JP3806687B2 - カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水中でも陸上でも利用可能なカメラの技術に関し、より詳しくは、水中においても、正しい露出のために調光可能なストロボ装置を有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、アウトドアライフの普及により、水中写真に対するユーザ指向や要求が高まっており、水中でも、空気中(陸上)でも使用可能なカメラである防水カメラ(水陸両用カメラ)に関する提案が種々なされている。
【0003】
それら提案の中で、水中におけるストロボ装置に関するものとしては、例えば、実開昭60−98836号公報には、水中でのストロボ装置とカメラ本体の防水接続技術について記載されており、また、実開平3−31721号公報には、水中検知センサを有し、水中であるかどうかに従ってカメラの制御を変更する手法が記載されている。
【0004】
すなわち、上記実開昭60−98836号公報によれば、ストロボ装置とカメラ本体との間を弾性材で防水された空中パイプで連結して、ストロボ装置を収納位置と突出位置との間で移動可能にし、上記ストロボ装置とカメラ本体のストロボ装置収納部との接触面のいずれか一方、あるいは双方に水切りのため、溝あるいは突起を設けた防水カメラについて記載されている。
【0005】
また、上記実開平3−31721号公報によれば、水検知センサを設け、この水検知センサがカメラ周囲に水を検知したとき、レンズの進退をロックするレンズロック手段を設けたカメラについて記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実開昭60−98836号公報、及び実開平3−31721号公報を含む従来技術はいずれも、カメラのホールディングが悪く、手ぶれを起こしやすい水中撮影において、手ぶれの影響を軽減する具体的な方法を開示していない。
【0007】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、カメラのホールディングが悪く、手ぶれを起こしやすい水中撮影において、手ぶれの影響を軽減することができるカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のカメラの一態様は、陸上、および、水中で使用可能なカメラにおいて、被写体に向けて発光可能なストロボ部と、上記被写体の明るさが所定の判定レベルよりも暗い場合、撮影時に上記ストロボ部の発光制御を行う制御回路と、を具備し、上記制御回路は、水中撮影時は陸上撮影時よりもストロボ発光しやすくなるように上記判定レベルを切り換えるとともに、陸上撮影時よりも発光量が多くなるようにGNoを発光量、FNoを撮影時のカメラの絞り、Lを被写体距離、αを水中でのストロボ光の吸収係数として、GNo=FNo×L×e 2αL に基づいて発光量を算出して、制御することを特徴とする。
【0009】
また、第2の発明は、第1の発明に係るカメラにおいて、上記決定手段による被写体の明るさ判定レベルの切り換えは、水中判定された際にストロボ発光しやすくなる方向になされる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0011】
図1は、本発明の第1実施形態に係るカメラの構成を示す図である。
【0012】
同図において、ワンチップマイコン等から成る演算制御回路であるCPU(Central Processing Unit:CPU)1には、被写体までの距離を測定する測距部2と、本カメラの使用環境が水中であるか、空気中(陸上)であるかを検知する水中検知部3が接続され、また、このCPU1には、低輝度下で所定の露出時間内で適正露出が得られないとき、これを発光させて露出を補助するストロボ部4と、シャッタ等から成り本カメラの露出を制御する露出制御部5が接続される。
【0013】
上述のように構成されたカメラにおいて、CPU1は測距部2、水中検知部3からの出力結果に基づいて、ストロボ部4と露出制御部5の制御を行う。
【0014】
図2は、海水中での光の吸収特性を示すための図である。
【0015】
同図に示すように、水中では波長依存性を有する吸収関数αによって光が吸収され、光の減衰が起こる。
【0016】
つまり、水中でストロボ撮影を行うと、空気中とは異なりストロボ光が吸収される。このため、空気中で被写体を適正な光量で照らすことができる光量であっても、水中においては、同一距離にある同一被写体を適正な光量で照らすことができない。
【0017】
そこで第1実施形態では、図1に示した構成により、カメラの使用環境が水中であるか否かを、水中検知部3で検知しその結果に基づいて、ストロボ部4の調光制御手段を切り換えるようにした。
【0018】
ここで、空気中では、一般に被写体までの距離(被写体距離)をLとし、撮影時のカメラの絞りをFNoとすると、ストロボ部4の発光時の光量を示すガイドナンバ(以下GNoと記す)は、
GNo=FNo×L ・・・(1)
の関係となるとき、適正とされる。なお、これは使用するフィルム感度がISO100の場合である。ISO(アイ・エス・オー)とは、国際標準化機構(International Organization for Standerdization)のことであり、上記ISO100とは、ISOで定めたセンシトメトリー方法によって求められた写真スピードの一例である。
【0019】
そこで、ストロボ内蔵カメラの場合、CPU1は被写体距離L、及び絞りFNoに応じて、ストロボ光の光量GNoが(1)式を満たすように、ストロボ部4を制御する。
【0020】
第1実施形態では、水中では水の光の吸収係数αを考慮した調光を行うことを特徴としている。
【0021】
ここで、水中において、被写体に対して光量P0にて投光された場合、被写体距離Lにおいて被写体からの反射光の光量をP1とすると、この関係は上記吸収係数αを用いて、
【数1】
Figure 0003806687
として表される。
【0022】
したがって、水中でのストロボ発光の場合、投射時の往路と反射時の復路を考慮して上記(1)、(2)式より、GNoは、
【数2】
Figure 0003806687
とする必要がある。第1実施形態における水陸両用のストロボ付きのカメラでは、空気中では上記(1)式により調光を行ない、水中では上記(3)式を用いて調光を行うようにする。このとき上記吸収係数αは、例えば、ストロボ光の波長を考慮して、図2よりほぼ0.1とおくことができる。
【0023】
また、いわゆるレンズシャッタカメラでは、絞りとシャッタが兼用となった機構をとるものが多いが、この場合、シャッタが所定の絞り値となったタイミングで、所定のGNoのストロボを発光させるという調光手法が公知となっている。このような調光手法を用いる上記レンズシャッタカメラにおいても、水中では上記(3)式を用いて調光を行うことができる。
【0024】
なお、第1実施形態における調光は、すでに説明したようにGNoを制御する方式でも良いし、また所定のGNoのストロボ光を所定のFNoのときに発光させる方式による制御でも良く、これらはカメラの構成によって選択すれば良い。
【0025】
次に、本発明の第2実施形態に係るカメラについて説明する。
【0026】
図3は、第2実施形態のカメラの構成を示す図である。
【0027】
第2実施形態は、測距部・水中検知部11により、被写体12に対し測距用光を投光し、その反射光によって被写体距離を検出する。いわゆる、光投光型のアクティブ方式のオートフォーカス(AF)を応用している。水中では、図2に示したように赤外光、及び紫外光は吸収係数αが大きいため、第2実施形態では、光源として可視光成分の多いキセノン放電管(以下Xe管と記す)13を用いている。
【0028】
また、狭い範囲に測距用光を集光投光するために、Xe管13の前に微小窓を有するマスク13a、及び投光レンズ14を配置している。
【0029】
また、被写体12からの反射光は2つの受光レンズ15a、15bを介して、2つの半導体光位置検出素子(PSD)16a、16bにそれぞれ入射する。
【0030】
図4は、上述した投光から受光までの光学系を示す図である。
【0031】
三角測距の原理により、被写体距離Lが近距離になる程、入射光位置X1、X2は大きな値となる。ここで、距離Lの位置にある被写体を測距した場合、投光レンズ14と受光レンズ15a、15b間の距離を各々S1、S2とし、受光レンズ15a、15bとPSD16a、16b間の距離をfjとすると、上記入射光位置X1、X2は、
X1 =S1・ fj/L、X2=S2・fj/L ・・・(4)
にて表すことができる。
【0032】
なお、Xe管13の光は、気体放電時の発光であるため発光毎に放電径路が変化して、図4に示したように設計上においてAのように投光される光線が、発光時の条件によっては、Bのように傾いてしまうことがある。
【0033】
しかし、図4に示したように、受光系を2つ用意し入射光位置X1、X2を加算する手法で測距演算を行えば、上述のように投光された場合の光線の傾きを補正することが可能となる。すなわち、
L=(S1+S2)・fj/(X1+X2) ・・・(5)
という上記(5)式を用いて測距演算を行えば、図4に示した誤差ΔX1、ΔX2が相殺されて、光線がA、Bのいずれの方向に投光されても正しい測距が可能となる。
【0034】
また、PSD16a、16bは、入射光の入射光位置と光量に依存した2つの電流信号を出力する半導体素子で、図3に示したオートフォーカス用集積回路(以下AFICと記す)17a、17bは上記電流信号をアナログ的に処理する集積回路である。
【0035】
図5は、上記AFIC17a内の回路を示すブロック図である。
【0036】
PSD16aはI1、I2という電流信号を出力するが、これら電流信号I1、I2は、PSD16aのキャリア分割効果により、光の入射光位置をXとすると、以下の関係を満たす。
【0037】
【数3】
Figure 0003806687
【0038】
この電流信号I1、I2は、各々プリアンプ18、19、及びトランジスタ20、21によりβ倍に増幅される。なお、βは上記トランジスタ20、21の電流増幅率である。
【0039】
また、対のトランジスタ22、23と、24、25から成るカレントミラー回路によって、このβ倍に増幅された電流は電流加算されて、積分回路26に入力され積分される。このように、積分回路26からは、PSD16aの電流信号和I1+I2に依存した信号が出力される。なお、この電流信号和I1+I2は、PSD16aに入射した光量に依存する。
【0040】
また、トランジスタ20、21のコレクタ電流の形で増幅されたI1、I2は圧縮ダイオード27、28に入力される。この圧縮ダイオード27、28の電流は、バッファ29、30を介して、エミッタを共通とし定電流源31を接続した形の差動形に構成されたトランジスタ32、33のそれぞれのベースに入力される。
【0041】
ここで、定電流源31に流れる電流をIφとし、抵抗34に流れる電流をIOUTとすると、
IOUT ={I1/(I1+I2)}=Iφ ・・・(7)
の関係が成立する。
【0042】
したがって、図3に示したCPU35が、抵抗34の両端に発生した電圧出力を上記CPU35に内蔵する不図示のアナログ/デジタル(A/D)変換器を介して読み込めば、上記(6)、(7)式を利用して、光の入射光位置Xを求めることができる。以上のような働きを持つAFIC17a、17bの出力から、CPU35は、入射光位置X1、X2と反射信号光量を検出する。
【0043】
したがって、上記入射光位置X1、X2を上記(5)式に代入すると、S1、S2、fjはすでに決定している値なので、水の屈折率を加味して、被写体距離Lが求められる。以上が、第2実施形態の測距・水中検知部11、CPU35の動作である。
【0044】
次に、反射信号光量をPとすると、Pと被写体距離Lの間には、被写体が所定の反射率を有するとき、空気中では以下の関係が成立する。
【0045】
【数4】
Figure 0003806687
【0046】
ここで、Poは比例定数である。
【0047】
一方、水中では水の減衰定数αを考慮すると、反射信号光量Pは、
【数5】
Figure 0003806687
となる。なお、この減衰定数αは、水の塩分の濃度等によって変化する値である。
【0048】
第2実施形態では、反射信号光量P、及び被写体距離Lを用いて、
【数6】
Figure 0003806687
により、減衰定数αを算出することが可能である。
【0049】
次に、CPU35はこの算出された減衰定数αを上記(3)式に代入して、ストロボ部36の制御を行う。ストロボ部36は、Xe管37の光を反射傘37aを介して照射するようになっており、Xe管37はコンデンサ38の電荷を放電して発光する。このコンデンサ38は、整流ダイオード39を介して、昇圧用DC/DCコンバータ40によって充電される。また、Xe管37には、トリガ回路41により高電圧が印加され、Xe管37内がイオン化されることにより、Xe管37は発光を開始する。
【0050】
また、放電ループにはスイッチ42が設けられており、これをCPU35がオン/オフすることによりストロボ部36のXe管37の発光時間を切り換え、発光量、すなわち、GNoを制御する。
【0051】
同様に、露出制御用の上記ストロボ部36のXe管37の発光と同じ原理で、オートフォーカス用のXe管13も発光制御され、放電用電荷を蓄えるコンデンサ43と、これを充電するための充電回路44、及び整流ダイオード45が設けられている。そして、CPU35はトリガ回路46を介して、オートフォーカス用のXe管13の発光制御を行う。
【0052】
また、CPU35は、カメラのレリーズボタンに連動するレリーズスイッチ47のオン/オフを検出し、さらに被写体の輝度を自動露出機構(Automatic Exposure : AE)部48を介して検出する。
【0053】
また、CPU35には、撮影レンズ49の絞り値がエンコーダ等から成る絞り値入力部50を介して入力され、CPU35はこれらの情報をもとにシャッタ51等を制御して、撮影シーケンスを制御する。
【0054】
図6は、上記第2実施形態のカメラの外観図の一例である。
【0055】
同図に示すように、このカメラのカメラボディ60には、オートフォーカス用の投光レンズ14と受光レンズ15a、15b、ストロボ発光部であるXe管37、レリーズ釦に連動するレリーズスイッチ47、撮影レンズ49、さらにグリップ部61、AE用のセンサが被写体輝度を検出するための窓62、ファインダの対物レンズ63が配置されている。上記ファインダの対物レンズ63は、水中での使用のため、通常のカメラのものよりも大型のものを採用している。
【0056】
上記カメラボディ60は、水中での利用に耐えられるように、防水耐圧構造となるよう工夫されている他、不図示の測光用のAE部48は、青一色の水中においても、正しい露出値が得られるように補正機能を有するものとする。
【0057】
一般に、オートフォーカスの測距用光やストロボの光は、水中における光の減衰によって、被写体まで届かないと思われがちである。しかし、水中写真を分析してみると、図7(a)、(b)のような写真が多く、一般に、陸上で撮影されるような集合写真のように、被写体が5m以遠に存在する写真が撮影されることは、さらに水の透明度が良くないこと等を考慮すると、確率的に高くない。
【0058】
例えば、図2に示した光の波長と吸収係数との関係を示した図より、可視光の吸収係数αを、0.1とすると、図7(a)に示したようなシーンでは広角レンズ使用時において、被写体距離L=1.5m程度なので、上記(3)式よりFNo=2.8となり、このときのGNoは、
【数7】
Figure 0003806687
となる。よって、通常のコンパクトカメラに搭載されたGNo=8程度のストロボ装置でも、十分に水中での撮影に対応可能であることがわかる。
【0059】
図8は、上記第2実施形態のカメラ(水陸両用カメラ)における撮影時のCPU35の処理を示すフローチャートである。
【0060】
ステップS1では、フリーズ釦が押されレリーズスイッチ47がオンとなったか否かを判定し、オンとなったとき撮影シーケンスが開始したとして、ステップS2へ移行する。
【0061】
ステップS2では、AE部48を用いて被写体の明るさBVを求める。
【0062】
次に、ステップS3では、オートフォーカス用のXe管13を発光させ、PSD16a、16bからの出力をAFIC17a、17bを介して、CPU35が受け取り、測距による被写体距離Lと反射信号光量Pの検出を行う。このステップS3での検出については、図5を用いてすでに説明してあるので、その説明は省略する。
【0063】
次に、ステップS4、S5では、CPU35は測距・水中検知部11を用いて水中か否かの検知を行う。第2実施形態では、図2に示したように水中において光の減衰が大きいという傾向を利用し、水中か否かの判定を行う。すなわち、ステップS4では、上記(10)式より光の吸収係数αを算出するが、このとき、α=0.01程度の場合に水中であると判定する。
【0064】
ただし、被写体の色調によっては、空気中(陸上)においてもα=0.01程度となる場合がある。このため、より確度を向上させたい場合には、図3に示したマスク13aを可動とし、画面内の複数のポイントに対し投光を行い、その結果が一率同じように、α=0.01程度となる場合にのみ、水中であると判定するようにしても良い。
【0065】
また、このように画面内の複数ポイントが測距可能になると、他の効果として、図7(b)に示したような画面内の中央以外に被写体が存在しても、正しいピント合せが可能となる。
【0066】
次のステップS5では、CPU35は上記ステップS4での吸収係数αの値に基づいて、水中か否かを判定し、水中であると判定した場合はステップS6へ移行し、光の吸収係数αを加味したGNoを算出する。
【0067】
一方、上記ステップS5にて水中ではないと判定した場合には、ステップS10に分岐し、上記(1)式よりGNoを算出する。ただし、第2実施形態では、説明をわかりやすくするために、使用するフィルムの感度をISO100と仮定している。仮に、ISO400のフィルムを使用するときは、GNoは上記(1)式による計算結果の半分で良い。
【0068】
次に、ステップS7、ステップS11では、CPU35は被写体の明るさBVが、所定の値BV2、BV1より小さいか否かを判定する。そして、小さいときには、ステップS8へ分岐し、上記ステップS3での測距による被写体距離Lに従ってピント合せを行う。
【0069】
続いて、ステップS9では、上記ステップS6またはステップS10にて算出されたGNoにより、ストロボ部36のXe管37を発光させ、シャッタ51を制御して露光を行う。
【0070】
一方、上記ステップS7、ステップS11にて、被写体の明るさBVが所定の値BV2、BV1より小さくないと判定したとき、すなわち、被写体の明るさが撮影に対して十分明るいと判定されたときには、ステップS12へ分岐し、上記ステップS3での測距による被写体距離Lに従ってピント合せを行う。
【0071】
続いて、ステップS13では、ストロボ部36の制御を行わず、シャッタ51を所定時間開いて露光制御を行う。
【0072】
以上説明したように、第2実施形態においては、測距部と水中検知部が測距・水中検知部11として兼用されているので、単純かつ廉価なカメラが提供可能となる。
【0073】
また、被写体の明るさによってストロボ部36の作動を切り換える。判定ステップS7、S11の判定レベルBV1、BV2を水中と空気中(陸上)で切り換えるようにしたので、カメラのホールディングが悪く、手ぶれを起こしやすい水中において、なるべくストロボ発光が起こるように設定して手ぶれを対策するという効果が期待できる。
【0074】
したがって、上記判定レベルBV1とBV2では、BV2の方を高めに設定しておき、被写体輝度が空気中と同じであって、空気中ではストロボ部36のXe管37の発光を行う必要がない場合などにおいても、Xe管37が発光されるようにしている。
【0075】
また、第2実施形態では、露光用ストロボ光であるXe管37の発光と同じ波長分布を持つ光源をオートフォーカスに利用し、被写体距離Lと反射信号光量Pより1回の撮影ごとに実測して、光の吸収係数αを算出するようにした。これにより、水の状態によって小きざみにGNoを制御することが可能となり、海水、真水などの違いにかかわらず、自動にて適正な露出の撮影が可能となった。
【0076】
また、カメラの使用環境が水中であると判定したときには、常にストロボ部36のXe管37を所定量発光させるように単純化することも有効である。
【0077】
さらに、図4に示したように投光レンズ15a、15bやPSD16a、16b等の受光系を2つ用意し、反射信号光のズレを補正できるようにしたので、ストロボ投光オートフォーカス時の、ビーム、すなわち投光光束の指向性の誤差についても対策でき、正しい測距が可能となる。
【0078】
また、第2実施形態における水中検知部については、例えば、水と空気の屈折率の差をもとに水中か否かの判定を行う手法(図9参照)、抵抗値の差により水中か否かの判定を行う手法等、その他の手法を用いても応用可能である。
【0079】
次に、本発明の第3実施形態に係るカメラについて説明する。
【0080】
図9は、第3実施形態のカメラの主要部の構成を示す図である。
【0081】
第3実施形態のカメラは、測距部にパッシブ方式のオートフォーカスを用い、水中検知部にプリズムの臨界角を応用したものであり、このカメラの主要部は、測距部70、水中検知部71、CPU72、ストロボ部73から構成され、その他の構成については、第2実施形態と同一であるため、ここに編入するものとしその説明は省略する。
【0082】
測距部70はオートフォーカス用の受光レンズ74、75、センサアレイ76、77、カバーガラス78、比較回路79から成る、この比較回路79は、センサアレイ76、77上の像の濃淡の位置関係を比較するための回路である。そして、上記比較回路は、その比較結果をCPU72へ出力し、CPU72は上記比較結果より被写体距離を求める。上記測距部70は、このような構成により測距用光を投光をしなくても、三角測距の原理に基づいた測距が可能となる。
【0083】
また、水中検知部71は、投光素子80が投光する光をプリズム81の臨界角を利用して受光素子82に入射させ、この入射光を受光部83により検出する。ここで、水中撮影時にプリズム81の表面に水が接すると、上記プリズム81の臨界角の条件がくずれて、光の結合が行われなくなるため、受光素子82の入射光に変化が生じる。このときの入射光の変化による光強度の違いを受光部83を介してCPU72が検出し、水中か否かを検知する。
【0084】
そして、CPU72は被写体距離Lと、カメラの使用環境が水中であるか否かによって、ストロボ部73の発光する調光量を切り換える制御を行う。
【0085】
また、空気中において、図10に示すCのようにセンサアレイ76に入射する光線が、水中においては、カバーガラス78を境とした水と空気の屈折率の差より、Dのようにセンサアレイ76に入射する。
【0086】
したがって、これは同一距離であっても屈折率の法則に従って、水中と、空気中とでは、測距データが変化してしまうことを意味する。単純化すると、水の屈折率n1と空気の屈折率n2の比は、
【数8】
Figure 0003806687
が成り立つので、測距結果Lから、水中における被写体測距Lwは、
Lw=(3/4)・L ・・・(11)
にて求めることができる。
【0087】
なおこれは、図3に示した第2実施形態において、水と空気の屈折率の差をもとに水中か否かの判定を行う手法を用いた場合についても考え方は同じである。
【0088】
以上説明したように、第3実施形態では、図3に示した第2実施形態とは異なり、オートフォーカス用レンズが2つで済むので、カメラレイアウトの自由度が高まる。また、測距のための投光用のエネルギがいらないため、省エネルギ設計が可能である。
【0089】
また、以上説明したように上記各実施形態によれば、水中においても、また空気中(陸上)においても自動的に正しい露出で写真撮影が楽しめる水陸両用カメラを単純な構成で提供することができる。
【0090】
なお、本発明の上記実施形態によれば、以下のごとき構成が得られる。
【0091】
(1)カメラの使用環境が水中であるか否かを判別する水中判別手段と、
撮影時に被写体に向け補助照明光を投射するストロボ手段と、
を備えたカメラにおいて、
上記水中判別手段の出力に応じて上記ストロボ手段の調光を可変ならしめる調光演算手段を具備したことを特徴とするカメラ。
【0092】
(2)被写体に対して測距光束を投射し、その反射光量を測定する光量測定手段と、
上記測距結果と、上記光量測定結果とに基づき水中の光減衰率を求める算出手段と、
を具備し、上記光減衰率に応じて上記調光演算手段が、上記ストロボ手段を制御することを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0093】
(3)カメラの使用環境が水中であるかを判別する水中判別手段と、
撮影時に被写体に向け補助照明光を投射するストロボ手段と、
を備えたカメラにおいて、
被写体輝度を判定する輝度検出手段と、
上記被写体輝度と所定の判定レベルとを比較して上記ストロボ手段の作動を決定する決定手段と、
を具備し、上記水中判別手段の出力に応じて、上記決定手段の判定レベルを変更することを特徴とするカメラ。
【0094】
(4)上記特徴信号に応答して、撮影光学系光路内に光学補正部材が挿入されることを特徴とする上記(1)に記載のカメラ。
【0095】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、カメラのホールディングが悪く、手ぶれを起こしやすい水中撮影において、ストロボ発光しやすくなるように被写体の明るさ判定レベルを切り換えているため、手ぶれの影響を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のカメラの構成を示す図である。
【図2】海水中での光の吸収特性を示す図である。
【図3】第2実施形態のカメラの構成を示す図である。
【図4】第2実施形態での測距部の投光から受光までの光学系を示す図である。
【図5】第2実施形態でのAFIC17a内の回路を示すブロック図である。
【図6】第2実施形態のカメラの外観図の一例である。
【図7】一般的な水中写真の一例を示す図である。
【図8】第2実施形態のカメラ(水陸両用カメラ)における撮影時のCPU35の処理を示すフローチャートである。
【図9】第3実施形態のカメラの主要部の構成を示す図である。
【図10】光線の入射角度がカバーガラス78を境とした水と空気の屈折率の差より、変化する様子を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU(Central Processing Unit)
2 測距部
3 水中検知部
4 ストロボ部
5 露出制御部
11 測距・水中検知部
12 被写体
13 キセノン管(Xe管)
13a マスク
14 投光レンズ
15a、15b 受光レンズ
16a、16b 半導体光位置検出素子(PSD)
17a、17b オートフォーカス用集積回路(AFIC)
18、19 プリアンプ
20、21、22、23、24、25 トランジスタ
26 積分回路
27、28 圧縮ダイオード
29、30 バッファ
31 定電流源
32、33 トランジスタ
34 抵抗
35 CPU(Central Processing Unit)
36 ストロボ部
37 キセノン管(Xe管)
37a 反射傘
38 コンデンサ
39 整流ダイオード
40 DC/DCコンバータ
41 トリガ回路
42 スイッチ
43 コンデンサ
44 充電回路
45 整流ダイオード
46 トリガ回路
47 レリーズスイッチ
48 AE部
49 撮影レンズ
50 絞り値入力部
51 シャッタ

Claims (1)

  1. 陸上、および、水中で使用可能なカメラにおいて、
    被写体に向けて発光可能なストロボ部と、
    上記被写体の明るさが所定の判定レベルよりも暗い場合、撮影時に上記ストロボ部の発光制御を行う制御回路と、
    を具備し、
    上記制御回路は、水中撮影時は陸上撮影時よりもストロボ発光しやすくなるように上記判定レベルを切り換えるとともに、陸上撮影時よりも発光量が多くなるようにGNoを発光量、FNoを撮影時のカメラの絞り、Lを被写体距離、αを水中でのストロボ光の吸収係数として、
    GNo=FNo×L×e 2αL
    に基づいて発光量を算出して、制御することを特徴とするカメラ。
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