JP2000048517A - ディスクカ―トリッジ - Google Patents

ディスクカ―トリッジ

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JP2000048517A
JP2000048517A JP11230129A JP23012999A JP2000048517A JP 2000048517 A JP2000048517 A JP 2000048517A JP 11230129 A JP11230129 A JP 11230129A JP 23012999 A JP23012999 A JP 23012999A JP 2000048517 A JP2000048517 A JP 2000048517A
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disk
disk cartridge
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のディスクカートリッジとの識別を可能
となし、従来のディスクカートリッジのみを用いる記録
及び/又は再生装置への装着を規制しながら、従来のデ
ィスクカートリッジとともに用いることを可能とする記
録及び/又は再生装置へは、従来のディスクカートリッ
ジとともに選択的に装着可能となす。 【解決手段】 ディスク1が回転可能に収納され、他の
ディスクカートリッジ103の隅部に形成されたテーパ
部102aに対応した位置に、装着される記録及び/又
は再生装置に設けられた誤挿入検出部材23bが係合す
る溝部13を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号が記録さ
れ、あるいは情報信号が記録されたディスクを収納した
ディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として用いら
れるディスク101を収納したディスクカートリッジ1
03を記録及び/又は再生装置に装着するために用いら
れるディスクカートリッジ装着装置として、図8及び図
9に示すように構成されたものが用いられている。
【0003】この装着装置によって装着操作されるディ
スクカートリッジ103は、カートリッジ本体102に
ディスク101の一部を内外周に亘って外方に臨ませる
記録再生用開口部104が設けられている。この記録再
生用開口部104は、カートリッジ本体102に移動可
能に取り付けられたシャッタ部材105によって開閉さ
れる。
【0004】また、カートリッジ本体102の前面側の
一方の隅部には、誤挿入検出用のテーパ部102aが設
けられている。このテーパ部102aは、カートリッジ
本体102の一方の隅部を斜めに切り欠くことによって
形成されている。
【0005】そして、ディスクカートリッジ装着装置
は、ディスクカートリッジ103が挿入保持されるカー
トリッジホルダ107を有している。カートリッジホル
ダ107は、挿入されるディスクカートリッジ103を
保持し得る大きさを有する略筺体状に形成され、上面側
にディスクカートリッジ103に設けたシャッタ部材1
05を開放操作するためのシャッタ開放レバー108が
回動可能に取り付けられている。また、カートリッジホ
ルダ106には、ディスクカートリッジ103が誤った
方向に挿入されることを検出するための検出レバー11
0が回動可能に取り付けられている。
【0006】シャッタ開放レバー108は、基端側を支
軸108aを介してカートリッジホルダ107の上面側
の略中央部に回動可能に支持されている。このシャッタ
開放レバー108の先端側には、シャッタ開放ピン10
8bが植立されている。シャッタ開放ピン108bは、
カートリッジホルダ107の上面ににシャッタ開放ピン
108bの支軸108aを中心とする移動軌跡に沿って
設けられたスリット109を介してカートリッジホルダ
107内に突出されている。シャッタ開放レバー108
は、引っ張りコイルバネ108cによって図8中矢印e
方向のシャッタ開放ピン108bをカートリッジホルダ
107のディスクカートリッジ103の挿入側である前
方側に移動させる方向に付勢された状態で初期位置に位
置決めされている。
【0007】また、検出レバー110は、基端側を支軸
110aを介してカートリッジホルダ107の一側の上
面側に回動可能に支持されている。この検出レバー11
0の先端側には、検出ピン110bが植立されている。
検出ピン110bは、カートリッジホルダ107の一側
に設けられた切り欠き部111を介して、カートリッジ
ホルダ107内に突出されている。検出レバー110
は、引っ張りコイルバネ110cによって図8中矢印f
方向の検出ピン110bをカートリッジホルダ107の
内方側に移動させる方向に付勢された状態で初期位置に
位置決めされている。
【0008】このように構成されたカートリッジホルダ
107にディスクカートリッジ103が、図9中矢印a
方向を挿入方向として挿入されると、検出ピン110b
がテーパ部102aに当接し、さらにディスクカートリ
ッジ103がカートリッジホルダ107内に挿入される
と、検出レバー110が引っ張りコイルバネ110cの
付勢力に抗して図9中矢印d方向のカートリッジホルダ
107の外方側に回動操作され、ディスクカートリッジ
103のカートリッジホルダ107内へのさらなる挿入
を可能となす。
【0009】ディスクカートリッジ103がカートリッ
ジホルダ107に誤った方向で挿入された場合や、テー
パ部102aの設けられていないディスクカートリッジ
が挿入された場合には、検出ピン110bがディスクカ
ートリッジの前面部に当接して検出レバー110が回動
されなため、ディスクカートリッジのカートリッジホル
ダ107への挿入が阻止される。
【0010】テーパ部102aが設けられたディスクカ
ートリッジ103が正しくカートリッジホルダ107に
挿入されたときには、シャッタ開放ピン108bがディ
スクカートリッジ103の前面側のシャッタ部材105
の一側に対応する位置に設けたシャッタ開放用凹部10
2bに係合する。この状態で、ディスクカートリッジ1
03がさらにカートリッジホルダ107に挿入される
と、シャッタ開放ピン108bがシャッタ開放用凹部1
02bの底部に連続するシャッタ開放ピンガイド部10
2cに当し、ディスクカートリッジ103の挿入に伴っ
てシャッタ開放レバー108を図9中矢印b方向に回動
され、シャッタ部材105がシャッタ開放ピン108b
に押圧されて図9中矢印c方向の記録再生用開口部10
4を開放する方向に移動される。
【0011】ディスクカートリッジ103は、カートリ
ッジホルダ107内にさらに挿入されると、シャッタ開
放ピン108bがシャッタ開放ピンガイド部102cに
連続して形成されたシャッタ開放ピン係合凹部102d
に係合することにより、シャッタ部材105が記録再生
用開口部104を開放した位置に保持されてカートリッ
ジホルダ107内の装着完了位置に装着された状態とな
る。
【0012】このように構成されたディスクカートリッ
ジ装着装置が設けられた記録及び/又は再生装置は、記
録再生用開口部104を介して外方に臨まされたディス
ク101に図示しない記録再生用のピックアップ装置が
対向し、ディスク101の中心部に設けられたチャッキ
ング部101aが記録及び/又は再生装置側に設けたデ
ィスク回転駆動機構にチャッキングされる。
【0013】この状態で、ディスク回転駆動機構が駆動
してディスク101を回転駆動し、ピックアップ装置が
ディスク101を走査することによって情報信号の記録
再生が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディスクカ
ートリッジにあっては、記録密度や記録容量などを異に
する種々のディスクを収納したものが用いられている。
ディスクを収納したディスクカートリッジが装着される
記録及び/又は再生装置にあっては、ディスクカートリ
ッジに収納されたディスクの種類に応じた記録及び/又
は再生方式が採用されている。
【0015】そこで、記録及び/又は再生装置にディス
クカートリッジを装着するために用いられるディスクカ
ートリッジ装着装置は、収納されるディスクの種類に応
じてディスクカートリッジに設けられる識別部を識別
し、挿入されるディスクカートリッジが記録及び/又は
再生装置に装着可能なものか否かを識別するようにして
いる。
【0016】収納されるディスクの種類に応じた識別部
としては、例えば、収納されるディスクの種類に応じ
て、ディスクカートリッジの厚さを変えることが行われ
ている。また、ディスクの種類に応じて、誤挿入検出用
のテーパ部の位置を変えること等が行われている。
【0017】ディスクカートリッジの形状の変更によっ
て、収納されるディスクの種類を識別しようとすると、
多種類のディスクに対応することが困難である。すなわ
ち、ディスクカートリッジの厚さは、収納されるディス
クの厚さに応じた適正な厚さが必要であり、種々の厚さ
を採用することができない。ディスクカートリッジの厚
さが収納されるディスクの厚さに対応しないと、ディス
クに対する情報信号の記録及び/又は再生が困難となっ
たり、ディスクカートリッジ内でディスクを円滑に回転
させることができなくなるおそれがある。また、誤挿入
検出用のテーパ部は、ディスクカートリッジ装着装置へ
の挿入端側となるディスクカートリッジの前面側の両隅
部の2箇所しかない。
【0018】そして、収納されるディスクの種類によっ
てディスクカートリッジの形状を変更させると、ディス
クカートリッジの形状に対応してディスクカートリッジ
装着装置及び記録及び/又は再生装置の構成を変更する
必要があり設計や製造が煩雑となる。
【0019】そこで、本発明は、従来のディスクカート
リッジと形態を大きく変更することなく、従来のディス
クカートリッジとの識別を可能となし、従来のディスク
カートリッジのみを用いる記録及び/又は再生装置への
装着を規制しながら、従来のディスクカートリッジとと
もに用いることを可能とする記録及び/又は再生装置へ
は、従来のディスクカートリッジとともに選択的に装着
可能となすディスクカートリッジを提供することを目的
に提案されるものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上述のような目的を達成
するために提案される本発明に係るディスクカートリッ
ジは、ディスクが回転可能に収納され、他のディスクカ
ートリッジの隅部に形成されたテーパ部に対応した位置
に、装着される記録及び/又は再生装置に設けられた誤
挿入検出部材が係合する溝部を有するようにしたもので
ある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスクカー
トリッジを図面を参照しながら説明する。
【0022】まず、本発明に係るディスクカートリッジ
2と前述した従来のディスクカートリッジ103を選択
的に記録及び/又は再生装置に装着可能とするカートリ
ッジ装着装置を説明すると、このカートリッジ装着装置
は、図1に示すように、情報信号が記録され若しくは予
め記録された光ディスクや光磁気ディスク等のディスク
1を収納した本発明に係るディスクカートリッジ2又は
従来のディスクカートリッジ103を選択的に記録及び
/又は再生装置に装着させるための装置であって、ディ
スクカートリッジ2又は103が挿入保持されるカート
リッジホルダ20を備える。
【0023】ここで、本発明に係るディスクカートリッ
ジ2を具体的に説明すると、本発明に係るディスクカー
トリッジ2は、上ハーフ2aと下ハーフ2bを突き合わ
せ結合して形成した矩形状をなすカートリッジ本体2c
内にディスク1を回転可能に収納している。このカート
リッジ本体2c内に回転可能に収納されるディスク1
は、一方又は両面を信号記録層が設けられた信号記録面
とし、中央部に記録及び/又は再生装置側に設けられる
ディスク回転駆動機構にチャッキングするためのチャッ
キングハブ部1aが設けられている。
【0024】このディスクカートリッジ2の上面側を構
成する上ハーフ2a及びディスクカートリッジ2の下面
側を構成する下ハーフ2bには、図1及び図6に示すよ
うにディスク1の一部を内外周に亘って外方に臨ませる
記録再生用開口部3a,3bが相対向して設けられてい
る。これら記録再生用開口部3a,3bは、ディスクカ
ートリッジ2の前面側であるディスクカートリッジ装着
装置への挿入端側に設けられている。
【0025】また、ディスクカートリッジ2の下面側の
中央部には、チャッキングハブ部1aを外方に臨ませる
ためのチャッキング用開口部3cが設けられている。
【0026】そして、カートリッジ本体2cには、各記
録再生用開口部3a,3bを開閉するシャッタ部材4が
移動可能に取り付けられている。シャッタ部材4は、例
えば金属板や合成樹脂等を用いてカートリッジ本体2c
の前面側を上下より挟持し得るように略コ字状に形成さ
れている。すなわち、シャッタ部材4は、カートリッジ
本体2cの上面側に延在される上板部4aと、カートリ
ッジ本体2cの下面側に延在される下板部4bと、これ
ら上板部4aと下板部4bとを連設させる前面板4cと
から構成されている。このシャッタ部材4は、カートリ
ッジ本体2cに対し、前面板4cをカートリッジ2の前
面部に沿わせ、この前面部に沿って記録再生用開口部3
a,3bを開閉する方向に移動可能に取り付けられてい
る。
【0027】そして、シャッタ部材4の上板部4a及び
下板部4bには、シャッタ部材4が記録再生用開口部3
a,3bを開放する方向に移動されたとき、これら記録
再生用開口部3a,3bと対向して開放する上側開口部
5a,5bが設けられている。このシャッタ部材4は、
カートリッジ本体2c内にディスク1に当接しないよう
に配設された捩じりコイルバネ6によって、図6中に矢
印B方向の一側方向に付勢されている。捩じりコイルバ
ネ6は、一方のアーム部6aの先端側をカートリッジ本
体2の前面部側に設けられたスリット7を介して外方に
臨ませるとともに、この一方のアーム部6aの先端側を
前面板部4cに設けられた係合片8に係合させている。
したがって、ディスクカートリッジ2の非使用状態にあ
っては、各記録再生用開口部3a,3bがシャッタ部材
4により閉塞され、カートリッジ本体2c内への塵埃や
手指等の侵入を防止している。
【0028】なお、カートリッジ本体2cの前面部から
上下面にわたるシャッタ部材4の移動軌跡に相当する部
分には、上下ハーフ2a,2bがそれぞれ肉薄となされ
ることにより、シャッタ部材4の厚さに略相当する深さ
の段差部9が形成されている。したがって、シャッタ部
材4は、ディスクカートリッジ2の上下面と略面一とな
されている。
【0029】そして、カートリッジ本体2cの前面部に
は、シャッタ部材4が各記録再生用開口部3a,3bを
閉塞しているとき、前面板部4cの一側に対応して、シ
ャッタ開放操作用凹部10が設けられている。前面板部
4cの一側は、シャッタ部材4が各記録再生用開口部3
a,3bを閉塞しているとき、シャッタ開放操作用凹部
10の内方側に臨んでいる。シャッタ開放操作用凹部1
0は、ディスクカートリッジ2がディスクカートリッジ
装着装置に挿入されるとき、ディスクカートリッジ装着
装置側に設けられるシャッタ開放部材が進入するための
ものである。
【0030】カートリッジ本体2cの前面部の一方側
は、シャッタ開放操作用凹部10の底部に連続したシャ
ッタ開放部材ガイド部11となされている。シャッタ開
放部材ガイド部11は、シャッタ開放操作用凹部10に
進入したシャッタ開放部材の移動をガイドするためのも
のである。
【0031】シャッタ開放部材ガイド部11のシャッタ
開放操作用凹部10の側に対向する側、すなわち、カー
トリッジ本体2cの前面部の略中央部には、シャッタ開
放部材係合部12が設けられている。シャッタ開放部材
係合部12は、シャッタ部材4が記録再生用開口部3
a,3bを閉塞した位置あるときには、シャッタ部材4
に覆われいる。このシャッタ開放部材係合部12は、シ
ャッタ部材4が記録再生用開口部3a,3bを開放した
位置に移動されたときに外方に臨まされるとともに、シ
ャッタ開放部材が係合する。ディスクカートリッジ2
は、シャッタ開放部材係合部12にシャッタ開放部材が
係合することにより、記録及び/又は再生装置内の装着
完了位置に装着された状態となる。
【0032】また、カートリッジ本体2cの前面部の他
方の隅部には、テーパ部が設けられている。このテーパ
部が設けられた隅部には、図6に示すように、テーパ部
を上下から挟むように、上ハーフ2a及び下ハーフ2b
から所定の間隔を隔て第1の突片13a及び第2の突片
13bが突設されている。これら突片13a,13b
は、前端部及び側端部がそれぞれカートリッジ本体2c
の前面部及び側面部と略面一となるように突設されてい
る。このように一対の突片13a,13bが設けられる
ことにより、カートリッジ本体2cの前面部側の隅部に
テーパ部を底面とする誤挿入検出用溝部13が構成され
る。
【0033】誤挿入検出用溝部13は、ディスクカート
リッジ2に収納されるディスク1の記録密度や記録容
量、さらには記録方式等を他のディスクと識別するため
のものである。この誤挿入検出用溝部13が設けられた
ディスクカートリッジ2は、前述した図8及び図9に示
すディスクカートリッジ装着装置への挿入が規制され、
このディスクカートリッジ装着装置において、この装着
装置に挿入可能なディスクカートリッジ103との識別
が行われる。
【0034】本発明に係るディスクカートリッジ2及び
従来のディスクカートリッジ103が選択的に挿入され
るディスクカートリッジ装着装置は、上述のようにカー
トリッジ本体2cの隅部に誤挿入検出用溝部13が設け
られたディスクカートリッジ2が、シャッタ部材4が取
り付けられた前面側を挿入端として図6中矢印A方向を
挿入方向として挿入されるカートリッジホルダ21を備
えている。
【0035】カートリッジホルダ21は、挿入されるデ
ィスクカートリッジ2を保持し得る大きさを有する略筺
体状に形成され、上面側にディスクカートリッジ2に設
けたシャッタ部材4を開放操作するためのシャッタ開放
レバー22が回動可能に取り付けられている。また、カ
ートリッジホルダ21には、ディスクカートリッジ10
3が誤った方向に挿入されることを検出するための検出
レバー23が回動可能に取り付けられている。
【0036】シャッタ開放レバー22は、基端側を支軸
22aを介してカートリッジホルダ21の上面の略中央
部に回動可能に支持されている。このシャッタ開放レバ
ー22の先端側には、シャッタ開放部材となるシャッタ
開放ピン22bが植立されている。シャッタ開放ピン2
2bは、カートリッジホルダ21の上面にシャッタ開放
ピン22bの支軸22aを中心とする移動軌跡に沿って
設けられたスリット24を介してカートリッジホルダ2
1内に突出されている。シャッタ開放レバー22は、第
1の引っ張りコイルバネ26によって図1中矢印H方向
のシャッタ開放ピン22bをカートリッジホルダ21の
ディスクカートリッジ2の挿入側である前方側に移動さ
せる方向に付勢されている。第1の引っ張りコイルバネ
26は、一端側をシャッタ開放レバー22上に突設され
たバネ係止突片22cに係止され、他端側をカートリッ
ジホルダ21上に突設されたバネ係止突片27に係止さ
れている。そして、シャッタ開放レバー22は、カート
リッジホルダ21上に突設された位置決め突片28に当
接して初期位置に位置決めされている。
【0037】また、検出レバー23は、基端側を支軸2
3aを介してカートリッジホルダ21の一側の上面側に
回動可能に支持されている。この検出レバー23の先端
側には、検出ピン23bが植立されている。検出ピン2
3bは、カートリッジホルダ21の一側に設けられた切
り欠き部25を介して、カートリッジホルダ21内に突
出されている。検出ピン23bの先端側には、突出部2
3cが設けられている。この突出部23cは、図2に示
すように、カートリッジホルダ21に挿入されるディス
クカートリッジ2に設けた誤挿入検出用溝部13に対応
する位置となるように設けられ、検出ピン23bの先端
部を略円盤状に拡径するようにして形成されている。
【0038】この検出レバー23は、第2の引っ張りコ
イルバネ29によって図1中矢印I方向の検出ピン23
bをカートリッジホルダ21の内方側に移動させる方向
に付勢された状態で初期位置に位置決めされている。第
2の引っ張りコイルバネ29は、一端側を誤挿入検出レ
バー23上に突設されたバネ係止突片31に係止され、
他端側をカートリッジホルダ21上に突設されたバネ係
止突片30に係止されている。
【0039】このように構成されたカートリッジホルダ
21に本発明に係るディスクカートリッジ2が、図3中
矢印C方向を挿入方向として挿入されると、シャッタ開
放ピン22bの先端側がディスクカートリッジ2のシャ
ッタ開放用凹部10内に進入する。ディスクカートリッ
ジ2がカートリッジホルダ21にさらに挿入されると、
検出ピン23bの突出部23cが誤挿入検出用溝部13
の底部に当接する。この状態で、さらにカートリッジ2
がカートリッジホルダ21の内方側に挿入されると、検
出レバー23が、図4中矢印F方向のカートリッジホル
ダ21の外方側に回動操作され、ディスクカートリッジ
2のカートリッジホルダ21の内方側へのさらなる挿入
を可能となす。
【0040】なお、ディスクカートリッジ2がカートリ
ッジホルダ21に対し誤った方向から挿入されると、検
出ピン23bの突出部23cがディスクカートリッジ2
の前面部に当接することにより検出レバー23の回動が
規制され、ディスクカートリッジ2のカートリッジホル
ダ21内へのさらなる挿入が規制される。
【0041】ディスクカートリッジ2のカートリッジホ
ルダ21への挿入により、シャッタ開放ピン22bが、
図4に示すように、カートリッジ本体2cに設けたシャ
ッタ開放部材ガイド部11に押圧され、シャッタ開放レ
バー22が図4中矢印D方向に回動操作される。シャッ
タ部材4は、シャッタ開放ピン22bに押圧されて、図
4中矢印E方向の各記録再生用開口部3a,3bを開放
させる方向に移動される。
【0042】本発明に係るディスクカートリッジ2がカ
ートリッジホルダ21のさらに内方に挿入されると、図
5に示すように、シャッタ開放ピン22bがシャッタ開
放部材係合部12に係合し、ディスクカートリッジ2
は、カートリッジホルダ21内の所定の装着位置に保持
された状態となる。このとき、記録再生用開口部3a,
3bが開放され、ディスク1の一部が内外周に亘ってデ
ィスクカートリッジ2の外方に臨まされる。
【0043】このように構成されたディスクカートリッ
ジ装着装置が設けられた記録及び/又は再生装置は、デ
ィスクカートリッジ装着装置を用いて本発明に係るディ
スクカートリッジ2が装着されると、記録再生用開口部
3a,3bを介して外方に臨まされたディスク1に図示
しない記録再生用のピックアップ装置が対向し、ディス
ク1の中心部に設けられたチャッキング部1aが記録及
び/又は再生装置側に設けたディスク回転駆動機構にチ
ャッキングされる。この状態で、ディスク回転駆動機構
が駆動してディスク1を回転駆動し、ピックアップ装置
がディスク1を走査することによって情報信号の記録又
は再生が行われる。
【0044】なお、本発明に係るディスクカートリッジ
2及び従来のディスクカートリッジ103が選択的に挿
入されるディスクカートリッジ装着装置は、前述した図
8及び図9に示したようなテーパ部102aが設けられ
たカートリッジ本体102の隅部に上述したような突片
13a,13bが設けられていないディスクカートリッ
ジ103も、記録及び/又は再生装置に装着させること
ができる。この場合には、検出ピン23bは、突出部2
3cがテーパ部102a上を移動することにより、検出
レバー23を回動させる。
【0045】すなわち、ここに示すディスクカートリッ
ジ装着装置は、従来の第1のディスクカートリッジ10
3のみならず、各突片13a,13bが設けられて誤挿
入検出用溝部13を設けた有している本発明に係る第2
のディスクカートリッジ2をも記録及び/又は再生装置
に装着させることができる。
【0046】また、本発明に係るディスクカートリッジ
2は、前述した図8及び図9に示すディスクカートリッ
ジ装着装置に挿入した場合には、各突片13a,13b
が、図7に示すように検出ピン110bに当接すること
により、検出レバー110の引っ張りコイルバネ110
cの付勢力に抗した回動が規制され、カートリッジホル
ダ107内へのさらなる挿入を規制し、誤挿入を防止す
る。
【0047】また、上述したディスクカートリッジ装着
装置は、誤挿入検出用溝部13が誤挿入検出ピン23b
の突出部23cに対応しない位置に設けられたディスク
カートリッジがカートリッジホルダ21に挿入された場
合には、突出部23cがディスクカートリッジの前面部
に当接して検出レバー23の回動が規制されるため、記
録及び/又は再生装置への装着が規制される。すなわ
ち、このディスクカートリッジ装着装置は、収納したデ
ィスクの種類に応じて誤挿入検出用溝部が設けられたデ
ィスクカートリッジをこの誤挿入検出用溝部が設けられ
た位置及び幅によって識別することができる。
【0048】なお、上述のディスクカートリッジ装着装
置に設けられる検出ピン23bに設けられる突出部23
cの形状等は、ディスクカートリッジに設けられる誤挿
入検出用溝部の形状に対応して適宜変更可能である。そ
して、突出部23cは、検出ピン23bに対し一体的に
設けてもよく、また、円環状の部材を検出ピン23bに
嵌合させて構成するようにしてもよい。
【0049】さらに、突出部23cは、誤挿入検出ピン
23bに対して、上述した実施例の如く同軸状に設ける
のみならず、偏心した状態に設けてもよく、また、検出
ピン23bの先端側を屈曲して形成するようにしてもよ
い。この突出部23cを、検出ピン23bに対して偏心
した状態に設け、あるいは、検出ピンの先端側を屈曲し
て形成する場合には、検出ピン23bに対しカートリッ
ジホルダ21の内方側に位置するように設けると、ディ
スクカートリッジを挿入操作する際の突出部23cのカ
ートリッジホルダ21の外方側への突出量を少なくする
ことができる。
【0050】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクカ
ートリッジは、従来のディスクカートリッジとともに用
いることを可能とする記録及び/又は再生装置に、従来
のディスクカートリッジとともに選択的に装着すること
ができ、従来のディスクカートリッジのみを装着可能と
する記録及び/又は再生装置への装着が規制されるの
で、適正に用いることを可能とする記録及び/又は再生
装置に対してのみ装着することを可能とするので、誤っ
て他のディスクカートリッジのみを用いる記録及び/又
は再生装置への装着を規制することができ、収納したデ
ィスクの確実な保護を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジ及び本発明
に係るディスクカートリッジが従来のディスクカートリ
ッジとともに選択的に挿入可能となされたディスクカー
トリッジ装着装置を示す斜視図である。
【図2】カートリッジホルダに設けられる誤挿入検出ピ
ンの形状を示す要部拡大側面図である。
【図3】上記ディスクカートリッジ装着装置に本発明に
係るディスクカートリッジを挿入する状態を一部を破断
して示す平面図である。
【図4】上記ディスクカートリッジ装着装置に本発明に
係るディスクカートリッジが途中まで挿入された状態を
一部を破断して示す平面図である。
【図5】上記ディスクカートリッジ装着装置に本発明に
係るディスクカートリッジが装着された状態を一部を破
断して示す平面図である。
【図6】前面側の隅部に誤挿入検出用溝部が設けられた
本発明に係るディスクカートリッジを示す斜視図であ
る。
【図7】本発明に係るディスクカートリッジを従来のデ
ィスクカートリッジ装着装置に装着する状態を一部を破
断して示す平面図である。
【図8】従来のディスクカートリッジ装着装置及びこの
ディスクカートリッジ装着装置に装着される従来のディ
スクカートリッジを示す斜視図である。
【図9】上記従来のディスクカートリッジ装着装置への
上記従来のディスクカートリッジを挿入する途中の状態
を一部を破断して示す平面図である。
【符号の説明】
1 ディスク、 2 ディスクカートリッジ、 13
誤挿入検出用溝部、13a 第1の突片、 13b 第
2の突片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが回転可能に収納され、他のデ
    ィスクカートリッジの隅部に形成されたテーパ部に対応
    した位置に、装着される記録及び/又は再生装置に設け
    られた誤挿入検出部材が係合する溝部を有することを特
    徴とするディスクカートリッジ。
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