JP2000044409A - シロアリ防除剤 - Google Patents

シロアリ防除剤

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JP2000044409A
JP2000044409A JP10229496A JP22949698A JP2000044409A JP 2000044409 A JP2000044409 A JP 2000044409A JP 10229496 A JP10229496 A JP 10229496A JP 22949698 A JP22949698 A JP 22949698A JP 2000044409 A JP2000044409 A JP 2000044409A
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JP
Japan
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pref
protectant
termites
termite
products
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Pending
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JP10229496A
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Yasuo Kikuchi
靖夫 菊池
Chiharu Morikawa
千晴 森川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YASHIMA KAGAKU KOGYO KK
Yashima Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
YASHIMA KAGAKU KOGYO KK
Yashima Chemical Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性、安定性、防除効果、残効性に優れた
シロアリ剤を提供すること。 【解決手段】 式(I) 【化1】 で示されるエトキサゾールを有効成分として含有するこ
とを特徴とするシロアリ防除剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエトキサゾールのシ
ロアリの防除のための利用に関する。
【0002】
【従来の技術】シロアリは、建築物や樹木等を食害する
ため、薬剤による防除が必要とされている。従来、シロ
アリ防除剤として、クロルデン、ディルドリン等の有機
塩素系殺虫剤や、ホキシム、クロルピリホス、フェニト
ロチオン等の有機燐系殺虫剤が用いられてきた。
【0003】しかしながら、有機塩素系殺虫剤は、毒
性、安定性、残効性等の点で問題があり、現在その使用
が禁止されており、また、有機燐系殺虫剤についても、
臭気、安定性、残効性等で問題があり、新規なシロアリ
防除剤の開発が求められている。
【0004】近年、この要望に応じて、ジフルベンズロ
ン等のベンゾイルウレア系殺虫剤が開発されているが、
効果、抵抗性回避等の点から更に改良されたシロアリ防
除剤の開発が求められている。
【0005】一方、特開平2-85268号公報、特開平3-232
867号公報および特開平4-89484号公報には、ある種の
2,4−ジフェニル−2−オキサ(またはチア)ゾリン
誘導体が殺虫、殺ダニ剤として有効であることが開示さ
れており、また、国際公開WO93/22297号公報
には、エトキサゾール(etoxazole; 5−t
ert−ブチル−2−[2−(2,6−ジフルオロフェ
ニル)−4,5−ジヒドロオキサゾール−4−イル]フ
ェネトール)が殺ダニ剤として有用であることが記載さ
れているが、これらの文献にはエトキサゾールがシロア
リ防除活性を有することについては記載も示唆もされて
いない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のシロアリ剤が有していた前記の如き問題点を解決し、
さらに安全性、安定性、防除効果、残効性等に優れたシ
ロアリ防除剤を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、今回、エトキ
サゾールが低毒性で且つ低薬量でシロアリに対して高い
活性を示すことを見い出し本発明を完成するに至った。
【0008】かくして、本発明は、下記式(I)
【0009】
【化2】
【0010】で示されるエトキサゾールを有効成分とし
て含有することを特徴とするシロアリ防除剤を提供する
ものである。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明のシロアリ防除剤は、上記式(I)
で示される5−tert−ブチル−2−[2−(2,6
−ジフルオロフェニル)−4,5−ジヒドロオキサゾー
ル−4−イル]フェネトール(一般名:エトキサゾール
(etoxazole))を製剤中に一般に0.01〜
90重量%、好ましくは0.025〜20重量%の濃度
で含有することができる。
【0013】本発明のシロアリ防除剤の剤型としては、
防除剤の性状、施用場所、使用目的等に応じて、例え
ば、油剤、乳剤、水和剤、水溶剤、粉剤、粒剤、濃厚懸
濁液、エアゾールから選択することが可能であるが、油
剤、乳剤が一般的に使用される。
【0014】いずれの剤型の製剤も常法に従って調製す
ることができる。その際に使用しうる固体の但体として
は、例えば、粘土類(例えばカオリン、ベントナイト
類、酸性白土等)、タルク類(例えばタルク等)、シリ
カ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、合成珪酸塩、合成高
分散珪酸等)、パイロフィライト、軽石、砂等の無機鉱
物性粉末;元素(例えば炭素、硫黄等)、天然及び合成
樹脂(例えばクマロン樹脂、ポリ塩化ビニル等)、ワッ
クス、寒天、木粉、固体肥料(例えば過リン酸塩類)等
を挙げることができる。これらは単独で使用してもよ
く、または2種以上の混合物として使用してもよい。
【0015】液体の担体としては、例えば、水、アルコ
ール類(例えばメチルアルコール、エチルアルコール、
イソプロピルアルコール、グリコール類等)、ケトン類
(例えばアセトン、メチルエチルケトン、イソホロン、
シクロヘキサノン等)、エーテル類(例えばジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、セルソルブ類等)、脂肪族及
び芳香族炭化水素(例えばベンゼン、トルエン、キシレ
ン等)、石油留分(例えば灯油、軽質鉱油等)、エステ
ル類(酢酸エチル、エチレングリコールアセテート、マ
レイン酸ジブチル等)、極性溶媒(ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン等)
等が使用できるが、これらは単独で使用してもよく、ま
たは2種以上の混合物として使用してもよい。
【0016】さらに、製剤には、エトキサゾールの乳
化、分散、固着、展着、崩壊性調節、成分安定化等の目
的で、界面活性剤、その他の添加剤を配合することもで
きる。その際に使用しうる界面活性剤としては、例え
ば、アルキル硫酸エステル類、アルキルアリールスルホ
ン酸塩、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アル
コールエステル類等が挙げられるが、これらに限定され
るものではなく、また、これらは単独で使用してもよ
く、または2種以上の混合物として使用してもよい。
【0017】また、固着剤または分散剤として、カゼイ
ン、ゼラチン、澱粉粉、アルギン酸、CMC(カルボキ
シメチルセルロース)、アラビアゴム、寒天、ポリビニ
ルアルコール等を使用することができるが、これらに限
定されるものではない。
【0018】本発明のシロアリ防除剤は、土壌またはシ
ロアリの生息部位に施用することができ、また、シロア
リから樹木、塀、杭等の木質物体、家屋等の建築物を保
護するために、これらの周辺または床下の土中に施用す
ることもでき、さらに、合板、製材品、パーティクルボ
ード、ハーフボード等の木質製品や、被覆電線、プラス
チックシート等の樹脂製品に使用することもできる。
【0019】また、シロアリの発生が予測される箇所等
にあらかじめ予防的に施用する態様も本発明に包含され
る。
【0020】本発明のシロアリ防除剤の施用量は時に制
限されるものではないが、有効成分量で一般的に1m2
あたり0.075〜12.5g程度が適当である。
【0021】
【実施例】次に、実施例及び試験例を示して、本発明の
効果についてさらに具体的に説明するが、本発明はその
要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0022】実施例1 (油剤) エトキサゾール0.5重量部を灯油に溶解して全体を1
00重量部として油剤を得た。
【0023】実施例2 (乳剤) エトキサゾール5重量部、キシレン85重量部、ドデシ
ルベンセンスルホン酸カルシウム5重量部及びポリオキ
シエチレンスチリルフェニルエーテル5重量部を均一に
混合撹拌して乳剤を得た。
【0024】試験例1:エトキサゾールのイエシロアリ
幼虫及びヤマトシロアリ幼虫に対する効果 あらかじめ60±2℃の恒温器中で48時間乾燥したア
カマツ辺材の立方体(20×20×20mm)を、エト
キサゾール又はジフルベンズロンのアセトン溶液で全面
処理した後、室温で24時間風乾して、各々5.0〜1
00ppm(重量/容量)の薬剤を含む試験体を調製し
た。また、無処理試験体としては、アセトンのみで処
理、風乾したものを用いた。
【0025】各濃度の試験体各2個を滅菌した腰高シャ
ーレ(直径75mm、高さ90mm)に入れ、滅菌石英
砂130cm3をかけ、更にシャーレの周縁部から殺菌
脱イオン水25mlを加え、蓋をして湿度を保った。こ
れにイエシロアリ(Coptotermes formosanus)又はヤマ
トシロアリ(Reticulitermes speratus)の職蟻幼虫1
00匹、兵蟻10匹を投入し、28±2℃、暗所に30
日及び60日静置して飼育した。
【0026】なお、処理区は、無処理を含め1処理濃度
あたり3反復とした。
【0027】30日及び60日後、各処理区ごとに生存
しているシロアリの数を調査し、死虫率を算出した。そ
の結果を表1及び表2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】試験例2:エトキサゾールのイエシロアリ
に対する効果 アカマツ辺材の直方体(10×10×20mm)を、エ
トキサゾール5、25及び125ppmを含むアセトン
溶液に10秒間浸漬して薬剤を付着させ、室温で24時
間風乾後、40±2℃の熱風乾燥機中に入れて24時間
加温した後、デシケーターに移して保存し試験体とし
た。また、無処理試験体としては、アセトンのみを浸漬
したものを用いた。
【0031】なお、アカマツ直方体は、薬剤処理前に6
0±2℃の恒温器中で48時間乾燥し、各々の重量を精
秤したものを用いた。
【0032】試験体は滅菌した腰高シャーレ(直径60
mm、高さ90mm)に入れた滅菌石英砂75cm3
に1個ずつ埋め込み、シャーレ周縁部から殺菌脱イオン
水20mlを加え、これにイエシロアリ(Coptotermes
formosanus)の職蟻幼虫100匹、兵蟻10匹を投入
し、蓋をして湿度を保って飼育した。
【0033】腰高シャーレは、28±2℃、湿度80%
以上の恒温室に静置した。
【0034】なお、試験体は1処理区あたり5個とし
た。
【0035】飼育30日及び60日後に、各処理区の生
存アリ数を調査し、死虫率を算出するとともに、試験体
を60±2℃で48時間乾燥し、各々の重量を精秤して
加害による重量の減少率を算出した。その結果を表3に
示す。
【0036】
【表3】
【0037】
【発明の効果】本発明のシロアリ防除剤は、シロアリま
たはシロアリの生活環境に対して使用することにより、
低薬量でシロアリの防除に高い活性を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 で示されるエトキサゾールを有効成分として含有するこ
    とを特徴とするシロアリ防除剤。
  2. 【請求項2】 エトキサゾールを0.1〜90重量%含
    有することを特徴とする請求項1に記載のシロアリ防除
    剤。
JP10229496A 1998-07-31 1998-07-31 シロアリ防除剤 Pending JP2000044409A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103704227A (zh) * 2013-12-11 2014-04-09 北京燕化永乐生物科技股份有限公司 一种含乙螨唑的组合物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103704227A (zh) * 2013-12-11 2014-04-09 北京燕化永乐生物科技股份有限公司 一种含乙螨唑的组合物

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