10に取付けられて、撮像素子30を筐体10内に密閉する透明部材としての保護窓40をさらに備える。この保護窓40が存在することにより、外部からの水滴または埃が撮像素子30に付着することがないため鮮明な画像を撮影することができる。さらに、撮像素子30の故障をも未然に防止することができる。
また携帯電話機200は、反射板20の一方端20aに接触して反射板20を第1の位置と第2の位置とに位置決めする位置決め部としての板ばね80をさらに備える。この板ばね80により、反射板20を確実に第1および第2の位置に位置決めすることができ、装置の信頼性が向上する。
(実施の形態2)
図13は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。図14は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。図13および図14を参照して、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機では、主表面10fに反射板20が設けられている点で、実施の形態1に従った携帯電話機200と異なる。反射板20の一方端20aは窓70側に回動可能に取付けられる。他方端20bは、頂面10t側に配置される。なお、頂面10tには、アンテナ160が設けられるだけで、反射板は設けられない。
図15は、図14中のXV−XV線に沿って見た断面図である。図15を参照して、筐体10の内部に基板60が配置されている。基板60は、実施の形態1よりも、リヤケース12側に配置されている。基板60上には撮像素子30が固定されている。撮像素子30は基板の最も広い面上に配置される。さらに、基板60の最も広い面の法線方向と、撮像素子30の光軸とがほぼ平行となる。フロントケース11には、保護窓40が嵌め合わされる。保護窓40により、撮像素子30は筐体10内に密閉される。保護窓40は、撮像素子30と反射板20との間に設けられる。反射板20の一方端20aがフロントケース11に回動可能に取付けられている。
図16は、図15中の反射板を拡大して示す断面図である。図16を参照して、基板60上に撮像素子30が固定されている。撮像素子30のうち、レンズが設けられるドーム形状の部分が開口10hに向かい合うように位置している。開口10hに嵌り合うように保護窓40が設けられる。保護窓40はガラスなどの透明の部材により形成される。保護窓40横では、フロントケース11に板ばね80が設けられる。板ばね80は弾性を有し、所定の方向に撓むことが可能である。
反射板20は、反射面20fを有する。反射面20fは、保護窓40と向かい合う。反射面20fは、鏡面研磨または銀めっきなどにより構成され、その表面での光の反射率が、吸収率および透過率よりも大きくなっている。反射板20は一方端20aと他方端20bとを有し、一方端20aの外周面には、凹部20e、20hおよび20gが形成されている。凹部20e、20hおよび20gは、ほぼ等間隔に配置され、それぞれの凹部20e、20hおよび20gは板ばね80と嵌り合う。
図17は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図18は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図17および図18を参照して、反射板20は、図15で示す状態から回動することにより、反射板20で覆われていた保護窓40が現れる。保護窓40は円板形状であり、筺体10に埋込まれている。保護窓40と向かい合うように反射面20fが位置する。
図19は、図18中のXIX−XIX線に沿って見た断面図である。図19を参照して、図16で示す位置から反射板20が一方端20aを中心として頂面10tから遠ざかる方向へ約45°回動すると、図19で示す第1の位置に反射板20が位置決めされる。反射板20の反射面20fは、外部からの光を反射して撮像素子30へ光を到達させる。これにより、撮像素子30は外部の映像を撮影することができる。
図20は、図19中の反射板を拡大して示す断面図である。図20を参照して、第1の位置では、反射板20の一方端20aに設けられた凹部20e、20hおよび20gのうち、凹部20hが板ばね80に嵌り合っている。これにより、図16で示す状態から、反射板20は一方端20aを中心として約45°回動した位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fと交差し、反射面20f上で反射する。これにより、第1の領域301に位置する第1の被写体301aの映像が反射面20fで反射して撮像素子30に到達する。そのため、撮像素子30は、第1の被写体301aの映像を撮影することができる。なお、保護窓40は透明であるため、第1の被写体301aの映像は保護窓40に遮られることなく、撮像素子30により撮影される。
図21は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図22は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図21および図22を参照して、図20で示す位置から反射板20がほぼ45°回動すると図21および図22で示すように、反射板20は、主表面10fに対してほぼ直交して延びるように位置決めされる。図21および図22では、反射板20は、第2の位置に位置決めされている。反射面20fと主表面10fとはほぼ直交するように延びている。
図23は、図22中のXXIII−XXIII線に沿って見た断面図である。図23を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、主表面10fと反射面20fとはほぼ直交する。保護窓40は反射板20で覆われないため、撮像素子30は、筐体10の長手方向と直交する方向に存在する被写体を撮影することができる。
図24は、図23中の反射板を拡大して示す断面図である。図24を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、一方端20aに設けられた凹部20gが板ばね80に嵌り合う。反射板20は、主表面10fに対して直立するように位置決めされる。反射板20の他方端20bは頂面10tから最も離れた位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fとほぼ平行に延びる。撮像素子30は、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することが可能である。なお、光軸30aは基板60の法線方向とほぼ平行に延びる。光軸30aは反射面20fとは交差せず、反射面20fで反射されていない第2の被写体302aの映像を撮像素子30が撮影することができる。
このように構成された、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機200では、実施の形態1に従った携帯電話機200と同様の効果がある。
(実施の形態3)
図25は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。図26は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。図27は、図26中のXXVII−XXVII線に沿って見た断面図である。図25から図27を参照して、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機200では、反射板20の反射面20fが凸面20tを含む点で、実施の形態1に従った携帯電話機と異なる。凸面20tは円弧形状であり、最も突出した部分であっても、保護窓40とは接触しない。凸面20tも、鏡面加工または銀めっきされ、反射率が、透過率および吸収率に比べて大きくなっている。
図28は、図27で示す反射板を拡大して示す断面図である。図28を参照して、反射板20の反射面20fは凸面20tを有する。凸面20tは、円弧形状であり、その曲率中心は、撮像素子30の光軸上に存在する。凸面20tは反射面20fから突出し、保護窓40と向かい合うように配置される。
図29は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図30は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図29および30を参照して、反射板20は、図28で示す状態から回動することにより、反射板20で覆われていた保護窓40が現れる。保護窓40は円板形状であり、筐体10に埋込まれている。保護窓40と向かい合うように反射面20fが位置する。
図31は、図30中のXXXI−XXXI線に沿って見た断面図である。図31を参照して、図28で示す位置から反射板20が一方端20aを中心として頂面10tから遠ざかる方向へ約45°回動すると、図31で示す第1の位置に反射板20が位置決めされる。反射板20の反射面20fは、外部からの光を反射して撮像素子30へ光を到達させる。これにより、撮像素子30は外部の映像を撮影することができる。反射面20fは凸面20tを有する。
図32は、図31中の反射板を拡大して示す断面図である。図32を参照して、第1の位置では、反射板20の一方端20aに設けられた凹部20e、20hおよび20gのうち、凹部20hが板ばね80に嵌り合っている。これにより、図28で示す状態から、反射板20は一方端20aを中心として約45°回動した位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fと交差し、反射面20fの凸面20t上で反射する。これにより、第1の領域301に位置する第1の被写体301aの映像が反射面20fで反射して撮像素子30に到達する。そのため、撮像素子30は、第1の被写体301aの映像を撮影することができる。なお、保護窓40は透明であるため、第1の被写体301aの映像は保護窓40に遮られることなく、撮像素子30により撮影される。
反射面20fは凸面20tを有するため、広い領域の映像を反射させて撮像素子30で撮影することができる。すなわち、第1の領域301だけでなく、その周辺に存在する被写体をも広い範囲で撮影することができる。
図33は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図34は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図33および図34を参照して、図32で示す位置から反射板20がほぼ45°回動すると図33および図34で示すように、反射板20は、頂面10tに対してほぼ直交して延びるように位置決めされる。図33および図34では、反射板20は、第2の位置に位置決めされている。他方端20bと頂面10tとの距離は、図32で示す第1の位置に比べて大きくなっている。反射面20fと主表面10fとはほぼ平行に延びている。
図35は、図34中のXXXV−XXXV線に沿って見た断面図である。図35を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、主表面10fと反射面20fとはほぼ平行となる。保護窓40は反射板20で覆われないため、撮像素子30は、筐体10の長手方向に存在する被写体を撮影することができる。なお、図35では、凸面20tが機能しない。
図36は、図35中の反射板を拡大して示す断面図である。図36を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、一方端20aに設けられた凹部20gが板ばね80に嵌り合う。反射板20は、頂面10tに対して直立するように位置決めされる。反射板20の他方端20bは頂面10tから最も離れた位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fとほぼ平行に延びる。撮像素子30は、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することが可能である。なお、光軸30aは基板60の延びる方向とほぼ平行に延びる。光軸30aは反射面20fとは交差せず、反射面20fで反射されていない第2の被写体302aの映像を撮像素子30が撮影することができる。なお、反射面20fの凸面20tで光は反射しないため、図32で示した第1の位置に位置決めされている場合に比べて、広い範囲の映像を撮影することはできない。
このように構成された、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機では、まず実施の形態1に従った携帯電話機と同様の効果がある。さらに、反射面20fが凸面20tを有するため、広い領域の画像を撮像素子30で撮影することができるという効果がある。
(実施の形態4)
図37は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。図38は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。図37および図38を参照して、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機では、主表面10fに反射板20が設けられている点で、実施の形態3に従った携帯電話機200と異なる。反射板20の一方端20aは窓70側に回動可能に取付けられる。他方端20bは、頂面10t側に配置される。なお、頂面10tには、アンテナ160が設けられるだけで、反射板は設けられない。
図39は、図38中のXXXIX−XXXIX線に沿って見た断面図である。図39を参照して、反射板20の反射面20fは、凹面20uを有する。凹面20uは、ほぼ円弧状であり、その中央部で、保護窓40から最も離れるように構成される。すなわち、中央部では、反射板20の厚みが薄くなり、一方端20aまたは他方端20bに近づくにつれて、反射板20の厚みが厚くなる。
図40は、図39中の反射板を拡大して示す断面図である。図40を参照して、反射板20の反射面20fに凹面20uが形成されている点で、図16で示す実施の形態2に従った反射板20と異なる。凹面20uの曲率中心は、撮像素子30の光軸上に位置し、凹面20uは、なだらかな円弧状に形成される。なお、図40では、断面であるため凹面20uは円弧状に記載されているが、実際には、凹面20uは球面状であり、三次元的な広がりを有する。
図41は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図42は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図41および図42を参照して、反射板20は、図40で示す状態から回動することにより、反射板20で覆われていた保護窓40が現れる。保護窓40は円板形状であり、筺体10に埋込まれている。保護窓40と向かい合うように反射面20fが位置する。
図43は、図42中のXLIII−XLIII線に沿って見た断面図である。図43を参照して、図40で示す位置から反射板20が一方端20aを中心として頂面10tから遠ざかる方向へ約45°回動すると、図43で示す第1の位置に反射板20が位置決めされる。反射板20の反射面20fは、外部からの光を反射して撮像素子30へ光を到達させる。これにより、撮像素子30は外部の映像を撮影することができる。反射板20の反射面20fに凹面20uが設けられている。
図44は、図43中の反射板を拡大して示す断面図である。図44を参照して、第1の位置では、反射板20の一方端20aに設けられた凹部20e、20hおよび20gのうち、凹部20hが板ばね80に嵌り合っている。これにより、図40で示す状態から、反射板20は一方端20aを中心として約45°回動した位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fと交差し、反射面20f上で反射する。これにより、第1の領域301に位置する第1の被写体301aの映像が反射面20fで反射して撮像素子30に到達する。そのため、撮像素子30は、第1の被写体301aの映像を撮影することができる。なお、保護窓40は透明であるため、第1の被写体301aの映像は保護窓40に遮られることなく、撮像素子30により撮影される。光は凹面20uで反射して撮像素子30へ届くため、第1の被写体301aの一部分を拡大して撮影することとなる。すなわち、撮影範囲は狭まるが、小さい部分を拡大して撮影することができる。
図45は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。図46は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。図45および図46を参照して、図44で示す位置から反射板20がほぼ45°回動すると図45および図46で示すように、反射板20は、主表面10fに対してほぼ直交して延びるように位置決めされる。図45および図46では、反射板20は、第2の位置に位置決めされている。反射面20fと主表面10fとはほぼ直交するように延びている。
図47は、図46中のXLVII−XLVII線に沿って見た断面図である。図47を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、主表面10fと反射面20fとはほぼ直交する。保護窓40は反射板20で覆われないため、撮像素子30は、筐体10の長手方向と直交する方向に存在する被写体を撮影することができる。
図48は、図47中の反射板を拡大して示す断面図である。図48を参照して、反射板20が第2の位置に位置決めされているときには、一方端20aに設けられた凹部20gが板ばね80に嵌り合う。反射板20は、主表面10fに対して直立するように位置決めされる。反射板20の他方端20bは頂面10tから最も離れた位置に位置決めされる。撮像素子30の光軸30aは反射板20の反射面20fとほぼ平行に延びる。撮像素子30は、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することが可能である。なお、光軸30aは基板60の法線方向とほぼ平行に延びる。光軸30aは反射面20fとは交差せず、反射面20fで反射されていない第2の被写体302aの映像を撮像素子30が撮影することができる。なお、図48で示す状態では、凹面20uで光は反射しないため、一部分を拡大して示すという作用がない。
このように構成された、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機では、実施の形態2に従った携帯電話機と同様の効果がある。さらに、凹面20uで光を反射させることにより、被写体の一部分を拡大して撮影することができる。
(実施の形態5)
図49は、この発明の実施の形態5に従った携帯電話機の断面図である。図49を参照して、この発明の実施の形態5に従った携帯電話機200では、図49で示すように、反射板20が第2の位置に位置決めされている場合に、光軸30aが反射面20fと交差する点で、実施の形態1に従った携帯電話機と異なる。すなわち、第1の位置に反射板20が位置決めされているとき反射面20fは光軸30aに交差し、第2の位置に反射板20が位置決めされているとき反射面20fは光軸30aに交差する。これにより、第2の領域302に存在する第2の被写体302aを撮影することができる。なお、第2の位置に反射板20を位置決めするために、凹部20gの位置が、実施の形態1の携帯電話機200と異なる。
このように構成されたこの発明の実施の形態5に従った携帯電話機でも、実施の形態1に従った携帯電話機と同様の効果がある。以上、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、図49で示すように、第2の位置に位置する反射板の反射面20fが光軸30aと交差するような機構を、実施の形態2から4の携帯電話機に組込んでもよい。さらに、反射板20は、第1の位置と第2の位置に位置決めされるものを示したが、これに限られず、光軸を交差するさまざまな位置で反射板20を位置決めしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
産業上の利用可能性
この発明は、携帯電話機の分野で用いることができる。
【図面の簡単な説明】
図1は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。
図2は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。
図3は、図2中のIII−III線に沿って見た断面図である。
図4は、図3中の反射板を拡大して示す断面図である。
図5は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図6は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図7は、図6中のVII−VII線に沿って見た断面図である。
図8は、図7中の反射板を拡大して示す断面図である。
図9は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図10は、この発明の実施の形態1に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図11は、図10中のXI−XI線に沿って見た断面図である。
図12は、図11中の反射板を拡大して示す断面図である。
図13は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。
図14は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。
図15は、図14中のXV−XV線に沿って見た断面図である。
図16は、図15中の反射板を拡大して示す断面図である。
図17は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図18は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図19は、図18中のXIX−XIX線に沿って見た断面図である。
図20は、図19中の反射板を拡大して示す断面図である。
図21は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図22は、この発明の実施の形態2に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図23は、図22中のXXIII−XXIII線に沿って見た断面図である。
図24は、図23中の反射板を拡大して示す断面図である。
図25は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。
図26は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。
図27は、図26中のXXVII−XXVII線に沿って見た断面図である。
図28は、図27中の反射板を拡大して示す断面図である。
図29は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図30は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図31は、図30中のXXXI−XXXI線に沿って見た断面図である。
図32は、図31中の反射板を拡大して示す断面図である。
図33は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図34は、この発明の実施の形態3に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図35は、図34中のXXXV−XXXV線に沿って見た断面図である。
図36は、図35中の反射板を拡大して示す断面図である。
図37は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、閉じた反射板を説明するための斜視図である。
図38は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、閉じた反射板を説明するための正面図である。
図39は、図38中のXXXIX−XXXIX線に沿って見た断面図である。
図40は、図39中の反射板を拡大して示す断面図である。
図41は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図42は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、第1の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図43は、図42中のXLIII−XLIII線に沿って見た断面図である。
図44は、図43中の反射板を拡大して示す断面図である。
図45は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の斜視図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための斜視図である。
図46は、この発明の実施の形態4に従った携帯電話機の正面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための正面図である。
図47は、図46中のXLVII−XLVII線に沿って見た断面図である。
図48は、図47中の反射板を拡大して示す断面図である。
図49は、この発明の実施の形態5に従った携帯電話機の断面図であって、第2の位置に位置決めされた反射板を説明するための断面図である。
図50は、従来の携帯型操作機器の斜視図である。
図51は、従来の携帯型操作機器の斜視図である。
Claims (8)
- 筺体(10)と、
前記筺体(10)に収納され、光軸(30a)を有する撮像素子(30)と、
一方端(20a)と他方端(20b)とを有し、前記一方端(20a)が前記筐体(10)に回動可能に取付けられ、反射面(20f)を有する反射板(20)とを備え、
前記反射面(20f)が前記光軸(30a)に交差する第1の位置に前記反射板(20)が位置決めされて前記撮像素子(30)が第1の領域(301)の映像を前記反射面(20f)で反射させて撮影し、
前記第1の位置から前記反射板(20)が回動して第2の位置に前記反射板(20)が位置決めされて前記撮像素子(30)が第1の領域(301)と異なる第2の領域(302)の映像を撮影する、携帯端末。 - 前記第1の位置に前記反射板(20)が位置決めされているとき前記反射面(20f)は前記光軸(30a)に交差し、前記第2の位置に前記反射板(20)が位置決めされているとき前記反射面(20f)は前記光軸(30a)に交差しない、請求項1に記載の携帯端末。
- 前記第1の位置に前記反射板(20)が位置決めされているとき前記反射面(20f)は前記光軸(30a)に交差し、前記第2の位置に前記反射板(20)が位置決めされているとき前記反射面(20f)は前記光軸(30a)に交差する、請求項1に記載の携帯端末。
- 前記撮像素子(30)と前記反射板(20)の間に位置するように前記筺体(10)に取付けられて前記撮像素子(30)を前記筐体(10)内に密閉する透明部材(40)をさらに備えた、請求項1に記載の携帯端末。
- 前記反射板(20)の一方端(20a)に接触して前記反射板(20)を第1の位置と第2の位置とに位置決めする位置決め部(80)をさらに備えた、請求項1に記載の携帯端末。
- 前記反射板(20)は前記反射面(20f)が前記光軸(30a)にほぼ直交する第3の位置に位置決めされることが可能である、請求項1に記載の携帯端末。
- 前記反射面は凸面(20t)を含む、請求項1に記載の携帯端末。
- 前記反射面は凹面(20u)を含む、請求項1に記載の携帯端末。
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