JP2000045815A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JP2000045815A JP10211561A JP21156198A JP2000045815A JP 2000045815 A JP2000045815 A JP 2000045815A JP 10211561 A JP10211561 A JP 10211561A JP 21156198 A JP21156198 A JP 21156198A JP 2000045815 A JP2000045815 A JP 2000045815A
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のハイブリッド車両においてモータジェ
ネレータにより発電する場合や発電された電力を利用す
る場合の問題点を解消することができる車両の制御装置
を提供する。 【解決手段】 領域切換手段84により、判定手段82
によりモータジェネレータ26で発電した電力を外部へ
供給する状態であると判定された場合には、実際に用い
られているモータジェネレータ駆動領域が領域記憶手段
80に記憶されている他の種類のモータジェネレータ駆
動領域に切り換えるられることから、前輪および後輪の
一方を使用してモータジェネレータ26で発電しつつ他
方を電気モータ28で車両を駆動するときに、その駆動
状態に応じてモータジェネレータの発電時のエンジンの
停止領域すなわちモータジェネレータ領域が適切に切り
換えられ或いは変更されるので、4輪駆動状態ではモー
タジェネレータが可及的に電気モータの電源とされると
ともに、2輪駆動状態では最も効率の高い位置でエンジ
ン10とモータジェネレータ26とが切換られる利点が
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原動機にモータジ
ェネレータが機械的に連結される車両の動力伝達系にお
いて、それら原動機およびモータジェネレータを制御す
るための制御に関する。
【0002】
【従来の技術】モータジェネレータがエンジン(原動
機)に機械的に連結されることにより、そのモータジェ
ネレータを動力伝達系に備えた車両が知られている。た
とえば、特開平9−39613号公報に記載されたハイ
ブリッド車両がそれである。このようなハイブリッド車
両では、車両の駆動力としてエンジンおよびモータジェ
ネレータが選択的に適宜用いられるとともに、惰行走行
時においてモータジェネレータにより発電された電力が
蓄電されて再利用されるようになっている。
【0003】ところで、上記の様なハイブリッド車両で
は、車両停止時においてエンジンへの燃料供給を停止す
ると同時に、エンジンに作動的に連結された補機を駆動
するためにモータジェネレータによりエンジンをアイド
リング回転数に保持することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のハイブリッド車両では、モータジェネレー
タにより発電する場合や発電された電力を利用する場合
に種々の問題点が発生することが避けられなかった。た
とえば、専らエンジンで駆動させるエンジン駆動領域と
専らモータジェネレータで駆動させるモータジェネレー
タ領域とが車両走行条件に従って切り換えられる形式の
車両の制御装置において、前輪および後輪の一方を使用
してモータジェネレータで発電しつつ、他方を電気モー
タで駆動するときに、モータジェネレータの発電時のエ
ンジンの停止領域すなわちモータジェネレータ領域が不
適切となる場合があった。また、モータジェネレータで
発電された電力を前後輪の一方を駆動する電気モータな
どへ供給しているときに、そのモータジェネレータに機
械的にエンジンの出力トルクが入力される自動変速機の
変速ショックを緩和するために或いはトルクコンバータ
のロックアップクラッチの切換ショックを緩和するため
に、その変速期間内にモータジェネレータでトルク変化
(低下若しくは上昇)させようとすると、その時モータ
ジェネレータにより発電ないしは電力消費されると外部
供給に必要な電力と相違するために、モータジェネレー
タで発電された電力の外部供給と自動変速機の変速時の
入力トルク制御との両立が困難であった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、従来のハイブリ
ッド車両においてモータジェネレータにより発電する場
合や発電された電力を利用する場合の問題点を解消する
ことができる車両の制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するための第1発明の要旨とするところは、原動機にモ
ータジェネレータが機械的に連結される車両の制御装置
であって、(a) 車両の走行状態に関連して専ら前記モー
タジェネレータを駆動させるための複数種類のモータジ
ェネレータ駆動領域を記憶する領域記憶手段と、(b) 前
記モータジェネレータで発電した電力をその外部へ供給
する状態か否かを判定する判定手段と、(c) その判定手
段により前記モータジェネレータで発電した電力をその
外部へ供給する状態であると判定された場合には、実際
に用いられているモータジェネレータ駆動領域を前記領
域記憶手段に記憶されている他の種類のモータジェネレ
ータ駆動領域に切り換える領域切換手段とを、含むこと
にある。
【0007】
【第1発明の効果】このようにすれば、領域切換手段に
より、判定手段によりモータジェネレータで発電した電
力をその外部へ供給する状態であると判定された場合に
は、実際に用いられているモータジェネレータ駆動領域
が前記領域記憶手段に記憶されている他の種類のモータ
ジェネレータ駆動領域に切り換えるられることから、専
らエンジンで駆動させるエンジン駆動領域と専らモータ
ジェネレータで駆動させるモータジェネレータ領域とが
車両走行条件に従って切り換えられる形式の車両の制御
装置において、前輪および後輪の一方を使用してモータ
ジェネレータで発電しつつ他方を電気モータで駆動する
ときに、その駆動状態に応じてモータジェネレータの発
電時のエンジンの停止領域すなわちモータジェネレータ
領域が適切に切り換えられるので、従来のハイブリッド
車両においてモータジェネレータにより発電する場合や
発電された電力を利用する場合の問題点を解消すること
ができる。すなわち、エンジン或いはモータジェネレー
タで前輪または後輪を駆動する2輪駆動状態のモータジ
ェネレータ領域は、エンジン或いはモータジェネレータ
で前輪および後輪の一方を駆動し且つ他方を電気モータ
で駆動する4輪駆動状態に比較して、車速およびアクセ
ルペダル操作量の増加方向において大きい領域が選択さ
れるので、4輪駆動状態ではモータジェネレータを電気
モータの電源とするためにエンジン停止領域が車両停止
付近の小さな領域とされ、2輪駆動状態ではエンジンの
最も効率の高いところでエンジンとモータジェネレータ
とを切換るために比較的大きな領域とされる。
【0008】
【課題を解決するための第2の手段】また、前記目的を
達成するための第2発明の要旨とするところは、原動機
にモータジェネレータが機械的に連結される車両の制御
装置であって、(a) 前記モータジェネレータにより入力
トルクが制御される変速機と、(b) 前記モータジェネレ
ータによる変速機の入力トルク制御の開始に関連して、
一時的にそのモータジェネレータで発電した電力がその
外部へ供給されることを停止させる外部供給停止手段と
を、含むことにある。
【0009】
【第2発明の効果】このようにすれば、外部供給停止手
段により、前記モータジェネレータによる変速機の入力
トルク制御の開始に関連して、一時的にそのモータジェ
ネレータで発電した電力がその外部へ供給されることが
停止させられるので、従来のハイブリッド車両において
モータジェネレータにより発電する場合や発電された電
力を利用する場合の問題点を解消することができる。す
なわち、前後輪の一方に連結されたモータジェネレータ
で発電された電力を前後輪の他方を駆動する電気モータ
などへ供給する4輪駆動状態において、そのモータジェ
ネレータに機械的にエンジンの出力トルクが入力される
自動変速機の変速ショックを緩和するために或いはトル
クコンバータのロックアップクラッチの切換ショックを
緩和するために、その変速期間内にモータジェネレータ
でトルク変化させようとするとき、モータジェネレータ
で発電した電力を電気モータへ供給することが停止され
るので、入力トルク低下制御が損なわれない。
【0010】
【課題を解決するための第3の手段】また、前記目的を
達成するための第3発明の要旨とするところは、原動機
にモータジェネレータが機械的に連結される車両の制御
装置であって、(a) 前記モータジェネレータにより入力
トルクが制御される変速機と、(b) 前記モータジェネレ
ータで発電した電力をその外部へ供給する状態か否かを
判定する発電電力外部供給状態判定手段と、(c) その発
電電力外部供給状態判定手段により前記モータジェネレ
ータで発電した電力をその外部へ供給する状態であると
判定された場合には、前記変速機の入力トルクの制御を
そのモータジェネレータに替えて前記原動機を用いて行
う入力トルク源切換手段とを、含むことにある。
【0011】
【第3発明の効果】このようにすれば、入力トルク源切
換手段停止手段により、前記発電電力外部供給状態判定
手段によりモータジェネレータで発電した電力をその外
部へ供給する状態であると判定された場合には、前記変
速機の入力トルクの制御がそのモータジェネレータに替
えて前記原動機を用いて行われるので、従来のハイブリ
ッド車両においてモータジェネレータにより発電する場
合や発電された電力を利用する場合の問題点を解消する
ことができる。すなわち、モータジェネレータで発電さ
れた電力を前後輪の一方を駆動する電気モータなどへ供
給しているときに、そのモータジェネレータに機械的に
エンジンの出力トルクが入力される自動変速機の変速シ
ョックを緩和するために或いはトルクコンバータのロッ
クアップクラッチの切換ショックを緩和するために、そ
の変速期間内に変速機に入力されるトルクを制御しよう
とするとき、モータジェネレータに替えて原動機(エン
ジン)が用いられるので、車両の駆動力が一時的に低下
させられることがなく、モータジェネレータで発電され
た電力の外部供給と自動変速機の変速時の入力トルク制
御とが両立できる。
【0012】
【発明の他の態様】ここで、好適には、第1発明におい
て、前記車両は、エンジンおよびモータジェネレータを
動力源とする後輪駆動系と、この後輪駆動系とは独立に
設けられて前記電気モータを動力源とする前輪駆動系と
から構成された四輪駆動車両であり、4輪駆動状態では
モータジェネレータにより発電された電力が電気モータ
に供給される。
【0013】また、好適には、前記モータジェネレータ
駆動領域は、車速を表す車速軸とアクセル操作量を表す
アクセル操作量軸とから成る二次元座標においてそれら
車速軸とアクセル操作量軸との交点近傍に設けられたも
のであり、前記領域記憶手段は、車両の加速走行(パワ
ーオン走行)においてモータジェネレータを可及的に電
気モータの電源とするために車両停止付近に限定された
四輪駆動用のモータジェネレータ駆動領域と、車両の加
速走行(パワーオン走行)において最も効率の高い位置
でエンジンとモータジェネレータとが切り換えられるよ
うにその四輪駆動用のモータジェネレータ駆動領域より
も高車速側に拡大された2輪駆動用のモータジェネレー
タ駆動領域とを記憶するものである。
【0014】また、好適には、前記判定手段は、前記モ
ータジェネレータで発電した電力をその外部へ供給する
状態か否かの判定として、4輪駆動状態であるか否かを
判定するものである。また、前記領域切換手段は、その
判定手段により4輪駆動状態であると判定された場合に
は、それまで使用されていた2輪駆動用のモータジェネ
レータ駆動領域を、4輪駆動用のモータジェネレータ駆
動領域に切り換えるものである。
【0015】また、好適には、車両走行状態が前記二次
元座標において前記領域切換手段により切換られたモー
タジェネレータ駆動領域内である場合には、車両の駆動
力を得るために専らモータジェネレータを駆動し、車両
走行状態がその二次元座標においてモータジェネレータ
駆動領域内でない場合すなわちエンジン駆動領域内であ
る場合には、車両の駆動力を得るために専らエンジンを
駆動する駆動制御手段が、設けられる。
【0016】また、前記第2発明において、前記外部供
給停止手段は、それによりモータジェネレータで発電し
た電力を電気モータへ供給することが停止される期間で
は、電気モータへ供給するための電力をキャパシタに蓄
電された電力に切り換えるキャパシタ出力切換手段と、
そのキャパシタに蓄電された電力で電気モータを駆動さ
せる電気モータ駆動手段とが設けられているので、モー
タジェネレータで発電した電力を電気モータへ供給され
ることが停止される変速期間或いはロックアップクラッ
チ切換期間内でも、継続的に電気モータが駆動され、4
輪駆動が連続的に得られる。
【0017】また、前記第3発明において、好適には、
入力トルク制御手段は、上記発電電力外部供給状態判定
手段によりモータジェネレータで発電した電力をその外
部へ供給する状態であると判定された場合には、前記エ
ンジンの電子スロットル弁を調節して、自動変速機の変
速に関連する変速ショックを防止するために自動変速機
の入力トルクを一時的に低下させる制御、或いはロック
アップクラッチの切換に関連する切換ショックを防止す
るために自動変速機の入力トルクの変化を平滑化する制
御即ちなまし制御を実行するものである。
【0018】また、好適には、上記入力トルク制御手段
は、モータジェネレータにより自動変速機の入力トルク
が制御される入力トルク制御の期間中、すなわち入力ト
ルク制御の開始から終了までの期間中であるか否かを判
定する期間判定手段と、その期間判定手段により入力ト
ルク制御の期間中であると判定された場合には、自動変
速機の入力トルクの制御のための入力トルク調節装置と
して、上記モータジェネレータからエンジンに切り換
え、そのエンジンを用いて入力トルク制御を実行させる
入力トルク源切換手段とを含むものである。
【0019】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例の制御装置を有
する車両の動力伝達装置であって、前置エンジン後輪駆
動(FR)を基本とする所謂電気式4輪駆動系を示して
いる。図において、エンジン10の出力トルクは、トル
クコンバータ12、自動変速機14、後輪用プロペラシ
ャフト18、後輪用差動歯車装置20、および車軸22
を介して1対の後輪24、24へ伝達されるようになっ
ている。上記トルクコンバータ12と自動変速機14と
の間には、後輪の駆動或いは発電のためにモータジェネ
レータ26が設けられている。また、電気モータ28の
出力トルクは、前輪用差動歯車装置30、および車軸3
2を介して1対の前輪34へ伝達されるようになってい
る。上記電気モータ28から前輪34までが前輪駆動系
に対応し、上記エンジン10から後輪24までが後輪駆
動系に対応している。
【0021】図2に示すように、上記トルクコンバータ
12は、その入力軸36に連結されたポンプ翼車38
と、上記自動変速機14の入力軸40に連結され且つ流
体を介してポンプ翼車38から動力が伝達されるタービ
ン翼車42と、一方向クラッチ44を介して位置固定の
ハウジング46に固定された固定翼車48と、ポンプ翼
車38およびタービン翼車42を図示しないダンパを介
して直結するロックアップクラッチ50とを備えてい
る。
【0022】上記自動変速機14は、前進5速、後進1
速のギヤ段が達成される多段変速機であり、上記入力軸
40と、4組の遊星歯車装置52、54、56、58
と、その遊星歯車装置52、54、56、58の各構成
要素を相互に連結し或いは非回転状態とするためのクラ
ッチC0、C1、C2、ブレーキB0、B1、B2、B
3、B4、一方向クラッチF0、F1、F2とを備えて
いる。上記クラッチC0、C1、C2、ブレーキB0、
B1、B2、B3、B4は、例えば多板式のクラッチや
1本または巻付け方向が反対の2本のバンドを備えたバ
ンドブレーキ等にて構成された油圧式摩擦係合装置であ
って、それらの係合および解放がそれぞれ制御されるこ
とにより、図3に示すように変速比γ(=入力軸40の
回転数/出力軸60の回転数)がそれぞれ異なる前進5
段および後進1段の変速段が得られる。図3において、
「1ST」、「2ND」、「3RD」、「4TH」、「5TH」
は、それぞれ前進側の第1速ギヤ段、第2速ギヤ段、第
3速ギヤ段、第4速ギヤ段、第5速ギヤ段を表してお
り、上記変速比は第1速ギヤ段から第4速ギヤ段に向か
うに従って順次小さくなる。なお、上記クラッチC0、
C1、C2、C3、ブレーキB0、B1、B2、B3
は、後述の電子制御装置64により予め記憶された変速
線図から実際の車速Vおよびスロットル開度θに基づい
て決定されたギヤ段が得られるように制御される油圧制
御回路74により作動させられる。また、前記トルクコ
ンバータ12および前記自動変速機14の出力軸60以
外の部分は、上記入力軸40等の軸心に対して対称的に
構成されているため、図2においてはその軸心の下側を
省略して示してある。
【0023】そして、上記自動変速機14の入力軸40
には、それと同心の状態でモータジェネレータ26が設
けられており、エンジン10と機械的に連結されてい
る。このモータジェネレータ26は、入力軸40と一体
的に回転するロータ26aと、このロータ26aにトル
クを発生させるための磁界を発生させるステータ26b
とを備えている。電流が供給される場合はこのモータジ
ェネレータ26が駆動源として機能し、発電電流が取り
出される場合はこのモータジェネレータ26が制動トル
ク発生源として機能する。車両の惰行走行時には、車両
の制動エネルギを回収するために、たとえば図4に示す
ように、モータジェネレータ26に回生制動トルクTGB
が発生させられる。図4は、車両の惰行走行或いは非駆
動走行(パワーオフ走行)において、このモータジェネ
レータ26により発生される回生制動トルクTGBと車速
Vとの関係を示している。
【0024】図5に示すように、上記モータジェネレー
タ26は、コントローラ62により制御されるインバー
タ66により駆動電流或いは出力電流と充電電流が制御
されるようになっている。上記コントローラ62によ
り、車両の駆動走行(パワーオン走行)では、予め記憶
された関係から実際の車両走行状態に対応する領域がモ
ータジェネレータ駆動領域かエンジン駆動領域であるか
が判定され、車両走行状態に対応する領域がモータジェ
ネレータ駆動領域であると判定されれば専らモータジェ
ネレータ26により車両を駆動させるが、車両走行状態
に対応する領域がエンジン駆動領域であると判定されれ
ば専らエンジン10により車両を駆動させる。また、こ
のエンジン駆動領域であるときに四輪駆動が選択されて
いる場合には、モータジェネレータ26により発電され
た電力を電気モータ28に供給してその電気モータ28
を駆動させる。さらに、車両の惰行走行或いは非駆動走
行(パワーオフ走行)では、上記モータジェネレータ2
6により発電された電力が電池68或いはキャパシタ6
9に供給されてその充電が行われる。
【0025】図6は、上記コントローラ62を制御する
ための電子制御装置64の入出力関係を例示している。
この電子制御装置64は、所謂CPU、ROM、RA
M、入出力インターフェースなどを備え、RAMの一時
記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラ
ムに従って入力信号を処理し、制御信号を出力する。上
記電子制御装置64には、車両を2輪駆動状態とするか
4輪駆動状態とするかの選択を行う図示しない4WDス
イッチからの選択信号、ABS(アンチロックブレーキ
システム)制御用コンピュータからの信号、VSC(車
両旋回安定制御)制御用コンピュータからの信号、エン
ジン10の回転速度を検出するセンサからのエンジン回
転速度信号、エンジン10の冷却水温を検出するセンサ
からの水温信号、イグニションスイッチからのその操作
を示す信号、電池68からの充電量を示す高圧SOC信
号、ヘッドライトの作動状態を示すヘッドライト信号、
デフォッガの作動状態を示すデフォッガ信号、エヤコン
の作動状態を示すエヤコン信号、出力軸60の回転速度
OUT に基づいて車速Vを検出するセンサ70からの車
速信号、自動変速機14の作動油温度を検出するセンサ
からのAT油温信号、シフトレバーの操作位置を示すシ
フトポジション信号、サイドブレーキの操作を示すサイ
ドブレーキ信号、ブレーキペダルによる車両制動操作を
示すフットブレーキ信号、触媒の温度を検出するセンサ
からの触媒温度信号、アクセルペダルの操作量すなわち
アクセル開度ACCを示すアクセル開度信号、エンジン1
0のクランク軸の回転角度位置を示すクランク位置信
号、スポーツ走行を選択するスイッチからのスポーツシ
フト信号、車両の加速度を検出するセンサからの車両加
速度信号、図7に示す減速走行すなわち惰行走行時の減
速力すなわちブレーキ力を設定するスイッチ72からの
コーストブレーキ力信号、タービン翼車42の回転速度
T を検出するセンサ74からのタービン回転速度信
号、ARSコンピュータからの信号などがそれぞれ供給
される。
【0026】上記電子制御装置64からは、エンジン1
0の点火時期を指令する点火信号、エンジン10の燃料
噴射量或いは噴射時期を指定する噴射信号、エンジン1
0を始動させるためのスタータ信号、前記コントローラ
62への制御信号、前後輪にそれぞれ備えられたホイー
ルブレーキ装置を制御する制御装置への減速信号、自動
変速機14への変速指令である変速信号、油圧制御回路
74のライン圧を指令するライン圧信号、ABS制御の
ためのABS信号、エンジン10の自動停止制御を表示
するための自動停止実行中表示信号、エンジン10の自
動停止制御の未実施を表示するための自動停止未実施表
示信号、加速指向のスポーツモードを選択するスポーツ
モード選択スイッチ76が操作されたことを示すスポー
ツモード表示信号、制動力分配率を調節するためのVS
Cアクチュエータを制御する信号、自動変速機14内の
クラッチC1を制御するための信号、自動変速機14内
のクラッチC2を制御するための信号などがそれぞれ出
力される。
【0027】上記の電子制御装置64は、コントローラ
62を制御することにより、車両の惰行走行時において
モータジェネレータ26に発電させてその発電電力を電
池68に充電させるとともに、急制動時にモータジェネ
レータ26に発生する大きな電力をキャパシタ69内に
充電させるが、発電電力或いは発電電流に対応する大き
さの回生制動トルクTGBが発生し、車両に制動力を与え
る。このため、電子制御装置64は、ブレーキペダルの
踏込みの有無および踏込量に関係なく、各ギヤ段におい
て常に略一定の減速力が車両に加わるように、たとえば
図4に示す予め記憶された関係から実際の車速Vに基づ
いて回生制動トルクTGBを決定し、この回生制動トルク
GBが発生するように発電電流を制御する。変速比が小
さくなるに従ってエンジンブレーキ力が不足するので、
図4の関係では、その不足を補うように、車速Vが高く
なるほど、変速段が高くなるほど回生制動トルクTGB
大きくなるように決定されている。なお、このような回
生制動トルクの制御は、エンジン10が停止されている
場合を除いて、第2速ギヤ段以下では実施されない。ま
た、このような制動モードでは、勿論ホイールブレーキ
も作動させられる場合もあるが、前輪制動トルクの全制
動トルクに対する配分率が所定の範囲たとえば0.5乃
至0.7程度となるように上記回生制動トルクTGBが制
御されてもよいし、電気モータ28も発電機として利用
されてもよい。
【0028】図8は、本実施例の車両に設けられている
シフトレバーの操作位置と、スポーツモードを選択する
ためのスポーツモード選択スイッチ76の配置位置とを
示している。Pポジション、Rポジション、Nポジショ
ン、Dポジションは車両の前後方向に平行な一直線的に
沿って位置し、MポジションはDポジション位置から側
方に位置する。3ポジションはMポジションの後方に位
置し、2ポジションおよびLポジションは、その3ポジ
ションから斜め左後方に順次位置する。上記Mポジショ
ンが選択された場合には、図9に示すようにステアリン
グホイール78に設けられた左右1対の手動変速操作釦
79が有効化され、その手動変速操作釦79の操作に応
答して自動変速機14のギヤ段が切り換えられ且つ保持
される。
【0029】ここで、上記図8および図9に示すような
スポーツ走行指向の装備を備えた車両において、所謂ス
ポーツシフトによりMポジションにおいて手動変速操作
釦79が操作される場合は、手動選択されたギヤ段が保
持され、且つ走行中においてよりエンジンブレーキ力
(減速力)が一層必要とされるために、自動変速を行う
Dポジションに比較して回生制動トルクTGBが1.2倍
程度、或いは第3速ギヤ段では1.1倍程度、第4速ギ
ヤ段では1.2倍程度、第5速ギヤ段では1.3倍程度
となるように設定される。このようなエンジンブレーキ
モードでは、図3の◎に示す係合装置が係合させられて
いるしエンジン10も作動させられているためにエンジ
ンブレーキも発生させられている。また、路面傾斜が所
定以上となったときに自動変速機14のギヤ段を予め設
定された変速線図で決定されるギヤ段よりもダウンシフ
トさせる降坂御御においてもエンジンブレーキ力(減速
力)が一層必要とされるために、Dポジションに比較し
て第3速ギヤ段では1.2倍程度、第4速ギヤ段では
1.3倍程度、第5速ギヤ段では1.5倍程度となるよ
うに回生制動トルクTGBが設定されてもよい。また、こ
のとき、ダウン変速ショックを防止するために、原則ギ
ヤ段(第5速ギヤ段)を替えないで回生制動トルクTGB
の倍率を変更してもよい。また、回生制動トルクTGB
上記のように予め設定された倍率で発生させられるので
はなく、車両の減速度が一定となるようにフィードバッ
ク制御により調節されてもよい。前記惰行走行時の減速
力を設定するスイッチ72に応答して、上記回生制動ト
ルクTGBの倍率が変更されるようにしてもよい。
【0030】図10は、電子制御装置64の制御機能の
要部を説明する機能ブロック線図である。図10の領域
記憶手段80は、たとえば電子制御装置64のROM内
に設けられており、たとえば図11および図12に示す
ような、車速Vを表す車速軸とアクセルペダル操作量
(アクセル開度)Acc(%)を表すアクセル操作量軸と
から成る直交二次元座標において、それら車速軸とアク
セル操作量軸との交点近傍に設けられた複数種類のモー
タジェネレータ駆動領域を記憶する。上記直交二次元座
標内のモータジェネレータ駆動領域(エンジン停止領
域)は、専らモータジェネレータ26で車両を駆動させ
るための車両の走行状態を表しており、モータジェネレ
ータ駆動領域以外の部分であるエンジン領域は、専らエ
ンジン10で車両を駆動させるとともに必要に応じてモ
ータジェネレータ26で発電された電力で電池68を充
電させるための車両の走行状態を表している。上記図1
1に示すモータジェネレータ駆動領域は、車両の四輪駆
動走行且つ加速走行(パワーオン走行)においてモータ
ジェネレータ26を可及的に電気モータ28の電源とす
るために車両停止付近に限定された四輪駆動用のモータ
ジェネレータ駆動領域であり、図12に示すモータジェ
ネレータ駆動領域は、車両の2輪駆動走行且つ加速走行
(パワーオン走行)において最も効率の高い位置でエン
ジン10とモータジェネレータ26とが切り換えられる
ように上記四輪駆動用のモータジェネレータ駆動領域よ
りも高車速側に拡大された2輪駆動用のモータジェネレ
ータ駆動領域である。
【0031】判定手段82は、図示しないシフトレバー
が車両を走行させるためのRポジション、Dポジショ
ン、Mポジション、3ポジション、2ポジション、Lポ
ジションなどの走行ポジションへ操作されているとき、
モータジェネレータ26で発電した電力をその外部へた
とえば他の駆動装置である電気モータ28へ供給する状
態か否か、すなわち車両の4輪駆動が選択されたか否か
を、前記4WDスイッチからの信号或いは4WD自動切
換判定信号に基づいて判定する。この4WD自動切換判
定信号は、電子制御装置64において、路面が凍結路或
いは圧雪路などの低摩擦路面状態或いは未舗装凹凸路面
などが検出されたときに自動的に2輪駆動状態から4輪
駆動状態に切り換える判定が行われることにより出力さ
れるものである。
【0032】領域切換手段84は、判定手段82により
4WDスイッチからの信号に基づいて4輪駆動が判定さ
れた場合には図11の領域を選択するが、判定手段82
により4WDスイッチからの信号に基づいて2輪駆動が
判定され且つ4WD自動切換判定信号も4輪駆動を表し
ていないと判定された場合には、図12の領域を選択す
る。これにより、車両の四輪駆動走行且つ加速走行(パ
ワーオン走行)においてモータジェネレータ26が可及
的に電気モータ28の電源とされる。また、車両の2輪
駆動走行且つ加速走行(パワーオン走行)において最も
効率の高い位置でエンジン10とモータジェネレータ2
6とが切り換えられる。
【0033】なお、上記判定手段82において、4WD
スイッチからの信号に基づいて2輪駆動が判定されてい
る状態において図12の2輪駆動用のモータジェネレー
タ駆動領域中で前記4WD自動切換判定信号が4輪駆動
を表すものになったと判定された場合には、エンジン始
動手段88により車両のエンジン10が始動されるとと
もに、キャパシタ出力手段90によりキャパシタ69に
蓄えられていた電力が過渡的な電源として電気モータ2
8に供給され、次いで、モータジェネレータ出力手段9
2により、モータジェネレータ26により発電された電
力が電気モータ28に供給される。これにより、図12
の2輪駆動用のモータジェネレータ駆動領域中における
予期できない4輪駆動への自動的な切り換え時におい
て、電気モータ28により前輪34の駆動の応答遅れが
好適に解消される。
【0034】図13は電子制御装置64の制御作動の要
部を説明するフローチャートである。図13のステップ
(以下、ステップを省略する)SA1において入力信号
処理が実行された後、SA2において、図示しないシフ
トレバーが車両を走行させるための走行ポジションへ操
作されているか否かが判断される。このSA2の判断が
否定される場合は、電気モータ28などの駆動制御が不
要であるので本ルーチンが終了させられる。
【0035】上記SA2の判断が肯定される場合は、前
記判定手段82に対応するSA3およびSA4におい
て、モータジェネレータ26で発電した電力を外部へす
なわち他の駆動装置である電気モータ28へ供給する状
態か否か、すなわち車両の4輪駆動が選択されたか否か
が、前記4WDスイッチからの信号或いは4WD自動切
換判定信号に基づいて判定される。すなわち、SA3で
は、前記4WDスイッチからの信号に基づいて4輪駆動
状態が手動により選択されたか否かが判断され、SA4
では、図12の2輪駆動用のモータジェネレータ駆動領
域中で4WD自動切換判定信号に基づいて4輪駆動状態
が自動判定されたか否かが判断される。
【0036】上記SA3の判断が肯定された場合は、4
輪駆動状態が手動選択された状態であるので、前記領域
切換手段84に対応するSA5において、図11に示す
関係に含まれる4輪駆動用のモータジェネレータ駆動領
域が選択される。反対に、上記SA3の判断が否定され
且つSA4の判断も否定された場合は、2輪駆動が選択
された状態であるので、前記領域切換手段84に対応す
るSA6において、図12に示す関係に含まれる2輪駆
動用のモータジェネレータ駆動領域が選択される。上記
のようにしてモータジェネレータ駆動領域が選択される
と、前記モータ駆動制御手段86に対応する図示しない
ステップにおいて、車速Vおよびアクセル開度Accによ
り表される車両状態が上記モータジェネレータ駆動領域
内であれば、専らモータジェネレータ26によって車両
が駆動されるが、エンジン駆動領域内であれば専らエン
ジン10によって車両が駆動される。
【0037】しかし、上記SA4の判断が肯定された場
合、すなわちモータジェネレータ駆動領域中で4輪駆動
状態が自動判定された場合は、予期しない4輪駆動であ
るので、前記エンジン始動手段88に対応するSA7に
より車両のエンジン10が始動されるとともに、前記キ
ャパシタ出力手段90に対応するSA8によりキャパシ
タ69に蓄えられていた電力が過渡的な電源として電気
モータ28に供給され、次いで、前記モータジェネレー
タ出力手段92に対応するSA9により、モータジェネ
レータ26により発電された電力が電気モータ28に供
給される。なお、上記SA4においてエンジン領域中に
4輪駆動への自動的な切り換えが判断された場合には、
SA5以下が実行される。
【0038】図14は、上記の作動の一部を説明するタ
イムチャートである。図14のt1は、上記SA4の判
断が肯定された時点を示し、t2 は、上記SA8により
キャパシタ69に蓄えられていた電力が過渡的な電源と
して電気モータ28に供給され始めた時点を示し、t3
は上記SA9によりモータジェネレータ26により発電
された電力が電気モータ28に供給され始めた時点を示
し、t4 は上記キャパシタ69に蓄えられていた電力の
電気モータ28に対する供給終了時点或いは上記モータ
ジェネレータ26により発電された電力の電気モータ2
8に対する供給において供給電力の増加が終了した時点
を示している。
【0039】上述のように、本実施例によれば、領域切
換手段84(SA5、SA6)により、判定手段82
(SA3、SA4)によりモータジェネレータ26で発
電した電力を外部へ供給する状態であると判定された場
合には、実際に用いられているモータジェネレータ駆動
領域が前記領域記憶手段80に記憶されている他の種類
のモータジェネレータ駆動領域に切り換えるられること
から、専らエンジンで車両を駆動させるエンジン駆動領
域と専らモータジェネレータ26で車両を駆動させるモ
ータジェネレータ領域とが車両走行条件に従って切り換
えられる形式の車両の制御装置において、前輪および後
輪の一方を使用してモータジェネレータ26で発電しつ
つ他方を電気モータ28で車両を駆動するときに、その
駆動状態に応じてモータジェネレータの発電時のエンジ
ンの停止領域すなわちモータジェネレータ領域が適切に
切り換えられ或いは変更されるので、従来のハイブリッ
ド車両においてモータジェネレータにより発電する場合
や発電された電力を利用する場合の問題点を解消するこ
とができる。すなわち、エンジン10或いはモータジェ
ネレータ26で前輪または後輪を駆動する2輪駆動状態
のモータジェネレータ領域は、エンジン10或いはモー
タジェネレータ26で前輪および後輪の一方を駆動し且
つ他方を電気モータ28で駆動する4輪駆動状態に比較
して、車速Vおよびアクセルペダル操作量Accの増加方
向において相対的に大きい領域が選択されるので、4輪
駆動状態ではモータジェネレータ26を電気モータ28
の電源とするためにエンジン停止領域が車両停止付近の
小さな領域とされ、2輪駆動状態ではエンジンの最も効
率の高いところでエンジンとモータジェネレータとを切
り換えるために比較的大きな領域とされる。したがっ
て、車両の加速走行(パワーオン走行)において、4輪
駆動状態ではモータジェネレータが可及的に電気モータ
の電源とされるとともに、2輪駆動状態では最も効率の
高い位置でエンジン10とモータジェネレータ26とが
切り換えられる利点がある。
【0040】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の実施例において前述の説明と共通する部分に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】図15は、本発明の他の実施例における電
子制御装置64の制御機能の要部を説明する機能ブロッ
ク線図であり、図16は、その電子制御装置64の制御
作動の要部を説明するフローチャートであって、4輪駆
動モードであるときに実行されるルーチンである。本実
施例では、自動変速機14の油圧式摩擦係合装置の係合
の切り換えによって達成されるギヤ段の切換すなわち変
速の期間中、或いはロックアップクラッチ50の切換期
間中は、変速ショック或いは切換ショックを防止するた
めに、モータジェネレータ26によってその自動変速機
14の入力トルクの一時的な制御が行われるようになっ
ている。
【0042】図15において、入力トルク制御手段10
0は、自動変速機14の油圧式摩擦係合装置の係合の切
り換えによって達成される変速に関連する変速ショック
を防止するために、モータジェネレータ26の無負荷状
態に比較してその負荷を所定幅だけ一時的に増加させる
ことにより自動変速機14の入力トルクを一時的に低下
させる制御を行う。また、ロックアップクラッチ50の
オンオフ切換に関連する切換を防止するために、モータ
ジェネレータ26を用いて自動変速機14の入力トルク
の変化を滑らかになますなまし制御を行う。
【0043】期間判定手段102は、モータジェネレー
タ26により自動変速機14の入力トルクが制御される
上記入力トルク制御手段100による入力トルク制御の
期間中、すなわち入力トルク制御の開始から終了までの
期間中であるか否かを、変速指令出力或いは切換指令出
力などに基づいて判定する。
【0044】外部供給停止手段104は、それまでモー
タジェネレータ26から電気モータ28に供給されてい
た電力に替えて、キャパシタ69に蓄電された電力を電
気モータ28に供給させるためにキャパシタ69の出力
に切り換えるキャパシタ出力切換手段106と、そのキ
ャパシタ出力切換手段106により切り換えらえたキャ
パシタ69の出力を用いて電気モータ28を駆動する電
気モータ駆動手段108とを備え、上記モータジェネレ
ータ26による自動変速機14の入力トルク制御の開始
に関連して、その一時的にそのモータジェネレータ26
で発電した電力がその外部へたとえば電気モータ28へ
供給されることを停止させるとともに、キャパシタ69
に蓄電された電力を電気モータ28へ供給させ、モータ
ジェネレータ26による入力トルク制御を損なわない
で、電気モータ28を継続的に駆動させる。
【0045】図16のSB1において入力信号処理が実
行された後、SB2では、図示しないシフトレバーが車
両を走行させるための走行ポジションへ操作されている
か否かが判断される。このSB2の判断が否定される場
合は、電気モータ28などの駆動制御が不要であるので
本ルーチンが終了させられる。
【0046】上記SB2の判断が肯定される場合は、前
記期間判定手段102に対応するSB3およびSB4に
おいて、自動変速機14の変速中であるか否か、および
ロックアップクラッチ50の切換中であるか否かが、変
速指令出力或いは切換指令出力などに基づいて判断され
る。これらSB3およびSB4の判断がいずれも否定さ
れた場合は、自動変速機14の変速やロックアップクラ
ッチ50の切り換えが行われていない4輪駆動状態であ
るので、SB5において、モータジェネレータ26で発
電された電力を電気モータ28へ供給して、その電気モ
ータ28を駆動させることにより4輪駆動状態で車両を
走行させる。
【0047】しかし、上記SB3およびSB4の判断の
少なくとも一方が肯定された場合は、前記キャパシタ出
力切換手段106に対応するSB6において、それまで
モータジェネレータ26から電気モータ28に供給され
ていた電力に替えてキャパシタ69に蓄電された電力を
電気モータ28に供給させるために、キャパシタ69の
出力に切り換えられる。次いで、前記電気モータ駆動手
段108に対応するSB7では、継続的に4輪駆動状態
で車両を走行させるために、上記SB6により切換らえ
たキャパシタ69の出力を用いて電気モータ28が駆動
される。これにより、モータジェネレータ26による電
気モータ28のための発電を停止させて専らそれを入力
トルク制御のために用いられる。
【0048】上記自動変速機14の変速期間、およびロ
ックアップクラッチ50の切換期間は比較的短いことか
ら、上記SB3およびSB4の判断の少なくとも一方が
肯定されてから比較的短時間が経過して、それらSB3
およびSB4の判断が共に否定されると、SB5におい
て、直ちに、モータジェネレータ26の発電電力が電気
モータ28へ供給されることにより継続的に4輪駆動状
態で車両が走行させられる。
【0049】図17は、上記の制御作動を示すタイムチ
ャートである。図において、t1 は4輪駆動状態が選択
された時点を示し、t2 は変速期間の開始が判断された
時点を示し、t3 は変速期間の終了が判断された時点を
示している。
【0050】上述のように、本実施例によれば、外部供
給停止手段104(SB6、SB7)により、モータジ
ェネレータ26による自動変速機14の入力トルク制御
の開始に関連して、一時的にそのモータジェネレータ2
6で発電した電力がその外部へ供給されることが停止さ
せられるので、従来のハイブリッド車両においてモータ
ジェネレータにより発電する場合や発電された電力を利
用する場合の問題点を解消することができる。すなわ
ち、モータジェネレータ26で発電された電力を前後輪
の一方を駆動する電気モータ28などへ供給していると
きに、そのモータジェネレータ26に機械的にエンジン
の出力トルクが入力される自動変速機14の変速ショッ
クを緩和するために或いはトルクコンバータ12のロッ
クアップクラッチ50の切換ショックを緩和するため
に、その変速期間或いは切換期間内にモータジェネレー
タ26で入力トルクを制御しようとするとき、モータジ
ェネレータ26で発電した電力を電気モータ28へ供給
することが停止されるので、モータジェネレータ26に
よる入力トルクの制御に影響を与えることが解消され
る。
【0051】また、本実施例によれば、外部供給停止手
段104によりモータジェネレータ26で発電した電力
を電気モータ28へ供給することが停止される期間で
は、キャパシタ69に蓄電された電力に切り換えてそれ
で電気モータ28を駆動させるキャパシタ出力切換手段
106および電気モータ駆動手段108が設けられてい
るので、モータジェネレータ26で発電した電力を電気
モータ28へ供給することが停止される変速期間或いは
ロックアップクラッチ切換期間内でも、継続的に電気モ
ータ28が駆動され、4輪駆動が連続的に得られる。
【0052】図18は、本発明の他の実施例における電
子制御装置64の制御機能の要部を説明する機能ブロッ
ク線図であり、図19は、その電子制御装置64の制御
作動の要部を説明するフローチャートである。本実施例
では、自動変速機14の油圧式摩擦係合装置の係合の切
換によって達成されるギヤ段の切り換えすなわち変速の
期間中、或いはロックアップクラッチ50の切換期間中
において、モータジェネレータ26がその外部への電力
供給のための発電機として用いられているときは、エン
ジン10を用いて自動変速機14の入力トルクの制御が
一時的に行われるようになっている。
【0053】図18において、発電電力外部供給状態判
定手段112は、モータジェネレータ26で発電した電
力をその外部へ供給する状態か否か、たとえばモータジ
ェネレータ26で発電した電力を電気モータ28を駆動
するためにそれに供給する車両の四輪駆動状態が選択さ
れたか否かを、前記4WDスイッチからの信号或いは4
WD自動切換判定信号に基づいて判定する。
【0054】入力トルク制御手段114は、上記発電電
力外部供給状態判定手段112によりモータジェネレー
タ26で発電した電力をその外部へ供給する状態である
と判定された場合には、上記モータジェネレータ26の
発電量或いはエンジン10の電子スロットル弁を調節し
て、自動変速機14の変速に関連する変速ショックを防
止するために自動変速機14の入力トルクを一時的に低
下させる制御、或いはロックアップクラッチ50の切換
に関連する切換ショックを防止するために自動変速機1
4の入力トルクの変化を平滑化する制御即ちなまし制御
を実行する。上記入力トルク制御手段114は、モータ
ジェネレータ26により自動変速機14の入力トルクが
制御される入力トルク制御の期間中、すなわち入力トル
ク制御の開始から終了までの期間中であるか否かを、変
速指令出力或いは切換指令出力などに基づいて判定する
制御期間判定手段116と、その制御期間判定手段11
6により入力トルク制御の期間中であると判定された場
合には、自動変速機14の入力トルクの制御のための入
力トルク調節装置として、上記モータジェネレータ26
からエンジン10に切り換え、そのエンジン10を用い
て入力トルク制御を実行させる入力トルク源切換手段1
18とが含まれている。
【0055】図19のSC1において入力信号処理が実
行された後、前記発電電力外部供給状態判定手段112
に対応するSC2において、モータジェネレータ26で
発電した電力を外部へたとえば他の駆動装置である電気
モータ28へ供給する状態か否か、すなわち車両の4輪
駆動が選択されたか否かが、前記4WDスイッチからの
信号或いは4WD自動切換判定信号に基づいて判定され
る。
【0056】このSC2の判断が否定された場合は2輪
駆動状態であるので、SC3においてたとえば図12に
示す領域マップすなわち2輪駆動用モータジェネレータ
駆動領域が予め記憶されたROMなどから読みだされる
ことにより設定される。次いで、SC4において、自動
変速機14の変速期間或いはロックアップクラッチ50
の切換期間では、変速ショック或いは切換ショックを抑
制するために自動変速機14の入力トルクがモータジェ
ネレータ26による過渡制御により調節される。
【0057】上記SC2の判断が肯定される場合、すな
わち4輪駆動状態であってモータジェネレータ26によ
り発生させられた電力が電気モータ28へ供給される状
態であると判断された場合は、前記領域切換手段84に
対応するSC5において、たとえば図11に示す領域マ
ップすなわち4輪駆動用モータジェネレータ駆動領域が
予め記憶されたROMなどから読みだされることにより
設定される。
【0058】次いで、制御期間判定手段116に対応す
るSC6およびSC7において、自動変速機14の変速
中であるか否か、およびロックアップクラッチ50の切
換中であるか否かが、変速指令出力或いは切換指令出力
などに基づいて判断される。これらSC6およびSC7
の判断がいずれも否定された場合は、自動変速機14の
変速やロックアップクラッチ50の切換が行われていな
い4輪駆動状態であるので、本ルーチンが終了させら
れ、前記モータ駆動制御手段86に対応する図示しない
ステップにおいて、モータジェネレータ26で発電され
た電力を電気モータ28へ供給して、その電気モータ2
8を駆動させることにより4輪駆動状態で車両が走行さ
せられる。
【0059】しかし、上記SC6の判断が肯定された場
合は、前記入力トルク源切換手段118に対応するSC
8において、モータジェネレータ26を用いることに替
えて、電子スロットルの開度が調節されることによりエ
ンジン10を用いて自動変速機14の入力トルクが調節
され、変速ショックが好適に抑制される。また、上記S
C7の判断が肯定された場合は、前記入力トルク源切換
手段118に対応するSC9において、モータジェネレ
ータ26を用いることに替えて、電子スロットル弁の開
度が調節されることによりエンジン10を用いて自動変
速機14の入力トルクが調節され、ロックアップクラッ
チ50の切換ショックが好適に抑制される。
【0060】図20は、上記の制御作動を示すタイムチ
ャートである。図において、t1 は2輪駆動状態におい
て自動変速機14の変速期間の開始時点を示し、t2
その変速期間の終了時点を示している。また、t3 は4
輪駆動状態において自動変速機14の変速期間の開始時
点を示し、t4 はその変速期間の終了時点を示してい
る。2輪駆動状態における変速期間内は変速ショックを
緩和するためにモータジェネレータ26の出力トルクを
用いて自動変速機14の入力トルクが制御されている
が、4輪駆動状態における変速期間内は変速ショックを
緩和するために電子スロットル弁の開度すなわちエンジ
ン10の出力トルクを用いて自動変速機14の入力トル
クが制御されている。
【0061】上述のように、本実施例によれば、入力ト
ルク源切換手段118(SC8、SC9)により、発電
電力外部供給状態判定手段112(SC2)によりモー
タジェネレータ26で発電した電力をその外部へ供給す
る状態であると判定された場合には、自動変速機14の
入力トルクの制御がそのモータジェネレータ26に替え
てエンジン10を用いて行われるので、従来のハイブリ
ッド車両においてモータジェネレータにより発電する場
合や発電された電力を利用する場合の問題点を解消する
ことができる。すなわち、モータジェネレータ26で発
電された電力を前後輪の一方を駆動する電気モータ28
などへ供給しているときに、そのモータジェネレータ2
6に機械的にエンジン10の出力トルクが入力される自
動変速機14の変速ショックを緩和するために或いはト
ルクコンバータ12のロックアップクラッチ50の切換
ショックを緩和するために、その変速期間内に自動変速
機14に入力されるトルクを制御しようとするとき、モ
ータジェネレータ26に替えてエンジン10が用いられ
るので、車両の駆動力が一時的に低下させられることが
なく、モータジェネレータ26で発電された電力の外部
供給と自動変速機14の変速時の入力トルク制御とが両
立できる。
【0062】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
得るものである。
【0063】たとえば、前述の実施例においては、前置
エンジン後輪駆動(FR)を基本とする所謂電気式4輪
駆動系が用いられていたが、前置エンジン前輪駆動(F
F)を基本とする所謂電気式4輪駆動系が用いられても
よい。
【0064】また、前述の実施例の発電電力外部供給状
態判定手段112は、モータジェネレータ26により発
電された電力が電気モータ28へ供給される状態を判定
していたが、その電気モータ28以外の機器、たとえば
電池68やキャパシタ69などへ供給される状態であっ
ても差し支えない。
【0065】また、前述の実施例のモータジェネレータ
26は、トルクコンバータ12と自動変速機14との間
に設けられていたが、エンジン10とトルクコンバータ
12との間など、他の場所に配置されていてもよいし、
エンジン10とモータジェネレータ26との間には動力
分配装置が設けられていても差し支えない。また、前記
モータジェネレータ26に替えて、車両停止時において
エンジン10を停止させたまま、エアコンのコンプレッ
サ、パワステのオイルポンプ等の補機を回転駆動させる
ためのモータジェネレータであってもよい。
【0066】また、前述の実施例では、自動変速機14
の入力トルク制御に際してエンジン10を用いる場合
に、電子スロットル弁が用いられていたが、燃料噴射
量、点火時期の遅角が調節されることによりエンジン1
0の出力トルクが制御されても差し支えない。
【0067】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の車両の制御装置が適用され
る車両の動力伝達装置の構成を説明する図である。
【図2】図1の車両の自動変速機を構成するギヤトレー
ンを説明する図である。
【図3】図1および図2の自動変速機におけるギヤ段と
それを成立させるための摩擦係合装置の作動状態との関
係を示す図表である。
【図4】車両の惰行走行時などにおいて、エンジンブレ
ーキ力を補うために図1および図2のモータジェネレー
タの発生させる回生制動トルクを示す図である。
【図5】図1のモータジェネレータを制御する制御回路
を説明する図である。
【図6】図1の車両に設けられた電子制御装置の入出力
関係を説明する図である。
【図7】図1の車両に設けられた、車両の減速度を設定
するために操作される減速走行ブレーキ設定スイッチを
示す図である。
【図8】図1の車両に設けられたシフトレバーのシフト
位置とスポーツモードスイッチとを説明する図である。
【図9】図1の車両のステアリングホイールに設けられ
た、手動変速操作釦を示す図である。
【図10】図6の電子制御装置の制御機能の要部を説明
する機能ブロック線図である。
【図11】図10において用いられる4輪駆動用のモー
タジェネレータ駆動領域を示す図である。
【図12】図10において用いられる2輪駆動用のモー
タジェネレータ駆動領域を示す図である。
【図13】図10の電子制御装置の制御作動の要部を説
明するフローチャートである。
【図14】図10の電子制御装置の制御作動の要部を説
明するタイムチャートである。
【図15】本発明の他の実施例における電子制御装置の
制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図16】図15の電子制御装置の制御作動の要部を説
明するフローチャートである。
【図17】図15の電子制御装置の制御作動の要部を説
明するタイムチャートである。
【図18】本発明の他の実施例における電子制御装置の
制御機能の要部を説明する機能ブロック線図である。
【図19】図18の電子制御装置の制御作動の要部を説
明するフローチャートである。
【図20】図18の電子制御装置の制御作動の要部を説
明するタイムチャートである。
【符号の説明】
10:エンジン(原動機) 14:自動変速機 26:モータジェネレータ 28:電気モータ 80:領域記憶手段 82:判定手段 84:領域切換手段 104:外部供給停止手段 112:発電電力外部供給状態判定手段 118:入力トルク源切換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D041 AA53 AB00 AC09 AC15 AD31 AE00 AE04 AE09 3G093 AA03 AA05 AA07 AA16 BA03 DB11 EA05 EA09 EA13 EB00 EC02 FB02 FB05 5H111 BB06 CC01 CC11 CC16 DD03 DD08 DD12 FF05 GG17 HA01 HB01 HB09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機にモータジェネレータが機械的に
    連結される車両の制御装置であって、 車両の走行状態に関連して専ら前記モータジェネレータ
    を駆動させるための複数種類のモータジェネレータ駆動
    領域を記憶する領域記憶手段と、 前記モータジェネレータで発電した電力を外部へ供給す
    る状態か否かを判定する判定手段と、 該判定手段により前記モータジェネレータで発電した電
    力を外部へ供給する状態であると判定された場合には、
    実際に用いられているモータジェネレータ駆動領域を前
    記領域記憶手段に記憶されている他の種類のモータジェ
    ネレータ駆動領域に切り換える領域切換手段とを、含む
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 【請求項2】 原動機にモータジェネレータが機械的に
    連結される車両の制御装置であって、 前記モータジェネレータにより入力トルクが制御される
    変速機と、 前記モータジェネレータによる変速機の入力トルク制御
    の開始に関連して、一時的に該モータジェネレータで発
    電した電力が外部へ供給されることを停止させる外部供
    給停止手段とを、含むことを特徴とする車両の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 原動機にモータジェネレータが機械的に
    連結される車両の制御装置であって、 前記モータジェネレータにより入力トルクが制御される
    変速機と、 前記モータジェネレータで発電した電力を外部へ供給す
    る状態か否かを判定する発電電力外部供給状態判定手段
    と、 該発電電力外部供給状態判定手段により前記モータジェ
    ネレータで発電した電力を外部へ供給する状態であると
    判定された場合には、前記変速機の入力トルクの制御を
    該モータジェネレータに替えて前記原動機を用いて行う
    入力トルク源切換手段と、 を、含むことを特徴とする車両の制御装置。
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