JP2000049935A - 装着型通信装置 - Google Patents
装着型通信装置Info
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- JP2000049935A JP2000049935A JP11070362A JP7036299A JP2000049935A JP 2000049935 A JP2000049935 A JP 2000049935A JP 11070362 A JP11070362 A JP 11070362A JP 7036299 A JP7036299 A JP 7036299A JP 2000049935 A JP2000049935 A JP 2000049935A
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Abstract
音に影響されることなく通話を行うことが可能な操作性
に優れた装着型通信装置を提供する。また、打指入力を
行い、更に、誤入力を防止しつつ、弱い打指入力も安定
して捉えることを可能にする。 【解決手段】 操作者の指を耳穴に挿入するか、指を耳
の近傍に押し当てるか、あるいは、指先や爪で耳穴部を
塞ぐように操作者の指を耳に押し当てた状態で送受話動
作を行い、操作者の手首、手、指、あるいは爪先に配置
され、操作者の手首、手、手掌背面部、指、あるいは爪
先に接触して音声信号の伝達を行なうことに適した形状
の骨伝導アクチュエータを備える。また、打指振動とは
異なる周波数帯域の周波数の手首振動を発生させる振動
発生体及び出力信号の中から打指振動信号と手首振動信
号とを分離する振動分離手段を有し、時系列のトリガ信
号が入力されると対応するコマンド群を出力するコマン
ド生成装置とを備える。
Description
等の装着型通信装置に係わり、特に、外部騒音に影響さ
れることなく通話が可能な装着型通信装置に関する。ま
た、本発明は、周囲に迷惑をかけることなく、また、外
部騒音に影響されることなく通話が可能な装着型通信装
置に関する。
に係わり、特に、手首の曲げや回転時の誤入力を防止し
ながら身体の微小な動きによりコマンドを入力すること
が可能な常時装着可能な装着型コマンド入力装置に関す
る。
握って使用するタイプのものがほとんどであり、この従
来の送受話装置では、使いたいと思った時にポケットや
鞄等から取り出す必要があるため、「使いたいと思った
時にすぐに使用できない」、「着信時に即座に応答でき
ない」等の問題点があった。このため、ポケットや鞄等
から取り出す必要がなく、使いたいと思った時に直ぐに
使用できる送受話装置として、身体に装着して使用する
装着型送受話装置が注目されている。
として、米国特許5381387及び5499292に
は手首装着式送受話装置が開示されている。この手首装
着式送受話装置は、使用時にブーム状のスピーカを手の
平内側に延長し、手で耳を覆った姿勢で通話を行なう。
この他の手首装着型の装着型送受信装置としては、手首
に装着して、腕時計を見るスタイルで操作を行うオール
インワンタイプの腕時計型PHS電話機等がある。
タイルで操作を行う腕時計型の装置は、その使用時にポ
ケットや鞄等から取り出す必要がないため、即時使用性
や即時応答性には優れているが、マイクやスピーカを手
首部に設置しているため、「相手の声が聞き取りにく
い」、「こちらの声が届かない」等の問題点があった。
む従来の携帯電話等の送受話装置においては、その使用
時に操作者の声が大きくなりがちであり、周囲に洩れる
受話器の音と共に、混雑した街頭等においては、「周囲
に迷惑をかける」という問題点が指摘されている。更
に、着信時のアラーム音が大きいため、混雑した街頭等
においては、「周囲に迷惑をかける」という問題点も指
摘されている。
送受話装置では、使用スタイルが伝統的な受話器による
ものとは異なるため、「周囲には電話をかけているよう
に見えず、トラブルになる」という問題点があり、さら
に、本体の小型化に伴って操作ボタンが小型になり、
「操作しにくい」という問題点が指摘されている。前述
の米国特許5381387及び5499292の手首装
着式送受話装置の使用時の姿勢は従来の電話機の操作ス
タイルに似ているため、周囲の人々から奇異に思われる
ことは少ないが、上記と同様に、使用時に操作者の声が
大きくなりがちであり、周囲に洩れる受話器の音と共
に、混雑した街頭等においては、「周囲に迷惑をかけ
る」という問題点がある。また、「操作しにくい」とい
う問題点も同様にある。
きているが、腕や手に装着する程に小型化するためには
上記の操作性の問題を解消する必要がある。本発明は、
上述した従来技術の問題点を解決するためになされたも
のであり、本発明の目的は、装着型受話装置及び装着型
送受話装置等の装着型通信装置において、周囲に迷惑を
かけることなく、また、外部騒音に影響されることな
く、受話及び通話を行うことが可能となる技術を提供す
ることにある。
置や小型のPDA装置において、小型化による操作性の
悪化を避けることが可能となる技術を提供することにあ
る。
に本発明は次のように構成される。本発明は、操作者の
指を耳穴に挿入するか、あるいは、指を耳の近傍に押し
当てるか、あるいは、指先や爪で耳穴部を塞ぐように操
作者の指を耳に押し当てた状態で少なくとも音声受話を
行なうことが可能な装着型通信装置であって、操作者の
手首、手、手掌背面部、指、あるいは爪先に接触して音
声信号の伝達を行なうことに適した形状の骨伝導アクチ
ュエータを有する。
等することによって受話を行なうこととしたので、騒音
下でも明瞭に受話を行なうことが可能となり、外部への
漏話を防止することができる。また、操作者の指を耳穴
に挿入等することとしているので、自身の発話音声が自
然にフィードバックされる。その結果、周囲騒音が大き
い場合に発話する場合でも発話音声が不必要に大きくな
らず、周囲の迷惑になりにくくなる。
チュエータは電気信号を振動に変換する変換装置と、該
振動を人体に伝達するための振動子とを有し、該振動子
は指に装着可能な指輪形状であってもよい。本発明によ
れば、指輪をする場合と同様の手軽さで骨伝導アクチュ
エータを装着できるので、常時装着する場合でも、日常
生活に不自由がなくなる。
信装置が前記骨伝導アクチュエータに接続される本体部
を有し、該本体部は操作者の手首に装着可能であり、前
記骨伝導アクチュエータに音声信号を送信する手段を少
なくとも有することとしてもよい。本発明によれば、本
体部を手首に装着するので、邪魔にならず、日常生活に
不自由がなくなる。
体部とコネクタ付きコードにより接続され、該コネクタ
は該骨伝導アクチュエータに対して着脱可能であり、前
記本体部は、該コネクタが該骨伝導アクチュエータから
はずされた場合に前記コードを巻き取って該コネクタを
該本体部に格納させる手段を有し、該コネクタの該本体
部への格納及び引き出し状態、もしくは、前記コードが
巻き取られたことを検出して、前記装着型通信装置の動
作スイッチとして利用することとしてもよい。
らなくなる。また、コネクタを引き出すことによりスイ
ッチONとすることができるので、より操作性が向上す
る。また、前記骨伝導アクチュエータは前記変換装置と
結合したコードにより前記本体部と接続され、該変換装
置は前記振動子に対して着脱可能であり、前記本体部
は、該変換装置が該振動子からはずされた場合に前記コ
ードを巻き取って該変換装置を該本体部に格納させる手
段を有し、該変換装置の該本体部への格納及び引き出し
状態、もしくは、前記コードが巻き取られたことを検出
して、前記装着型通信装置の動作スイッチとして利用し
てもよい。これによれば不使用時には指輪部分の出っ張
りをなくすことができる。
することもできる。前記装着型通信装置は前記骨伝導ア
クチュエータに接続される本体部を有し、該本体部は操
作者の手首に装着可能であり、前記骨伝導アクチュエー
タに音声信号を送信する手段を少なくとも有し、前記骨
伝導アクチュエータは前記本体部からスライドされる支
持物体の先端部に備えられ、該支持物体は、該先端部を
操作者の手掌背面部に接触しつつスライドが容易な形状
であるようにする。
に接触しやすくなり音声の伝達効率を向上させることが
できる。さらに、支持物体をスムーズにスライドさせる
ことができる。先端部をなめらかな下向きの凸型のドー
ム形状、あるいは、その形状に加えて前記支持物体がス
ライドする方向になめらかな溝を設けることによって前
記の効果は更に大きくなる。
首に装着可能で前記骨伝導アクチュエータに音声信号を
送信する手段を少なくとも有する本体部を有し、前記骨
伝導アクチュエータは電気信号を振動に変換し該本体部
に備えられる変換装置と、該振動を人体に伝達するため
の振動子とを有し、該振動子は該本体部からスライドさ
れる支持物体の先端部に備えられ、該先端部は、該先端
部を操作者の手掌背面部に接触しつつスライドが容易な
形状であり、音声信号による振動が該変換装置から該支
持物体を通り該振動子に伝達されることとしてもよい。
に構成してもよい。前記骨伝導アクチュエータは手首バ
ンドにより手首に装着可能であり、電気信号を振動に変
換する変換装置と、該振動を人体に伝達するための振動
子とを有し、該振動子は該骨伝導アクチュエータの手首
側に向かう面から棒状に突き出す形状とする。
に接触させることが容易となり、音声信号の伝達効率を
向上させることができる。更に、振動子を該骨伝導アク
チュエータの手首側の面に対して凸型のなめらかなドー
ム形状、更に、なめらかな溝を有することとしてもよ
く、このようにすることによって振動子に屈筋がはまり
こんで更に伝達効率が向上する。
装置の人体に向かう面に該振動子と接触しない形状のイ
ンシュレータを有することとしてもよく、これにより外
部への音漏れを防止することができる。また、骨伝導ア
クチュエータの内部を真空にすることも防音に有効であ
る。また、上記構成において、前記骨伝導アクチュエー
タは、前記変換装置及び振動子を有する本体と、該本体
を直接もしくは該本体とリンクした機構を把持して操作
することにより該本体が回転もしくは直線運動をしなが
ら手首の表面に対して垂直に移動することによって、前
記振動子が手首の表面に押し付けられると共に、該操作
を前記装着型通信装置の動作スイッチとして利用するよ
うにしてもよく、また、前記装着型通信装置は、手首に
巻かれる形状であり、電動もしくは手動操作によって、
前記手首バンドを締め付けるための手段を有し、手首バ
ンドを締め付けることにより該骨伝導アクチュエータの
振動子を手首の表面に押し付けると共に、該操作を前記
装着型通信装置の動作スイッチとして利用することとし
てもよい。更に、前記装着型通信装置は前記骨伝導アク
チュエータに音声信号を送信する手段を少なくとも有
し、手首に装着可能なように前記手首バンドに接続され
る本体部を有し、該本体部は、空気袋及び該空気袋を膨
張させる手段を有し、該空気袋が膨張することにより前
記振動子を手首の表面に押し付けるようにしてもよい。
に密着させることができ、音声伝達効率を向上させるこ
とが可能となる。また、本発明の目的は次の構成によっ
ても達成できる。本発明は、前記装着型通信装置におい
て、前記骨伝導アクチュエータが操作者の人体に一定以
上の圧力で押し付けられているときは、該骨伝導アクチ
ュエータを動作させ、該骨伝導アクチュエータが操作者
の人体に一定以上の圧力で押し付けられていない場合に
は、該骨伝導アクチュエータの動作を停止させるスイッ
チ手段、もしくは、圧力に応じてアクチュエータの音量
並びに音質を変化させる手段を有する。この発明により
外部への音漏れを防止でき、使用時に周囲に迷惑をかけ
ることがなくなると共に、アクチュエータの押し付け圧
力による受話音の変化を抑えることができる。
を行う手段を含み得る。また、前記装着型通信装置は、
操作者が発する発話音声を集音するマイクロホンと、該
マイクロホンを操作者の手首内側面に装着するための手
段とを有し、前記送信手段により該マイクロホンで集音
した発話音声を送信することとしてもよい。
手首内側のマイクに近づくので、自然な操作スタイルを
維持したままで操作を行なうことができる。また、本発
明は、前記装着型通信装置において、操作者が発する発
話音声を集音する骨伝導マイクロホンと、該骨伝導マイ
クロホンを操作者の手首、手、指、あるいは爪先に接触
させる手段を有し、前記送信手段により該骨伝導マイク
ロホンで集音した発話音声を送信することとしてもよ
い。
音声を捉えることができるため、発話音声を不必要に大
きくする必要無く、周囲の迷惑となりにくい。また、前
記装着型通信装置において、前記骨伝導アクチュエータ
は操作者が発する発話音声を集音する集音手段を有し、
前記送信手段により該骨伝導アクチュエータで集音した
発話音声を送信することもできる。この発明によれば、
別に骨伝導マイクロホンを設置する必要がなくなる。
次にような構成とすることができる。前記装着型通信装
置において、操作者が発する音声を該装着型通信装置に
入力する入力手段と、該入力手段により入力された音声
を認識し、対応するコマンドを実行する音声認識・実行
手段と、該音声認識・実行手段からのコマンドに基づ
き、前記装着型送受話装置の動作状態を、音声または楽
音によって操作者に報知する音声フィードバック手段と
を有する。
音声により装置の操作を行なうことができ、日常生活に
おける操作性が向上する。また、上記目的を達成するた
めに本発明は次にような構成とすることができる。本発
明は、人体に装着することが可能であり、物体表面を指
先で叩くか、もしくは指先同士を触れ合わせて情報を入
力する装着型コマンド入力装置であって、操作者の指先
で物体表面を叩くか、もしくは指先同士を触れ合わせた
時に発生し、操作者の指を伝播してきた衝撃あるいは加
速度を検出する加速度検出手段と、該加速度検出手段か
らの検出信号に含まれる特定の周波数成分を検出し、操
作者の指の打鍵動作の有無を判定してトリガ信号を出力
するトリガ発生手段と、トリガ信号に対応するコマンド
群を出力するコマンド生成装置とを有する。
打指により装置の操作を行なうことができ、日常生活に
おける操作性が向上する。上記構成において、本発明は
次の構成としてもよい。本発明は、人体に装着すること
が可能であり、物体表面を指先で叩くか、もしくは指先
同士を触れ合わせて情報を入力する装着型コマンド入力
装置であって、操作者の指先で物体表面を叩くか、もし
くは指先同士を触れ合わせた時に発生し、操作者の指を
伝播してきた衝撃あるいは加速度である打指振動を検出
する加速度検出手段と、手首部分に装着することが可能
な形状であり、手首を曲げる動作や回す動作により、前
記打指振動とは異なる周波数帯域の特定の周波数の振動
である手首振動を発生させる振動発生体と、前記加速度
検出手段の出力信号の中から、周波数帯域の違いに応じ
て、前記打指振動による信号成分である打指信号と前記
手動振動による信号成分である手首信号を分離する振動
分離手段と、前記振動分離手段から前記手首信号が検出
された場合に、前記振動分離手段からの前記打指信号の
有無の検出を抑制しつつ、前記打指信号の有無を判定し
てトリガ信号を出力するトリガ発生手段と、前記トリガ
発生手段からの時系列のトリガ信号が入力され、対応す
るコマンド群を出力するコマンド生成装置とを有する。
力を防止することができる。本発明の目的を達成するた
めに、次のような構成としても良い。本発明は、操作者
の指を耳穴に挿入するか、あるいは、指を耳の近傍に押
し当てるか、あるいは、指先や爪で耳穴部を塞ぐように
操作者の指を耳に押し当てた状態で少なくとも音声出力
を行なうことが可能な装着型PDA装置であって、操作
者の手首、手、手掌背面部、指、あるいは爪先に接触し
て音声信号の伝達を行なうことに適した形状の骨伝導ア
クチュエータと本体部を有し、該本体部は、情報を表示
するディスプレイと、PDA機能を実行するPDA手段
と、操作者が発する音声を入力する入力手段と、該入力
手段により入力された音声を認識し、対応するコマンド
を実行する音声認識・実行手段と、該音声認識・実行手
段からのコマンドに基づき、該PDA手段からの出力
を、前記ディスプレイに表示するか、又は、音声よって
前記骨伝導アクチュエータを介して操作者に報知する手
段とを有する。
う従来のPDA装置の問題点が解消され、日常生活上の
操作性のよいPDA装置を提供することが可能となる。
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明における第
1の実施の形態である装着型受話装置の使用時における
概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、本実
施の形態の装着型受話装置は、指輪状アクチュエータ
1、コード3、アンプユニット(AU)5、手首バンド
6からなり、指輪状振動子及び骨伝導アクチュエータか
ら構成させる指輪状アクチュエータ1が指のつけ根部分
に装着され、指輪状アクチュエータ1から伸びるコード
3に接続されたアンプユニット(AU)5が手首バンド
によって手首に装着される。また、図2に示すように、
使用時には耳穴を指先や爪で塞ぐようにするか、又は、
指を耳の近傍に接触させる。
すブロック図である。同図に示すように、アンプユニッ
ト(AU)5は、電源を供給するバッテリー(BT)
7、受話信号を受信するワイヤレスレシーバ(RCV)
9、骨伝導アクチュエータ駆動用アンプ(AP)11か
ら構成される。なお、以下、骨伝導アクチュエータ駆動
用アンプをアクチュエータアンプ(AP)と称する。指
輪状アクチュエータ1は、指への装着及び振動を指に伝
える機能を有する指輪状振動子15及び受話信号を受け
て振動する骨伝導アクチュエータ13から構成される。
また、アンプユニット5指輪状アクチュエータ1はコー
ド3により接続される。このような構成とすることによ
って、骨伝導アクチュエータ13に受話信号及び電源が
供給され、骨伝導アクチュエータ13の振動によって受
話を行なうことができる。なお、上述のワイヤレスレシ
ーバ(RCV)を、ラジオ等にする構成も可能である。
示す図である。前述のように、指輪状アクチュエータ1
は骨伝導アクチュエータ13及び指輪状振動子15を有
する。骨伝導アクチュエータ13は、人体に装着される
ことにより骨伝導を利用して信号を耳に伝える機能を有
し、アクチュエータコイル17、アクチュエータケース
19、振動板21を有する。アクチュエータコイル17
は受話信号により振動板21を振動させ、アクチュエー
タケース19は、アクチュエータコイル17及び振動板
21を封入し、振動板21は振動することにより振動を
伝達する機能を有する。指輪状振動子15は指に装着さ
れ、振動板21からの振動を指に伝達する。
を指輪形状とすることによって、指への装着を容易にす
ると共に、振動を効率良く指に伝達することが可能とな
る。更に、骨伝導アクチュエータ本体を指輪の宝石部分
(指の背側)に配置することで、装着したまま日常生活
を送る上で邪魔になり難いという効果がある。なお、以
下、特に示さない限り、骨伝導アクチュエータをアクチ
ュエータと称することとする。
能ブロック図である。構成は前述した通りであるので、
ここでは動作を説明する。無線レシーバ(RCV)9又
はラジオ等から出力される音声信号は、受話フィルタ
(図5では省略)によって、指による伝達時の周波数特
性の変化を補正した上で、アクチュエータアンプ(A
P)11で増幅され、アクチュエータ(AC)1を振動
させる。アクチュエータ(AC)1の振動(受話音声)
は、指を通じて耳に伝達される。
等とアクチュエータ(AC)1との間のどの位置であっ
てもよい。本実施の形態によれば、装着型受話装置が装
着された指を、耳の耳穴に挿入等して、受話を行うよう
にしたので、外部に音をほとんど漏洩させることなく、
また、騒音下でも明瞭度を損なうことなく、受話を行う
ことができる。
装着型受話装置の構成を示す図である。同図に示すよう
に、本構成は、アクチュエータ23の上面に着脱式のコ
ネクタ25を設け、手首上側に設置した処理装置とアク
チュエータ23の間のコード27を、アンプユニット
(AU)29に収納可能としたものである。図7は、本
実施の形態のコネクタ(CN)25及びアンプユニット
(AU)29の構成を示す図である。図8はその外観を
示す斜視図である。
周囲にコード27を巻きつけることにより、コード27
を収納する。また、コネクタ25はスイッチとしての機
能を有する。すなわち、コネクタの根元部分(SWB)
31がコードリールの出口(SWA)33と噛合する形
状となっており、SWA33がSWB31にはまり込む
ことでスイッチが動作する。すなわち、SWA33が1
対の電極になっており、導電体であるSWB31が接触
することでスイッチが実現されている。その他、スイッ
チは種々の方法により実現可能であり、例えば、SWA
33をホール素子、SWB31を磁石としてもよい。ま
た、SWA33をボタンスイッチ機構として、SWB3
1でそれを押すような構成としてもよい。
部分を噛合形状とすることで、コネクタを収納した際
に、コネクタのぐらつきを防止することができる。更
に、SWA33及びSWB31の双方又はどちらかを磁
石にすることによって、収納の最終段階で「吸い込まれ
る」ような効果を得ることができる上に、収納時のぐら
つきを更に防止することができる。
にノブとして使用できる。コードの巻き取りのための構
成も種々可能であり、例えば、電気炊飯器等に使用され
るラチェット式(少し引いてから離す)や電気掃除機等
に使用される巻取りボタン式等の構成が使用でき、これ
らの組み合わせでもよい。図9は本実施の形態における
構成の機能ブロック図である。同図に示すように、コネ
クタに設けられたSWA及びアンプユニットに設けられ
たSWBがスイッチとして機能して、OFFの時にはア
クチュエータアンプは動作せず、ONの時にアクチュエ
ータアンプが動作する。
示すように、アクチュエータが指輪状振動子から着脱す
る構成も可能である。図10に示す構成においては、指
輪状振動子36の上部がアクチュエータ34下面の振動
部と噛合する形状になっており、具体的には、例えば、
機械式にはめ込み可能な形状、磁石による結合が可能な
形状となっている。また、本実施の形態では、図11及
び図12に示すように、第2の実施の形態において、コ
ネクタに設けたものと同様のスイッチ機構を骨伝導アク
チュエータに設けている。
成とすることにより、本装置を非使用時には、手首部分
から指輪状アクチュエータまでのコードを無くすことが
でき、日常生活をより快適に過ごすことができる。更
に、コネクタ又は骨伝導アクチュエータにスイッチ機能
を持たせたことにより、装置のON/OFF制御を容易
に行なうことが可能となる。
ける装着型受話装置の概略構成を示す斜視図である。同
図(a)に示すように、本実施の形態における装着型受
話装置は、アンプユニット(AU)38及びアンプユニ
ット(AU)38から伸びるブーム(BM)40を有し
ている。このブーム(BM)40の先端にはアクチュエ
ータ(AC)42が設置され、同図(b)の断面図に示
すように、手掌に接触する部分は滑らかな下向きの凸型
のドーム状になっており、その表面はテフロン等で摩擦
逓減加工がなされている。アンプユニット(AU)38
は手首バンド44によって手首に装着される。また、ブ
ーム(BM)40の伸縮によって、スイッチがON/O
FFされる機構を有している。ブーム(BM)40はア
ンプユニット(AU)38内に収納することが可能であ
り、図14にブームを収納した状態を示す。
は、掌を背面方向に湾曲させ、ブーム先端を手掌背面の
伸筋(extensor digitorum )に接触させ、本装置が装
着された腕の任意の指の指先を耳の耳穴に挿入すること
によって、受話を行なう。ブーム先端を手掌背面の伸筋
に接触させることによって、受話信号の指先への伝達効
率が向上する。
が外側に曲げられ、ドーム状振動子が手掌背面に密着す
る。なお、ブーム(BM)40を弾力性のある材質で構
成すると、ドーム状振動子43と手掌背面との密着性を
向上させる上で効果的である。このように、人体に接触
する部分をドーム形状にすることで、ブーム先端が手掌
背面に引っかかることなく、なめらかにスライドするこ
とができる。
に突き出すが、日常生活に影響するほどの突き出しでは
ない。図15は本装着型受話装置の内部構成を示す図で
ある。同図に示すように、アンプユニット46の下側に
バッテリ(BT)48を有し、無線レシーバ(RCV)
50とアクチュエータアンプ(AP)52を上側に有す
る。また、ブームを収納するための空間を有する。な
お、各部の機能については前述した通りである。
アクチュエータ(AC)42及びドーム状振動子からな
り、ブーム(BM)40の中にコードを有している。ま
た、スイッチ機構を有し、SWB54とSWA56が接
触することによりスイッチがOFFとなる。図16は本
装着型受話装置の機能ブロック図である。動作は前述の
ものと同様である。
を使用する本発明の装着型受話装置は、図17に示す構
成とすることも可能である。本装着型受話装置は、ブー
ム(BM)58の先端部の形状を全体的にはなめらかな
下向きの凸型のドーム形状にしつつ、その前後方向(指
先−手首方向)になめらかな溝を構成している。図18
に先端部の断面形状を示す。この溝を設けることによっ
て、溝の部分に手掌背面の伸筋が組み合わさりながら擦
動することで、手首運動時にブーム先端が伸筋から外れ
にくくなり、利便性が増す。図19は非使用時の状態を
示す図である。
示す図である。同図に示すように、アクチュエータ62
はアンプユニット64に内蔵され、ブーム(BM)58
の振動によって受話信号を先端部の溝付きドーム状振動
子66に伝えている。また、ブーム(BM)58を伸縮
させるためのモータ68及びスイッチ(SW)70を有
しており、スイッチ(SW)70からの信号でモータ6
8を回転させ、フリクションによってブーム(BM)5
8を伸縮させている。
ある。図21は装着型受話装置の機能ブロック図であ
る。モータ68によりブーム58を伸縮する機構には、
擦動による方法の他、ラックピニオンやウォームギアに
よるギア駆動方式、あるいは自動車のアンテナに使用さ
れるワイアによる伸縮機構などを使用することが可能で
ある。
図である。同図に示すようにアクチュエータ72を手首
内側面に設置する形態をとる。なお、なおアンプユニッ
トは図6等で示した形態と同様に手首の背面に装着され
るため、図22には記載していない。図23に示すよう
にアクチュエータ72における振動子74の先端は棒状
に突き出した形状をとっており、受話信号の指先への伝
達効率を向上させるために、その棒状に突き出した振動
子を手首内側面の屈筋(Flexor digitorum 、複数本あ
る)の間にはめ込むようにして装着される。このような
構成を取ることによって、装着したときに振動子と屈筋
との接触状態を良好に保つことができ、手首の運動を行
なった場合にも、振動子が屈筋から外れにくくなる。な
お、通常耳への挿入に使用される指は第2指もしくは第
3指であるので、これらの指に対応する屈筋に振動子が
接触するように配置することが効果的である。
向(前後:指先−手首方向)に合わせて棒状振動子74
の断面形状を前後方向に長くすることで、接触状態と快
適性の向上が図れる。なお、屈筋の走行状態は人によっ
て異なるので、伝達効率を上げるためには、操作者毎に
屈筋の走行状態を測定し、噛み合わせが良好になるよう
に振動子先端の形状を調節することが効果的である。
態の使用方法は前述したものと同様である。第5の実施
の形態は図24に示す構成とすることもできる。本構成
は図22に示した形態と同様に、アクチュエータ76を
手首内側面に設置する形態をとる。なお、なおアンプユ
ニットは図6等で示した形態と同様に手首の背面に装着
されるため、図24には示していない。
おける振動子78の形状は、全体的に滑らかな下向きの
凸型のドーム形状となっており、その前後方向(指先−
手首方向)になめらかな溝を1本又は複数本構成する。
受話信号の指先への伝達効率を向上させるために、その
溝に手首内側面の屈筋(Flexor digitorum 、複数本あ
る)をはめ込むようにして装着する。このような構成を
取ることによって、装着したときに振動子と屈筋との接
触状態を良好に保つことができ、手首の運動を行なった
場合にも、振動子が屈筋から外れにくくなる。なお、通
常耳への挿入に使用される指は第2指もしくは第3指で
あるので、これらの指に対応する屈筋に振動子が接触す
るように配置することが効果的である。
ので、伝達効率を上げるためには、操作者毎に屈筋の走
行状態を測定し、噛み合わせが良好になるように振動子
の溝の形状を調節することが効果的である。アクチュエ
ータ76の内部及び本実施の形態の使用方法は前述した
ものと同様である。
て、アクチュエータの部分に図26に示すような動作ス
イッチ連動密着機構を設けることも可能である。図26
に示すように、この機構はSWノブ80が付されたアク
チュエータ82を、螺旋状に、ガイド84となる切りこ
みの入ったアウター86(外枠)に、SWノブ80がガ
イド84から突出する形で取りつけた構成をとる。図2
7にその断面を示す。このような機構とすることで、ガ
イド84及びSWノブ80の作用によって、アクチュエ
ータ(AC)82は螺旋状に切られたガイドに沿って、
アウター86の中を回転しながら前後移動を行なう。図
28が、アクチュエータ82の振動子88が出された状
態、すなわち、人体に装着されて使用されるときの状態
を示している。図29がその断面図である。
で、アクチュエータが前後運動すると共に、装置の動作
スイッチとしても動作する。また、図26に示すよう
に、手首バンド90はアウターに接続されており、使用
時には振動子がアウターに対して手首側にスライドする
ため、振動子が皮膚表面に押し付けられ、受話信号の伝
達効率が向上する。非使用時には、振動子先端は皮膚表
面とはわずかに接触しているだけで、接触圧力は弱く、
長時間の装着でも装着している者の疲労は少ない。
おける突出型の振動子を示したが、第5の実施の形態に
おける凸凹形状の振動子にも同様にこのような機構を設
けることが可能である。また、上記の第5の実施の形態
において、図30に示す電動式密着機構を設けることが
可能である。この機構は、手首バンド92に沿って、ア
クチュエータ(AC)94及びモータ96に接続された
ワイヤ98が巻かれる構成をとる。使用時には図31に
示すようにモータ96がワイヤ98を巻き取って、ワイ
ヤ98が手首バンド92を締め付けることによってアク
チュエータ94が皮膚表面に押し付けられ、伝達効率が
向上する。
よる密着機構を設けることもできる。同図に示すよう
に、この機構は、アンプユニット(AU)100の下面
に空気袋(102)を設置し、アンプユニット(AU)
100中にはエアポンプ104とバルブ106を有して
いる。図33に示すように、使用時にはバルブ106を
閉じ、エアポンプ104で空気袋102に空気を送り込
むことで、空気袋102が膨らみ、手首バンド108が
締め付けられるので、アクチュエータ(AC)110が
皮膚表面に押し付けられる。従って、受話信号の伝達効
率を向上させることができる。
り、空気袋102が萎んでいるので、手首バンド108
は締め付けられることなく手首に巻かれており、アクチ
ュエータ先端112の手首への接触圧力は弱く、長時間
の装着でも疲労が少ない。図22、23で示した第5の
実施の形態において、アクチュエータ72を、図34に
示すような構成とすることが可能である。本アクチュエ
ータ72は、振動子74の回りをインシュレータ114
で囲う構成となっており、周囲への音漏れを防止するこ
とができる。すなわち、図35に示すように、アクチュ
エータ72を皮膚に押し付けた時に、インシュレータ1
14は振動子74の皮膚への接触部分116を取り囲む
ように皮膚に密着するので、周囲へ音が漏れなくなる。
この構成では、インシュレータ114は振動子74に接
触しない。
タ114をアクチュエータ72の下面にドーナツ状に設
けてもよい。図37は皮膚に接触した場合を示す図であ
る。このような構成とすることによって、インシュレー
タ114は皮膚と面状118に接触するので、皮膚との
密着度が高まり、防音効果が大きくなる。防音という観
点からは、図38に示すように、アクチュエータケース
120の内部を真空もしくは真空に近い状態にする構成
も有効である。すなわち、ケース120に伝わる振動成
分を逓減させることで、周囲への音漏れが減少する。ア
クチュエータケース120の内部を真空もしくは真空に
近い状態にするというこの構成は、振動子がいかなる形
状であってもとることができる。
ば、周囲の音漏れなく明瞭に受話音を聞くことが可能で
ある。しかし、アクチュエータが身体の表面から離れる
と、大きな音洩れが発生したり、アクチュエータの人体
への押し当て方によって受話音が大きく変化する可能性
も考えられる。そこで、本発明の第6の実施の形態とし
て、アクチュエータが身体表面から離れた時に受話音を
停止させ、アクチュエータの押し当て方によらず、一定
の音量もしくは音質で受話音を伝えることができ、周囲
への音洩れを防止することが可能なアクチュエータを示
す。
ある。これまでに述べたアクチュエータ(AC)122
に、アクチュエータの押し付け力を検出する圧力センサ
(PS)、周波数特性の変化を補正する受話フィルタ
(FR)126、受話フィルタテーブル(変換テーブ
ル)(FT)128が付加された構成をとる。なお、受
話フィルタテーブル(変換テーブル)(FT)128の
機能については後述する。圧力センサ(PS)124は
アクチュエータに備えられる。受話フィルタ(FR)1
26、受話フィルタテーブル(FT)128については
アンプユニットに備える。また、受話フィルタ(FR)
126の挿入位置は、受信器(RX)とアクチュエータ
アンプ(AP)132の間のどの位置であっても構わな
い。更に、この構成図は、アクチュエータを手掌背面に
接触させる形態を例にしているが、上述したその他の構
成にも本アクチュエータは適用可能である。次に動作を
説明する。
音声信号Rは、受話フィルタ(FR)126によって、
手掌背面部及び指による伝達時における周波数特性の変
化を補正した上で、アクチュエータアンプ(132)A
Pで増幅され、アクチュエータ(AC)122を振動さ
せる。アクチュエータ(AC)122の振動は、手掌背
面及び指を通じて耳に伝達される。
ンサ(PS)124からの押し付け圧力が入力されてい
る。受話フィルタ(FR)126は、圧力センサ(P
S)124と、入力される受話音声Rの関係から、受話
フィルタテーブル(変換テーブル)(FT)128を参
照し、受話音声Rの音量及び音質(周波数特性)を変化
させる。受話フィルタテーブル(FT)128の設定例
を図40(a)及び(b)を用いて説明する。
量の補正を表している。本実施の形態においては、アク
チュエータ(AC)を強く押し付ける程、伝達効率が高
まるために、操作者に聞こえる音量が大きくなる。逆
に、押し付け圧力が小さい場合、音量は小さくなる。従
って、押し付け圧力が小さい場合には、音量を増幅して
やることによって、操作者に聞こえる音量を一定のレベ
ルに保つことができる。
値THD以下の場合には、増幅率をゼロにしている。こ
れは、周囲への音洩れを防止するためである。すなわ
ち、アクチュエータ(AC)が皮膚に押し当てられてい
る時の周囲への音洩れは、殆んど発生しないが、アクチ
ュエータ(AC)が皮膚表面から離れた途端に大きな音
洩れが発生し、周囲への迷惑となるため、このような特
性を持たせることによって、周囲への音洩れを防止す
る。
クチュエータACが皮膚表面から離れたことを検出し、
受話音量を抑えることで、音洩れを少なくすることがで
きる。なお、音洩れを止めるだけであれば、受話フィル
タテーブル(変換テーブル)(FT)を使用せずに、ア
クチュエータ(AC)への信号をカットするだけでも良
い。更にこの場合、圧力センサ(PS)の代わりに、単
純なスイッチ機構を用いることで、さらなる簡略化が可
能である。
質(周波数特性)の補正を表している。本実施の形態に
おいては、アクチュエータ(AC)を強く押し付ける
程、高音域の伝達効率が高まる。逆に、押し付け圧力が
小さい場合、高音域の伝達効率が低くなるために、モコ
モコした音声になってしまう。従って、押し付け庄力が
小さい場合には、高音域を増幅してやることによって、
操作者に聞こえる音質を一定に保つことができる。
性は、あらかじめ設定しておくが、キャリブレーション
を行なって各操作者に適応させることもできる。なお、
図39において、受話フィルタテーブル(FT)を別ブ
ロックとしているが、受話フィルタFRの内部にソフト
ウェア的あるいはハードウェア的手段で設けることもで
きる。また、庄カセンサ(PS)は、図13等で説明し
たブームの途中や付け根等、アクチュエータ(AC)の
押し付け圧力が測定できる場所であれば、設置位置は問
わない。どの場合でも、圧力センサ(PS)が、アクチ
ュエータ(AC)の押し付け圧力を測定できるように設
置されていれば良い。
クチュエータが身体表面から離れた時に受話音を停止さ
せるので、周囲への音洩れを防止することができる。ま
た、アクチュエータの身体表面への押し付け力(圧力)
によって、受話音の音量もしくは音質を変化させること
により、アクチュエータの押し当て方によらず、一定の
音量もしくは音質で受話音を伝えるので、周囲への音洩
れを防止することができる。
る。本実施の形態は、周囲に迷惑をかけることなく、ま
た、外部騒音に影響されることなく、通話を行うことを
可能とする装着型送受話装置である。図41は第7の実
施の形態の装着型送受話装置134の概要構成を示す図
である。同図に示すように、装着型送受話装置134
は、指輪状アクチュエータ136及びアンプユニット
(AU)138から構成され、指輪状アクチュエータ1
36は指のつけ根部分に装着され、アンプユニット(A
U)138は手首バンドによって手首の背面に装着され
る。
概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、
指輪状アクチュエータ136はアクチュエータ(AC)
140及び骨伝導マイクロホン(以下、骨伝導マイクと
称する。)(TM)142を有し、アンプユニット(A
U)138には、マイクアンプ(MP)144、アクチ
ュエータアンプ(AP)146、エコーキャンセラ(E
C)148、受話フィルタ(FR)150、発話フィル
タ(FS)152、送信器(TX)154、受信器(R
X)156、電源供給のためのバッテリ(BT)158
が備えられてる。また、バイブレータ(VB)160が
手首バンド162に取りつけられており、指輪状アクチ
ュエータ136及びアンプユニット138はコード16
4により接続されている。また、図42には示していな
いがアンプユニット内にフックスイッチSWを有してい
る。
ックスイッチ(SW)が作動し、回線が接続される。フ
ックスイッチ(SW)は種々の構成が可能であり、例え
ば、図10の第3の実施の形態で示したスイッチの構成
をとることができる。図43は、上記の構成を機能ブロ
ック図で示した図である。図43を用いて動作を説明す
る。
輪状アクチュエータ(AC)136が装着された指の指
先を耳の耳穴に挿入する。なお、指を耳穴に挿入する以
外にも、指や指先の爪によって耳穴の入口を塞ぐように
してもよい。また、指を耳の近傍に置くようにしてもよ
い。操作者の発話音声Sは、頭部および指を伝わって、
骨伝導マイク(TM)142に入力され、マイクアンプ
(MP)144で増幅される。
音声信号REは、受話フィルタ(FR)150によっ
て、指による伝達時の周波数特性の変化を補正した上
で、アクチュエータアンプ(AP)146で増幅され、
アクチュエータ(AC)140を振動させる。アクチュ
エータ(AC)140の振動(受話音声R)は、指を通
じて耳に伝達される。
声Sと同時に受話音声Rも入力されるが、参照入力とし
て受話音声信号REが入力されるエコーキャンセラ(E
C)148によって、発話音声信号SEと受話音声信号
REとは分離される。エコーキャンセラ(EC)148
で分離された発話音声信号SEは、発話フィルタ(F
S)152によって、指による伝達時の周波数特性の変
化を補正した上で、送信器(TX)154により送信さ
れる。
ルタ(FR)150の特性は、予め設定しておくが、キ
ャリブレーションを行って各操作者に適応させることも
可能である。また、受話フィルタ(FR)150の挿入
位置は、受信器(RX)156とアクチュエータ(A
C)140との間のどの位置であってもよく、同様に、
発話フィルタ(FS)152の挿入位置は、送信器(T
X)154と骨伝導マイク(TM)142との間のどの
位置であってもよい。
160が振動することによって、操作者にこれを報知す
るが、バイブレータ(VB)160を設ける代わりに、
アクチェエータ(AC)140に大振幅の信号を印加す
ることによって、バイブレータ(VB)160の代わり
とすることも可能である。また、本第7の実施の形態で
は、骨伝導マイクロホン(TM)142を指輪状アクチ
ュエータ136の内部に配置するようにしたが、これに
限定されるものではなく、骨伝導マイクロホン(TM)
142を、操作者の手首、手、指、あるいは爪先に配置
するようにしてもよい。
40も、操作者の手首、手、指、あるいは爪先に配置す
るようにしてもよい。本実施の形態によれば、指輪状ア
クチュエータ136が装着された指を、耳の耳穴に挿入
等して、通話を行うようにしたので、外部に音をほとん
ど漏洩させることなく、また、騒音下でも明瞭度を損な
うことなく、受話を行うことができる。
された指を、耳の耳穴に挿入等することで、自身の発話
音声が自然にフィードバックされる。その結果、周囲騒
音が大きい場合でも、人間の発話音量を小さく抑えられ
るので、発話による周囲への影響を抑えることができ
る。また、指輪状アクチュエータ136が装着された指
を、耳の耳穴に挿入して、耳穴に挿入した指先から伝わ
ってくる操作者の発話を捉えるようにしたので、外部騒
音に影響されることなく、安定して発話を捉えることが
できる。
に着信を報知するようにしたので、周囲に迷惑をかける
ことなく、操作者のみに着信を報知させることができ
る。図44は、本発明の第8の実施の形態の装着型送受
話装置の概略構成を示す斜視図である。同図に示すよう
に、本実施の形態では、第7の実施の形態における骨伝
導マイクロホンの代りに、手首バンド162の手首内側
面にマイク164を設置した構成をとる。
置166の本体部の内部構成を示すブロック図である。
第7の実施の形態と異なる点のみを説明すると、指輪状
アクチュエータ168にはアクチュエータのみが備えら
れ、手首バンド162にマイク164が備えられてい
る。また、図45には示していないがアンプユニット内
にフックスイッチSWを有している。
示した図である。図46を用いて動作を説明する。装着
型送受話装置166の使用時には、フックスイッチ(S
W)170が作動し、回線が接続される。フックスイッ
チ(SW)170は種々の構成が可能であり、例えば、
図10の第3の実施の形態で示したスイッチの構成をと
ることができる。
着された指の指先を耳の耳穴に挿入等して、通話を行
う。操作者の発話音声Sは、マイク(MC)164に入
力され、マイクアンプ(MP)172で増幅される。な
お、指の指先を耳穴に挿入する姿勢を取ると、自然と口
が手首内側面に設置されたマイク164に接近するた
め、操作者の発話音声Sを良好に収録することができ
る。
音声信号REは、受話フィルタ(FR)176によっ
て、指による伝達時の周波数特性の変化を補正した上
で、アクチュエータアンプ(AP)178で増幅され、
アクチュエータ(AC)180を振動させる。アクチュ
エータ(AC)180の振動(受話音声R)は、指を通
じて耳に伝達される。
同時に受話音声Rも入力されるが、参照入力として受諾
音声信号REが入力されるエコーキャンセラ(EC)1
82によって、発話音声信号SEと受話音声信号REと
は分離される。エコーキャンセラ(EC)182で分離
された発話音声信号SEは、発話フィルタ(FS)を介
して、送信器(TX)186により送信される。発話フ
ィルタ(FS)184および受話フィルタ(FR)17
6の特性は、予め設定しておくが、キャリブレーション
を行って各操作者に適応させることも可能である。
位置は、受信器(RX)174とアクチュエータ(A
C)180との間のどの位置であってもよく、同様に、
発話フィルタ(FS)184の挿入位置は、送信器(T
X)186とマイク(MC)164との間のどの位置で
あってもよい。なお、手首内側面に設置されたマイク
(MC)164が、操作者の発話音声Sのみを収録でき
る場合には、エコーキャンセラ(EC)182を省くこ
とが可能である。
188が振動することによって、操作者にこれを報知す
るが、バイブレータ(VB)188を設ける代わりに、
アクチェエータ(AC)180に大振幅の信号を印加す
ることによって、バイブレータ(VB)188の代わり
とすることも可能である。本実施の形態によれば、指輪
状アクチュエータが装着された腕の任意の指を、耳の耳
穴に挿入等して、通話を行うようにしたので、外部に音
をほとんど漏洩させることなく、また、騒音下でも明瞭
度を損なうことなく、受話を行うことができる。
は、手首内側面が口元に接近するので、操作者の発話音
声Sを良好に収録することができ、また、この姿勢は
「受話器を持って電話をかける」という従来の姿勢に近
いので、周囲から見て自然な形態で電話をかけることが
できる。さらに、バイブレータを振動させて、操作者に
着信を報知するようにしたので、周囲に迷惑をかけるこ
となく、操作者のみに着信を報知させることができる。
成をとることも可能である。同図に示すように、装着型
送受話装置190の本体部表面にはノブ192があり、
これを前後にスライドさせることで、装着型送受話装置
190の本体部194から伸びるブーム196が伸縮す
る。このブーム196の先端にはアクチュエータ198
が設置される。装着型送受話装置190の本体部194
は、手首バンド200によって手首に装着され、手首バ
ンド200の手首内側面にはマイク202が設置され
る。機能構成は図46に示した構成と同様である。な
お、ブーム196及びアクチュエータ198は、図13
等で示した形態にすることももちろん可能である。
ブ192を前方にスライドさせて、フーム196を引き
出す。このノブ192のスライドに連動してフックスイ
ッチSWが作動し、回線が接続される構成をとってい
る。図48は、本発明の第9の実施の形態の装着型送受
話装置の概略構成を示す斜視図である。
7の実施の形態における骨伝導マイクロホン及び第8の
実施の形態におけるマイクを両方設置した構成をとる。
図49は、本実施の形態の装着型送受話装置204の内
部構成を示すブロック図である。第7、8の実施の形態
と異なる点のみを説明すると、指輪状アクチュエータ2
06にはアクチュエータ(AC)208及び骨伝導マイ
ク(TM)210が備えられ、アンプユニット212に
は骨伝導マイクアンプ(MP1)214とマイクアンプ
(MP2)216の2つのアンプが備えられており、図
49には見えていないが、それぞれのアンプからの信号
を混合する混合器(AD)も備えられている。
示した図である。図50を用いて第9の実施の形態の動
作を説明する。装着型送受話装置204の使用時には、
指輪状アクチュエータ206が装着された指の指先を耳
の耳穴に挿入等して、通話を行う。操作者の発話音声S
は、マイク(MC)218に入力され、マイクアンプ
(MP2)216で増幅される。
指、骨伝導マイク(TM)210に伝わり、骨伝導マイ
クアンプ(MP1)214で増幅される。また、骨伝導
マイク(TM)210で集音された発話音声信号SE1
と、マイク(MC)218で集音された発話音声信号S
E2とは、混合器(AD)220で合成される。この混
合器(AD)220による混合は、固定した混合比によ
る方式の他に、周囲雑音に応じて適切に制御するように
してもよい。
音声信号REは、受話フィルタ(FR)224によっ
て、指による伝達時の周波数特性の変化を補正した上
で、アクチュエータアンプ(AP)226で増幅され、
アクチュエータ(AC)208を振動させる。アクチュ
エータ(AC)208の振動(受話音声R)は、指を通
じて耳に伝達される。
声Sと同時に受話音声Rも入力されるが、参照入力とし
て受話音声信号REが入力されるエコーキャンセラ(E
C)226によって、発話音声信号SEと受話音声信号
REとは分離される。エコーキャンセラ(EC)226
で分離された発話音声信号SEは、発話フィルタ(F
S)228によって、指による伝達時における周波数特
性の変化を補正した上で、送信器(TX)230により
送信される。
ィルタ(FR)224の特性は、予め設定しておくが、
キャリブレーションを行って各操作者に適応させること
も可能である。また、受話フィルタ(FR)224の挿
入位置は、受信器(RX)222とアクチュエータ(A
C)208との間のどの位置であってもよく、同様に、
発話フィルタ(FS)228の挿入位置は、送信器(T
X)230と骨伝導マイク(TM)210との間のどの
位置であってもよい。
の形態による効果に加え、発話者の音声をより明瞭に捉
えることが可能となる。骨伝導マイクと通常のマイクを
使用する上記の構成は、図51に示す構成とすることも
可能である。同図に示すように、装着型送受話装置23
2の本体からは伸縮式のブーム234が伸びており、こ
のブーム234の先端にはパッド236が設置される。
装着型送受話装置232の本体部238は、手首バンド
240によって手首に装着され、手首バンド240の手
首内側面にはマイク242が設置される。この例では、
本体部238に骨伝導マイク、アクチュエータは含まれ
る。また、本体部238にはブーム234をスライドさ
せるためのモータが内蔵されている。
着型送受話装置232の本体部238の表面に設置され
ているスイッチ(PSW)244を押下することによ
り、モータの力でブーム234が引き出され、回線が接
続される。ブーム234は、装着型送受話装置232の
本体部238の内部で、アクチュエータおよび骨伝導マ
イクに、その振動が相互に伝達されるように接続されて
いる。また、その他の内部構成は図50で示したものと
同様である。
部、指、手掌背面部、パッド236、ブーム234を伝
わって、骨伝導マイクに伝わる。また、受話音声による
アクチュエータの振動(受諾音声R)は、ブーム23
4、パッド236を伝って手掌背面部に伝達され、更に
指を通じて耳に伝達される。第7の実施の形態等、指輪
状アクチュエータを使用した実施の形態において、図5
2に示すように、発話音声集音用のマイクロホン246
をアクチュエータのケース248に設置することも可能
である。図52に示す場合及びマイクロホンを手首ベル
トに設置する場合には、マイクロホンをインシュレータ
250で囲むことにより、ケースやベルトから伝わって
くる受話音声による振動を抑えることができる。従っ
て、発話音声を明瞭に捉えることができる。なお、エコ
ーキャンセラを併用するとより効果的である。
伝導マイクロホンの実施の形態を示す図である。同図に
示すように、本アクチュエータには、振動板252に電
極(EP1)254が設けられ、電極254と微小な間
隔を置いて、アクチュエータのケース部に電極256が
設けられている。また、図53には記載されていない
が、電極254と電極256の間の容量変化を検出する
容量検出部(CD)258と、その出力を増幅するマイ
クアンプ(MP)260を有している。このような構成
とすることによって、骨伝導マイクロホンを骨伝導アク
チュエータと一体とすることができ、設置が容易にな
る。また、このような骨伝導マイクロホンを用いること
で、騒音下においても明瞭に発話音声を捉えることが可
能となる。
図である。なお、この実施の形態ではアンプ(AP)2
62はアクチュエータには含まれず、アンプユニット等
に設置される。図54を参照して動作を説明する。アク
チュエータ(AC)264の振動子266を手首や指等
の人体に接触させ、指先を耳穴に挿入して発話を行う
と、発話による振動が、振動子を振動させることで電極
(EP1)254、2間の容量がわずかに変化する。こ
の容量変化を容量検出部(CD)258で検出し、マイ
クアンプ(MP)260で増幅することで、発話音声を
捉えることが可能となる。電極間の間隙は、受話音声に
よる骨伝導アクチュエータ264の振動によっても大き
く変化し、そのレベルは発話音声による変化量よりもは
るかに大きい。従って、電極間の容量変化から発話音声
だけを取り出す為には、受話音声信号の影響を取り除く
エコーキャンセラ(EC)268を図に示すように設置
する。
ンサマイク方式を用いているが、コイルを用いたダイナ
ミックマイク方式を用いることも可能である。図55
は、本発明の第10の実施の形態の装着型送受話装置の
概略構成を示す斜視図である。同図に示すように、装着
型送受話装置270の本体部は、手首バンド272によ
って手首に装着され、手首バンドの手首内側面にはマイ
ク274が設置される。
置270の本体部の内部概略構成を示す機能ブロック図
である。同図に示すように、装着型送受話装置270の
本体部の内部には、マイクアンプ(MP)276、アク
チュエータ(AC)278、アクチュエータアンプ(A
P)280、エコーキャンセラ(EC)282、受話フ
ィルタ(FR)284、発話フィルタ(FS)286、
送信器(TX)288、受信器(RX)290、バイブ
レータ(VB)292、音声認識ユニット(VR)29
4、音声合成ユニット(VG)295が内蔵される。ま
た、電源供給のためのバッテリも内蔵されている。次に
動作を説明する。
着型送受話装置270の本体部が装着された腕の任意の
指の指先を耳の耳穴に挿入等して、通話を行う。操作者
の発話音声Sは、マイク(MC)274に入力され、マ
イクアンプ(MP)276で増幅される。なお、指の指
先を耳穴に挿入する姿勢を取ると、自然と口が手首内側
面に設置されたマイクに接近するため、操作者の発話音
声Sを良好に収録することができる。
音声信号REは、受話フィルタ(FR)284によっ
て、手掌背面部および指による伝達時の周波数特性の変
化を補正した上で、アクチュエータアンプ(AP)28
0で増幅され、アクチュエータ(AC)278を振動さ
せる。アクチュエータ(AC)278の振動(受話音声
R)は、手掌背面部および指を通じて耳に伝達される。
同時に受話音声Rも入力されるが、参照入力として受話
音声信号REが入力されるエコーキヤンセラ(EC)2
82によって、発話音声信号SEと受話音声信号REと
は分離される。エコーキャンセラ(EC)282で分離
された発話音声信号SEは、発話フィルタ(FS)28
6を介して、送信器(TX)288により送信される。
発話フィルタ(FS)286および受話フィルタ(F
R)284の特性は、予め設定しておくか、キャリブレ
ーションを行って各操作者に適応させることも可能であ
る。
認識によるコマンド発行を行なうことができ、その時に
は、送話時と同様マイク(MC)274で集音された音
声コマンドは、音声認識ユニット(VR)294によっ
て、コマンドとして解釈される。音声コマンドの一例と
しては、オフフック・オンフック・短縮ダイアル・ダイ
アル・音量調整等がある。
B)292が振動して、着信を報知する。音声によって
着信コマンドが発行されると、回線が接続される。次い
で、装着型送受話装置270の本体部が装着された腕の
任意の指の指先を耳の耳穴に挿入し、通話を行う。音声
コマンドの発行時には、音声合成ユニット(VG)29
5によって、装着型送受詰装置270の動作状態が音
声、あるいは楽音によって操作者にフィードバックされ
る。本実施の形態では、これまでに説明した実施の形態
における効果に加えて、装着型送受話装置の本体部が装
着された腕の任意の指を、耳の耳穴に挿入した状態で、
音声コマンド及び音声フィードバックを使用して、オフ
フック、オンフック、あるいは電話番号入力等を行うこ
とができるので、歩行時を含む日常生活のあるゆる場面
において、ボタンを押すことなく装着型送受話装置を操
作できる。従って、装置の小型化による操作性の悪化を
抑えることができる。
小な動きによってコマンドを入力する構成とすることが
できる。図57にその場合の内部構成の機能ブロック図
を示す。同図に示すように、装着型送受話装置の本体部
の内部には、マイクアンプ(MP)276、アクチュエ
ータ(AC)278、アクチュエータアンプ(AP)2
80、エコーキャンセラ(EC)282、受話フィルタ
(FR)284、発話フィルタ(FS)286、送信器
(TX)288、受信器(RX)290、バイブレータ
(VB)292、加速度センサ(SN)296、センサ
アンプ(SA)298、センサフィルタ(SF)30
0、コンパレータ(CP)302、コマンドテーブル
(CT)306、コマンド実行ユニット(CM)304
が内蔵される。また、電源供給のためのバッテリも内蔵
されている。
れた腕の任意の指の指先で机や膝などの任意の支持物体
を叩くか、その指先同士を触れ合わせ、その打鍵動作に
応じた衝撃が指、手を通って装着型送受話装置内部の加
速度センサ(SN)296に伝達される。この衝撃は、
センサアンプ(SA)298で増幅された後、センサフ
ィルタ(SF)300により、指を叩いたときに発生す
る特徴的な周波数成分(例えば、80〜100Hzの周
波数)のみが分離抽出される。
コンパレータ(CP)302でしきい値処理され、指先
による打指に応じてパルス列PSが出力される。このパ
ルス列PSは、コマンド実行ユニット(CM)304に
伝送され、コマンド実行ユニット(CM)304は、発
生タイミングとコマンドテーブル(CT)306との照
合を行い、実行コマンドCMDを決定する。
ック・オンフック・短縮ダイアル・ダイアル・音量調整
などがある。また、指先による打指は、支持物体上だけ
でなく、指先同士によっても可能である。なお、本実施
の形態における指先による入力方式については、例え
ば、特開平10−200610号「常装着型電話装置」
に記載したような方式を用いる。なお、コマンド発生の
詳細については後述する。
(VB)292が振動して、着信を報知する。そして、
指先による打指によって着信コマンドが発行されると回
線が接統される。次いで、装着型送受話装置270の本
体部が装着された腕の任意の指の指先を耳の耳穴に挿入
し、通話を行う。操作者の発話音声Sは、マイク(M
C)274に入力され、マイクアンプ(MP)276で
増幅される。受信器(RX)290から出力される受話
音声信号REは、受話フィルタ(FR)284によっ
て、手掌背面部及び指による伝達時の周波数特性の変化
を補正した上で、アクチュエータアンプ(AP)280
で増幅され、アクチュエータ(AC)278を振動させ
る。アクチュエータ(AC)278の振動(受話音声
R)は、手掌背面部および指を通じて耳に伝達される。
先を叩く、あるいは指先同士を叩くという指の打鍵動作
により、オフフック、オンフック、あるいは電話番号入
力等を行うことができるので、歩行時を含む日常生活の
あるゆる場面において、ボタンを押すことなく装着型送
受話装置270を操作できるので、装置の小型化による
操作性の悪化を抑えることができる。
の、上述のような構成においては、手首を曲げたり回し
たりするときに、手首の関節から発生する振動により、
誤入力が起きる可能性がある。この手首を曲げたり回し
たりするときに発生する誤入力を防止するためには、打
指入力を検出する際の検出しきい値を上げればよいが、
その場合には、弱い打指入力では指先の打指を検出でき
ないおそれがある。そのような問題点を解決した装着型
コマンド入力装置を次に説明する。
示す斜視図である。本実施の形態は上述した打指による
コマンド入力機能を有する装着型コマンド入力装置であ
る。ここでは上述のコマンド入力機能をより詳細に説明
するとともに、手首の曲げや回転時の誤入力を防止する
ための機構を説明する。同図に示すように、装着型コマ
ンド入力装置の本体部(MU)308は、手首バンド
(BA)310によって手首に装着される。また、手首
バンド310の内側には振動発生体(NM)が備えられ
ている。
308の内部構成を示す図である。(a)は水平方向の
断面図、(b)はバンド方向の縦の断面図、(c)はバ
ンドと垂直方向の縦の断面図である。同図(a)〜
(c)に示すように、センサユニット(SS)312が
本体部(MU)314の下部に設置され、センサ(S
N)316は、皮膚表面の振動を捉えるようにセンサユ
ニット(SS)312の下面に接するように設置されて
いる。センサユニット(SS)312はメインユニット
(MU)314とはインシュレータ(IS)318によ
って隔てられており、メインユニット314からの不要
振動がセンサユニットに伝わることを防止している。ま
た、センサユニット(SS)312の外面は樹脂でコー
ティングされており、センサユニット(SS)312の
金属が直接皮膚表面に触れることはない。同図に示した
通り、手首バンド310はメインユニット(MU)31
4に接続されており、センサユニット(SS)312と
は直接接していない。(a) に示すように、センサユニッ
ト(SS)312内及びメインユニット(MU)314
の周辺部には、衝撃センサ(SN)316、センサアン
プ(SA)320、打指動作検出用バンドパスフィルタ
(BPF1)322、手首動作検出用バンドパスフィル
タ(BPF2)324、コンパレータ(CMP)32
6、コンパレータ用レベル設定機構(CPL)328、
トリガ発生装置(TRG)330、コード組み立て装置
(CAM)332、コードテーブル(CTB)334、
タイマー装置(TIM)336が内蔵されている。ま
た、電源供給のためのバッテリ等も内蔵されている。
312中にセンサアンプ(SA)320を設置している
が、これらはメインユニット(MU)314内に設置す
ることも可能である。図60は本実施の形態の装着型コ
マンド入力装置の機能ブロック図である。同図を用いて
動作を説明する。本実施の形態の装着型コマンド入力装
置は、腕に装着した状態での操作を前提としており、メ
インユニット(MU)が装着された腕の任意の指のいず
れかの指先を用いて、机や膝、もう一方の手の手首、大
腿部等でタイピングを行うか、あるいは、指の任意の指
先同士を叩き合わせると、その衝撃が指および手を通じ
て、手首に装着された衝撃センサ(SN)316に伝わ
る。衝撃センサ(SN)316で検出された打鍵衝撃
は、センサアンプ(SA)320で増幅される。この増
幅された信号は、打指動作検出用バンドパスフィルタ
(BPF1)322に入力され、打指動作検出用バンド
パスフィルタ(BPF1)322から、指先での打鍵時
に特有な周波数成分のみが出力される。
(BPFl)322の通過帯域としては、80〜100
Hzが適当である。打指動作検出用バンドパスフィルタ
(BPF1)322の出力は、コンパレータ(CMP)
326によってしきい値処理され、打鍵衝撃のみが抽出
される。この抽出された打鍵衝撃は、トリガ生成装置
(TRG)330によって打鍵タイミング情報TYPと
して出力される。打鍵タイミング情報TYPは、コード
組み立て装置(CAM)332に送られ、コード組み立
て装置(CAM)332は、タイマー装置(TIM)3
36から送られるタイミングクロックに基づいて打鍵タ
イミング情報TYPを解析し、打鍵コマンドFCMを決
定する。打鍵コマンドFCMは、コードテーブル(CT
B)334の情報に基づいてコマンドCCMに変換され
て出力される。なお、同図中の振動発生体(NM)33
8については後述する。
の指を用いて打鍵が可能であるので、指一本での打鍵に
比べて素早い入力が可能となる。図59、60を用いて
これまでに説明した構成においては、打指動作検出用バ
ンドパスフィルタ(BPF1)322を使用することに
より、指先による打鍵以外の指の動きによる干渉を避
け、メインユニット(MU)が装着された腕の指先によ
る打鍵のみを捉えることが可能になる。
みの場合、メインユニットMUが装着された腕の手首W
Rを曲げたり、回したりした場合には、稀に誤入力が起
きることがある。これは、手首の関節の曲げや回転を行
った時に関節から発生する振動が、打指動作検出用バン
ドパスフィルタ(BPF1)322の通過帯域である8
0〜100H乙の周波数成分を含むためである。コンパ
レータ(CMP)326のしきい値を上げることによ
り、手首の曲げや回転を行った時に手首の関節から発生
する振動による誤動作を抑えることが可能であるが、そ
の場合には、指先での微弱な打指を捉えることができな
くなってしまう。
振動発生体(NM)338であり、この振動発生体は、
手首バンド310の内面に配置されており、皮庸表面と
接触している。手首の関節を曲げるか、回す動作をする
と、皮膚の表面にシワが発生し、振動発生体と擦動する
ことによって、振動発生体は、特定の周波数の振動(あ
るいは振動音)(以下、手首振動と称する。)を発生す
る。
(b)に示す。(a)に示す例は、センサユニット(S
S)312の下面に薄いプラスチックプレート(PF)
340が張り付けられたもので、このプラスチックプレ
ート340が皮膚表面と擦動することで指の打指による
振動とは周波数が異なる振動が発生し、手首運動の検出
が容易になる。
面(腕に接する側)にスポンジやフェルト等の小片34
2、344を設けるか、手首バンド310の内面全体を
これらの材質にする。これらの小片342、344が皮
膚表面と擦動することで振動が発生する。上述のよう
に、擦動によって発生する振動の周波数は、指先での打
鍵によって発生する(以下、打指振動と称する。)周波
数帯域とは異なった領域となっている。本実施の形態で
は、振動発生体として、1000〜2000H乙の周波
数を発生させるような振動発生体を使用している。
作検出用バンドパスフィルタ(BPF1)322、及び
手首動作検出用バンドパスフィルタ(BPF2)324
の通過周波数帯域の例を示す。また、本実施の形態で
は、振動発生体は皮膚との擦勤によって手首振動を発生
させるようにしたが、これに限らず、手首の運動によっ
て、複数の振動発生体同士が振動することで手首振動を
発生させることが可能である。
ら発生した手首振動は、打指振動と同様、図60に示す
ように、衝撃センサ(SN)316で検出され、センサ
アンプ(SA)320で増幅された後、手首動作検出用
バンドパスフィルタ(BPF2)324によって分離さ
れる。コンパレータ設定機構(CPL)328では、入
力された手首振動の大きさによって、コンパレータ(C
MP)326のしきい値をコントロールする。
ンパレータ(CMP)326のしきい値を大きく設定
し、また、手首振動がないか、あるいは小さい時には、
コンパレータ(CMP)326のしきい値を小さく設定
する。これにより、手首振動が大きい時に、手首の曲げ
や回転の動作に伴って発生する不要な80〜100Hz
の信号成分による誤動作を避けることができる。
時には、微小な打指動作であっても、当該微小な打指動
作を安定して捉えることができる。なお、本実施の形態
では、コンパレ一夕(CMP)326のしきい値を上下
させることにより、手首動作による誤入力の抑圧を行っ
ているが、ディレイと不感時間を用いる等の他の手法に
よっても同様の結果を得ることができる。
運動用の新たなセンサを設置することなく、簡便に手首
運動の検出が可能となる。第11の実施の形態で示した
構成を用いることにより第10の実施の形態において図
57で示した構成における問題点を解消することができ
る。ここで、打指によるコマンド発生の詳細として、打
鍵タイミング情報TYPから打鍵コマンドFCMへの組
み立て方法について説明する。
M)における、打鍵タイミング信号TYPから打鍵コマ
ンドFCMへの変換方法の一例を説明するための図であ
る。同図中、打鍵タイミング信号TYPは、一回の打鍵
に対して、一度発生し、そのパルス幅Mは一定である。
ここで、T1及びT2は識別用時定数である。いすれか
の指先で打鍵が行なわれ、パルスが発生すると、パルス
立ち上がりの時刻を基準として、T1時間内に次のパル
スか発生すると、「0」とみなし、基準時刻を0に戻し
て次のパルスを持ち、また、T2時間内に次のパルスが
発生すると、「1」とみなし、基準時刻を0に戻して次
のパルスを待つ。そして、T2時間以内に次のパルスが
発生しない場合、パルス列解析を打ち切る。
に示す時系列の打鍵タイミング信号TYPは、それぞれ
「1」、「0、1」、「1、1」、「0、1、0、1、
1」の打鍵コマンドFCMに変換される。このように、
図63に示す変換方法によれば、パルスの発生時間間隔
を用いて、モールス符号のように「0」、「l」の列が
できる。なお、モールス符号と異なり、図63に示す変
換方法では、最終符号は常に「1」となる。
は一定であるが、センサアンプSAで増幅された検出信
号の一部を用いて、指先での打鍵時における打鍵強度を
検出し、異なるパルス幅を与えることによって、打鍵の
強弱を用いて、より複雑なコマンドを発生させることが
できる。図64は、本実施の形態における、時系列の打
鍵コマンドFCMと、それに対応するコマンドCCMの
一例を示す図である。
や、通常の咀嚼や会話等の動作による誤動作を避ける為
に、ある程度の長さが必要である。ただし、ダイヤルに
おける数字等、使用シチュエーションが明確であるもの
については短い打鍵コマンドFCMを用いて、操作性を
向上させることも可能である。発生した打鍵コマンドF
CMは、コードテーブル(CTB)の情報に基づいてコ
マンド(CCM)に変換されて出力される。
した。なお、装着型コマンド入力装置及び振動発生体
は、例えば図55に示すような装着型送受話装置に用い
ることが可能である。このような装置の一例として、図
65に第12の実施の形態を示す。これは指輪状アクチ
ュエータを使用した装置に、上述した装着型コマンド入
力装置を組み合わせ、装着型電話装置としたものであ
る。
すブロック図である。同図に示すように、装着型電話装
置348は、指輪状アクチュエータ346、アンプユニ
ット350、手首バンド352から構成され、指輪状ア
クチュエータ346及び手首バンド352は、例えば図
45で説明したものと同様である。アンプユニット35
0は、無線電話装置(TRXU)354、音声ユニット
(AFU)356、コマンドユニット(CMDU)35
8及びバッテリ(BT)360を備えている。無線電話
装置(TRXU)354は、回線との接続、音声の送受
信等の電話機能を有し、音声ユニット(AFU)356
は、骨伝導による音声伝達のための音声増幅機能等を備
えており、図45等で説明した、マイクアンプ(M
P)、アクチュエータアンプ(AP)、エコーキャンセ
ラ(EC)、受話フィルタ(FR)、発話フィルタ(F
S)を有する。また、コマンドユニット(CMDU)3
58は、打指及び音声によるコマンド入力機能を備えて
おり、図59で説明した、メインユニット(MU)、衝
撃センサ(SN)、センサアンプ(SA)、打指動作検
出用バンドパスフィルタ(BPF1)、手首動作検出用
バンドパスフィルタ(BPF2)、コンパレータ(CM
P)、コンパレータ用レベル設定機構(CPL)、トリ
ガ発生装置(TRG)、コード組み立て装置(CA
M)、コードテーブル(CTB)、タイマー装置(TI
M)を有している。また、センサユニット(SS)36
2が手首の表面に接触する位置に備えられている。
イブレータ(VB)366が取りつけられている。図6
7は装着型電話装置の接続構成を示した図である。図6
7を参照して、まず着信時の動作を説明する。まず、無
線電話装置(TRXU)354により着信が行なわれる
とバイブレータユニット(VB)366が振動し、着信
を操作者に報知する。操作者は指先による打指で「着信
コマンド」を発行することにより、指先を耳穴に挿入す
るか、もしくは、指先を耳穴に挿入し、「着信」音声コ
マンドを発行することも可能である。打指の場合にはセ
ンサユニット(SS)362がコマンド発行による振動
をコマンドユニットに送り、コマンドユニットがそのコ
マンドを着信コマンドと解釈し、無線電話装置(TRX
U)354を介して通話が開始される。通話は、音声ユ
ニット(AFU)356、マイク364、アクチュエー
タ(AC)346により、これまでに説明した通りの方
法でなされる。
発行することにより、コマンドユニット(CMDU)3
58がコマンドを解釈し、無線電話装置により通話が切
断される。もしくは「切断」の音声コマンドによって切
断することも可能である。次に発信時の動作を説明す
る。指先による打指で「発信コマンド」を発行しつつ、
指先を耳穴に挿入、もしくは、指先を耳穴に挿入し、
「発信」音声コマンドを発行する。コマンドユニット
(CMDU)358が発信コマンドが解釈し、通話が開
始され、通話終了時には「切断コマンド」を指先で発行
するか、「切断」音声コマンドによって切断する。
ける装着型PDA装置368を示す図である。装着型P
DA368の使用形態は図65で示した使用形態と同様
である。装着型PDA368はディスプレイ(DSP)
370及びPDA機能(図は省略)を有しており、音声
コマンド、打指コマンドを用いて操作することが可能で
ある。なお、PDAとはpersonal digiital assistan
tsの略語であり、携帯情報端末を意味する。
以外は図62にて説明した構成と同様である。アンプユ
ニット372は、音声ユニット(AFU)374、コマ
ンドユニット(CMDU)376及びバッテリ(BT)
378を備えている。音声ユニット(AFU)374
は、骨伝導による音声伝達のための音声増幅機能等を備
えており、図45等で説明した、マイクアンプ(M
P)、アクチュエータアンプ(AP)、エコーキャンセ
ラ(EC)、受話フィルタ(FR)、発話フィルタ(F
S)を有する。また、コマンドユニット(CMDU)3
76は、打指及び音声によるコマンド入力機能を備えて
おり、図59で説明した、メインユニット(MU)、衝
撃センサ(SN)、センサアンプ(SA)、打指動作検
出用バンドパスフィルタ(BPF1)、手首動作検出用
バンドパスフィルタ(BPF2)、コンパレータ(CM
P)、コンパレータ用レベル設定機構(CPL)、トリ
ガ発生装置(TRG)、コード組み立て装置(CA
M)、コードテーブル(CTB)、タイマー装置(TI
M)を有している。また、センサユニット(SS)38
0が手首の表面に接触する位置に備えられている。更
に、テキスト等を表示するためのディスプレイ(DS
P)370及びPDA機能を実現するための回路を備え
ている。
ように、図67における無線電話装置354に換えてデ
ィスプレイ(DSP)370がコマンドユニット(CM
DU)376に接続された構成をとる。次に操作を説明
する。まず、音声コマンドを使用して操作する例につい
て説明する。操作開始のために、指先による打指で「操
作開始コマンド」を発行しつつ、操作者は指先を耳穴に
挿入するか、もしくは、指先を耳穴に挿入し、「操作開
始」音声コマンドを発行する。コマンドユニット(CM
DU)376はそのコマンドを解釈して、操作開始のた
めの処理を行なう。操作は音声コマンドで行ない、装着
型PDA368からの出力は音声合成で耳に返される。
発行するか、もしくは「終了」音声コマンドを発行す
る。次に、PDA機能を使用した一例として、指コマン
ドによる「予定確認」の操作例を説明する。まず、指先
による打指で「予定確認コマンド」を発行する。「予定
確認コマンド」はコマンドユニット(CMDU)376
で解釈され、PDA機能に渡され、PDA機能はディス
プレイ(DSP)370に予定を表示する。一定時間が
経過すると自動スリープする機能を設けることも可能で
ある。
ることも可能である。その操作例を説明する。予定時刻
が来るとバイブレータ(VB)382が振動することに
より予定を報知し、同時にディスプレイ(DSP)37
0に表示し、詳しい内容を開く場合は「詳細コマンド」
を発行しつつ、指先を耳穴に挿入して音声合成で予定詳
細が耳に返され、同時にディスプレイ(DSP)370
に表示される。以上のことはPDA機能、コマンドユニ
ット(CMDU)376により実現することが可能であ
る。
ような姿勢で使用することも可能である。その場合、指
先同士を触れ合わせることによってコマンドを発生さ
せ、スケジュール等の表示を行う。本実施の形態によれ
ば、従来のようにPDA操作にボタンやタッチパネルに
よる操作を行なう必要がなくなるため、日常生活におけ
る操作性を向上させることができる。
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
操作者の指を耳穴に挿入するか、あるいは、指を耳の近
傍に押し当てるか、あるいは、指先で耳穴部を塞ぐよう
に操作者の指を耳に押し当てた状態で送受話動作を行う
ようにしたので、外部に音をほとんど漏洩させることな
く、また、騒音下でも明瞭度を損なうことなく、受話を
行うことが可能となる。
せた状態で送受話動作を行うようにしたので、操作者の
発話音量を小さく抑えられるので、発話による周囲への
影響を抑えることが可能となる。また、バイブレータを
振動させて、操作者に着信を報知するようにしたので、
周囲に迷惑をかけることなく、操作者のみに着信を報知
させることが可能となる。
を検出するセンサを新たに設けることなく、手首の曲げ
や回転時の誤入力を防止し、かつ、弱い打指入力も安定
して捉えることが可能となる。更に、身体表面から離れ
た時に受話音を停止させるので、周囲への音洩れを防止
することができ、アクチュエータの身体表面への押し付
け力(圧力)によって、受話音の音量もしくは音質を変
化させることにより、アクチュエータの押し当て方によ
らず、一定の音量もしくは音質で受話音を伝えるので、
周囲への音洩れを防止することができる。
99292の手首装着式送受話装置及び他の従来の装着
型送受話装置における問題点は本発明によって解消され
る。更に、本発明によれば打指又は音声コマンド入力可
能な装着型PDAを提供することが可能となるので、日
常生活におけるPDAの操作性を向上させることが可能
となる。
概略構成を示す斜視図である。
使用方法を示す図である。
構成を示すブロック図である。
機能ブロック図である。
概略構成を示す斜視図である。
構成を示す断面図である。
構成を示す斜視図である。
機能ブロック図である。
の概略構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
の構成を示す断面図である。
の構成を示す斜視図である。
状態を示す図である。
の構成を示すブロック図である。
の機能ブロック図である。
視図である。
態を示す図である。
視図である。
図である。
の概略構成を示す斜視図である。
アクチュエータの構成を示す図である。
なる例を示す斜視図である。
る。
着機構を示す図である。
を示す図である。
着機構を示す図である。
示す図である。
動密着機構を示す図である。
密着機構を示す図である。
アポンプ密着機構を示す図である。
ポンプ密着機構を示す図である。
タの断面図であり、非使用時の図である。
タの断面図であり、使用時の図である。
タの別の例の断面図であり、非使用時の図である。
タの別の例の断面図であり、使用時の図である。
面図である。
の機能ブロック図である。
び音質の補正例を示す図である。
の概略構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
の機能ブロック図である。
の概略構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
の機能ブロック図である。
の他の例を示す斜視図である。
の概略構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
の機能ブロック図である。
の他の例を示す斜視図である。
した構成を示す図である。
を一体化した構成を示す図である。
を一体化した構成における機能ブロック図である。
置の概略構成を示す斜視図である。
置の機能ブロック図である。
置における他の例を示す機能ブロック図である。
ド入力装置の概略構成を示す斜視図である。
ド入力装置の断面図である。
ド入力装置の機能ブロック図である。
ド入力装置における振動発生体の例を示す図である。
ドパスフィルタ、及び手首動作検出用バンドパスフィル
タの一例の通過周波数帯域を示すグラフである。
マンド発生方法を示す図である。
ドと、それに対応するコマンドの一例を示す図である。
置の概略構成を示す斜視図である。
置の構成を示す斜視図である。
置の機能ブロック図である。
装置の概略構成を示す斜視図である。
装置の機能ブロック図である。
エータ 3、27 コード 5、29、38、46、64、100、138、21
2、350、372 アンプユニット 6、44、90、92、108、162、200、24
0、272、310、352 手首バンド 7、48、158、360、378 バッテリー 9、50 ワイヤレスレシーバ 11、52、132、146、178、226、280
骨伝導アクチュエータ駆動用アンプ(アクチュエータ
アンプ) 13 骨伝導アクチュエータ 15、36 指輪状振動子 17 アクチュエータコイル 19、120 アクチュエータケース 21、252 振動板 23、34、42、62、72、76、82、94、1
10、122、140、180、198、208、27
8 アクチュエータ 25 コネクタ 31、54 SWB 33、56 SWA 40、58、196、234 ブーム 43 ドーム状振動子 60 装着型受話装置 66 溝付きドーム状振動子 68 モータ 70 スイッチ 74、78、88 振動子 80 SWノブ 84 ガイド 86 アウター 96 モータ 98 ワイヤ 102 空気袋 104 エアポンプ 106 バルブ 112 アクチュエータ先端部 114 インシュレータ 116 皮膚への接触部分 118 面状に接触する部分 124 圧力センサ 126、150、176、224、284 受話フィル
タ 128 受話フィルタテーブル(変換テーブル) 130、156、174、222、290 受信器 134、166、190、204、232、270 装
着型送受話装置 142、210 骨伝導マイク 144、172、260、276 マイクアンプ 148、182、268、282 エコーキャンセラ 152、184、289 発話フィルタ 154186、288 送信器 160、188、292、366、362 バイブレー
タ 164、202、218、242、246、274、3
64 マイク 170 フックスイッチ 192 ノブ 194、238、308 本体部 214 骨伝導マイクアンプ(MP1) 216 マイクアンプ(MP2) 220 混合器 236 パッド 244 スイッチ 248 ケース 250、318 インシュレータ 254 電極(EP1) 256 電極(EP2) 258 容量検出部 294 音声認識ユニット 295 音声合成ユニット 296 加速度センサ 298、320 センサアンプ 300 センサフィルタ 302、326 コンパレータ 304 コマンド実行ユニット 306 コマンドテーブル 312 センサユニット 314 メインユニット 316 衝撃センサ 322 打指動作検出用バンドパスフィルタ(BPF
1) 324 手首動作検出用バンドパスフィルタ(BPF
2) 328 コンパレータ用レベル設定機構 330 トリガ発生装置 332 コード組み立て装置 334 コードテーブル 336 タイマー装置 338 振動発生体 340 プラスチックプレート 342、344 スポンジやフェルト等の小片 348 装着型電話装置 354 無線電話装置 356、374 音声ユニット 358、376 コマンドユニット 362 センサユニット 368 装着型PDA装置 370 ディスプレイ
Claims (42)
- 【請求項1】 操作者の指を耳穴に挿入するか、あるい
は、指を耳の近傍に押し当てるか、あるいは、指先や爪
で耳穴部を塞ぐように操作者の指を耳に押し当てた状態
で少なくとも音声受話を行なうことが可能な装着型通信
装置であって、 操作者の手首、手、手掌背面部、指、あるいは爪先に接
触して音声信号の伝達を行なうことに適した形状の骨伝
導アクチュエータを有することを特徴とする装着型通信
装置。 - 【請求項2】 前記骨伝導アクチュエータは電気信号を
振動に変換する変換装置と、該振動を人体に伝達するた
めの振動子とを有し、 該振動子は指に装着可能な指輪形状であることを特徴と
する請求項1に記載の装着型通信装置。 - 【請求項3】 前記装着型通信装置は前記骨伝導アクチ
ュエータに接続される本体部を有し、 該本体部は操作者の手首に装着可能であり、前記骨伝導
アクチュエータに音声信号を送信する手段を少なくとも
有することを特徴とする請求項1に記載の装着型通信装
置。 - 【請求項4】 前記骨伝導アクチュエータは前記本体部
とコネクタ付きコードにより接続され、該コネクタは該
骨伝導アクチュエータに対して着脱可能であり、 前記本体部は、該コネクタが該骨伝導アクチュエータか
らはずされた場合に前記コードを巻き取って該コネクタ
を該本体部に格納させる手段を有し、 該コネクタの該本体部への格納及び引き出し状態、もし
くは、前記コードが巻き取られたことを検出して前記装
着型通信装置の動作スイッチとして利用することを特徴
とする請求項3に記載の装着型通信装置。 - 【請求項5】 前記装着型通信装置は前記骨伝導アクチ
ュエータに接続される本体部を有し、 該本体部は操作者の手首に装着可能であり、前記骨伝導
アクチュエータに音声信号を送信する手段を少なくとも
有することを特徴とする請求項2に記載の装着型通信装
置。 - 【請求項6】 前記骨伝導アクチュエータは前記変換装
置と結合したコードにより前記本体部と接続され、該変
換装置は前記振動子に対して着脱可能であり、 前記本体部は、該変換装置が該振動子からはずされた場
合に前記コードを巻き取って該変換装置を該本体部に格
納させる手段を有し、 該変換装置の該本体部への格納及び引き出し状態、もし
くは、前記コードが巻き取られたことを検出して前記装
着型通信装置の動作スイッチとして利用することを特徴
とする請求項5に記載の装着型通信装置。 - 【請求項7】 前記装着型通信装置は前記骨伝導アクチ
ュエータに接続される本体部を有し、 該本体部は操作者の手首に装着可能であり、前記骨伝導
アクチュエータに音声信号を送信する手段を少なくとも
有し、 前記骨伝導アクチュエータは前記本体部からスライドさ
れる支持物体の先端部に備えられ、該支持物体は、該先
端部を操作者の手掌背面部に接触しつつスライドが容易
な形状であることを特徴とする請求項1に記載の装着型
通信装置。 - 【請求項8】 前記装着型通信装置は、操作者の手首に
装着可能で前記骨伝導アクチュエータに音声信号を送信
する手段を少なくとも有する本体部を有し、 前記骨伝導アクチュエータは電気信号を振動に変換し該
本体部に備えられる変換装置と、該振動を人体に伝達す
るための振動子とを有し、 該振動子は該本体部からスライドされる支持物体の先端
部に備えられ、該先端部は、該先端部を操作者の手掌背
面部に接触しつつスライドが容易な形状であり、 音声信号による振動が該変換装置から該支持物体を通り
該振動子に伝達されることを特徴とする請求項1に記載
の装着型通信装置。 - 【請求項9】 前記先端部は下向きの凸型のドーム形状
であることを特徴とする請求項7又は8に記載の装着型
通信装置。 - 【請求項10】 前記先端部は下向きの凸型のドーム形
状であり、更に、前記支持物体がスライドする方向に溝
を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の装着
型通信装置。 - 【請求項11】 前記支持物体がスライドすることを前
記装着型通信装置の動作スイッチとして利用することを
特徴とする請求項7に記載の装着型通信装置。 - 【請求項12】 前記本体部は前記支持物体をスライド
させるためのモータを有することを特徴とする請求項8
に記載の装着型通信装置。 - 【請求項13】 前記骨伝導アクチュエータは手首バン
ドにより手首に装着可能であり、電気信号を振動に変換
する変換装置と、該振動を人体に伝達するための振動子
とを有し、 該振動子は該骨伝導アクチュエータの手首側に向かう面
から棒状に突き出す形状であることを特徴とする請求項
1に記載の装着型通信装置。 - 【請求項14】 前記骨伝導アクチュエータは手首バン
ドにより手首に装着可能であり、電気信号を振動に変換
する変換装置と、該振動を人体に伝達するための振動子
とを有し、 該振動子は該骨伝導アクチュエータの手首側の面に対し
て凸型のなめらかなドーム形状であり、更に、溝を有す
ることを特徴とする請求項1に記載の装着型通信装置。 - 【請求項15】 前記骨伝導アクチュエータは、前記変
換装置及び振動子を有する本体と、該本体を直接もしく
は該本体とリンクした機構を把持して操作することによ
り該本体が回転もしくは直線運動をしながら手首の表面
に対して垂直に移動することによって、前記振動子が手
首の表面に押し付けられると共に、該操作を前記装着型
通信装置の動作スイッチとして利用することを特徴とす
る請求項13に記載の装着型通信装置。 - 【請求項16】 前記装着型通信装置は、手首に巻かれ
る形状であり、電動もしくは手動操作によって、前記手
首バンドを締め付けるための手段を有し、手首バンドを
締め付けることにより該骨伝導アクチュエータの振動子
を手首の表面に押し付けると共に、該操作を前記装着型
通信装置の動作スイッチとして利用することを特徴とす
る請求項13に記載の装着型通信装置。 - 【請求項17】 前記装着型通信装置は前記骨伝導アク
チュエータに音声信号を送信する手段を少なくとも有
し、手首に装着可能なように前記手首バンドに接続され
る本体部を有し、 該本体部は、空気袋及び該空気袋を膨張させる手段を有
し、 該空気袋が膨張することにより前記振動子を手首の表面
に押し付けることを特徴とする請求項13に記載の装着
型通信装置。 - 【請求項18】 前記骨伝導アクチュエータが操作者の
人体に一定以上の圧力で押し付けられているときは、該
骨伝導アクチュエータを動作させ、該骨伝導アクチュエ
ータが操作者の人体に一定以上の圧力で押し付けられて
いない場合には、該骨伝導アクチュエータの動作を停止
させるスイッチ手段を有することを特徴とする請求項1
に記載の装着型通信装置。 - 【請求項19】 前記骨伝導アクチュエータが操作者の
人体に押し付けられたときの押し付け圧力を検出する圧
力センサと、該圧力センサの出力に基づいて、入力され
た受話音の音量もしくは音質又はその両方を変化させる
受話音調節器とを有することを特徴とする請求項1に記
載の装着型通信装置。 - 【請求項20】 前記圧力センサの出力に基づいて、入
力された受話音の音量もしくは音質又はその両方を変化
させる度合を規定した変換テーブルを含み、 前記受話音量調整器は、前記圧力センサの出力を使用し
て、受話音の音量もしくは音質もしくはその両方を前記
変換テーブルを使って決定することを特徴とする請求項
19に記載の装着型通信装置。 - 【請求項21】 音声送話を行う送信手段を含む請求項
1に記載の装着型通信装置。 - 【請求項22】 前記装着型通信装置は、操作者が発す
る発話音声を集音するマイクロホンと、該マイクロホン
を操作者の手首内側面に装着するための手段とを有し、 前記送信手段により該マイクロホンで集音した発話音声
を送信することを特徴とする請求項21に記載の装着型
通信装置。 - 【請求項23】 前記装着型通信装置は、操作者が発す
る発話音声を集音する骨伝導マイクロホンと、該骨伝導
マイクロホンを操作者の手首、手、指、あるいは爪先に
接触させる手段を有し、 前記送信手段により該骨伝導マイクロホンで集音した発
話音声を送信することを特徴とする請求項21に記載の
装着型通信装置。 - 【請求項24】 前記装着型通信装置は、操作者が発す
る発話音声を集音する骨伝導マイクロホンと、該骨伝導
マイクロホンを操作者の手首、手、指、あるいは爪先に
接触させる手段とを有し、 前記マイクロホンからの発話音声信号と、該骨伝導マイ
クロホンからの発話音声信号とを混合する混合器とを更
に有することを特徴とする請求項22に記載の装着型通
信装置。 - 【請求項25】 前記装着型通信装置は、音声信号を送
信する送信手段と、操作者が発する発話音声を集音する
マイクロホンとを有し、該マイクロホンは前記骨伝導ア
クチュエータにインシュレータと共に備えられ、 該送信手段により該マイクロホンで集音した発話音声を
送信することを特徴とする請求項1に記載の装着型通信
装置。 - 【請求項26】 前記装着型通信装置は前記骨伝導アク
チュエータは操作者が発する発話音声を集音する集音手
段を有し、前記送信手段により該骨伝導アクチュエータ
で集音した発話音声を送信することを特徴とする請求項
21に記載の装着型通信装置。 - 【請求項27】 前記集音手段は、 前記骨伝導アクチュエータにおいて電気信号により振動
する振動体に備えられる第1の電極と、該第1の電極と
向かい合う位置に該第1の電極と微小な間隔を置いて該
骨伝導アクチュエータのケースの内側に備えられる第2
の電極と、該第1の電極と該第2の電極間の容量変化を
検出する検出手段と、マイクアンプとを有し、 該検出手段からの出力を該マイクアンプが増幅すること
により前記発話音声を集音することを特徴とする請求項
26に記載の装着型通信装置。 - 【請求項28】 装着型通信装置は着信報知、あるいは
アラーム報知として使用される振動発生体を有すること
を特徴とする請求項1に記載の装着型通信装置。 - 【請求項29】 大振幅の低周波信号を前記骨伝導アク
チュエータに印加することにより着信報知、あるいはア
ラーム報知することを特徴とする請求項1に記載の装着
型通信装置。 - 【請求項30】 前記装着型通信装置は、操作者が発す
る音声を該装着型通信装置に入力する入力手段と、 該入力手段により入力された音声を認識し、対応するコ
マンドを実行する音声認識・実行手段と、 該音声認識・実行手段からのコマンドに基づき、前記装
着型送受話装置の動作状態を、音声または楽音によって
操作者に報知する音声フィードバック手段とを有するこ
とを特徴とする請求項1又は21に記載の装着型通信装
置。 - 【請求項31】 人体に装着することが可能であり、物
体表面を指先で叩くか、もしくは指先同士を触れ合わせ
て情報を入力する装着型コマンド入力装置であって、 操作者の指先で物体表面を叩くか、もしくは指先同士を
触れ合わせた時に発生し、操作者の指を伝播してきた衝
撃あるいは加速度を検出する加速度検出手段と、 該加速度検出手段からの検出信号に含まれる特定の周波
数成分を検出し、操作者の指の打鍵動作の有無を判定し
てトリガ信号を出力するトリガ発生手段と、 トリガ信号に対応するコマンド群を出力するコマンド生
成装置とを有することを特徴とする装着型コマンド入力
装置。 - 【請求項32】 人体に装着することが可能であり、物
体表面を指先で叩くか、もしくは指先同士を触れ合わせ
て情報を入力する装着型コマンド入力装置であって、 操作者の指先で物体表面を叩くか、もしくは指先同士を
触れ合わせた時に発生し、操作者の指を伝播してきた衝
撃あるいは加速度である打指振動を検出する加速度検出
手段と、 手首部分に装着することが可能な形状であり、手首を曲
げる動作や回す動作により、前記打指振動とは異なる周
波数帯域の特定の周波数の振動である手首振動を発生さ
せる振動発生体と、 前記加速度検出手段の出力信号の中から、周波数帯域の
違いに応じて、前記打指振動による信号成分である打指
信号と前記手動振動による信号成分である手首信号を分
離する振動分離手段と、 前記振動分離手段から前記手首信号が検出された場合
に、前記振動分離手段からの前記打指信号の有無の検出
を抑制しつつ、前記打指信号の有無を判定してトリガ信
号を出力するトリガ発生手段と、 前記トリガ発生手段からの時系列のトリガ信号が入力さ
れ、対応するコマンド群を出力するコマンド生成装置と
を有することを特徴とする装着型コマンド入力装置。 - 【請求項33】 前記装着型コマンド入力装置は各時系
列のトリガ信号に対応するコマンドを記憶するコマンド
テーブルを有し、 前記コマンド生成装置は、当該コマンドテーブルを参照
して、時系列のトリガ信号に対応するコマンドを出力す
ることを特徴とする請求項32に記載の装着型コマンド
入力装置。 - 【請求項34】 操作者の指先で物体表面を叩くか、も
しくは指先同士を触れ合わせた時に発生し、操作者の指
を伝播してきた衝撃あるいは加速度を検出する加速度検
出手段と、 該加速度検出手段からの検出信号に含まれる特定の周波
数成分を検出し、操作者の指の打鍵動作の有無を検出す
る打鍵検出手段と、 該打鍵検出手段からの時系列の打鍵検出信号に基づき、
対応するコマンドを決定・実行するコマンド実行手段と
を有する請求項1又は21に記載の装着型通信装置。 - 【請求項35】 手首部分に装着することが可能な形状
であり、手首を曲げる動作や回す動作により手首の皮膚
表面と擦動し、物体表面を指先で叩くかもしくは指先同
士を触れ合わせた時に発生し指および手を伝わってくる
打指振動とは異なる周波数帯域の特定の周波数の手首振
動を発生させる振動発生体と、 物体表面を指先で叩くか、もしくは指先同士を触れ合わ
せた時に発生し指および手を伝わってくる打指振動と、
前記振動発生体からの手首振動とを検出する検出装置
と、 前記検出装置の出力信号の中から、周波数帯域の違いに
より、前記打指振動信号と手首振動信号とを分離する振
動分離手段と、 前記振動分離手段から前記手首振動信号が検出された場
合に、前記振動分離手段からの前記打指振動信号の有無
の検出を抑制しつつ、前記打指振動信号の有無を判定し
てトリガ信号を出力するトリガ発生手段と、 前記トリガ発生手段からの時系列のトリガ信号が入力さ
れ、対応するコマンド群を出力するコマンド生成装置と
を有する請求項1又は21に記載の装着型通信装置。 - 【請求項36】 操作者の指を耳穴に挿入するか、ある
いは、指を耳の近傍に押し当てるか、あるいは、指先や
爪で耳穴部を塞ぐように操作者の指を耳に押し当てた状
態で少なくとも音声出力を行なうことが可能な装着型P
DA装置であって、 操作者の手首、手、手掌背面部、指、あるいは爪先に接
触して音声信号の伝達を行なうことに適した形状の骨伝
導アクチュエータと本体部を有し、 該本体部は、 情報を表示するディスプレイと、PDA機能を実行する
PDA手段と、 操作者が発する音声を入力する入力手段と、 該入力手段により入力された音声を認識し、対応するコ
マンドを実行する音声認識・実行手段と、 該音声認識・実行手段からのコマンドに基づき、該PD
A手段からの出力を、前記ディスプレイに表示するか、
又は、音声よって前記骨伝導アクチュエータを介して操
作者に報知する手段とを有することを特徴とする装着型
PDA装置。 - 【請求項37】 操作者の指を耳穴に挿入するか、ある
いは、指を耳の近傍に押し当てるか、あるいは、指先や
爪で耳穴部を塞ぐように操作者の指を耳に押し当てた状
態で少なくとも音声出力を行なうことが可能な装着型P
DA装置であって、 操作者の手首、手、手掌背面部、指、あるいは爪先に接
触して音声信号の伝達を行なうことに適した形状の骨伝
導アクチュエータと本体部を有し、 該本体部は、 情報を表示するディスプレイと、PDA機能を実行する
PDA手段と、 操作者の指先で物体表面を叩くか、もしくは指先同士を
触れ合わせた時に発生し、操作者の指を伝播してきた衝
撃あるいは加速度を検出する加速度検出手段と、 該加速度検出手段からの検出信号に含まれる特定の周波
数成分を検出し、操作者の指の打鍵動作の有無を検出す
る打鍵検出手段と、 該打鍵検出手段からの時系列の打鍵検出信号に基づき、
対応するコマンドを決定・実行するコマンド実行手段と
を有し、該コマンドによる該PDA手段からの出力を、
前記ディスプレイに表示するか、又は、音声よって前記
骨伝導アクチュエータを介して操作者に報知する手段を
有することを特徴とする装着型PDA装置。 - 【請求項38】 操作者の指を耳穴に挿入するか、ある
いは、指を耳の近傍に押し当てるか、あるいは、指先や
爪で耳穴部を塞ぐように操作者の指を耳に押し当てた状
態で少なくとも音声受話を行なうことが可能な装着型通
信装置における骨伝導アクチュエータであって、 該骨伝導アクチュエータは電気信号を振動に変換する変
換装置と、該振動を人体に伝達するための振動子とを有
し、 該振動子は指に装着可能な指輪形状であることを特徴と
する骨伝導アクチュエータ。 - 【請求項39】 操作者の指を耳穴に挿入するか、ある
いは、指を耳の近傍に押し当てるか、あるいは、指先や
爪で耳穴部を塞ぐように操作者の指を耳に押し当てた状
態で少なくとも音声受話を行なうことが可能な装着型通
信装置における骨伝導アクチュエータであって、 該骨伝導アクチュエータは手首に装着可能な形状を有
し、電気信号を振動に変換する変換装置と、該振動を人
体に伝達するための振動子とを有し、 該振動子は該骨伝導アクチュエータの手首側に向かう面
から棒状に突き出す形状であることを特徴とする骨伝導
アクチュエータ。 - 【請求項40】 操作者の指を耳穴に挿入するか、ある
いは、指を耳の近傍に押し当てるか、あるいは、指先や
爪で耳穴部を塞ぐように操作者の指を耳に押し当てた状
態で少なくとも音声受話を行なうことが可能な装着型通
信装置における骨伝導アクチュエータであって、 該骨伝導アクチュエータは手首バンドにより手首に装着
可能な形状を有し、電気信号を振動に変換する変換装置
と、該振動を人体に伝達するための振動子とを有し、 該振動子は凸型のドーム形状であり、更に、溝を有する
ことを特徴とする骨伝導アクチュエータ。 - 【請求項41】 前記変換装置の人体に向かう面に前記
振動子と接触せず該振動子の手首表面に密着する形状の
インシュレータを有することを特徴とする請求項38な
いし40のうちいずれか1項に記載の骨伝導アクチュエ
ータ。 - 【請求項42】 前記変換装置の内部を真空に近い状態
にすることを特徴とする請求項38ないし40のうちい
ずれか1項に記載の骨伝導アクチュエータ。
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