JP2000046385A - 電熱式加湿器 - Google Patents

電熱式加湿器

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JP2000046385A
JP2000046385A JP10215478A JP21547898A JP2000046385A JP 2000046385 A JP2000046385 A JP 2000046385A JP 10215478 A JP10215478 A JP 10215478A JP 21547898 A JP21547898 A JP 21547898A JP 2000046385 A JP2000046385 A JP 2000046385A
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JP
Japan
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insulating material
heat insulating
band heater
evaporating dish
humidifier
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Pending
Application number
JP10215478A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Yanagiuchi
敏行 柳内
Katsuyuki Akahori
克幸 赤堀
Takahiro Suzuki
崇弘 鈴木
Wataru Tsunoda
角田  亘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンドヒータにより発生した熱は蒸発皿内の
水を蒸気化するために使用されるが、蒸発皿に伝わらな
い熱はそのまま放熱ロスとなり、バンドヒータの消費電
力に無駄が生じ、蒸発皿内の水を蒸気化する効率すなわ
ち加湿効率が上がらない等の問題点があった。 【解決手段】 バンドヒータ5で加熱される蒸発皿4を
備えた電熱式加湿器において、前記バンドヒータ5の外
周をガラスファイバー、セラミックファイバー等の材料
もしくは同等の断熱材料からなる側部断熱材6で覆っ
た。また、蒸発皿4の底部下面と底板7上面との間に底
部断熱材8を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭において
使用される電熱式加湿器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来における電熱式加湿器は、例えば、
図7に示されるように、本体ケース1内に水タンク2
と、この水タンク2とゴムホース3を介して接続され、
外周にバンドヒータ5を具備する蒸発皿4を設け、前記
バンドヒータ5の発熱により蒸発皿4の水を蒸気化させ
る構造になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電熱式
加湿器では、バンドヒータ5により発生した熱は蒸発皿
4内の水を蒸気化するために使用されるが、蒸発皿4に
伝わらない熱はそのまま放熱ロスとなり、バンドヒータ
5の消費電力に無駄が生じ、蒸発皿4内の水を蒸気化す
る効率すなわち加湿効率が上がらない等の問題点があっ
た。
【0004】本発明は、前記の課題を解決するためにな
されたものであり、バンドヒータからの放熱ロスを低減
させ、蒸発皿に伝わる熱量を向上させ、消費電力の無駄
を低減し、蒸発皿内の水を蒸気化する加湿効率を向上さ
せることができる電熱式加湿器を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における電熱式加
湿器は、バンドヒータで加熱される蒸発皿を備えた電熱
式加湿器において、前記バンドヒータの外周をガラスフ
ァイバー、セラミックファイバー等の材料もしくは同等
の断熱材料からなる側部断熱材にて覆ったものである。
【0006】また、前記側部断熱材は、バンドヒータの
リード線口出部に対応する部分に切欠部を有し、この側
部断熱材を前記バンドヒータを具備する蒸発皿の外周に
被せ、断熱材の収縮力により蒸発皿の外周に装着したも
のである。
【0007】また、前記側部断熱材は、断熱材に含まれ
る有機成分による加湿器運転時の臭気発生を低減するよ
う、あらかじめ加熱処理したものを装着したものであ
る。
【0008】また、前記側部断熱材は、その高さを底板
上面から前記蒸発皿の上端フランジ部下面までの高さと
同等としたものである。
【0009】また、前記バンドヒータの外周を覆う側部
断熱材に加え、蒸発皿の底部下面と底板上面との間に底
部断熱材を設けたものである。
【0010】また、 前記断熱材の外周にアルミ箔等の
金属箔を巻いたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を図面に従って説明する。図1は本発明実施
の形態1を示す電熱式加湿器の要部断面図である。図1
において、1はポリプロピレンなどの合成樹脂で形成さ
れた本体ケース、3は水タンク(図示せず)からの水を
後述する蒸発皿4に供給するゴムホース、4はゴムホー
ス3を通して水タンクからの水が供給される蒸発皿であ
る。5はこの蒸発皿4の外周面に取り付けられた加熱用
のバンドヒータ、6はこのバンドヒータ5の外周を覆う
側部断熱材で、ガラスファイバー、セラミックファイバ
ー等の材料もしくは同等の断熱材料で形成されている。
7はポリプロピレンなどの合成樹脂で形成された底板、
8は蒸発皿4下面と底板7上面の間に設置された前記側
部断熱材6とは別の底部断熱材で、前記側部断熱材6と
同じ断熱材料で形成されている。
【0012】前記側部断熱材6は、図2および図3に示
すように、バンドヒータ5のリード線口出部5aに対応
する部分に切欠部6aを備えた板状断熱材の両端部を接
合して輪状に構成している。この場合、既存の接着剤を
使用して接合すると、耐熱200℃程度の接着剤では、
加湿器の運転時に臭いが出る。これを防止するために、
本実施の形態1ではホチキス等の機械的接合により構成
し、臭いの発生を防止している。また、側部断熱材6の
高さは、図1に示すように底板7上面から蒸発皿4の上
端フランジ部4a下面までの高さと同等な高さとしてい
る。一方、底部断熱材8は、ゴムホース3が位置する部
分に切欠部8aを有し、底板7上面に設置されるもので
ある。また、使用される側部断熱材6および底部断熱材
8は、ともにその強度が著しく低下しない程度に、あら
かじめ加熱処理が施されている。
【0013】次に前記構成における作用を説明する。側
部断熱材6をバンドヒータ5を取り付けた蒸発皿4の外
周部に取り付ける際は、図4に示すように、まず、バン
ドヒーター5のリード線口出部5aを側部断熱材6の切
欠部6aに通し、次に、蒸発皿4の外周を覆うように輪
状に構成した側部断熱材6を被せ、断熱材が保有する収
縮力を利用して装着する。また、底部断熱材8(図5)
はあらかじめ底板7上面に設置し、この底板7を本体ケ
ース1に取り付けることにより、蒸発皿4下面と底板7
上面との間に介在される。
【0014】以上で、側部断熱材6と底部断熱材8の加
湿器本体への設置が完了する。これにより、バンドヒー
タ5の外周には側部断熱材6が介在することになる。ま
た、側部断熱材6はガラスファイバー、セラミックファ
イバー等の材料もしくは同等の断熱材料で形成されてお
り、断熱性能に優れたものである。このため、加湿器運
転時のバンドヒータ5からの放熱ロスは低減され、蒸発
皿4に伝わる熱量が向上し、消費電力の無駄が低減され
る。従って、蒸発皿4における加湿効率が向上する。
【0015】また、前記側部断熱材6と底部断熱材8
は、断熱材料に含まれる有機成分を低減させるためにあ
らかじめ加熱処理しておくことにより、加湿器運転時
に、バンドヒータが高温となっても断熱材料に含まれる
有機成分がこげることによる臭気の発生を低減すること
ができる。
【0016】また、前記側部断熱材6は、その高さを底
板7上面から前記蒸発皿4の上端フランジ部4a下面ま
での高さと同等としているので、側部断熱材6が蒸発皿
4外周から脱落するのを防止することができる。また、
底板7上面に底部断熱材8を設置しているので、蒸発皿
4下部からの放熱も低減させることができ、加湿効率を
より一層向上させることができる。
【0017】従って、前記実施の形態1に示す構成によ
れば、バンドヒータ5からの放熱ロスを低減することが
可能となり、消費電力の無駄を低減し、加湿効率を向上
させることができる。
【0018】実施の形態2.図6は本発明の実施の形態
2を示す電熱式加湿器の要部断面図であり、側部断熱材
6および底部断熱材8の外周にアルミ等の金属箔9を巻
いたものである。このようにすることにより、バンドヒ
ータ5からの輻射熱が外に出るのをさらに防ぐことがで
き、消費電力の無駄を低減し、加湿効率をより一層向上
させることができる。また、断熱材を構成している繊維
の飛散を防ぐことができ、製造時の作業環境の改善が図
れ、人体への悪影響も未然に防ぐことができる。なお、
表1は各断熱材形状での加湿量のデータであり、従来品
(断熱材なし)よりも、同じ消費電力でも単位時間当た
りの加湿量がアップしていることを示している。
【0019】
【表1】
【0020】以上のように、本発明によれば、バンドヒ
ータの外周に側部断熱材を設置し、この断熱材料にはガ
ラスファイバー、セラミックファイバー等の材料もしく
は同等の断熱材料を使用することにより、加湿器運転時
にバンドヒータからの放熱ロスは低減され、蒸発皿に伝
わる熱量が向上し、消費電力の無駄は低減され、蒸発皿
内の加湿効率が向上するという効果が得られる。
【0021】また、前記側部断熱材は、バンドヒータの
リード線口出部に対応する部分に切欠部を備えて輪状に
構成し、この側部断熱材を前記バンドヒータを具備する
蒸発皿の外周部に被せ、断熱材の収縮力により蒸発皿外
周部に装着したことにより、断熱材の取り付けおよび固
定が容易にできる。
【0022】また、前記断熱材は、断熱材料に含まれる
有機成分を低減させるためにあらかじめ加熱処理してお
くことにより、加湿器運転時に、バンドヒータが高温と
なっても断熱材料に含まれる有機成分がこげることによ
る臭気の発生を低減することができる。
【0023】また、前記側部断熱材は、その高さを底板
上面から前記蒸発皿フランジ部下面までの高さと同等と
することにより、側部断熱材が蒸発皿外周から脱落する
ことを防止することができる。
【0024】また、前記バンドヒータの外周を覆う側部
断熱材に加え、蒸発皿下面と底板上面との間に底部断熱
材を設置することにより、蒸発皿下部からの放熱を低減
させることが可能となり、さらに消費電力の無駄を低減
し、加湿効率をより一層向上させることができる。
【0025】また、前記側部断熱材の外周にアルミ等の
金属箔を巻くことにより、バンドヒータからの輻射熱が
外に出るのを防ぐことができ、消費電力の無駄を低減
し、より加湿効率を向上させることができるとともに、
断熱材を構成する繊維の飛散を防ぐことができ、製造時
の作業環境の改善が図れ、人体への悪影響を未然に防ぐ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す電熱式加湿器の
要部断面図である。
【図2】 側部断熱材の平面図と側面図である。
【図3】 側部断熱材を輪状にした状態の斜視図であ
る。
【図4】 側部断熱材を蒸発皿の外周に設置した状態の
側面図である。
【図5】 底部断熱材の平面図と側面図である。
【図6】 本発明の実施の形態2を示す電熱式加湿器の
要部断面図である。
【図7】 従来の電熱式加湿器を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース、2 水タンク、3 ゴムホース、4
蒸発皿、4a 上端フランジ部、5 バンドヒータ、5
a リード線口出部、6 側部断熱材、6a切欠部、7
底板、8 底部断熱材、9 金属箔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 崇弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 角田 亘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L055 BC01 CA04 DA14 DA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドヒータで加熱される蒸発皿を備え
    た電熱式加湿器において、前記バンドヒータの外周をガ
    ラスファイバー、セラミックファイバー等の材料もしく
    は同等の断熱材料からなる側部断熱材にて覆ったことを
    特徴とする電熱式加湿器。
  2. 【請求項2】 前記側部断熱材は、バンドヒータのリー
    ド線口出部に対応する部分に切欠部を有し、この側部断
    熱材を前記バンドヒータを具備する蒸発皿の外周に被
    せ、断熱材の収縮力により蒸発皿の外周に装着したこと
    を特徴とする請求項1記載の電熱式加湿器。
  3. 【請求項3】 前記側部断熱材は、断熱材に含まれる有
    機成分による加湿器運転時の臭気発生を低減するよう、
    あらかじめ加熱処理したものを装着したことを特徴とす
    る請求項1記載の電熱式加湿器。
  4. 【請求項4】 前記側部断熱材は、その高さを底板上面
    から前記蒸発皿の上端フランジ部下面までの高さと同等
    としたことを特徴とする請求項1記載の電熱式加湿器。
  5. 【請求項5】 前記バンドヒータの外周を覆う側部断熱
    材に加え、蒸発皿の底部下面と底板上面との間に底部断
    熱材を設けたことを特徴とする請求項1記載の電熱式加
    湿器。
  6. 【請求項6】 前記断熱材の外周にアルミ箔等の金属箔
    を巻いたことを特徴とする請求項1乃至5記載の電熱式
    加湿器。
JP10215478A 1998-07-30 1998-07-30 電熱式加湿器 Pending JP2000046385A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101292686B1 (ko) 2013-06-26 2013-08-07 주식회사 한미프렉시블 가열식 가습기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101292686B1 (ko) 2013-06-26 2013-08-07 주식회사 한미프렉시블 가열식 가습기

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040427