JP2003333526A - 間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生装置並びに記録再生装置 - Google Patents

間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生装置並びに記録再生装置

Info

Publication number
JP2003333526A
JP2003333526A JP2002133547A JP2002133547A JP2003333526A JP 2003333526 A JP2003333526 A JP 2003333526A JP 2002133547 A JP2002133547 A JP 2002133547A JP 2002133547 A JP2002133547 A JP 2002133547A JP 2003333526 A JP2003333526 A JP 2003333526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
frames
recording
image signal
audio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002133547A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Katayama
直樹 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP2002133547A priority Critical patent/JP2003333526A/ja
Publication of JP2003333526A publication Critical patent/JP2003333526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の記録再生装置では、画像圧縮方式とし
てJPEG方式を採用しているため、MPEG方式に比
べて圧縮率が低く、記録時間が短いという問題がある。 【解決手段】 MPEG2圧縮部22は、ディジタル化
された画像信号に対してMPEG2−PS方式に準拠し
た圧縮符号化を行うが、所定のnフレーム毎に先頭の1
フレームをIピクチャとし、残りの(n−1)フレーム
はPピクチャとする。音声圧縮部23は、ディジタル化
された音声信号に対して圧縮符号化してオーディオパッ
クを出力する。間引き処理部24は先頭の1フレームの
Iピクチャを含む、例えば3フレームのうち2フレーム
のPピクチャを間引く。ディスク装置25は、間引き処
理部24からのIピクチャ及びPピクチャと、すべての
オーディオPESをハードディスクあるいは光ディスク
に記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は間欠動画像信号の符
号化方法、記録装置及び再生装置並びに記録再生装置に
係り、特に動画像に関する標準テレビジョン信号をフレ
ーム間圧縮を用いて間欠動画像信号を生成する間欠動画
像信号の符号化方法、その間欠動画像信号を記録する記
録装置及び再生する再生装置並びに記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット、コンビニエンスス
トア、パチンコ店などでは、店内の万引きなどの犯罪防
止、証拠保全のため、カメラによる監視システムが使わ
れている。従来は、この監視システムでは、カメラによ
る監視画像を記録しておくため、タイムラプスVTRと
称される長時間記録監視用VTRが使用される。なお、
タイムラプスVTRは防犯、保安のための監視用途のみ
でなく、作業分析、物流記録、学校や研究所における長
時間にわたる実験観察データの記録などにも使用され
る。
【0003】図3は監視システムの一例のシステム構成
図を示す。同図において、カメラ1により撮影された監
視対象の店内の動画像の画像信号は、テレビジョンモニ
タ2に供給されて表示されて監視されると共に、タイム
ラプスVTR3に供給される。タイムラプスVTR3
は、磁気テープを低速で連続走行させるか、又は間欠的
にステップ走行させると共に、入力された画像信号をコ
マ落としに間引いて記録することにより、標準時間用磁
気テープに長時間記録を行う。この長時間記録された磁
気テープを再生することにより、記録内容を詳細に分析
したり、特定の再生画面を写真撮影して保存することに
より、防犯、保安のための監視、証拠保全が行える。
【0004】しかし、タイムラプスVTRは磁気テープ
を用いているため、記録/再生ヘッドの目詰まりや、テ
ープ巻き込みなどで記録できなくなる不具合が発生する
ことがあり、定期的なメンテナンスを行わないと肝心な
場面を記録できないという問題が発生することがある。
【0005】そこで、近年はこのタイムラプスVTRの
不具合を解消するため、ハードディスク又は光ディスク
に画像信号を記録するビデオディスクレコーダ(以下、
VDRと称す)が採用されることが多くなってきてい
る。VDRにおいても、以前のタイムラプスVTRと同
様に、記録時間を延ばすため、動画像を間欠に記録する
方法が採られている。また、動画像を効率良く間欠的に
記録するために、記録する動画像の画像信号に対して画
像圧縮が行われている。
【0006】一般によく知られている画像圧縮方式に
は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方
式と、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式
(ISO/IEC DIS 13818−1〜3)があ
る。
【0007】JPEG方式は、フレーム内圧縮方式であ
り、画像1枚に対し1塊のデータに圧縮する。一方、M
PEG方式は、フレーム間圧縮方式であり、画像信号を
符号化する際、1つのフレーム内の空間的相関関係を用
いて符号化するイントラ(Intra)フレーム(以下、I
ピクチャと称する)と、前のIピクチャとの相関関係を
用いて符号化する予測(Predicted)フレーム(以下、
Pピクチャと称する)と、IピクチャとPピクチャとの
両方向の相関関係を用いて符号化する補間(Interpolat
ed)フレーム(以下、Bピクチャと称する)との3つの
フレーム(ピクチャ)に区分して処理される。
【0008】一般に、同じ画質の場合、圧縮率は、フレ
ーム間相関をとるMPEG方式の方が高くなる。
【0009】ところで、上記の動画像間欠記録用のVD
Rの圧縮方法は、一般にJPEG方式が採用されてい
る。これは、動画像を間欠に記録するため、標準テレビ
ジョン信号の動画像を圧縮するための方式であるMPE
G方式を採用することが困難であったためである。ま
た、MPEG方式を採用した場合でも、全てのフレーム
をイントラフレーム(Iピクチャ)としてフレーム内圧
縮を採用していた。
【0010】図4は従来の間欠動画像信号の記録再生装
置の一例のブロック図を示す。この間欠動画像信号の記
録装置は、JPEG方式を用いたVDRであり、カメラ
(図示せず)により監視対象等の被写体を撮像して得ら
れた標準テレビジョン信号は、VDR10内のA/D変
換部11に供給され、必要なフレームだけディジタル化
された後、JPEG圧縮部12でJPEG方式により圧
縮される。圧縮されたディジタルの画像信号(画像デー
タ)は、ディスク装置13に記録される。
【0011】ディスク装置13に記録された画像データ
は、再生時にディスク装置13から読み出され、JPE
G伸張部14で伸張された後、D/A変換部15に供給
され、ここでアナログの画像信号に戻されて出力され
る。通常は、この出力アナログ画像信号をテレビジョン
モニタに入力し、画面に画像表示させる。
【0012】上記のVDR10の一連の記録再生動作
は、操作部16によって入力された記録/再生のモー
ド、記録するフレーム数などに基づいて、中央処理装置
(CPU)17がバス18を介してA/D変換部11か
らD/A変換部15までの各ブロックのうち、必要なブ
ロックに指示して行われる。また、VDR10の状況が
表示部19に表示される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の間欠動画像信号の記録再生装置では、画像圧縮方式と
してJPEG方式を採用しているため、MPEG方式に
比べて圧縮率が低く、記録時間が短いという問題があ
る。
【0014】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
JPEG方式に比べて長時間動画像を間欠的に記録再生
し得る間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生
装置並びに記録再生装置を提供することを目的とする。
【0015】また、本発明の他の目的は、コストの上昇
を抑えた構成により、長時間動画像を間欠的に記録再生
し得る間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生
装置並びに記録再生装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の間欠動画像信号の符号化方法は、入力動画
像信号のnフレーム(nは2以上の自然数)毎に、先頭
の1フレームをイントラフレームに符号化すると共に、
該先頭の1フレーム以降の(n−1)フレームはイント
ラフレームとの相関関係を用いた予測フレームに符号化
する第1のステップと、符号化されたフレームを所定の
割合で間引いて、1個のイントラフレームとm個(mは
n−1以下の自然数)の予測フレームとする第2のステ
ップとを含み、イントラフレームと、それに続くm個の
予測フレームからなる符号列を出力することを特徴とす
る。
【0017】この発明では、イントラフレームとそれに
引き続く(n−1)個の予測フレームから間引いて得た
m個の予測フレームからなる間欠動画像信号を生成する
ようにしたため、従来のようにJPEGによるフレーム
内圧縮された画像データや、MPEG2方式のIピクチ
ャのみのフレーム内圧縮画像データよりも少ないデータ
量で間欠動画像信号を符号化することができる。
【0018】また、上記の目的を達成するため、本発明
の間欠動画像信号の記録装置は、入力動画像信号のnフ
レーム(nは2以上の自然数)毎に、先頭の1フレーム
をイントラフレームに符号化すると共に、該先頭の1フ
レーム以降の(n−1)フレームはイントラフレームと
の相関関係を用いた予測フレームに符号化する符号化手
段と、符号化手段から出力されたイントラフレームと
(n−1)個の予測フレームを所定の割合で間引いて、
1個のイントラフレームとm個(mはn−1以下の自然
数)の予測フレームとする間引き処理手段と、間引き処
理手段から出力されるイントラフレームと、それに続く
m個の予測フレームからなる符号列を記録媒体に記録す
る記録手段とを有する構成としたものである。
【0019】この発明では、イントラフレームとそれに
引き続く(n−1)個の予測フレームから間引いて得た
m個の予測フレームからなる間欠動画像信号を記録媒体
に記録するようにしたため、従来のようにJPEGによ
るフレーム内圧縮された画像データや、MPEG2方式
のIピクチャのみのフレーム内圧縮画像データを記録す
る場合よりも、少ないデータ量の間欠動画像信号を記録
することができる。
【0020】また、符号化手段を、標準テレビジョン信
号からMPEG方式の圧縮符号化を行う構成としたとき
には、汎用のMPEG圧縮用ICを符号化手段として用
いることができる。
【0021】また、上記の目的を達成するため、本発明
の間欠動画像信号の再生装置は、入力動画像信号のnフ
レーム(nは2以上の自然数)毎に、先頭の1フレーム
がイントラフレームに符号化され、該先頭の1フレーム
以降の(n−1)フレームはイントラフレームとの相関
関係を用いた予測フレームに符号化されると共に、符号
化されたフレームが所定の割合で間引かれて、1個のイ
ントラフレームとm個(mはn−1以下の自然数)の予
測フレームとされ、イントラフレームとm個の予測フレ
ームからなる符号列が記録されている記録媒体から記録
符号列を再生する再生手段と、再生手段により記録媒体
から再生して得られた符号列を伸張して先頭の1フレー
ム及び所定の割合で間引かれたmフレームの画像信号を
復号する伸張手段と、伸張手段からの画像信号を、間引
かれたフレームの画像信号として補間する補間手段とを
有する構成としたものである。
【0022】この発明では、イントラフレームとそれに
引き続く(n−1)個の予測フレームから間引いて得た
m個の予測フレームからなる間欠動画像信号が記録され
ている記録媒体から記録間欠動画像信号を再生するよう
にしたため、従来のようにJPEGによるフレーム内圧
縮された画像データや、MPEG2方式のIピクチャの
みのフレーム内圧縮画像データを再生する場合よりも、
同じ容量の記録媒体から多いフレーム数の間欠動画像信
号を再生することができる。
【0023】また、上記の目的を達成するため、本発明
の記録再生装置は、入力動画像信号のnフレーム(nは
2以上の自然数)毎に、先頭の1フレームをイントラフ
レームに符号化し時間情報を付加すると共に、該先頭の
1フレーム以降の(n−1)フレームはイントラフレー
ムとの相関関係を用いた予測フレームに符号化し時間情
報を付加する画像符号化手段と、入力音声信号を符号化
し時間情報を付加する音声符号化手段と、符号化された
フレームを所定の割合で間引いて、m個(mはn−1以
下の自然数)の予測フレームとする間引き処理手段と、
間引き処理手段から出力されるイントラフレームと、そ
れに続くm個の予測フレームと、音声符号化手段で符号
化された音声符号とを記録媒体に記録する記録手段と、
記録媒体に記録された記録符号列を再生する再生手段
と、再生手段により記録媒体から再生して得られた画像
符号を伸張して先頭の1フレーム及び所定の割合で間引
かれたmフレームの画像信号を復号する画像伸張手段
と、画像伸張手段からの画像信号を、間引かれたフレー
ムの画像信号として補間する画像補間手段と、再生手段
により記録媒体から再生して得られた音声符号を伸張し
て音声信号を復号する音声伸張手段と、画像補間手段か
ら出力された画像信号と、音声伸張手段から出力された
音声信号とを、画像符号化手段で付加された時間情報と
音声符号化手段で付加された時間情報に基づいて同期を
とり再生する再生同期手段とを有する構成としたもので
ある。この発明では、間欠動画像信号及び連続音声信号
を記録媒体から再生することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になる間欠動画像
の記録装置及び再生装置の一実施の形態のブロック図を
示す。同図において、VDR20は間欠動画像の記録機
能と再生機能の両方を備えた記録再生装置(ビデオディ
スクレコーダ)で、A/D変換部21、MPEG2圧縮
部22、音声圧縮部23、間引き処理部24、ディスク
装置25、MPEG2伸張部26、音声伸張部27及び
D/A変換部28を双方向のバス29を介して中央処理
装置(CPU)2Aが統括的に制御する構成とされてい
る。
【0025】MPEG2圧縮部22及び音声圧縮部23
は、標準テレビジョン信号を公知のMPEG2方式に準
拠した圧縮符号を行う汎用のMPEG圧縮用集積回路
(IC)により構成されている。また、操作部2Bは、
使用者により操作され、記録モードか再生モードかの指
定、記録するフレーム数などを入力する。CPU2Aは
この操作部2Bからの入力指示に従って、上記の各部の
うち必要なブロックを制御する。また、表示部2Cは、
VDR20の状況を表示する。
【0026】次に、本実施の形態の動作について、図2
のタイムチャートを併せ参照して説明する。まず、記録
時の動作について説明するに、図示しないカメラにより
監視対象等の被写体を撮像して得られた、例えばNTS
C方式の標準テレビジョン信号は、VDR20内のA/
D変換部21に供給され、画像信号は必要なフレームだ
けディジタル化された後、MPEG2圧縮部22に供給
され、音声信号はディジタル化された後、音声圧縮部2
3に供給される。前述したように、MPEG2圧縮部2
2と音声圧縮部23は、標準テレビジョン信号用の汎用
のMPEG2圧縮用のICにより構成されている。
【0027】図2(a)はVDR20に入力される標準
テレビジョン信号を1フレーム単位で模式的に示す。こ
こでは、V1、V2、V3、V4の4フレーム分のテレ
ビジョン信号(画像信号及び音声信号)を示している。
また、後述する間引き処理部24による間引く度合いを
1/3(3フレーム中2フレーム間引く)とする。
【0028】上記のMPEG2圧縮部22は、A/D変
換部21から入力されたディジタル化された画像信号に
対してMPEG2−PS(Program Stream)方式に準拠
した圧縮符号化を行うが、この実施の形態では、動画像
に関する入力標準テレビジョン信号の所定のnフレーム
(nは2以上の自然数)毎に先頭の1フレームを1つの
空間的相関関係を用いて符号化されたIピクチャとし、
残りの(n−1)フレームはIピクチャとの相関関係を
用いて符号化して得られた予測フレーム、すなわち、P
ピクチャとする。図2の例では、上記のnは6である。
【0029】従って、上記のMPEG2圧縮部22は、
図2(a)に示す第1のフレームV1はIピクチャに符
号化し、第2のフレーム以降のフレームV2、V3、V
4、・・・、V(n−1)はIピクチャとの相関関係を
用いて符号化する予測フレーム、すなわちPピクチャに
符号化する。また、入力標準テレビジョン信号のnフレ
ーム毎に上記の符号化が行われる。
【0030】各ピクチャは、それぞれ複数のビデオパケ
ット(ビデオPES(Packetized Elementary Strea
m))から構成されている。また、音声圧縮部23は、
A/D変換部21から入力されたディジタル化された音
声信号に対して圧縮符号化してオーディオパックを出力
する。このオーディオパックは、MPEG2圧縮部22
から出力されるビデオパケットと共にデータストリーム
に入れられる。
【0031】オーディオパックとビデオパケットには、
それぞれ提示時刻を表すPTS(Presentation Time St
amp)データが含まれている。また、固定ビットレート
(Constant Bit Rate)の場合、全体のビットレートを
一定にするためのパディング(Padding)パケットが各
ピクチャ毎に付加されている。
【0032】これらをまとめると、MPEG2圧縮部2
2と音声圧縮部23の各出力信号は、図2(b)に示す
ようになる。図2(b)において、V.PESはビデオ
PES、A.PESはオーディオPES、pa1〜pa
4はパディングパケットを模式的に示す。ただし、図2
(b)において、オーディオPESのみが音声圧縮部2
3の出力パケットであり、それ以外がMPEG2圧縮部
22の出力パケットを示す。
【0033】図1において、MPEG2圧縮部22から
出力された圧縮符号化された画像データ(PS)は、間
引き処理部24に供給され、ここで先頭の1フレームの
Iピクチャを含む連続した3フレーム毎に先頭のフレー
ムを除く2フレームのビデオパケット(V.PES)を
間引き、更に全フレームのパディングパケットpa1〜
pa4・・・が間引かれた後、ディスク装置25に供給
される。一方、これと同時に、音声圧縮部23から出力
された圧縮符号化された音声データ(オーディオPE
S)は、間引かれること無くディスク装置25に供給さ
れる。
【0034】これにより、ディスク装置25は図2
(c)に模式的に示すように、先頭の1フレームのIピ
クチャと、3フレーム当たり1フレームのPピクチャの
ビデオPESと、すべてのオーディオPESとからなる
離散的なデータが入力され、これらがハードディスクあ
るいは光ディスクに記録される。
【0035】従って、ディスク装置25はIピクチャと
Pピクチャとが時系列的に合成された間欠動画像のフレ
ーム間圧縮が行われたパケットをハードディスクあるい
は光ディスクに記録しているので、従来のようにJPE
Gによるフレーム内圧縮された画像データや、MPEG
2方式のIピクチャのみのフレーム内圧縮画像データを
記録する場合よりも、少ないデータ量で記録でき、この
結果、従来よりも同じディスク容量で長時間の記録がで
きる。
【0036】次に、再生時の動作について説明する。C
PU2Aはディスク装置25を制御し、ハードディスク
あるいは光ディスクに記録されている、Iピクチャ又は
PピクチャのビデオPESと、すべてのオーディオPE
Sとからなるデータを再生させる。このとき、ディスク
装置25から出力された再生データのうち、Iピクチャ
又はPピクチャのビデオPESはMPEG2伸張部26
に供給され、オーディオPESは音声伸張部27に供給
され、それぞれの伸張部内部のSTC(SystemTime Clo
ck:基本となる同期信号)が入力再生データ中のPTS
に達した時、そのアクセス・ユニットを出力する。
【0037】これにより、MPEG2伸張部26は、例
えば、図2(c)のIピクチャ、Pピクチャをデコード
して、図2(d)に示す先頭の1フレームV1とそれ以
降のV4を復号し、これらをD/A変換部28に供給す
る。
【0038】D/A変換部28は、入力されたフレーム
V1及びV4をアナログ画像信号に変換すると共に、間
引かれている第2、第3フレームをフレームV1のアナ
ログ画像信号で補間し、第5、第6フレームをV4のア
ナログ画像信号で補間する等、間引かれたフレームは再
生された直前のフレームで補間して、図2(e)に示す
ように、信号としては毎秒30フレームのNTSC方式
標準テレビジョン信号で、中身の画像としては毎秒10
コマの間欠動画像の信号を出力する。
【0039】一方、オーディオPESは間引かれていな
いので、音声伸張部27で伸張されて得られたオーディ
オデータは、D/A変換部28に供給され、ここで途切
れの無いアナログ音声信号に変換された後出力される。
D/A変換部28から出力された間欠動画像信号と連続
音声信号は、図示しないテレビジョンモニタに供給さ
れ、動画像が表示されると共に音声が発音される。
【0040】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば、MPEG2圧縮部22、音
声圧縮部23、MPEG2伸張部26及び音声伸張部2
7を、エンコード・デコード機能を併せ持つ一つのMP
EGコーデック用ICを用いることができる。また、記
録手段として実施の形態ではハードディスク又は光ディ
スクに信号を符号列を記録し再生するディスク装置25
を用いているが、磁気テープや磁気ディスクに符号列を
記録し再生する磁気記録再生装置、半導体メモリに符号
列を記録し再生するメモリ記録再生装置にも本発明を適
用することができることは勿論である。
【0041】なお、磁気テープや磁気ディスクを用いた
場合は、前述したヘッドの目詰まりの問題はあるが、本
発明によれば従来と同じ容量の磁気テープや磁気ディス
クに対して従来よりも大容量の符号列の記録再生、すな
わち長時間の記録再生が可能という特長は有する。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イントラフレームとそれに引き続く(n−1)個の予測
フレームから間引いて得たm個の予測フレームからなる
間欠動画像信号を出力することにより、従来のようにJ
PEGによるフレーム内圧縮された画像データや、MP
EG2方式のIピクチャのみのフレーム内圧縮画像デー
タよりも少ないデータ量で間欠動画像信号を符号化する
ようにしたため、同じ容量の記録媒体に対して長時間の
記録ができる。
【0043】また、本発明によれば、イントラフレーム
及び予測フレームからなる符号列を得る符号化手段を、
標準テレビジョン信号からMPEG方式の圧縮符号化を
行う構成としたときには、汎用のMPEG圧縮用ICを
符号化手段として用いることができるため、コスト上昇
を極力抑えた構成の記録装置により長時間動画像を間欠
的に記録できる。
【0044】更に、本発明によれば、イントラフレーム
とそれに引き続く(n−1)個の予測フレームから間引
いて得たm個の予測フレームからなる間欠動画像信号が
記録されている記録媒体から記録信号を再生するように
したため、従来のようにJPEGによるフレーム内圧縮
された画像データや、MPEG2方式のIピクチャのみ
のフレーム内圧縮画像データを再生する場合よりも、同
じ容量の記録媒体から多いフレーム数の間欠動画像信号
を再生することができるため、長時間の間欠動画像の再
生ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の動作説明用タイムチャートである。
【図3】監視システムの一例のシステム構成図である。
【図4】従来の一例のブロック図である。
【符号の説明】
20 VDR 21 A/D変換部 22 MPEG2圧縮部 23 音声圧縮部 24 間引き処理部 25 ディスク装置 26 MPEG2伸張部 27 音声伸張部 28 D/A変換部 2A 中央処理装置(CPU)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA12 FA23 GA11 GB11 GB21 GB38 HA40 JA01 JA07 JA23 KA24 LA01 5C059 LB07 LB11 MA00 MA05 PP05 PP06 RB02 RC04 RC09 RC32 SS11 UA02 UA05 UA31 5D044 AB05 AB07 BC01 BC04 CC04 DE39 EF02 FG09 FG21 GK02 GK08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力動画像信号のnフレーム(nは2以
    上の自然数)毎に、先頭の1フレームをイントラフレー
    ムに符号化すると共に、該先頭の1フレーム以降の(n
    −1)フレームは前記イントラフレームとの相関関係を
    用いた予測フレームに符号化する第1のステップと、 前記符号化されたフレームを所定の割合で間引いて、1
    個のイントラフレームとm個(mはn−1以下の自然
    数)の予測フレームとする第2のステップとを含み、前
    記イントラフレームと、それに続く前記m個の予測フレ
    ームからなる符号列を出力することを特徴とする間欠動
    画像信号の符号化方法。
  2. 【請求項2】 入力動画像信号のnフレーム(nは2以
    上の自然数)毎に、先頭の1フレームをイントラフレー
    ムに符号化すると共に、該先頭の1フレーム以降の(n
    −1)フレームは前記イントラフレームとの相関関係を
    用いた予測フレームに符号化する符号化手段と、 前記符号化手段から出力された前記イントラフレームと
    前記(n−1)個の予測フレームを所定の割合で間引い
    て、1個のイントラフレームとm個(mはn−1以下の
    自然数)の予測フレームとする間引き処理手段と、 前記間引き処理手段から出力される前記イントラフレー
    ムと、それに続く前記m個の予測フレームからなる符号
    列を記録媒体に記録する記録手段とを有することを特徴
    とする間欠動画像信号の記録装置。
  3. 【請求項3】 入力動画像信号のnフレーム(nは2以
    上の自然数)毎に、先頭の1フレームがイントラフレー
    ムに符号化され、該先頭の1フレーム以降の(n−1)
    フレームは前記イントラフレームとの相関関係を用いた
    予測フレームに符号化されると共に、前記符号化された
    フレームが所定の割合で間引かれて、1個のイントラフ
    レームとm個(mはn−1以下の自然数)の予測フレー
    ムとされ、前記イントラフレームと前記m個の予測フレ
    ームからなる符号列が記録されている記録媒体から記録
    符号列を再生する再生手段と、 前記再生手段により前記記録媒体から再生して得られた
    符号列を伸張して前記先頭の1フレーム及び前記所定の
    割合で間引かれたmフレームの画像信号を復号する伸張
    手段と、 前記伸張手段からの画像信号を、間引かれたフレームの
    画像信号として補間する補間手段とを有することを特徴
    とする間欠動画像信号の再生装置。
  4. 【請求項4】 入力動画像信号のnフレーム(nは2以
    上の自然数)毎に、先頭の1フレームをイントラフレー
    ムに符号化し時間情報を付加すると共に、該先頭の1フ
    レーム以降の(n−1)フレームは前記イントラフレー
    ムとの相関関係を用いた予測フレームに符号化し時間情
    報を付加する画像符号化手段と、 入力音声信号を符号化し時間情報を付加する音声符号化
    手段と、 前記符号化されたフレームを所定の割合で間引いて、m
    個(mはn−1以下の自然数)の予測フレームとする間
    引き処理手段と、 前記間引き処理手段から出力される前記イントラフレー
    ムと、それに続く前記m個の予測フレームと、前記音声
    符号化手段で符号化された音声符号とを記録媒体に記録
    する記録手段と、 前記記録媒体に記録された記録符号列を再生する再生手
    段と、 前記再生手段により前記記録媒体から再生して得られた
    画像符号を伸張して前記先頭の1フレーム及び前記所定
    の割合で間引かれたmフレームの画像信号を復号する画
    像伸張手段と、 前記画像伸張手段からの画像信号を、間引かれたフレー
    ムの画像信号として補間する画像補間手段と、 前記再生手段により前記記録媒体から再生して得られた
    音声符号を伸張して音声信号を復号する音声伸張手段
    と、 前記画像補間手段から出力された画像信号と、前記音声
    伸張手段から出力された音声信号とを、前記画像符号化
    手段で付加された時間情報と前記音声符号化手段で付加
    された時間情報に基づいて同期をとり再生する再生同期
    手段とを有することを特徴とする間欠動画像信号及び連
    続音声信号の記録再生装置。
JP2002133547A 2002-05-09 2002-05-09 間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生装置並びに記録再生装置 Pending JP2003333526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002133547A JP2003333526A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生装置並びに記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002133547A JP2003333526A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生装置並びに記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003333526A true JP2003333526A (ja) 2003-11-21

Family

ID=29696491

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002133547A Pending JP2003333526A (ja) 2002-05-09 2002-05-09 間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生装置並びに記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003333526A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011114809A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Mega Chips Corp 録画データ記録管理システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011114809A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Mega Chips Corp 録画データ記録管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4515465B2 (ja) 動画撮影装置および動画撮影方法、記録媒体に記録された映像信号を再生する動画再生装置および動画再生方法
EP0783824B1 (en) Programmable audio-video synchronization method and apparatus for multimedia systems
JP4358081B2 (ja) 映像記録装置
JPH089319A (ja) ディジタルビデオ信号の記録方法、記録装置及び再生装置
JP2009268129A (ja) 映像記録装置、多重方法、プログラム、及び記録媒体
JP2000047651A (ja) 映像再生装置
JPH11346370A (ja) 符号化方法、符合化装置、復号方法、復号装置、及び記録媒体
US20050004940A1 (en) Information processing apparatus and method
JP3172643B2 (ja) ディジタル記録再生装置
JP2001177801A (ja) 圧縮画像データ再生装置および圧縮画像データ再生方法
JP4474063B2 (ja) ディジタル監視カメラシステムおよび制御装置
JP2007158432A (ja) 映像記録装置
JP2002094384A (ja) 長時間用画像・音声圧縮装置及びその方法
JP3748234B2 (ja) Mpegデータ記録方法
JP2003333526A (ja) 間欠動画像信号の符号化方法、記録装置及び再生装置並びに記録再生装置
JP4289055B2 (ja) トランスコーダおよびこれを用いた記録再生装置
JP2003052040A (ja) Mpegデータ再生装置
JP4293151B2 (ja) 映像符号化方法及び映像記録装置
JP2001008168A (ja) 画像記録再生装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2000197063A (ja) 動画像圧縮符号化装置及び動画像復号装置
JP2005229553A (ja) 画像処理装置
JP3748243B2 (ja) Mpegデータ記録装置
JP3910606B2 (ja) 映像データ圧縮装置、映像記録再生装置および映像データの圧縮符号化方法
JP2000188736A (ja) 記録装置及び方法、再生装置及び方法並びに記録媒体
JP2003078876A (ja) 映像信号の記録方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070130

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070327