JP2019187204A - ブラシホルダ装置及びそれを搭載したdcモータ - Google Patents

ブラシホルダ装置及びそれを搭載したdcモータ Download PDF

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一矢 林
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Abstract

【課題】ブラシスプリングに給電機能を付与した上で、ホルダベース上に新たなスペースを確保することなくチョークコイルによるノイズ除去機能を実現でき、これにより部品点数の削減や構造の簡素化等を達成できるブラシホルダ装置及びそれを搭載したDCモータを提供する。【解決手段】ブラシ6を案内する一対のブラシホルダ8及び外部から電力供給される一対のバネ受け端子7bをホルダベース4上に設け、ホルダベース4上に立設された一対の支持ピン9に通電性を有するブラシスプリング10を巻回する。ブラシスプリング10の一端をバネ受け端子7bに弾性をもって当接させ、他端をブラシ6の基端に弾性をもって当接させてコミテータ5側に付勢すると共に、ブラシスプリング10を介してバネ受け端子7bからブラシ6に電力供給する。ブラシスプリング10の巻回部10aの隣り合う全ての線材を離間させ、各支持ピン9にフェライトコア11を埋設してチョークコイルとして機能させる。【選択図】図2

Description

本発明は、アーマチャ(電機子)への給電のためにブラシを保持してコミテータ(整流子)側に付勢するブラシホルダ装置及びそれを搭載したDCモータに関する。
DCモータ(以下、モータと称する)に用いられるブラシには種々の形式のものがあり、モータの用途等を考慮して最適な形式のものが選択・採用されている。例えば自動車用パワーウインドウやサンルーフ、或いは電動工具等のように比較的大きな駆動力が要求されるモータでは、例えば特許文献1に記載されているように、大型のブラシを確実に保持するためにブラシホルダ装置が用いられている。
特許文献1のブラシホルダ装置は、一般的なブラシホルダ装置が有するピッグテールの機能をブラシスプリングで兼用したものである。
ブラシホルダ装置のホルダベース上には、出力軸を中心とした対称位置に円弧状をなす一対のブラシが配設され、各ブラシはブラシホルダ内で長手方向に案内されるようになっている。ホルダベース上には各ブラシに対応してそれぞれ捩りばね式のブラシスプリングが配設され、各ブラシスプリングの一端はホルダベースに掛止され、他端はブラシの基端に当接し、ブラシスプリングに付勢されてブラシの先端がコミテータの外周面に当接している。
ブラシスプリングには外部端子が接続され、モータを作動させるべく外部端子に直流電力が供給されると、その直流電力はブラシスプリングを経てブラシから出力軸上のコミテータに供給され、アーマチャの巻線の通電によりステータ(固定子)との間に磁界が発生し、ロータ(回転子)と共に出力軸が回転する。このように本来はブラシの付勢機能を奏するブラシスプリングを利用してブラシへの給電を行っているため、一般的なブラシホルダ装置のピッグテールが省略される。
特開平7−213023号公報
周知のように、モータの全構成中において特にブラシホルダ装置は多数の部品が集約された複雑なユニットであり、その主たる機能は、ブラシスプリングによるブラシの付勢機能、ピッグテールによるブラシへの給電機能、及びノイズ対策を要する仕様ではチョークコイルによるノイズ除去機能に大別できる。
以上の各機能を奏する部品の中で、上記特許文献1のブラシホルダ装置ではブラシスプリングに給電機能を付与することでピッグテールを省略しているが、ノイズ除去のためにチョークコイルを必要とする点は従来のブラシホルダ装置と相違ない。よって、さらなる部品点数の削減や構造の簡素化等のために、従来からチョークコイルに関する対策が要望されていた。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ブラシスプリングに給電機能を付与した上で、ホルダベース上に新たなスペースを確保することなくチョークコイルによるノイズ除去機能を実現でき、これにより部品点数の削減や構造の簡素化等を達成することができるブラシホルダ装置及びそれを搭載したDCモータを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明のブラシホルダ装置は、回転可能な出力軸上に固定されたコミテータに対して接離方向にブラシをそれぞれ案内する複数のブラシホルダ、及び外部から直流電力が供給される複数のバネ受け端子が設けられた樹脂製のホルダベースと、前記ホルダベース上で前記各ブラシに対応して立設された複数の支持ピンと、線材により製作されて通電性を有し、隣り合う線材を離間させた状態で前記各支持ピンにそれぞれ巻回されると共に、巻回部から延設された一端を前記バネ受け端子に弾性をもって当接させ、他端を前記ブラシの基端に弾性をもって当接させて前記コミテータ側に付勢する複数のブラシスプリングと、前記各支持ピンに埋設されて、前記ブラシスプリングの巻回部と協調してチョークコイルとして機能するフェライトコアとを備えたことを特徴とする(請求項1)。
このように構成したブラシホルダ装置によれば、ホルダベース上で各ブラシに対応して複数の支持ピンが立設され、各支持ピンに、通電性を有するブラシスプリングが隣り合う線材を離間させた状態でそれぞれ巻回され、その一端がバネ受け端子に弾性をもって当接し、他端がブラシの基端に弾性をもって当接させてコミテータ側に付勢する。
これにより、ブラシスプリングからの付勢を受けてブラシの先端がコミテータの外周面に当接すると共に、外部端子に供給された直流電力がブラシスプリングを経てブラシからコミテータに供給される。結果として、ブラシスプリングによりブラシの付勢機能と共にブラシへの給電機能も奏されるため、一般的なブラシホルダ装置が備えるピッグテールが省略される。
また、各支持ピンに埋設されたフェライトコアは、ブラシスプリングの巻回部と協調してチョークコイルとして機能する。そして、ブラシスプリングはブラシの付勢のためにホルダベース上に元々存在していた部品であり、同じくフェライトコアは、ブラシスプリングの支持のためにホルダベース上に元々存在していた支持ピンに埋設されている。結果としてホルダベース上に新たなスペースを確保することなく、チョークコイルによるノイズ除去機能が実現可能となり、部品点数の削減や構造の簡素化等が達成される。
その他の態様として、前記各支持ピンに形成された収容孔内にそれぞれ前記フェライトコアが挿入され、前記収容孔の開口部の少なくとも一部が離脱防止部により塞がれていることが好ましい(請求項2)。
このように構成したブラシホルダ装置によれば、各支持ピンの収容孔内にフェライトコアが挿入され、収容孔の開口部の少なくとも一部が離脱防止部により塞がれる。結果として、フェライトコアがガタツキなく収容孔内に配設されて外部への脱落を防止される。磁性体であるフェライトコアを収容孔内に圧入すると割れる場合があるが、離脱防止部によりガタツキ防止されるため収容孔の内径とフェライトコアの外径とを隙間嵌めに設定でき、圧入に起因するフェライトコアの破損が未然に防止される。
その他の態様として、前記離脱防止部が、樹脂製の前記収容孔の開口部を変形させることにより形成されていることが好ましい(請求項3)。
このように構成したブラシホルダ装置によれば、収容孔の開口部を変形させるだけで、容易に離脱防止部を形成可能となる。
また別の態様として、前記各ブラシスプリングの一端及び他端がそれぞれU字状に折り返されて、先端側の先行当接部及び前記巻回部側の後続当接部が形成され、前記先行当接部及び後続当接部の2つの領域が前記バネ受け端子または前記ブラシの基端に当接されていることが好ましい(請求項4)。
このように構成したブラシホルダ装置によれば、バネ受け端子やブラシの基端に対して先行当接部及び後続当接部の2つの領域が当接しているため、何らかの要因により一方の当接部に接触不良が発生しても他方の当接部によりブラシへの給電を継続可能となる。
また別の態様として、無負荷状態において前記各ブラシスプリングの一端及び他端は、前記後続当接部よりも前記先行当接部を前記バネ受け端子または前記ブラシの基端に接近させた形状とされていることが好ましい(請求項5)。
このように構成したブラシホルダ装置によれば、ブラシスプリングに蓄勢された付勢力を開放させると、まず先行当接部がバネ受け端子やブラシの基端に弾性をもって当接し、その後に後続当接部がバネ受け端子やブラシの基端に弾性をもって当接する。結果として、先行当接部と後続当接部との間の付勢力の偏りが抑制され、限りあるブラシスプリングの付勢力が有効に利用される。
また別の態様として、前記ホルダベース上において、前記出力軸を中心とした点対称で一対の前記ブラシが配置されると共に、各ブラシの近接位置に前記支持ピンがそれぞれ立設されていることが好ましい(請求項6)。
このように構成したブラシホルダ装置によれば、部品点数の削減や構造の簡素化等が達成されると、ホルダベース上での部品レイアウトの自由度が高められることから、出力軸を中心とした点対称で一対のブラシを配置可能となる。必然的に各支持ピンも点対称で対置され、各支持ピンに埋設されたフェライトコアが互いに離間して相互干渉が抑制される。
また別の態様として、前記各バネ受け端子がそれぞれ連結部を介して外部端子に一体的に連結され、前記外部端子に接続された電源ケーブルから供給される直流電力が前記連結部を経て前記バネ受け端子に流されることが好ましい(請求項7)。
このように構成したブラシホルダ装置によれば、ブラシスプリングの付勢力を受けるためにバネ受け端子の位置は支持ピンの近傍限られ、一方で、ホルダベース上での外部からの電源ケーブルの接続位置としては、例えば接続操作し易い位置等が要望される。電源ケーブルが接続される外部端子をバネ受け端子とは別個に設定できるため、例えば電源ケーブルを接続し易い位置に外部端子を配置可能となる。しかも、外部端子とバネ受け端子とが一体化されているため、ホルダベースに一括で組付け可能となる。
また別の態様として、前記ホルダベース上に前記各バネ受け端子に対応してそれぞれサポート壁が立設され、各サポート壁が前記ブラシスプリングの反付勢方向からそれぞれ前記バネ受け端子に重ねられていることが好ましい(請求項8)。
このように構成したブラシホルダ装置によれば、ブラシスプリングの付勢力を受けてバネ受け端子が撓むと、ブラシスプリングの端部が付勢方向に位置変位してブラシへの付勢力、ひいてはコミテータの外周面に対するブラシの接触圧が正規の値から低下してしまう。このようなバネ受け端子の撓みがサポート壁により防止され、ブラシが正規の接触圧に保たれる。
また別の態様として、請求項1乃至8の何れかに記載のブラシホルダ装置を搭載してDCモータを構成することが望ましい(請求項9)。
このように構成したDCモータによれば、そのブラシホルダ装置により各請求項に記載した作用効果が得られる。
本発明のブラシホルダ装置及びそれを搭載したDCモータによれば、ブラシスプリングに給電機能を付与した上で、ホルダベース上に新たなスペースを確保することなくチョークコイルによるノイズ除去機能を実現でき、これにより部品点数の削減や構造の簡素化等を達成することができる。
実施形態のDCモータを示す斜視図である。 ブラシホルダ装置を示す斜視図である。 ブラシホルダ装置を示す平面図である。 ブラシホルダ装置を示す正面図である。 バネ受け端子及びブラシの基端に対するブラシスプリングの端部の係合状態を示す斜視図である。 ブラシスプリングの端部の係合状態を別方向から見た図5のA矢視図である。 バネ受け端子及びブラシの基端に付勢力を作用させていないときのブラシスプリングの端部を示す説明図である。 図7のVIII-VIII線断面図である。 図7のIX-IX線断面図である。 バネ受け端子及びブラシの基端に付勢力を作用させているときのブラシスプリングの端部を示す説明図である。 図10のXI-XI線断面図である。 図10のXII-XII線断面図である。 支持ピンに対するフェライトコアの埋設状態を示す図3のXIII-XIII線断面図である。 支持ピンを隣接して配置した別例を示す図2に対応する斜視図である。 ブラシスプリングの端部に螺旋状の当接部を設けた別例を示す図5に対応する斜視図である。
以下、本発明を具体化したブラシホルダ装置、及びそれを搭載したDCモータの一実施形態を説明する。
図1は実施形態のDCモータを示す斜視図、図2はブラシホルダ装置を示す斜視図、図3はブラシホルダ装置を示す平面図、図4はブラシホルダ装置を示す正面図である。
図1において上方が出力軸1aを突出させたモータ1のフロント側に相当し、下方がモータ1のリア側に相当する。モータ1のケーシング2は鋼板をプレス成型して製作され、フロント側に向けて開口する有底円筒状をなしている。ケーシング2の開口部の両側には、組付対象となる装置にモータ1を固定するためのフランジ2aが形成され、ケーシング2の開口部には、ブラシホルダ装置3のホルダベース4が開口部を閉鎖するように固定されている。
モータ1の内部構成は周知であるため、図示を省略して概略説明にとどめるが、ケーシング2の内周面には界磁マグネットが固定されてステータ(固定子)が構成され、ステータの内周側には出力軸1aが回転可能に支持されて、その先端がホルダベース4の軸孔4aを介してフロント側に突出している。ケーシング2内において出力軸1a上のリア側には、コアに各極の巻線を巻回したアーマチャが固定され、出力軸上のフロント側には、アーマチャの巻線と電気的に接続されたコミテータ(整流子)5(図3に示す)が固定されてロータ(回転子)を構成している。以下、説明の便宜上、出力軸1aを基準として接近方向を内周側、離間方向を外周側と表現する。
ホルダベース4は合成樹脂材料を射出成形して製作され、このホルダベース4にブラシホルダ装置3を構成する各部品が組み込まれている。本実施形態では、出力軸1aを中心とした点対称で一対のブラシ6が配置されるため、その配置に対応してホルダベース4上(フロント側の面に相当)には出力軸1aを挟んだ180°対向位置に一対の機構面4bが形成され、各機構面4b上にブラシ6等の部品がそれぞれ配設されている。
また各機構面4bの間に位置するように、出力軸1aを挟んだ180°対向位置に一対の端子面4cが形成され、各端子面4cに端子金具7がそれぞれ配設されている。各機構面4bに対して各端子面4cはフロント側に段差をもって凸をなすと共に、出力軸1aを中心とした環状部4dを介して互いに連続し、環状部4d内に上記したコミテータ5が位置している。
各機構面4b上には四角筒状のブラシホルダ8がそれぞれ配設され、各ブラシホルダ8内に上記したブラシ6が配設されている。各ブラシ6はブラシホルダ8によりコミテータ5に対する接離方向に案内され、その先端は環状部4dの開口4eを介してコミテータ5の外周面と相対向している。各機構面4b上のブラシ6の近接位置には円柱状をなす支持ピン9が立設され、各支持ピン9には捩りばね式のブラシスプリング10が巻回され、これらのブラシスプリング10により各ブラシ6がコミテータ5側に付勢されている。ブラシスプリング10の形状及び設置状態については後述する。
一方、図2に仮想線で示すように、各端子面4cに配設される端子金具7は、フロント側に指向する一対の端子を直角に屈曲した連結部7cを介して一体的に連結された形状をなし、以下、一方の端子を外部端子7aと称し、他方の端子をバネ受け端子7bと称する。ホルダベース4の端子面4cには各端子金具7の端子が挿入されるスリット状の端子孔4fが貫設され、各端子金具7の端子がリア側より対応する端子孔4f内に挿入され、各端子7a,7bの先端が端子面4c上からフロント側に突出している。
各端子面4c上のバネ受け端子7bは、端子金具7を経て給電すべきブラシ6に近接して配設され、各バネ受け端子7bに対して端子面4c上の最も離間した位置に外部端子7aがそれぞれ配設されている。各端子面4c上にはバネ受け端子7bに対応してそれぞれサポート壁4gが一体的に立設され、それらのサポート壁4gは外周側(ブラシスプリング10の反付勢方向)からそれぞれバネ受け端子7bに重なって外周側へのバネ受け端子7bの撓みを防止している。
組付対象となる装置へのモータ1の固定後に、各端子金具7の外部端子7aには図示しない正負の電源ケーブルが接続され、電源ケーブルから供給される直流電力が外部端子7aから連結部7cを経てバネ受け端子7bに流される。
次いで、上記したブラシスプリング10の形状及び設置状態を述べる。
図5はバネ受け端子7b及びブラシ6の基端に対するブラシスプリング10の端部の係合状態を示す斜視図、図6は同じくブラシスプリング10の端部の係合状態を別方向から見た図5のA矢視図である。
図2,5,6に示すように、各ブラシスプリング10は支持ピン9の長手方向に螺旋を描くように巻回されて巻回部10aを形成し、各ブラシスプリング10のフロント側の端部(一端)は、対応するバネ受け端子7bに向けて直線状に延設されてU字状に折り返され、2つの領域でバネ受け端子7bの内周面に当接している。また、各ブラシスプリング10のリア側の端部(他端)は、ブラシ6の基端に向けて直線状に延設されてU字状に折り返され、2つの領域でブラシ6の基端に当接している。
説明の便宜上、各ブラシスプリング10のフロント側及びリア側の端部において、それぞれ巻回部10aからの延設領域をアーム部10bと称し、アーム部10bから連続する一方の当接領域を後続当接部10c(巻回部側の後続当接部)、後続当接部10cから連続するU字状の折返し領域を折返し部10d、折返し部10dから連続する他方の当接領域を先行当接部10e(先端側の先行当接部)と称する。
ブラシスプリング10は蓄勢された状態でホルダベース4に組み付けられ、これによりフロント側の端部はバネ受け端子7bに弾性をもって当接し、リア側の端部はブラシ6の基端に弾性をもって当接している。このブラシスプリング10からの付勢力を受けて、ブラシ6の先端が常にコミテータ5の外周面に当接している。
ブラシスプリング10の付勢力を受けてバネ受け端子7bが出力軸1aを中心とした外周側に撓むと、ブラシスプリング10のフロント側の端部が外周側に位置変位してブラシ6への付勢力、ひいてはコミテータ5の外周面に対するブラシ6の接触圧が正規の値から低下してしまう。このようなバネ受け端子7bの撓みがサポート壁4gにより防止されるため、コミテータ5に対してブラシ6を正規の接触圧に保つことができる。
また、ブラシスプリング10の付勢力を受けるためにバネ受け端子7bの位置は支持ピン9の近傍に限られ、一方で、ホルダベース4上での外部からの電源ケーブルの接続位置としては、例えば接続操作し易い位置等が要望される。本実施形態では、電源ケーブルが接続される外部端子7aをバネ受け端子7bとは別個に設定可能なため、例えば電源ケーブルを接続し易い位置に外部端子7aを配置できる。しかも、外部端子7aとバネ受け端子7bとを端子金具7として一体化しているためホルダベース4に一括で組み付けでき、良好な組付性を実現することができる。
一方、図7はバネ受け端子7b及びブラシ6の基端に付勢力を作用させていないときのブラシスプリング10の端部を示す説明図、図8は図7のVIII-VIII線断面図、図9は図7のIX-IX線断面図である。
また、図10はバネ受け端子7b及びブラシ6の基端に付勢力を作用させているときのブラシスプリング10の端部を示す説明図、図11は図10のXI-XI線断面図、図12は図10のXII-XII線断面図である。
当接対象であるバネ受け端子7bやブラシ6の基端に付勢力を作用させていないとき、即ち無負荷状態のときのブラシスプリング10の端部は、図7〜9に示すように後続当接部10cよりも先行当接部10eを当接対象に接近させた形状をなしている。このためブラシスプリング10に蓄勢された付勢力を開放させると、まず先行当接部10eがバネ受け端子7bやブラシ6の基端に弾性をもって当接し、その後に後続当接部10cがバネ受け端子7bやブラシ6の基端に弾性をもって当接し、図10〜12に示す当接状態に移行する。
先行当接部10eが当接する際には主としてU字状の折返し部10dが弾性変形するため、この折返し部10dの弾性により先行当接部10eの当接がなされる。また、後続当接部10cが当接する際には主としてアーム部10bが弾性変形するため、このアーム部10bの弾性により後続当接部10cの当接がなされる。結果として先行当接部10eと後続当接部10cとは略等しい付勢力を受け、それぞれ当接対象に当接する。
仮に、無負荷状態のときのブラシスプリング10の端部を、図7〜9に示す形状に代えて図10〜12に示す形状に設定した場合、蓄勢された付勢力を開放させたときの先行当接部10e及び後続当接部10cの当接には、アーム部10bの弾性は貢献するものの、折返し部10dの弾性はほとんど貢献しない。結果として付勢力が後続当接部10cに偏って作用し、先行当接部10eはほとんど付勢力を受けないため当接対象への当接が極めて弱くなってしまう。
このような付勢力の偏りが本実施形態では抑制され、詳細は後述するが、ブラシスプリング10によりブラシ6への給電がなされる際の接触不良の防止に大きく役立つ。
ところで、[発明が解決しようとする課題]で述べたように、特許文献1のブラシホルダ装置ではブラシスプリングに給電機能を付与してピッグテールを省略しており、同じく本実施形態のブラシスプリング10も給電機能を奏するが、さらなる部品点数の削減や構造の簡素化等のために、従来からチョークコイルに関する対策が要望されていた。
このような要望を鑑みて本発明者は、給電機能を奏するブラシスプリング10と支持ピン9との関係がチョークコイルの構成と近似する点に着目した。
即ち、周知のようにチョークコイルは、フェライト製の磁性体からなるフェライトコアにブラシへの給電経路(配線)の一部を巻回してなり、コミテータとブラシとの摺接により生じた火花に起因するノイズを除去する部品である。本実施形態のブラシスプリング10の巻回部10aは給電経路の一部に相当し、この巻回部10aに対する支持ピン9の位置関係は、一般的なチョークコイルにおける給電経路に対するフェライトコアの位置関係と同様のものになる。そこで、支持ピン9にフェライトコアの機能を付与すれば、フェライトコアとブラシスプリング10の巻回部10aとの協調によりチョークコイルとして成立させることができる。
以上の知見の下に、本実施形態ではホルダベース4上に立設した各支持ピン9にフェライトコア11を埋設しており、その構成を以下に説明する。
図13は支持ピン9に対するフェライトコア11の埋設状態を示す図3のXIII-XIII線断面図である。
ホルダベース4の各支持ピン9の内部には、長手方向に延びるように断面円形状をなす収容孔12が形成され、各収容孔12はホルダベース4のリア側に開口している。この開口部から収容孔12内には円柱状のフェライトコア11が挿入され、開口部が変形されることにより収容孔12の内周側にはみ出した離脱防止部13が形成されている。なお、開口部の変形はどのような加工によるものでもよく、例えば、合成樹脂製の収容孔12の開口部を局所的に加熱して熱変形させてもよいし、開口部を加圧して変形させてもよい。何れにしても収容孔12の開口部を変形させるだけのため、極めて容易に離脱防止部13を形成することができる。
但し、離脱防止部13はこれに限るものではなく、例えば収容孔12の開口部に合成樹脂材料を充填して完全に閉塞してもよく、この場合には充填された合成樹脂材料が離脱防止部13として機能する。
離脱防止部13は収容孔12の開口部の一部を塞いで内部のフェライトコア11の一側に接触し、これによりフェライトコア11がガタツキなく収容孔12内に配設されて外部への脱落を防止されている。このようにしてフェライトコア11が支持ピン9に埋設され、フェライトコア11を取り囲むようにブラシスプリング10の巻回部10aが配置されている。
例えば、磁性体であるフェライトコア11を収容孔12内に圧入すると外力を受けて割れる場合があるが、離脱防止部13によりガタツキ防止されるため収容孔12の内径とフェライトコア11の外径とを隙間嵌めに設定でき、これにより圧入に起因するフェライトコア11の破損を防止することができる。
一方、ブラシスプリング10はピアノ線を素材として製作されており、これによりブラシ6の付勢に必要な高い弾性が付与されている。また、ブラシスプリング10の表面には所定厚みで銅メッキが施されて良好な通電性が付与され、さらに通電性を高めるために、通常のブラシスプリング10に比較して線径を増加(例えば、0.3mmから0.7mmに増加)させて銅メッキ層の断面積を拡大している。但し、フェライトコア11に関する最適な設定はモータ1の仕様等に応じて相違するため、これに限るもではなく任意に変更可能である。
さらにブラシスプリング10の巻回部10aでは、隣り合う線材が全て離間している。モータ1の使用過程でブラシ6の摩耗が進行すると、その基端と共にブラシスプリング10のリア側の端部が次第にコミテータ5側に位置変位し、巻回部10aでの線材の位置関係が変化する。しかしブラシ6の新品時から寿命末期までの如何なるときでも、隣り合う線材が常に離間状態に保たれるように巻回部10aの形状が設定されている。
次に、以上のように構成されたブラシホルダ装置3を搭載したモータ1の作動状態について説明する。
組付対象となる装置にモータ1が固定され、その各外部端子7aには電源ケーブルが接続される。モータ1を作動させるべく電源ケーブルを経て外部端子7aに直流電力が供給されると、直流電力は端子金具7からブラシスプリング10を経てブラシ6に供給される。ブラシスプリング10からの付勢を受けてブラシ6の先端が常にコミテータ5の外周面に当接しているため、直流電力はブラシ6からコミテータ5に供給されてアーマチャの巻線を通電させ、ステータとの間に発生した磁界によりロータと共に出力軸1aが回転する。
このようにしてブラシスプリング10によるブラシ6の付勢機能が奏されると共に、同じくブラシスプリング10によるブラシ6への給電機能が奏される。結果として一般的なブラシホルダ装置がブラシへの給電のために備えるピッグテールを省略可能となり、部品点数の削減や構造の簡素化等に貢献する。
ここで、ブラシ6を付勢するためにブラシスプリング10は、一般的な捩りばね式のブラシスプリングと同様に、その端部をバネ受け端子7bやブラシ6の基端に当接させる構造を採らざるを得ない。ブラシ6の摩耗進行に伴ってブラシ6とブラシスプリング10との位置関係やブラシスプリング10の形状等が変化するが、それらの変化を許容しつつ常にブラシ6を付勢する必要があるためである。よって、一般的なピッグテールのように端部を端子金具7やブラシ6にハンダ付けできないが、本実施形態では、以下の要因により当接箇所での接触不良が防止される。
まず、ブラシスプリング10の端部をU字状に折り返して、先行当接部10e及び後続当接部10cの2つの領域をそれぞれバネ受け端子7bやブラシ6の基端に当接させている。何らかの要因により一方の当接部に接触不良が発生しても他方の当接部によりブラシ6への給電が継続されるため、給電不良の可能性を半減させることができる。
しかも、無負荷状態において後続当接部10cよりも先行当接部10eを当接対象に接近させるように、ブラシスプリング10の端部形状を設定している。このため、先行当接部10eと後続当接部10cとが略等しい付勢力を受けて当接対象に当接する。双方の付勢力に偏りが生じている場合には、付勢力が弱い側の当接部で接触不良が発生し易くなるが、このような状況を回避できる。結果として、限りあるブラシスプリング10の付勢力を当接対象への当接のために有効利用でき、これにより接触不良を一層防止してモータ1の信頼性を向上することができる。
一方、チョークコイルによるノイズ除去は、巻回された配線に生じた磁界をフェライトコアに集めて磁気損失により熱に変換・消費する原理に基づくものであり、そのためには巻回された隣り合う配線が離間していることが必須となる。本実施形態のブラシスプリング10に当てはめると、巻回部10aで隣り合う線材を離間させることが必須条件になるが、上記したようにブラシ6の摩耗に関わらず、巻回部10aで隣り合う線材が常に離間状態に保たれているため、チョークコイルとしての機能を確実に果たすことができる。
そして、チョークコイルを構成するブラシスプリング10(詳しくは、その巻回部10a)は、ブラシ6の付勢のためにホルダベース4上に元々存在していた部品であり、同じくチョークコイルを構成するフェライトコア11は、ブラシスプリング10の支持のためにホルダベース4上に元々立設されていた支持ピン9に埋設される。結果としてホルダベース4上に新たなスペースを確保することなく、チョークコイルによるノイズ除去機能を実現できる。よって、上記したピッグテールの省略と相俟って、特許文献1の技術に比較してさらなる部品点数の削減及び構造の簡素化を達成することができる。
また、部品点数の削減や構造の簡素化は、ホルダベース4上での部品レイアウトの自由度が高められることを意味し、これにより本実施形態では、出力軸1aを中心とした点対称に一対のブラシ6を配置したレイアウトが可能となっている。このようなブラシ6の配置に伴って必然的に各支持ピン9も点対称で対置され、各支持ピン9に埋設されたフェライトコア11が互いに最も離間して配置されることになる。
上記のような原理によりノイズ除去機能を得るには、フェライトコア11同士の相互干渉を抑制する必要があり、そのためには可能な限り離間させることが望ましい。このような条件が満足されることで各フェライトコア11が本来の役割を果たし、十分なノイズ除去機能を達成することができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、一対のブラシ6を出力軸1aを中心とした点対称で配置したブラシホルダ装置3に具体化したが、その仕様はこれに限るものではなく、例えばブラシ6の数を変更して点対称で4つのブラシ6を配置してもよい。また図14に示すように、一対のブラシ6を約90°を隔てた位置に配置すると共に、ブラシスプリング10を支持する一対の支持ピン9を隣接して配置してもよい。この場合には支持ピン9に埋設されたフェライトコア11も隣接するため、相互干渉の点では若干不利になるものの問題なく実施できる。なお、この別例により得られる各種作用効果は実施形態と相違ないため、重複する説明は省略する。
また上記実施形態では、ブラシスプリング10の端部をU字状に折り返して先行当接部10e及び後続当接部10cを形成し、それぞれ弾性をもってバネ受け端子7bやブラシ6の基端に当接させた。しかし、ブラシスプリング10の端部形状はこれに限るものではなく、例えば図15に示すようにアーム部10bの先端側を湾曲形成して、バネ受け端子7bやブラシ6の基端に向けて螺旋状をなす当接部21を設けてもよい。この場合には当接部21全体が撓んで付勢力を発揮するため、その先端をより確実にバネ受け端子7bやブラシ6の基端に当接させることができる。
1 DCモータ
1a 出力軸
4 ホルダベース
4g サポート壁
5 コミテータ
6 ブラシ
7a 外部端子
7b バネ受け端子
7c 連結部
8 ブラシホルダ
9 支持ピン
10 ブラシスプリング
10a 巻回部
10e 先行当接部
10c 後続当接部
11 フェライトコア
12 収容孔
13 離脱防止部

Claims (9)

  1. 回転可能な出力軸上に固定されたコミテータに対して接離方向にブラシをそれぞれ案内する複数のブラシホルダ、及び外部から直流電力が供給される複数のバネ受け端子が設けられた樹脂製のホルダベースと、
    前記ホルダベース上で前記各ブラシに対応して立設された複数の支持ピンと、
    線材により製作されて通電性を有し、隣り合う線材を離間させた状態で前記各支持ピンにそれぞれ巻回されると共に、巻回部から延設された一端を前記バネ受け端子に弾性をもって当接させ、他端を前記ブラシの基端に弾性をもって当接させて前記コミテータ側に付勢する複数のブラシスプリングと、
    前記各支持ピンに埋設されて、前記ブラシスプリングの巻回部と協調してチョークコイルとして機能するフェライトコアと
    を備えたことを特徴とするブラシホルダ装置。
  2. 前記各支持ピンに形成された収容孔内にそれぞれ前記フェライトコアが挿入され、前記収容孔の開口部の少なくとも一部が離脱防止部により塞がれている
    ことを特徴とする請求項1に記載のブラシホルダ装置。
  3. 前記離脱防止部は、樹脂製の前記収容孔の開口部を変形させることにより形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のブラシホルダ装置。
  4. 前記各ブラシスプリングの一端及び他端がそれぞれU字状に折り返されて、先端側の先行当接部及び前記巻回部側の後続当接部が形成され、前記先行当接部及び後続当接部の2つの領域が前記バネ受け端子または前記ブラシの基端に当接されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のブラシホルダ装置。
  5. 無負荷状態において前記各ブラシスプリングの一端及び他端は、前記後続当接部よりも前記先行当接部を前記バネ受け端子または前記ブラシの基端に接近させた形状とされている
    ことを特徴とする請求項4に記載のブラシホルダ装置。
  6. 前記ホルダベース上において、前記出力軸を中心とした点対称で一対の前記ブラシが配置されると共に、各ブラシの近接位置に前記支持ピンがそれぞれ立設されている
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のブラシホルダ装置。
  7. 前記各バネ受け端子がそれぞれ連結部を介して外部端子に一体的に連結され、前記外部端子に接続された電源ケーブルから供給される直流電力が前記連結部を経て前記バネ受け端子に流される
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のブラシホルダ装置。
  8. 前記ホルダベース上に前記各バネ受け端子に対応してそれぞれサポート壁が立設され、各サポート壁が前記ブラシスプリングの反付勢方向からそれぞれ前記バネ受け端子に重ねられている
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のブラシホルダ装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載のブラシホルダ装置を搭載したDCモータ。
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