JP2000048631A - 照明器具用昇降装置 - Google Patents

照明器具用昇降装置

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JP2000048631A
JP2000048631A JP10215881A JP21588198A JP2000048631A JP 2000048631 A JP2000048631 A JP 2000048631A JP 10215881 A JP10215881 A JP 10215881A JP 21588198 A JP21588198 A JP 21588198A JP 2000048631 A JP2000048631 A JP 2000048631A
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JP10215881A
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Keizo Suzuki
恵三 鈴木
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Toshiba TEC Corp
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、HID器具に代えて、蛍光灯を調光
する蛍光灯器具が取付けられる照明器具用昇降装置を提
供する。 【解決手段】被取付部に取付けられ内部に駆動部を有す
る固定部と、前記駆動部からワイヤロープに吊り下げら
れ照明器具が取り付けられる昇降部とを備え、前記固定
部と前記昇降部には、前記照明器具に電源を供給する一
対の電源用接点が接離可能にそれぞれ設けられ、前記電
源用接点の一方は固定接点で他方は上下動可能な可動接
点で形成された照明器具用昇降装置において、前記昇降
部20には、前記電源用接点A,B,a,bと前記照明
器具を調光する調光信号用接点c,dとがそれぞれ設け
られるとともに、固定部には、電源用接点A,B,a,
bと調光信号用接点と接離可能な固定接点C,Dが設け
られたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高天井などに設置
される照明器具を昇降させる照明器具用昇降装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、体育館のような高天井に設置
される照明器具は、図6に示すように、メンテナンスが
容易にできるように照明器具用昇降装置と組合わされ使
用されている。
【0003】この照明器具用昇降装置1は、被取付部で
ある天井面(図示せず)などに取り付けられる下方開口
した固定部5と、この固定部5内に水平に固定された正
逆回転可能な駆動部としての駆動用モータ10と、この
駆動用モータの回転軸(図示せず)に連結された巻取ド
ラム11と、この巻取ドラム11に巻き付けられたワイ
ヤロ一プ15の下方に吊下げられた昇降部20とから構
成している。
【0004】前記巻取ドラム11は、駆動用モータ10
の正逆回転に伴い回転し、当該巻取ドラム11に巻き付
けられているワイヤロープ15は、この巻取用ドラムに
巻き取り・巻き出され照明器具30が取付けられる昇降
部20を昇降させる。
【0005】当該昇降部の下面部22には照明器具30
が、複数本のねじ31で螺着固定されるとともに、当該
照明器具にはランプ32が着脱自在に取付けられ、当該
ランプ32を点灯させる電源を供給するため、図6およ
び図7に示すように、固定部5内には、固定接点からな
る一対の電源用接点A,Bが取付けられ、これらと対向
した昇降部の上面部21には、コイルスプリング23に
より上下に可動する可動接点からなる一対の電源用接点
a,bが取付けられ、これら一対の電源用接点A,Bと
一対の電源用接点a,bとは接離可能に設けられてい
る。
【0006】昇降部20が天井面(図示せず)に取付け
られた固定部5内に収納された時、図9に示すように、
照明器具側の可動接点からなる一対の電源用接点a,b
は、固定部5内に取付けられた固定接点からなる一対の
電源用接点A,Bとがそれぞれ接続する構造になってい
る。さらに、固定部5内には、図6に示すように、昇降
部5に取付けられた照明器具30を下降又は上昇させる
下降スイッチや上昇スイッチなどを備えた操作盤40が
取付けられている。
【0007】そこで、例えば、照明器具30などをメン
テナンスするために、操作盤40の下降スイッチを押圧
すると、天井面に取り付けられた固定部5内の駆動用モ
ータ10がワイヤロープ15を巻き出す方向に回転し、
当該ワイヤロープ15,15により吊下げされた照明器
具30は下降する。
【0008】この時、図8に示すように、固定部5側に
設けられた固定接点からなる一対の電源用接点A,B
と、照明器具側に具備されている可動接点からなる一対
の電源用接点a,bは、下降する照明器具30と連動し
て離れ、照明器具に取付けられているランプ32は消灯
状態になる。
【0009】メンテナンス終了後、操作盤40の上昇ス
イッチを押圧すると、固定部5内の駆動用モータ10は
ワイヤロープ15を巻き取る方向に回転し、当該ワイヤ
ロープ15,15に吊下げれた照明器具30は上昇し、
当該照明器具が取付けられた昇降部は固定部5内に収納
される。
【0010】前記昇降部が固定部内に収納されると、図
8に示すように、当該固定部に設けられた固定接点から
なる一対の電源用接点A.Bと、昇降部に取付けられた
可動接点からなる一対の電源用接点a,bとが接続し、
当該接続した固定接点と可動接点とを介して、照明器具
に電源が供給され、当該照明器具に取り付けられたラン
プ32が点灯可能状態になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の照
明器具用昇降装置に取付けられるランプ32は、当該照
明器具用昇降装置が取付けられる天井までの高さが、フ
ロアーから10m近くあるため、水銀ランプやメタルハ
ライドランプなどが使用され、ランプ電力の大きいHI
D器具が主流となっている。
【0012】しかし、最近では、HID器具に代えて、
公民館や老人ホーム等の高天井部にも蛍光灯器具と組み
合せた照明器具用昇降装置が設置されるケースも見られ
るようになった。
【0013】さらに、最近、需要が増えてきた調光式の
蛍光灯器具を公民館や老人ホームのような談話室に設置
された照明器具用昇降装置に組み合わせて使用し、談話
室の雰囲気に会わせ照明器具を調光するケースも見られ
るようになってきた。
【0014】そこで、HID器具が取付けられる照明器
具用昇降装置の電源用接点A,B,a,bは、各社共、
当該HIDランプに対応する材質や形状になっている。
【0015】即ち、蛍光灯器具に比べ大きな電流、例え
ば、数アンペアから数十アンペアに適した接点が用いら
れている。
【0016】前記HIDランプに対応した一対の電源用
接点を有する照明器具用昇降装置に、HID器具に代え
て、蛍光灯器具を取付け、当該蛍光灯器具に内蔵された
安定器に電源を供給し、蛍光ランプを全点灯させて使用
しても、電源用接点に経年変化等の影響もなく、支障な
く使用することができ問題はない。
【0017】しかし、調光式の蛍光灯器具をHIDラン
プに対応した一対の電源用接点を有する照明器具用昇降
装置に取付け、当該蛍光ランプを調光しようとすると、
蛍光灯器具に内蔵されたインバータ式安定器の調光信号
は、数ボルト・数ミリアンペアと微弱なことから、HI
Dランプに対応した数アンペアから数十アンペアと比較
的大きな電流に適した材質や形状からなる電源用接点を
備えた照明器具用昇降装置と調光式の蛍光灯器具とを組
み合わせ、当該蛍光灯器具を長年使用していると、例え
ば、周囲温度や湿度等の経年変化等の影響により、電源
用接点の表面が酸化する。電源用接点の表面が酸化する
と、当該電源用接点の接触抵抗が高くなり、やがて、微
弱な調光信号が通電できなくなり、蛍光ランプが調光で
きなくなるという不具合が生じる可能性があるという問
題があった。
【0018】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、HID器具に代えて、蛍光灯を調光する蛍光灯器具
が取付けられる照明器具用昇降装置を提供することを課
題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、請求項1記載の本発明に係る照明器具用昇降装置
は、被取付部に取付けられ内部に駆動部を有する固定部
と、前記駆動部からワイヤロープに吊り下げられ照明器
具が取り付けられる昇降部とを備え、前記固定部と前記
昇降部には、前記照明器具に電源を供給する一対の電源
用接点が接離可能にそれぞれ設けられ、前記電源用接点
の一方は固定接点で他方は上下動可能な可動接点で形成
された照明器具用昇降装置において、前記昇降部には、
前記電源用接点と前記照明器具を調光する調光信号用接
点とがそれぞれ設けられるとともに、前記固定部には、
前記前記電源用接点と調光信号用接点と接離可能な固定
接点が設けられたことを特徴とするものである。
【0020】請求項2記載の本発明に係る照明器具用昇
降装置は、前記昇降部に設けられた調光信号用接点の高
さは、前記昇降部に設けられた電源用接点の高さより少
なくともlミリ以上低く形成したことを特徴とするもの
である。
【0021】請求項3記載の本発明に係る照明器具用昇
降装置は、前記昇降部に設けられた調光信号用接点は、
前記昇降部に設けられた電源用接点の内側に設けたこと
を特徴とするものである。
【0022】上記請求項1記載の構成において、照明器
具用昇降装置に設けられた電源用接点とは別に、微弱な
調光信号に対応する調光用接点を昇降部に新たに設ける
ことにより、最近需要が増えてきた調光式の蛍光灯器具
と照明器具用昇降装置とを組み合わせ、例えば、公民館
や老人ホームのような談話室に設置すれば、談話室の雰
囲気に会わせ調光することができるインバータ内蔵の調
光式蛍光灯器具との組み合わせが可能になる。
【0023】請求項2記載の構成において、調光信号用
接点の高さを照明器具に電源を供給する電源用接点の高
さより、少なくともlミリ以上低く昇降部に設けたの
で、昇降する昇降部が揺れたり、或いは、傾いたりして
上昇しても、上昇する昇降部が、天井面に設置された固
定部内に収納される時、固定部内の電源用接点と接触し
ようとしている昇降部の電源用接点は、昇降部に設けた
調光信号用接点よりも、必ず、先に接触し、調光信号用
接点を保護する。
【0024】請求項3記載の構成において、調光信号用
接点を照明器具に電源を供給する電源用接点の内側に設
けたので、請求項2記載の構成と同様に、電源用接点が
調光信号用接点よりも、必ず、先に接触し、調光信号用
接点を保護する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発
明の実施の形態に係る照明器具用昇降装置を説明する。
なお、従来技術と同一部品は同一番号を付して説明す
る。
【0026】図1および図2は本発明の一実施の形態に
係る照明器具用昇降装置の構成を示すもので、照明器具
用昇降装置1の基本構成は、図2に示すように、被取付
部としての天井面(図示せず)に取付けられる昇降装置
本体2と、ワイヤーロープ15に吊下げられる昇降部2
0とから構成している。
【0027】昇降装置本体2は、下方開口した筐状の固
定部5と、この固定部5内に水平に固定された正逆回転
可能な駆動部としての駆動用モータ10と、この駆動用
モータの回転軸(図示せず)に嵌着された巻取ドラム1
1とから構成され、当該巻取ドラム11は回転軸から飛
び出さないように螺着固定されている。
【0028】巻取ドラム11には、ワイヤーロープ15
が巻付けられる断面台形状をした溝部12が形成され、
当該ワイヤーロープ15の端部は、巻取ドラム11の溝
部底面部(図示せず)側で固着され、この溝部12内に
は、ワイヤーロープ15が積層して巻き付けられる。
【0029】さらに、固定部5内には、巻取ドラム11
に巻き回されたワイヤーロープ15をUターンさせる支
持軸(図示せず)により軸支された複数の第1の滑車1
8と、Uターンしたワイヤーロープ15を下方に向けて
略90度方向転換する支持軸(図示せず)により軸支さ
れた第2の滑車19とが回転自在に軸支されている。
【0030】また、昇降部20が吊下げられるワイヤー
ロープ15の端部には引掛け孔(図示せず)が形成さ
れ、この引掛け孔は、固定部5内に図示しない方法で引
掛け固定されている。
【0031】昇降部20の下面部22には、インバータ
式安定器37を内蔵した調光式の蛍光灯器具35が複数
本のねじ(図示せず)で着脱可能に螺着され、蛍光灯器
具35と昇降部20とは電気的に接続されている。他の
照明器具に取替える場合には、ねじ(図示せず)を取り
外し、昇降部の下面部に装着することにより簡単に取換
え可能になっている。
【0032】さらに、固定部5内には、操作盤40が取
付けられ、当該操作盤40には、下降スイッチと上昇ス
イッチおよび停止スイッチが装備され、下降スイッチを
押圧すると、駆動用モータ10が巻取ドラム11に巻回
されたワイヤロープ15を巻き出す方向に回転し、蛍光
灯器具35が除々に下降していく。
【0033】また、上昇スイッチを押圧すると、駆動用
モータ10が巻取ドラム11にワイヤロープ15が巻き
取られる方向に回転し、巻取ドラム11の溝部12内に
ワイヤロープがほぼ一杯になるまで巻き取られる。
【0034】駆動用モータ10の回転軸に連結されてい
る巻取用ドラム11内に巻き付けられるワイヤロープを
巻き取り・巻き戻すことで、ワイヤロープ15に吊り下
げられた昇降部20が昇降し、当該昇降部20に取付け
られている蛍光灯器具35を保守・点検している。
【0035】また、照明器具用昇降装置の固定部5内に
は、蛍光灯器具35に電源を供給する固定接点からなる
一対の電源用接点A,Bと、これら電源用接点A,Bの
間に調光信号を供給する電源用接点と同一形状、同一材
料からなる固定接点C,Dとを備え、さらに、照明器具
用昇降装置の昇降部上面部21の中央部側には、前記固
定部5内に設けられた固定接点C,Dに対向して一対の
調光信号用接点c,dがそれぞれ設けられるとともに、
当該調光信号用接点c,dの外側に前記固定部5内に設
けられた一対の電源用接点A,Bに対向して可動接点か
らなる一対の電源用接点a,bとがそれぞれ配備されて
いる。
【0036】昇降部20が天井面に設置した固定部5内
に収納されている時は、図5に示すように、固定部5内
の電源用接点A,Bと固定接点C,Dおよび昇降部20
に配備された可動接点からなる一対の電源用接点a,b
と一対の調光信号用接点c,dとは、互いに、接触し合
い通電可能な状態で、昇降部20に取り付けされた蛍光
灯器具35の蛍光灯36を点灯できる構成となってい
る。
【0037】また、下降する昇降部20に伴い当該昇降
部20に設けた可動接点からなる電源用接点a,bと調
光信号用接点c,dは、図3に示すように、それぞれが
接触していた固定部5内の固定接点からなる電源用接点
A,Bと固定接点C,Dとは離れるため、昇降部20に
取り付けされた蛍光灯器具35は通電されず、点灯でき
ない状態になる。
【0038】照明器具用昇降装置を天井面に設置し昇降
部20に取り付けられた調光式の蛍光灯器具35を点灯
しようとした場合、電源線(図示せず)から天井面に設
置した固定部5内の固定接点からなる電源用接点A,B
に電源が供給され、これら電源用接点A,Bに接触して
いる昇降部20の可動接点からなる電源用接点a,bを
介して昇降部20に取り付けされた調光式の蛍光灯器具
35に通電され、蛍光灯36が点灯する。
【0039】インバータ内蔵形の調光式蛍光灯器具35
が、照明器具用昇降装置の外部から調光用信号(図示せ
ず)を入力すると、固定部5内に接続された固定接点
C,Dに調光信号が印加され、印加された固定接点C,
Dに接触している昇降部の調光信号用接点c,dに通電
し、調光信号用接点c,dを介して昇降部に取り付けさ
れた調光式の蛍光灯器具のインバータ式安定器37に調
光信号が供給されて、調光式の蛍光灯器具に取り付けさ
れた蛍光ランプ36は調光し始める。
【0040】このように、照明器具用昇降装置は、従来
の照明器具用昇降装置にはなかった調光信号専用の調光
信号用接点c,dを配備しているため、調光信号用接点
の働きにより数ボルト、数ミリアンペアと言う微弱な調
光信号でも確実に伝えることができる。
【0041】さらに、調光信号用接点c,dには、一般
に市販されている数ボルト、数ミリアンペアと言う微弱
な調光信号にも使用可能な検査用のコンタクトピンが使
用できることから、照明器具用昇降装置を長期に渡って
使用した場合でも、例えば、周囲温度や湿度等の影響に
より、照明器具用昇降装置の調光信号用接点が酸化し、
その結果、調光信号用接点の表面に酸化被膜が発生し接
触抵抗が増大したとしても、先の尖った形状のコンタク
トピンを用いた調光信号用接点c,dが、固定接点C,
Dの表面に発生した酸化被膜を突き破って接触できるた
め、調光式の照明器具の微弱な調光信号でも確実に通電
することが可能である。
【0042】従って、従来の照明器具用昇降装置と組み
合わされた調光式の照明器具のように、長期に使用して
いると、やがて、調光できなくなるという不具合を防止
できる。
【0043】ここで、本発明に係る照明器具用昇降装置
を用いた照明器具の昇降状態を説明する。天井面(図示
せず)に設置した昇降装置本体の固定部5内の駆動用モ
ータ10に電源を供給すると、駆動用モータは回転し、
当該駆動用モータに連結された巻取用ドラムにワイヤロ
ープを巻き出し始め、ワイヤロープに吊り下げされた昇
降部は下降し、やがては、照明器具を床面へと下降させ
る。
【0044】このようにして、下降させた照明器具の床
面でのメンテナンスが完了すると、今度は、照明器具を
高天井部へと上昇させるのだが、この時、上昇する照明
器具が、例えば、揺れたり、或いは、傾いたりして上昇
しても、照明器具用昇降装置に用いられている調光信号
用接点c,dは、照明器具に電源を供給する可動接点か
らなる電源用接点a,bの内側に配備され、且つ、電源
用接点a,bの高さよりも1ミリ以上低い高さに形成さ
れていることから、これにより、昇降部が揺れたり傾い
たりして上昇したとしても、上昇する昇降部が、天井面
に設置された固定部内に収納され、固定部内の固定接点
からなる電源用接点A,Bと接触しようとした時、図4
に示すように、昇降部の可動接点からなる電源用接点
a,bが、必ず、先に接触し、その後、調光信号用接点
c,dが、固定部内の固定接点C,Dに接触する構造の
ため、例えば、先の尖ったコンタクトピンを用いた調光
信号用接点は、昇降部が揺れたり傾いたりして上昇して
きた危険な接触状態から回避でき、従って、先端部が変
形することなく容易に固定接点C,Dと接触することが
できる。
【0045】さらに、調光信号用接点c,dを昇降部側
に備えているため、例えば、長期に渡り照明器具用昇降
装置を使用しているうちに、調光信号用接点が摩耗して
も、調光信号用接点は昇降部とともに下降することか
ら、消耗した調光信号用接点を床面で容易に交換するこ
とができる。
【0046】以上説明してきたように、本発明に係る照
明器具用昇降装置は、最近、公民館や老人ホームの談話
室等の高天井部に螢光灯器具と組み合わされて使用され
る照明器具用昇降装置の調光技術を提案するもので、即
ち、現行のインバータ式蛍光灯器具に用いられている微
弱な調光信号に対応するため、昇降装置の昇降部に蛍光
灯器具に電源を供給する可動接点の他に調光信号専用接
点を備えたことで、高天井のような周囲温度が高くなる
環境に長期に使用しても微弱な調光信号を確実に通電で
き、さらに、調光信号専用接点は、一般に市販されてい
るコンタクトピンでよいことから、安価で汎用性の高い
照明器具用昇降装置を提供することが可能である。
【0047】次に上記実施の形態に係る照明器具用昇降
装置の作用を説明する。
【0048】請求項1記載の照明器具用昇降装置におい
ては、昇降部に備えた接点は、照明器具に電源を供給す
る可動接点からなる電源用接点a,bの他に、照明器具
を調光する調光信号を送る調光信号用接点c,dを備え
たことが特徴で、これにより、現行のインバータ式安定
器内蔵の蛍光灯器具に用いられている微弱な調光信号を
確実に通電可能にしたもので、調光信号用接点は、例え
ば、PC板の特性検査に用いられ、市販されている数ボ
ルト・数ミリアンペアと微弱な接点に使用可能なコンタ
クトピンのようなものでよく、市販されているコンタク
トピンの接触部の形状は、先の尖ったものから丸いもの
まで種々販売されているが、使用目的が比較的微弱な調
光信号に用いられることから、先の尖った形状を選択す
ることが望ましい。
【0049】この結果、微弱な調光信号で調光する蛍光
ランプが調光できなくなるという不具合は解消される。
【0050】請求項2記載の照明器具用昇降装置におい
ては、調光信号用接点c,dの高さは、可動接点からな
る電源用接点a,bの高さよりも1ミリ以上低くく形成
されている。
【0051】さらに、請求項3記載の照明器具用昇降装
置においては、昇降部に配置される可動接点からなる電
源用接点a,bと調光信号用接点c,dとの位置関係が
重要で、調光信号用接点c,dは、可動接点からなる電
源用接点a,bの内側に形成されている。
【0052】可動接点からなる電源用接点a,bと調光
信号用接点c,dとは、請求項2記載および請求項3記
載の位置関係に構成していることから、昇降する昇降部
が揺れたり、或いは、傾いたりして上昇しても、上昇す
る昇降部が、天井面に設置された固定部内に収納される
時、図4に示すように、固定部内の固定接点と接触しよ
うとしている昇降部側の可動接点からなる電源用接点
a,bが調光信号用接点c,dよりも、必ず、先に接触
するので、調光信号用接点c,dを確実に保護すること
ができる。
【0053】さらに、昇降部の可動接点からなる電源用
接点a,bが、調光信号用接点c,dよりも先に接触し
たのち、それに追尾して、調光信号用接点c,dが、固
定部内の固定接点C,Dに接触する構造のため、先の尖
った調光信号用接点を用いても、揺れや傾きの影響を軽
減でき、従って、尖った先端部が接触時の衝撃により変
形することなく確実に接触できる。調光信号用接点は市
販ののものでもよいので安価である。
【0054】さらに、調光信号用接点を昇降部側に備え
ているため、微弱信号を検出する故に、先の尖った市販
のコンタクトビンを使用した調光信号用接点が、例え
ば、長期使用で摩耗しても、調光信号用接点は、昇降部
と共に下降することから摩耗した調光信号用接点を床面
にて容易に交換できる。
【0055】なお、固定部内に設けられた電源用接点を
固定接点および昇降部の電源用接点を可動接点として説
明をしたが、固定部内に設けられた電源用接点に可動接
点を使用し、昇降部の電源用接点の固定接点を使用した
ものでもよい。
【0056】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1記載の本発
明によれば、照明器具用昇降装置において、従来から普
及している照明器具用昇降装置のうち、最近、特に、需
要が高まっでいる公民館や老人ホームのような建物に設
けられた談話室等の高天井部に調光式の蛍光灯器具と組
み含わせるため、現行のインバータ式器具に用いられて
いる微弱な調光信号を制御できるよう、従来の照明器具
用昇降装置に用いられている電源用接点の他に、調光信
号用接点を昇降部に備えたことを特徴するもので、これ
により、例えば、長期使用による接点の酸化により当該
接点の接触抵抗が高くなり、やがて、微弱な調光信号が
通電不能となり蛍光ランプが調光できなくなることを解
消する。
【0057】請求項2記載の照明器具用昇降装置におい
ては、調光信号用接点は、電源用接点の高さよりも1ミ
リ以上低くく設けるとともに、請求項3記載において、
調光信号用接点は電源用接点の内側に設けられている。
【0058】このため、昇降する昇降部が揺れたり、或
いは、傾いたりして上昇しても、昇降部の電源用接点が
調光信号用接点よりも、必ず、先に接触することにより
調光信号用接点を保護することができる。
【0059】さらに、調光信号用接点は、昇降部ととも
に下降することから、摩耗した調光信号用接点を床面で
容易に交換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る照明器具用昇降
装置の外観を示す斜視図。
【図2】同第1実施の形態における照明器具用昇降装置
の全体構成を示す斜視図。
【図3】同第1実施の形態における固定部の接点と昇降
の接点とが離れている状態を示す一部断面を含む正面
図。
【図4】同第1実施の形態における固定部の接点に昇降
の片方の接点と先に接触している状態を示す一部断面を
含む正面図。
【図5】同第1実施の形態における固定部の接点と昇降
の接点とが接触している状態を示す一部断面を含む正面
図。
【図6】従来技術に係る照明器具用昇降装置の外観を示
す斜視図。
【図7】同上従来技術に係る照明器具用昇降装置の全体
構成を示す斜視図。
【図8】同上従来技術に係る固定部の接点と昇降の接点
とが離れている状態を示す一部断面を含む正面図。
【図9】同上従来技術に係る固定部の接点と昇降の接点
とが接触している状態を示す一部断面を含む正面図。
【符号の説明】
5…固定部, 10…駆動用モータ(駆動部), 15…ワイヤロープ, 20…昇降部, 35…照明器具, A…電源用接点, B…電源用接点, a…電源用接点, b…電源用接点, C…固定接点, D…固定接点, c…調光信号用接点, d…調光信号用接点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被取付部に取付けられ内部に駆動部を有す
    る固定部と、 前記駆動部からワイヤロープに吊り下げられ照明器具が
    取り付けられる昇降部とを備え、 前記固定部と前記昇降部には、 前記照明器具に電源を供給する一対の電源用接点が接離
    可能にそれぞれ設けられ、 前記電源用接点の一方は固定接点で他方は上下動可能な
    可動接点で形成された照明器具用昇降装置において、 前記昇降部には、 前記電源用接点と前記照明器具を調光する調光信号用接
    点とがそれぞれ設けられるとともに、 前記固定部には、 前記電源用接点と前記調光信号用接点と接離可能な固定
    接点が設けられたことを特徴とする照明器具用昇降装
    置。
  2. 【請求項2】前記昇降部に設けられた調光信号用接点の
    高さは、 前記昇降部に設けられた電源用接点の高さより少なくと
    もlミリ以上低く形成したことを特徴とする請求項1記
    載の照明器具用昇降装置。
  3. 【請求項3】前記昇降部に設けられた調光信号用接点
    は、 前記昇降部に設けられた電源用接点の内側に設けたこと
    を特徴とする請求項1記載又は請求項2記載の照明器具
    用昇降装置。
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CN108458324B (zh) * 2018-05-28 2024-04-02 横店集团得邦照明股份有限公司 一种驱动电源高度可调节的线型工矿灯及其实现方法

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