JPH10326513A - 非常用照明器具 - Google Patents

非常用照明器具

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JPH10326513A
JPH10326513A JP13520697A JP13520697A JPH10326513A JP H10326513 A JPH10326513 A JP H10326513A JP 13520697 A JP13520697 A JP 13520697A JP 13520697 A JP13520697 A JP 13520697A JP H10326513 A JPH10326513 A JP H10326513A
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JP
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emergency
lighting
luminaire
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battery
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JP13520697A
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English (en)
Inventor
Keizo Suzuki
恵三 鈴木
Akitoshi Shirao
彰敏 白尾
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、非常用照明器具が被取付部である天
井面に取付けられた器具本体内に収納された時のみ、非
常時に、非常用照明器具のランプが非常点灯可能な昇降
式の非常用照明器具を提供する。 【解決手段】被取付部に取り付けられた器具本体内に常
用電源から充電される電池を内蔵した照明器具が昇降可
能に収納され、非常時には、電池29を電源として照明
器具に取付けられたランプを非常点灯させる非常用照明
器具において、照明器具40の昇降中には照明器具のラ
ンプ9を非常点灯させないものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高天井に設
置される昇降可能な非常用照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エントランスや吹き抜けのあ
るロビーのような高天井に取付けられる照明器具は、メ
ンテナンスが容易にできる昇降式の照明器具が用いられ
ている。図10は昇降式の照明器具を示すもので、この
昇降式の照明器具5は、被取付部である天井面に取り付
けられた下方開口部を有する器具本体10内に収納さ
れ、この器具本体の上面部11には、正逆回転可能な駆
動用モータ15が水平に固定されている。前記駆動用モ
ータ15の回転軸(図示せず)には、下方に照明器具5
が吊下げられたワイヤロ一プを巻き付けた巻取用ドラム
(図示せず)が連結されている。
【0003】この巻取用ドラムは、駆動用モータの正逆
回転に伴い回転し、当該巻取用ドラムに巻き付けられて
いるワイヤロープは、この巻取用ドラムに巻き取り・巻
き戻され照明器具を昇降させている。
【0004】昇降式の照明器具5には、当該照明器具に
取り付けられているランプ9を点灯する電源を供給する
ための一対の接点13が、接離可能に取り付けられてい
る。一方側の接点は、天井面に取り付けられた器具本体
に取付けられるとともに、他方側の接点は、昇降する照
明器具に具備されている。
【0005】前記照明器具が、天井面の器具本体内に収
納された時、照明器具側の接点と器具本体側の接点とが
接続する構造になっている。さらに、前記器具本体に
は、照明器具を下降又は上昇させる下降釦や上昇釦など
を備えた操作スイッチ盤20が取付けられている。
【0006】そこで、例えば、照明器具をメンテナンス
するために、操作スイッチ盤20の下降釦を押圧する
と、天井面に取り付けられた器具本体内の駆動用モータ
15がワイヤロープを巻き戻す方向に回転し、ワイヤロ
ープに吊下げされた照明器具5は下降する。この時、器
具本体側に設けられた接点と照明器具側に具備されてい
る接点は、下降する照明器具と連動して離れる。
【0007】メンテナンス終了後、操作スイッチ盤20
の上昇釦を押圧すると、器具本体内の駆動用モータが、
ワイヤロープを巻き取る方向に回転し、ワイヤロープに
吊下げれた照明器具は上昇し、照明器具は器具本体内に
収納される。
【0008】前記照明器具が器具本体内に収納される
と、当該器具本体に設けられた接点と照明器具の接点と
が接続し、当該接続した一対の接点13を介して、器具
本体から照明器具へ電源が供給され、当該照明器具に取
り付けられたランプ9を点灯させることが可能となって
いる。
【0009】近年、高天井に用いられる照明器具の需要
が益々高くなっている。その中で、昇降可能な照明器具
で、災害や事故などで停電したときに点灯し、必要な照
度を確保する非常用照明器具への要望が多くなってきて
いる。
【0010】非常用照明器具は、その非常用の電源別に
「電池内蔵形」と「電源別置形」とがあることが広く知
られている。
【0011】「電池内蔵形」は、器具本体内に電池を持
ち、常時は、常用電源から器具本体内に内蔵された電池
へと充電され、非常時には、当該電池を電源に照明器具
のランプを点灯させるものである。
【0012】一方、「電源別置形」は、非常用電源が外
部に別置され、当該非常用電源から照明器具へと配線さ
れ、非常時には、非常用電源を電源に照明器具のランプ
を点灯させるものである。
【0013】両タイプとも、非常時、常用電源が遮断さ
れると、非常用電源を電源としてランプを点灯させる仕
組みになっている。
【0014】ここで、従来の昇降式照明器具の技術と、
電池内蔵形照明器具の技術とを用いて昇降可能な非常用
照明器具を作ろうとすると、照明器具が、天井面に取り
付けられている器具本体内に収納されている時は、照明
器具の接点と器具本体の接点とは接続され、当該接続さ
れた接点を介して器具本体から照明器具へと常用電源が
供給される。
【0015】このため、「電池内蔵形」の非常用照明器
具は、非常点灯することなく、常用電源から照明器具に
内蔵された電池へと充電されている。
【0016】しかしながら、器具本体に収納されている
照明器具を下降させている時、若しくは、下降させた照
明器具を上昇させている時は、照明器具の接点と器具本
体の接点とが離れる構造のため、器具本体側に設けられ
ている常用電源は、遮断状態になる。
【0017】その結果、非常用照明器具は、接点が離れ
た途端に、電池を電源として照明器具のランプは非常点
灯する。
【0018】このため、例えば、非常用照明器具をメン
テナンスするために、天井面から照明器具を下降させる
と、当該照明器具は、昇降中、常に、照明器具のランプ
が非常点灯し続けるため、メンテナンスが終了した照明
器具を上昇させ、再び、天井面に戻す頃には、非常点灯
し続けた照明器具の電池は放電してしまい、特に、高天
井に用いた場合には、天井が高くなればなるほど昇降時
間も長く掛かるため、電池はカラカラに放電してしま
う。
【0019】そのため、非常用照明器具の電池が満充電
するまでの間は、万一、災害が発生しても、ランプを規
定時間以上非常点灯させることは不可能になるという問
題があった。
【0020】この問題を解消するために、昇降式照明器
具の技術と、昇降中に接点が離れても非常点灯しない電
源別置形の非常用照明器具の技術と組み合わせる方法を
用い対応していた。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の電
源別置形の非常用照明器具は、昇降中に接点が離れ、常
用電源と遮断されると非常点灯回路に切り換わるが、非
常用電源が外部にある構成上、外部から非常用照明器具
に供給されていた非常用電源も接点が離れると同時に遮
断される。このため、昇降中に照明器具のランプは、非
常点灯しないものの、別置の非常用電源は、大掛かりな
設備が必要になり費用が掛かるという問題があった。
【0022】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、非常用照明器具が被取付部である天井面に取付けら
れた器具本体内に収納された時のみ、非常時に、非常用
照明器具のランプが非常点灯可能な昇降式の非常用照明
器具を提供することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に、請求項1記載の本発明の非常用照明器具は、被取付
部に取り付けられた器具本体内に常用電源から充電され
る電池を内蔵した照明器具が昇降可能に収納され、非常
時には、前記電池を電源として前記照明器具に取付けら
れたランプを非常点灯させる非常用照明器具において、
前記照明器具の昇降中には、当該照明器具のランプを非
常点灯させないことを特徴とするものである。
【0024】請求項2記載の本発明の非常用照明器具
は、前記照明器具を被取付部から下降させ前記常用電源
と切り離した状態で、前記照明器具のランプの点灯確認
を前記電池と当該ランプとの間に設けた点検スイッチで
行うことを特徴とするものである。
【0025】上記の請求項1記載の構成において、非常
用照明器具は、被取付部としての天井面に取付けられ常
用電源に接続される器具本体と、当該器具本体内に収納
され前記常用電源から充電される電池を内蔵した昇降可
能な照明器具とからなり、非常時には、電池を電源とし
て照明器具に取付けられたランプを非常点灯させるもの
で、前記常用電源と接離可能なように、図3,図7およ
び図9に示すように、器具本体側に接点A,Bおよび照
明器具側に接点a,bを設けたので、照明器具が昇降中
には非常点灯させない非常用照明器具を提供することが
できる。
【0026】また、請求項2記載の構成において、メン
テナンス中に、照明器具に取付けられたランプの点灯を
確認することができる点検スイッチを、図7および図9
に示すように、照明器具に設けたので、ランプの点検や
交換作業を容易に行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図1から図9を参照して本
発明の実施の形態を説明する。なお、従来技術と同一構
成部品は同一番号を付して説明する。
【0028】本発明は、従来技術で説明したように、被
取付部である高天井などに施工される昇降式の照明器具
の内、災害や事故などで停電した非常時に、当該照明器
具のランプが非常点灯して使われる非常用照明器具に関
するものである。
【0029】図1から図5には、昇降式の電池内蔵形非
常用照明器具を示す第1の実施の形態を示すもので、こ
の照明器具40は、被取付部である天井面4に取付けら
れる器具本体10a内に収納されるもので、当該器具本
体内上面部11には、正逆回転可能な駆動用モータ15
が水平に取付けられるとともに、当該駆動用モータの回
転軸16には巻取用ドラム17が連結され、当該巻取用
ドラム17の外周部にはV字状溝18が設けられてい
る。
【0030】前記駆動用モータ15の正逆回転に伴って
巻取用ドラム17も回転し、当該巻取用ドラムのV字状
溝18に巻付けられているワイヤロープ35を巻き取り
・巻き戻すことで、当該ワイヤロープ35に吊下げされ
た照明器具40を昇降する構造となっている。なお、プ
ーリ36で器具本体に水平に配置されているワイヤロー
プ35を下方垂直に方向転換している。
【0031】照明器具40の内部には、図2に示すよう
に、ランプ9を非常時に非常点灯させる点灯用ユニット
25とヒユーズ28と電池29などが内蔵されていると
ともに、当該非常用照明器具のランプ9は、照明器具下
方に取付けられているランプソケット8に着脱可能に取
付けられている。また、当該照明器具40は、2本のワ
イヤロープ35,35で吊下げられている。
【0032】図3は点灯用ユニット回路を含む非常用照
明器具の回路図を示すもので、前記点灯用ユニット25
は、常時は、天井裏に配設されている電源電線(図示せ
ず)に接続された常用電源7で照明器具40内に取付け
られた電池29を充電し、停電するなどの非常時には、
当該電池29を電源にして、前記照明器具のランプ9を
非常点灯させる回路部品等からなるものである。
【0033】照明器具の上面部41には、点灯用ユニッ
ト25に常用電源7を供給するための接点aと接点b、
及び、点灯用ユニット25の一方側と接続した接点cと
当該点灯用ユニットの他方側をヒユーズ28と電池29
を介して接続される接点dの計四個の接点がそれぞれ配
備されている。
【0034】照明器具が収納される器具本体10a内に
は、図3に示すように、前記照明器具の接点a〜dと相
対する方向に接点A〜Dの四個の接点がそれぞれ具備さ
れ、当該接点A〜Dは、図4に示すように、矩形状の接
点取付板12に取付けられている。これら接点A〜D
は、照明器具40が器具本体10a内にある時は、図1
に示すように、接点Aは接点aと、接点Bは接点bと言
う具合に、相対するそれぞれ四個の接点とがお互いに接
続している。
【0035】常時は、非常点灯用ユニット25は、接点
a,bに接続された器具本体内の接点A.Bを介して常
用電源7が通電され、さらに、非常点灯用ユニットの接
点cは、器具本体内の接点Cに、また、電池29の接点
dは、器具本体の接点Dへとそれぞれ接続されるととも
に、図示していないが接点c,dは、器具本体内の接点
C,Dに接続されている。
【0036】そこで、常用電源が印加された非常点灯用
ユニットは、接点c−C−D−dを介して電池29へと
充電している。
【0037】つぎに、非常用照明器具の非常時状態を説
明すると、例えば、災害や事故などで、常用電源7が停
電した時には、器具本体内の接点A,B間に通電されて
いた常用電源は遮断される。
【0038】常用電源が遮断されると、接点A,Bに接
続された照明器具に内蔵された非常点灯用ユニット25
の常用電源も遮断される。非常点灯用ユニットの常用電
源が遮断されると、当該非常点灯用ユニットの接点cと
電池の接点dとは、器具本体内の接点C,Dを介して接
続されて非常用回路が形成されるとともに、当該非常点
灯用ユニットのスイッチング素子Q1およびQ2は、電
池を電源として作動し、非常点灯用ユニットは、非常点
灯回路へと切り換わり、電池を電源にしてランプは非常
点灯する。
【0039】昇降式の非常用照明器具を昇降動作させる
状態について説明する。
【0040】操作スイッチ盤の下降釦を押圧し、昇降式
の照明器具を下降状態にすると、図5(A)に示すよう
に、天井面4に取り付けられた器具本体10a内の駆動
用モータ15がワイヤロープ35を巻き戻す方向に回転
し、当該ワイヤロープ35に吊下げられた照明器具40
は、図5(B)に示すように、下降し始め、この時、器
具本体内に設けられた接点A〜Dと照明器具に備えた接
点a〜dは下降する照明器具に連動して離れる。
【0041】照明器具の下降に伴い、接点A〜Dと接点
a〜dとがそれぞれ離れると、器具本体内の接点A,B
に通電されていた常用電源7は、照明器具に内蔵された
非常点灯用ユニットに印加されなくなり、あたかも、前
述の非常時と同じように、常用電源が遮断された状態に
なる。
【0042】このため、非常点灯用ユニット25は、非
常点灯回路へと切り換わる。ここで、非常時状態になっ
た非常点灯用ユニットに接続する接点cと、電池に接続
する接点dも、また、照明器具の昇降と同時に離れるた
め、これにより、図5(B)に示すランプ9は非常点灯
することなく照明器具は下降する。
【0043】メンテナンスが終了後、照明器具40を再
び上昇させ、照明器具を天井面4に取付けられた器具本
体10a内に収納された時、照明器具の接点a〜dと器
具本体の接点A〜Dとは接続する構造になっている。そ
こで、上昇完了時には、非常点灯用ユニットには、再
び、常用電源7が接続され、非常点灯用ユニットから電
池へと充電が開始される。
【0044】次に、照明器具のランプが昇降中に非常点
灯しない第2の実施の形態について図6および図7を参
照して説明する。なお、以下に説明する事項以外は第1
の実施の形態と同一構成になっている。
【0045】図7は点灯用ユニット回路を含む非常用照
明器具の回路図を示すもので、前記点灯用ユニット25
は、常時は、天井裏に配設されている電源電線(図示せ
ず)に接続された常用電源7で照明器具40内に取付け
られた電池29を充電し、停電するなどの非常時には、
当該電池29を電源にして、前記照明器具のランプ9を
非常点灯させる回路部品等からなるものである。
【0046】照明器具40aの上面部41には、点灯用
ユニット25に常用電源7を供給するための接点aと接
点b、及び、点灯用ユニット25の一方側と電池29の
一方側との間に介在して配置され、押圧状態では接続さ
れ、自由状態では非接続となるスイッチ45が接続され
ている。なお、前記電池29の他方側は、ヒユーズ28
を介して点灯用ユニット25の他方側に接続されてい
る。
【0047】常時は、非常点灯用ユニット25は、接点
a,bに接続された器具本体内の接点A.Bを介して常
用電源7が通電されるとともに、スイッチ45も接続状
態になっているので、常用電源が印加された非常点灯用
ユニットは、スイッチ45を介して電池29へと充電し
ている。
【0048】つぎに、非常用照明器具の非常時状態を説
明すると、例えば、災害や事故などで、常用電源7が停
電した時には、器具本体内の接点A,B間に通電されて
いた常用電源は遮断される。常用電源が遮断されると、
接点A,Bに接続された照明器具に内蔵された非常点灯
用ユニット25の常用電源も遮断される。
【0049】非常点灯用ユニットの常用電源が遮断され
ると、当該非常点灯用ユニットは接続状態にあるスイッ
チ45を介して接続されて非常用回路が形成されるとと
もに、当該非常点灯用ユニットのスイッチング素子Q1
およびQ2は、電池を電源として作動し、非常点灯用ユ
ニットは、非常点灯回路へと切り換わり、電池を電源に
してランプは非常点灯する。
【0050】昇降式の非常用照明器具を昇降動作させる
状態について説明する。
【0051】操作スイッチ盤の下降釦を押圧すると、ワ
イヤロープ35に吊下げられた照明器具40aは、図5
(B)に示すように、下降し始め、この時、器具本体内
に設けられた接点A,Bと照明器具に備えた接点a,b
は下降する照明器具に連動して離れるとともに、用照明
器具に備えたスイッチ45も非接続状態になり、器具本
体内の接点A,Bに通電されていた常用電源7は、照明
器具に内蔵された非常点灯用ユニットに印加されなくな
り、あたかも、前述の非常時と同じように、常用電源が
遮断された状態になる。
【0052】このため、非常点灯用ユニット25は、非
常点灯回路へと切り換わる。ここで、非常時状態になっ
た非常点灯用ユニットに接続されたスイッチ45も非接
続状態になっているこから、図5(B)に示すランプ9
は非常点灯することなく照明器具は下降する。
【0053】メンテナンスが終了後、照明器具40aを
再び上昇させ、照明器具を天井面4に取付けられた器具
本体10a内に収納された時、照明器具の接点a,bと
器具本体の接点A,Bとは接続するとともに、スイッチ
45も接続状態となる構造になっている。そこで、上昇
完了時には、非常点灯用ユニットには、再び、常用電源
7が接続され、非常点灯用ユニットから電池へと充電が
開始される。
【0054】なお、メンテナンス中に、スイッチ45の
押釦46を押圧すると接続状態になることから、電池2
9を電源として、照明器具40aに取付けられたランプ
9の点灯を確認することができる。
【0055】次に、照明器具のランプが昇降中に非常点
灯しない第3の実施の形態について図8および図9を参
照して説明する。なお、以下に説明する事項以外は第1
の実施の形態と同一構成になっている。
【0056】図9は点灯用ユニット回路を含む非常用照
明器具の回路図を示すもので、前記点灯用ユニット25
は、常時は、天井裏に配設されている電源電線(図示せ
ず)に接続された常用電源7で照明器具40b内に取付
けられた電池29を充電し、停電するなどの非常時に
は、当該電池29を電源にして、前記照明器具のランプ
9を非常点灯させる回路部品等からなるものである。
【0057】照明器具40bの上面部41には、点灯用
ユニット25に常用電源7を供給するための接点aと接
点b、及び、図9に配置された常時は非接続となるスイ
ッチ50が取付けられている。なお、当該スイッチ50
は、照明器具40bの上面部41に形成された凹部51
内から突出しない当該凹部51内に取付けられている。
常時は、非常点灯用ユニット25は、接点a,bに接続
された器具本体内の接点A.Bを介して常用電源7が通
電され電池29へと充電している。
【0058】つぎに、非常用照明器具の非常時状態を説
明すると、例えば、災害や事故などで、常用電源7が停
電した時には、器具本体内の接点A,B間に通電されて
いた常用電源は遮断される。常用電源が遮断されると、
接点A,Bに接続された照明器具に内蔵された非常点灯
用ユニット25の常用電源も遮断される。
【0059】当該非常点灯用ユニットのスイッチング素
子Q1およびQ2は、電池を電源として作動し、非常点
灯用ユニットは、非常点灯回路へと切り換わり、電池を
電源にしてランプは非常点灯する。
【0060】昇降式の非常用照明器具を昇降動作させる
状態について説明する。
【0061】操作スイッチ盤の下降釦を押圧すると、ワ
イヤロープ35に吊下げられた照明器具40bは、下降
し始め、この時、器具本体内に設けられた接点A,Bと
照明器具に備えた接点a,bは下降する照明器具に連動
して離れ、器具本体内の接点A,Bに通電されていた常
用電源7は、照明器具に内蔵された非常点灯用ユニット
に印加されなくなり、あたかも、前述の非常時と同じよ
うに、常用電源が遮断された状態になる。
【0062】このため、非常点灯用ユニット25は、非
常点灯回路へと切り換わり、ランプ9は非常点灯するこ
となく照明器具は下降する。
【0063】メンテナンスが終了後、照明器具40bを
再び上昇させ、照明器具を天井面4に取付けられた器具
本体10a内に収納された時、照明器具の接点a,bと
器具本体の接点A,Bとは接続する。そこで、上昇完了
時には、非常点灯用ユニットには、再び、常用電源7が
接続され、非常点灯用ユニットから電池へと充電が開始
される。
【0064】なお、メンテナンス中に、スイッチ50の
押釦50aを押圧すると接続状態になることから、電池
29を電源として、照明器具40bに取付けられたラン
プ9の点灯を確認することができる。なお、前記スイッ
チ50は、当該スイッチ50の押釦50aの押圧状態を
解除すると、元の位置に復元し非接続状態になる。
【0065】上記実施の形態の作用を説明する。
【0066】被取付部としての天井面に取付けられ常用
電源に接続される器具本体と、当該器具本体内に収納さ
れ前記常用電源から充電される電池を内蔵した昇降可能
な照明器具とからなり、非常時には、電池を電源として
照明器具に取付けられたランプを非常点灯させる非常用
照明器具で、前記常用電源と接離可能なように、図3,
図7および図9に示すように、器具本体側に接点A,B
および照明器具側に接点a,bを設けたので、請求項1
記載のように、照明器具が昇降中には非常点灯させない
非常用照明器具を提供することができる。また、電池や
点灯用ユニットなどを含む回路と接点とから構成してい
るので、従来技術のように、大掛かりな設備を必要とし
ないので、安価な非常用照明器具を提供することが可能
となる。
【0067】また、非常用電源である電池と非常用点灯
回路とを接点a,bと接点A,Bとで非接続にすること
が可能なことから、天井部に取り付けられた昇降可能な
照明器具で、照明器具本体内に電池を持ち、常時は常用
電源から電池へと充電され、非常時には前記電池を電源
にランプを非常点灯させる非常用照明器具において、非
常用電源と非常用点灯回路とが非接続にしたことを特徴
とする非常用照明器具を提供することができる。
【0068】また、照明器具が器具本体内に収納された
状態で接続し、照明器具が器具本体から下降したときに
非接続状態になる検知機能としてのスイッチ45を照明
器具に設けたので、天井部に取り付けられた昇降可能な
照明器具で、照明器具本体内に電池を持ち、常時は常用
電源から電池へと充電され非常時には前記電池を電源に
ランプを非常点灯させる非常用照明器具において、検知
機能により照明器具が離れたら、非常用点灯回路を動作
させないことを特徴とする非常用照明器具を提供するこ
とができる。
【0069】さらに、請求項2に記載のように、図7お
よび図9に示すように、メンテナンス中に、照明器具に
取付けられたランプ9の点灯を確認することができるス
イッチ45またはスイッチ50を、図7および図9に示
すように、照明器具に設けたので、ランプの点検や交換
作業だけでなく、下降させた照明器具や当該照明器具に
内蔵した点灯用ユニットや電池の充電状態等もチェック
することができる。
【0070】
【発明の効果】以上詳記したように請求項1に記載した
本発明によれば、従来困難だった電池内蔵形の照明器具
を昇降式に製作可能にした。
【0071】さらに、請求項2に記載した本発明によれ
ば、下降させた照明器具のランプをスイッチ等により点
灯確認することができるとともに、照明器具に内蔵した
点灯用ユニットや電池等もメンテナンス中に、簡単に点
検することができる。さらに、高天井に設置すれば下降
させた非常用照明器具の保守・点検作業が容易に行うこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る照明器具を器具
本体内に収納した状態を示す斜視図。
【図2】同実施の形態における非常用照明器具を示す斜
視図。
【図3】同実施の形態における非常用照明器具の非常点
灯ユニットを含む回路図。
【図4】同実施の形態における照明器具が昇降している
状態を示す斜視図。
【図5】同実施の形態における照明器具の昇降状態を示
すもので、(A)は器具本体内に照明器具が収納された
状態を示す斜視図。(B)は照明器具の下降状態を示す
斜視図。(C)は照明器具が床面上に下ろされた状態を
示す斜視図。(D)は照明器具の上降状態を示す斜視
図。
【図6】本発明の第2実施の形態に係る非常用照明器具
を示す斜視図。
【図7】本発明の第2実施の形態に係る非常点灯ユニッ
トを含む回路図。
【図8】本発明の第3実施の形態に係る非常用照明器具
を示す斜視図。
【図9】本発明の第3実施の形態に係る非常点灯ユニッ
トを含む回路図。
【図10】従来技術に係る照明器具を器具本体内に収納
した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
4…天井面(被取付部), 7…常用電源, 9…ランプ, 10a…器具本体, 29…電池, 40…照明器具, 40a…照明器具, 40b…照明器具, 45…スイッチ(点検スイッチ), 50…スイッチ(点検スイッチ)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被取付部に取り付けられた器具本体内に常
    用電源から充電される電池を内蔵した照明器具が昇降可
    能に収納され、 非常時には、前記電池を電源として前記照明器具に取付
    けられたランプを非常点灯させる非常用照明器具におい
    て、 前記照明器具の昇降中には、 当該照明器具のランプを非常点灯させないことを特徴と
    する非常用照明器具。
  2. 【請求項2】前記照明器具を被取付部から下降させ前記
    常用電源と切り離した状態で、 前記照明器具のランプの点灯確認を前記電池と当該ラン
    プとの間に設けた点検スイッチで行うことを特徴とする
    請求項1記載の非常用照明器具。
JP13520697A 1997-05-26 1997-05-26 非常用照明器具 Pending JPH10326513A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105299543A (zh) * 2015-11-09 2016-02-03 繁昌县倍思创业服务有限公司 一种大功率led射灯
CN111692555A (zh) * 2020-06-15 2020-09-22 广东电网有限责任公司 一种气球灯

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