JP2000047279A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000047279A
JP2000047279A JP10215418A JP21541898A JP2000047279A JP 2000047279 A JP2000047279 A JP 2000047279A JP 10215418 A JP10215418 A JP 10215418A JP 21541898 A JP21541898 A JP 21541898A JP 2000047279 A JP2000047279 A JP 2000047279A
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JP
Japan
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exposure
camera
incident light
light type
light
Prior art date
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JP10215418A
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English (en)
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Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射光式露出計の持ち歩く際の不便さを改善
し、反射率によらない正確な測光と、外観を損なわない
配置のカメラを提供すること。 【解決手段】 入射光式測光手段1として、受光センサ
と、カメラの表面上に配置されこの受光センサに入射す
る光を拡散するため該受光センサを覆うように設けられ
た拡散部材とを有し、該受光センサの出力に基いて所定
の記録媒体例えば銀塩フィルムへの露光量を決定する露
出制御手段6を備えたカメラを構成する。この露出制御
手段6は、入射光式測光手段1の出力に基づいて該フィ
ルムへの最適な露光量を決定するように動作させる。ま
たカメラの非使用時には入射光式測光手段1の拡散部材
を外部に突出させないように、ポップアップ式のストロ
ボ部やレンズ保護カバーなどの内側に組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】入射光方式の露出計を内蔵するカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種のモードを有するカメラ用の
露出計は、そのカメラの用途および大きさ等によって種
々な方式が採用されているが、その中の主なものとして
は「反射光方式」の反射光式露出計と「入射光方式」の
入射光式露出計が存在する。
【0003】多くのカメラに組み込まれている反射光式
露出計の場合は、被写体からの反射率によって露出が異
なり、平均反射率18%に相当する補正分を考慮しなが
ら算出される。よって、この反射光式露出計は被写体の
色やその背影などの影響を受け精度にばらつきが生じ易
い欠点があることは知られている。
【0004】一方、入射光式露出計は、直接その被写体
に入射する光そのものの光量を測定する方式なのでより
正確であるが、被写体の直前で測光しなければならな
い。例えば、特開平56−87826号公報に提案され
た入射光式露出計は、複数の鏡で入射光を反射し所定の
受光素子に導き受光する方式の露出計であるが、この入
射光式露出計は各種のカメラにも組み込めると述べられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、まず一
般に入射光式露出計の場合、カメラとは別にこの入射光
式露出計を単体のまま持ち歩くのはめんどうである。ま
た上述の特開昭56−87826号公報に提案された一
実施例の露出計は、被写体に入射する光を受光体に導く
光学機構が大掛かりで、このままでは設計上カメラに組
み込むのは不可能である。もう1つの実施例のような鏡
を着脱して用いる場合は確かに構造は先の実施例より簡
単にはなるが、全撮影範囲(至近距離〜無限大)におい
てこの入射光式露出計の本来の精度は犠牲になる撮影シ
ーンも多くなる。
【0006】このように、従来技術(特開昭56−87
826号公報)は入射光式露出計については記述してい
るが、近年各種のモードを有するカメラにこの露出計を
実際どのように組み込み、そのカメラの多機能性と融合
して用いるかについての教示はない。また構成上におい
ても、入射光式測光手段の出力に基づいてフィルムへの
露光量を決定する露出制御手段はもっておらず、カメラ
本体への自動的な測光機能として働くものではない。
【0007】そこで、本発明の目的は、入射光式露出計
を持ち歩く不便さを改善し、被写体からの反射率に影響
されないで正確に測光できると共に、入射光式露出計を
配置するに際し外観を損なわないようにレイアウトされ
たカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し目的を達成するため次のような手段を講じている。 [1] 受光センサと、カメラの表面上に配置されその
受光センサに入射する光を拡散するためにその受光セン
サを覆うように設けられた拡散部材と、この受光センサ
の出力に基いて所定の記録媒体(フィルム)への露光量
を決定する露出制御手段とを備えるカメラを提案する。 [2] 上記受光センサおよび拡散部材は、非撮影時に
は収納可能であることを特徴とする[1]記載のカメラ
を提案する。
【0009】[3] 周囲からの入射光を受光して測光
を行う入射光式測光手段と、被写体からの反射光を受光
して測光を行う反射光式測光手段と、複数の露出モード
の中から撮影時の露出モードを設定する露出モード設定
手段と、この露出モード設定手段で設定された露出モー
ドに基いて上記入射光式測光手段と反射光式測光手段と
のうちどちらかの測光手段を用いて所定の記録媒体(フ
ィルム)への露光量を決定するかを選択設定する測光方
式選択手段と、この測光方式選択手段により選択設定さ
れた該測光手段を用いて露光量を決定する露出制御手段
とを備えるカメラを提案する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に複数の実施形態例を挙げて
本発明の内容を詳説する。 (第1実施形態例)図1には、本発明の第1実施形態例
としてのカメラの外観を斜視図で示している。この例
は、入射光式測光手段をカメラの上部外面に配置するも
ので、図示しない反射光式測光手段は公知の機構として
カメラの内部に設けられた一例である。
【0011】カメラ100の向かって右上面部には、電
源を切り替えるパワーSW(PWSW)10が設けられ
ている。カメラのペンタ部19の頭頂部近傍には、受光
センサとその受光センサを覆う半球状の拡散部材として
の拡散球が上方に突出して、入射光測光手段としての入
射光測光センサ15が配置されている。
【0012】またカメラ100の向かって左上面部に
は、1stレリーズ及び2ndレリーズSWを兼ねるレリー
ズSW11と、入射光式と反射光式との測光方式を手動
で切り換えるための切換SW12と、五分割されたスイ
ッチ群により5種類の露出モード選択を行うためのモー
ドセレクトボタン13が設けられている。更にその他に
も例えば、絞り値を撮影者が任意に設定するためのFN
oスイッチ、シャッタ秒時を撮影者が任意に設定するた
めのSTスイッチおよび、フラッシュ撮影するためのモ
ードを撮影者が任意に設定するためのフラッシュスイッ
チ等がカメラ右上面部に配置されている。
【0013】ここで、上述のモードセレクトボタン13
に割り当てられた5つの露出モードについて、図8に示
す一覧表に沿って詳しく説明する。この一覧表はカメラ
の露出モードと測光方式との関係を表し、5つのモード
には次のものがあることがわかる。即ち、『フルオー
ト』モードは、平均的被写体を想定したプログラムモー
ドであり、撮影上の色々な状況が想定されるのに適応性
の高い反射光式測光手段を用いて例えばフィルム等の記
録媒体への露光量を決定する。
【0014】『風景』モードは、風景撮影や風景をバッ
クに人物撮影を行う場合など背景を生かした撮影をする
場合に使用し、近くの被写体から遠くの被写体まで鮮明
に撮れる。撮影者からある程度離れた被写体を撮影する
ので、被写体と撮影者の場所における光環境が異なるこ
とが想定されるので、カメラに設けた入射光式測光手段
では被写体に入射する光線を正確に測光することが難し
い。よって、この風景モードでは反射光式の測光手段を
用いてフィルムへの露光量を決定する。
【0015】『ポートレート』モードは、背景のボケを
生かした雰囲気のある人物写真を撮影する場合などに使
用し、被写体と撮影者との光環境が同程度の光量状態に
あることが想定される。よって、カメラに設けた入射光
式測光手段を用いても、被写体に入射する光線と同程度
の光量を検出できると想定できる。このモードでは、入
射光式測光手段の出力を用いてフィルム等の記録媒体へ
の露光量を決定することにより反射光式の測光手段を用
いる場合の欠点を解消でき、最適な露光が可能となる。
【0016】一方、『夜景』モードは、夜景撮影や夜景
をバックに人物撮影を行う場合などに使用し、それぞれ
に適した露出補正を自動的に行う。上述した風景モード
での理由の他、ストロボを用いる場合には入射光式測光
手段では測光不可能であるので、反射光式の測光手段を
用いる。
【0017】『ストップアクション』モードは、動く被
写体に対してもブレの少ない撮影をする場合などに使用
し、上述した風景モードでの同じ理由により反射光式の
測光手段を用いる。
【0018】(動作1)図2には、本発明の実施形態例
のカメラ100を機能ブロック図で示している。入射光
式測光手段1と反射光式測光手段2とは、これらを選択
的に選ぶ選択手段5に接続している。またモードセレク
トボタン13に対応するモード設定手段3と、切換SW
12に対応する操作部材4とは、上述の選択手段5に接
続している。
【0019】この選択手段5は、これに接続された手段
(即ち、モード設定手段3、操作部材4および測光手段
1,2)からの情報に基づいて、次の露出制御手段6に
所定情報(測光値等)を提供するように接続されてい
る。そしてこの露出制御手段6は、シャッタ速度および
絞り値を算出し、フィルム感度を考慮して、適正露出に
なるようにその露出制御手段6に続く露光装置7を適宜
に制御するように接続されている。
【0020】(作用1)入射光式測光手段1は周囲から
の入射光を受光して測光を行い、反射光式測光手段2は
被写体からの反射光を受光して測光を行う。この入射光
式測光手段1を構成する受光センサには例えばCdSを
採用する。モード設定手段3は前述した5種類の露出モ
ードの中から撮影時の露出モードを設定することがで
き、これはモードセレクトボタン13を構成する5つの
モードSWが対応する。また操作部材4は測光方式を手
動で切り換えるスイッチであり、切換SW12が対応す
る。
【0021】測光方式の選択手段5は、モード設定手段
3で設定された露出モードに基いて入射光式測光手段1
と反射光式測光手段2とのうちどちらの測光手段を用い
て所定の記録媒体への露光量を決定するかを後述するプ
ログラムで設定する。露出制御手段6は、測光方式の選
択手段5により設定された該測光手段を用いて露光量を
決定し、続く露光装置7にシャッタ速度、絞り値、フィ
ルム感度等を基にした制御を行う。
【0022】被写体からの光は、入射光式測光手段1お
よび反射光式測光手段2に入るが、モード設定手段3で
あらかじめ設定されたモードが、『ポートレート』モー
ドである場合にのみ、入射光式測光方式にセットする。
これ以外のモードの場合は、すべて反射光式にセットさ
れる(参照、図4)。
【0023】操作部材4である切換SW12が手動で押
下された場合は、リトラクタブルに入射光式測光方式と
反射光式測光方式とを切り換えることができる。この場
合も選択手段5は、切り換った測光手段の方式で、測光
手段1又は2からの情報を基にして続く露出制御手段6
に、露出を制御するように指示し、露光装置7はこれを
基にして所定の露光動作を行う。
【0024】このように、モード設定手段3で設定され
た露出モードと、2つの何れかの測光手段1又は2から
の情報とは、所定の条件で互いに連動して処理されてい
ることがわかる。特に『ポートレート』モードが指定さ
れた場合は、その撮影における光環境が被写体とカメラ
とでは等価である場合が多い故に、入射光式測光センサ
15による測光データを用いることで、ポートレート時
の周囲の明るさを正確に計測できる。
【0025】図3には、本発明の実施形態例のカメラ1
00の動作をメインフローチャートで表わしている。た
だし、カメラシーケンスの主要な手続きは省略し、本発
明に係わる部分のみについて説明する。上記カメラシー
ケンスの為の初期値などの初期設定(S10)を行う。
後述するサブルーチン「露出方式決定」をコールして、
その露出モードに基づいて露出方式の決定を行う(S2
0)。
【0026】ステップS30では、レリーズSW11が
ONされたか否かをチェックし(S30)、ONされた
場合は所定の露光動作(S40)を行う。不図示の巻戻
しSWがONされたか否かをチェックし(S50)、O
Nされた場合は所定のリワインド(S60)を行う。露
出モードの変更がされたか否かをチェックし(S7
0)、モードセレクトボタン13の変更に伴なうモード
変更がされた場合は、その該当する露出モードをセット
し(S80)、後述するサブルーチン「露出方式決定」
をコールして、その露出モードに基づいて露出方式の決
定を行う(S90)。切換SW12の操作が行われたか
否かをチェックし(S100)、切換操作された場合
は、選択設定された測光方式に切換(S110)を行
い、前述したステップS30に戻る。
【0027】また図4には、図3のメインルーチンでコ
ールされる『露出方式決定』サブルーチン(S200)
をフローチャートで表わす。モードセレクトボタン13
を構成する5つのスイッチに対応する5つの各露出モー
ドの種別に基づいて、測光方式のうち入射光式または反
射光式をセットする。すなわち、まず、「フルオート」
モードの場合(S210)は、ステップS270に移行
する。
【0028】「風景」モードの場合(S220)は、ス
テップS270に移行する。『ポートレート』モードの
場合(S230)は特に、入射光式にセットするためス
テップS260に移行する。「夜景」モードの場合(S
240)は、ステップS270に移行する。「ストップ
アクション」モードの場合(S250)は、ステップS
270に移行する。
【0029】ステップS260においては、入射光式に
セットしてリターンする(S280)。ステップS27
0においては、反射光式にセットしてリターンする(S
280)。
【0030】(効果1)入射光式測光手段を構成する拡
散球が常にカメラ本体のペンタ部上部に設けられ、被写
体方向にほぼ水平に配されて鉛直方向の周辺光を中心に
取り込み測光を行い特にポートレートモードの場合に自
動的に測定を行う。よって、入射光式測光手段としての
入射光式露出計がカメラ本体に一体的に設けられている
ので、従来のような別体で持ち歩く必要がなくなると共
に、入射光式測光に適するポートレートモードにおいて
自動的に切り換わり正確な測光ができる。
【0031】なお本発明のカメラは、露出モードの種別
にこだわらず、撮影者の意思で入射光式又は反射光式の
いずれの方式の測光手段が切換SW12の操作により適
宜に選択可能であるので、被写体の光環境に応じたきめ
細かい設定ができる。
【0032】(第2実施形態例)図5には、本発明の第
2実施形態例としてのカメラ100の外観を斜視図で示
している。この例は、入射光式測光センサをカメラの上
部の内面に取り出し可能に配置するもので、図示しない
反射光式測光手段も公知の機構としてカメラの内部に設
けられている一例である。
【0033】カメラ非使用時は、ペンタ部19と鏡筒2
2の上部収納部にストロボ部20がカメラ本体に一体的
に収納されている。カメラ100の右上面部にあるPW
SW10をON操作すると、図示のようにこのストロボ
部20がポップアップ動作を起こすようにSW連動され
ている。ストロボ(発光面)21の近傍には、入射光式
測光手段としての入射光式測光センサ15が設けられ、
その受光センサを覆う半球状の拡散部材としての拡散球
が前方に突出して配置されている。
【0034】なお、カメラ100の向かって左上面部に
おける各種スイッチの配置は、前述した第1実施形態例
と同じである。このように本実施形態のカメラでは、ス
トロボ部20をポップアップすると測光用の拡散球がほ
ぼ半球分だけ突出して設けられている。そしてストロボ
部20をポップアップした状態で被写体の位置に対向し
て高い位置で測光する。 (動作2) また本実施形態のカメラは前述した第1実
施形態例と実質的に同じように動作する。
【0035】(作用効果2)カメラを使用する際、PW
SW10をON操作することにより自動的に、ストロボ
部20がポップアップするように設定されている。ま
た、カメラの非動作時(OFF)にはストロボ部20は
その収納部、この場合カメラの鏡筒22の上部内側に収
納されている。
【0036】PWSW10のON操作に連動してストロ
ボ部20がポップアップすると、入射光式測光手段を成
す拡散球が被写体方向にほぼ対向して、周辺光を取り込
み測光を行う。このようにPWSW10のON操作に連
動してポップアップするポップアップ式のストロボ部2
0の内面に入射光式測光手段を配置することにより、非
使用時の保護を可能にする。なお、入射光式測光手段に
付随した拡散球の位置はこの例に限定せず、次のように
適宜な位置に変更してもよい。
【0037】(変形例)図6には、上述した第2実施形
態例の変形例としてのカメラの外観を示している。この
変形例は、入射光式測光センサ15を撮影レンズの鏡筒
上部に設けた一例であり、前述した第2実施形態例とは
位置と方向が異なるカメラ上部に突出して設けた配置形
態であることがわかる。そして、PWSW10をON操
作すると、入射光式測光センサ15を覆っていたストロ
ボ部20が図示の如くポップアップして、測光可能にな
るように設計されている。 (動作2’) この変形例のカメラも、前述した第1、
第2実施形態例と実質的に同じように動作する。
【0038】(作用効果2’)PWSW10をON操作
してストロボ部20をポップアップすると、鏡筒22の
上部に設けられた入射光式測光手段を成す拡散球が被写
体方向にほぼ水平に開放され、周辺光を取り込んで測光
する。また、非使用時は常にストロボ部20で覆われて
いるので、突出した拡散球が安全に保護されると共に、
その突出部が携帯の邪魔にならない。
【0039】(第3実施形態例)図7には、本発明の第
3実施形態例としてのカメラの外観を斜視図で示す。こ
の例は、入射光式測光センサをカメラ本体ではなく、レ
ンズ保護カバー内に配置するもので、一方の反射光式測
光手段(不図示)は公知の機構としてカメラの内部に設
けられている一例である。カメラ100とは別体のレン
ズ保護カバー(バリア)30と、このカバー30をカメ
ラ100のレンズ鏡筒22の先端近傍に開閉自在に取付
けるためのカバーヒンジ31とが設けられている。
【0040】また、レンズ保護カバー30の円筒形を成
すカバー枠体32で囲まれた中央には、入射光式測光手
段としての測光センサ15が設けられ、センサ接続線3
3を介して本体100側の選択手段5の所定回路に接続
している。(動作3) 本実施形態例のカメラは前述し
た第1、第2実施形態例と実質的に同じように動作す
る。
【0041】(作用効果3)このように、入射光式測光
手段1をレンズ保護カバー30内に配置し、カメラの非
動作時にはこのカバー30と撮影レンズとの間に収納可
能である。また、レンズ保護カバー30をレンズ鏡筒2
2の前面からはずすと、カバーヒンジ31を支点にほほ
鉛直に垂れ下がり、このカバー30の内部中央に配され
た入射光式測光手段を成す測光センサ15の拡散球が被
写体方向にほぼ対向され、水平方向の周辺光を中心に受
光部に取り込んで測光が行われる。
【0042】さらに、非使用時は常にレンズ保護カバー
30の枠体32で囲まれているので、突出した拡散球が
安全に保護されると共に、その突出部が携帯の邪魔にな
らない。使用時、非使用時にかかわらず、露出計の拡散
球が外部に直接突出しないので、破損を防止でき、デザ
イン上も良好である。
【0043】(その他の変形例)なお、入射光式露出計
に付随する拡散球の配置は例示した位置に必ずしも限定
するものではない。この他にも本発明の要旨の範囲内で
種々の変形実施が可能である。
【0044】以上、複数実施形態に基づいて説明した
が、本明細書中には次の発明が含まれる。例えば、 (1) カメラ本体の表面上に配置された入射光式測光
手段と、上記入射光式測光手段の出力によりフィルムへ
の露光量を制御する露出制御手段とを具備することを特
徴とするカメラ。
【0045】(2) 周囲からの入射光を受光して測光
を行う入射光式測光手段と、被写体からの反射光を受光
して測光を行う反射光式測光手段と、複数の露出モード
の中から撮影時の露出モードを設定する露出モード設定
手段と、上記露出モード選択手段で選択された露出モー
ドに基いて上記入射光式測光手段と上記反射光式露出手
段とのうちどちらの測光手段を用いてフィルムへの露光
量を決定するのかを設定する第一測光方式設定手段と、
測光方式を撮影者が設定することが可能な手動設定手段
と、上記第一測光方式設定手段と、上記手動設定手段と
の出力に基いて使用する測光手段を設定する第二測光方
式設定手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
【0046】(3) 上記第二測光方式設定手段は、上
記手動設定手段または上記露出モード設定手段のうち最
後に操作された方の出力に基いて測光方式を設定するこ
とを特徴とする(2)に記載のカメラ。 (4) 上記入射光式測光手段は、非動作時には所定の
収納部に収納可能であることを特徴とする(1)に記載
のカメラ。 (5) 上記収納部は、ストロボ部またはレンズバリア
部であることを特徴とする(4)に記載のカメラ。
【0047】また本明細書中には次の発明も含まれてい
る。例えば、 (a) 入射光式および反射光式の2つの測光手段を有
するカメラであって、上記入射光式測光手段は、カメラ
の非使用時においてこの入射光式測光手段が突出しない
ように、ポップアップ式のストロボ部の内面または、レ
ンズ保護カバーの内面に組み込んで構成されて成ること
を特徴とするカメラ。
【0048】(b) 入射光式露出計の受光センサと、
カメラの表面上に配置されこの受光センサに入射する光
を拡散するため該受光センサを覆うように設けられた拡
散部材とを有する入射光式測光手段と、該受光センサの
出力に基いて所定の記録媒体(フィルム)への露光量を
決定する露出制御手段とを具備するカメラであって、上
記露出制御手段は、上記入射光式測光手段の出力に基づ
いて該フィルムへの最適な露光量を決定することを特徴
とするカメラ。 (c) カメラの非使用時には、上記入射光式測光手段
の拡散部材を外部に突出させないように、ポップアップ
式のストロボ部またはレンズ保護カバーなどに組み込ん
で成ることを特徴とする(b)に記載のカメラ。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、入射光
式露出計をカメラ本体に組み込んだ構造を実現する。ま
た、例えば非使用時には入射光式測光部を外に突出させ
ないように、ポップアップ式のストロボ部や、レンズ保
護カバーなどにその入射光式露光計を組み込んだ構造も
可能である。よって、従来のような入射光式露出計を持
ち歩く不便さを改善し、被写体の反射率に影響されず正
確に測光できると共に、入射光式露出計を配置するに際
にも外観を損なわない良好にレイアウトされたカメラを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態例としてのカメ
ラの外観を示す斜視図。
【図2】図2は、本発明の実施形態例のカメラの機能ブ
ロック図。
【図3】図3は、本発明の実施形態例のカメラの動作を
表わすメインフローチャート。
【図4】図4は、カメラの動作を表わす『露出方式決
定』サブルーチンのフローチャート。
【図5】図5は、本発明の第2実施形態例としてのカメ
ラの外観を示す斜視図。
【図6】図6は、第2実施形態例の変形例としてのカメ
ラの外観斜視図。
【図7】図7は、本発明の第3実施形態例としてのカメ
ラの外観斜視図。
【図8】図8は、露出モードと測光方式との関係を表し
た一覧表。
【符号の説明】
1…入射光式測光手段、 2…反射光式測光手段、 3…モード設定手段、 4…操作部材、 5…選択手段、 6…露出制御手段、 7…露光装置、 10…パワーSW(PWSW)、 11…レリーズSW、 12…切換SW、 13…モードセレクトボタン、 15…測光センサ(入射光式)、 20…ストロボ部、 21…ストロボ(発光面)、 30…レンズ保護カバー(バリア)、 31…カバーヒンジ、 32…カバー枠体、 33…センサ接続線。 S10〜S110…測光に係わる処理ステップ、 S200…サブルーチン「露出方式決定」。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光センサと、 カメラの表面上に配置され、上記受光センサに入射する
    光を拡散するために上記受光センサを覆うように設けら
    れた拡散部材と、 上記受光センサの出力に基いて所定の記録媒体への露光
    量を決定する露出制御手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記受光センサおよび上記拡散部材は、
    非撮影時は収納可能であることを特徴とする請求項1に
    記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 周囲からの入射光を受光して測光を行う
    入射光式測光手段と、 被写体からの反射光を受光して測光を行う反射光式測光
    手段と、 複数の露出モードの中から撮影時の露出モードを設定す
    る露出モード設定手段と、 上記露出モード設定手段で設定された露出モードに基い
    て上記入射光式測光手段と上記反射光式測光手段とのう
    ちどちらかの測光手段を用いて所定の記録媒体への露光
    量を決定するかを設定する測光方式選択手段と、 上記測光方式選択手段により選択設定された該測光手段
    を用いて露光量を決定する露出制御手段と、を具備する
    ことを特徴とするカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006053265A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Pentax Corp デジタルカメラ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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