JP2000046734A - 微量光測定装置 - Google Patents

微量光測定装置

Info

Publication number
JP2000046734A
JP2000046734A JP10212977A JP21297798A JP2000046734A JP 2000046734 A JP2000046734 A JP 2000046734A JP 10212977 A JP10212977 A JP 10212977A JP 21297798 A JP21297798 A JP 21297798A JP 2000046734 A JP2000046734 A JP 2000046734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
led
cuvette
pmt
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10212977A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kimura
正人 木村
Tomoaki Tamura
知明 田村
Haruhisa Watanabe
晴久 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP10212977A priority Critical patent/JP2000046734A/ja
Publication of JP2000046734A publication Critical patent/JP2000046734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
  • Optical Measuring Cells (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 疑似光光源の安定化を実現し、精密に光検出
器を校正し、更には光検出器の各個体毎の特性を容易に
把握でき得るような微量光測定装置を提供すること。 【解決手段】 被検試料から生じる微量光を光検出器を
用いて測定する装置であって;a)遮光可能であり且つ
中空である本体と;b)被検試料を入れたキュベットを
保持するために、前記本体中に配置されたキュベットホ
ルダと;c)前記被検試料より生じる光を検出するため
に、前記本体中に配置された光検出器と;d)前記本体
中に配置された前記光検出器により光量測定が可能であ
る疑似光光源と;e)前記光検出器とは別に前記疑似光
光源から生じる光量を検出する手段と;f)前記手段に
より得られる疑似光光量を参照目標値を基に調節するこ
とにより、疑似光光量を安定させるフィードバック回路
と;を具備する微量光測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、免疫反応等を代表
とする特異的親和性物質を用いた反応により生じる微量
光を検出する微量光測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抗原または抗体等を含む種々の生体関連
物質の測定は、医療や環境衛生等の分野において、日常
的な検査として実施されている。特に医療の場にあって
は、疾病の特定や治療効果の判定等を目的として、これ
ら物質を測定するための多種類の検査が実施されてい
る。そして、上記の生体関連物質の測定には、その各物
質に対して特異的な親和性を有する物質(例えば、抗原
に対する抗体等)を利用して行う方法が一般的である。
【0003】抗原抗体反応により測定が可能な代表的な
生体関連物質として、後天性免疫不全症候群(AID
S)等の感染症関連物質や多くの癌関連物質が広く知ら
れているが、更に多くの物質が、当該技術の目覚しい発
展により測定可能になってきている。また、同様に特異
的親和性を利用した測定法には、核酸の検出に対して相
補的核酸を利用するもの、ホルモン(例えば、インスリ
ン)に対してその受容体を利用するもの等があり、これ
らは一般化されつつある。例えば、感染性微生物のDN
AあるいはRNAの特徴部分と結合する相補的核酸を利
用した、感染源微生物の測定等が行われている。そし
て、このような特異的親和性物質を用いた測定法は、今
後、益々多くの疾病に対する診断や治療に利用されるこ
とが期待される。
【0004】一方、現在、特異的親和性を利用した生体
関連物質の測定に関する開発は、測定を可能にするため
の追求から、高感度の追求へと移行している。従来、高
い感度を得るために、一般的に用いられてきた放射性同
位元素を用いた放射免疫分析(RIA)には、取り扱い
施設、廃棄、環境、安全性等の多くの問題があった。そ
の一方で、非放射性であり、且つRIAと同程度の感度
を有する分析方法が次々と開発され、次第にRIAに取
って代わろうとしている。酵素を用いた酵素免疫分析
(EIA)、蛍光物質を用いた蛍光免疫分析(FI
A)、および発光物質を用いた発光免疫分析(LIA)
等である。EIAやFIAは、既に多くの研究機関およ
び病院等で日常的に広く使用されており、LIAについ
ても、その需要が拡大されつつある。
【0005】LIAは、上記の非放射性測定法のなかで
も、特に微量の抗原を検出できる方法である。抗原抗体
反応に応じた化学発光により試料から発せられる極微弱
光を、検出器である光電子増倍管(以下、PMTと称す
る)で受けて光量を測定する。従来では、光量をアナロ
グ信号に変換する方法が採用されていたが、近年では、
フォトカウンティング法が採用されるようになった。フ
ォトカウンティング法では、PMTからの1つの信号パ
ルスがPMTへの入射光の光子1つに相当すると言う考
えに基づき、PMTへの入射光量がPMTからの信号パ
ルス数で示される。
【0006】フォトカウンティング法は、安定性を有
し、検出感度が高く、更に信号対雑音比(S/N)に関
しても有利である。しかしその一方で、測定系のキャリ
ブレーションを行うことが困難であるという問題点を有
している。そのため、異なる時点または異なる場所で得
た測定値を直接的に比較することができない欠点があっ
た。
【0007】この種の光量検出方法を示した文献には、
特開平2−236453号公報がある。この文献に示さ
れた技術は、計測の安定性および信頼性を高めるため
に、測定直前或いは直後のバックグラウンド値を測定
し、この値を測定値より減算するものである。また、こ
の文献には、バックグラウンド値を監視し、この値が予
め設定されている範囲を超えていれば、その測定の信頼
性が低いことを判断する機能についても若干記載されて
いる。これによると、バックグラウンド値の測定値を基
にして、測定が期待通りの条件で測定されたか否かを判
断し、それにより、測定される状態が適切なものである
か否かを判断している。しかし、「測定する状態でな
い」と言う判断が下された場合の対応策については記載
がない。
【0008】特開平7−159405号は、上記のよう
な測定する状態でないという判断が下された場合の対応
策について開示している。即ち、発光光量の検出精度を
恒常的に保つことにより、異なる時点や異なる地点での
測定値の比較を可能にする光学的免疫測定方法と、その
ための免疫測定装置を開示している。この免疫測定装置
は疑似光光源を具備し、前記疑似光を光電子増倍管によ
って検出する。ここで得られた検出値と予め定めておい
た基準値(または過去のデータ)とを比較することによ
り、光電子増倍管の感度を検出する。その検出結果に応
じて、光電子増倍管の印加電圧を変化させ、検出感度を
調節し、恒常的な検出精度を保てる免疫測定法を提供し
ている。しかしながら、近年の測定系の超高感度化や装
置の長寿命化への要望が強まるについて、LED等の比
較的安定な疑似光光源を採用した場合でも、劣化による
性能の低下等が、(それまでは無視出来得た程度のもの
であっても)測定値に対して悪影響を及ぼし得ることを
考慮すべき状況になって来ている。このような状況の中
にあって、上記の文献には、疑似光光源を安定化させる
ための技術についての記述はなく、基準値に対する乖離
の原因が、疑似光光源にあるのか、光検出器にあるのか
を見極めることが困難であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、疑似光光源の安定化を実現し、精密に光検出器を校
正し、更には光検出器の各個体毎の特性を容易に把握で
き得るような微量光測定装置を提供することにある。
【0010】更に、光検出器の校正のみならず、本発明
の目的は、従来技術の文献においては言及されなかっ
た、被検試料の状態(例えば、試料血液における溶血の
有無)に関する情報を得ることをも可能にする微量光測
定装置を提供することにも及ぶ。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、以下のような、被検試料から生じる微
量光を、光検出器を用いて測定する微量光測定装置であ
って、 (a)遮光可能であり且つ中空である本体と; (b)被検試料を入れたキュベットを保持するために、
前記本体中に配置されたキュベットホルダと; (c)前記被検試料より生じる光を検出するために、前
記本体中に配置された光検出器と; (d)前記本体中に配置された、前記光検出器により光
量測定が可能である疑似光光源と; (e)前記光検出器とは別に、前記疑似光光源から生じ
る光量を検出する手段と; (f)前記手段により得られる疑似光光量を参照目標値
を基に調節することにより、疑似光光量を安定させるフ
ィードバック回路と; を具備する微量光測定装置を提供する。
【0012】上記の微量光測定装置において、前記被検
試料と前記疑似光光源との間に、フィルターを具備する
のが好ましい。また、上記の微量光測定装置は、前記被
検試料またはその代用試料を透過した前記疑似光光源か
ら生じた光量を測定できるようにするのが望ましい。そ
の場合、前記疑似光光量の参照目標値を任意に変えるこ
とが出来る機能を有するのが好ましい。上記の微量光測
定装置において、前記光検出器は典型的には光電子増倍
管であり、且つ前記疑似光光源は典型的には発光ダイオ
ードである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細な説明を図1
から4を参照して説明する。 <装置>最初に、本発明の装置について説明する。図1
は、本発明の一実施例になる光学的免疫測定装置の要部
を示している。
【0014】本発明の免疫測定装置1は、発光免疫分析
(LIA)を実施するものであり、発光反応部分である
以下で詳述する発光反応部の他に、カウンター回路11
およびフィードバック回路6を備えている。
【0015】図1の装置における発光反応部は、主要部
として、本体2、光検出器としての光電子増倍管(以
下、PMTと称す)3、疑似光光源としての発光ダイオ
ード(以下LEDと称す)4、フォトディテクタ7、お
よびキュベットホルダ5を具備する。
【0016】本体2は中空であり、その内部空間は3つ
に仕切られている。第一の空間はPMT収容室13であ
り、PMT3が収容されている。第二の空間はキュベッ
ト収容室14であり、キュベットホルダ5が収容されて
いる。更に、第三の空間はLED収容室15であり、L
ED4が収容されている。PMT収容室13とキュベッ
ト収容室14とを仕切る壁には窓16が開口されてお
り、該窓にはNDフィルタ12が設置されている。ま
た、キュベット収容室14とLED収容室15とを仕切
る壁にも窓17が開口されており、ここには干渉フィル
タ8が設置されている。また、キュベット収容室14の
上部には、キュベット9を出し入れ可能なキュベット挿
入口10が設けられている。
【0017】窓16、17には、それぞれシャッタ2
1、22が取り付けられている。更に、キュベット挿入
口10にもシャッタ23が取り付けられている。図4に
示すように、各シャッタ21、22、23には、各々ス
テッピングモーター53、57、56が接続されてお
り、それぞれ独立して開閉する。そして、各シャッタ2
1、22、23が閉じられると、各窓16、17および
キュベット挿入口10における光漏れはなくなる。
【0018】更に、本体2は、外乱光の侵入や、PMT
収容室13とキュベット収容室14、及びキュベット収
容室14とLED収容室15との各室間での光の漏れを
防ぐように構成されている。
【0019】上述の全てのステッピングモーターは、監
視部54に接続されており、各ステッピングモーターの
動作量に基づいて、各シャッタ21、22、23の開閉
状態が検知される。また、この監視部54には試料キュ
ベットセンサ52も接続されており、試料キュベット9
の有無を検知する。
【0020】PMT3は、図1に示すように、PMTホ
ルダ(図示せず)を介して本体2の所定位置、即ちPM
T収容室13に着脱可能に固定されている。更に、PM
T3はその受光面を窓16に向けている。本発明で使用
可能なPMTには、一般的な種々のPMTが含まれる。
【0021】窓16には、NDフィルタ12が取り付け
られている。このNDフィルタ12は、NDフィルタ制
御部55(図4)に接続されており、NDフィルタ12
の光透過率は任意に変えることができる。また、一般的
に使用可能な如何なるNDフィルタも本発明で使用でき
る。
【0022】PMT3にはケーブル18が接続されてお
り、ケーブル18は本体2の外へ導出されている。そし
て、PMT3は、ケーブル18を介してカウンター回路
11に接続されている。ケーブル18と本体2との間に
は外乱光の侵入を防ぐためのシールが施されている。
【0023】カウンター回路11は、一般に使用される
如何なる構成のものも使用可能であるが、図2に示すよ
うに免疫測定部31、検出条件変更部32、記憶部3
3、電圧制御部38、および電源39からなるのが好ま
しい。
【0024】図2に示す通り、免疫測定部31にはカウ
ント部34と演算部35とが備えられている。また、検
出条件変更部32には、比較部37と制御部36とが備
えられている。PMT3による検出結果は、記憶部33
と検出条件変更部32とに送られる。また、PMT3に
よる検出結果は、記憶部33を介して免疫測定部31に
も送られる。
【0025】図1に戻るとキュベット収容室14に設置
されているキュベットホルダ5は、試料キュベット9を
着脱自在に保持する。更に、このキュベットホルダ5に
は、試料キュベット9の有無を検知するための試料キュ
ベット感知機能が備えられている(図4)。試料キュベ
ット探知機能は、試料キュベットセンサ52を用いて達
成される。
【0026】キュベットホルダ5の形状や構造は、免疫
測定に用いられる試料キュベット9に基づいて決められ
る。本発明で使用可能な試料キュベット9には、一般的
に用いられる種々の容器、例えば、試験管、角型セル、
スライドプレート、マイクロプレート等が含まれる。
【0027】また、キュベット収容室14の上部には、
キュベット挿入口10が設けられている。キュベット挿
入口10は、試料キュベット9を出し入れするのに利用
される。キュベット挿入口10は、本体2の内側と外側
との間に介在しており、試料キュベット9がキュベット
収容室14に搬入される際には、図4に示すように、試
料キュベット移送手段51によりキュベット収容室14
に搬入され、本体2からの搬出の際にも同様に試料キュ
ベット移送手段によって試料キュベット9が本体2の外
に移送される。ここで、試料キュベット移送手段とし
て、一般的なセルローダや移送アーム等を利用すること
が可能である。
【0028】なお、図示しないが、試料キュベット収容
室14内には、キュベットホルダ5に保持された試料キ
ュベット9に対して、発光反応を起こすための基質溶液
等を適宜なタイミングで注入するよう構成された注入手
段が組み込まれていることが好ましい(特開平7−15
9407参照)。
【0029】LED収容室15にはLED4が収容され
ている。LED4は、LEDホルダ(図示せず)を介し
て、着脱可能にLED収容室15に固定されている。L
ED4の発光面は、窓17に向けられている。
【0030】LED4には、疑似光光源として使用可能
な種々のものが採用され得る。LED4は、試料との発
光反応に供する発光物質の発光波長と同一、若しくは少
なくとも近似する発光波長を有しているのが好ましい。
また、測定時には、適切な干渉フィルタ8を用いて波長
を選択するようにしてもよい。また、LED4から生じ
る光には、波長の異なる複数の光成分が含まれるから、
ある発光物質による発光波長とLED4による特定波長
の光成分とを、予め関連付けるように構成すれば、測定
項目、発光物質等の毎にLED4を取り替える必要はな
い。
【0031】LED4に接続されたケーブル19は、本
体2の外へ導出され、フィードバック回路6に接続され
る。ケーブル19と本体2との間には外乱光の侵入を防
ぐためのシールが施されている。
【0032】上記の干渉フィルタ8は、LED4と試料
キュベット9との光路上の窓17に設置することが可能
である。これによりLED4について波長選択が行える
ようになる。干渉フィルタ8は、一般的に使用され得る
いずれのフィルタであってもよい。更に、干渉フィルタ
8を着脱可能に設置することも、複数のフィルタを切り
替え可能なディスク上に設置することも可能である。干
渉フィルタ8は、図4に示した干渉フィルタ制御部55
により任意に波長を選択できる。
【0033】LED4、試料キュベット9およびPMT
3は、それらを直線的に配置することより、直線的な光
路を形成できる。また鏡等を使用して非直線的な光路を
形成することも可能である。しかし、何物によっても前
記光路が妨害を受けないように配置することが必要であ
る。本発明の装置の好ましい光路は、LED4、試料キ
ュベット9およびPMT3を略同一の直線状に配置する
ことにより形成する、直線的な光路である。
【0034】更に、キュベットホルダ5の位置や形状等
の決定に当たっては、LED4からPMT3に向かう光
を遮らないことが重要である。LED収容室15には、
LED4から生じる光量を検出する手段として、フォト
ディテクタ7が設置される。フォトディテクタ7は、L
ED4から生じる光を受光することが可能な位置に、且
つLED4とキュベット9とPMT3とにより形成され
る光路上を避けて設置されることが好ましい。
【0035】ここでいう「フォトディテクタ」は、受け
取った光信号を電気信号(電流または電圧)に変える受
光素子をいい、例えばフォト・ダイオード、フォト・ト
ランジスタを用いることができる。本発明には一般的に
使用される何れのフォト・ダイオードまたはフォト・ト
ランジスタをも使用することが可能である。
【0036】フォトディテクタ7は、ケーブル20によ
りフィードバック回路6に接続される。ケーブル20と
本体2との間には外乱光の侵入を防ぐためのシールが施
されている。
【0037】フィードバック回路6は、一般的に用いら
れる何れの構成を用いてもよい。本発明では、図3に示
すように、電源41、電圧制御部42、検出条件変更部
43、および記憶部44から構成される回路を使用する
のが好ましい。ここで、検出条件変更部43は、制御部
45および比較部46からなる。
【0038】本装置では、LED4およびフォトディテ
クタ7を恒温化することが好ましい。これにより環境温
度変化による影響が小さくなり、測定精度が向上する。
本発明で使用可能な恒温化装置は、一般的に用いられる
如何なる装置でもよい。
【0039】一般的に、発光免疫分析(LIA)には、
主に反応成分から未反応成分を除去するためのB(bo
und)/F(free)分離を要するヘテロジニアス
法(サンドイッチ法)と、B/F分離をせずに反応成分
の比率を測定するホモジニアス法(競合法)とがある。
何れの方法でも、発光性物質で標識された特異的親和性
物質(抗原若しくは抗体の何れか一方、一対の相補的D
NA鎖の何れか一方、またはホルモン若しくはその受容
体の何れか一方)をプローブとして用いる。B/F分離
を行う方法では、微粒子(例;粒形0.1〜30μ
m)、若しくは小球(例;粒経0.5〜20mm)、ま
たは反応容器の壁面の何れかにプローブを固定したもの
が使用される。本発明の装置は、前記ヘテロジニアス法
とホモジニアス法の何れの方法を用いた分析のためにも
使用できる。上記の何れを選択するかは、測定物質、測
定の目的、更に測定者の好み等により決定できることは
当業者に周知である。
【0040】ここでは図示しないが、本発明の免疫測定
装置1には、試料(血液、血清、尿等)と試薬(発光物
質でラベルしたプローブ、および発光トリガー溶液等)
を公知の順序でキュベット内に添加するための分注手段
を備えてもよい。このような分注系は、発光反応部の内
側または外側に備えることが可能である。前記分注系
は、反応用容器中に必要な試薬を適宜に添加すること、
それによって発光反応を適宜開始することを自動的に行
えるように設定することが好ましい。
【0041】また、反応後にB/F分離を行う洗浄手段
を備えた免疫反応部を備えることも可能である。この場
合、自動化された構成で発光反応部と連結していること
が好ましい。 <基本的な測定法>以下、基本的な測定の流れを説明す
る。なお、以下では、発光物質でラベルした抗体をプロ
ーブとして用い、試料中の抗原物質を測定する方法につ
いて説明する。
【0042】先ず、以下の工程を本装置の発光反応部の
外部(前述した免疫反応部等)にて、ヘテロジニアス法
におけるB/F分離を含む抗原抗体反応工程またはホモ
ジニアス法における同時的な抗原抗体反応工程を、試料
キュベット9内で行う。以上の工程により、被測定対象
である試料中の抗原物質は、発光物質でラベルされたプ
ローブと結合する。更に、その他の必要な工程(B/F
分離後の洗浄工程等)を行う。その後、このように処理
された被検試料が入った試料キュベット9を前記発光反
応部の試料キュベット収容室14に搬入し、キュベット
ホルダ5に装着する。また、試料キュベット9の装着の
際には、キュベット挿入口10のシャッタ22が開き、
試料キュベット9がキュベット挿入口10を通ってキュ
ベットホルダ5へ搬送される。このとき、搬送は自動で
あっても、手動であってもよいが、自動搬送が好まし
い。
【0043】試料キュベット9が、キュベットホルダ5
に装着された後、シャッタ21が開き、PMT3に高電
圧が印加される。この後、注入手段(図示せず)により
試料キュベット9の中に必要量のトリガー溶液が添加さ
れ、発光物質に応じた発光反応を引き起こす。PMT3
により、試料キュベット9に生じた光電子パルスが免疫
測定部31に送られる。続いて、カウント部34により
光電子パルスが所定時間カウントされ、そのカウント値
に基づいて演算部35では光量が求められ、更に、測定
対象である物質の量が算定される。
【0044】ここで、用いる発光物質によって発光反応
部の構成を変更する必要が生じる。例えば、アダマンチ
ルメトキシホスホリフェニルジオキサタン化合物(AM
PPD)等のように、トリガー溶液を注入した後にある
程度の時間に亘って、発光現象が持続する場合にも、本
例の発光反応部を利用することが可能である。本発明の
装置で測定が可能な化学発光物質には、ルミノール、ア
クリジニウムエステル等が含まれる。 <LEDの安定化>フォトディレクタ7とフィードバッ
ク回路6は、LED4を安定化するために設置する。そ
れぞれ、LED4はケーブル19を介して、またフォト
ディレクタ7はケーブル20を介して、本体2の外側に
配置したフィードバック回路6に接続されている。フォ
トディテクタ7は、LED4からの光を受光し、検出し
た光信号を電気信号に変換する。図3に示すように、変
換された電気信号は、記憶部44と比較部46に入る。
記憶部44には、以前に行われた検出の度に得られた検
出結果、検出の日時、LED4への印加電圧値、PMT
3への印加電圧値等の情報が記憶されている。また、記
憶部44に任意に所望する基準値を複数記憶させ、測定
に応じて選択して設定することも可能である。検出条件
変更部43の比較部46は、記憶部44に記憶されてい
る過去の検出結果を基準値とし、これ(または予め記録
しておいた任意の基準値)と、今回の検出結果とを比較
する。この比較に応じて、以後の工程が制御されるよう
に、制御部45を設定してよい。
【0045】例えば、今回の検出結果と該基準値の差
が、測定手法や発光物質等に応じて予め設定された範囲
内に収まっている場合は、そのまま被検試料の測定を続
行すればよい。逆に、もし、今回の検出結果と該基準値
の差が上記範囲内に収まっていない場合は、電圧制御部
42を操作し抵抗値を変化させて補正するように、制御
部45を設定することが可能である。ここでの抵抗値の
切り替えは、デップスイッチを設けること等で達成でき
る。
【0046】以上のキャリブレーションが、電源を入れ
た後、所望の待機時間を経て自動で行われるように設定
することも可能である。 <PMTのキャリブレーション>次に、図2を参照し
て、上述の安定化したLED4を用いた測定装置におけ
るPMT3のキャリブレーションについて説明する。以
下用いるLED4は、上記の方法による安定化がなされ
ている。
【0047】免疫測定の開始前に、即ち、本装置のキュ
ベットホルダ5に、試料キュベットをセットする前に、
LED4から照射した光をPMT3により測定する。L
ED4から生じた光は、PMT3により検出され、光電
子パルスに変換される。この光電子パルスが免疫測定部
31に送られ、カウント部34により所定時間カウント
される。そして、そのカウント値に基づいて演算部35
により光量が求められる。 PMTの検出結果は、免疫
測定部31と共に、検出条件変更部33にも送られる。
一方、記憶部33には、以前に行った検出のたびに得ら
れた検出結果、検出の日時、LED4への印加電圧値、
PMTへの印加電圧値、更に予め入力した任意の基準値
等が記憶されている。検出条件変更部32は、記憶部3
3に記憶されている過去の検出結果(または、予め記憶
部33に入力しておいた任意の基準値)を基準値とし、
比較部37が、今回の検出結果と基準値とを比較する。
【0048】このとき、制御部36は、基準値と今回の
実測値との差が、測定手法や発光物質等に応じて予め設
定された範囲内に収まっている場合はそのまま測定を続
行する。一方上記の範囲を外れた場合は、以下の様な検
出条件の変更を行うよう設定されている。
【0049】該変更のために、先ず、LED4に流す電
流量が設定されなくてはならない。LED4の電流量の
設定のためには、複数の抵抗値を切り替え可能に構成さ
れたディップスイッチを電圧制御部38に設けること等
が考えられる。ここで、LED4の性能により規定され
る許容電流量範囲で、電流値を2以上、好ましくは4ま
たは5以上の異なる値に段階的に変更するように、複数
の抵抗器若しくは可変抵抗器を利用して抵抗値を設定す
ることが好ましい。LED4に流す電流量が設定された
後、更にキュベット挿入口10のシャッタ23が閉じら
れていること、およびキュベットホルダ5に試料キュベ
ット9がセットされていないことが各々確認され、ここ
で始めてLED4に電力が供給される。また、LED4
に予め電力供給されていてもよいが、この場合シャッタ
22により完全に遮光されている。
【0050】その後、シャッタ21、シャッタ22が共
に開き、LED4から出力された疑似光が、NDフィル
タ12を透過し、PMT3に入射する。疑似光源LED
4の光量は、NDフィルタ12により所望の値に設定す
る。次に、PMT3に印加電圧が投入され、PMT3が
LED4からの疑似光を検出する。
【0051】必要ならば、試料キュベット9がキュベッ
トホルダ5に残っている場合に、監視部54が検知し、
警報手段(図示せぬ)を用いてオペレータに警告を与え
ると共に、LED4の点灯、若しくはシャッタ22の開
放、またはPMT3による検出のうちの少なくとも1つ
を禁止するための禁止信号を発光反応部の制御回路(図
示せぬ)に送るように構成してもよい。
【0052】ここで、PMT3の印加電圧は、予め投入
されていることが好ましい。また、PMT3の信号出力
が、安定するまでには一定の時間を要するので、印加電
圧を投入した後、この必要な時間に応じて待機するよう
に設定することもできる。このとき、発光物質の性質を
考慮し、印加電圧を投入する時点を決定することが望ま
しい。
【0053】PMT3からの出力信号は一定時間測定さ
れる。LED4の発光量を測定しながら、今回の検出出
力が過去の基準値、または予め設定しておいた基準値と
同一の検出結果がもたらされるように、PMT3への印
加電圧を調節する。
【0054】一般的に、発光ダイオードに流す電流が一
定であれば、発光ダイオードから生じる光量は同一量で
あることがよく知られている。上記キャリブレーション
は、電源を入れた後、所望する設定に応じた待機時間を
経て、自動的に行うよう設定することが可能である。 <個体差および機台差の回避>製造直後でさえも、個々
の製品の間には微妙な誤差(個体差)が存在し、これは
全ての製品に関して共通する問題である。本発明の発光
ダイオードまたは光電子増倍管についても例外ではな
い。更に、装置を組み立てた後では、光源と受光器との
距離の微妙な差異が個々の機台間の差(機台差)を生み
出す。本装置では、前記個体差および機台差を回避する
ことが可能である。以下、個体差および機台差を回避す
るための好ましい対策を示す。 1.初期段階でのLEDの個体差の回避 上述した通り、初期段階でさえも、本質的に各LEDの
発光量には個体差によるばらつきがある。即ち、一定光
量を発するための電流値は、個々のLED間で多少の差
異が存在する。本発明の免疫測定装置1において、そも
そもLED4は、PMT3をキャリブレーションするた
めに設置されている。故に、PMT3のキャリブレーシ
ョンを精密に行い、且つ複数の装置間での直接的な比較
が行えるためには、調節の基準ともいうべきLED4の
個体差を回避することは必須である。従って、その解決
策として、工場レベルにおける以下のような対処を行う
ことが好ましい。即ち、個々のLEDの光量をパワーメ
ーターで測定することによって、一定光量を発するため
の電流値を求めておき、その関係を基に、電流値を変更
して補正することが好ましい。または、補正係数を用い
て実測値を補正することも好ましい。
【0055】更に、交換用LEDについても、同様に補
正を行えるようにパワーメーターで測定することによっ
て、LED交換に伴って生じる個体差(機台差)を回避
できる。なお、LED4の劣化等のモニターおよびルー
チンとしてのLED4のキャリブレーションは、上述し
た「LEDの安定化」の方法を用いて行う。 2.初期段階におけるPMTの個体差、および機台差の
回避 LEDと同様に、PMTに関しても初期段階において個
体差によるばらつきが存在する。装置として組み立てが
完成した後では、完成した個々の装置の間で機台差が生
じる。これは、光源からPMT3までの距離に微妙な誤
差が存在することによる。以上の2つの要因によって、
同量の光を受けたにも関わらず、カウントされる光電子
パルスに違いのある装置が出来てしまう。
【0056】本発明では、上記の機台差を、以下の方法
により回避または最小限化することが可能である。即
ち、上述の方法に従って個体差を回避(最小化)したL
ED4を用いて、PMTの個体差、および機台差を回避
(最小化)する。以下使用するLEDは、全て、個体差
を回避(最小化)したLED4を用いる。
【0057】本装置のLED4から発した光量を(補正
しようとする)被検PMTで測定し、測定された値を実
測値とする。この実測値が、標準的にPMTでカウント
されるべき理論値と同値(またはほぼ同値)になるよう
に補正を行う。
【0058】以下、具体例を挙げて説明する。LED4
から照射された光量をPMT3で測定したとき、標準P
MTにより得られる光量(理論値)は150000cp
sであった。それに対して、被検PMTで得られた実測
値が120000cpsであった場合、個体差を補正す
るためには、PMT補正係数として1.25を入力し、
出力されるカウント値に一律に係数を乗じて表示するよ
う補正をする。また、位置誤差による機台差についても
同様に補正できる。ここで用いる「理論値」とは、標準
PMT3によりカウントされるべき光量(cps)をい
う。
【0059】上記のPMT補正係数を、自動的に求めら
れるように、本装置を設定することも可能である。即
ち、予め、標準的にPMT3でカウントされるべき理論
値を、装置の記憶部に入力しておき、次に、実際に測定
した測定値を求める。そして、該理論値と該測定値を比
較部で比較し、得られた補正係数を算出して記憶し、自
動的に実測値を補正するように設定することも可能であ
る。
【0060】上記の補正係数を用いた換算による補正の
他に、被検PMT3の印加電圧を調整することにより出
力値を補正する方法も用いることが可能である。また、
被検PMT3の設置位置を微調整する方法による補正も
可能である。しかし、位置を調整するためには、該装置
の機構が複雑化することが予想されるので実用性に欠け
る。
【0061】以上の補正により、PMT3の個体差およ
び本装置の機台差を回避(最小化)することが可能とな
る。更に、本装置のPMTを交換した場合の交換前後で
の出力値の差異も解消できる。 <PMTの電気的ノイズの有無及び装置機能に関する診
断>本発明の免疫反応装置では、ノイズを除去するため
の何れの装置をも設置することが可能である。本装置に
遮断、絶縁等の方法を講じてノイズの発生を予防するこ
とは好ましい。しかし、従来では何れの手段を講じて
も、全てのノイズを完全に制御することは困難であり、
また、ノイズが生じているかどうかの診断も容易ではな
かった。
【0062】本発明の装置では、本装置自身の機能を用
いることにより、PMT3に係る電気的ノイズを検出す
ることが可能である。従って、該検出結果を基に何らか
の対処法を講じることも可能である。以下、詳しく説明
する。
【0063】光学的セルの機能を有したキュベット中
に、色素液(代用試料として)を入れ、その状態で、色
素液を透過したLED4の発光量を測定する。このと
き、前記キュベット内の色素液に応じて、LED4と該
キュベットの間に波長選択フィルタを設置することが好
ましい。波長選択フィルタは所望の波長を選択可能な干
渉フィルタ8であってよい。(波長選択された)LED
4の光は、キュベット内の色素液により吸収される。従
って、キュベットをセットしていないときに比較して光
量が減少する。このとき、吸光度が既知である前記色素
液を用いれば、LED4の減少光量分を算出することが
できる。それにより、本装置のPMT3への電気的ノイ
ズの有無について、診断することが可能である。
【0064】更に、上記の色素液の調製(キュベットへ
の添加、希釈等)を本装置に装備した分注系を用いて行
い、上記と同様にLED4光量の減少または増加光量分
を算出することにより、該分注系の精度を診断すること
ができる。
【0065】上述した通り、LED4光量が安定化され
ているため、上記の診断は高い信頼性を持って行うこと
ができる。以下、具体例を挙げて説明する。色素液にパ
ラニトロフェノール/水酸化ナトリウム溶液を用い、併
せて410nmの波長選択フィルタを用いた場合を図3
に示す。図6は、色素液(パラニトロフェノール)濃度
とカウント値との関係を示すグラフである。縦軸はPM
T3の出力カウント値(cps)を、横軸はパラニトロ
フェノールの濃度を410nmにおける吸光度を用いて
示している。吸光度の増加、即ちパラニトロフェノール
の濃度の増加に反比例して、PMT3によるカウント値
は減少する。即ち、色素液の吸光度が0のときにはカウ
ント値は6000cpsであり、色素液の吸光度が1の
ときにはカウント値は1000cpsである。詰まり、
LED4からの生じた光は、色素液を透過することによ
って吸収され、6分の1の量に減少したのである。この
減少率は、同じ色素液にあっては普遍的なものであるの
で、該減少率と、実測した場合の減少率を比較すること
により上記診断を下すことができる。即ち、PMT3の
出力値が、理論的に測定されるであろうカウント値より
も大きい値を示したとき、PMT3には何らかの電気的
ノイズが加わっているものと判断できる。一方、本装置
に設置されている分注系を作動することにより色素液を
調製(色素液の添加、希釈等)し、LED4からの光量
を上述と同様にカウントすることにより、分注系の精度
を評価することも可能である。 <測定領域の拡大>前述の通り、本発明の化学発光を利
用した免疫測定装置1は、フォトカウンティング法を用
いている。通常、このフォトカウンティング法により測
定可能である範囲は、微弱光の測定の場合では、PMT
カウント値でバックグラウンド〜1×106cpsであ
る。仮に、この範囲よりも多量の光をPMT3が受光し
た場合、PMT3により出力されるパルス数が、余りに
も多くなりすぎてしまう。そのため、パルスとパルスが
重なり合う現象が生じ、「入力光量」対「PMT出力」
でのリニアリティが保てなくなる。従って、正確なパル
スがカウントされない。
【0066】ここで、一般的なPMT3のカウント値の
変化について説明する。入力光量に従い、PMT3によ
りカウントされた値は増加する。この増加は、ある光量
(1×108cps以上)まで持続し、ピーク値(ピー
ク点)を迎える。そして、それ以上の光量を受光しても
光量の増加と共にカウント値は減少する。
【0067】従来では、上記のような問題に対し、測定
範囲の異なる2つのPMT3を1つの装置に装備する方
法、またはNDフィルターを用いて高域光量の光を減光
して測定範囲内の光量に押さえる方法が用いられてき
た。しかし、これらの方法では、装置の複雑化や測定時
間の長時間化(例えば、2台のPMTを切り替えるため
の時間、またはNDフィルターを光路上にセットするた
めの時間等)が問題であった。
【0068】本発明は、このような問題を解決する手段
をも提供する。即ち、本発明の免疫測定装置1のフォト
ディテクタ7によりLED4を安定化したことにより、
以下の方法による測定領域の拡大が可能となった。
【0069】ここで、用いるフォトディテクタ7は、上
述のリニアリティを保持できる領域の光量、且つリニア
リティが保てない光量の両方を測定することができるも
のでなくてはならない。このようなものであれば、如何
なるフォトディテクタでも使用可能である。更に、LE
D4とフォトディテクタ7の間にNDフィルタを設ける
ことにより上記の範囲を測定可能にするようなフォトデ
ィテクタであってもよい。
【0070】以下、具体的に説明する。PMT3で測定
した場合、出力カウント値にリニアリティが保持される
範囲と保持できない範囲とに跨った範囲、例えば1×1
4から1×109mVの光量をフォトディテクタ7を用
いて測定し、それと同時に、PMT3により同光を測定
する。ここで、用いるフォトディテクタまたはLEDの
種類により前記の数値および単位が変わることは当業者
には明白である。
【0071】次いで、これらを比較することにより、P
MT3により受光される光量と、実測値としてPMT3
により出力されるカウント値との関係を明らかにする。
そして、これらのデータを記憶部に記憶し、必要に応じ
て実測値を補正する。これによって、広範囲に亘って正
確なカウント数を得ることが可能になる。
【0072】ここでいう「広範囲」とは、PMTカウン
ト値におけるバックグラウンドレベルから、ピーク値ま
でをいう。またここでいう「ピーク値」は、カウント値
の減少が生じる前の最大値を示す点をいう。
【0073】図5は、入力光量とPMT出力値との関係
を示す片対数グラフである。横軸は、疑似光源光量、即
ちPMT3への入力光量であり、縦軸は、PMT3の出
力カウント値(cps)である。グラフ中の破線は、バ
ックグラウンドから106mV(従来、測定可能な範
囲)までの測定値を基に求めた理論上の出力直線を示
す。本装置の記憶部33には、この理論上の出力直線が
記憶されており、該直線を基に入力光量を導き出すこと
ができる。実線は、フォトディテクタ7により測定した
入力光量を横軸にとり、PMT3により実際に測定した
PMT3出力カウント値(cps)を縦軸にとった値を
示す。
【0074】図5中の破線と実線を比較すると、PMT
3のリニアリティは、PMT3出力カウント値で1×1
6cpsまで保たれていることが分かる(故に、従来
では、ここまでを測定可能領域とした)。しかし、本発
明では、実質的な出力曲線と理論的な出力直線との関係
を導き出せるので、それにより補正を行うことが出来
る。
【0075】具体的には、例えば、9×106cpsの
カウントが出力された場合、図5のグラフから、この値
は実質的な入光量よりも10%低い値であることがわか
る。従って、入力光量分のPMT3出力値を演算により
求めて、1×107cpsが導き出される。更に、これ
らのデータを記憶部に記録させることにより、自動で補
正を行えるように設定することも可能である。リニアリ
ティの成立しない他の測定点についても同様の補正を行
うことができる。 <微粒子を含む試料の測定>本発明の免疫反応測定装置
を用いると、免疫反応中に磁性粒子等の微粒子を用いて
いる試料(サンドイッチ法を用いた場合等)についても
安定したデータを得ることが可能となる。
【0076】化学反応物質を反応容器の表面に固定して
反応を行い、その発光量を測定する方法に比べ、担体粒
子等の表面に固定して反応を行い、その発光量を測定す
る方法の方が、試料の取り扱いに融通が利く等の利点が
ある。しかし、ビーズ等(磁性粒子等)の担体粒子を用
いた場合、微粒子の凝集、または懸濁の状態の違いによ
り、発光量が大きく異なる場合があり、測定精度が低下
し易いことが問題であった。
【0077】本発明の免疫反応測定装置を用いた場合、
試料キュベットをキュベットホルダ5にセットした後、
LED4を照射し、前記試料を透過した光をPMT3で
受光し、光量を測定すれば、発光反応を生じさせた場合
と同等の測定環境下で、測定時の粒子の状態に応じてL
ED4の光に散乱や遮光が生じる。従って、各々の試料
についてカウント値を比較すれば、凝集または懸濁の状
態の差異を正確に把握することができる。従って、試料
毎の懸濁状態と発光反応時における試料毎の発光量と照
合して、測定結果に関する補正データと精度管理データ
を適宜の表示手段(CRT、プリンタ等)に表示するこ
とが可能となる。
【0078】ここでのLED4光量の測定は、試料中の
免疫反応による発光の前であっても、免疫反応による発
光の測定の後でもよい。但し、発光後の消光遅れの影響
や測定効率等を考慮すると発光の前に測定することが好
ましい。発光後に測定する場合には、LED4からの光
量を正確に測定するために、波長選択フィルタ等を用い
ることが好ましい。
【0079】また、使用する本発明の免疫測定装置1
は、攪拌するための何れの機能を備えていてもよい(特
開平9−257796号参照)。攪拌機構を備える場
合、発光測定の前に把握した懸濁状態が許容範囲を満た
さない場合に、攪拌機構による攪拌を追加実行するよう
に装置を制御し、許容できる懸濁状態になったところ
で、発光反応を実施するよう試薬添加するようにして、
実測値の精度向上を図るのが好ましい。 <発光試薬の確認>発光試薬が劣化した場合、試薬によ
っては着色が観察されることがしばしばある。しかし、
発光測定装置において、リージェントブランクとして試
薬のみを測定することは、試薬が発光を伴わないので不
可能であった。また、通常の装置では、発光測定と同時
に着色を測定することは困難であった。そのため、試薬
の劣化を見逃すケースが少なくなかった。
【0080】上記の問題を解決するために、本装置に設
置したフィードバック回路6により制御されるLED4
を利用できる。ここでは、発光試薬としてルミノールと
過酸化水素水を用いた系の場合を例に説明する。ルミノ
ールは、劣化により青色を呈することがある。従って、
発光反応開始直前に、ルミノールのみが反応容器に添加
された時点で、フィルターにより400〜450nm、
好ましくは420〜440nm、より好ましくは430
nmの波長を選択したLED4の光量を、前記ルミノー
ルを透過した後で測定する。仮に、PMT3で測定され
た光量(ルミノールを透過した)が、実際に生じていた
LED4の光量(フォトディテクタ7により測定)より
も減少していたならば、ルミノールの着色、即ち劣化が
検出されたことになる。
【0081】同様な方法を用いて、他の試薬についても
劣化の検出をすることが可能である。この場合、各試薬
の劣化状態や着色状態により、フィルターの波長を変え
る等、適宜アレンジすることにより検出することが可能
である。本装置では、劣化により着色を生じる如何なる
試薬についても検出を行うことができる。
【0082】検出の結果に応じて適切な補正をするか、
試薬を交換することが好ましい。 <サンプルにおける溶血の検出>本発明の装置において
は、測定値に影響を与える試料の状態[溶血、乳糜(ニ
ュウビ)、ビリルビン高含有]について検査することが
可能である。
【0083】免疫反応測定では、特異的な親和性物質と
結合した物質(例えば、抗体に対して結合した抗原)の
量を測定する。このような物質の測定方法には、大別し
て、ホモジニアス法とヘテロジニアス法の二種類があ
る。ホモジニアス法は、特異的親和性物質と被結合物質
とが結合することにより、それ自身或いはそれに結合し
ているトレーサーの性質が変化することを利用して、結
合した被結合物質量を測定する方法である。この方法で
は、B(bound)/F(free)分離の操作は不
要である。一方、ヘテロジニアス法は、何らかの方法に
よって特異的親和性物質と被測定物質の複合体を不溶性
にした後に、特異的親和性物質と結合した被結合物質と
結合していないものとを分離するB/F分離の操作を行
わなくてはならない。
【0084】本発明の装置は、上記2つの方法のどちら
使用した系であっても用いることが可能である。ところ
で、上述したホモジニアス法を用いた測定系にあって
は、B/F分離を行う手間と時間が省ける一方で、B/
F分離を行わないことで、サンプル状態による影響が発
光測定時まで維持されてしまうことが問題であった。
【0085】しかし、本発明では、フィードバック回路
6で制御されたLED4の光量を、試料を透過した後に
PMT3で測定することによりサンプル状態を比較する
ことが可能である。
【0086】以下、溶血試料の場合について具体的に説
明する。試料である血液が溶血した場合、崩壊した赤血
球からK+イオンが大量に放出される。このような試料
では、410nm付近での吸光度が大きくなることが知
られている。そこで、400nm〜450nm、好まし
くは405nm〜420nm、より好ましくは410n
mの波長を選択するフィルターをLED4と試料の間に
配置し、フィルターを透過した疑似光を測定する。試料
に溶血が生じている場合、その程度に応じてLED4の
光量が減光されるため、各試料ごとに溶血の度合いが検
出できる。
【0087】発光試薬を添加する前に、上記の測定を実
施し、溶血度が予め定めた度合いよりも高いと判断され
る場合には、測定値に警告マークを付ける、または予め
記憶させておいた溶血度に対応する換算係数で測定値を
補正する等で対応することが好ましい。
【0088】なお、本発明は、上述した例に限定されず
発明の主旨に基づいて種々の変形が可能である。例え
ば、上述した例では、抗原抗体反応による免疫学的反応
に関する記述が主となっているが、ハイブリダイゼーシ
ョン反応のような遺伝学的反応を主とした測定系にも有
効に適用できる。
【0089】また、測定系としては、化学反応により発
光を生じるもの以外の発光測定に対して、長期使用する
測定装置または微量物質を測定する測定装置にも適用で
きる。更に、発光を測定する以外にも、PMTを用いて
高感度に光測定を行う光学系であれば、蛍光、その他を
測定する装置としても適用し得る(特開平9−2577
96号参照)。
【0090】また、上述した疑似光の安定化に当たって
は、キュベットを介さずに測定してもよいが、適宜の液
体を収容するキュベットを介した方が、収容する液体の
種類によって疑似光の光学特性を適宜制御して、幅広い
チェックを実施できる点で好ましい。
【0091】
【発明の効果】本発明により、疑似光光源の安定化が実
現し、それにより精密に光検出器が校正され、更には光
検出器の各個体毎の特性を容易に把握でき得るような微
量光測定装置が提供される。
【0092】更に、光検出器の校正のみならず、本発明
により、従来技術の文献においては言及されなかった、
被検試料の状態(例えば、試料血液における溶血の有
無)に関する情報を得ることも可能になる微量光測定装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましいの微量光測定装置の要部を
示す構造図。
【図2】 図1に示した本装置のカウンター回路の構成
を概略的に示すブロック図。
【図3】 図1に示した本装置のフィードバック回路の
構成を概略的に示すブロック図。
【図4】 発光反応部の周辺の構成を概略的に示すブロ
ック図。
【図5】 入力光量とPMT出力値との関係を示す対数
グラフ。
【図6】 色素液(パラニトロフェニール)濃度とカウ
ント値との関係を示す片対数グラフ。
【符号の説明】
1. 免疫測定装置(LED) 2.本体 3.光電子増倍管(PMT) 4.発光ダイオード(LED) 5.キュベットホルダ 6.フィードバック回路 7.フォトディテクタ 8.干渉フィルタ 9.キュベット 10.キュベット挿入口 11.カウンター回路 12.NDフィルタ 13.PMT収容室 14.キュベット収容室 15.LED収容室 16.窓 17.窓 18.ケーブル 19.ケーブル 20.ケーブル 21.シャッタ 22.シャッタ 23.シャッタ 31.免疫測定部 32.検出条件変更部 52.試料キュベットセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 晴久 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2G043 AA01 BA16 DA05 EA01 EA06 FA07 JA03 KA05 2G054 AA02 AA06 AB04 CD03 CE03 EA01 EA03 EB01 FA19 FA22 FA33 2G057 AA04 AA14 BA01 2G059 AA01 AA02 BB13 CC17 DD13 EE01 EE06 FF08 GG02 JJ02 KK02 MM04 MM06 PP02 PP04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検試料から生じる微量光を、光検出器
    を用いて測定する微量光測定装置であって、 (a)遮光可能であり且つ中空である本体と; (b)被検試料を入れたキュベットを保持するために、
    前記本体中に配置されたキュベットホルダと; (c)前記被検試料より生じる光を検出するために、前
    記本体中に配置された光検出器と; (d)前記本体中に配置された、前記光検出器により光
    量測定が可能である疑似光光源と; (e)前記光検出器とは別に、前記疑似光光源から生じ
    る光量を検出する手段と; (f)前記手段により得られる疑似光光量を参照目標値
    を基に調節することにより、疑似光光量を安定させるフ
    ィードバック回路と; を具備する微量光測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の微量光測定装置であっ
    て、前記被検試料と前記疑似光光源との間に、フィルタ
    ーを具備する微量光測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の微量光測定装置であっ
    て、前記被検試料またはその代用試料を透過した前記疑
    似光光源から生じた光量を測定できる微量光測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の微量光測定装置であっ
    て、前記疑似光光量の参照目標値を任意に変えることが
    出来る機能を有する微量光測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の微量光測定装置であっ
    て、前記光検出器が光電子増倍管であり、且つ前記疑似
    光光源が発光ダイオードである微量光測定装置。
JP10212977A 1998-07-28 1998-07-28 微量光測定装置 Pending JP2000046734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10212977A JP2000046734A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 微量光測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10212977A JP2000046734A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 微量光測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000046734A true JP2000046734A (ja) 2000-02-18

Family

ID=16631440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10212977A Pending JP2000046734A (ja) 1998-07-28 1998-07-28 微量光測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000046734A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078471A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Cosmo Oil Co Ltd 石油系燃料油のメルカプタン硫黄分試験方法
WO2013077125A1 (ja) * 2011-11-24 2013-05-30 株式会社日立ハイテクノロジーズ 欠陥検査方法およびその装置
JP5686230B1 (ja) * 2013-05-29 2015-03-18 コニカミノルタ株式会社 照明装置及び反射特性測定装置
JP2015059802A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 コニカミノルタ株式会社 イムノアッセイ分析方法およびイムノアッセイ分析装置
WO2019060375A1 (en) * 2017-09-19 2019-03-28 Beckman Coulter, Inc. SYSTEM FOR MEASURING ANALOGUE LIGHT AND COUNTING PHOTONS IN CHEMILUMINESCENCE MEASUREMENTS
WO2019069513A1 (ja) * 2017-10-06 2019-04-11 浜松ホトニクス株式会社 脂肪計測装置
JP2020034552A (ja) * 2018-08-22 2020-03-05 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 検査室用機器内の検出ユニットの検出器によって測定された信号光強度を補正する方法
CN111373267A (zh) * 2018-01-26 2020-07-03 株式会社日立高新技术 自动分析装置和自动分析装置的控制方法
JP2020129442A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 浜松ホトニクス株式会社 電子管モジュール及び光学装置
US11143600B2 (en) 2018-02-16 2021-10-12 Hitachi High-Tech Corporation Defect inspection device
JP2023001580A (ja) * 2021-06-21 2023-01-06 東亜ディーケーケー株式会社 発光分析装置及び発光分析装置の感度調整方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078471A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Cosmo Oil Co Ltd 石油系燃料油のメルカプタン硫黄分試験方法
JP4593410B2 (ja) * 2005-09-13 2010-12-08 コスモ石油株式会社 石油系燃料油のメルカプタン硫黄分試験方法
WO2013077125A1 (ja) * 2011-11-24 2013-05-30 株式会社日立ハイテクノロジーズ 欠陥検査方法およびその装置
JP2013108950A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Hitachi High-Technologies Corp 欠陥検査方法およびその装置
US9255888B2 (en) 2011-11-24 2016-02-09 Hitachi High-Technologies Corporation Defect inspection method and device for same
US9488596B2 (en) 2011-11-24 2016-11-08 Hitachi High-Technologies Corporation Defect inspection method and device for same
JP5686230B1 (ja) * 2013-05-29 2015-03-18 コニカミノルタ株式会社 照明装置及び反射特性測定装置
JP2015059802A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 コニカミノルタ株式会社 イムノアッセイ分析方法およびイムノアッセイ分析装置
CN111263885A (zh) * 2017-09-19 2020-06-09 拜克门寇尔特公司 用于化学发光测量中的模拟光测量和光子计数的系统
US11604146B2 (en) 2017-09-19 2023-03-14 Beckman Coulter, Inc. Analog light measuring and photon counting with a luminometer system for assay reactions in chemiluminescence measurements
US11754504B2 (en) 2017-09-19 2023-09-12 Beckman Coulter, Inc. System for analog light measuring and photon counting in chemiluminescence measurements
EP3685131B1 (en) 2017-09-19 2022-09-07 Beckman Coulter, Inc. Analog light measuring and photon counting in chemiluminescence measurements
WO2019060375A1 (en) * 2017-09-19 2019-03-28 Beckman Coulter, Inc. SYSTEM FOR MEASURING ANALOGUE LIGHT AND COUNTING PHOTONS IN CHEMILUMINESCENCE MEASUREMENTS
JP7175598B2 (ja) 2017-10-06 2022-11-21 浜松ホトニクス株式会社 脂肪計測装置
WO2019069513A1 (ja) * 2017-10-06 2019-04-11 浜松ホトニクス株式会社 脂肪計測装置
JP2019070550A (ja) * 2017-10-06 2019-05-09 浜松ホトニクス株式会社 脂肪計測装置
CN111373267A (zh) * 2018-01-26 2020-07-03 株式会社日立高新技术 自动分析装置和自动分析装置的控制方法
EP3745138A4 (en) * 2018-01-26 2021-09-22 Hitachi High-Tech Corporation AUTOMATED ANALYZER AND METHOD FOR AUTOMATED ANALYZER CONTROL
US11499983B2 (en) 2018-01-26 2022-11-15 Hitachi High-Tech Corporation Automatic analysis apparatus and method for controlling automatic analysis apparatus
CN111373267B (zh) * 2018-01-26 2023-10-24 株式会社日立高新技术 自动分析装置和自动分析装置的控制方法
US11143600B2 (en) 2018-02-16 2021-10-12 Hitachi High-Tech Corporation Defect inspection device
JP2020034552A (ja) * 2018-08-22 2020-03-05 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 検査室用機器内の検出ユニットの検出器によって測定された信号光強度を補正する方法
JP2020129442A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 浜松ホトニクス株式会社 電子管モジュール及び光学装置
JP2023001580A (ja) * 2021-06-21 2023-01-06 東亜ディーケーケー株式会社 発光分析装置及び発光分析装置の感度調整方法
JP7417117B2 (ja) 2021-06-21 2024-01-18 東亜ディーケーケー株式会社 発光分析装置及び発光分析装置の感度調整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2013225728B2 (en) Interactive test device and apparatus with timing mechanism
JP2626738B2 (ja) 化学発光検出装置
EP1297336B1 (en) Immunoassay and immunoassay apparatus
US20120142043A1 (en) Method for automatic determination of sample
JP2000046734A (ja) 微量光測定装置
JPS6222066A (ja) ラテツクス凝集反応測定装置
US20120114525A1 (en) Automatic analyzer
US8632730B2 (en) Assaying test strips having different capture reagents
JPH0953982A (ja) 光度計
US20120120388A1 (en) System for Performing Scattering and Absorbance Assays
US20240027352A1 (en) System for analog light measuring and photon counting in chemiluminescence measurements
JP2024100862A (ja) 血液培養測定システムにおける信号を正規化するためのシステム及び方法
EP0866953A1 (en) Method and apparatus for determining characteristics of a sample in the presence of ambient light
CN111373267B (zh) 自动分析装置和自动分析装置的控制方法
JP2517102B2 (ja) 免疫測定装置の発光光量検出方法
JP6785989B2 (ja) 自動分析装置
JPH03120445A (ja) 自動蛍光光度測定装置
EP3407052B1 (en) Automatic analyzer and standard solution for evaluating scattered light measurement optical system thereof
EP2103923A2 (en) Automatic analyzer and analysis system using photomultiplier tube
Luppa et al. Pre-evaluation and system optimization of the Elecsys® thyroid electrochemiluminescence immunoassays
JP4838086B2 (ja) 化学発光測定装置
JPH07159405A (ja) 光学的免疫測定方法及びこれに用いられる免疫測定装置
WO2020116058A1 (ja) 分析装置及び分析方法
CN111413327A (zh) 双模式检测系统和双模式检测方法
Li et al. Automated fluorometer/photometer system for homogeneous immunoassays.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070821