JP2000324217A - 携帯機器における音情報伝達装置および携帯機器 - Google Patents

携帯機器における音情報伝達装置および携帯機器

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JP2000324217A
JP2000324217A JP12774499A JP12774499A JP2000324217A JP 2000324217 A JP2000324217 A JP 2000324217A JP 12774499 A JP12774499 A JP 12774499A JP 12774499 A JP12774499 A JP 12774499A JP 2000324217 A JP2000324217 A JP 2000324217A
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vibration
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ear
fingertip
sound
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JP12774499A
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English (en)
Inventor
Masaaki Fukumoto
雅朗 福本
Toshiaki Sugimura
利明 杉村
Shoichiro Ishigaki
昭一郎 石垣
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NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯性を損なうことなく、騒音下において高
い受話性能を発揮する。 【解決手段】 この携帯電話の筐体31の上端部には、
略半球状の振動アタッチメント30が突出した状態とな
っている。この状態で携帯電話を耳に当てれば、振動ア
タッチメント30が耳にフィットし、振動アタッチメン
ト30から直接耳に振動が伝達される。これにより、使
用者は音情報を認識することができる。一方、非使用時
には、操作ノブ32を操作すれば、振動アタッチメント
30が筐体31内部に格納され、携帯性を損なうことが
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯機器における
音情報伝達装置、および音情報伝達装置を備える携帯機
器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、携帯電話や簡易型携帯電話
(PHS)が普及しており、携帯電話の使用者は屋外等
の場所で通話を行うことができる。しかし、繁華街や幹
線道路近傍の騒音の大きい場所で通話を行った場合など
には、スピーカからの音声が聞き取りにくくなることが
ある。
【0003】このような騒音下での受話性能を維持する
ために、耳などの人体の一部に直接振動を付与すること
により、音声で伝達すべき情報を伝達することができる
振動式の受話装置が開発されている。このような装置で
は、人体に直接振動を付与しているので、騒音下におい
ても高い受話性能を発揮することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した振動
式の受話装置において、受話性能を向上させるために
は、効率よく耳などに振動を付与する必要がある。この
ため、振動を付与する部分を耳の入口等に密着する形状
(凹凸等が必要)にする必要があるが、このような形状
の振動付与部を有する振動式の受話装置を携帯電話など
の携帯機器に搭載した場合、装置が大型になったり、表
面の凹凸が大きくなったりして携帯性が悪化してしま
う。
【0005】また、携帯電話を小型化した場合には、配
置スペース等の問題から携帯電話の端部に受話装置を設
けることになるが、このような携帯電話で通話を行う場
合、使用者は受話装置が配置される携帯電話の端部を耳
の位置に持ってくることになる。従って、耳の周囲が携
帯電話によって塞がれず、つまり耳へのフィット性が弱
まり、周囲の雑音等が耳に入りやすくなり、受話性能が
悪化することになる。
【0006】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、携帯性を損なうことなく、優れた音情報伝
達性能を発揮することが可能な携帯機器における音情報
伝達装置、および携帯機器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の携帯機器における音情報
伝達装置は、筐体を有する携帯機器に設けられ、使用者
に音情報を伝達する装置であって、音信号を、該音信号
で示される情報と同じ情報を伝達するために使用者の身
体の一部に直接加える振動に変換する振動発生手段と、
使用者の身体の一部に密着可能な形状になされており、
前記振動発生手段によって変換された振動を使用者の身
体に直接付与する振動伝達部材と、使用者の操作に応じ
て、前記音振動伝達部材を前記筐体内部の位置と前記筐
体から突出した位置との間で移動させる駆動機構とを具
備することを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の携帯機器における
音情報伝達装置は、請求項1に記載の携帯機器における
音情報伝達装置において、前記振動伝達部材の前記筐体
からの突出部分は、略半球状であることを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項3に記載の携帯機器における
音情報伝達装置は、携帯機器に設けられ、使用者に音情
報を伝達する装置であって、音信号を、該音信号で示さ
れる情報と同じ情報を伝達するために使用者の身体に直
接加える振動に変換する振動発生手段と、画像を表示す
る手段であって、前記筐体の外面部に設けられ、前記振
動発生手段によって振動させられる表示手段とを具備し
ており、前記表示手段の表面部は、使用者の身体に密着
しやすい凸面状になされており、前記表示手段は、前記
振動発生手段によって変換された振動を使用者の身体に
直接付与することを特徴としている。
【0010】また、請求項4に記載の携帯機器における
音情報伝達装置は、携帯機器に設けられ、使用者に音情
報を伝達する装置であって、指先が挿入される凹部を有
し、該凹部に指先を挿入することにより指先に装着可能
な装着手段と、前記装着手段に設けられ、音信号を該音
信号で示される情報を伝達するために使用者の耳の外耳
道に加える振動に変換する振動発生手段と、指先に装着
された場合における前記装着手段の指先先端部に設けら
れ、使用者の耳の外耳道の入口部に密着可能な形状にな
されており、前記振動発生手段の生成する振動を使用者
の耳の外耳道の入口部に直接または間接的に付与する振
動伝達部材とを具備することを特徴としている。
【0011】また、請求項5に記載の音情報伝達装置
は、請求項4に記載の携帯機器における音情報伝達装置
において、前記振動発生手段に一端が接続され、前記振
動発生手段に音信号を送出する信号ケーブルと、使用者
の手首に装着可能であり、前記信号ケーブルを収納する
ことが可能な収納手段とをさらに具備することを特徴と
している。
【0012】また、請求項6に記載の音情報伝達装置
は、請求項5に記載の携帯機器における音情報伝達装置
において、前記信号ケーブルが前記収納手段に収納され
ているか否かを検知する収納状態検知手段と、前記収納
状態検知手段の検知結果に基づいて、この携帯機器の動
作状態を切り換える切換手段とをさらに具備することを
特徴としている。
【0013】また、請求項7に記載の携帯機器における
音情報伝達装置は、請求項6に記載の携帯機器における
音情報伝達装置において、この携帯機器は、外部通信装
置と無線送受信を行う通信手段を備えており、前記切換
手段は、前記通信手段のオンフック/オフフック状態を
切り換えることを特徴としている。
【0014】また、請求項8に記載の携帯機器は、情報
処理を行う情報処理手段を備える携帯機器であって、指
先が挿入される凹部を有し、該凹部に指先を挿入するこ
とにより指先に装着可能な装着手段と、前記装着手段に
設けられ、入力される音信号に基づいて、該音信号で示
される情報を伝達するために使用者の耳の外耳道に加え
る振動を生成する振動発生手段と、指先に装着された場
合における前記装着手段の指先先端部に設けられ、使用
者の耳の外耳道の入口部に密着可能な形状になされてお
り、前記振動発生手段の生成する振動を使用者の耳の外
耳道の入口部に直接または間接的に付与する振動伝達部
材と、前記振動発生手段に一端が接続され、前記振動発
生手段に信号を送出する信号ケーブルと、使用者の手首
に巻付装着可能な保持手段と、前記保持手段に設けら
れ、前記信号ケーブルを収納することが可能な収納手段
と、前記信号ケーブルが前記収納手段に収納されている
か否かを検知する収納状態検知手段と、前記収納状態検
知手段の検知結果に基づいて、前記情報処理手段の動作
状態を切り換える切換手段と、前記保持手段の手の平側
に設けられるマイクロホンとを具備することを特徴とし
ている。
【0015】また、請求項9に記載の携帯機器は、請求
項8に記載の携帯機器において、前記情報処理手段は、
外部通信装置との無線送受信処理を行う通信手段を有し
ており、前記切換手段は、前記収納状態検知手段の検知
結果に基づいて、オンフック/オフフック状態の切り換
えを前記通信手段に指示することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る受話装置(音
情報伝達装置)を備えた携帯電話の構成を示すブロック
図である。同図に示すように、この携帯電話は、振動発
生装置(振動発生手段)11と、ディスプレイ部12
と、キーボード部13と、マイクロホン14と、コント
ローラ(情報処理手段)20と、無線通信装置(通信手
段)21と、この携帯電話の電源である蓄電池22とを
備えている。
【0017】振動発生装置11は、無線通信装置21が
受信した他の通信装置からの音声信号を振動に変換する
ものであり、振動発生装置11により変換された振動
は、後述する振動アタッチメント30を介して使用者の
耳に直接伝達され、これにより使用者は音声信号によっ
て示される音を認識することができる。このような振動
発生装置11としては、マルチアクター(商品名)
((株)トーキン)などの公知の種々の振動式受話装置
を用いることができる。
【0018】ディスプレイ部12は、後述するキーボー
ド部13などの操作に応じてコントローラ20に入力ま
たは選択された電話番号などの情報が表示される。キー
ボード部13は、テンキー、オンフックキーおよびオフ
フックキーなどのキーを備えており、使用者がキーボー
ド部13を操作することにより、電話番号や文字、およ
び発呼指令等の情報をコントローラ20に入力すること
ができる。無線通信装置21は、コントローラ20によ
って制御されており、キーボード部13によってコント
ローラ20に入力された指令に基づいて、図示せぬ無線
基地局等を介して他の通信機器との間で無線通信を行
う。コントローラ20は、この携帯電話の装置各部を制
御するものであり、振動発生装置11に音声信号を送出
する等の携帯電話の通信処理を制御する。
【0019】次に、図2は、本実施形態に係る受話装置
を備えた携帯電話の外観を示す斜視図である。同図に示
すように、この携帯電話の筐体31の前面には、上から
順番に振動アタッチメント30、ディスプレイ部12、
キーボード部13およびマイクロホン14が配置されて
いる。また、筐体31の一方の側面には、操作ノブ(駆
動機構)32が上下方向に操作可能に配置されている。
【0020】ここで、図3は、上記携帯電話を示す側面
図である。図2および図3に示すように、振動アタッチ
メント30は、球体を4つに均等に分割したほぼ四分球
状に形成された上カップ部材30aおよび下カップ部材
30bを有している。筐体31の側面に設けられた操作
ノブ32を操作することにより、図示せぬモータ等の駆
動機構がこれらの上カップ部材30aおよび下カップ部
材30bを移動させるようになっている。
【0021】ここで、図4は上カップ部材30aおよび
下カップ部材30b付近の構成を示す側断面図である。
同図には、振動アタッチメント30が操作ノブ32から
突出した時の状態が示されており、この状態では、上カ
ップ部材30aおよび下カップ部材30bによって構成
される筐体31から突出した部分の形状は、略半球状に
なされている。この状態で、使用者が振動アタッチメン
ト30を耳に近づければ、振動アタッチメント30にお
ける略半球状の突出部分を耳の入口部に密着させること
ができるようになっている。
【0022】上カップ部材30aおよび下カップ部材3
0bは、それぞれ回動軸33a,33bに接続されてお
り、図5に示すように、図示せぬモータによってこれら
の回動軸33a,33bが回転させられると、回動軸3
3a,33bを中心として上カップ部材30aおよび下
カップ部材30bが回動させられる。これにより、上カ
ップ部材30aおよび下カップ部材30bは、筐体31
の内部側に収納されるようになっている。従って、この
携帯電話では、操作ノブ32を操作することにより、上
カップ部材30aおよび下カップ部材30bを開閉させ
て筐体31から突出した位置(使用位置)と、筐体31
の内部との位置(収納位置)との間を移動させることが
できるようになっている。なお、ここで、振動アタッチ
メント30の駆動機構としては、モータ等を用いて電動
で駆動する場合に限らず、操作ノブ32に連動する機構
を設け、操作ノブ32の動きに連動して振動アタッチメ
ント30を駆動するようにしてもよく、また空気圧を動
力として駆動するようにしてもよい。また、上下方向に
操作する操作ノブ32以外にも、ボタンや回転ノブなど
を用いるようにしてもよい。
【0023】このように移動可能に設けられる中空半球
状の振動アタッチメント30の内部には、上述した振動
発生装置11が固定配置されている。ここで、振動アタ
ッチメント30が筐体31から突出した状態(図2、図
4参照)では、上カップ部材30aおよび下カップ部材
30bの一部と振動発生装置11とが接触するような位
置に配置されており、これにより振動発生装置11が振
動した場合、この振動が上カップ部材30aおよび下カ
ップ部材30bに伝達され、これらが振動するようにな
っている。通話時には、振動発生装置11の振動が上カ
ップ部材30aおよび下カップ部材30bを介して使用
者の耳に直接伝達され、これにより使用者は伝達された
振動に対応した音声を認識することができるようになっ
ている。この際、上述したように上カップ部材30aお
よび下カップ部材30bを耳の外耳道に密着させること
が可能であるため、振動発生装置11が発する振動が効
率よく耳の外耳道に伝達される。従って、騒音下におい
ても、高い受話性能を維持することが可能となる。
【0024】一方、図6は振動アタッチメント30を筐
体31内部に収納した状態を示す。同図に示すように、
振動アタッチメント30を収納した状態では、携帯電話
の外面に大きな凹凸などがなく、携帯性は損なうことが
ない。従って、本実施形態に係る受話装置を携帯電話に
適用すれば、携帯性を損なうことなく、騒音下において
も高い受話性能を発揮することができる。
【0025】なお、上述した第1実施形態では、上カッ
プ部材30aおよび下カップ部材30bを開閉すること
により、筐体31から突出した位置と筐体31内部の位
置との間で移動させるようにしていたが、他の駆動方式
を用いるようにしてもよい。例えば、略半球状の1つの
振動アタッチメントを筐体31の内部と筐体31の外部
に突出した位置との間で伸縮移動させるようにしてもよ
い。
【0026】また、上述した操作ノブ32の位置を検出
するようにし、操作ノブ32の動きに応じてコントロー
ラ20がオンフック/オフフック動作を切り換えるよう
にしてもよい。この場合、通話を行うときは振動アタッ
チメント30を筐体31から突出した位置(図2、図4
参照)に移動させるので、このときの操作ノブ32の位
置を検出した時にオフフック動作とするようにすればよ
い。このようにすることで、操作ノブ32を操作すれ
ば、振動アタッチメント30を移動させるとともに通話
を開始したり、終了したりすることができるので、キー
ボード部13のオンフックキーやオフフックキーを押下
する操作を省くことができ、操作が簡易となる。
【0027】B.第2実施形態 次に、図7は、本発明の第2実施形態に係る受話装置を
備えた携帯電話の外観を示す斜視図である。なお、第2
実施形態に係る受話装置を備える携帯電話において、電
気的な構成については、上述した第1実施形態と同様
(図1参照)であるため、その説明を省略する。
【0028】図7に示すように、第2実施形態に係る受
話装置を備えた携帯電話では、筐体71の前面に上から
順番にディスプレイ部(表示手段)12、キーボード部
13およびマイクロホン14に配置されている。ここ
で、図8はこの携帯電話の概略側断面図である。なお、
同図において、筐体71の内部に配置される無線通信装
置21やコントローラ20等の電子部品等は省略する。
【0029】同図に示すように、ディスプレイ部12の
裏面側には振動発生装置11が配置されている。これに
より、振動発生装置11が振動した場合には、その振動
がディスプレイ部12に伝達され、ディスプレイ部12
が振動するようになっている。使用者は耳にディスプレ
イ部12を当てることにより、ディスプレイ部12の振
動が直接伝達され、使用者は音を認識することができ
る。
【0030】ここで、ディスプレイ部12と筐体71と
の間には、振動を吸収するクッション材75が設けられ
ており、これによりディスプレイ部12の振動が筐体7
1に伝達されることを抑制している。このように筐体7
1への振動の伝達を抑制することにより、振動発生装置
11の振動を効率よくディスプレイ部12に伝達するこ
とができる。
【0031】また、ディスプレイ部12は、表示される
文字が読みづらくなるとった表示に悪影響がでない程度
で中心部が盛り上がった凸面状になされている。ディス
プレイ部12をこのような形状とすることにより、平面
状のディスプレイを用いた場合と比較して、ディスプレ
イ部12の耳へのフィット性が向上する。従って、振動
発生装置11の振動を使用者の耳に効率よく伝達するこ
とができ、騒音下においても、高い受話性能を発揮する
ことができる。
【0032】従来の通常の携帯電話では、小型化を実現
するために受話装置は筐体の上端部(ディスプレイ部の
上側)に配置されており、この部分を耳に押し当てたと
しても、筐体の上端部側の耳へのフィット性を向上させ
ることは不可能であった。本実施形態に係る携帯電話で
は、ディスプレイ部12を振動させて、この振動を使用
者の耳に直接付与することにより、音情報を伝達するよ
うにしているので、ディスプレイ部12の上側にスピー
カ等を設ける必要がなく、小型化が容易である。言い換
えれば、筐体サイズが同じである場合、より大きいサイ
ズのディスプレイを搭載することが可能である。しか
も、ディスプレイ部12が凸面状になされているので、
小型化実現するためにディスプレイ部12を筐体71の
上端側に配置した場合にも、ディスプレイ部12を耳に
フィットさせることができ、騒音下でも高い受話性能を
維持することができる。
【0033】C.第3実施形態 次に、図9は、本発明の第3実施形態に係る腕時計型携
帯電話を示す正面である。なお、本実施形態において、
第1および第2実施形態と共通する構成要素には、同一
の符号を付けて、その説明を省略する。
【0034】同図に示すように、この携帯電話は、第1
実施形態と同様のコントローラ20(図示略)、無線通
信装置21(図示略)および蓄電池22(図示略)が内
部に配置される中空円盤状の筐体91を備えている。筐
体91には、手首に巻き付けて装着可能なバンド部(保
持手段)92が取り付けられており、図10に示すよう
に、使用者はこの携帯電話を手首に巻き付けて携帯する
ことができるようになっている。ここで、手首に巻き付
けた時のバンド部92の手の平側となる位置には、マイ
クロホン14が配置されている。
【0035】図9および図10に示すように、振動発生
装置11は、信号ケーブル93によって筐体91内部の
図示せぬコントローラ20と接続されている。また、振
動発生装置11は、指先が挿入可能な凹部を有する指先
アタッチメント(装着手段)94に取り付けられてい
る。図11に示すように、この凹部に指先を挿入するこ
とにより、使用者の指先に指先アタッチメント94を装
着することができるようになっている。
【0036】指先アタッチメント94が指先に装着され
た場合における指先アタッチメント94の先端部には、
耳穴アタッチメント(振動伝達部材)95が取り付けら
れている。耳穴アタッチメント95は、同じく指先アタ
ッチメント94に取り付けられた振動発生装置11と接
触する位置に設けられており、これにより耳穴アタッチ
メント95は振動発生装置11の振動に伴って振動する
ようになっている。また、耳穴アタッチメント95は、
凸面状になされており、これにより耳の外耳道の入口に
フィットするようになっている。ここで、耳穴アタッチ
メント95として、熱可塑性樹脂のような容易に変形可
能な材質を用いれば、使用者の耳の形状等に合わせて、
その形状を変形させることができる。このように容易に
変形可能な材質のものを指先アタッチメント94として
用いれば、耳の形状の個人差に関わらず、各使用者の耳
に耳穴アタッチメント95をフィットさせることができ
る。なお、指先アタッチメント94および耳穴アタッチ
メント95は、それぞれ個別に作製した後取り付けるよ
うにしてもよいし、両者を一体形成するようにしてもよ
い。
【0037】図9に示すように、筐体91の内部には、
信号ケーブル93を巻き取って収容することが可能なコ
ードリール機構(収納手段)96が配置されている。図
9に示す信号ケーブル93が収納された状態から、指先
アタッチメント94を指先に装着する場合には、指先ア
タッチメント94を掴んで引っ張れば、筐体91内のコ
ードリール機構96に巻かれた信号ケーブル93が引き
出され、指先アタッチメント94を指先の位置まで持っ
てくることができる。一方、指先アタッチメント94等
を指先に装着しない場合、つまり使用しない場合には、
図示せぬレバー等を回転操作して信号ケーブル93をコ
ードリール機構96に巻き取るようにすればよい。な
お、コードリール機構96は、レバーを手動操作で回転
させて信号ケーブル93を巻き取るような手動式のもの
であってもよいし、電動で信号ケーブル93を巻き取る
構成のものであってもよい。
【0038】次に、上記構成の携帯電話の使用方法につ
いて図12を用いて説明する。同図に示すように、この
携帯電話で通話を行う場合、上述したように指先に指先
アタッチメント94を装着し、指先アタッチメント94
を装着した指を耳穴に挿入する。これにより、指先アタ
ッチメント94が耳穴を塞ぐとともに、指先アタッチメ
ント94の先端に取り付けられた耳穴アタッチメント9
5が耳の外耳道に密着させられる。この状態で、受信し
た音声信号が信号ケーブル93を介して振動発生装置1
1に送出され、この音声信号に基づいて振動発生装置1
1が振動する。この振動が耳穴アタッチメント95を介
して耳に直接伝達され、これにより使用者は音情報を認
識することができる。この際、上述したように耳穴アタ
ッチメント95は外耳道に密着しているので、振動が効
率よく伝達される。さらに、耳穴が塞がれているので、
周囲の音が耳穴内部に侵入することを抑制することがで
きる。従って、この携帯電話は、騒音下においても、優
れた受話性能を発揮することができる。
【0039】従来の箱状の携帯電話では、携帯性向上の
ために装置を小型にすると、受話口と送話口の間隔が狭
くなり、受話口を耳に当てた場合、送話口が口から離れ
てしまうという問題があった。しかし、第3実施形態に
係る携帯電話では、上述したように指先アタッチメント
94を装着した指を耳穴に挿入した姿勢をとると、図示
のように、バンド部92に取り付けられたマイクロホン
14が使用者の口近傍に位置することになる。これによ
り、使用者の発する音声をマイクロホン14がより確実
に収音することが可能となる。また、本実施形態に係る
携帯電話は、使用者の手首に巻き付けて装着することが
できるので、携帯性に優れていることはいうまでもな
い。従って、第3実施形態に係る携帯電話では、携帯性
を損なうことなく、優れた送話性能を発揮することがで
きる。
【0040】なお、上述した第3実施形態においては、
振動を直接人体に付与して音情報を伝達するようにして
いたが、振動発生装置11の代わりに通常のスピーカ
(空気等の媒体を介して間接的に耳に振動を伝達する)
を用いるようにしてもよい。このようにスピーカを使用
した場合にも、指先アタッチメント94によって耳穴が
塞がれるので、外部の雑音の耳内部への侵入を抑制する
ことができるとともに、スピーカの発した音が耳外部へ
漏れることを抑制することができる。従って、騒音下に
おいても優れた受話性能を発揮することができる。
【0041】また、上述したコードリール機構96に信
号ケーブル93が巻き取られて収納されているか、もし
くは引き出されているかを検出するセンサ(収納状態検
知手段)を設けるようにしてもよい。そして、このセン
サによって信号ケーブル93が引き出されていることが
検出された場合には、筐体91内部に配置されたコント
ローラ(切換手段)がオフフック動作を実行するように
し、信号ケーブル93が収納されている場合には、コン
トローラがオンフック動作を実行するようにすればよ
い。このようにすれば、使用者は信号ケーブル93を引
き出すまたは収納するといった操作を行うことにより、
オンフック/オフフック動作を切り換えることが可能と
なり、操作が簡易となる。また、この携帯電話が、通話
機能以外の情報処理機能を有する携帯型情報処理端末で
ある場合には、上述したオンフック/オフフック動作の
切り換え以外にも、上述したセンサの検知結果に基づい
てアプリケーションの始動/終了などの動作を切り換え
るようにしてもよい。
【0042】また、上述したマイクロホン14に代え
て、骨伝導マイクを用いるようにしてもよい。この場
合、骨伝導マイクを保持するために、指先アタッチメン
ト94と同様の形状の指先アタッチメントを設け、使用
者がこれを指先に装着した状態で、指先を頬骨等(直接
頬骨ではなく、頬骨上の表皮)に接触させればよい。こ
のようにすれば、骨伝導マイクが会話時の頬骨の振動を
検出することにより、使用者の発した音声をクリアに捉
えることができるので、騒音下においても優れた送話性
能を発揮することができる。
【0043】なお、上述した第1ないし第3実施形態に
おいては、本発明を携帯電話に適用した場合について説
明したが、本発明は、これに限らず、他の携帯機器に適
用することができる。例えば、楽音データに基づいて楽
音を再生する携帯型の楽音再生装置などに適用すること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯性を損なうことなく、騒音下において優れた音情報
伝達性能を発揮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る受話装置を備え
た携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図2】 使用時における前記携帯電話の外観を示す斜
視図である。
【図3】 使用時における前記携帯電話を示す側面図で
ある。
【図4】 使用時における前記携帯電話の構成要素であ
る振動アタッチメント付近の構成示す側断面図である。
【図5】 前記振動アタッチメントを格納した時の、前
記携帯電話の前記振動アタッチメント付近の構成を示す
側断面図である。
【図6】 前記振動アタッチメントを格納した時の、前
記携帯電話の外観を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る受話装置を備え
た携帯電話の外観を示す斜視図である。
【図8】 第2実施形態に係る受話装置を備えた携帯電
話を示す概略側断面図である
【図9】 本発明の第3実施形態に係る携帯電話を示す
正面図である。
【図10】 第3実施形態に係る携帯電話を装着した様
子を示す斜視図である。
【図11】 第3実施形態に係る携帯電話の構成要素で
ある指先アタッチメントを指先に装着した様子を示す斜
視図である。
【図12】 第3実施形態に係る携帯電話を用いて通話
を行っている様子を示す斜視図である。
【符号の説明】
11……振動発生装置(振動発生手段)、12……ディ
スプレイ部(表示手段)、13……キーボード部、14
……マイクロホン、20……コントローラ(情報処理手
段)、21……無線通信装置(通信手段)、30……振
動アタッチメント(振動伝達部材)、30a……上カッ
プ部材、30b……下カップ部材、31……筐体、32
……操作ノブ、71……筐体、91……筐体、92……
バンド部(保持手段)、93……信号ケーブル、94…
…指先アタッチメント(装着手段)、95……耳穴アタ
ッチメント(振動伝達部材)、96……コードリール機
構(収納手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石垣 昭一郎 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5D017 AA11 5K023 AA07 BB03 BB06 EE04 EE06 JJ04 MM22 5K027 AA11 BB07 CC08 5K067 AA23 BB04 EE02 FF02 FF23 FF25 KK17

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体を有する携帯機器に設けられ、使用
    者に音情報を伝達する装置であって、 音信号を、該音信号で示される情報と同じ情報を伝達す
    るために使用者の身体の一部に直接加える振動に変換す
    る振動発生手段と、 使用者の身体の一部に密着可能な形状になされており、
    前記振動発生手段によって変換された振動を使用者の身
    体に直接付与する振動伝達部材と、 使用者の操作に応じて、前記音振動伝達部材を前記筐体
    内部の位置と前記筐体から突出した位置との間で移動さ
    せる駆動機構とを具備することを特徴とする携帯機器に
    おける音情報伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記振動伝達部材の前記筐体からの突出
    部分は、略半球状であることを特徴とする請求項1に記
    載の携帯機器における音情報伝達装置。
  3. 【請求項3】 携帯機器に設けられ、使用者に音情報を
    伝達する装置であって、 音信号を、該音信号で示される情報と同じ情報を伝達す
    るために使用者の身体に直接加える振動に変換する振動
    発生手段と、 画像を表示する手段であって、前記筐体の外面部に設け
    られ、前記振動発生手段によって振動させられる表示手
    段とを具備しており、 前記表示手段の表面部は、使用者の身体に密着しやすい
    凸面状になされており、前記表示手段は、前記振動発生
    手段によって変換された振動を使用者の人体に直接付与
    することを特徴とする携帯機器における音情報伝達装
    置。
  4. 【請求項4】 携帯機器に設けられ、使用者に音情報を
    伝達する装置であって、 指先が挿入される凹部を有し、該凹部に指先を挿入する
    ことにより指先に装着可能な装着手段と、 前記装着手段に設けられ、音信号を該音信号で示される
    情報を伝達するために使用者の耳の外耳道に加える振動
    に変換する振動発生手段と、 指先に装着された場合における前記装着手段の指先先端
    部に設けられ、使用者の耳の外耳道の入口部に密着可能
    な形状になされており、前記振動発生手段の生成する振
    動を使用者の耳の外耳道の入口部に直接または間接的に
    付与する振動伝達部材とを具備することを特徴とする携
    帯機器における音情報伝達装置。
  5. 【請求項5】 前記振動発生手段に一端が接続され、前
    記振動発生手段に音信号を送出する信号ケーブルと、 使用者の手首に装着可能であり、前記信号ケーブルを収
    納することが可能な収納手段とをさらに具備することを
    特徴とする請求項4に記載の携帯機器における音情報伝
    達装置。
  6. 【請求項6】 前記信号ケーブルが前記収納手段に収納
    されているか否かを検知する収納状態検知手段と、 前記収納状態検知手段の検知結果に基づいて、この携帯
    機器の動作状態を切り換える切換手段とをさらに具備す
    ることを特徴とする請求項5に記載の携帯機器における
    音情報伝達装置。
  7. 【請求項7】 この携帯機器は、外部通信装置と無線送
    受信を行う通信手段を備えており、 前記切換手段は、前記通信手段のオンフック/オフフッ
    ク状態を切り換えることを特徴とする請求項6に記載の
    携帯機器における音情報伝達装置。
  8. 【請求項8】 情報処理を行う情報処理手段を備える携
    帯機器であって、 指先が挿入される凹部を有し、該凹部に指先を挿入する
    ことにより指先に装着可能な装着手段と、 前記装着手段に設けられ、入力される音信号に基づい
    て、該音信号で示される情報を伝達するために使用者の
    耳の外耳道に加える振動を生成する振動発生手段と、 指先に装着された場合における前記装着手段の指先先端
    部に設けられ、使用者の耳の外耳道の入口部に密着可能
    な形状になされており、前記振動発生手段の生成する振
    動を使用者の耳の外耳道の入口部に直接または間接的に
    付与する振動伝達部材と、 前記振動発生手段に一端が接続され、前記振動発生手段
    に信号を送出する信号ケーブルと、 使用者の手首に巻付装着可能な保持手段と、 前記保持手段に設けられ、前記信号ケーブルを収納する
    ことが可能な収納手段と、 前記信号ケーブルが前記収納手段に収納されているか否
    かを検知する収納状態検知手段と、 前記収納状態検知手段の検知結果に基づいて、前記情報
    処理手段の動作状態を切り換える切換手段と、 前記保持手段の手の平側に設けられるマイクロホンとを
    具備することを特徴とする携帯機器。
  9. 【請求項9】 前記情報処理手段は、外部通信装置との
    無線送受信処理を行う通信手段を有しており、 前記切換手段は、前記収納状態検知手段の検知結果に基
    づいて、オンフック/オフフック状態の切り換えを前記
    通信手段に指示することを特徴とする請求項8に記載の
    携帯機器。
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