JP2002315270A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002315270A
JP2002315270A JP2001108546A JP2001108546A JP2002315270A JP 2002315270 A JP2002315270 A JP 2002315270A JP 2001108546 A JP2001108546 A JP 2001108546A JP 2001108546 A JP2001108546 A JP 2001108546A JP 2002315270 A JP2002315270 A JP 2002315270A
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JP
Japan
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brush
motor
commutator
power supply
brush holder
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JP2001108546A
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English (en)
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Keiji Hashimoto
圭司 橋本
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシとブラシホルダとの相対的な位置関係
が変化しても、安定した力でブラシを整流子へ摺接させ
ることができ、しかも、ブラシをコネクタ等の外部電源
との接続部分へ確実に接続するモータを得る 【解決手段】 コネクタ48とブラシホルダ30とはベ
ース26の表面上に一体的に設けられており、更に、コ
ネクタ48とブラシホルダ30とがベース26の表面上
に形成された導電部46を介して導通している。ブラシ
ホルダ30の内側ではブラシホルダ30の縦壁32にブ
ラシ38が摺接しており、これにより、ブラシホルダ3
0を介してコネクタ48とブラシ38とが導通してい
る。ブラシ38は縦壁32に接触してさえすれば通電さ
れるため、ブラシ38とブラシホルダ30との相対的な
位置関係が変化しても、安定した力でブラシ38を整流
子へ摺接させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整流子に摺接する
ブラシを介して回転子に給電するタイプのモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常の直流モータでは、コイルを有する
回転子に整流子が設けられており、この整流子にブラシ
が摺接することでブラシ及び整流子を介してコイルが通
電され、通電されたコイルが形成する磁界と回転子の回
転半径方向側方に設けられた永久磁石が形成する磁界と
の相互で回転子が回転するようになっている。
【0003】また、このようなブラシを有するモータで
は、ヨークを兼ねるケース内に回転子や永久磁石、更に
は整流子に対して接離方向にブラシを移動可能に保持す
るブラシホルダやブラシを整流子側へ付勢するためにブ
ラシホルダ内に設けられた圧縮コイルスプリング等が収
容されており、ケースに設けられたコネクタ等の接続部
材等を介してブラシが外部の電源に電気的に接続される
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これまでの
モータでは、ブラシホルダに保持されたブラシには、ピ
ッグテール等と称される導線の一端がブラシに導通した
状態で一体に固着されている。この導線の他端は直接或
いは間接的にコネクタへ接続されており、詳細にはブラ
シとコネクタとがこの導線を介して機械的且つ電気的に
接続されていた。
【0005】通常、この導線は若干撓んでおり、ブラシ
が整流子との磨耗等でブラシホルダに対する相対的な位
置関係が変化した場合でも、導線の撓みでこの変化分を
吸収することにより、常に、コネクタとブラシとを電気
的且つ機械的に接続できるようになっている。
【0006】しかしながら、このような導線は加熱等に
より硬化する可能性があり、導線が硬化した場合には、
撓みを有していてもブラシとブラシホルダとの相対的な
位置関係の変化分の吸収が難しい。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、ブラシと
ブラシホルダとの相対的な位置関係が変化しても、安定
した力でブラシを整流子へ摺接させることができ、しか
も、ブラシをコネクタ等の外部電源との接続部分へ確実
に接続するモータを得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、回転子に設けられた整流子へ外方からブラシが摺接
することで当該ブラシ並びに前記整流子を介して前記回
転子が通電され、当該通電により前記回転子が回転する
モータであって、外部の電源へ電気的に接続される電源
接続部と、前記整流子の側方で前記ブラシを前記整流子
に対して接離移動可能に保持するブラシホルダと、前記
ブラシホルダに保持された前記ブラシに対して接触した
導電性を有する接触部と、前記接触部を前記電源接続部
へ一体的に連結すると共に前記接触部と前記電源接続部
とを導通させる導電部と、を備えることを特徴としてい
る。
【0009】上記構成のモータでは、外部電源から電源
接続部へ流れた電気は、電源接続部へ電気的に接続され
た導電部へ流れ、更に、導電部からブラシが摺接(接
触)する接触部を介してブラシに流れる。ブラシは整流
子へ摺接しており、外部電源から供給された電気はブラ
シを介して整流子へ流れ、これによって回転子が通電さ
れて回転子が回転する。
【0010】ここで、本モータにおいてブラシは接触部
に摺接(接触)していることで接触部と導通し、しか
も、他の部材を伴うことなく単独で整流子に対して接離
する構成であり、導線等の可撓性を有する導電性の接続
部材で電源接続部等に接続されているわけではない。し
たがって、仮に、導電部等が熱硬化して剛性が変化しよ
うとも、ブラシの移動にはなんら影響がなく、ブラシは
ブラシホルダに保持された状態で整流子に対して円滑に
接離でき、整流子に対して適切に摺接できる。
【0011】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
モータにおいて、前記ブラシホルダの少なくとも一部を
前記接触部としたことを特徴としている。
【0012】上記構成のモータでは、ブラシホルダの少
なくとも一部が接触部されているため、導電部からブラ
シホルダを介してブラシが通電されることになる。この
ように、ブラシホルダの少なくとも一部を接触部とする
ことで、特別に接触部を設けなくてもよく、部品点数を
減らすことができ、コストを安価にできる。
【0013】請求項3記載の本発明は、回転子に設けら
れた整流子へ外方からブラシが摺接することで当該ブラ
シ並びに前記整流子を介して前記回転子が通電され、当
該通電により前記回転子が回転するモータであって、外
部の電源へ電気的且つ機械的に接続される電源接続部
と、前記整流子の側方で前記ブラシを前記整流子に対し
て接離移動可能に保持するブラシホルダと、前記ブラシ
ホルダに設けられて前記ブラシを前記整流子側へ付勢す
ると共に、直接或いは間接的に前記ブラシに導通した導
電性の付勢手段と、前記付勢手段へ直接或いは間接的に
接続されて前記付勢手段に導通すると共に前記電源接続
部へ一体的に連結されて前記電源接続部に導通した導電
部と、を備えることを特徴としている。
【0014】上記構成のモータでは、外部電源から電源
接続部へ流れた電気は、電源接続部へ電気的に接続され
た導電部へ流れ、更に、この導電部から直接或いは間接
的に導電性を有する付勢手段を介してブラシに流れる。
ブラシは整流子へ摺接しており、外部電源から供給され
た電気はブラシを介して整流子へ流れ、これによって回
転子が通電されて回転子が回転する。
【0015】ここで、本モータにおいてブラシは付勢手
段に接触していることでブラシが付勢手段を介して導電
部に導通する構成であり、導線等の可撓性を有する導電
性の接続部材でブラシと接触部とが接続されているわけ
ではない。したがって、仮に、導電部等が熱硬化して剛
性が変化しようとも、ブラシの移動にはなんら影響がな
く、ブラシはブラシホルダに保持された状態で整流子に
対して円滑に接離でき、整流子に対して適切に摺接でき
る。
【0016】請求項4記載の本発明は、請求項3記載の
モータにおいて、前記導電部を前記付勢手段に接触させ
ることで前記付勢手段と前記導電部とを導通させること
を特徴としている。
【0017】上記構成のモータでは、導電部が付勢手段
に接触していることで付勢手段が導電部とを導通するた
め、導電部と付勢手段との間で導電部と付勢手段とを導
通させるための介在物が不要となり、構成が簡素化され
コストが安価になる。
【0018】請求項5記載の本発明は、請求項1乃至請
求項4の何れかに記載のモータにおいて、前記ブラシホ
ルダ及び前記電源接続部の少なくとも何れか一方を前記
連結手段と一体成形したことを特徴としている。
【0019】上記構成のモータによれば、ブラシホルダ
及び電源接続部の少なくとも何れか一方が予め連結手段
と一体成形されるため、部品点数を少なくでき、組付工
数の軽減も図れる。
【0020】請求項6記載の本発明は、請求項1乃至請
求項5の何れかに記載のモータにおいて、前記ブラシ、
前記回転子、前記ブラシホルダ、及び前記導電部を収容
するケースと、前記ケースの内側で前記ケースへ一体に
固定されると共に、前記連結手段が一体的に設けられ、
且つ、前記ブラシホルダ及び前記電源接続部を支持する
絶縁性のベース部材と、を備えることを特徴としてい
る。
【0021】上記構成のモータによれば、ブラシ、回転
子、ブラシホルダ、及び導電部を収容するケース(ヨー
クを含む)内に導電部が一体的に設けられた絶縁性のベ
ース部材が固定されており、このベース部材によりブラ
シホルダ及び電源接続部が支持される。このため、ブラ
シホルダ、電源接続部、及び導電部が連結に連結され、
互いの導通が確保される。
【0022】しかも、ケースの外部でベース部材へブラ
シホルダ及び電源接続部を組み付けることが可能とな
り、これらを組み付けた状態でベース部材をケース内に
組み付けることでケース内へのブラシホルダ及び電源接
続部の組み付けが完了するため、ケース内のような狭い
場所へブラシホルダや電源接続部を個々に組み付ける場
合に比べると、組付性が向上する。
【0023】請求項7記載の本発明は、請求項6記載の
モータにおいて、前記電源接続部を前記ベース部材と一
体成形したことを特徴としている。
【0024】上記構成のモータによれば、電源接続部が
ベース部材に予め一体成形されるため、部品点数を少な
くでき、組付工数の軽減も図れる。
【0025】請求項8記載の本発明は、請求項1乃至請
求項7の何れかに記載のモータにおいて、前記ブラシを
前記ベース部材側へ押圧する押圧手段を備えることを特
徴としている。
【0026】上記構成のモータによれば、押圧手段によ
りブラシがベース部材側へ押圧されるため、ブラシは押
圧手段とベース部材により挟持されることになる。これ
により、ベース部材に対して接離する方向へのブラシの
ガタつきが防止され、整流子へ安定して摺接すると共
に、ガタつきが防止されることで静粛性が向上する。
【0027】
【発明の実施の形態】<第1の実施の形態の構成>図2
には本発明の第1の実施の形態に係るモータ10の縦断
面図が示されており、図1には図2の1−1に沿った平
断面図が示されている。
【0028】これらの図に示されるように、本モータ1
0は略円筒形若しくは断面小判形の筒形状(本実施の形
態では略円筒形状)の金属等の磁性材料により形成され
たケースとしてのヨーク12を備えている。このヨーク
12の内側には、一対の永久磁石14が設けられてい
る。
【0029】詳細な図示は省略するが、永久磁石14は
厚さ方向がヨーク12の半径方向に沿っていると共に、
ヨーク12の半径方向外方側の永久磁石14の端面がヨ
ーク12の内周部に沿って湾曲し、且つ、半径方向内方
側の永久磁石14の端面は外方側の端面に略等しい曲率
でヨーク12の半径方向中央側へ向けて開口した凹形状
に湾曲している。
【0030】この永久磁石14は、厚さ方向何れか一方
の側がN極、反対側がS極となるように形成されてお
り、ヨーク12の内部で所定の磁界を形成する。なお、
上述したヨーク12は、本モータ10のケースであると
共に、永久磁石14が形成する磁界の磁力線が通過する
磁路でもある。
【0031】また、図2に示されるように、本モータ1
0はシャフト16を備えている。シャフト16は、ヨー
ク12の半径方向中心に沿って配置されており、その軸
方向両端はヨーク12のに形成された孔18を貫通して
いる。ヨーク12の各孔18の内周部には、ボールベア
リング等の軸受20が取り付けられており、シャフト1
6をその軸芯周りに回転自在に軸支している。
【0032】さらに、シャフト16の軸方向中間部には
回転子22がシャフト16に対して一体的に設けられて
いる。この回転子22は幾重にも巻かれたコイル24を
備えており、このコイル24が通電されることで形成さ
れた磁界と、上述した永久磁石14が形成する磁界との
相互作用で、回転子22がシャフト16の軸芯周りに回
転し、これに伴いシャフト16が自らの軸心周りに回転
する。
【0033】この回転子22よりもシャフト16の軸方
向一端側にはベース部材としてのベース26が設けられ
ている。ベース26は合成樹脂材等で形成された絶縁性
の板材で、図示しない嵌合部やねじ等によりヨーク12
へ一体的に取り付けられており、ベース26に形成され
た貫通孔28をシャフト16が貫通している。
【0034】このベース26上(より詳細には、ベース
26を介して回転子22とは反対側)には、金属等の導
電性材料(例えば、金属平板)により形成された一対の
ブラシホルダ30が設けられている。図3に示されるよ
うに、ブラシホルダ30は接触部としての一対の縦壁3
2を備えている。各縦壁32は自らの厚さ方向に沿って
互いに対向する如く平行にベース26から立設されてい
ると共に、双方の縦壁32の長手方向一端部における両
縦壁32の間の中央部と双方の縦壁32の長手方向他端
部における両縦壁32の間の中央部とを結んだ仮想線
は、ヨーク12の半径方向中心軸を通るように設定され
ている。
【0035】これらの縦壁32の上端部(ベース26と
は反対側の端部)には天井壁34が設けられている。天
井壁34は両縦壁32の上端部を連結する如く形成され
ている。但し、図3に示されるように、天井壁34には
シャフト16の半径方向外方側の端部で開口した切欠部
36が形成されている。したがって、この切欠部36が
形成された部分を除いた部分ではブラシホルダ30の断
面形状が、シャフト16の軸方向に沿って回転子22側
へ向けて開口した凹形状となっている。
【0036】このブラシホルダ30の内側にはブラシ3
8が配置されている。ブラシ38は金属等の導電性材料
により形成されたブロック状の部材で、両縦壁32に沿
ってブラシホルダ30の長手方向(すなわち、シャフト
16の回転半径方向)に沿ってスライド自在とされてい
る。
【0037】但し、ブラシ38の幅寸法は両縦壁32間
の間隔に概ね等しく(厳密には極僅かに小さく)、した
がって、縦壁32の対向方向に沿ったブラシ38の移動
は縦壁32が干渉することで規制される。
【0038】また、ブラシホルダ30の内側で且つブラ
シ38に対してシャフト16の回転半径方向外側には圧
縮コイルスプリング40が配置されている。圧縮コイル
スプリング40は、圧縮コイルスプリング40を介して
ブラシ38とは反対側で縦壁32、天井壁34、及びベ
ース26の少なくとも何れか1つ(本実施の形態ではベ
ース26)に形成されたストッパ42に係止され、その
付勢力でブラシ38をシャフト16側へ向けて付勢して
いる。
【0039】また、ブラシ38を介して圧縮コイルスプ
リング40とは反対側(すなわち、シャフト16の回転
半径方向に沿った内方側)には複数の整流子44がシャ
フト16に一体的に設けられている。これらのシャフト
16周り所定間隔毎にシャフト16周りに配置されてお
り、上述したブラシ38が圧縮コイルスプリング40の
付勢力でシャフト16の回転半径方向外側から圧接して
いる。
【0040】一方、図1に示されるように、ベース26
の表面(回転子22とは反対側の面)には、導電部46
が設けられている。導電部46は、金属等の導電性を有
する部材により形成された膜状部材若しくはシート状部
材で、ベース26の表面、若しくはベース26の表面に
形成された浅底の凹部の底部に一体的に固着されてい
る。図3に示されるように、導電部46の一部はブラシ
ホルダ30を構成する一対の縦壁32の少なくとも何れ
か一方の下側(すなわち、天井壁34とは反対側)で縦
壁32と接触しており、縦壁32に対して電気的に導通
している。
【0041】なお、本実施の形態では、縦壁32(ブラ
シホルダ30)と導電部46とを別体で構成したが、図
4に示されるように、金属板の折り曲げ加工等によって
一枚の金属板を折り曲げてブラシホルダ30と導電部4
6とを一体形成してもよい。
【0042】さらに、上述したベース26の外周部近傍
には電源接続部としてのコネクタ48が設けられてい
る。コネクタ48はヨーク12に形成された図示しない
切欠を介しヨーク12の外側に突出しており、コネクタ
48へ機械的且つ電気的に接続されたリード線50を介
してバッテリー等の外部電源(図示省略)へ電気的に接
続されている。
【0043】一方、ヨーク12の内側では、コネクタ4
8からリード線若しくは薄厚細幅の銅板等により形成さ
れた接続部52が延出している。この接続部52の一方
の端部はコネクタ48内でリード線50へ直接或いは間
接的に接続されており、他端が半田等により導電部46
の一部へ一体的に固着されて導電部46に電気的に接続
されている。
【0044】すなわち、本モータ10では、リード線5
0、接続部52、導電部46を介してブラシホルダ30
がバッテリー等の外部電源へ接続され、更には、ブラシ
ホルダ30の縦壁32へ接触しているブラシ38がバッ
テリー等の外部電源へ接続される構成となっている。
【0045】<第1の実施の形態の作用、効果>本モー
タ10は、バッテリー等の外部電源へ接続された状態で
リード線50が通電されると、接続部52、導電部4
6、ブラシホルダ30を介してブラシホルダ30の縦壁
32へ接触しているブラシ38が通電される。さらに、
ブラシ38は圧縮コイルスプリング40の付勢力で整流
子44へ圧接されていることから、ブラシ38と整流子
44とが導通されているため、ブラシ38が通電される
ことで整流子44が通電される。整流子44が通電され
ることで回転子22のコイル24に電流が流れる。電流
が流れたコイル24によりその周囲に磁界が形成される
と、このコイル24が形成した磁界と永久磁石14が形
成した磁界との相互作用で回転子22がシャフト16を
伴い回転する。
【0046】一方、上述したように、本モータ10はブ
ラシホルダ30が通電されることでブラシホルダ30の
縦壁32に接触しているブラシ38が通電される構成で
あって、ブラシ38に所謂ピッグテール等と称される導
線が設けられているわけではない。このため、ブラシ3
8に作用する力は、圧縮コイルスプリング40からの付
勢力と、この付勢力でブラシ38が整流子44を押圧し
た際の整流子44からの反力、及び縦壁32やベース2
6からの摩擦のみで、基本的には周囲の温度等(すなわ
ち、本モータ10に対する熱の付与)や経時的に変化す
ることがない力である。このため、本モータ10では常
に安定した力でブラシ38が整流子44に圧接させるこ
とができ、モータ10の性能を長期に亘り安定して引き
出すことができる。
【0047】また、整流子44との摩擦によりシャフト
16の半径方向に沿ったブラシ38の寸法に変化が生
じ、この寸法変化に応じて圧縮コイルスプリング40の
付勢力でブラシ38が整流子44側へ変位したとしても
(すなわち、ブラシ38がブラシホルダ30に対して相
対的に変位したとしても)、ブラシ38とブラシホルダ
30の縦壁32との接触が解消されることはないため、
ブラシホルダ30を介したブラシ38への通電に支障を
きたすことはない。しかも、このようにブラシ38が変
位したとしても、ブラシホルダ30が変位することはな
いため、ブラシホルダ30への通電に支障をきたすこと
もなく、この意味でも、長期に亘りブラシ38を安定し
て通電できる。
【0048】さらに、本モータ10では、ブラシホルダ
30がベース26上に設けられる構成であり、コネクタ
48から引き出された接続部52はベース26に設けら
れた導電部46に固定されて導通する構成であるため、
ベース26にブラシホルダ30、ブラシ38、圧縮コイ
ルスプリング40、及びコネクタ48等を組み付けた状
態でベース26をヨーク12内へ組み付けることが可能
となる。このように、ヨーク12内という狭い部位へブ
ラシホルダ30、ブラシ38、圧縮コイルスプリング4
0、及びコネクタ48等の部品を個々に組み付ける場合
に比べると、組み付け時における作業性が高く、これに
より、コストの軽減も図ることができる。
【0049】<第2の実施の形態の構成>次に、本発明
のその他の実施の形態について説明する。なお、以下の
各実施の形態を説明するうえで、上述した第1の実施の
形態を含め、説明している実施の形態よりも前出の実施
の形態と基本的に同一の部位に関しては、同一の符号を
付与してその説明を省略する。
【0050】図5には本発明の第2の実施の形態に係る
モータ70の縦断面図(図2に対応)が示されており、
図6には本モータ70の要部の断面図(図3に対応)が
示されている。
【0051】これらの図に示されるように、本モータ7
0はブラシホルダ30を備えておらず、代わりにブラシ
ホルダ72がベース26に設けられている。ブラシホル
ダ72は基本的にブラシホルダ30と同じ構成である
が、その全体が絶縁性の合成樹脂材等により形成されて
いる。したがって、前記第1の実施の形態とは異なり、
本実施の形態ではブラシホルダ72が通電されることは
なく、ブラシホルダ72の縦壁32を介してブラシ38
が通電されることもない(すなわち、本実施の形態では
縦壁32は特許請求の範囲で言うところの接触部とはな
らない)。
【0052】一方、図5及び図6に示されるように、本
モータ70はベース26に導電部46が形成されておら
ず、代わりに特許請求の範囲で言う導電部と接触部とを
兼ねる導電部74が形成されている。この導電部74は
基本的に導電部46と同じでその一部にコネクタ48か
ら引き出された接続部52が一体的に固着されて電気的
に接続されている。
【0053】但し、この導電部74は導電部46とは異
なり、ブラシホルダ72を構成する一対の縦壁32の間
に位置するまで延設されており、一対の縦壁32の間で
は、ブラシ38が導電部74に接触した状態で導電部7
4上をシャフト16の半径方向に沿って整流子44に対
して接離移動できるようになっている。
【0054】<第2の実施の形態の作用、効果>すなわ
ち、本実施の形態では、縦壁32に代わりベース26に
設けられた導電部74がブラシ38へ接触することでブ
ラシ38への通電がなされる。
【0055】しかしながら、ブラシ38に作用する力
は、圧縮コイルスプリング40からの付勢力と、この付
勢力でブラシ38が整流子44を押圧した際の整流子4
4からの反力、及び縦壁32や導電部74を含んだベー
ス26からの摩擦のみで、基本的には周囲の温度等(す
なわち、本モータ70に対する熱の付与)や経時的に変
化することがない力である。このため、本モータ70で
は常に安定した力でブラシ38が整流子44に圧接させ
ることができ、モータ70の性能を長期に亘り安定して
引き出すことができる。
【0056】また、整流子44との摩擦によりシャフト
16の半径方向に沿ったブラシ38の寸法に変化が生
じ、この寸法変化に応じて圧縮コイルスプリング40の
付勢力でブラシ38が整流子44側へ変位したとしても
(すなわち、ブラシ38がブラシホルダ72に対して相
対的に変位したとしても)、ブラシ38とベース26に
設けられた導電部74との接触が解消されることはない
ため、導電部74介したブラシ38への通電に支障をき
たすことはない。
【0057】しかも、このようにブラシ38が変位した
としても、ベース26や導電部74が変位することはな
いため、導電部74への通電に支障をきたすこともな
く、この意味でも、長期に亘りブラシ38を安定して通
電できる。
【0058】<第3の実施の形態の構成>次に、本発明
の第3の実施の形態について説明する。
【0059】図8には本実施の形態に係るモータ80の
縦断面図(図2に対応)が示されており、図7には図8
の7−7線に沿った平断面図(図1に対応)が示されて
いる。
【0060】これらの図に示されるように、本モータ8
0は付勢手段としての圧縮コイルスプリング82を備え
ている。この圧縮コイルスプリング82は基本的に前記
第1の実施の形態における圧縮コイルスプリング40と
同じであるが、圧縮コイルスプリング82は金属等の導
電性材料により形成されている(換言すれば、圧縮コイ
ルスプリング40に関しては材質が問われることはな
く、ブラシ38を付勢できさえすればよい)。この圧縮
コイルスプリング82は圧縮コイルスプリング40と同
様にその他端がブラシ38に接触してブラシ38を付勢
しているが、ブラシ38に接触していることで電気的に
も導通している。
【0061】一方、本モータ80は導電部46や導電部
74を備えておらず、代わりに導電部86を備えてい
る。導電部86は上述した導電部46、74と同様にそ
の一部にコネクタ48から引き出された接続部52が一
体的に固着されて電気的に接続されている。
【0062】また、導電部86の一部は、一方の側壁3
2の側方まで延ばされて、側壁32の側方で自らの厚さ
方向が側壁32の厚さ方向と略同方向になるまで曲げ起
こされ、更に、曲げ起こされた状態のまま側壁32に対
して略平行に延び、ブラシホルダ72の整流子44とは
反対側の端部(シャフト16の回転半径方向外方側の端
部)の近傍にて他方の縦壁32側へ屈曲されている。こ
の他方の縦壁32側へ屈曲された部分はストッパ42に
代わるストッパ88とされ、圧縮コイルスプリング82
の他端が当接している。
【0063】<第3の実施の形態の作用、効果>本モー
タ80では、ブラシホルダ72やベース26のブラシ3
8との接触部分が通電されることはないものの、導電部
86が通電されることで圧縮コイルスプリング82との
当接部分であるストッパ88が通電され、更に、圧縮コ
イルスプリング82がブラシ38へ接触していることか
ら圧縮コイルスプリング82を介してブラシ38が通電
されることになる。
【0064】したがって、通電経路こそ前記第2の実施
の形態に係るモータ70や前記第1の実施の形態に係る
モータ10とは異なるものの、基本的に本モータ90は
前記第1の実施の形態や第2の実施の形態と同様の作用
を奏し、前記第2の実施の形態と同様の効果を得ること
ができるものである。
【0065】<第4の実施の形態の構成>次に、本発明
の第4の実施の形態について説明する。
【0066】図9には本実施の形態に係るモータ90の
縦断面図(図2に対応)が示されており、図10には本
モータ90の要部の断面図(図3に対応)が示されてい
る。
【0067】これらの図に示されるように、本モータ9
0では圧縮コイルスプリング82が常にベース26上に
載置されており、常に、圧縮コイルスプリング82がベ
ース26に接触している。このベース26の圧縮コイル
スプリング40との接触部分には連結手段としての導電
部92が設けられている。この導電部92もまた上述し
た導電部46、74と同様にその一部にコネクタ48か
ら引き出された接続部52が一体的に固着されて電気的
に接続されている。
【0068】但し、図9に示されるように、この導電部
74とは異なり導電部92はブラシ38には接触してい
ない。
【0069】<第4の実施の形態の作用、効果>本モー
タ90では、ブラシホルダ72やベース26のブラシ3
8との接触部分が通電されることはないものの、導電部
92が通電されることで圧縮コイルスプリング82が通
電され、更に、圧縮コイルスプリング82の他端部が
ブラシ38へ接触していることから圧縮コイルスプリン
グ82を介してブラシ38が通電されることになる。
【0070】したがって、通電経路こそ前記第3の実施
の形態に係るモータ80とは異なるものの、基本的に本
モータ90は前記第3の実施の形態と同様の作用を奏
し、前記第3の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きるものである。
【0071】<第5の実施の形態の構成>次に、本発明
の第5の実施の形態について説明する。
【0072】図11には本実施の形態に係るモータ11
0の要部を拡大した縦断面図が示されている。
【0073】この図に示されるように、本モータ110
は基本的に前記第2の実施の形態に係るモータ70と同
じ構成であるが、本モータ70はブラシ38を備えてお
らず代わりブラシ112を備えている。ブラシ112は
基本的にブラシ38と同じで金属等の導電性材料により
ブロック状に形成された部材であり、整流子44へ接触
することで整流子44と導通する構成である。
【0074】但し、ブラシ112の圧縮コイルスプリン
グ82側の端面(すなわち、圧縮コイルスプリング82
の他端部が接触する側の端面)が上述した圧縮コイルス
プリング82と共に押圧手段を構成する斜面114とさ
れている。斜面114は、シャフト16の回転半径方向
外方に対してシャフト16の軸方向に沿って上方(すな
わち、ベース26を介して回転子22とは反対側)へ向
いた傾斜面とされている。
【0075】<第5の実施の形態の作用、効果>本モー
タ110では、本実施の形態において押圧手段を構成す
る圧縮コイルスプリング82の他端部はブラシ112の
斜面114へ接触しているため、斜面114からブラシ
112へ付与された付勢力Fは、斜面114の傾斜角度
に応じてシャフト16の回転半径方向内方へ向いた付勢
力F1とシャフト16の軸方向に沿って下方(すなわ
ち、ベース26を介して回転子22側)へ向いた側の付
勢力F2とに分割される。付勢力F1はブラシ112を
整流子44へ圧接させる力として作用し、付勢力F2は
ブラシ112をベース26へ押し付ける押圧力として作
用する。この付勢力F2がブラシ112に作用してブラ
シ112がベース26へ押し付けられることで、ブラシ
112はベース26に設けられた導電部74に圧接され
るため、ブラシ112と導電部74との導通を確保で
き、常に安定してブラシ112を通電できる。
【0076】しかも、付勢力F2でブラシ112をベー
ス26に圧接することで、シャフト16の軸方向に沿っ
たブラシ112のガタつきを抑制若しくは防止できるた
め、静粛性の向上も図れる。
【0077】なお、本実施の形態では、付勢力F2で導
電部74にブラシ112を押し付けてブラシ112と導
電部74との導通を確保するという効果を得るものであ
るため、ブラシ112と導電部74との導通を確保とい
う観点からすれば、ブラシ112とベース26に設けら
れた導電部74とが接触するという前記第2の実施の形
態に係るモータ70の構成が前提である。しかしなが
ら、付勢力F2でブラシ112をベース26に圧接する
ことで、シャフト16の軸方向に沿ったブラシ112の
ガタつきを抑制若しくは防止できるため、静粛性の向上
も図れるという効果はブラシ112とベース26に設け
られた導電部74とが接触する構成でなくても得ること
ができ、この意味では、前記第1の実施の形態に係るモ
ータ10や前記第4の実施の形態に係るモータ90に本
実施の形態に係る構成(すなわち、斜面114を有する
ブラシ112を備える構成)を適用できることは言うま
でもない。
【0078】<第6の実施の形態の構成>次に、本発明
の第6の実施の形態について説明する。
【0079】図12には本実施の形態に係るモータ13
0の要部を拡大した縦断面図が示されており、図13に
は本モータ130の要部を拡大した平面図が示されてい
る。
【0080】本モータ130は基本的に前記第2の実施
の形態に係るモータ70と同じ構成であるが、図12及
び図13に示されるように、本モータ70はブラシホル
ダ72を備えておらず代わりにブラシホルダ132を備
えている。ブラシホルダ132はブラシホルダ30と同
様に一対の縦壁32を備えている。これらの縦壁32の
上端部(ベース26とは反対側の端部)は天井壁34に
代わる天井壁132により連結されている。天井壁13
2は基本的に天井壁34と同じ平板状であるが、切欠部
36が形成されておらず、代わりにブラシ38の移動方
向に沿って長手方向とされた長孔136が貫通形成され
ている。このシャフト16の回転半径方向に沿った外方
側の長孔136の長手方向一端部からは連続して押圧手
段としての押圧片138が延出されている。
【0081】押圧片138は長孔136の長手方向一端
部から他端部(シャフト16の回転半径方向に沿った内
方側)への方向に対してベース26側へ向けて傾斜した
方向に沿って長手とされ、更に、その幅寸法は長孔13
6の内幅寸法以下とされた細幅板状の部材である。この
押圧片138は長孔136の長手方向一端を中心に自ら
の幅方向(すなわち、一対の縦壁32の対向方向)を軸
方向としてこの軸周りに弾性変形しつつ回動可能であ
る。また、この押圧片138に対して特に外力が付与さ
れていない状態(すなわち、自然な状態)では、ベース
26と押圧片138の先端部との間隔がシャフト16の
軸方向に沿ったブラシ38の寸法(高さ寸法)よりも小
さくなるように押圧片の形状等が設定されている。
【0082】<第6の実施の形態の作用、効果>本モー
タ130において、ブラシ38は押圧片138とベース
26との間に介在することになるが、上述したように、
押圧片138に対して特に外力が付与されていない状態
では、ベース26と押圧片138の先端部との間隔がブ
ラシ38の高さ寸法よりも小さいため、ブラシ38がベ
ース26と押圧片138との間に介在することでブラシ
38が押圧片138を押し上げ、先端部がベース26か
ら離間する方向へ天井壁34との接続部分周りに押圧片
138を回動させる。
【0083】しかしながら、上述したように、押圧片1
38は弾性を有しているため、ブラシ38により押し上
げられた押圧片138は自らの弾性(復元力)で元の状
態に戻ろうとし、ブラシ38をベース26側へ押圧す
る。この押圧片138からの押圧力を受けたブラシ38
はベース26に押し付けられ、これにより、ブラシ38
がベース26に設けられた導電部74に圧接されるた
め、ブラシ38と導電部74との導通を確保でき、常に
安定してブラシ38を通電できる。
【0084】しかも、押圧片138からの押圧力でブラ
シ38をベース26に圧接することで、シャフト16の
軸方向に沿ったブラシ38のガタつきを抑制若しくは防
止できるため、静粛性の向上も図れる。
【0085】なお、本実施の形態では、押圧片138か
らの押圧力でで導電部74にブラシ38を押し付けてブ
ラシ38と導電部74との導通を確保するという効果を
得るものであるため、ブラシ38と導電部74との導通
を確保という観点からすれば、ブラシ38とベース26
に設けられた導電部74とが接触するという前記第2の
実施の形態に係るモータ70の構成が前提である。しか
しながら、押圧片138からの押圧力でブラシ38をベ
ース26に圧接することで、シャフト16の軸方向に沿
ったブラシ38のガタつきを抑制若しくは防止できるた
め、静粛性の向上も図れるという効果はブラシ38とベ
ース26に設けられた導電部74とが接触する構成でな
くても得ることができ、この意味では、前記第1の実施
の形態に係るモータ10や前記第4の実施の形態に係る
モータ90に本実施の形態に係る構成(すなわち、斜面
114を有するブラシ38を備える構成)を適用できる
ことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るモータの平断
面図で、図2の1−1線に沿った断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るモータの縦断
面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るモータの要部
の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るモータの要部
の変形例を示す図3に対応した断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るモータの縦断
面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るモータの要部
の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るモータの平断
面図で、図8の7−7線に沿った断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るモータの縦断
面図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係るモータの縦断
面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係るモータの要
部の断面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係るモータの要
部を拡大した縦断面図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係るモータの要
部を拡大した縦断面図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態に係るモータの要
部を拡大した平面図である。 10 モータ 12 ヨーク(ケース) 22 回転子 26 ベース(ベース部材) 30 ブラシホルダ 32 縦壁(第1の実施の形態では接触部) 38 ブラシ 40 圧縮コイルスプリング(第5の実施の形態では
押圧手段) 44 整流子 46 導電部 48 コネクタ(電源接続部) 70 モータ 72 ブラシホルダ 74 導電部(導電部、接触部) 80 モータ 82 圧縮コイルスプリング(付勢手段) 86 導電部 90 モータ 92 導電部 110 モータ 112 ブラシ 114 斜面(押圧手段) 130 モータ 132 ブラシホルダ 138 押圧片(押圧手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H605 AA04 AA05 BB05 BB09 CC02 CC10 EA23 EC05 EC08 5H613 AA01 AA02 AA03 BB04 BB15 BB27 BB37 GA01 GA11 GA17 GB09 GB13 GB17 PP03 QQ05 SS05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子に設けられた整流子へ外方からブ
    ラシが摺接することで当該ブラシ並びに前記整流子を介
    して前記回転子が通電され、当該通電により前記回転子
    が回転するモータであって、 外部の電源へ電気的に接続される電源接続部と、 前記整流子の側方で前記ブラシを前記整流子に対して接
    離移動可能に保持するブラシホルダと、 前記ブラシホルダに保持された前記ブラシに対して接触
    した導電性を有する接触部と、 前記接触部を前記電源接続部へ一体的に連結すると共に
    前記接触部と前記電源接続部とを導通させる導電部と、 を備えることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記ブラシホルダの少なくとも一部を前
    記接触部としたことを特徴とする請求項1記載のモー
    タ。
  3. 【請求項3】 回転子に設けられた整流子へ外方からブ
    ラシが摺接することで当該ブラシ並びに前記整流子を介
    して前記回転子が通電され、当該通電により前記回転子
    が回転するモータであって、 外部の電源へ電気的且つ機械的に接続される電源接続部
    と、 前記整流子の側方で前記ブラシを前記整流子に対して接
    離移動可能に保持するブラシホルダと、 前記ブラシホルダに設けられて前記ブラシを前記整流子
    側へ付勢すると共に、直接或いは間接的に前記ブラシに
    導通した導電性の付勢手段と、 前記付勢手段へ直接或いは間接的に接続されて前記付勢
    手段に導通すると共に前記電源接続部へ一体的に連結さ
    れて前記電源接続部に導通した導電部と、 を備えることを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 前記導電部を前記付勢手段に接触させる
    ことで前記付勢手段と前記導電部とを導通させることを
    特徴とする請求項3記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記ブラシホルダ及び前記電源接続部の
    少なくとも何れか一方を前記連結手段と一体成形したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載の
    モータ。
  6. 【請求項6】 前記ブラシ、前記回転子、前記ブラシホ
    ルダ、及び前記導電部を収容するケースと、 前記ケースの内側で前記ケースへ一体に固定されると共
    に、前記連結手段が一体的に設けられ、且つ、前記ブラ
    シホルダ及び前記電源接続部を支持する絶縁性のベース
    部材と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れ
    かに記載のモータ。
  7. 【請求項7】 前記電源接続部を前記ベース部材と一体
    成形したことを特徴とする請求項6記載のモータ。
  8. 【請求項8】 前記ブラシを前記ベース部材側へ押圧す
    る押圧手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求
    項7の何れかに記載のモータ。
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