JP2000049076A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents
半導体集積回路装置の製造方法Info
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- JP2000049076A JP2000049076A JP10215373A JP21537398A JP2000049076A JP 2000049076 A JP2000049076 A JP 2000049076A JP 10215373 A JP10215373 A JP 10215373A JP 21537398 A JP21537398 A JP 21537398A JP 2000049076 A JP2000049076 A JP 2000049076A
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- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リソグラフィ工程における露光条件の補正方
法を最適化することにより、半導体ウエハ面内の加工精
度を向上する。 【解決手段】 半導体ウエハの面内または面外に設定し
た原点から等距離に位置する半導体チップ上に、同一の
補正を加えた露光条件でレジストパターンを形成し、補
正された上記レジストパターンをマスクにして半導体ウ
エハ上に形成された膜を加工することによって、加工さ
れた膜の仕上がり寸法の均一性を向上する。
法を最適化することにより、半導体ウエハ面内の加工精
度を向上する。 【解決手段】 半導体ウエハの面内または面外に設定し
た原点から等距離に位置する半導体チップ上に、同一の
補正を加えた露光条件でレジストパターンを形成し、補
正された上記レジストパターンをマスクにして半導体ウ
エハ上に形成された膜を加工することによって、加工さ
れた膜の仕上がり寸法の均一性を向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置の製造技術に関し、特に、半導体ウエハ上のレジスト
膜にマスク原画を転写するリソグラフィ技術を用いて形
成される半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関
するものである。
置の製造技術に関し、特に、半導体ウエハ上のレジスト
膜にマスク原画を転写するリソグラフィ技術を用いて形
成される半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の製造工程における重要な技
術課題の一つに加工精度の向上が挙げられる。しかし、
半導体ウエハ面内における被加工膜の仕上がり寸法の不
均一性が、半導体ウエハの大口径化に伴って顕在化して
おり、これが製品歩留まりの低下を引き起こしている。
上記仕上がり寸法の不均一性は、例えばリソグラフィ工
程におけるレジスト現像速度のばらつき、またはエッチ
ング工程におけるエッチング加工のばらつきなどに起因
すると考えられる。
術課題の一つに加工精度の向上が挙げられる。しかし、
半導体ウエハ面内における被加工膜の仕上がり寸法の不
均一性が、半導体ウエハの大口径化に伴って顕在化して
おり、これが製品歩留まりの低下を引き起こしている。
上記仕上がり寸法の不均一性は、例えばリソグラフィ工
程におけるレジスト現像速度のばらつき、またはエッチ
ング工程におけるエッチング加工のばらつきなどに起因
すると考えられる。
【0003】そこで、半導体ウエハ面内における被加工
膜の仕上がり寸法に固定的なばらつきの分布が見られる
場合、リソグラフィ工程において、露光条件を半導体ウ
エハ面内で変化させて、被加工膜の仕上がり寸法のばら
つきの変動分を補ったレジストパターンを半導体ウエハ
上に形成し、次いでエッチング工程において、上記レジ
ストパターンをマスクにして被加工膜をエッチングする
ことにより、半導体ウエハ面内における被加工膜の仕上
がり寸法の均一性を向上させる方法が検討されている。
膜の仕上がり寸法に固定的なばらつきの分布が見られる
場合、リソグラフィ工程において、露光条件を半導体ウ
エハ面内で変化させて、被加工膜の仕上がり寸法のばら
つきの変動分を補ったレジストパターンを半導体ウエハ
上に形成し、次いでエッチング工程において、上記レジ
ストパターンをマスクにして被加工膜をエッチングする
ことにより、半導体ウエハ面内における被加工膜の仕上
がり寸法の均一性を向上させる方法が検討されている。
【0004】レジストパターンの寸法を変化させる方法
には、露光装置の各ショット毎に露光条件を逐次入力す
る第1の方法、半導体ウエハ上のマトリックスに対して
列または行毎に露光条件の開始値(または中心値)およ
び増減値を設定して、露光条件を列または行毎に順次変
化させていく第2の方法がある。なお、前記第2の方法
は、例えばNikon社製、エキシマレーザステッパE
X10Bに適用されている。
には、露光装置の各ショット毎に露光条件を逐次入力す
る第1の方法、半導体ウエハ上のマトリックスに対して
列または行毎に露光条件の開始値(または中心値)およ
び増減値を設定して、露光条件を列または行毎に順次変
化させていく第2の方法がある。なお、前記第2の方法
は、例えばNikon社製、エキシマレーザステッパE
X10Bに適用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は、前記第1の方法において、露光条件の設定値の入
力に多大な時間を要し、半導体チップ数の多い半導体ウ
エハへの適用は難しいことを見いだした。また、被加工
膜の仕上がり寸法の分布は同心円状になることが多く、
前記第2の方法では、列または行の一定方向にしか露光
条件の増減値を入力できないので、最適な補正寸法を有
するレジストパターンを形成することができず、加工精
度を向上することが難しいことが考えられた。
者は、前記第1の方法において、露光条件の設定値の入
力に多大な時間を要し、半導体チップ数の多い半導体ウ
エハへの適用は難しいことを見いだした。また、被加工
膜の仕上がり寸法の分布は同心円状になることが多く、
前記第2の方法では、列または行の一定方向にしか露光
条件の増減値を入力できないので、最適な補正寸法を有
するレジストパターンを形成することができず、加工精
度を向上することが難しいことが考えられた。
【0006】本発明の目的は、リソグラフィ工程におけ
る露光条件の補正方法を最適化することにより、半導体
ウエハ面内の加工精度を向上することのできる技術を提
供することにある。
る露光条件の補正方法を最適化することにより、半導体
ウエハ面内の加工精度を向上することのできる技術を提
供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0009】すなわち、本発明の半導体集積回路装置の
製造方法は、半導体ウエハの面内または面外に設定した
原点から等距離に位置する半導体チップ上に、同一の補
正を加えた露光条件でレジストパターンを形成するもの
である。
製造方法は、半導体ウエハの面内または面外に設定した
原点から等距離に位置する半導体チップ上に、同一の補
正を加えた露光条件でレジストパターンを形成するもの
である。
【0010】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体チップの面内または面外に設定した原点
から等距離に位置する半導体チップの分割領域上に、同
一の補正を加えた露光条件でレジストパターンを形成す
るものである。
方法は、半導体チップの面内または面外に設定した原点
から等距離に位置する半導体チップの分割領域上に、同
一の補正を加えた露光条件でレジストパターンを形成す
るものである。
【0011】また、本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、半導体ウエハ面内におけるパターンの仕上がり
寸法の分布を測定する工程と、パターンの仕上がり寸法
が同心円状に分布していると仮定し、パターンの仕上が
り寸法の同心円の原点を決める工程と、同心円の原点か
ら任意の点までの距離を、同心円の原点におけるパター
ンの仕上がり寸法と任意の点におけるパターンの仕上が
り寸法との差を関数とする第1式で表わす工程と、上記
第1式を用いて、同心円の原点から等距離に位置する半
導体チップを特定する工程と、補正を加える露光条件の
パラメータを決める工程と、露光条件のパラメータを、
同心円の原点におけるパターンの仕上がり寸法と任意の
点におけるパターンの仕上がり寸法との差を関数とする
第2式で表わす工程と、上記第2式を用いて、同心円の
原点から等距離に位置する半導体チップにおける露光条
件のパラメータの補正された値を求める工程と、同心円
の原点から等距離に位置する半導体チップ上に、同一の
補正を加えた露光条件で、補正されたレジストパターン
を形成する工程と、補正されたレジストパターンをマス
クにして、半導体ウエハ上に形成された膜を加工する工
程とを有するものである。
方法は、半導体ウエハ面内におけるパターンの仕上がり
寸法の分布を測定する工程と、パターンの仕上がり寸法
が同心円状に分布していると仮定し、パターンの仕上が
り寸法の同心円の原点を決める工程と、同心円の原点か
ら任意の点までの距離を、同心円の原点におけるパター
ンの仕上がり寸法と任意の点におけるパターンの仕上が
り寸法との差を関数とする第1式で表わす工程と、上記
第1式を用いて、同心円の原点から等距離に位置する半
導体チップを特定する工程と、補正を加える露光条件の
パラメータを決める工程と、露光条件のパラメータを、
同心円の原点におけるパターンの仕上がり寸法と任意の
点におけるパターンの仕上がり寸法との差を関数とする
第2式で表わす工程と、上記第2式を用いて、同心円の
原点から等距離に位置する半導体チップにおける露光条
件のパラメータの補正された値を求める工程と、同心円
の原点から等距離に位置する半導体チップ上に、同一の
補正を加えた露光条件で、補正されたレジストパターン
を形成する工程と、補正されたレジストパターンをマス
クにして、半導体ウエハ上に形成された膜を加工する工
程とを有するものである。
【0012】上記した手段によれば、同心円状に露光条
件を補正することが可能となることから、最適な補正寸
法を有するレジストパターンを半導体ウエハ上に形成す
ることができるので、このレジストパターンを用いるこ
とによって加工されたパターンの半導体ウエハ面内にお
ける仕上がり寸法の均一性が向上する。
件を補正することが可能となることから、最適な補正寸
法を有するレジストパターンを半導体ウエハ上に形成す
ることができるので、このレジストパターンを用いるこ
とによって加工されたパターンの半導体ウエハ面内にお
ける仕上がり寸法の均一性が向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0014】なお、実施の形態を説明するための全図に
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
おいて同一機能を有するものは同一の符号を付し、その
繰り返しの説明は省略する。
【0015】本発明の一実施の形態であるレジストパタ
ーンの寸法補正方法を図1〜図8を用いて説明する。図
1は、レジストパターンの寸法補正方法を説明するため
の工程100〜工程104であり、図2は、半導体ウエ
ハ上に形成されたパターンの仕上がり寸法の分布の一例
を示すグラフ図であり、図3は、パターンの仕上がり寸
法の極値(最大値または最小値)を原点とした半径rの
円に位置する半導体チップを説明するための図であり、
図4は、パターンの仕上がり寸法の極値(最大値または
最小値)を原点とした段階的な同心円の半径rを説明す
るための図であり、図5は、レジストパターンの寸法に
段階的な補正が加えられた半導体チップの分布の一例を
示す図であり、図6は、リソグラフィ工程におけるレジ
ストパターンの寸法と露光量との関係を示すグラフ図で
あり、図7および図8は、パターンの仕上がり寸法の同
心円の分布における原点の位置を説明するための図であ
る。
ーンの寸法補正方法を図1〜図8を用いて説明する。図
1は、レジストパターンの寸法補正方法を説明するため
の工程100〜工程104であり、図2は、半導体ウエ
ハ上に形成されたパターンの仕上がり寸法の分布の一例
を示すグラフ図であり、図3は、パターンの仕上がり寸
法の極値(最大値または最小値)を原点とした半径rの
円に位置する半導体チップを説明するための図であり、
図4は、パターンの仕上がり寸法の極値(最大値または
最小値)を原点とした段階的な同心円の半径rを説明す
るための図であり、図5は、レジストパターンの寸法に
段階的な補正が加えられた半導体チップの分布の一例を
示す図であり、図6は、リソグラフィ工程におけるレジ
ストパターンの寸法と露光量との関係を示すグラフ図で
あり、図7および図8は、パターンの仕上がり寸法の同
心円の分布における原点の位置を説明するための図であ
る。
【0016】まず、露光条件を一定として形成されたレ
ジストパターンをマスクにして、ドライエッチングで加
工されたパターンの仕上がり寸法の半導体ウエハ面内に
おける分布を測定する(図1の工程100)。図2に、
上記レジストパターンをマスクにして形成された穴パタ
ーンの仕上がり寸法の半導体ウエハ面内における分布の
一例を示す。この穴パターンの仕上がり寸法は、半導体
ウエハのノッチ側の一端から他の一端へ列方向に配置さ
れた半導体チップで測定された値である。図2に示すよ
うに、半導体ウエハの中心部と周辺部とでは穴パターン
の仕上がり寸法に差が見られ、中心部から遠くに位置す
る穴パターンほど、仕上がり寸法が小さくなる傾向があ
る。
ジストパターンをマスクにして、ドライエッチングで加
工されたパターンの仕上がり寸法の半導体ウエハ面内に
おける分布を測定する(図1の工程100)。図2に、
上記レジストパターンをマスクにして形成された穴パタ
ーンの仕上がり寸法の半導体ウエハ面内における分布の
一例を示す。この穴パターンの仕上がり寸法は、半導体
ウエハのノッチ側の一端から他の一端へ列方向に配置さ
れた半導体チップで測定された値である。図2に示すよ
うに、半導体ウエハの中心部と周辺部とでは穴パターン
の仕上がり寸法に差が見られ、中心部から遠くに位置す
る穴パターンほど、仕上がり寸法が小さくなる傾向があ
る。
【0017】次に、露光条件のパラメータを補正する半
導体チップを決める(図1の工程101)。まず、パタ
ーンの仕上がり寸法が同心円状に分布すると仮定し、こ
の同心円の原点を決める(図1の工程101a)。原点
の位置は、パターンの仕上がり寸法が極値(最大値また
は最小値)を示す半導体チップの中心を選ぶ。
導体チップを決める(図1の工程101)。まず、パタ
ーンの仕上がり寸法が同心円状に分布すると仮定し、こ
の同心円の原点を決める(図1の工程101a)。原点
の位置は、パターンの仕上がり寸法が極値(最大値また
は最小値)を示す半導体チップの中心を選ぶ。
【0018】次いで、この原点におけるパターンの仕上
がり寸法と任意の点におけるパターンの仕上がり寸法と
の差ΔLを用いて、任意の点の原点からの距離、すなわ
ち円の半径rを求める(図1の工程101b)。
がり寸法と任意の点におけるパターンの仕上がり寸法と
の差ΔLを用いて、任意の点の原点からの距離、すなわ
ち円の半径rを求める(図1の工程101b)。
【0019】本実施の形態の場合、図3に示すように、
半導体ウエハSWの中心を原点として原点からの半径r
を求める。まず、前記図2に示したように、半導体チッ
プの位置とパターンの仕上がり寸法との相関関係を回帰
曲線によって2次近似し、式(1)を求める。
半導体ウエハSWの中心を原点として原点からの半径r
を求める。まず、前記図2に示したように、半導体チッ
プの位置とパターンの仕上がり寸法との相関関係を回帰
曲線によって2次近似し、式(1)を求める。
【0020】式(1) L=αr2 +L0 ここで、Lはパターンの仕上がり寸法、αは2次の回帰
曲線近似式の2次の項の係数、L0 は原点におけるパタ
ーンの仕上がり寸法である。寸法差ΔLは、原点から半
径rの円に位置するパターンと原点におけるパターンと
の仕上がり寸法の差であるから、 が得られ、さらに、式(2)から式(3)が求まる。
曲線近似式の2次の項の係数、L0 は原点におけるパタ
ーンの仕上がり寸法である。寸法差ΔLは、原点から半
径rの円に位置するパターンと原点におけるパターンと
の仕上がり寸法の差であるから、 が得られ、さらに、式(2)から式(3)が求まる。
【0021】式(3) r=(ΔL/α)1/2 例えば、α=1.4×10-9(/mm)が得られた場合、
寸法差ΔLが20nmの場合の半径rは、式(3)から r=(2.0×10-5/1.4×10-9)1/2 ≒120(mm) となる。
寸法差ΔLが20nmの場合の半径rは、式(3)から r=(2.0×10-5/1.4×10-9)1/2 ≒120(mm) となる。
【0022】ここで、円の半径rを決定すると、半導体
チップが矩形であることから、一つの半導体チップには
円の内側の領域と円の外側の領域が存在する。円の内側
と半導体チップとの交わりが半導体チップの面積の50
%を下回る場合、この半導体チップは、外にある半導体
チップと定義され、露光条件のパラメータが補正される
半導体チップとなる。一方、円の内側と半導体チップと
の交わりが半導体チップの面積の50%を上回る場合、
この半導体チップは、内にある半導体チップと定義さ
れ、露光条件のパラメータが補正されない半導体チップ
となる(図1の工程101c)。なお、本実施の形態で
は、外にある半導体チップおよび内にある半導体チップ
の判定基準を半導体チップの面積占有率50%とした
が、この値に限定されるものではない。
チップが矩形であることから、一つの半導体チップには
円の内側の領域と円の外側の領域が存在する。円の内側
と半導体チップとの交わりが半導体チップの面積の50
%を下回る場合、この半導体チップは、外にある半導体
チップと定義され、露光条件のパラメータが補正される
半導体チップとなる。一方、円の内側と半導体チップと
の交わりが半導体チップの面積の50%を上回る場合、
この半導体チップは、内にある半導体チップと定義さ
れ、露光条件のパラメータが補正されない半導体チップ
となる(図1の工程101c)。なお、本実施の形態で
は、外にある半導体チップおよび内にある半導体チップ
の判定基準を半導体チップの面積占有率50%とした
が、この値に限定されるものではない。
【0023】寸法差ΔLを段階的に設けた場合は、図4
に示すように、寸法差ΔLに対応して同心円の半径rが
それぞれ求まり、図5に示すように、フォトレジスト工
程において、露光条件のパラメータが補正される半導体
チップが段階的に特定される。
に示すように、寸法差ΔLに対応して同心円の半径rが
それぞれ求まり、図5に示すように、フォトレジスト工
程において、露光条件のパラメータが補正される半導体
チップが段階的に特定される。
【0024】次に、レジストパターンの寸法を均一化す
るために補正される露光条件のパラメータを決める(図
1の工程102)。本実施の形態では、リソグラフィ技
術の露光量をパタメータとする。
るために補正される露光条件のパラメータを決める(図
1の工程102)。本実施の形態では、リソグラフィ技
術の露光量をパタメータとする。
【0025】次いで、レジストパターンの寸法と露光量
との関係を測定する(図1の工程103)。図6に、ポ
ジ型レジストを用いた場合のレジストパターンの寸法と
露光量との関係を示す。図6に示すように、レジストパ
ターンの寸法は露光量が増すに従って増加し、露光量を
補正することによってレジストパターンの寸法を容易に
調整することができる。
との関係を測定する(図1の工程103)。図6に、ポ
ジ型レジストを用いた場合のレジストパターンの寸法と
露光量との関係を示す。図6に示すように、レジストパ
ターンの寸法は露光量が増すに従って増加し、露光量を
補正することによってレジストパターンの寸法を容易に
調整することができる。
【0026】次いで、この測定結果から半径rに位置す
る半導体チップの露光量を求める(図1の工程10
4)。まず、前記図6に示したレジストパターンの寸法
と露光量との相関関係を対数の回帰線で近似し、式
(4)を得る。
る半導体チップの露光量を求める(図1の工程10
4)。まず、前記図6に示したレジストパターンの寸法
と露光量との相関関係を対数の回帰線で近似し、式
(4)を得る。
【0027】式(4) LR =p・log10 Ex +q ここで、LR はレジストパターンの寸法、Ex は露光
量、pは対数項の係数、qは定数である。
量、pは対数項の係数、qは定数である。
【0028】原点におけるレジストパターンの寸法をL
0 とし、この時の露光量をE0 とすると、式(4)か
ら、 式(5) L0 =p・log10 E0 +q が成立する。ここで、半径rに位置する半導体チップで
寸法差ΔLがあった場合の露光量をEx とすると、式
(4)から、 式(6) L0 +ΔL=p・log10 Ex +q が成立する。式(6)と式(5)の左辺および右辺のそ
れぞれの差をとると、 となり、従って、式(8)が得られる。
0 とし、この時の露光量をE0 とすると、式(4)か
ら、 式(5) L0 =p・log10 E0 +q が成立する。ここで、半径rに位置する半導体チップで
寸法差ΔLがあった場合の露光量をEx とすると、式
(4)から、 式(6) L0 +ΔL=p・log10 Ex +q が成立する。式(6)と式(5)の左辺および右辺のそ
れぞれの差をとると、 となり、従って、式(8)が得られる。
【0029】
【数1】
【0030】式(8)を用いて、半径rの円が位置する
外にある半導体チップに対して、露光量の補正を行う。
例えば、E0 =55(mJ/cm2 )、ΔL=20(n
m)、p=5.30×102 の場合は、式(8)から Ex =55・10(20/530) ≒60(mJ/cm2 ) が得られる。半導体ウエハの中心の半導体チップ上に塗
布されたレジストに照射される露光量が約55mJ/c
m2 であるのに対して、半径120mmの円が位置する
外にある半導体チップ上に塗布されたレジストに照射さ
れる露光量は約60mJ/cm2 となる。
外にある半導体チップに対して、露光量の補正を行う。
例えば、E0 =55(mJ/cm2 )、ΔL=20(n
m)、p=5.30×102 の場合は、式(8)から Ex =55・10(20/530) ≒60(mJ/cm2 ) が得られる。半導体ウエハの中心の半導体チップ上に塗
布されたレジストに照射される露光量が約55mJ/c
m2 であるのに対して、半径120mmの円が位置する
外にある半導体チップ上に塗布されたレジストに照射さ
れる露光量は約60mJ/cm2 となる。
【0031】この後、補正された露光条件でレジストパ
ターンを形成し、このレジストパターンをマスクにし
て、半導体ウエハ上に形成された膜を加工する。
ターンを形成し、このレジストパターンをマスクにし
て、半導体ウエハ上に形成された膜を加工する。
【0032】なお、本実施の形態では、露光条件の補正
パラメータに露光量を用いたが、例えばフォーカスオフ
セット、または各半導体チップのショットポジションの
オフセット値を用いてもよい。補正パラメータにフォー
カスオフセットを用いた場合は、ΔLをパターン段差Δ
Dに置き換え、さらにEx 、E0 をフォーカスオフセッ
トFx 、F0 にそれぞれ置き換えることにより、半導体
ウエハ面内で段差が生じる場合に適用することが可能で
ある。また、補正パラメータにショットポジションのオ
フセット値を用いた場合は、ΔLを合わせずれ量ΔGに
置き換え、さらにEx 、E0 を各ショットポジションの
オフセット値Px 、P0 に置き換えることにより、半導
体ウエハ面内で合わせずれが生じる場合に適用すること
が可能である。
パラメータに露光量を用いたが、例えばフォーカスオフ
セット、または各半導体チップのショットポジションの
オフセット値を用いてもよい。補正パラメータにフォー
カスオフセットを用いた場合は、ΔLをパターン段差Δ
Dに置き換え、さらにEx 、E0 をフォーカスオフセッ
トFx 、F0 にそれぞれ置き換えることにより、半導体
ウエハ面内で段差が生じる場合に適用することが可能で
ある。また、補正パラメータにショットポジションのオ
フセット値を用いた場合は、ΔLを合わせずれ量ΔGに
置き換え、さらにEx 、E0 を各ショットポジションの
オフセット値Px 、P0 に置き換えることにより、半導
体ウエハ面内で合わせずれが生じる場合に適用すること
が可能である。
【0033】また、本実施の形態では、パターンの仕上
がり寸法の同心円状の分布の原点を半導体ウエハの中心
としたが、半導体ウエハ面を含む平面であれば、原点は
半導体ウエハの中心に限定する必要はなく、無限に拡張
することが可能である。例えば図7に示すように、同心
円の原点を半導体ウエハの外においてもよく、半導体ウ
エハ面上に偏って寸法差が生ずるような場合に適用する
ことがでる。また、図8に示すように、同心円の原点を
無限遠または半導体ウエハより大きく離れた位置にとれ
ば、半導体ウエハ上の半導体チップの列に対して平行に
寸法差が生じる場合に適用することができる。
がり寸法の同心円状の分布の原点を半導体ウエハの中心
としたが、半導体ウエハ面を含む平面であれば、原点は
半導体ウエハの中心に限定する必要はなく、無限に拡張
することが可能である。例えば図7に示すように、同心
円の原点を半導体ウエハの外においてもよく、半導体ウ
エハ面上に偏って寸法差が生ずるような場合に適用する
ことがでる。また、図8に示すように、同心円の原点を
無限遠または半導体ウエハより大きく離れた位置にとれ
ば、半導体ウエハ上の半導体チップの列に対して平行に
寸法差が生じる場合に適用することができる。
【0034】また、本実施の形態では、前記式(3)
は、円近似を用いた2次関数によって表わされたが、楕
円近似によって近似し、さらに高次の関数、三角関数ま
たは対数関数で表わしてもよく、近似の精度が向上す
る。
は、円近似を用いた2次関数によって表わされたが、楕
円近似によって近似し、さらに高次の関数、三角関数ま
たは対数関数で表わしてもよく、近似の精度が向上す
る。
【0035】また、本実施の形態では、前記式(4)
は、対数関数の回帰曲線を用いて近似したが、三角関数
または指数関数を用いて近似してもよく、近似の精度が
向上する。
は、対数関数の回帰曲線を用いて近似したが、三角関数
または指数関数を用いて近似してもよく、近似の精度が
向上する。
【0036】また、本実施の形態では、半導体ウエハ上
の半導体チップ毎にレジストパターンに補正を加えた
が、分割された半導体チップ毎にレジストパターンに補
正を加えてもよい。
の半導体チップ毎にレジストパターンに補正を加えた
が、分割された半導体チップ毎にレジストパターンに補
正を加えてもよい。
【0037】次に、本実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAM(Dynamic Random
Access Memory)の製造方法の一例を図9〜図17を用
いて工程順に説明する。
ンの寸法補正方法を適用したDRAM(Dynamic Random
Access Memory)の製造方法の一例を図9〜図17を用
いて工程順に説明する。
【0038】まず、図9に示すように、p型で比抵抗が
10Ωcm程度の半導体基板1を用意し、この半導体基
板1の主面に浅溝2を形成する。その後半導体基板1に
熱酸化を施し、酸化シリコン膜3を形成する。さらに酸
化シリコン膜を堆積してこれを化学的機械研磨(Chemic
al Mechanical Polishing ;CMP) 法により研磨して
浅溝2内にのみ酸化シリコン膜を残し、分離領域4を形
成する。
10Ωcm程度の半導体基板1を用意し、この半導体基
板1の主面に浅溝2を形成する。その後半導体基板1に
熱酸化を施し、酸化シリコン膜3を形成する。さらに酸
化シリコン膜を堆積してこれを化学的機械研磨(Chemic
al Mechanical Polishing ;CMP) 法により研磨して
浅溝2内にのみ酸化シリコン膜を残し、分離領域4を形
成する。
【0039】次に、メモリセルを形成する領域(A領
域:メモリアレイ)の半導体基板1にn型不純物、例え
ばP(リン)をイオン打ち込みしてn型半導体領域5を
形成し、メモリアレイと周辺回路(B領域)の一部(n
チャネル型MISFETを形成する領域)にp型不純
物、例えばB(ホウ素)をイオン打ち込みしてp型ウエ
ル6を形成し、周辺回路の他の一部(pチャネル型MI
SFETを形成する領域)にn型不純物、例えばPをイ
オン打ち込みしてn型ウエル7を形成する。また、この
イオン打ち込みに続いて、MISFET(Metal Insula
tor SemiconductorField Effect Transistor )のしき
い値電圧を調整するための不純物、例えばBF2 (フッ
化ホウ素)をp型ウエル6およびn型ウエル7にイオン
打ち込みする。n型半導体領域5は、入出力回路などか
ら半導体基板1を通じてメモリアレイのp型ウエル6に
ノイズが侵入するのを防止するために形成される。
域:メモリアレイ)の半導体基板1にn型不純物、例え
ばP(リン)をイオン打ち込みしてn型半導体領域5を
形成し、メモリアレイと周辺回路(B領域)の一部(n
チャネル型MISFETを形成する領域)にp型不純
物、例えばB(ホウ素)をイオン打ち込みしてp型ウエ
ル6を形成し、周辺回路の他の一部(pチャネル型MI
SFETを形成する領域)にn型不純物、例えばPをイ
オン打ち込みしてn型ウエル7を形成する。また、この
イオン打ち込みに続いて、MISFET(Metal Insula
tor SemiconductorField Effect Transistor )のしき
い値電圧を調整するための不純物、例えばBF2 (フッ
化ホウ素)をp型ウエル6およびn型ウエル7にイオン
打ち込みする。n型半導体領域5は、入出力回路などか
ら半導体基板1を通じてメモリアレイのp型ウエル6に
ノイズが侵入するのを防止するために形成される。
【0040】次に、図10に示すように、p型ウエル6
およびn型ウエル7の各表面をHF(フッ酸)系の溶液
を使って洗浄した後、半導体基板1を850℃程度でウ
ェット酸化してp型ウエル6およびn型ウエル7の各表
面に膜厚7nm程度の清浄なゲート酸化膜8を形成す
る。
およびn型ウエル7の各表面をHF(フッ酸)系の溶液
を使って洗浄した後、半導体基板1を850℃程度でウ
ェット酸化してp型ウエル6およびn型ウエル7の各表
面に膜厚7nm程度の清浄なゲート酸化膜8を形成す
る。
【0041】次に、ゲート酸化膜8の上部にゲート電極
9A、9B、9Cを形成する。ゲート電極9Aは、メモ
リセル選択用MISFETの一部を構成し、活性領域以
外の領域ではワード線WLとして機能する。このゲート
電極9A(ワード線WL)の幅、すなわちゲート長は、
メモリセル選択用MISFETの短チャネル効果を抑制
して、しきい値電圧を一定値以上に確保できる許容範囲
内の最小寸法で構成される。また、隣接する2本のゲー
ト電極9A(ワード線WL)の間隔は、フォトリソグラ
フィの解像限界で決まる最小寸法で構成される。ゲート
電極9Bおよびゲート電極9Cは、周辺回路のnチャネ
ル型MISFETおよびpチャネル型MISFETの各
一部を構成する。
9A、9B、9Cを形成する。ゲート電極9Aは、メモ
リセル選択用MISFETの一部を構成し、活性領域以
外の領域ではワード線WLとして機能する。このゲート
電極9A(ワード線WL)の幅、すなわちゲート長は、
メモリセル選択用MISFETの短チャネル効果を抑制
して、しきい値電圧を一定値以上に確保できる許容範囲
内の最小寸法で構成される。また、隣接する2本のゲー
ト電極9A(ワード線WL)の間隔は、フォトリソグラ
フィの解像限界で決まる最小寸法で構成される。ゲート
電極9Bおよびゲート電極9Cは、周辺回路のnチャネ
ル型MISFETおよびpチャネル型MISFETの各
一部を構成する。
【0042】ゲート電極9A(ワード線WL)およびゲ
ート電極9B、9Cは、例えばP(リン)などのn型不
純物がドープされた膜厚70nm程度の多結晶シリコン
膜を半導体基板1上にCVD法で堆積し、次いでその上
部に膜厚50nm程度のWN(タングステンナイトライ
ド)膜と膜厚100nm程度のW膜とをスパッタリング
法で堆積し、さらにその上部に膜厚150nm程度の窒
化シリコン膜10をCVD法で堆積した後、フォトレジ
スト膜をマスクにしてこれらの膜をパターニングするこ
とにより形成する。WN膜は、高温熱処理時にW膜と多
結晶シリコン膜とが反応して両者の界面に高抵抗のシリ
サイド層が形成されるのを防止するバリア層として機能
する。バリア層には、WN膜の他、TiN(チタンナイ
トライド)膜などを使用することもできる。
ート電極9B、9Cは、例えばP(リン)などのn型不
純物がドープされた膜厚70nm程度の多結晶シリコン
膜を半導体基板1上にCVD法で堆積し、次いでその上
部に膜厚50nm程度のWN(タングステンナイトライ
ド)膜と膜厚100nm程度のW膜とをスパッタリング
法で堆積し、さらにその上部に膜厚150nm程度の窒
化シリコン膜10をCVD法で堆積した後、フォトレジ
スト膜をマスクにしてこれらの膜をパターニングするこ
とにより形成する。WN膜は、高温熱処理時にW膜と多
結晶シリコン膜とが反応して両者の界面に高抵抗のシリ
サイド層が形成されるのを防止するバリア層として機能
する。バリア層には、WN膜の他、TiN(チタンナイ
トライド)膜などを使用することもできる。
【0043】ゲート電極9A(ワード線WL)の一部を
低抵抗の金属(W)で構成した場合には、そのシート抵
抗を2〜2.5Ω/□程度にまで低減できるので、ワード
線遅延を低減することができる。また、ゲート電極9A
(ワード線WL)をAl配線などで裏打ちしなくともワ
ード線遅延を低減できるので、メモリセルの上部に形成
される配線層の数を1層減らすことができる。
低抵抗の金属(W)で構成した場合には、そのシート抵
抗を2〜2.5Ω/□程度にまで低減できるので、ワード
線遅延を低減することができる。また、ゲート電極9A
(ワード線WL)をAl配線などで裏打ちしなくともワ
ード線遅延を低減できるので、メモリセルの上部に形成
される配線層の数を1層減らすことができる。
【0044】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、フッ酸などのエッチング液を使って、半導体基板1
の表面に残ったドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。このウェットエッチングを行う
と、ゲート電極9A(ワード線WL)およびゲート電極
9B、9Cの下部以外の領域のゲート酸化膜8が削られ
ると同時に、ゲート側壁下部のゲート酸化膜8も等方的
にエッチングされてアンダーカットが生じるため、その
ままではゲート酸化膜8の耐圧が低下する。そこで、半
導体基板1を900℃程度で酸化することによって、削
れたゲート酸化膜8の膜質を改善する。
後、フッ酸などのエッチング液を使って、半導体基板1
の表面に残ったドライエッチング残渣やフォトレジスト
残渣などを除去する。このウェットエッチングを行う
と、ゲート電極9A(ワード線WL)およびゲート電極
9B、9Cの下部以外の領域のゲート酸化膜8が削られ
ると同時に、ゲート側壁下部のゲート酸化膜8も等方的
にエッチングされてアンダーカットが生じるため、その
ままではゲート酸化膜8の耐圧が低下する。そこで、半
導体基板1を900℃程度で酸化することによって、削
れたゲート酸化膜8の膜質を改善する。
【0045】次に、n型ウエル7にp型不純物、例えば
B(ホウ素)をイオン打ち込みしてゲート電極9Cの両
側のn型ウエル7にp- 型半導体領域11を形成する。
また、p型ウエル6にn型不純物、例えばP(リン)を
イオン打ち込みしてゲート電極9Bの両側のp型ウエル
6にn- 型半導体領域12を形成し、ゲート電極9Aの
両側のp型ウエル6にn型半導体領域13を形成する。
これにより、メモリアレイにメモリセル選択用MISF
ETが形成される。
B(ホウ素)をイオン打ち込みしてゲート電極9Cの両
側のn型ウエル7にp- 型半導体領域11を形成する。
また、p型ウエル6にn型不純物、例えばP(リン)を
イオン打ち込みしてゲート電極9Bの両側のp型ウエル
6にn- 型半導体領域12を形成し、ゲート電極9Aの
両側のp型ウエル6にn型半導体領域13を形成する。
これにより、メモリアレイにメモリセル選択用MISF
ETが形成される。
【0046】次に、図11に示すように、半導体基板1
上にCVD法で膜厚50nm程度の窒化シリコン膜14
を堆積した後、メモリアレイの窒化シリコン膜14をフ
ォトレジスト膜で覆い、周辺回路の窒化シリコン膜14
を異方性エッチングすることにより、ゲート電極9B、
9Cの側壁にサイドウォールスペーサ15を形成する。
このエッチングは、ゲート酸化膜8や分離領域4に埋め
込まれた酸化シリコン膜の削れ量を最少とするために、
酸化シリコン膜に対する窒化シリコン膜14のエッチン
グレートが大きくなるようなエッチングガスを使用して
行う。また、ゲート電極9B、9C上の窒化シリコン膜
10の削れ量を最少とするために、オーバーエッチング
量を必要最小限にとどめるようにする。
上にCVD法で膜厚50nm程度の窒化シリコン膜14
を堆積した後、メモリアレイの窒化シリコン膜14をフ
ォトレジスト膜で覆い、周辺回路の窒化シリコン膜14
を異方性エッチングすることにより、ゲート電極9B、
9Cの側壁にサイドウォールスペーサ15を形成する。
このエッチングは、ゲート酸化膜8や分離領域4に埋め
込まれた酸化シリコン膜の削れ量を最少とするために、
酸化シリコン膜に対する窒化シリコン膜14のエッチン
グレートが大きくなるようなエッチングガスを使用して
行う。また、ゲート電極9B、9C上の窒化シリコン膜
10の削れ量を最少とするために、オーバーエッチング
量を必要最小限にとどめるようにする。
【0047】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、周辺回路のn型ウエル7にp型不純物、例えばB
(ホウ素)をイオン打ち込みしてpチャネル型MISF
ETのp+ 型半導体領域16(ソース、ドレイン)を形
成し、周辺回路のp型ウエル6にn型不純物、例えばA
s(ヒ素)をイオン打ち込みしてnチャネル型MISF
ETのn+ 型半導体領域17(ソース、ドレイン)を形
成する。これにより、周辺回路にpチャネル型MISF
ETおよびnチャネル型MISFETが形成される。
後、周辺回路のn型ウエル7にp型不純物、例えばB
(ホウ素)をイオン打ち込みしてpチャネル型MISF
ETのp+ 型半導体領域16(ソース、ドレイン)を形
成し、周辺回路のp型ウエル6にn型不純物、例えばA
s(ヒ素)をイオン打ち込みしてnチャネル型MISF
ETのn+ 型半導体領域17(ソース、ドレイン)を形
成する。これにより、周辺回路にpチャネル型MISF
ETおよびnチャネル型MISFETが形成される。
【0048】次に、図12に示すように、半導体基板1
上に膜厚300nm程度のSOG(スピンオングラス)
膜18をスピン塗布した後、半導体基板1を800℃、
1分程度熱処理してSOG膜18をシンタリング(焼き
締め)する。
上に膜厚300nm程度のSOG(スピンオングラス)
膜18をスピン塗布した後、半導体基板1を800℃、
1分程度熱処理してSOG膜18をシンタリング(焼き
締め)する。
【0049】次に、SOG膜18の上部に膜厚600n
m程度の酸化シリコン膜19を堆積した後、この酸化シ
リコン膜19をCMP法で研磨してその表面を平坦化す
る。酸化シリコン膜19は、例えばオゾン(O3 )とテ
トラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用い
たプラズマCVD法で堆積する。
m程度の酸化シリコン膜19を堆積した後、この酸化シ
リコン膜19をCMP法で研磨してその表面を平坦化す
る。酸化シリコン膜19は、例えばオゾン(O3 )とテ
トラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用い
たプラズマCVD法で堆積する。
【0050】次に、酸化シリコン膜19の上部に膜厚1
00nm程度の酸化シリコン膜20を堆積する。この酸
化シリコン膜20は、CMP法で研磨されたときに生じ
た前記酸化シリコン膜19の表面の微細な傷を補修する
ために堆積する。酸化シリコン膜20は、例えばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。酸化シリ
コン膜19の上部には、酸化シリコン膜20に代えてP
SG(Phospho Silicate Glass)膜を堆積してもよい。
00nm程度の酸化シリコン膜20を堆積する。この酸
化シリコン膜20は、CMP法で研磨されたときに生じ
た前記酸化シリコン膜19の表面の微細な傷を補修する
ために堆積する。酸化シリコン膜20は、例えばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。酸化シリ
コン膜19の上部には、酸化シリコン膜20に代えてP
SG(Phospho Silicate Glass)膜を堆積してもよい。
【0051】次に、本実施の形態である前記図1に示し
た工程100〜工程104に従って、酸化シリコン膜2
0の上部にフォトレジスト膜21を形成し、このフォト
レジスト膜21をマスクにしたドライエッチングでメモ
リセル選択用MISFETのn型半導体領域13(ソー
ス、ドレイン)の上部の酸化シリコン膜20、19およ
びSOG膜18を除去する。
た工程100〜工程104に従って、酸化シリコン膜2
0の上部にフォトレジスト膜21を形成し、このフォト
レジスト膜21をマスクにしたドライエッチングでメモ
リセル選択用MISFETのn型半導体領域13(ソー
ス、ドレイン)の上部の酸化シリコン膜20、19およ
びSOG膜18を除去する。
【0052】なお、上記エッチングは、窒化シリコン膜
14に対する酸化シリコン膜20、19およびSOG膜
18のエッチングレートが大きくなるような条件で行
い、n型半導体領域13や分離領域4の上部を覆ってい
る窒化シリコン膜14が完全には除去されないようにす
る。
14に対する酸化シリコン膜20、19およびSOG膜
18のエッチングレートが大きくなるような条件で行
い、n型半導体領域13や分離領域4の上部を覆ってい
る窒化シリコン膜14が完全には除去されないようにす
る。
【0053】続いて、上記フォトレジスト膜21をマス
クにしたドライエッチングでメモリセル選択用MISF
ETのn型半導体領域13(ソース、ドレイン)の上部
の窒化シリコン膜14とゲート酸化膜8とを除去するこ
とにより、n型半導体領域13(ソース、ドレイン)の
一方の上部にコンタクトホール22を形成し、他方の上
部にコンタクトホール23を形成する。このエッチング
は、酸化シリコン膜(ゲート酸化膜8および分離領域4
内の酸化シリコン膜)に対する窒化シリコン膜14のエ
ッチングレートが大きくなるような条件で行い、n型半
導体領域13や分離領域4が深く削れないようにする。
また、このエッチングは、窒化シリコン膜14が異方的
にエッチングされるような条件で行い、ゲート電極9A
(ワード線WL)の側壁に窒化シリコン膜14が残るよ
うにする。これにより、フォトリソグラフィの解像限界
以下の微細な径を有するコンタクトホール22、23が
ゲート電極9A(ワード線WL)に対して自己整合で形
成される。コンタクトホール22、23をゲート電極9
A(ワード線WL)に対して自己整合で形成するには、
あらかじめ窒化シリコン膜14を異方性エッチングして
ゲート電極9A(ワード線WL)の側壁にサイドウォー
ルスペーサを形成しておいてもよい。
クにしたドライエッチングでメモリセル選択用MISF
ETのn型半導体領域13(ソース、ドレイン)の上部
の窒化シリコン膜14とゲート酸化膜8とを除去するこ
とにより、n型半導体領域13(ソース、ドレイン)の
一方の上部にコンタクトホール22を形成し、他方の上
部にコンタクトホール23を形成する。このエッチング
は、酸化シリコン膜(ゲート酸化膜8および分離領域4
内の酸化シリコン膜)に対する窒化シリコン膜14のエ
ッチングレートが大きくなるような条件で行い、n型半
導体領域13や分離領域4が深く削れないようにする。
また、このエッチングは、窒化シリコン膜14が異方的
にエッチングされるような条件で行い、ゲート電極9A
(ワード線WL)の側壁に窒化シリコン膜14が残るよ
うにする。これにより、フォトリソグラフィの解像限界
以下の微細な径を有するコンタクトホール22、23が
ゲート電極9A(ワード線WL)に対して自己整合で形
成される。コンタクトホール22、23をゲート電極9
A(ワード線WL)に対して自己整合で形成するには、
あらかじめ窒化シリコン膜14を異方性エッチングして
ゲート電極9A(ワード線WL)の側壁にサイドウォー
ルスペーサを形成しておいてもよい。
【0054】次に、フォトレジスト膜21を除去した
後、図13に示すように、コンタクトホール22、23
の内部にプラグ24を形成する。プラグ24は、酸化シ
リコン膜20の上部にn型不純物(例えばP(リン))
をドープした多結晶シリコン膜をCVD法で堆積した
後、この多結晶シリコン膜をCMP法で研磨してコンタ
クトホール22、23の内部に残すことにより形成す
る。
後、図13に示すように、コンタクトホール22、23
の内部にプラグ24を形成する。プラグ24は、酸化シ
リコン膜20の上部にn型不純物(例えばP(リン))
をドープした多結晶シリコン膜をCVD法で堆積した
後、この多結晶シリコン膜をCMP法で研磨してコンタ
クトホール22、23の内部に残すことにより形成す
る。
【0055】次に、図14に示すように、酸化シリコン
膜20の上部に膜厚200nm程度の酸化シリコン膜2
5を堆積した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理
する。酸化シリコン膜25は、例えばオゾン(O3 )と
テトラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用
いたプラズマCVD法で堆積する。また、この熱処理に
よって、プラグ24を構成する多結晶シリコン膜中のn
型不純物がコンタクトホール22、23の底部からメモ
リセル選択用MISFETのn型半導体領域13(ソー
ス、ドレイン)に拡散し、n型半導体領域13が低抵抗
化される。
膜20の上部に膜厚200nm程度の酸化シリコン膜2
5を堆積した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理
する。酸化シリコン膜25は、例えばオゾン(O3 )と
テトラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用
いたプラズマCVD法で堆積する。また、この熱処理に
よって、プラグ24を構成する多結晶シリコン膜中のn
型不純物がコンタクトホール22、23の底部からメモ
リセル選択用MISFETのn型半導体領域13(ソー
ス、ドレイン)に拡散し、n型半導体領域13が低抵抗
化される。
【0056】次に、フォトレジスト膜をマスクにしたド
ライエッチングで前記コンタクトホール22の上部の酸
化シリコン膜25を除去してプラグ24の表面を露出さ
せる。次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、フォ
トレジスト膜をマスクにしたドライエッチングで周辺回
路の酸化シリコン膜25、20、19、SOG膜18お
よびゲート酸化膜8を除去することにより、nチャネル
型MISFETのn+型半導体領域17(ソース、ドレ
イン)の上部にコンタクトホール26を形成し、pチャ
ネル型MISFETのp+ 型半導体領域16(ソース、
ドレイン)の上部にコンタクトホール27を形成する。
ライエッチングで前記コンタクトホール22の上部の酸
化シリコン膜25を除去してプラグ24の表面を露出さ
せる。次に、上記フォトレジスト膜を除去した後、フォ
トレジスト膜をマスクにしたドライエッチングで周辺回
路の酸化シリコン膜25、20、19、SOG膜18お
よびゲート酸化膜8を除去することにより、nチャネル
型MISFETのn+型半導体領域17(ソース、ドレ
イン)の上部にコンタクトホール26を形成し、pチャ
ネル型MISFETのp+ 型半導体領域16(ソース、
ドレイン)の上部にコンタクトホール27を形成する。
【0057】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、図15に示すように、酸化シリコン膜25の上部に
ビット線BLと周辺回路の第1層配線28とを形成す
る。ビット線BLおよび第1層配線28は、例えば酸化
シリコン膜25の上部に膜厚50nm程度のTi膜と膜
厚50nm程度のTiN膜とをスパッタリング法で堆積
し、さらにその上部に膜厚150nm程度のW膜と膜厚
200nm程度の窒化シリコン膜29aとをCVD法で
堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしてこれらの
膜をパターニングすることにより形成する。
後、図15に示すように、酸化シリコン膜25の上部に
ビット線BLと周辺回路の第1層配線28とを形成す
る。ビット線BLおよび第1層配線28は、例えば酸化
シリコン膜25の上部に膜厚50nm程度のTi膜と膜
厚50nm程度のTiN膜とをスパッタリング法で堆積
し、さらにその上部に膜厚150nm程度のW膜と膜厚
200nm程度の窒化シリコン膜29aとをCVD法で
堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしてこれらの
膜をパターニングすることにより形成する。
【0058】酸化シリコン膜25の上部にTi膜を堆積
した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理すること
により、Ti膜とSi基板とが反応し、nチャネル型M
ISFETのn+ 型半導体領域17(ソース、ドレイ
ン)の表面、pチャネル型MISFETのp+ 型半導体
領域16(ソース、ドレイン)の表面およびコンタクト
ホール24に埋め込まれたプラグ24の表面に低抵抗の
TiSi2 (チタンシリサイド)層30が形成される。
これにより、n+ 型半導体領域17、p+ 型半導体領域
16およびプラグ24に接続される配線(ビット線B
L、第1層配線28)のコンタクト抵抗を低減すること
ができる。また、ビット線BLをW膜/TiN膜/Ti
膜で構成することにより、そのシート抵抗を2Ω/□以
下にまで低減できるので、ビット線BLと周辺回路の第
1層配線28とを同一工程で同時に形成することができ
る。
した後、半導体基板1を800℃程度で熱処理すること
により、Ti膜とSi基板とが反応し、nチャネル型M
ISFETのn+ 型半導体領域17(ソース、ドレイ
ン)の表面、pチャネル型MISFETのp+ 型半導体
領域16(ソース、ドレイン)の表面およびコンタクト
ホール24に埋め込まれたプラグ24の表面に低抵抗の
TiSi2 (チタンシリサイド)層30が形成される。
これにより、n+ 型半導体領域17、p+ 型半導体領域
16およびプラグ24に接続される配線(ビット線B
L、第1層配線28)のコンタクト抵抗を低減すること
ができる。また、ビット線BLをW膜/TiN膜/Ti
膜で構成することにより、そのシート抵抗を2Ω/□以
下にまで低減できるので、ビット線BLと周辺回路の第
1層配線28とを同一工程で同時に形成することができ
る。
【0059】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、ビット線BLおよび第1層配線28の側壁にサイド
ウォールスペーサ29bを形成する。サイドウォールス
ペーサ29bは、ビット線BLおよび第1層配線28の
上部にCVD法で窒化シリコン膜を堆積した後、この窒
化シリコン膜を異方性エッチングして形成する。
後、ビット線BLおよび第1層配線28の側壁にサイド
ウォールスペーサ29bを形成する。サイドウォールス
ペーサ29bは、ビット線BLおよび第1層配線28の
上部にCVD法で窒化シリコン膜を堆積した後、この窒
化シリコン膜を異方性エッチングして形成する。
【0060】次に、図16に示すように、ビット線BL
および第1層配線28の上部に膜厚300nm程度のS
OG膜31をスピン塗布した後、半導体基板1を800
℃、1分程度熱処理してSOG膜31をシンタリング
(焼き締め)する。
および第1層配線28の上部に膜厚300nm程度のS
OG膜31をスピン塗布した後、半導体基板1を800
℃、1分程度熱処理してSOG膜31をシンタリング
(焼き締め)する。
【0061】次に、SOG膜31の上部に膜厚600n
m程度の酸化シリコン膜32を堆積した後、この酸化シ
リコン膜32をCMP法で研磨してその表面を平坦化す
る。酸化シリコン膜32は、例えばオゾン(O3 )とテ
トラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用い
たプラズマCVD法で堆積する。
m程度の酸化シリコン膜32を堆積した後、この酸化シ
リコン膜32をCMP法で研磨してその表面を平坦化す
る。酸化シリコン膜32は、例えばオゾン(O3 )とテ
トラエトキシシラン(TEOS)とをソースガスに用い
たプラズマCVD法で堆積する。
【0062】次に、酸化シリコン膜32の上部に膜厚1
00nm程度の酸化シリコン膜33を堆積する。この酸
化シリコン膜33は、CMP法で研磨されたときに生じ
た前記酸化シリコン膜32の表面の微細な傷を補修する
ために堆積する。酸化シリコン膜33は、例えばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。
00nm程度の酸化シリコン膜33を堆積する。この酸
化シリコン膜33は、CMP法で研磨されたときに生じ
た前記酸化シリコン膜32の表面の微細な傷を補修する
ために堆積する。酸化シリコン膜33は、例えばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。
【0063】次に、フォトレジスト膜をマスクにしたド
ライエッチングでコンタクトホール23に埋め込まれた
プラグ24の上部の酸化シリコン膜33、32、SOG
膜31および酸化シリコン膜25を除去してプラグ24
の表面に達するスルーホール34を形成する。このエッ
チングは、酸化シリコン膜33、32、25およびSO
G膜31に対する窒化シリコン膜のエッチングレートが
大きくなるような条件で行い、スルーホール34とビッ
ト線BLの合わせずれが生じた場合でも、ビット線BL
の上部の窒化シリコン膜29aやサイドウォールスペー
サ29bが深く削れないようにする。これにより、スル
ーホール34がビット線BLに対して自己整合で形成さ
れる。
ライエッチングでコンタクトホール23に埋め込まれた
プラグ24の上部の酸化シリコン膜33、32、SOG
膜31および酸化シリコン膜25を除去してプラグ24
の表面に達するスルーホール34を形成する。このエッ
チングは、酸化シリコン膜33、32、25およびSO
G膜31に対する窒化シリコン膜のエッチングレートが
大きくなるような条件で行い、スルーホール34とビッ
ト線BLの合わせずれが生じた場合でも、ビット線BL
の上部の窒化シリコン膜29aやサイドウォールスペー
サ29bが深く削れないようにする。これにより、スル
ーホール34がビット線BLに対して自己整合で形成さ
れる。
【0064】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、スルーホール34の内部にプラグ35を形成する。
プラグ35は、酸化シリコン膜33の上部にn型不純物
(例えばP(リン))をドープした多結晶シリコン膜を
CVD法で堆積した後、この多結晶シリコン膜をエッチ
バックしてスルーホール34の内部に残すことにより形
成する。
後、スルーホール34の内部にプラグ35を形成する。
プラグ35は、酸化シリコン膜33の上部にn型不純物
(例えばP(リン))をドープした多結晶シリコン膜を
CVD法で堆積した後、この多結晶シリコン膜をエッチ
バックしてスルーホール34の内部に残すことにより形
成する。
【0065】次に、図17に示すように、酸化シリコン
膜33の上部に膜厚100nm程度の窒化シリコン膜3
6をCVD法で堆積した後、フォトレジスト膜をマスク
にしたドライエッチングで周辺回路の窒化シリコン膜3
6を除去する。メモリアレイに残った窒化シリコン膜3
6は、後述する情報蓄積用容量素子の下部電極を形成す
る工程で下部電極の間の酸化シリコン膜をエッチングす
る際のエッチングストッパとして利用される。
膜33の上部に膜厚100nm程度の窒化シリコン膜3
6をCVD法で堆積した後、フォトレジスト膜をマスク
にしたドライエッチングで周辺回路の窒化シリコン膜3
6を除去する。メモリアレイに残った窒化シリコン膜3
6は、後述する情報蓄積用容量素子の下部電極を形成す
る工程で下部電極の間の酸化シリコン膜をエッチングす
る際のエッチングストッパとして利用される。
【0066】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、窒化シリコン膜36の上部に膜厚1.3μm程度の酸
化シリコン膜37を堆積し、フォトレジスト膜をマスク
にしたドライエッチングで酸化シリコン膜37および窒
化シリコン膜36を除去することにより、スルーホール
34の上部に溝38を形成する。このとき同時に、メモ
リアレイの周囲にメモリアレイを取り囲む枠状の溝38
aを形成する。酸化シリコン膜37は、例えばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。
後、窒化シリコン膜36の上部に膜厚1.3μm程度の酸
化シリコン膜37を堆積し、フォトレジスト膜をマスク
にしたドライエッチングで酸化シリコン膜37および窒
化シリコン膜36を除去することにより、スルーホール
34の上部に溝38を形成する。このとき同時に、メモ
リアレイの周囲にメモリアレイを取り囲む枠状の溝38
aを形成する。酸化シリコン膜37は、例えばオゾン
(O3 )とテトラエトキシシラン(TEOS)とをソー
スガスに用いたプラズマCVD法で堆積する。
【0067】次に、上記フォトレジスト膜を除去した
後、酸化シリコン膜37の上部にn型不純物(例えばP
(リン))をドープした膜厚60nm程度の多結晶シリ
コン膜39をCVD法で堆積する。この多結晶シリコン
膜39は、情報蓄積用容量素子の下部電極材料として使
用される。
後、酸化シリコン膜37の上部にn型不純物(例えばP
(リン))をドープした膜厚60nm程度の多結晶シリ
コン膜39をCVD法で堆積する。この多結晶シリコン
膜39は、情報蓄積用容量素子の下部電極材料として使
用される。
【0068】次に、多結晶シリコン膜39の上部に溝3
8、38aの深さよりも厚い膜厚(例えば2μm程度)
のSOG膜40をスピン塗布した後、SOG膜40をエ
ッチバックし、さらに酸化シリコン膜37の上部の多結
晶シリコン膜39をエッチバックすることにより、溝3
8、38aの内側(内壁および底部)に多結晶シリコン
膜39を残す。
8、38aの深さよりも厚い膜厚(例えば2μm程度)
のSOG膜40をスピン塗布した後、SOG膜40をエ
ッチバックし、さらに酸化シリコン膜37の上部の多結
晶シリコン膜39をエッチバックすることにより、溝3
8、38aの内側(内壁および底部)に多結晶シリコン
膜39を残す。
【0069】次に、周辺回路の酸化シリコン膜37を覆
うフォトレジスト膜をマスクに溝38の内部のSOG膜
40と溝38の隙間の酸化シリコン膜37をウェットエ
ッチングして情報蓄積用容量素子の下部電極41を形成
する。このとき、溝38の隙間には窒化シリコン膜36
が残っているので、その下部の酸化シリコン膜33がエ
ッチングされることはない。また、周辺回路の酸化シリ
コン膜37を覆う上記フォトレジスト膜は、その一端を
メモリアレイの最も外側に形成される下部電極41と周
辺回路領域との境界部、すなわち溝38aの上部に配置
する。このようにすると、フォトレジスト膜の端部に合
わせずれが生じた場合でも、メモリアレイの最も外側に
形成される下部電極41の溝38の内部にSOG膜40
が残ったり、周辺回路の酸化シリコン膜37がエッチン
グされたりすることはない。
うフォトレジスト膜をマスクに溝38の内部のSOG膜
40と溝38の隙間の酸化シリコン膜37をウェットエ
ッチングして情報蓄積用容量素子の下部電極41を形成
する。このとき、溝38の隙間には窒化シリコン膜36
が残っているので、その下部の酸化シリコン膜33がエ
ッチングされることはない。また、周辺回路の酸化シリ
コン膜37を覆う上記フォトレジスト膜は、その一端を
メモリアレイの最も外側に形成される下部電極41と周
辺回路領域との境界部、すなわち溝38aの上部に配置
する。このようにすると、フォトレジスト膜の端部に合
わせずれが生じた場合でも、メモリアレイの最も外側に
形成される下部電極41の溝38の内部にSOG膜40
が残ったり、周辺回路の酸化シリコン膜37がエッチン
グされたりすることはない。
【0070】次に、上記フォトレジスト膜を除去し、次
いで下部電極41を構成する多結晶シリコン膜39の酸
化を防止するために、半導体基板1をアンモニア雰囲気
中、800℃程度で熱処理して多結晶シリコン膜39の
表面を窒化した後、下部電極41の上部に膜厚20nm
程度のTa2 O5 (酸化タンタル)膜42をCVD法で
堆積し、次いで半導体基板1を800℃程度で熱処理し
てTa2 O5 膜42を活性化する。このTa2 O5 膜4
2は、情報蓄積用容量素子の容量絶縁膜材料として使用
される。
いで下部電極41を構成する多結晶シリコン膜39の酸
化を防止するために、半導体基板1をアンモニア雰囲気
中、800℃程度で熱処理して多結晶シリコン膜39の
表面を窒化した後、下部電極41の上部に膜厚20nm
程度のTa2 O5 (酸化タンタル)膜42をCVD法で
堆積し、次いで半導体基板1を800℃程度で熱処理し
てTa2 O5 膜42を活性化する。このTa2 O5 膜4
2は、情報蓄積用容量素子の容量絶縁膜材料として使用
される。
【0071】次に、Ta2 O5 膜42の上部にCVD法
とスパッタリング法とで膜厚150nm程度のTiN膜
43を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたド
ライエッチングでTiN膜43およびTa2 O5 膜42
をパターニングすることにより、TiN膜43からなる
上部電極と、Ta2 O5 膜42からなる容量絶縁膜と、
多結晶シリコン膜39からなる下部電極41とで構成さ
れる情報蓄積用容量素子Cを形成する。これにより、メ
モリセル選択用MISFETとこれに直列に接続された
情報蓄積用容量素子Cとで構成されるDRAMのメモリ
セルが完成する。
とスパッタリング法とで膜厚150nm程度のTiN膜
43を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたド
ライエッチングでTiN膜43およびTa2 O5 膜42
をパターニングすることにより、TiN膜43からなる
上部電極と、Ta2 O5 膜42からなる容量絶縁膜と、
多結晶シリコン膜39からなる下部電極41とで構成さ
れる情報蓄積用容量素子Cを形成する。これにより、メ
モリセル選択用MISFETとこれに直列に接続された
情報蓄積用容量素子Cとで構成されるDRAMのメモリ
セルが完成する。
【0072】その後、多層配線および最上層の配線の上
部にパッシベーション膜を堆積するが、その図示は省略
する。
部にパッシベーション膜を堆積するが、その図示は省略
する。
【0073】なお、本実施の形態では、プラグ24を埋
め込むコンタクトホール22、23を形成する際にマス
クとして用いるフォトレジスト膜21に適用した場合に
ついて説明したが、コンタクトホール22の上部の酸化
シリコン膜25を除去する際にマスクとして用いるフォ
トレジスト膜、または周辺回路にコンタクトホール2
6、27を形成する際にマスクとして用いるフォトレジ
スト膜などに適用可能である。
め込むコンタクトホール22、23を形成する際にマス
クとして用いるフォトレジスト膜21に適用した場合に
ついて説明したが、コンタクトホール22の上部の酸化
シリコン膜25を除去する際にマスクとして用いるフォ
トレジスト膜、または周辺回路にコンタクトホール2
6、27を形成する際にマスクとして用いるフォトレジ
スト膜などに適用可能である。
【0074】このように、本実施の形態によれば、リソ
グラフィ工程での露光量を同心円状に増減してレジスト
パターンの寸法を同心円状に補正することが可能となる
ことから、最適な補正寸法を有するレジストパターンを
半導体ウエハ上に形成することができるので、このレジ
ストパターンを用いることによって加工されたパターン
の半導体ウエハ面内における仕上がり寸法の均一性が向
上する。
グラフィ工程での露光量を同心円状に増減してレジスト
パターンの寸法を同心円状に補正することが可能となる
ことから、最適な補正寸法を有するレジストパターンを
半導体ウエハ上に形成することができるので、このレジ
ストパターンを用いることによって加工されたパターン
の半導体ウエハ面内における仕上がり寸法の均一性が向
上する。
【0075】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでも
ない。
【0076】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0077】本発明によれば、同心円状に露光条件を補
正することが可能となることから、最適な補正寸法を有
するレジストパターンを半導体ウエハ上に形成すること
ができるので、このレジストパターンを用いることによ
って加工されたパターンの仕上がり寸法の均一性が向上
し、半導体ウエハ面内の加工精度が向上する。
正することが可能となることから、最適な補正寸法を有
するレジストパターンを半導体ウエハ上に形成すること
ができるので、このレジストパターンを用いることによ
って加工されたパターンの仕上がり寸法の均一性が向上
し、半導体ウエハ面内の加工精度が向上する。
【図1】本発明の一実施の形態であるレジストパターン
の寸法補正方法を説明する工程図である。
の寸法補正方法を説明する工程図である。
【図2】半導体ウエハ上に形成した穴パターンの仕上が
り寸法の半導体ウエハ面内分布図である。
り寸法の半導体ウエハ面内分布図である。
【図3】パターンの仕上がり寸法の極値(最大値または
最小値)を原点とした半径rの円に位置する半導体チッ
プを説明する図である。
最小値)を原点とした半径rの円に位置する半導体チッ
プを説明する図である。
【図4】パターンの仕上がり寸法の極値(最大値または
最小値)を原点とした段階的な同心円の半径rを説明す
る図である。
最小値)を原点とした段階的な同心円の半径rを説明す
る図である。
【図5】レジストパターンの寸法に段階的な補正が加え
られた半導体チップの分布を示す図である。
られた半導体チップの分布を示す図である。
【図6】リソグラフィ工程におけるレジストパターンの
寸法と露光量との関係を示すグラフ図である。
寸法と露光量との関係を示すグラフ図である。
【図7】パターンの仕上がり寸法の同心円の分布におけ
る原点の位置を説明するための図である。
る原点の位置を説明するための図である。
【図8】パターンの仕上がり寸法の同心円の分布におけ
る原点の位置を説明するための図である。
る原点の位置を説明するための図である。
【図9】本発明の一実施の形態であるレジストパターン
の寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す半
導体基板の要部断面図である。
の寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す半
導体基板の要部断面図である。
【図10】本発明の一実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
【図12】本発明の一実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
【図14】本発明の一実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
【図17】本発明の一実施の形態であるレジストパター
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
ンの寸法補正方法を適用したDRAMの製造方法を示す
半導体基板の要部断面図である。
1 半導体基板 2 浅溝 3 酸化シリコン膜 4 分離領域 5 n型半導体領域 6 p型ウエル 7 n型ウエル 8 ゲート酸化膜 9A ゲート電極 9B ゲート電極 9C ゲート電極 10 窒化シリコン膜 11 p- 型半導体領域 12 n- 型半導体領域 13 n型半導体領域 14 窒化シリコン膜 15 サイドウォールスペーサ 16 p+ 型半導体領域 17 n+ 型半導体領域 18 SOG膜 19 酸化シリコン膜 20 酸化シリコン膜 21 フォトレジスト膜 22 コンタクトホール 23 コンタクトホール 24 プラグ 25 酸化シリコン膜 26 コンタクトホール 27 コンタクトホール 28 第1層配線 29a 窒化シリコン膜 29b サイドウォールスペーサ 30 チタンシリサイド層 31 SOG膜 32 酸化シリコン膜 33 酸化シリコン膜 34 スルーホール 35 プラグ 36 窒化シリコン膜 37 酸化シリコン膜 38 溝 38a 溝 39 多結晶シリコン膜 40 SOG膜 41 下部電極 42 酸化タンタル膜 43 窒化シリコン膜 SW 半導体ウエハ r 半径 A メモリセル B 周辺回路 BL ビット線 WL ワード線 C 情報蓄積用容量素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 昇雄 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 早野 勝也 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F046 DA02 DA14
Claims (10)
- 【請求項1】 半導体ウエハの面内または面外に設定し
た原点から等距離に位置する半導体チップ上に、同一の
補正を加えた露光条件でレジストパターンを形成するこ
とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項2】 半導体チップの面内または面外に設定し
た原点から等距離に位置する半導体チップの分割領域上
に、同一の補正を加えた露光条件でレジストパターンを
形成することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
法。 - 【請求項3】 半導体ウエハの面内または面外に設定し
た原点から等距離に位置する半導体チップ上に、同一の
補正を加えた露光条件でレジストパターンを形成し、前
記レジストパターンをマスクにして前記半導体ウエハ上
に形成された膜を加工することを特徴とする半導体集積
回路装置の製造方法。 - 【請求項4】 半導体チップの面内または面外に設定し
た原点から等距離に位置する半導体チップの分割領域上
に、同一の補正を加えた露光条件でレジストパターンを
形成し、前記レジストパターンをマスクにして前記半導
体ウエハ上に形成された膜を加工することを特徴とする
半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項5】(a).半導体ウエハ面内におけるパターンの
仕上がり寸法の分布を測定する工程と、(b).前記パター
ンの仕上がり寸法が同心円状に分布していると仮定し、
前記パターンの仕上がり寸法の同心円の原点を決める工
程と、(c).前記同心円の原点から任意の点までの距離
を、前記同心円の原点におけるパターンの仕上がり寸法
と前記任意の点におけるパターンの仕上がり寸法との差
を関数とする第1式で表わす工程と、(d).前記第1式を
用いて、前記同心円の原点から等距離に位置する半導体
チップを特定する工程と、(e).補正を加える露光条件の
パラメータを決める工程と、(f).前記露光条件のパラメ
ータを、前記同心円の原点におけるパターンの仕上がり
寸法と前記任意の点におけるパターンの仕上がり寸法と
の差を関数とする第2式で表わす工程と、(g).前記第2
式を用いて、前記同心円の原点から等距離に位置する半
導体チップにおける前記露光条件のパラメータの補正さ
れた値を求める工程と、(h).前記同心円の原点から等距
離に位置する半導体チップ上に、同一の補正を加えた露
光条件で、補正されたレジストパターンを形成する工程
と、(i).前記補正されたレジストパターンをマスクにし
て、前記半導体ウエハ上に形成された膜を加工する工程
とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
方法。 - 【請求項6】(a).半導体ウエハ面内におけるパターンの
仕上がり寸法の分布を測定する工程と、(b).前記パター
ンの仕上がり寸法が同心円状に分布していると仮定し、
前記パターンの仕上がり寸法の同心円の原点を決める工
程と、(c).前記同心円の原点から任意の点までの距離
を、前記同心円の原点におけるパターンの仕上がり寸法
と前記任意の点におけるパターンの仕上がり寸法との差
を関数とする第1式で表わす工程と、(d).前記第1式を
用いて、前記同心円の原点から等距離に位置する半導体
チップの分割領域を特定する工程と、(e).補正を加える
露光条件のパラメータを決める工程と、(f).前記露光条
件のパラメータを、前記同心円の原点におけるパターン
の仕上がり寸法と前記任意の点におけるパターンの仕上
がり寸法との差を関数とする第2式で表わす工程と、
(g).前記第2式を用いて、前記同心円の原点から等距離
に位置する半導体チップの分割領域における前記露光条
件のパラメータの補正された値を求める工程と、(h).前
記同心円の原点から等距離に位置する半導体チップ上
に、同一の補正を加えた露光条件で、補正されたレジス
トパターンを形成する工程と、(i).前記補正されたレジ
ストパターンをマスクにして、前記半導体ウエハ上に形
成された膜を加工する工程とを有することを特徴とする
半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項7】 請求項5または6記載の半導体集積回路
装置の製造方法において、前記露光条件のパラメータ
は、露光量、フォーカスオフセットまたはショットポジ
ションのオフセット値であることを特徴とする半導体集
積回路装置の製造方法。 - 【請求項8】 請求項5または6記載の半導体集積回路
装置の製造方法において、前記同心円の原点は、前記パ
ターンの仕上がり寸法が最大値または最小値となる半導
体チップに位置することを特徴とする半導体集積回路装
置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項5または6記載の半導体集積回路
装置の製造方法において、前記第1式は、円近似または
楕円近似によって近似され、さらに2次関数、高次の関
数、三角関数または対数関数で表わされることを特徴と
する半導体集積回路装置の製造方法。 - 【請求項10】 請求項5または6記載の半導体集積回
路装置の製造方法において、前記第2式は、対数関数、
三角関数または指数関数の回帰曲線を用いて近似された
前記露光条件のパラメータとレジストパターンの寸法と
の関係式から求めることを特徴とする半導体集積回路装
置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10215373A JP2000049076A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 半導体集積回路装置の製造方法 |
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JP10215373A JP2000049076A (ja) | 1998-07-30 | 1998-07-30 | 半導体集積回路装置の製造方法 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003203837A (ja) * | 2001-12-28 | 2003-07-18 | Tokyo Electron Ltd | 基板処理方法及び基板処理装置 |
JP2005063993A (ja) * | 2003-08-08 | 2005-03-10 | Hitachi Ltd | 半導体デバイスの製造方法および製造システム |
JP2007528114A (ja) * | 2003-04-29 | 2007-10-04 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | ウェハ上のリソグラフィ効果を特性化するシステム及び方法 |
JP2008071838A (ja) * | 2006-09-12 | 2008-03-27 | Nec Electronics Corp | 半導体装置の製造方法 |
WO2013132887A1 (ja) * | 2012-03-09 | 2013-09-12 | 三菱電機株式会社 | 通信装置 |
-
1998
- 1998-07-30 JP JP10215373A patent/JP2000049076A/ja not_active Withdrawn
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