JP2000045178A - 柔軟仕上げ剤組成物 - Google Patents
柔軟仕上げ剤組成物Info
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- JP2000045178A JP2000045178A JP11055243A JP5524399A JP2000045178A JP 2000045178 A JP2000045178 A JP 2000045178A JP 11055243 A JP11055243 A JP 11055243A JP 5524399 A JP5524399 A JP 5524399A JP 2000045178 A JP2000045178 A JP 2000045178A
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Abstract
剤を含有する柔軟仕上げ剤組成物の提供。 【解決手段】 (A)炭素数5〜36のアルキル基又はアルケ
ニル基を少なくとも1つ有し、アミド結合を有するノニ
オン性化合物、(B) 炭素数5〜36のアルキル基もしくは
アルケニル基、又はアリール基もしくは置換アリール基
を1つ有するカチオン界面活性剤又は両性界面活性剤を
含有する柔軟仕上げ剤組成物。
Description
に関する。
柔軟仕上げ剤として市販されている商品はほとんどが、
ジ(長鎖アルキル)ジメチルアンモニウムクロライドに
代表される1分子中に2つの長鎖アルキル基を有する第
4級アンモニウム塩を含む組成物である。しかし、上記
第4級アンモニウム塩は、処理後の残存物が河川等の自
然界に放出された場合、ほとんどが生分解されずに蓄積
されるという問題点がある。
ル−N,N−ビス(長鎖アルカノイルオキシエチル)−
N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルサル
フェートや、N,N−ジメチル−N,N−ビス(アルカ
ノイルオキシエチル)アンモニウムクロライド等が上市
されているが、これらは、上記第4級アンモニウム塩に
比べ、生分解性は改善されているものの、柔軟性が充分
満足できる基剤とは言えない。従って、本発明の課題
は、柔軟性に優れ、かつ、生分解性の良好な柔軟基剤を
含有する柔軟仕上げ剤組成物を提供することにある。
くとも1つ有し、アミド結合を有するノニオン性化合物 (B) 炭素数5〜36のアルキル基もしくはアルケニル基、
又はアリール基もしくは置換アリール基を1つ有するカ
チオン界面活性剤又は両性界面活性剤 を含有する柔軟仕上げ剤組成物、及びこの柔軟仕上げ剤
組成物をシート状担体に含浸させてなる乾燥機用シート
状柔軟剤を提供する。
(I)、(II)又は(III) で表されるノニオン性化合物
(以下、それぞれノニオン性化合物(I)、(II)、(II
I) という)又はそれらの混合物が好ましく、ノニオン
性化合物(I)及び(II)が更に好ましい。
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を、R2は水素原子
又は-COR1 を、R3は水素原子、炭素数1〜3のアルキル
基もしくはヒドロキシアルキル基、-(AO)mR2、又は-A-N
HCOR1 を、A はエチレン基又はプロピレン基を、n及び
mは1〜10の数を示す。)
は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロ
キシアルキル基を、B は炭素数3〜6のアミノポリオー
ルからアミノ基とヒドロキシル基を除いた基を示し、q
は2〜5の整数を示す。尚、q個のR2は同一でも異なっ
ても良い。)
は炭素数1〜36の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、ア
ルケニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアル
ケニル基を示す。) ノニオン性化合物(I)は、例えばジエタノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン等の第2級アミノアルコ
ール、アミノエチルエタノールアミン等のジアミノアル
コール、エタノールアミン、N−メチルエタノールアミ
ン等のアミノアルコールを脂肪酸もしくはその低級アル
キルエステルでアミド化し、場合によってはエチレンオ
キサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサ
イドを付加し、さらにエステル化して合成される。この
際、アミド化とエステル化を同時に行っても良い。合計
のアシル化度は1〜2.5 が好ましく、 1.5〜2.3 が更に
好ましい。ここで用いる脂肪酸もしくはその低級アルキ
ルエステルのアシル基部分の炭素数は6〜36であり、8
〜18が更に好ましく、例えばヤシ脂肪酸、牛脂脂肪酸、
硬化牛脂脂肪酸、パームステアリン酸、硬化パームステ
アリン酸もしくはそれらの低級アルキルエステルが特に
好ましい。またヤシ油、牛脂、硬化牛脂、パームステア
リン、硬化パームステアリン等の油脂を用いても良い。
(Ia)、(Ib)、(Ic)又は(Id)で表される
化合物もしくはそれらの混合物が好ましい。
ル、N−メチルグルカミン等のアミノポリオールを脂肪
酸もしくはその低級アルキルエステルでアミド化し、さ
らにエステル化して合成される。合計のアシル化度は1
〜2.5 が好ましく、1.5 〜2.3 が更に好ましい。用いる
脂肪酸もしくはその低級アルキルエステルは上記のもの
が好ましい。
a)又は(IIb)で表される化合物もしくはそれらの混
合物が好ましい。
ミンでアミド化して合成される。長鎖アミンの炭素数は
6〜36が好ましく、8〜18が更に好ましい。長鎖アミン
は、例えばヤシアミン、牛脂アミン、硬化牛脂アミン、
パームステアリルアミン、硬化パームステアリルアミン
が特に好ましい。用いる脂肪酸もしくはその低級アルキ
ルエステルは上記のものが好ましい。
るカチオン界面活性剤(以下、カチオン界面活性剤(IV)
という)又は一般式(V)で表される両性界面活性剤
(以下、両性界面活性剤(V)という)が好ましい。
はヒドロキシアルキル基を、R7は炭素数5〜36の直鎖も
しくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基、又は-(Cp
H2p)-Y-COR8 もしくは-(CpH2p)-CO-Y-R9 を示し、pは
1〜6の整数を、Y はO又はNHを、R8は炭素数5〜35の
直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル
基、又はアリール基もしくは置換アリール基を、R9は炭
素数6〜36の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくは
アルケニル基、又はアリール基もしくは置換アリール基
を、 X- は陰イオンを示す。尚、3個のR6は同一でも異
なっても良い。)
は-R10-Z又はO を示し、R10 は炭素数1〜6のアルキレ
ン基又はヒドロキシアルキレン基を、Z は-COO、-OS
O3 、-SO3、-OPO3 又は-PO3を示す。) カチオン界面活性剤(IV)としては、長鎖アルキルトリメ
チルアンモニウムクロライド、長鎖アルキル(2−ヒド
ロキシエチル)ジメチルアンモニウムクロライド、長鎖
アルキルジ(2−ヒドロキシエチル)メチルアンモニウ
ムクロライド等が挙げられる。長鎖アルキル基の炭素数
は5〜36であり、8〜18が好ましい。またヤシアルキ
ル、牛脂アルキル等も好ましい。
ド結合で中断されたものも好ましく、長鎖アルカノイル
オキシエチル基、長鎖アルカノイルアミノプロピル基、
長鎖アルコキシカルボニルメチル基、長鎖アルキルアミ
ノカルボニルメチル基等が特に好ましい。長鎖アルキル
基もしくはアシル基は、炭素数5〜36であり、炭素数8
〜18のものが好ましい。またヤシ油、牛脂、パームステ
アリン等から誘導されたものも好ましい。
キルジメチルベタイン、スルホベタイン、ホスホベタイ
ン、長鎖アルキルジメチルアミンオキサイド等が挙げら
れる。長鎖アルキル基はカチオン界面活性剤(IV)の長鎖
アルキル基で好ましいものが同様に好ましい。
配合割合は、重量比で1/9〜9/1が好ましく、5/
5〜8/2が更に好ましい。これらは、合計で3〜50重
量%の濃度で水に分散させることにより液体柔軟仕上げ
剤とすることができる。この場合、あらかじめ(A) 成分
と(B) 成分を混合してから水に投入しても良いし、順次
投入しても良い。また、別々に水に分散し、それを混合
しても良い。
高級アルコール、高級脂肪酸を、保存安定剤として、エ
タノール、イソプロパノール等の低級アルコール、グリ
コール、ポリオール、さらにはそれらのエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド付加物、更には通常のノニ
オン界面活性剤、無機塩、pH調整剤、ハイドロトロー
プ剤、香料、消泡剤、顔料等を必要に応じて添加するこ
とができる。
ことにより乾燥機用シート状柔軟剤とすることができ
る。ここで用いられるシート状担体としては、不織布等
が挙げられる。上記(A) 成分及び(B) 成分の含浸量は、
シート状担体に対して合計で1〜50重量%が好ましい。
1:2(モル比)反応物(A−1)を、(B) 成分のカチオン
界面活性剤としてオクタデシルトリメチルアンモニウム
クロライド(B−1)、更に(A) 成分以外のノニオン性化合
物としてドデシルアルコールのエチレンオキサイド20モ
ル付加物(N−1)を用い、表1に示した配合量で水に分散
し、各種柔軟仕上げ剤組成物を調製した。この組成物に
ついて下記の方法で柔軟性評価を行った。結果を表2に
示す。
解し、撹拌しながら水中に滴下し、表1に示した濃度に
なるように分散液を調製した。また比較対照試料として
N−メチル−N,N−ビス(牛脂アルカノイルオキシエ
チル)−N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメ
チルサルフェートについても同様に分散液を調製した。
30リットル洗濯機を用い、 3.5°DH硬水にて市販洗剤
アタック(花王株式会社製、登録商標)で5回繰り返し
洗濯した後、上記分散液を25ml投入し、25℃、1分間撹
拌下で処理した。
の恒温、恒湿室にて24時間放置した。これらの布につい
て柔軟性の評価を行った。評価はN−メチル−N,N−
ビス(牛脂アルカノイルオキシエチル)−N−(2−ヒ
ドロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェートで処
理した布を対照にして一対比較を行った。評価は次の基
準で表す。
表1に示した配合量で水に分散し、実施例1と同様に柔
軟性評価を行った。結果を表2に示す。
性化合物の混合物、あるいは(B) 成分のみを水に分散
し、実施例1と同様に柔軟性評価を行った。結果を表2
に示す。
ノニオン性化合物(C−1、 C−2)を用いて、実施例1
と同様に柔軟性評価を行った。結果を表2に示す。
(モル比)反応物 A−2:RCONH(CH2CH2O)nCOR (RCOは硬化牛脂由来のアシ
ル基、nは平均5) A−3:1−アミノ−2,3−プロパンジオールと牛脂
脂肪酸メチルエステルの1:1.8(モル比)反応物 A−4:N−メチルグルカミンと硬化牛脂脂肪酸メチル
エステルの1:2.3(モル比)反応物 A−5:ジエタノールアミンと硬化牛脂脂肪酸の1:1.2
(モル比)反応物 A−6:N−メチルエタノールアミンと硬化牛脂脂肪酸
の1:2(モル比)反応物 A−7:ジイソプロパノールアミンと硬化牛脂脂肪酸の
1:2(モル比)反応物 B−1:オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド B−2:(2−硬化牛脂アルカノイルオキシエチル)ト
リメチルアンモニウムクロライド B−3:(3−ヤシアルカノイルアミノプロピル)トリ
メチルアンモニウムクロライド B−4:オクタデシルオキシカルボニルメチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド B−5:オクタデシルジメチルベタイン B−6:ドデシルジメチルアミンオキサイド C−1:グリセリンと硬化牛脂脂肪酸の1:2(モル
比)反応物 C−2:ペンタエリスリトールと硬化牛脂脂肪酸の1:
2(モル比)反応物 N−1:ドデシルアルコールのエチレンオキサイド20モ
ル付加物
性の良好な基剤を含有し、かつ優れた柔軟性を有するも
のである。
Claims (5)
- 【請求項1】(A) 炭素数5〜36のアルキル基又はアルケ
ニル基を少なくとも1つ有し、アミド結合を有するノニ
オン性化合物 (B) 炭素数5〜36のアルキル基もしくはアルケニル基、
又はアリール基もしくは置換アリール基を1つ有するカ
チオン界面活性剤又は両性界面活性剤を含有する柔軟仕
上げ剤組成物。 - 【請求項2】 (A) 成分と(B) 成分の重量比が1/9〜
9/1である請求項1記載の柔軟仕上げ剤組成物。 - 【請求項3】 (A) 成分が一般式(I)、(II)又は(I
II) で表されるノニオン性化合物又はそれらの混合物で
ある請求項1又は2記載の柔軟仕上げ剤組成物。 【化1】 (式中、R1は炭素数5〜35の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基を、R2は水素原子又は-COR
1 を、R3は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基もしく
はヒドロキシアルキル基、-(AO)mR2、又は-A-NHCOR
1 を、A はエチレン基又はプロピレン基を、n及びmは
1〜10の数を示す。) 【化2】 (式中、R1及びR2は上記の意味を示し、R4は水素原子、
炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル
基を、B は炭素数3〜6のアミノポリオールからアミノ
基とヒドロキシル基を除いた基を示し、qは2〜5の整
数を示す。尚、q個のR2は同一でも異なっても良い。) 【化3】 (式中、R1及びR4は上記の意味を示し、R5は炭素数1〜
36の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、アルケニル基、
ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアルケニル基を示
す。) - 【請求項4】 (B) 成分が一般式(IV)で表されるカチ
オン界面活性剤又は一般式(V)で表される両性界面活
性剤又はそれらの混合物である、請求項1〜3のいずれ
か一項に記載の柔軟仕上げ剤組成物。 【化4】 (式中、R6は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシ
アルキル基を、R7は炭素数5〜36の直鎖もしくは分岐鎖
のアルキル基又はアルケニル基、又は-(CpH2p)-Y-COR8
もしくは-(CpH2p)-CO-Y-R9 を示し、pは1〜6の整数
を、Y はO又はNHを、R8は炭素数5〜35の直鎖もしくは
分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基、又はアリー
ル基もしくは置換アリール基を、R9は炭素数6〜36の直
鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基、
又はアリール基もしくは置換アリール基を、 X- は陰イ
オンを示す。尚、3個のR6は同一でも異なっても良
い。) 【化5】 (式中、R6及びR7は上記の意味を示し、E は-R10-Z又は
O を示し、R10 は炭素数1〜6のアルキレン基又はヒド
ロキシアルキレン基を、Z は-COO、-OSO3 、-SO3、-OPO
3 又は-PO3を示す。) - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一項に記載の柔
軟仕上げ剤組成物をシート状担体に含浸させてなる乾燥
機用シート状柔軟剤。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05524399A JP4101387B2 (ja) | 1998-05-20 | 1999-03-03 | 柔軟仕上げ剤組成物 |
US09/700,498 US6541444B1 (en) | 1998-05-20 | 1999-05-19 | Softener composition |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-138701 | 1998-05-20 | ||
JP13870198 | 1998-05-20 | ||
JP05524399A JP4101387B2 (ja) | 1998-05-20 | 1999-03-03 | 柔軟仕上げ剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000045178A true JP2000045178A (ja) | 2000-02-15 |
JP4101387B2 JP4101387B2 (ja) | 2008-06-18 |
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JP05524399A Expired - Fee Related JP4101387B2 (ja) | 1998-05-20 | 1999-03-03 | 柔軟仕上げ剤組成物 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP4101387B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016519723A (ja) * | 2013-03-25 | 2016-07-07 | ローディア オペレーションズ | 布帛柔軟剤 |
-
1999
- 1999-03-03 JP JP05524399A patent/JP4101387B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2016519723A (ja) * | 2013-03-25 | 2016-07-07 | ローディア オペレーションズ | 布帛柔軟剤 |
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