JP2000047651A - 映像再生装置 - Google Patents

映像再生装置

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JP2000047651A
JP2000047651A JP10214258A JP21425898A JP2000047651A JP 2000047651 A JP2000047651 A JP 2000047651A JP 10214258 A JP10214258 A JP 10214258A JP 21425898 A JP21425898 A JP 21425898A JP 2000047651 A JP2000047651 A JP 2000047651A
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frame
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JP10214258A
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Kaoru Kawasaki
薫 河嵜
Kazuya Sato
和也 佐藤
Atsushi Kono
篤 河野
Minoru Ozaki
稔 尾崎
Hiroshi Yoshikawa
寛 吉川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の映像再生装置では、映像データを同時
には単独の表示方法でしか再生表示しないので、映像の
監視や分析を行う際には表示方法の切り替えを行う必要
があるという課題があった。 【解決手段】 時間的に連続した画像データで構成され
る映像データを順次入力する映像データ入力部と、前記
映像データ入力部から入力した映像データを第1の表示
方法(動画301)で表示する第1の映像表示部と、前
記映像データ入力部から入力した映像データを前記第1
の表示方法とは異なる第2の表示方法(並列表示40
1)で表示する第2の映像表示部とを備えた。 【効果】 木目細かい映像の観察が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ITVカメラ等
で入力した映像の監視や検索、分析等に用いる映像再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、映像再生装置は、同時には1種類
の表示しか行わない。例えば、VTR装置では、ビデオ
テープに記録されている映像を再生表示するのみであ
る。
【0003】また、例えば監視システム等で用いられる
複数のITVカメラ対応のVTR装置では、複数のIT
Vカメラから入力される映像信号を同時に記録・再生し
ている。この場合は、複数の映像信号を1つの映像信号
に多重して記録・再生している。映像信号は時間的に連
続する複数の画像(フレーム画像と記す)で構成され
る。複数の映像信号を多重する方法として、例えば、複
数の映像信号から得られる同時刻の各フレーム画像を並
列に並べて1フレームの画像に合成し、該合成された画
像を多重後の映像のフレーム画像として記録する。再生
する際には該多重後の映像信号をそのまま再生すれば、
複数の映像が同時に再生される事になる。この場合、複
数の映像のデータを含む1つの映像信号を、1つの映像
再生手段で表示しているのであって、複数の映像再生手
段で再生表示しているのでは無い。
【0004】また、例えば、映像の検索・編集等で用い
られる映像再生装置では、複数の異なる表示方法で映像
の再生表示を行うものがある。
【0005】従来の映像再生装置について図面を参照し
ながら説明する。図15は、例えば、信学技報NIM97-69
「MPEG符号化映像データからのシーンチェンジ検出方法
の検討」に示された従来の映像編集装置における表示例
を簡略化した表示例を示す図である。
【0006】図15において、表示部1501は映像を
構成する多数のフレームのうちの幾つかのフレーム(具
体的には、シーンチェンジ直後の代表フレーム)を並列
表示したものである。本従来例では、まず、図15の表
示部1501で示すように、記録されている映像の中の
幾つかのフレームを並列表示する。そして、並列表示さ
れたフレームの中から所望のフレームを指示すると、該
フレームを含む映像データを読み出し、表示部1502
の様に動画像表示する。この場合、並列表示を行う表示
部1501と、動画像表示を行う表示部1502は、異
なる映像データの再生表示を行っており、且つ、同時に
動作しているのではない。
【0007】さらに、映像の分析等で用いられる映像再
生装置では、入力した映像信号の連続する各フレームを
表示画面上に並列表示するものがあるが、並列表示と動
画表示を同時に行うものはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
映像再生装置では、映像データを同時には単独の表示方
法でしか再生表示しないので、映像の監視や分析を行う
際には表示方法の切り替えを行う必要がある。例えば、
映像再生している途中で再生を停止して観察しようとす
る場合、マンマシンインタフェースを用いて再生の一時
停止を指示してから、実際に映像再生表示部の再生表示
処理が停止するまでの間に数フレームの再生表示が進ん
でしまうので、逆コマ送り等の操作を行って、所望の画
像をサーチする必要があるという問題点があった。
【0009】また、複数のフレーム画像を同一表示画面
上に2次元的に並べて順次表示する方法(以下「サムネ
イル表示」と記す)では、上述のような、所望の画像の
表示がその後に続いて表示される画像に上書きされてし
まうといった不具合は起こりにくいが、画面内の微小な
領域の変化や、被写体の動きの変化等を見つける事は困
難であるという問題点があった。
【0010】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、きめ細かい映像の観察が容易にす
ることができる映像再生装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る映像再生
装置は、時間的に連続した画像データで構成される映像
データを順次入力する映像データ入力部と、前記映像デ
ータ入力部から入力した映像データを第1の表示方法で
表示する第1の映像表示部と、前記映像データ入力部か
ら入力した映像データを前記第1の表示方法とは異なる
第2の表示方法で表示する第2の映像表示部とを備えた
ものである。
【0012】また、この発明に係る映像再生装置は、前
記第1の映像表示部が、前記映像データ入力部から入力
した画像データを予め設定された第1の画像サイズに順
次再生表示するとともに、前記第2の映像表示部が、前
記映像データ入力部から入力した画像データを前記第1
の画像サイズとは異なる予め設定された第2の画像サイ
ズに順次再生表示するものである。
【0013】また、この発明に係る映像再生装置は、前
記第1の映像表示部が、順次再生表示する画像データを
表示画面上の固定の位置に上書き表示するとともに、前
記第2の映像表示部が、順次再生表示する画像データを
前記表示画面上の前記固定の位置とは別の予め設定され
た複数の表示位置に並列表示するものである。
【0014】また、この発明に係る映像再生装置は、前
記第1の映像表示部が、前記映像データ入力部から入力
した画像データを予め設定された第1の時間間隔で順次
再生表示するとともに、前記第2の映像表示部が、前記
映像データ入力部から入力した画像データを前記第1の
時間間隔とは異なる予め設定された第2の時間間隔で順
次再生表示するものである。
【0015】また、この発明に係る映像再生装置は、前
記映像データ入力部が、予めディジタル圧縮符号化され
た映像データを順次入力し、復号して出力するものであ
る。
【0016】また、この発明に係る映像再生装置は、前
記映像データ入力部が、前記映像データを入力する際
に、映像を構成する各フレームのデータとして、該フレ
ームの画像データと該フレームの付属情報を併せて入力
するとともに、前記第2の映像表示部が、表示している
画像を指示する事により、該表示画像の付属情報を表示
するものである。
【0017】また、この発明に係る映像再生装置は、前
記第2の映像表示部が、同一表示画面上の予め設定され
た位置に複数枚並べて表示する画像データのうち、予め
設定された条件に適合する画像データのみ、他の画像デ
ータとは異なる表示方法に従って表示するものである。
【0018】また、この発明に係る映像再生装置は、前
記第2の映像表示部が、前記映像データ入力部から入力
した画像データを、該画像データとは異なる方式で圧縮
符号化してバッファに蓄積しておき、連続画像表示処理
を行う際には該バッファから圧縮符号化された画像デー
タを読み出して再生表示するものである。
【0019】また、この発明に係る映像再生装置は、前
記第2の映像表示部が、前記映像データ入力部から入力
して再生した画像データに、予め設定された画像変換処
理を施した結果の画像を表示するものである。
【0020】さらに、この発明に係る映像再生装置は、
前記第1及び第2の映像表示部による画像表示を同一の
表示装置に重畳表示するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る映像再生装置について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る映像
再生装置の全体構成を示すブロック図である。また、図
2は、この発明の実施の形態1に係る映像再生装置の映
像データ入力部の構成を示す図である。なお、各図中、
同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0022】図1において、1は映像データ入力部、2
は制御部、3は第1の映像表示部、4は第2の映像表示
部、5は表示装置である。
【0023】図2において、101は映像信号入力I/
F、102はA/D変換部、103は映像を構成するフ
レームの区切りを検出するフレーム区切り検出部、10
4はディジタル化された画像データを記録する後述のフ
レームバッファを切り換えるスイッチ、105及び10
7はフレームバッファ、106及び108は各フレーム
バッファ内のデータが読み出し可能であることを示すフ
ラグで読み出し可能な場合にセット、不可能な場合はリ
セットされる。
【0024】つぎに、前述した実施の形態1に係る映像
再生装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図3は、この発明の実施の形態1に係る映像再生装置の
表示画面例を示す図である。また、図4は、この発明の
実施の形態1に係る映像再生装置の第1及び第2の映像
表示部の表示情報を示す図である。
【0025】図3において、301は第1の映像表示部
3により表示される画像、401は第2の映像表示部4
により表示される画像で(1)〜(12)の画像で構成されて
いる。
【0026】図4において、302は第1の映像表示部
3の表示情報、402は第2の映像表示部4の表示情報
である。
【0027】まず、映像データ入力部1の動作を説明す
る。ITVカメラ等の映像入力装置(図示せず)から映
像信号を映像信号入力I/F101から入力する。次
に、A/D変換部102でディジタル化し、スイッチ1
04で接続されているフレームバッファ105に記録す
る。一方、フレーム区切り検出部103で、映像信号内
に含まれるフレーム区切り信号(ex.垂直同期信号)
を入力すると、フラグ106をセットするとともに、フ
ラグ108をリセットし、制御部2にフレーム区切り信
号を出力する。
【0028】そして、スイッチ104をフレームバッフ
ァ107に切り替え、映像信号入力I/F101から入
力される次のフレームの映像信号を、上述と同様の方法
で、フレームバッファ107に記録する。以上の動作を
繰り返す事により、映像信号入力I/F101から順次
入力される映像データの各フレームの画像を2つのフレ
ームバッファ105,107に交互に一時記録すると同
時に、入力フレームが切り替わるごとに、制御部2並び
に第1及び第2の映像表示部3、4にフレーム区切り信
号が通知される。
【0029】次に、第1及び第2の映像表示部3、4の
動作を説明する。第1の映像表示部3は、図4に示すよ
うに、画像データを読み出す間隔を示す「読み出しレー
ト」と、読み出した画像を表示する際の「表示位置」及
び「サイズ」を定義する表示情報302を有する。そし
て、第1の映像表示部3は、映像データ入力部1から入
力されるフレーム区切り信号を計数し、読み出しレート
で定義されている値になった時に、映像データ入力部1
のフラグがセットされている側のフレームバッファ10
5あるいは107から画像データを読み出し、表示情報
302で指定された表示位置及び表示サイズで表示す
る。
【0030】図4に示すように、第1の映像表示部3の
表示情報302の場合、読み出しレートは「1」である
ので、フレーム区切り信号が入力される毎に画像表示を
実行する事になる。画像データは常に、表示画面上の同
一の位置に表示されるので、観察者には動画像として提
示される。
【0031】また、図4に示すように、第2の映像表示
部4の表示情報402では、複数(図では12個)の表
示位置と、特殊表示指定が定義されている。入力した画
像データは、指定の画像サイズ(170×120)に復
元し、表示位置を表示情報402に定義されている順番
にフレーム毎に変えて表示する。即ち、図3に示す様
に、最初のフレームは(1)の位置に表示し、順次
(2)、(3)、(4)とフレーム毎に位置を変えて表
示し、(12)の位置まで表示した後は、再度(1)か
ら順に上書き表示していく。以上の動作で、常に最新の
12枚のフレーム画像が同一表示画面上に並列に表示さ
れる事になる。
【0032】上記の場合、最新の画像は、(12フレー
ム分)前に表示されている画像の上に順次上書きされて
いくので、12枚の画像のうち、どれが最新の画像であ
るかが解りにくい。そこで、本実施の形態では、図4に
示す様に第2の映像表示部4の表示情報402に、特殊
表示として、最終表示画像に枠飾りを付ける事を定義し
ており、フレームの画像を表示する際に、該画像の外側
に枠を表示(図3の画像401の(5)参照)し、以前
に表示した枠は消去する。
【0033】以上の様に、本実施の形態では、第1の映
像表示部3で映像データ入力部1から入力される全フレ
ーム画像を表示情報302で設定された固定の位置及び
サイズで表示するので、動画像として観察者に提示され
る事になる。一方、第2の映像表示部4では、映像デー
タ入力部1から入力されるフレームを、複数設定された
表示位置に順次並べて表示するので、各フレーム画像
は、該画像が上書きされるまでの間、静止画像として表
示画面上に表示されている。
【0034】例えば、上記実施の形態で、映像データ入
力部1に映像信号が30フレーム/秒で入力されると仮
定する。第2の映像表示部4では、同一表示画面上に定
義された12フレーム分の表示位置に、順次表示されて
いくので、ある1枚のフレーム画像が表示画面上に表示
されている時間は0.4秒間となる。即ち、この0.4
秒間の間、該フレーム画像は表示画面上の固定の位置に
静止画像として表示されることになる。
【0035】以上の様に、本実施の形態では、映像デー
タ入力部1から入力される画像データを、第1の映像表
示部3による動画像表示と、第2の映像表示部4による
複数フレーム画像の並列表示の2種類の表示方法で同時
に表示するので、第2の映像表示部4による画像の並列
表示では判りにくい画面内の微小な領域の変化や被写体
の動きの変化等は第1の映像表示部3による動画像表示
により観察する事ができる。
【0036】また、フレーム画像を詳細に観察したい場
合等の様に、映像の再生を停止させるとき、観察者が停
止の指示をしてから実際に停止処理が完了する迄の間に
映像再生が進んでしまうと、第1の映像表示部3による
動画像表示では所望のフレームがそれに続くフレームで
上書きされてしまい観察できないが、第2の映像表示部
4による画像の並列表示では、最新の12フレーム分の
画像が表示されているので、所望のフレームが画面上に
残っている確率が高く、その場合、逆コマ送り等の操作
をせずに所望のフレームを観察する事ができる。
【0037】さらに、上述のように、最終表示画像を、
枠飾りを付ける等の特殊表示をする事により、観察者
は、並列に表示されている画像のどれが最終画像である
かを容易に把握する事ができる効果がある。
【0038】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る映像再生装置について説明する。構成等については
上記の実施の形態1と同様である。
【0039】上記の実施の形態1において、第1の映像
表示部3及び第2の映像表示部4に格納されている表示
情報302、402の読み出しレートは同じであった
が、第1の映像表示部3と第2の映像表示部4で異なる
読み出しレートを設定してもよい。
【0040】例えば、第1の映像表示部3の読み出しレ
ートを「1」、第2の映像表示部4の読み出しレートを
「150」とする。映像データ入力部1への映像信号の
入力は、上記の実施の形態1と同じ30フレーム/秒と
する。この場合、第1の映像表示部3では、フレーム区
切り信号が入力される毎に画像表示を実行するので、3
0フレーム/秒で動画像表示される。一方、第2の映像
表示部4では、読み出しレートが「150」に設定され
ているので、フレーム区切り信号を計数し、計数値が1
50になったら画像データを入力し、上述の方法で表示
した後、計数値を0にリセットする。即ち、ある画像デ
ータを入力した後、次に続く149フレームは入力せ
ず、その次に入力される画像を表示するというように、
フレームを間引いて入力するので、5秒(150/30
秒)に1フレームの画像が表示される。12フレームの
画像を並列表示するので、1分(5秒×12)間分の画
像が同一表示画面上に並列表示される事になる。
【0041】以上の様にすれば、第2の映像表示部4に
おいて、より長い時間範囲の画像を同一画面上に表示す
る事ができるので、例えば、河川の水位や天候の変化
等、短時間分の映像表示では解り難い変化を同一画面上
で観察する事が可能になる。
【0042】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る映像再生装置について図面を参照しながら説明す
る。図5は、この発明の実施の形態3に係る映像再生装
置の映像データ入力部の構成を示す図である。なお、各
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0043】図5において、1Aは映像データ入力部、
120は記録装置、121は映像データ入力I/F、1
22は復号部である。また、103は映像を構成するフ
レームの区切りを検出するフレーム区切り検出部、10
4はディジタル化された画像データを記録する後述のフ
レームバッファを切り換えるスイッチ、105及び10
7はフレームバッファ、106及び108は各フレーム
バッファ内のデータが読み出し可能であることを示すフ
ラグで読み出し可能な場合にセット、不可能な場合はリ
セットされる。
【0044】つぎに、前述した実施の形態3に係る映像
再生装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0045】上記各実施の形態の映像データ入力部1
は、映像信号入力I/F101にITVカメラ等からの
アナログ映像信号を入力し、A/D変換部102でディ
ジタル変換する構成であったが、この実施の形態3で
は、予めディジタル圧縮符号化された映像データを映像
データ入力部1Aに入力するようにしたものである。
【0046】図5にディジタル圧縮符号化された映像デ
ータを入力する場合の映像データ入力部1Aの構成を示
す。予めディジタル圧縮符号化された映像データは、ハ
ードディスク等の記録装置120に蓄積されており、映
像データ入力I/F121から入力する。また、映像デ
ータ入力I/F121にネットワークI/F部を含み、
映像データをLAN等のネットワークを介して受信する
様にしてもよい。
【0047】入力された映像データは、復号部122で
フレーム画像に復号し、フレームバッファ105、10
7に格納する。ディジタル圧縮符号化の方式としては、
例えば、JPEGやMPEG等の国際標準方式等があ
り、映像データ入力部1Aは入力される映像データの符
号化方式に対応した復号部122を備える。
【0048】本実施の形態によれば、過去に入力した映
像や遠隔地で入力した映像でも、ディジタル圧縮符号化
することにより、任意の時刻に生成表示して、観察・分
析する事が可能になる。
【0049】実施の形態4.本実施の形態では、映像デ
ータとして、映像を構成する各フレームの画像データだ
けでなく、入力時刻等の付属情報を含めて入力する場合
について説明する。
【0050】この発明の実施の形態4に係る映像再生装
置について図面を参照しながら説明する。図6は、この
発明の実施の形態4に係る映像入力装置の構成を示すブ
ロック図である。また、図7は、この発明の実施の形態
4に係る映像再生装置の映像データ入力部の構成を示す
図である。さらに、図8は、この発明の実施の形態4に
係る映像再生装置の第2の映像表示部の構成を示す図で
ある。
【0051】図6において、映像入力装置6は、ITV
カメラ等の映像信号入力装置601と、時刻情報生成部
602と、各種センサ装置等からの信号を受信する外部
信号入力部603と、ディジタル符号化部604とで構
成される。
【0052】図7において、1Bは映像データ入力部、
120は記録装置、121は映像データ入力I/F、1
22は復号部である。また、103は映像を構成するフ
レームの区切りを検出するフレーム区切り検出部、10
4はディジタル化された画像データを記録する後述のフ
レームバッファを切り換えるスイッチ、105及び10
7はフレームバッファ、106及び108は各フレーム
バッファ内のデータが読み出し可能であることを示すフ
ラグで読み出し可能な場合にセット、不可能な場合はリ
セットされる。さらに、130及び131は付属情報バ
ッファである。
【0053】図8において、4Aは第2の映像表示部、
420はフレームデータ入力部、421は表示情報記憶
部、422はフレームデータバッファ、423は画像デ
ータ復号部、424は付属情報描画部、425は表示用
フレームバッファである。なお、440〜448はデー
タを示す。
【0054】つぎに、前述した実施の形態4に係る映像
再生装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図9は、この発明の実施の形態4に係る映像再生装置の
映像データ入力部に入力する映像データの構成を示す図
である。また、図10は、この発明の実施の形態4に係
る映像再生装置の第1及び第2の映像表示部の表示画面
例を示す図である。さらに、図11は、この発明の実施
の形態4に係る映像再生装置の第2の映像表示部の表示
情報を示す図である。
【0055】図9において、本実施の形態で用いる映像
データは、映像を構成する各フレームの画像データ61
1と、該フレームの付属情報612とで構成されるフレ
ームデータ610で構成される。さらに、付属情報61
2は、該フレームの入力時刻613と付加データ614
とで構成され、後述の方法でセットされる。
【0056】図10において、301及び311は第1
の映像表示部3による表示、401、411〜413は
第2の映像表示部4による表示である。
【0057】図11において、(a)及び(b)は第2
の映像表示部4の表示情報である。なお、表示情報
(b)は後述する実施の形態5で説明する。
【0058】図6に示す映像入力装置6のディジタル符
号化部604は、映像信号入力装置601から入力され
た映像信号からフレーム区切りを検出し、各フレーム毎
にディジタル化し圧縮符号化した図9の画像データ61
1を生成し、時刻情報生成部602から得られる時刻デ
ータと、外部信号入力部603から入力される信号に対
応した付加データを該フレームの付属情報612にセッ
トして出力する。例えば、図6の場合、センサ1で異常
を検知したときに発報されるアラーム信号を外部信号入
力部603から受信したときに付加データ614のビッ
ト1を1に、センサ1からの入力が無い場合は0にセッ
トする。同様に、センサ2から発報されるアラーム信号
に対応して付加データ614のビット2をセットする。
【0059】図7に示す映像データ入力部1Bの映像デ
ータ入力I/F121から、図9に示す映像データを入
力する。次に、各フレームデータ610を復号部122
で、フレーム画像データ611と付属情報612に復号
し、フレームバッファ105、107及び付属情報バッ
ファ130、131に格納する。ここで、スイッチ10
4によるフレームバッファの切り換え制御は、上記の実
施の形態と同様の方法で行う。
【0060】第1の映像表示部3は、フレーム区切り信
号Vを入力する毎に、フレームの画像データ611と該
フレームの付属情報612を入力し、図10に示すよう
に、各々予め設定された固定の位置に表示する。
【0061】また、第2の映像表示部4Aは、図11
(a)に示す表示情報に基づき図10の下段の画面のよ
うに表示する。この表示情報には、前述の実施の形態と
同様に、複数の表示位置が設定されており、入力したフ
レームデータ610は、複数の表示位置に順次表示され
る。
【0062】なお、各フレームの付属情報612が予め
設定されている条件に適合したときの表示方法を予め表
示情報に設定しておき表示する事ができる。図11
(a)では、特殊表示として、センサ1がonであるフ
レームにマーク1、センサ2がonになったフレームに
マーク2を表示するが設定されており、図10の411
の様に該当のフレームに重畳してマークが表示される。
また、ポインティングデバイスを用いる等して、表示さ
れている画像を指示すると、図10の412の様に該画
像の付属情報が画面上に表示される。
【0063】次に、図8を用いて第2の映像表示部4A
の動作を説明する。まず、フレームデータ入力部420
は、表示情報記憶部421に記録されている表示情報に
従って映像データ入力部1Bからフレームデータを入力
する。即ち、表示情報に、図11(a)のように、読み
出しレートが記載されている場合は、映像データ入力部
1Bから通知されるフレーム区切り信号Vを計数し、計
数値が読み出しレートの指定された値になった時に、映
像データ入力部1B内のフラグ106、108を参照し
て、読み出し可能なフレームバッファ105、107と
付属情報バッファ130、131からフレームデータ4
40を読み出す。
【0064】次に、入力したフレームデータ440の画
像データ441は、画像データ復号部423で復号し
て、復号データ446を表示用フレームバッファ425
の表示情報で指定された表示位置に記録する。また、フ
レームデータ440の付属情報442は、付属情報描画
部424で表示用イメージデータ447に変換して表示
用フレームバッファ425に記録する。表示用フレーム
バッファ425に記録されたデータ448は、表示装置
5に表示される。
【0065】同時に、入力したフレームデータ443
は、フレームデータバッファ422に記録する。このフ
レームデータバッファ422は、複数のフレームデータ
を格納でき、フレームデータと該フレームの表示位置を
記録する。表示中のフレーム(a)が別のフレーム
(b)の画像に上書きされる場合は、フレームデータバ
ッファ422内に記録されているフレーム(a)の表示
位置をクリアし、新たに記録されるフレーム(b)の表
示位置をセットする。
【0066】表示中のフレームを指定された場合は、指
示されたフレームの付属情報445をフレームデータバ
ッファ422から読み出し、付属情報描画部424で表
示イメージデータ447に変換して表示用フレームバッ
ファ425に記録し、図10の412のように表示す
る。
【0067】本実施の形態では、第2の映像表示部4A
で表示中の複数のフレームについて、フレームデータと
該フレームの表示位置を内部に記憶しているので、フレ
ームの表示位置を指定することにより、該フレームの付
属情報612を直ちに表示する事が可能である。
【0068】実施の形態5.上記の実施の形態では、第
2の映像表示部は、表示情報に設定された読み出しレー
トに従って一定の間隔でフレームデータを入力していた
が、フレームの付属情報が予め設定されている条件に適
合したフレームデータを入力する様にしてもよい。
【0069】例えば、図11(b)に示す様に、表示情
報に読み出し条件として、フレームの付属情報を調べ、
センサ1=on、またはセンサ2=onの場合のみフレ
ームデータを入力するよう設定しておく。第2の映像表
示部は、フレーム区切り信号Vを入力すると、まず、フ
レームデータの付属情報のみを入力し、該付属情報が表
示情報に設定されている読み出し条件に適合しているか
どうかを調べる。そして、読み出し条件に適合している
場合のみ、フレームの画像データを入力して再生表示す
る。
【0070】本実施の形態によれば、第1の映像表示部
で通常の動画像表示を行い、第2の映像表示部では異常
発生時のフレームのみ表示する様にできるので、第1の
動画像表示では異常が解りにくい場合や異常発生時のフ
レームを見逃した場合でも、第2の映像表示部による表
示で、異常が発生したことが直ちに把握でき、詳細に観
察することができる。
【0071】ここで、映像信号(データ)入力I/Fに
入力する映像データは前述の映像入力装置から直接入力
してもよいし、映像入力装置で生成された映像データを
一旦記録装置に蓄積し、映像データ入力部が該記録装置
から映像データを読み出す様に構成してもよい。
【0072】実施の形態6.上記の実施の形態では、第
2の映像表示部に入力したフレームデータの付属情報
は、第2の映像表示部内で表示したり条件判定に用いら
れるのみであった。この実施の形態6では、映像データ
入力部が、記録装置に蓄積されている映像データを読み
出す場合に、読み出す映像データを指定する為に第2の
映像表示部内に入力されたフレームデータの付属情報を
用いる。
【0073】本実施の形態において、第1及び第2の映
像表示部による映像表示が行われている時に、次に読み
出す映像データを、表示中の映像データの中で指定する
場合の動作を説明する。
【0074】まず、次に読み出したい映像データの先頭
フレームと最終フレームを第2の映像表示部で表示され
ている複数の画像の中から選択し、該画像をマンマシン
インタフェース装置を用いる等して指示する。所望のフ
レームが表示画面上に表示されていない場合は、フレー
ムデータ入力部420からのフレームデータ入力を停止
し、過去に第2の映像表示部に入力されてフレームデー
タバッファ422にフレームデータが記録されているフ
レームデータを順次読み出して表示する。これにより、
過去に入力されたフレームデータからも所望のフレーム
を選択する事が可能である。
【0075】次に、第2の映像表示部は、該指示された
フレームの付属情報を制御部に通知する。この制御部
は、該付属情報に含まれる入力時刻を、図10の413
のように、次に読み出す画像データの開始時刻及び終了
時刻としてセットし、映像データ入力部に映像データの
入力を指示する。映像データ入力部は指定された時間範
囲の映像データを記録装置から読み出す。
【0076】本実施の形態によれば、次に再生表示する
映像データを、第2の映像表示部による表示画像を指示
する事で、指示する事ができるので、直感的に解りやす
いマンマシンインタフェースを実現する事ができる。
【0077】実施の形態7.上記の実施の形態6では、
第2の映像表示部において、入力したフレームデータ
は、そのままフレームデータバッファ422に記録して
いたが、入力したフレームデータの画像データを異なる
方式で圧縮符号化してフレームデータバッファ422に
記録するようにしてもよい。
【0078】この発明の実施の形態7に係る映像再生装
置について図面を参照しながら説明する。図12は、こ
の発明の実施の形態7に係る映像再生装置の第2の映像
表示部の構成を示す図である。
【0079】図12において、4Bは第2の映像表示
部、420はフレームデータ入力部、421は表示情報
記憶部、422はフレームデータバッファ、423は画
像データ復号部、424は付属情報描画部、425は表
示用フレームバッファである。なお、440〜448は
データを示す。
【0080】また、同図において、450はフレームデ
ータ変換部、451は画像データである。
【0081】つぎに、前述した実施の形態7に係る映像
再生装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0082】図12に示す第2の映像表示部4Bのフレ
ームデータ変換部450は、フレームデータ入力部42
0から入力されるフレームの画像データ443を入力し
た時の画像サイズよりも小さいサイズの画像データ45
1に変換し、該変換後の小さいサイズの画像データ45
1を該フレームの画像データとしてフレームデータバッ
ファ422に記録する。
【0083】フレームデータ変換部450における画像
データの変換方法は上記に限ったものでは無い。例え
ば、入力した画像データが、各画素(画像を水平・垂直
に細分した各小領域)の値で構成されている場合(「画
素イメージ」と記す)に、該画像イメージをディジタル
静止画像の圧縮符号化方式の国際標準であるJPEG方
式で圧縮符号化し、該符号化データをフレームデータバ
ッファ422に記録するようにしてもよい。
【0084】また、入力した画像データが、複数の色情
報(例えば、Y(輝度情報)とUV(色差情報)や、R
(赤)G(緑)B(青)の三原色等)で表現されている
場合に、その中の特定の色情報(例えば、Y(輝度情
報)やG(緑)等)のみを記録しておく様にしてもよ
い。
【0085】さらに、入力した画像データが動画像符号
化方式の国際標準であるMPEGやH.263の様にフ
レーム間符号化されている場合は、該符号化データを一
旦復号して画素イメージを求め、該画素イメージまたは
該画素イメージをJPEG方式で圧縮符号化した符号化
データをフレームデータバッファ422に記録するよう
にしてもよい。この場合、フレーム間符号化された画像
データを復号する場合、そのフレームの直前のフレーム
の画像データが参照画像として必要であることから、表
示情報に設定されている読み出しレートまたは読み出し
条件に関わらず、全フレームの画像データを入力して復
号することにより常に参照画像を生成しておく必要があ
る。
【0086】本実施の形態によれば、記憶する画像デー
タのデータ量を少なくする事ができるので、記録に必要
なメモリを削減する事ができ、装置コストを低減する効
果がある。
【0087】図12は、フレームデータ変換部450
に、フレームデータ入力部420から画像データを入力
する構成であるが、フレームデータ入力部420から入
力した画像データを画像データ復号部423で復号した
後のデータ446をフレームデータ変換部450に入力
してもよい。
【0088】上記各実施の形態では、図3及び図10に
おいて、第1の映像表示部による表示と、第2の映像表
示部による表示が同一の表示装置に表示される様に示し
ているが、各々別の表示装置に表示してもよい。
【0089】上記各実施の形態の映像データ入力部で
は、2組のフレームバッファと付属情報バッファとフラ
グを交互に使う構成であったが、3以上の複数フレーム
分のフレームバッファと付属情報バッファとフラグを順
次使う構成であってもよい。
【0090】実施の形態8.上記の各実施の形態では、
第2の映像表示部において、第1の映像表示部で表示中
の映像データの複数フレームの画像を並列表示する構成
について説明したが、第2の映像表示部はこれに限った
ものではない。本実施の形態では、時間的に連続するフ
レーム間の差分画像を表示する第2の映像表示部を備え
る。
【0091】この発明の実施の形態8に係る映像再生装
置について図面を参照しながら説明する。図13は、こ
の発明の実施の形態8に係る映像再生装置の第2の映像
表示部の構成を示す図である。
【0092】図13において、本実施の形態の第2の映
像表示部は、フレームデータ入力部480と、入力用フ
レームバッファ481と、参照用フレームバッファ48
2と、減算器483と、表示用フレームバッファ484
とを備える。
【0093】つぎに、前述した実施の形態8に係る映像
再生装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図14は、この発明の実施の形態8に係る映像再生装置
の第1及び第2の映像表示部の表示画面例を示す図であ
る。
【0094】図14において、301は第1の映像表示
部による表示、401は第2の映像表示部による表示で
ある。
【0095】まず、第2の映像表示部4Cのフレームデ
ータ入力部480から第1の映像表示部3と同じフレー
ムの画像データを入力し、該フレームの画素イメージを
入力用フレームバッファ481にセットする。次に、参
照用フレームバッファ482に画素イメージがセットさ
れていない場合は、入力用フレームバッファ481にセ
ットされている画素イメージを参照用フレームバッファ
482に転送し、次のフレームの画像データを入力す
る。
【0096】参照用フレームバッファ482に画素イメ
ージがセットされている場合は、減算器483で、該参
照用フレームバッファ482の画素イメージと入力用フ
レームバッファ481にセットした画素イメージの対応
する画素間の値の差を求め、その差の値を表示用フレー
ムバッファ484の対応する画素の位置にセットする。
この表示用フレームバッファ484にセットされた差分
の画素イメージは表示装置5に表示される。
【0097】本実施の形態では、参照用フレームバッフ
ァ482にセットする画素イメージはフレームデータを
入力する度に更新していたが、予め設定した間隔で更新
する様にしてもよい。参照用画素イメージは更新せず、
常に、予め設定された参照イメージとの差分を求めるよ
うにしてもよい。
【0098】本実施の形態では、第2の映像表示部4C
により、入力したフレーム画像と参照フレーム画像の違
いを表示をするので、表示画面中の微小領域の変化の見
逃しを防ぐ事ができる。また、第2の映像表示部4Cに
よる差分画像では、被写体の実際のイメージは解り難い
が、第1の映像表示部3による実際のイメージの表示で
確認する事ができる。
【0099】本実施の形態では、第2の映像表示部4C
で参照画像との差分画像を表示する様にしたが、第2の
映像表示部において、入力したフレーム画像に空間フィ
ルタを施した画像(例えば、エッジ画像)や、色変換処
理(例えば、高コントラスト化)を施した画像を表示す
るようにしてもよい。
【0100】上述の実施の形態1では、第2の映像表示
部により最後に表示された画像に枠を付ける特殊表示を
行う場合を説明した。また、実施の形態4では付属情報
が予め設定された条件に合致する画像にマークを付ける
特殊表示をする場合を説明した。特殊表示の設定はこれ
らに限ったものでは無く、例えば、予め設定された時刻
の画像や、表示画面上で選択指示されている画像に枠を
付ける等の特殊表示を設定してもよい。
【0101】
【発明の効果】この発明に係る映像再生装置は、以上説
明したとおり、時間的に連続した画像データで構成され
る映像データを順次入力する映像データ入力部と、前記
映像データ入力部から入力した映像データを第1の表示
方法で表示する第1の映像表示部と、前記映像データ入
力部から入力した映像データを前記第1の表示方法とは
異なる第2の表示方法で表示する第2の映像表示部とを
備えたので、木目細かい映像の観察が容易になるという
効果を奏する。
【0102】また、この発明に係る映像再生装置は、以
上説明したとおり、前記第1の映像表示部が、前記映像
データ入力部から入力した画像データを予め設定された
第1の画像サイズに順次再生表示するとともに、前記第
2の映像表示部が、前記映像データ入力部から入力した
画像データを前記第1の画像サイズとは異なる予め設定
された第2の画像サイズに順次再生表示するので、木目
細かい映像の観察が容易になるという効果を奏する。
【0103】また、この発明に係る映像再生装置は、以
上説明したとおり、前記第1の映像表示部が、順次再生
表示する画像データを表示画面上の固定の位置に上書き
表示するとともに、前記第2の映像表示部が、順次再生
表示する画像データを前記表示画面上の前記固定の位置
とは別の予め設定された複数の表示位置に並列表示する
ので、木目細かい映像の観察が容易になるという効果を
奏する。
【0104】また、この発明に係る映像再生装置は、以
上説明したとおり、前記第1の映像表示部が、前記映像
データ入力部から入力した画像データを予め設定された
第1の時間間隔で順次再生表示するとともに、前記第2
の映像表示部が、前記映像データ入力部から入力した画
像データを前記第1の時間間隔とは異なる予め設定され
た第2の時間間隔で順次再生表示するので、木目細かい
映像の観察が容易になるという効果を奏する。
【0105】また、この発明に係る映像再生装置は、以
上説明したとおり、前記映像データ入力部が、予めディ
ジタル圧縮符号化された映像データを順次入力し、復号
して出力するので、記録容量を削減することができると
いう効果を奏する。
【0106】また、この発明に係る映像再生装置は、以
上説明したとおり、前記映像データ入力部が、前記映像
データを入力する際に、映像を構成する各フレームのデ
ータとして、該フレームの画像データと該フレームの付
属情報を併せて入力するとともに、前記第2の映像表示
部が、表示している画像を指示する事により、該表示画
像の付属情報を表示するので、木目細かい映像の観察が
容易になるという効果を奏する。
【0107】また、この発明に係る映像再生装置は、以
上説明したとおり、前記第2の映像表示部が、同一表示
画面上の予め設定された位置に複数枚並べて表示する画
像データのうち、予め設定された条件に適合する画像デ
ータのみ、他の画像データとは異なる表示方法に従って
表示するので、木目細かい映像の観察が容易になるとい
う効果を奏する。
【0108】また、この発明に係る映像再生装置は、以
上説明したとおり、前記第2の映像表示部が、前記映像
データ入力部から入力した画像データを、該画像データ
とは異なる方式で圧縮符号化してバッファに蓄積してお
き、連続画像表示処理を行う際には該バッファから圧縮
符号化された画像データを読み出して再生表示するの
で、記録容量を削減することができるという効果を奏す
る。
【0109】また、この発明に係る映像再生装置は、以
上説明したとおり、前記第2の映像表示部が、前記映像
データ入力部から入力して再生した画像データに、予め
設定された画像変換処理を施した結果の画像を表示する
ので、木目細かい映像の観察が容易になるという効果を
奏する。
【0110】さらに、この発明に係る映像再生装置は、
以上説明したとおり、前記第1及び第2の映像表示部に
よる画像表示を同一の表示装置に重畳表示するので、映
像の比較観察が容易になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る映像再生装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る映像再生装置
の映像データ入力部の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る映像再生装置
の第1及び第2の映像表示部による表示画面例を示す図
である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る映像再生装置
の第1及び第2の映像表示部の表示情報を示す図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る映像再生装置
の映像データ入力部の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態4に係る映像再生装置
の映像入力装置の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係る映像再生装置
の映像データ入力部の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る映像再生装置
の第2の映像表示部の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態4に係る映像再生装置
の映像データ入力部に入力する映像データの構成を示す
図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に係る映像再生装
置の第1及び第2の映像表示部による画面表示例を示す
図である。
【図11】 この発明の実施の形態4に係る映像再生装
置の第2の映像表示部の表示情報を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態7に係る映像再生装
置の第2の映像表示部の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態8に係る映像再生装
置の第2の映像表示部の詳細構成を示すブロック図であ
る。
【図14】 この発明の実施の形態8に係る映像再生装
置の第1及び第2の映像表示部による画面表示例を示す
図である。
【図15】 従来の映像再生装置による表示画面例を示
す図である。
【符号の説明】
1 映像データ入力部、1A 映像データ入力部、1B
映像データ入力部、2 制御部、3 第1の映像表示
部、4 第2の映像表示部、4A 第2の映像表示部、
4B 第2の映像表示部、4C 第2の映像表示部、5
表示装置、6映像入力装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 篤 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 尾崎 稔 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 吉川 寛 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5C054 EG06 EH07 FE02 FE04 FE09 FE12 FE13 FE18 FE22 GA04 GB01 HA18 5C082 AA02 AA12 AA27 AA37 BA20 BA41 BB26 BB29 BB44 CA76 MM09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に連続した画像データで構成され
    る映像データを順次入力する映像データ入力部と、 前記映像データ入力部から入力した映像データを第1の
    表示方法で表示する第1の映像表示部と、 前記映像データ入力部から入力した映像データを前記第
    1の表示方法とは異なる第2の表示方法で表示する第2
    の映像表示部とを備えたことを特徴とする映像再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の映像表示部は、前記映像デー
    タ入力部から入力した画像データを予め設定された第1
    の画像サイズに順次再生表示するとともに、 前記第2の映像表示部は、前記映像データ入力部から入
    力した画像データを前記第1の画像サイズとは異なる予
    め設定された第2の画像サイズに順次再生表示すること
    を特徴とする請求項1記載の映像再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の映像表示部は、順次再生表示
    する画像データを表示画面上の固定の位置に上書き表示
    するとともに、 前記第2の映像表示部は、順次再生表示する画像データ
    を前記表示画面上の前記固定の位置とは別の予め設定さ
    れた複数の表示位置に並列表示することを特徴とする請
    求項1又は2記載の映像再生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の映像表示部は、前記映像デー
    タ入力部から入力した画像データを予め設定された第1
    の時間間隔で順次再生表示するとともに、 前記第2の映像表示部は、前記映像データ入力部から入
    力した画像データを前記第1の時間間隔とは異なる予め
    設定された第2の時間間隔で順次再生表示することを特
    徴とする請求項1、2又は3記載の映像再生装置。
  5. 【請求項5】 前記映像データ入力部は、予めディジタ
    ル圧縮符号化された映像データを順次入力し、復号して
    出力することを特徴とする請求項1記載の映像再生装
    置。
  6. 【請求項6】 前記映像データ入力部は、前記映像デー
    タを入力する際に、映像を構成する各フレームのデータ
    として、該フレームの画像データと該フレームの付属情
    報を併せて入力するとともに、 前記第2の映像表示部は、表示している画像を指示する
    事により、該表示画像の付属情報を表示することを特徴
    とする請求項1記載の映像再生装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の映像表示部は、同一表示画面
    上の予め設定された位置に複数枚並べて表示する画像デ
    ータのうち、予め設定された条件に適合する画像データ
    のみ、他の画像データとは異なる表示方法に従って表示
    することを特徴とする請求項6記載の映像再生装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の映像表示部は、前記映像デー
    タ入力部から入力した画像データを、該画像データとは
    異なる方式で圧縮符号化してバッファに蓄積しておき、
    連続画像表示処理を行う際には該バッファから圧縮符号
    化された画像データを読み出して再生表示することを特
    徴とする請求項1記載の映像再生装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の映像表示部は、前記映像デー
    タ入力部から入力して再生した画像データに、予め設定
    された画像変換処理を施した結果の画像を表示すること
    を特徴とする請求項1記載の映像再生装置。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の映像表示部による
    画像表示を同一の表示装置に重畳表示することを特徴と
    する請求項1から請求項9までのいずれかに記載の映像
    再生装置。
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