JP2000045918A - スタータ - Google Patents

スタータ

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JP2000045918A
JP2000045918A JP10217221A JP21722198A JP2000045918A JP 2000045918 A JP2000045918 A JP 2000045918A JP 10217221 A JP10217221 A JP 10217221A JP 21722198 A JP21722198 A JP 21722198A JP 2000045918 A JP2000045918 A JP 2000045918A
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正巳 新美
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接点13に接続されるリード線12の疲
労強度を向上することにより、耐久性に優れたスタータ
を提供すること。 【解決手段】 可動接点13は、プランジャロッド23
の端部に絶縁ブッシング24を介して固定され、且つリ
ード線12を通じて正極ブラシと電気的に接続されてい
る。リード線12は、複数本の銅線を束ねた撚線で構成
され、その端部12aが溶接等により固められて、可動
接点13の裏面に溶接やろう付け等により電気的かつ機
械的に接続されている。このリード線12は、可動接点
13との接続部12a(溶接等により固められている部
分)の近傍がリード線保持部材により保持されている。
リード線保持部材は、絶縁ブッシング24と可動接点1
3との間に挟持され、リード線12の接続部12a近傍
(溶接等により固められていない撚線部)を抱え込む様
にしてリード線12を保持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関を始動す
るスタータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、電磁スイッチの可動接
点にモータのブラシリード線を直接接続したスタータが
ある(特開平8−158993号公報参照)。このスタ
ータでは、固定接点をバッテリ端子側に配設するだけで
良いため、モータ側とバッテリ端子側とにそれぞれ固定
接点を配設し、両固定接点間を可動接点により短絡する
構成のスタータと比較して、接点当接数を2→1に減少
できる。その結果、接点電圧降下による出力損失を低減
できるとともに、モータ側の固定接点が不要となること
で、部品点数が減り、コスト低減を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リード線は、通常0.
08〜0.1mmの細い銅線を複数束ねた撚線で構成さ
れている。このリード線を銅板等より成る可動接点に接
続するには、リード線の先端部を溶接等により固めた
後、この固めた先端部を溶接またはろう付け等により電
気的かつ機械的に接続している。また、スタータに使用
される電磁スイッチは、モータの電気回路を開閉するだ
けでなく、ピニオン噛合機構を駆動するために比較的大
きなストローク(数mm〜十数mm)を要するため、必
然的に可動接点の移動距離が大きくなり、可動接点に接
続されたリード線の曲げ撓み量も大きくなる。この結
果、可動接点の移動に伴ってリード線が撓められると、
リード線の固められている先端部と固められていない撚
線部との境界部(断面係数の急変部)に応力が集中して
疲労がすすみ耐久性が確保できないという問題があっ
た。本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、そ
の目的は、可動接点に接続されるリード線の疲労強度を
向上することにより、耐久性に優れたスタータを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】(請求項1の手段)リー
ド線の可動接点に接続された一端部の近傍を保持するリ
ード線保持部材を備え、このリード線保持部材が可動接
点と一体に可動する。この構成によれば、可動接点の移
動に伴ってリード線が撓められても、そのリード線の固
められている一端部と固められていない撚線部との境界
部(断面係数の急変部)に応力が集中することを防止で
きる。
【0005】(請求項2の手段)リード線保持部材は、
可動接点を絶縁する絶縁部材で構成されている。可動接
点は、電磁スイッチにより駆動されるため、可動接点を
支持する支持部材(プランジャロッド)に対して絶縁す
る必要がある。従って、リード線保持部材を絶縁部材で
構成すれば、そのリード線保持部材によって可動接点を
電磁スイッチの支持部材から絶縁できるため、リード線
保持部材と絶縁部材とを別体で構成する場合と比較し
て、部品点数を削減でき、且つ組付け工数を低減できる
メリットがある。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1はスタータ後部の内部構造を示す
軸方向断面図である。本実施例のスタータは、回転力を
発生する始動モータ1と、この始動モータ1の電気回路
(図4参照)を開閉するとともに、図示しないピニオン
をエンジンのリングギヤに噛み合わせるための周知の噛
合機構(図示しない)を駆動する電磁スイッチ2とを備
える。
【0007】始動モータ1は、後端部(図1の右端部)
に整流子3を具備するアーマチャ4、このアーマチャ4
の外周に配される磁極5(例えば複数個の磁石)、この
磁極5を内周面に固定する円筒状のヨーク6、このヨー
ク6の後端側開口面を塞ぐエンドフレーム7、及びアー
マチャ4の整流子3に摺接するブラシ8、9(図2参
照)等より構成されている。ブラシ8、9は、図2に示
すように、2組の正極ブラシ8と負極ブラシ9とから成
り、それぞれ筒状のブラシホルダ10に収容され、スプ
リング11により整流子3に押圧されている。正極ブラ
シ8は、リード線12を介して下述の可動接点13と電
気的に接続され、負極ブラシ9は、リード線14の端部
が例えば鋼板から成るエンドフレーム7に電気的かつ機
械的に接続されている。ブラシホルダ10は、絶縁性を
有する例えば樹脂製の保持体15に保持され、その保持
体15はエンドフレーム7にクリップ等により一体的に
固定されている。
【0008】電磁スイッチ2は、スタータの軸方向後部
(エンドフレーム7より後方側)に配され、上記の保持
体15に保持されて樹脂製のスイッチカバー16により
覆われている。スイッチカバー16は、エンドフレーム
7と共に複数本のスルーボルト(図示しない)によって
スタータのハウジング(図示しない)に締付け固定され
ている。この電磁スイッチ2は、周知のソレノイド17
とプランジャ18(図2参照)を有し、プランジャ18
の移動に伴ってモータ接点を開閉する。モータ接点は、
図4にも示すように、始動モータ1の電気回路に設けら
れる一対の固定接点19と上記の可動接点13とから成
る。固定接点19は、図2に示すように、スイッチカバ
ー16の内側で電源端子20に固定されている。電源端
子20は、スイッチカバー16の外側へ突出して設けら
れ、ケーブル21を通じてバッテリ22に接続されてい
る(図4参照)。
【0009】可動接点13は、例えば銅板等を矩形状に
形成したもので、銅板の中央部に丸穴13a(図5参
照)を開け、その丸穴13aに挿通されるプランジャロ
ッド23の端部に絶縁ブッシング24を介して固定され
ている(図2参照)。この可動接点13は、正極ブラシ
8のリード線12を通じて正極ブラシ8と電気的に接続
されている。正極ブラシ8のリード線12は、複数本の
銅線(線径φ:0.08〜0.1mm)を束ねた撚線で
構成され、その端部(以下接続部12aと呼ぶ)が溶接
等により固められて、可動接点13の裏面(固定接点1
9に当接する面と反対側の面)に溶接やろう付け等によ
り電気的かつ機械的に接続されている。また、このリー
ド線12は、図3(図2のA視図)に示すように、可動
接点13との接続部12a(溶接等により固められてい
る端部)の近傍がリード線保持部材25により保持され
ている。
【0010】リード線保持部材25は、薄鋼板等をプレ
ス加工して製作されたもので、図5に示すように、丸穴
25aを有する円環部25bと一対の腕部25cとを有
し、丸穴25aにプランジャロッド23を通して、円環
部25bが絶縁ブッシング24と可動接点13との間に
挟持され、各腕部25cの端部25dがそれぞれリード
線12の接続部12a近傍(溶接等により固められてい
ない撚線部)を抱え込む様に折り曲げられてリード線1
2を保持している(図3参照)。従って、このリード線
保持部材25は、プランジャ18の移動に伴って可動接
点13と共に可動する。
【0011】次に、本実施例の作動を説明する。スター
タスイッチ26(図4参照)がON操作されて電磁スイ
ッチ2のソレノイド17に通電されると、ソレノイド1
7の電磁力によりプランジャ18が吸引されて図2の上
方へ移動し、そのプランジャ18の移動と共に、プラン
ジャロッド23に固定された可動接点13がリード線1
2を撓ませながら移動して固定接点19に当接する。こ
れにより、バッテリ22から供給される電流がアーマチ
ャ4に流れてアーマチャ4が回転するとともに、プラン
ジャ18の端部に係合された伝達部材27(図2参照)
を介してピニオンの噛合機構が駆動されることにより、
ピニオンがエンジンのリングギヤに噛み合ってアーマチ
ャ4の回転力がリングギヤに伝達される。
【0012】(本実施例の効果)本実施例では、可動接
点13に接続されるリード線12の接続部12a近傍を
リード線保持部材25により保持し、且つリード線保持
部材25が可動接点13と一体に可動する構成であるた
め、可動接点13がリード線12を撓ませながら移動し
ても、そのリード線12の溶接等により固められている
部分(接続部12a)と固められていない撚線部との境
界部(断面係数の急変部)に応力が集中することを防止
できる。その結果、リード線12の耐久性が損なわれる
ことがなく、長寿命化を図ることができる。具体的に
は、本願発明者のテスト結果によると、リード線保持部
材25を用いない場合に1.0〜1.5万回の作動耐久
性であったものが、リード線保持部材25を用いること
により、10万回以上に向上するという優れた効果が認
められた。
【0013】(第2実施例)図6は可動接点13とリー
ド線12との接続状態を示す正面図である。本実施例
は、リード線保持部材25を絶縁部材で形成した場合の
一例である。このリード線保持部材25は、図6に示す
ように、プランジャロッド23を挿通する丸穴25eの
両側に溝25fが形成され、この溝25f内にリード線
12の接続部12aを配設し、溝25fと可動接点13
の裏面との間にリード線12の接続部12a近傍を挟み
込んで保持している(図7参照)。この実施例では、リ
ード線保持部材25に絶縁性を持たせることで、可動接
点13とプランジャロッド23とを絶縁するための絶縁
ブッシングが不要となる。言い換えれば、絶縁ブッシン
グにリード線保持部材25の機能を持たせている。これ
により、絶縁ブッシングとリード線保持部材25とを一
部品で構成できるため、部品点数を削減でき、且つ組付
け工数を低減できることから、コストダウンを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタータ後部の内部構造を示す軸方向断面図で
ある。
【図2】スタータ後部の内部構造を示す径方向断面図で
ある。
【図3】可動接点とリード線との接続状態を示す側面図
である。
【図4】始動モータの電気回路図である。
【図5】可動接点とリード線保持部材の斜視図である。
【図6】可動接点とリード線との接続状態を示す正面図
である(第2実施例)。
【図7】図6のB−B断面図である(第2実施例)。
【符号の説明】
1 始動モータ 2 電磁スイッチ 8 正極ブラシ 9 負極ブラシ 12 正極ブラシのリード線 12a リード線の接続部(一端部) 13 可動接点 19 固定接点 24 絶縁ブッシング(絶縁部材) 25 リード線保持部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラシを通じて電流が供給される始動モー
    タと、 この始動モータの電気回路を開閉する固定接点と可動接
    点を有し、この可動接点を可動する電磁スイッチと、 複数本の素線を束ねた撚線で構成され、その一端部が溶
    接等により固められて前記可動接点に電気的かつ機械的
    に接続され、他端部が前記ブラシに電気的かつ機械的に
    接続されたリード線と、 このリード線の前記可動接点に接続された一端部の近傍
    を保持するリード線保持部材とを備え、 このリード線保持部材が前記可動接点と一体に可動する
    ことを特徴とするスタータ。
  2. 【請求項2】前記リード線保持部材は、前記可動接点を
    絶縁する絶縁部材で構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載したスタータ。
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