JP3334562B2 - リアルタイム録画再生方式 - Google Patents

リアルタイム録画再生方式

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JP3334562B2
JP3334562B2 JP15100497A JP15100497A JP3334562B2 JP 3334562 B2 JP3334562 B2 JP 3334562B2 JP 15100497 A JP15100497 A JP 15100497A JP 15100497 A JP15100497 A JP 15100497A JP 3334562 B2 JP3334562 B2 JP 3334562B2
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靖 梅崎
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  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔地などにおけ
る異常事態の発生等をより遅延時間が少なく迅速に検知
し、所定時間の監視画像の迅速な再生操作によって確認
・対応策の検討を行う為に用いる、デジタル遠隔画像監
視システムにおける、リアルタイム録画再生方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8は本発明の対象となる監視システム
を例示する図であり、図9は従来ある画像端末装置を例
示する図であり、図10は図9における符号化データ列
を例示する図である。
【0003】図8に示される監視システムは、二台の画
像端末装置(1)〔個々の画像端末装置を(1A )およ
び(1B )と称する、以下同様〕が通信回線(2)によ
り接続されており、一方の画像端末装置〔例えば
(1A )〕が、監視の対象となる画面情報を一定の伝送
速度(S)(kb/s)で連続して他方の画像端末装置
〔例えは(1B )〕に転送し、画像端末装置(1B
が、画像端末装置(1A )から連続して伝送される画面
情報を受信して監視するものとする。
【0004】各画像端末装置(1)は、それぞれ図9に
示される如き構成を有する。先ず画像端末装置(1A
においては、撮像部(11)が監視の対象となる画面を
連続して撮像し、得られた画面情報(a)を一定の伝送
速度(S)〔kb/s〕でA/D変換部(12)に伝達
する。
【0005】A/D変換部(12)は、撮像部(11)
から伝達されるアナログ形式の画面情報(a)をディジ
タル形式の画面情報(b)に変換して画像符号化部(1
3)に伝達すると共に、録画再生部(19)にも伝達す
る。
【0006】画像符号化部(13)は、A/D変換部
(12)から連続して伝達される画面情報(b)の内、
最初に伝達された一画面分の画面情報(b)は、全画面
分符号化して全画面符号化データ(I)を生成するが、
二番目以降に伝達された各一画面分の画面情報(b)
は、直前に伝達された画面情報(b)との差分を抽出
し、抽出した差分のみを符号化して差分符号化データ
(D)を生成する。
【0007】以上の過程により、図10に示される如き
符号化データ列(c)が画像符号化部(13)から出力
され、多重分離部(14)に伝達される。多重分離部
(14)は、画像符号化部(13)から伝達される符号
化データ列(c)と、後述のそれ以外の情報とを多重ま
たは分離し、通信インタフェース部(15)を介して通
信回線(2)に送出する。
【0008】画像端末装置(1A )から通信回線(2)
に送出された符号化データ列(c)は、通信回線(2)
を経由して画像端末装置(1B )に転送される。画像端
末装置(1B )においては、多重分離部(14)が、画
像端末装置(1 A )から通信回線(2)を経由して転送
された諸情報の中から符号化データ列(c)を分離し、
画像復号化部(16)に伝達する。
【0009】画像復号化部(16)は、多重分離部(1
4)から伝達された符号化データ列(c)の内、先頭に
到着した全画面符号化データ(I)は保持した後、一画
面分の画面情報(b)に単独で復号化してD/A変換部
(17)に伝達するが、続いて到着した差分符号化デー
タ(D)は、保持済の全画面符号化データ(I)と合成
して当該画面の全画面符号化データ(I)に変換して保
持した後、一画面分の画面情報(b)に復号化してD/
A変換部(17)に伝達し、以後同様の過程で、続いて
伝達される差分符号化データ(D)を当該画面の全画面
符号化データ(I)に変換し乍ら画面情報(b)に復号
化してD/A変換部(17)に伝達する。
【0010】D/A変換部(17)は、画像復号化部
(16)から連続して伝達されるディジタル形式の各画
面情報(b)を、それぞれアナログ形式の画面情報
(a)に変換して画像表示部(18)に伝達する。
【0011】画像表示部(18)は、D/A変換部(1
7)から連続して伝達される各画面情報(a)を、それ
ぞれ可視表示する。以上により、画像端末装置(1A
で撮像された監視対象画面情報(a)が、画面情報
(b)を介して符号化データ列(c)に符号化され、通
信回線(2)を経由して伝達され、画像端末装置
(1B )で画面情報(b)を介して画面情報(a)に復
号化され、画像表示部(18)に表示されることとな
る。
【0012】一方、画像端末装置(1A )における録画
再生部(19)は、A/D変換部(12)から伝達され
る画面情報(b)を順次格納している。なお録画メモリ
(1A)の記憶容量は限定されている為、録画メモリ
(1A)の記憶領域が画面情報(b)により記憶し尽く
されると、以後伝達される画面情報(b)を最も古くか
ら記憶済の画面情報(b)の記憶領域に記憶し、元の記
憶済の画面情報(b)は消滅させる。
【0013】従って録画メモリ(1A)には、最新一定
期間に伝達された画面情報(b)のみが記憶されること
となる。かかる状態で、画像端末装置(1B )におい
て、過去一定期間の監視対象画面の再生を希望する場合
には、画像端末装置(1B )から通信回線(2)を経由
して画像端末装置(1A )に、再生要求信号(p)を伝
達する。
【0014】画像端末装置(1A )においては、多重分
離部(14)が、画像端末装置(1 B )から通信回線
(2)を経由して伝達された再生要求信号(p)を、画
像端末装置(1A )から画像端末装置(1B )へ伝達さ
れる符号化データ列(c)その他から分離し、録画再生
部(19)に伝達する。
【0015】録画再生部(19)は、画像端末装置(1
B )から通信回線(2)を経由して伝達された再生要求
信号(p)を、通信インタフェース部(15)および多
重分離部(14)を介して受信すると、A/D変換部
(12)から画像符号化部(13)に伝達される画面情
報(b)を遮断し、代わりに録画メモリ(1A)に記憶
済の画面情報(b)を先着順に抽出し、画像符号化部
(13)に伝達すると共に、画像符号化部(13)に最
初から符号化データ列(c)への変換を再開させる。
【0016】再開された画像符号化部(13)は、前述
と同様に、録画メモリ(1A)に記憶済の画面情報
(b)の内、最初に伝達された一画面分の画面情報
(b)を、全画面分符号化して全画面符号化データ
(I)に変換するが、二番目以降に伝達された各一画面
分の画面情報(b)は、それぞれ差分符号化データ
(D)に変換し、図10に示される如き符号化データ列
(c)を生成し、多重分離部(14)および通信インタ
フェース部(15)を介して通信回線(2)に送出し、
通信回線(2)を経由して画像端末装置(1B )に転送
する。
【0017】画像端末装置(1B )においては、画像復
号化部(16)が、前述と同様の過程で、画像端末装置
(1A )から通信回線(2)を経由して転送された符号
化データ列(c)を、通信インタフェース部(15)お
よび多重分離部(14)を介して受信すると、受信した
符号化データ列(c)の内、先頭に到着した全画面符号
化データ(I)は単独で一画面分の画面情報(b)に復
号化し、二番目以降に伝達された差分符号化データ
(D)は、受信済の符号化データ列(c)と合成してそ
れぞれ一画面分の画面情報(b)に復号化し、D/A変
換部(17)を介して画像表示部(18)に再生表示さ
せる。
【0018】なお画像端末装置(1)には、以上の如き
符号化データ列(c)、再生要求信号(p)等の録画・
再生に必要な各種制御信号、並びに音声情報等を、例え
ば国際電気通信連合−電気通信標準化部門(ITU−
T)の勧告H.223等に準拠した形式に多重化し、通
信回線(2)を経由して伝達する機能を具備することも
考慮されるが、本発明は画面情報の録画および再生のみ
を対象としている為、画面情報以外に就いては省略す
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来あるリアルタイム録画再生方式において
は、アナログ形式の画面情報(a)をディジタル形式に
変換したのみの画面情報(b)を録画メモリ(1A)に
録画している為、画像符号化部(13)から出力される
符号化データ列(c)に比して遙に大量の情報を記憶す
る必要が生じ、録画メモリ(1A)の記憶容量も厖大と
なり、実現不可能となる問題があった。
【0020】この様な問題を解決する為に、画像符号化
部(13)から出力される符号化データ列(c)を記憶
することも考慮されるが、符号化データ列(c)は先頭
の全画面符号化データ(I)から連続して記憶されてい
ないと再生不可能となる為、再生可能な録画が不可能と
なる。
【0021】 更に画像端末装置(1A)と(1B)との
間で実行される符号化および復号化処理の誤差が累積す
るのを防止する目的で、全画面符号化データ(I)を一
定間隔で挿入することが公知であり、この種の符号化デ
ータ列を録画メモリ(1A)に記憶することも考慮され
るが、この種の符号化データ列内の全画面符号化データ
(I)の挿入位置は、元々、録画再生操作を前提に設計
されていない為、迅速な検出は不可能である為、録画メ
モリ(1A)内に記憶済の符号化データ列が適切な位置
( Iフレーム)から迅速に再生可能となる保証は無い。
【0022】本発明は、再生可能な画面情報列を、極力
少量の情報で記憶可能とすることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、100は、本発明により設けられ
た符号化手段である。
【0024】200は、本発明により設けられた第一の
記憶手段である。300は、本発明により設けられた第
二の記憶手段である。400は、本発明により設けられ
た再生手段である。
【0025】符号化手段(100)は、一定伝送速度
(S)で連続して伝送される画面情報列の内、一定間隔
(T)の画面情報は全画面分の画面情報を符号化し、そ
れ以外の画面情報は直前画面との差分情報を符号化す
る。
【0026】第一の記憶手段(200)は、符号化手段
(100)からの最新所定期間分の出力を到着順に記憶
する。第二の記憶手段(300)は、第一の記憶手段
(200)に全画面情報を記憶した番地を記憶する。
【0027】再生手段(400)は、第一の記憶手段
(200)に記憶済の画面情報列の再生要求が発生した
場合に、第一の記憶手段(200)の、第二の記憶手段
(300)に最も古く記憶済の番地以降に記憶済の画面
情報列を再生する。〔以上、本発明(請求項1)関連〕 なお符号化手段(100)は、第一の記憶手段(20
0)の記憶領域を所定数(N)に等分割し、各等分割し
た記憶領域の先頭番地に全画面分の画面情報を符号化し
て記憶することが考慮される。〔本発明(請求項2)関
連〕 また再生手段(400)は、第一の記憶手段(200)
の記憶領域を所定数(N)に等分割した場合に、再生保
証時間(TR )として、所定数(N)より一つ少ない数
の等分割領域に格納済の画面情報を再生する時間とする
ことが考慮される〔本発明(請求項3)関連〕 更に第一の記憶手段(200)は、画面情報列の伝送速
度(S)が与えられ、且つ全画面分の画面情報を符号化
する間隔(T)と、再生保証時間(TR )とが指定され
た場合に、第一の記憶手段(200)の記憶容量(B)
を、(B)=〔(TR ÷T)+1〕×〔(S÷8)×
T〕と定めることが考慮される。〔本発明(請求項4)
(その一)関連〕 更に第一の記憶手段(200)は、画面情報列の伝送速
度(S)が与えられ、且つ第一の記憶手段(200)の
分割数(N)と、再生保証時間(TR )とが指定された
場合に、第一の記憶手段(200)の記憶容量(B)
を、(B)=〔N÷(N−1)〕×〔(S÷8)×
R 〕と定め、全画面送信間隔(T)を、(T)=TR
÷(N−1)と定めることが考慮される。〔本発明(請
求項4)(その二)関連〕 従って、全画面符号化データが一定間隔で挿入された符
号化データ列を記憶し乍ら、全画面符号化データの挿入
位置を略特定して再生を開始可能となり、当該リアルタ
イム録画再生方式の経済性および利便性を大幅に向上可
能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明の実施形態による画像端末
装置を示す図であり、図3は図2における録画メモリを
例示する図であり、図4は図2における再生開始点記録
テーブルを例示する図であり、図5は図2における録画
・再生処理過程を例示する図であり、図6は図2におけ
る符号化データ列を例示する図であり、図7は本発明の
実施形態による再生状況を示す図である。なお、全図を
通じて同一符号は同一対象物を示す。また対象とする監
視システムは図8に示す通りとする。
【0029】図2においては、図1における符号化手段
(100)として画像符号化部(13)および全画面起
動部(31)が設けられ、また図1における第一の記憶
手段(200)として録画メモリ(33)が設けられ、
また図1における第二の記憶手段(300)として再生
開始点記録テーブル(34)が設けられ、更に図1にお
ける再生手段(400)として録画再生部(32)が設
けられている。
【0030】録画メモリ(33)は、図3に示される如
く、全記憶容量(B)を三つの記憶領域(B1 )、(B
2 )および(B3 )に等分されており〔即ちメモリ分割
数(N=3)〕。
【0031】また全画面起動部(31)は、全画面送信
間隔(T)を計時する経過時間(t)を内蔵している。
なお全画面送信間隔(T)は、図6に示される如き符号
化データ列(d)に、全画面符号化データ(I)を挿入
する間隔であると共に、所定の伝送速度(S)で入力さ
れる情報を前述の記憶容量(B)に記憶し尽くすに要す
る時間であり、且つ記憶容量(B)に記憶済の情報を、
前記伝送速度(S)で抽出し尽くすに要する時間であ
る。
【0032】また録画再生部(32)は、現アドレス
(MC )を先頭アドレス(MX )から最終アドレス(M
Y )迄一巡歩進させたか否かを示すメモリ一巡フラグ
(F)〔一巡以前はメモリ一巡フラグ(F)=論理
“0”、一巡以後はメモリ一巡フラグ(F)=論理
“1”に設定〕と、対向する画像端末装置(1B )から
通信回線(2)を経由して伝達される再生要求信号
(p)を、通信インタフェース部(15)および多重分
離部(14)を介して受信しているか否かを示す再生開
始フラグ(P)〔受信していない場合には再生開始フラ
グ(P)=論理“0”、受信している場合には再生開始
フラグ(P)=論理“1”に設定〕とを具備している。
【0033】図2乃至図7において、先ず画像端末装置
(1A )においては、録画再生部(32)が、録画メモ
リ(33)の現アドレス(MC )を先頭アドレス
(MX )、に設定し、また再生開始点記録テーブル(3
4)の再生開始点番号(n)を1に設定し、第1再生開
始アドレス(M1 )として現アドレス(MC )〔=先頭
アドレス(MX )〕を格納し、更に内蔵するメモリ一巡
フラグ(F)を論理“0”に設定する〔図5、ステップ
S1〕。
【0034】以上により現時点では、再生開始点記録テ
ーブル(34)内には第1再生開始アドレス(M1 =M
X )のみが格納され、第2再生開始アドレス(M2 )お
よび第3再生開始アドレス(M3 )は共に未格納とな
る。
【0035】かかる状態で、撮像部(11)が、図9に
おけると同様に、監視の対象となる画面を撮像開始し、
得られた各画面情報(a)を一定の伝送速度(S)〔k
b/s〕でA/D変換部(12)に伝達する。
【0036】A/D変換部(12)は、図9におけると
同様に、撮像部(11)から連続して伝達されるアナロ
グ形式の画面情報(a)をそれぞれディジタル形式の画
面情報(b)に変換して画像符号化部(13)に伝達す
るが、A/D変換部(12)が最初の画面の画面情報
(b)を画像符号化部(13)に伝達するのと同期し
て、全画面起動部(31)が内蔵する経過時間(t)を
全画面送信間隔(T)に初期設定した後、画像符号化部
(13)に対して全画面符号化データ(I1 )の送信要
求を発行する。
【0037】画像符号化部(13)は、経過時間(t)
がΔt1 経過した時点で、A/D変換部(12)から最
初に伝達された一画面分の画面情報(b)を全画面分符
号化して全画面符号化データ(I1 )を生成し、伝送速
度(S)〔kb/s〕で多重分離部(14)に伝達する
と共に、録画再生部(32)にも伝達する。
【0038】経過時間(t=Δt1 )において、録画再
生部(32)が示す録画メモリ(33)の現アドレス
(MC )は、記憶領域(B1 )の先頭番地(M1
X )から経過時間(t=Δt1 )の間に番地(Δ
1 )だけ歩進し、番地(M1 +ΔM1)から伝送速度
(S)〔kb/s〕に同期して全画面符号化データ(I
1 )の格納を実行する〔ステップS2〕。
【0039】全画面符号化データ(I1 )を格納し終わ
る時点では、録画再生部(32)の示す録画メモリ(3
3)の現アドレス(MC )は、番地(M1 +ΔM1 )か
ら組全画面符号化データ(I1 )の記憶容量だけ歩進し
ているものとする。
【0040】一方A/D変換部(12)からは、二番目
の一画面分の画面情報(b)が画像符号化部(13)に
伝達されているが、今回は、全画面起動部(31)が画
像符号化部(13)に対して全画面符号化データ(I)
の送信要求を発行していない為、画像符号化部(13)
は、図9におけると同様に、差分符号化データ(D11
を生成し、伝送速度(S)〔kb/s〕で多重分離部
(14)に伝達すると共に、録画再生部(32)にも伝
達する。
【0041】録画再生部(32)は、全画面符号化デー
タ(I1 )を録画メモリ(33)に格納し終わり、現ア
ドレス(MC )がそれなりに歩進した段階で、内蔵する
再生開始フラグ(P)を分析し〔ステップS3〕、論理
“1”に設定されていないことを確認すると、次に現ア
ドレス(MC )を分析し〔ステップS4〕、現アドレス
(MC )が録画メモリ(33)の最終アドレス(MY
を越えていないことを確認すると、画像符号化部(1
3)から伝達された差分符号化データ(D11)を現アド
レス(MC )から伝送速度(S)〔kb/s〕に同期し
て格納を実行する〔ステップS6〕。
【0042】差分符号化データ(D11)を格納し終わる
と、録画再生部(32)は全画面起動部(31)が内蔵
する経過時間(t)が0に達していない間は〔ステップ
S7〕、画像符号化部(13)で引続き生成され、伝送
速度(S)〔kb/s〕で多重分離部(14)に伝達す
ると共に、録画再生部(32)にも伝達される各差分符
号化データ(D1m)〔mは1以上の整数を示す〕を、ス
テップS3乃至S7の過程で、伝送速度(S)〔kb/
s〕に同期して格納を実行する。
【0043】なお録画再生部(32)が各差分符号化デ
ータ(D1m)を格納している間、録画再生部(32)の
示す現アドレス(MC )も、伝送速度(S)〔kb/
s〕に同期して歩進し続けている。
【0044】やがて全画面起動部(31)の内蔵する経
過時間(t)が全画面送信間隔(T)を経過し終わり、
経過時間(t=0)に達すると〔ステップS7〕、録画
再生部(32)は再生開始点番号(n=1)に(1)を
加算して再生開始点番号(n=2)に設定し〔ステップ
S8〕、再生開始点番号(n=2)がメモリ分割数(N
=3)を越えていないことを確認の上〔ステップS
9〕、全画面起動部(31)が内蔵する経過時間(t)
を全画面送信間隔(T)に初期設定した後、画像符号化
部(13)に対して全画面符号化データ(I2 )の送信
要求を発行する〔ステップSD〕。
【0045】また録画再生部(32)は、録画メモリ
(33)の現アドレス(MC )を、記憶領域(B2 )の
先頭番地(M2 )として、再生開始点記録テーブル(3
4)内の第2再生開始アドレス(M2 )として格納する
〔ステップSE〕。
【0046】以上により現時点では、再生開始点記録テ
ーブル(34)内には第1再生開始アドレス(M1 =M
X )が最古格納であり、第2再生開始アドレス(M2
が最新格納であり、第3再生開始アドレス(M3 )は未
格納となる。
【0047】画像符号化部(13)は、経過時間(t)
がΔt2 経過した時点で、A/D変換部(12)から最
初に伝達された一画面分の画面情報(b)を全画面分符
号化して全画面符号化データ(I2 )を生成し、伝送速
度(S)〔kb/s〕で多重分離部(14)に伝達する
と共に、録画再生部(32)にも伝達する。
【0048】経過時間(t=Δt2 )において、録画再
生部(32)が示す録画メモリ(33)の現アドレス
(MC )は、記憶領域(B2 )の先頭番地(M2 )から
経過時間(t=Δt2 )の間に番地(ΔM2 )だけ歩進
し、番地(M2 +ΔM2 )から伝送速度(S)〔kb/
s〕に同期して全画面符号化データ(I2 )の格納を実
行する〔ステップSD〕。
【0049】全画面符号化データ(I2 )を格納し終わ
る時点では、録画再生部(32)の示す録画メモリ(3
3)の現アドレス(MC )は、番地(M2 +ΔM2 )か
ら組全画面符号化データ(I2 )の記憶容量だけ歩進し
ているものとする。
【0050】一方A/D変換部(12)からは、二番目
の一画面分の画面情報(b)が画像符号化部(13)に
伝達されているが、今回は、全画面起動部(31)が画
像符号化部(13)に対して全画面符号化データ(I)
の送信要求を発行していない為、画像符号化部(13)
は、図9におけると同様に、差分符号化データ(D21
を生成し、伝送速度(S)〔kb/s〕で多重分離部
(14)に伝達すると共に、録画再生部(32)にも伝
達する。
【0051】録画再生部(32)は、全画面符号化デー
タ(I2 )を録画メモリ(33)に格納し終わり、現ア
ドレス(MC )がそれなりに歩進した段階で、内蔵する
再生開始フラグ(P)を分析し〔ステップS3〕、論理
“1”に設定されていないことを確認すると、次に現ア
ドレス(MC )を分析し〔ステップS4〕、現アドレス
(MC )が録画メモリ(33)の最終アドレス(MY
を越えていないことを確認すると、画像符号化部(1
3)から伝達された差分符号化データ(D21)を現アド
レス(MC )から伝送速度(S)〔kb/s〕に同期し
て格納を実行する〔ステップS6〕。
【0052】差分符号化データ(D21)を格納し終わる
と、録画再生部(32)は全画面起動部(31)が内蔵
する経過時間(t)が0に達していない間は〔ステップ
S7〕、画像符号化部(13)で引続き生成され、伝送
速度(S)〔kb/s〕で多重分離部(14)に伝達す
ると共に、録画再生部(32)にも伝達される各差分符
号化データ(D2m)を、ステップS3乃至S7の過程
で、伝送速度(S)〔kb/s〕に同期して格納を実行
する。
【0053】なお録画再生部(32)が各差分符号化デ
ータ(D2m)を格納している間、録画再生部(32)の
示す現アドレス(MC )も、伝送速度(S)〔kb/
s〕に同期して歩進し続けている。
【0054】やがて全画面起動部(31)の内蔵する経
過時間(t)が全画面送信間隔(T)を経過し終わり、
経過時間(t=0)に達すると〔ステップS7〕、録画
再生部(32)は再生開始点番号(n=2)に(1)を
加算して再生開始点番号(n=3)に設定し〔ステップ
S8〕、再生開始点番号(n=3)がメモリ分割数(N
=3)を越えていないことを確認の上〔ステップS
9〕、全画面起動部(31)が内蔵する経過時間(t)
を全画面送信間隔(T)に初期設定した後、画像符号化
部(13)に対して全画面符号化データ(I3 )の送信
要求を発行する〔ステップSD〕。
【0055】また録画再生部(32)は、録画メモリ
(33)の現アドレス(MC )を、記憶領域(B3 )の
先頭番地(M3 )として、再生開始点記録テーブル(3
4)内の第3再生開始アドレス(M3 )として格納する
〔ステップSE〕。
【0056】現時点では、再生開始点記録テーブル(3
4)内では第1再生開始アドレス(M1 =MX )が最古
格納であり、第2再生開始アドレス(M2 )が次古格納
であり、第3再生開始アドレス(M3 )が最新格納とな
る。
【0057】画像符号化部(13)は、経過時間(t)
がΔt3 経過した時点で、A/D変換部(12)から最
初に伝達された一画面分の画面情報(b)を全画面分符
号化して全画面符号化データ(I3 )を生成し、伝送速
度(S)〔kb/s〕で多重分離部(14)に伝達する
と共に、録画再生部(32)にも伝達する。
【0058】経過時間(t=Δt3 )において、録画再
生部(32)が示す録画メモリ(33)の現アドレス
(MC )は、記憶領域(B3 )の先頭番地(M3 )から
経過時間(t=Δt3 )の間に番地(ΔM3 )だけ歩進
し、番地(M3 +ΔM3 )から伝送速度(S)〔kb/
s〕に同期して全画面符号化データ(I3 )の格納を実
行する〔ステップSD〕。
【0059】全画面符号化データ(I3 )を格納し終わ
る時点では、録画再生部(32)の示す録画メモリ(3
3)の現アドレス(MC )は、番地(M3 +ΔM3 )か
ら組全画面符号化データ(I3 )の記憶容量だけ歩進し
ているものとする。
【0060】一方A/D変換部(12)からは、二番目
の一画面分の画面情報(b)が画像符号化部(13)に
伝達されているが、今回は、全画面起動部(31)が画
像符号化部(13)に対して全画面符号化データ(I)
の送信要求を発行していない為、画像符号化部(13)
は、図9におけると同様に、差分符号化データ(D31
を生成し、伝送速度(S)〔kb/s〕で多重分離部
(14)に伝達すると共に、録画再生部(32)にも伝
達する。
【0061】録画再生部(32)は、全画面符号化デー
タ(I3 )を録画メモリ(33)に格納し終わり、現ア
ドレス(MC )がそれなりに歩進した段階で、内蔵する
再生開始フラグ(P)を分析し〔ステップS3〕、論理
“1”に設定されていないことを確認すると、次に現ア
ドレス(MC )を分析し〔ステップS4〕、現アドレス
(MC )が録画メモリ(33)の最終アドレス(MY
を越えていないことを確認すると、画像符号化部(1
3)から伝達された差分符号化データ(D31)を現アド
レス(MC )から伝送速度(S)〔kb/s〕に同期し
て格納を実行する〔ステップS6〕。
【0062】差分符号化データ(D31)を格納し終わる
と、録画再生部(32)は全画面起動部(31)が内蔵
する経過時間(t)が0に達していない間は〔ステップ
S7〕、画像符号化部(13)で引続き生成され、伝送
速度(S)〔kb/s〕で多重分離部(14)に伝達す
ると共に、録画再生部(32)にも伝達される各差分符
号化データ(D3m)を、ステップS3乃至S7の過程
で、伝送速度(S)〔kb/s〕に同期して格納を実行
する。
【0063】なお録画再生部(32)が各差分符号化デ
ータ(D3m)を格納している間、録画再生部(32)の
示す現アドレス(MC )も、伝送速度(S)〔kb/
s〕に同期して歩進し続けている。
【0064】やがて全画面起動部(31)の内蔵する経
過時間(t)が全画面送信間隔(T)を経過し終わり、
経過時間(t=0)に達すると〔ステップS7〕、録画
再生部(32)は再生開始点番号(n=3)に(1)を
加算して再生開始点番号(n=4)に設定し〔ステップ
S8〕、再生開始点番号(n=4)がメモリ分割数(N
=3)を越えていることを識別すると〔ステップS
9〕、次に内蔵するメモリ一巡フラグ(F)が論理
“0”に設定されているか否かを分析し〔ステップS
A〕、メモリ一巡フラグ(F)が論理“0”に設定され
ていれば論理“1”に設定変更した後〔ステップS
B〕、再生開始点番号(n=4)を再生開始点番号(n
=1)に初期設定した後〔ステップSC〕、全画面起動
部(31)が内蔵する経過時間(t)を全画面送信間隔
(T)に初期設定した後、画像符号化部(13)に対し
て全画面符号化データ(I1 )の送信要求を発行する
〔ステップSD〕。
【0065】また録画再生部(32)は、録画メモリ
(33)の現アドレス(MC )を、記憶領域(B1 )の
先頭番地(M1 )として、再生開始点記録テーブル(3
4)内の第3再生開始アドレス(M1 )として格納する
〔ステップSE〕。
【0066】以上により現時点では、再生開始点記録テ
ーブル(34)内には第2再生開始アドレス(M2 )が
最古格納であり、第3再生開始アドレス(M3 )が次古
格納であり、第1再生開始アドレス(M1 =MX )が最
新格納となる。
【0067】画像符号化部(13)は、経過時間(t)
がΔt1 経過した時点で、A/D変換部(12)から最
初に伝達された一画面分の画面情報(b)を全画面分符
号化して全画面符号化データ(I1 )を生成し、伝送速
度(S)〔kb/s〕で多重分離部(14)に伝達する
と共に、録画再生部(32)にも伝達する。
【0068】経過時間(t=Δt1 )において、録画再
生部(32)が示す録画メモリ(33)の現アドレス
(MC )は、記憶領域(B1 )の先頭番地(M1 )から
経過時間(t=Δt1 )の間に番地(ΔM1 )だけ歩進
し、番地(M1 +ΔM1 )から伝送速度(S)〔kb/
s〕に同期して全画面符号化データ(I1 )の格納を実
行する〔ステップSD〕。
【0069】全画面符号化データ(I1 )を格納し終わ
る時点では、録画再生部(32)の示す録画メモリ(3
3)の現アドレス(MC )は、番地(M1 +ΔM1 )か
ら組全画面符号化データ(I1 )の記憶容量だけ歩進し
ているものとする。
【0070】一方A/D変換部(12)からは、二番目
の一画面分の画面情報(b)が画像符号化部(13)に
伝達されているが、今回は、全画面起動部(31)が画
像符号化部(13)に対して全画面符号化データ(I)
の送信要求を発行していない為、画像符号化部(13)
は、図9におけると同様に、差分符号化データ(D11
を生成し、伝送速度(S)〔kb/s〕で多重分離部
(14)に伝達すると共に、録画再生部(32)にも伝
達する。
【0071】録画再生部(32)は、全画面符号化デー
タ(I1 )を録画メモリ(33)に格納し終わり、現ア
ドレス(MC )がそれなりに歩進した段階で、内蔵する
再生開始フラグ(P)を分析し〔ステップS3〕、論理
“1”に設定されていないことを識別すると、次に現ア
ドレス(MC )を分析し〔ステップS4〕、現アドレス
(MC )が録画メモリ(33)の最終アドレス(MY
を越えていないことを識別すると、画像符号化部(1
3)から伝達された差分符号化データ(D11)を現アド
レス(MC )から伝送速度(S)〔kb/s〕に同期し
て格納を実行する〔ステップS6〕。
【0072】画像端末装置(1A )が、通信回線(2)
を経由して画像端末装置(1B )に差分符号化データ
(D11)を伝達し終わった段階で、画像端末装置
(1B )において、過去一定期間〔即ち再生保証時間
(TR )〕の監視対象画面の再生を希望する場合には、
画像端末装置(1B )から通信回線(2)を経由して画
像端末装置(1A )に、再生要求信号(p)を伝達す
る。
【0073】画像端末装置(1A )においては、多重分
離部(14)が、画像端末装置(1 B )から通信回線
(2)を経由して伝達された再生要求信号(p)を、画
像端末装置(1A )から画像端末装置(1B )へ伝達さ
れる符号化データ列(c)その他から分離し、録画再生
部(32)に伝達する。
【0074】録画再生部(32)は、画像端末装置(1
B )から通信回線(2)を経由して伝達された再生要求
信号(p)を、通信インタフェース部(15)および多
重分離部(14)を介して受信すると、内蔵する再生開
始フラグ(P)を論理“1”に設定変更する。
【0075】かかる状態で、差分符号化データ(D11
を格納し終わった録画再生部(32)が、全画面起動部
(31)が内蔵する経過時間(t)が0に達していない
ことを確認の上〔ステップS7〕、内蔵する再生開始フ
ラグ(P)を分析し〔ステップS3〕、論理“1”に設
定されていることを識別すると、ステップS11以降の
再生処理を実行する。
【0076】先ず録画再生部(32)は、再生終了アド
レス(ME )として、現アドレス(MC )を設定する
〔ステップS11〕。次に録画再生部(32)は、内蔵
するメモリ一巡フラグ(F)を参照し、メモリ一巡フラ
グ(F=論理“0”)ならば〔ステップS12〕、再生
開始アドレス(MS )として再生開始点記録テーブル
(34)内の第1再生開始アドレス(M 1 )〔=先頭ア
ドレス(MX )〕を設定する〔ステップS15〕。
【0077】またメモリ一巡フラグ(F=論理“1”)
ならば〔ステップS12〕、続いて再生開始点記録テー
ブル(34)の再生開始点番号(n)を参照し、再生開
始点番号(n=N)〔=3〕ならば〔ステップS1
3〕、やはり再生開始アドレス(MS )として再生開始
点記録テーブル(34)内の第1再生開始アドレス(M
1)〔=先頭アドレス(MX )〕を設定する〔ステップ
S15〕。
【0078】またメモリ一巡フラグ(F=論理“1”)
であり〔ステップS12〕、更に再生開始点記録テーブ
ル(34)内の再生開始点番号(n=N)〔=3〕でな
ければ〔ステップS13〕、再生開始アドレス(MS
として、再生開始点記録テーブル(34)内の第(n+
1)〔=2〕再生開始アドレス(Mn+1 )〔=M2 〕を
設定する〔ステップS14〕。
【0079】以上で再生開始アドレス(MS )および再
生終了アドレス(ME )が決定すると、録画再生部(3
2)は録画メモリ(33)に記憶済の符号化データ列
(d)の、再生開始アドレス(MS )から再生終了アド
レス(ME )迄を、伝送速度(S)に同期して順次抽出
し、多重分離部(14)および通信インタフェース部
(15)を介して通信回線(2)に送出する。
【0080】録画メモリ(33)の再生開始アドレス
(MS )〔=第2再生開始アドレス(M2 )〕から番地
(M2 +ΔM2 )迄は、消去済の全画面符号化データ
(I1 )に続く若干の差分符号化データ(D1m)が記憶
されているが、番地(M2 +ΔM 2 )から番地(M3
ΔM3 )迄は、全画面符号化データ(I2 )に続き、後
続する各差分符号化データ(D2m)が記憶され、また番
地(M3 +ΔM3 )から番地(M1 +ΔM1 )迄は、全
画面符号化データ(I3 )に続き、後続する各差分符号
化データ(D3m)が記憶され、更に番地(M1 +Δ
1 )から再生終了アドレス(ME )〔=現アドレス
(MC )〕迄は、全画面符号化データ(I1 )に続き、
後続する差分符号化データ(D11)が記憶されており、
これ等の符号化データ列(d)が、通信回線(2)を経
由して対向する画像端末装置(1B )に転送されること
となる。
【0081】画像端末装置(1B )においては、画像端
末装置(1A )から通信回線(2)を経由して転送され
る符号化データ列(d)の内、再生開始アドレス
(MS )に相当する再生開始時点(tS )から最初の経
過時間(Δt2 )に若干の差分符号化データ(D1m)が
到着するが、先行する全画面符号化データ(I1 )およ
び差分符号化データ(D1m)が未到着である為、画像復
号化部(16)は元の画面情報(b1 )を復号化出来ず
に廃棄する。続く経過時間(Δt2 )乃至(T+Δ
3 )の略々全画面送信間隔(T)の間に、全画面符号
化データ(I2 )に続き、後続する各差分符号化データ
(D2m)が到着するので、画像復号化部(16)は画面
情報列(b2 )に再生する。
【0082】続く経過時間(T+Δt3 )乃至(2T+
Δt1 )の略々全画面送信間隔(T)の間に、全画面符
号化データ(I3 )に続き、後続する各差分符号化デー
タ(D3m)が到着するので、画像復号化部(16)は画
面情報列(b3 )に再生する。
【0083】以上で再生保証時間(TR )〔=(N−
1)×T=2×T〕の再生を実行したこととなる。最後
に経過時間(T+Δt1 )乃至再生終了アドレス
(ME )に相当する経過時間(tE )の間に、全画面符
号化データ(I1 )に続き、後続する差分符号化データ
(D11)が到着するので、画像復号化部(16)は画面
情報列(b1 )の一部を再生する。
【0084】以上の説明から明らかな如く、本発明の実
施形態によれば、画像端末装置(1 A )の録画メモリ
(33)に第1再生開始アドレス(M1 )〔=先頭アド
レス(MX )〕から記憶領域(B1 )に記憶が開始さ
れ、第2再生開始アドレス(M2)に始まる記憶領域
(B2 )および第3再生開始アドレス(M3 )に始まる
記憶領域(B3 )に記憶し終わって一巡し〔メモリ一巡
フラグ(F=論理“1”)〕、再度第1再生開始アドレ
ス(M1 )から記憶領域(B1 )に組合全画面符号化デ
ータ(I1 )および差分符号化データ(D11)を記憶
し、最初に記憶領域(B 1 )に記憶済の全画面符号化デ
ータ(I1 )および後続の差分符号化データ(D 1m)は
破壊された時点で、画像端末装置(1B )から再生要求
信号(p)が伝達されると、画像端末装置(1A )は再
生開始点記録テーブル(34)から最古に格納済の第2
再生開始アドレス(M2 )を再生開始アドレス(MS
として抽出し、再生終了アドレス(ME =MC )迄を再
生するので、僅少時間〔即ち経過時間Δt2 〕後から全
画面送信間隔(T)の間、最古に記憶済の全画面符号化
データ(I2 )に始まる符号化データ列(d2 )が再生
可能となり、続く全画面送信間隔(T)の間、次に記憶
済の全画面符号化データ(I3 )に始まる符号化データ
列(d3 )が再生可能となり、更に記憶済の全画面符号
化データ(I1 )に始まる符号化データ列(d1 )が、
再生要求信号(p)が到着する前迄再生可能となり、再
生保証時間(TR )=(N−1)×T=2×Tを確実に
保証可能となる。
【0085】なお、図2乃至図8はあく迄本発明の一実
施形態に過ぎず、例えば本発明は図示される監視システ
ムを対象とするものに限定されることは無く、留守番機
能付テレビ電話端末、或いは議事録機能付テレビ会議電
話装置等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合
にも本発明の効果は変わらない。また画像端末装置
(1)は、画面情報のみを録画再生するものに限定され
ることは無く、音声情報その他との複合情報を蓄積再生
する等、他に幾多の変形が考慮されるが、何れの場合に
も本発明の効果は変わらない。
【0086】
【発明の効果】以上、本発明によれば、全画面符号化デ
ータが一定間隔で挿入された符号化データ列を記憶し乍
ら、全画面符号化データの挿入位置を略特定して再生を
開始可能となり、当該リアルタイム録画再生方式の経済
性および利便性を大幅に向上可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態よるに画像端末装置
【図3】 図2における録画メモリ
【図4】 図2における再生開始点記録テーブル
【図5】 図2における録画・再生処理過程
【図6】 図2における符号化データ列
【図7】 本発明の実施形態による再生状況
【図8】 本発明の対象となる監視システム
【図9】 従来ある画像端末装置
【図10】 図9における符号化データ列
【符号の説明】
1 画像端末装置 2 通信回線 11 撮像部 12 A/D変換部 13 画像符号化部 14 多重分離部 15 通信インタフェース部 16 画像復号化部 17 D/A変換部 18 画像表示部 19、32 録画再生部 1A、33 録画メモリ 31 全画面起動部 34 再生開始点記録テーブル 100 符号化手段 200 第一の記憶手段 300 第二の記憶手段 400 再生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 7/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定伝送速度で連続して伝送される画面
    情報列の内、一定間隔の画面情報は全画面分の画面情報
    を符号化し、それ以外の画面情報は直前画面との差分情
    報を符号化する符号化手段と、前記符号化手段からの最
    新所定期間分の出力を到着順に記憶する第一の記憶手段
    と、前記第一の記憶手段に全画面情報を記憶した番地を
    記憶する第二の記憶手段と、 前記第一の記憶手段に記憶済の画面情報列の再生要求が
    発生した場合に、前記第一の記憶手段の、前記第二の記
    憶手段に最も古く記憶済の番地以降に記憶済の画面情
    報列を再生する再生手段とを設けることを特徴とするリ
    アルタイム録画再生方式。
  2. 【請求項2】 前記再生手段は、前記第一の記憶手段の
    記憶領域を所定数に等分割した場合に、再生保証時間と
    して、前記所定数より一つ少ない数の等分割領域に格納
    済の画面情報を再生する時間とすることを特徴とする請
    求項1記載のリアルタイム録画再生方式。
  3. 【請求項3】 前記第一の記憶手段は、前記画面情報列
    の伝送速度が与えられ、且つ該第一の記憶手段の分割数
    (N)と、前記再生保証時間(TR )とが指定された場
    合に、前記第一の記憶手段の記憶容量(B)を、 (B)=〔N÷(N−1)〕×〔(S÷8)×TR 〕と
    定め、前記全画面送信間隔(T)を、(T)=TR ÷
    (N−1)と定め ることを特徴とする請求項1乃至2
    載のリアルタイム録画再生方式。
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