JP2000044188A - フォークリフトの荷役装置 - Google Patents

フォークリフトの荷役装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォークリフトの荷役装置において、アウタ
マストに溶接にて接合される部材の接合部強度を高め
る。 【解決手段】 下部がロアタイビームによって連結さ
れ、上部がアッパタイビームによって連結され、中間部
がティルトビーム4によって連結された左右のアウタマ
スト1を備え、該アウタマスト1は車体側に対して下部
側が回動可能に支持されるとともにその回動支持点を中
心にしてティルトシリンダ5によって前後傾される構成
のフォークリフトの荷役装置において、ティルトビーム
4の左右両端部をアウタマスト1に固定のティルトプレ
ート2の後端部に溶接にて接合する。そして、ティルト
ビーム4の接合部付近には、アウタマスト1の外側への
変形量に対応して横幅L1,L2の異なる上部リブ4a
と下部リブ4bを設け、マスト変形時にティルトビーム
4の接合部における上部側に発生する応力を下部側に発
生する応力と同程度まで低減した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフトの
荷役装置に係り、詳しくはアウタマストに溶接によって
接合される部材を備えたフォークリフトの荷役装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なフォークリフトの荷役装
置は、図5に示すように、車体の前部に配置されるマス
トユニット21と、そのマストユニット21に沿って昇
降可能に設けられる積載装置としてのフォーク22とを
備えている。マストユニット21の構成部材である左右
のアウタマスト23は、その後面において、下部がロア
タイビーム24によって連結され、上部がアッパタイビ
ーム25によって連結され、中間部が中間タイビーム2
6によって連結されている。また、アウタマスト23は
下部後面がマストピボットブラケット27を介して車体
側に回動可能に支持されるとともに、ティルトシリンダ
28によって前後傾されるようになっている。なお、テ
ィルトシリンダ28はシリンダ本体の基端部が車体側に
連結され、ロッド先端がアウタマスト23に連結される
が、アウタマスト3に対する連結高さは、フォークリフ
トの種類によって異なるもののマスト下端から約1/3
の高さ位置に連結されているのが最も多い。即ち、現行
のエンジン式フォークリフトには最大揚高2〜6mまで
の12種のマストがあり(レール長は1,4m〜3
m)、ロッドの連結位置は高いものでは、マスト下端か
ら約/2よりある程度下に位置し、低いものでは、マス
ト下端から約1/4の高さに位置しているが、マスト下
端から約1/3の高さ位置のものが最も多い。
【0003】図6〜図8は従来の荷役装置におけるマス
トティルト部に関する従来の接合構造を示したものであ
る。図示のように、アウタマスト23の外側面にはティ
ルトブラケット29が溶接にて接合され、そのティルト
ブラケット29にはティルトシリンダ28(図6及び図
7に仮想線で示す)のロッドがピン30を介して回動可
能に連結される。また、アウタマスト23のティルトブ
ラケット29と同一高さの後面には、前記中間タイビー
ムとしてのティルトビーム26が配置されており、該テ
ィルトビーム26は幅方向を上下方向とする鋼板又は鉄
板からなり、両端部が前方に略L字形に折り曲げられ、
その端部がアウタマスト23のフランジ後面に突き当て
た状態で溶接にて接合されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フォークリ
フトの荷役装置においては、車体に対して下端部を回動
可能に支持されたアウタマスト23には、積荷による前
向きの荷重Fが作用し、それをティルトシリンダ28の
推力によって支えている。そして、アウタマスト23と
ティルトシリンダ28の連結点が、図5に示すように、
マスト中心から距離Lを隔てた位置に設けられている関
係で、アウタマスト23には、前開き方向に、かつ上下
部(ロアタイビーム24及びアッパタイビーム25によ
る連結部)を固定点として外側へ膨らむ方向に変形させ
る力(モーメント)が作用する。そのときの変形量、特
に上下部を固定点として外側へ膨らむ変形量は、前述し
たように、マストティルト部がマスト下端から約1/3
の高さ位置にあるとすれば、該マストティルト部を境に
して上側が下側より大きい。
【0005】そして、マスト変形時において、アウタマ
スト23の後端面に接合されているティルトビーム26
には、水平方向(長手方向)に引張力が作用するが、こ
のときアウタマスト23との接合部に関して上側の変形
量が下側の変形量よりも大きいことから、接合部の上端
部側(図7のa点)に発生する応力が下端部側に発生す
る応力よりも大となって亀裂が生ずる虞がある。一方、
ティルトシリンダ28の推力はティルトブラケット29
を経てアウタマスト23に入力されるため、ティルトブ
ラケット29の接合部に大きな応力が発生する。このと
き、前述したように、マストティルト部において上側の
変形量が下側の変形量よりも大きい、つまり上側が下側
よりも変形し易い条件下にあるため、ティルトブラケッ
ト29の接合部には、変形し難い下側に上側よりも大き
な応力が発生して亀裂を生ずる虞がある。
【0006】ところで、中間タイビーム26に関して
は、例えばマストティルト部よりも高位置に設定し、ビ
ーム端部をマストの側面に回り込むように重ねて溶接す
ることによって溶接面積を拡大して接合強度を高めるこ
とが可能であるが、そのときは位置の関係から中間タイ
ビームが運転席からの前方視野を妨害するという別の問
題が発生する。
【0007】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、フォー
クリフトの荷役装置において、アウタマストに溶接にて
接合される部材の接合部強度を高めることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、下部がロアタイビームによって連結さ
れ、上部がアッパタイビームによって連結され、中間部
が中間タイビームによって連結された左右のアウタマス
トを備え、該アウタマストは車体側に対して下部側が回
動可能に支持されるとともにその回動支持点を中心にし
てティルトシリンダによって前後傾される構成のフォー
クリフトの荷役装置であって、前記中間タイビームはそ
の端部が左右のアウタマスト後面にそれぞれ溶接にて接
合されるとともに、接合部付近には前記アウタマストの
外側への変形に対して上下いずれか一方が変形し易くな
るように対応する変形対応部が設けられた構成としたも
のである。
【0009】上記のように構成された請求項1の発明に
よれば、積荷による荷重を前方向に受け、ティルトシリ
ンダによって後側から引張力を受けるアウタマストが、
ロアタイビーム及びアッパタイビームにて連結された上
下部を固定点として外側に膨らむように変形した場合に
おいて、アウタマストに接合された中間タイビームの接
合部相当部位におけるマスト変形量は、中間タイビーム
の上下部で異なることになる。例えば、中間タイビーム
がティルトシリンダとマストとの連結点付近にあるとす
れば、通常その連結点はマスト下端から約1/3の高さ
に設定されているため、このときは中間タイビームの上
部側の変形量が下部側よりも大となる。従って、このと
きは中間タイビームの上部側が変形し易くなるように変
形対応部を設定しておくことによって、変形量の大きい
上側の応力を下側の応力と同程度まで低減することがで
き、かくして中間タイビームの接合部強度が高められ
る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載のフォー
クリフトの荷役装置において、変形対応部が、中間タイ
ビーム端部の上下部に横幅の異なる上部リブと下部リブ
を設けることによって構成されたものである。また、請
求項3の発明は、請求項1記載のフォークリフトの荷役
装置において、変形対応部が、ビーム端部の上下部にお
ける接合部からの距離の異なる位置に上部切欠きと下部
切欠きを設けることによって構成されたものである。
【0011】従って、請求項2及び3の発明によれば、
中間タイビームのアウタマストとの接合部の上下部に関
するマスト変形量の大きさの差に対応して上下のリブの
横幅を変更することによって又は上下の切欠きの接合部
からの距離を変更することによって、変形し易さを変え
ることができる。
【0012】請求項4の発明は、下部がロアタイビーム
によって連結され、上部がアッパタイビームによって連
結され、中間部が中間タイビームによって連結された左
右のアウタマストを備え、該アウタマストは車体側に対
して下部側が回動可能に支持されるとともにその回動支
持点を中心にしてティルトシリンダによって前後傾され
る構成のフォークリフトの荷役装置であって、前記アウ
タマストの外側面には、前記ティルトシリンダと連結さ
れるティルトブラケットが溶接にて接合されており、該
ティルトブラケットは前記ティルトシリンダとの連結中
心を挟んでの上部と下部に前後方向に長い溶接による接
合部を有し、しかも下部側の接合部が前記ティルトシリ
ンダの軸線に対して傾斜している構成としたものであ
る。
【0013】上記のように構成された請求項4の発明に
よれば、積荷による荷重を前方向に受け、ティルトシリ
ンダによって後側から引張力を受けるアウタマストが、
ロアタイビーム及びアッパタイビームにて連結された上
下部を固定点として外側に膨らむように変形した場合に
おいて、そのときの変形量は、例えばマストティルト部
がマスト下端から約1/3の高さにあるとすれば、該マ
ストティルト部の連結点を境にして上側の方が下側より
も大きい。従って、ティルトブラケットの上下の接合部
に作用する力は、変形量の大きい上部側よりも変形量の
小さい下部側が大きくなる。即ち、ティルトシリンダの
推力がティルトブラケットの上下の接合部を経てアウタ
マストに入力されるとき、変形し易い上部側の接合部よ
りも変形し難い下部側の方に大きな応力が発生すること
になる。この場合において、本発明では、下部側の接合
部がティルトシリンダの軸線に対して傾斜した構成とし
てあるため、ティルトシリンダの推力に直交する方向の
接合幅が広くなり、前記入力に対して大きな有効面積で
対抗することが可能となる。このため、ブラケット自体
を極力大きくせずにティルトブラケットの接合部強度を
高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、フォークリフトの荷役装置
に関する全体構成は、従来と同様であるため、そのこと
についての説明は省略する。図1〜図3は本実施の形態
に係るフォークリフトの荷役装置におけるマストティル
ト部の接合部構造を示したものであり、図1は平面図、
図2は側面図、図3は運転席側から見た正面図である。
なお、図では左側のみを示しているが、接合部構造は左
右対称に構成されるものである。
【0015】図示のように、アウタマスト1の外側面に
は、略正方形の平板からなるティルトプレート2が溶接
にて接合され、そのティルトプレート2の外側面には、
略コ字形に形成されたティルトブラケット3の側板、即
ちフランジ部3a,3bが溶接にて接合されている。な
お、ティルトプレート2とティルトブラケット3とは予
め溶接にて接合されて所謂サブアッシー化されている。
ティルトプレート2はその後側がアウタマスト1の後面
よりも後方へ所定量突出されるとともにやや内向きに傾
斜されており、その突出端である後端面には中間タイビ
ームとしてのティルトビーム4の端部が後方から重ねら
れ、その角で溶接されて接合されている。
【0016】また、ティルトブラケット3には、図1及
び図2に仮想線で示すように、アウタマスト1を前後傾
するためのティルトシリンダ5がピン6によって回動可
能に連結される。そして、ティルトシリンダ5の基端部
は車体側に連結されるが、その連結構造は図5に示した
従来と同様に構成されている。なお、この場合、ティル
トブラケット3に対するティルトシリンダ5の連結高さ
は、従来の技術欄で説明したように、フォークリフトの
種類によって異なるものであるが、マスト下端から約1
/3の高さ位置のものが最も多いため、以下の説明では
連結位置がマスト下端から約1/3の場合として説明す
る。
【0017】上記のような溶接によるマストティルト部
の接合構造において、ティルトビーム4は、幅方向を上
下方向とする鋼板又は鉄板から構成されており、その端
部の上縁と下縁には横幅の異なるリブ4a,4bが設け
られている。即ち、上部リブ4aの横幅L1が下部リブ
4bの横幅L2よりも小さく形成してある。一方、ティ
ルトブラケット3はそのフランジ部3a,3bが上下に
位置するようにティルトプレート2に突き当てられ、そ
の合せ面に沿って溶接が施されている。従って、ティル
トブラケット3の上下の接合部は前後方向に長く設定さ
れる。そして、上側フランジ部3aはティルトシリンダ
5の軸線P−Pに対して略平行に又は若干傾斜するよう
に設定されるが、下側フランジ部3bは上側フランジ部
3aよりもやや大きく(厚肉)に形成されるとともに、
ティルトシリンダ5の軸線に対して後ろ下がりに大きく
傾斜されている。
【0018】なお、ティルトプレート2には、ティルト
シリンダ5の干渉回避用としての抜き穴2aが設けられ
ており、これによってティルトシリンダ5を極力アウタ
マスト1側に寄せて配置することを可能としている。こ
のような配置はマスト中心とシリンダ軸線間の距離Lを
短縮することになるため、ティルトシリンダ5の推力に
よるアウタマスト1に対する変形力を軽減する上で有効
に働く。
【0019】本実施の形態は上記のように構成したもの
である。従って、荷役作業時においては、アウタマスト
1には前方向に荷重Fが作用し、それをティルトシリン
ダ5によって支えるが、ティルトシリンダ5のシリンダ
軸線がマスト中心から距離Lを隔てた位置にあるため、
従来と同様にアウタマスト1には、前開き方向に、かつ
上下部を固定点として外側へ膨らませる方向に変形させ
る力(モーメント)が作用する。そして、そのときのマ
スト変形量、特に上下部を固定点として外側へ膨らむ変
形量は、マストティルト部がマスト下端から約1/3の
高さ位置にある関係で、該マストティルト部を境にして
上側が下側よりも大きくなる。
【0020】この場合において、テイルトビーム4はア
ウタマスト1の変形に伴って水平方向の引張り力を受け
て変形するが、本実施の形態では、上部リブ4aの横幅
L1を下部リブ4bの横幅L2よりも小さく設定するこ
とによってマスト変形量の大きい上側をマスト変形量の
小さい下側よりも変形し易い構成としてあるため、ティ
ルトビーム4の接合部に発生する上側の応力が下側の応
力と同程度まで低減されて接合部強度が高められる。そ
の結果、ティルトビーム4をティルトブラケット3と同
一高さに設定することが可能となる。つまり、ティルト
ビーム4をティルトブラケット3よりも高い位置に設定
し、端部がマスト側面に回り込むように配置することに
よって接合部強度を高めるといった対策を取る必要が無
くなり、ティルトビーム4による前方視野の悪化問題生
じない。この場合、上部リブ4aと下部リブ4bのビー
ム本体に対する基端部(応力集中部)を結ぶ直線(図3
にq−qで示す)が、アウタマスト1の最大積載時にお
ける外部への変形曲線(図3にQ−Qで示す)に対して
略平行な傾斜となるように設定することが望ましい。こ
のように設定したときには、ティルトプレート2とティ
ルトビーム4との接合部の上下に発生する応力をバラン
スする上で有効となる。
【0021】一方、ティルトブラケット3側についてみ
ると、ティルトシリンダ5の推力は、ティルトブラケッ
ト3の上下のフランジ部3a,3bを経てアウタマスト
1に入力される。このとき、上下のフランジ部3a,3
bには大きな圧縮応力が発生するが、前述したように、
マストティルト部においてアウタマスト1は上側が下側
より大きく変形する、つまり、上側の方が下側よりも変
形し易いという条件にある。このため、変形し難い下側
の下側フランジ部3bの接合部の応力が、上側フランジ
部3aの応力より大きくなる。本実施の形態において
は、下側フランジ部3bを上側フランジ部3aよりも厚
肉に形成し、しかもティルトシリンダ5の軸線に対する
傾斜角αを大きく設定してあるため、ティルトシリンダ
5の推力に直交する方向の下側フランジ部3bのティル
トプレート2に対する接合幅が広くなり、入力に対する
有効面積が拡大される。即ち、ティルトシリンダ5から
の入力に対して大きい有効面積で対抗できるため、ティ
ルトブラケット自体を極力大きくせずにテイルトブラケ
ット3に関する接合部強度を高めることが可能となる。
【0022】次に、本発明の他の実施の形態を図4に基
づいて説明する。この実施の形態は、ティルトビーム4
の上縁部と下縁部における接合部からの距離L3,L4
が異なる位置に切欠き4c,4dを設けることによっ
て、マスト変形に対応する変形対応部を構成したもので
ある。図示では上側の切欠き4cが下側の切欠き4dよ
りも短く設定され、上側の方が変形し易くなっているた
め、前述した実施の形態の場合と同様の作用効果を得る
ことができる。
【0023】なお、本実施の形態は、ティルトビーム4
の場合で説明したが、ティルトビーム以外の中間タイビ
ームに適用してもよい。その場合、中間タイビームに設
定される変形対応部は、中間タイビームの取付位置のマ
スト変形量を考慮して定められることはいうまでもな
い。また、中間タイビームがアウタマスト1の中央部よ
りも上側に設けられる場合にあっては、下部側が変形量
が上部側よりも大きいため、上下リブ4a,4bの横幅
L1,L2又は上下切欠き4c,4dの接合部からの距
離L3,L4の設定に関しては、上下が逆転する。ま
た、実施の形態ではティルトプレート2にティルトビー
ム4を溶接した場合で説明したが、アウタマスト1の後
面に直に溶接しても差し支えない。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
フォークリフトの荷役装置において、アウタマストに溶
接にて接合される部材の接合部強度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るフォークリフトの荷役装置に
おけるマストティルト部の接合部構造を示す平面図であ
る。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく運転席側から見た正面図である。
【図4】他の実施の形態を示す説明図である。
【図5】フォークリフトの荷役装置を示す側面図であ
る。
【図6】従来のマストティルト部の接合部構造を示す平
面図である。
【図7】同じく側面図である。
【図8】同じく運転席側から見た正面図である。
【符号の説明】
1…アウタマスト 2…ティルトプレート 3…ティルトブラケット 3a…上側フランジ部 3b…下側フランジ部 4…ティルトビーム 4a…上部リブ 4b…下部リブ 5…ティルトシリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部がロアタイビームによって連結さ
    れ、上部がアッパタイビームによって連結され、中間部
    が中間タイビームによって連結された左右のアウタマス
    トを備え、該アウタマストは車体側に対して下部側が回
    動可能に支持されるとともにその回動支持点を中心にし
    てティルトシリンダによって前後傾される構成のフォー
    クリフトの荷役装置であって、 前記中間タイビームはその端部が左右のアウタマスト後
    面にそれぞれ溶接にて接合されるとともに、接合部付近
    には前記アウタマストの外側への変形に対して上下いず
    れか一方が変形し易くなるように対応する変形対応部が
    設けられたフォークリフトの荷役装置。
  2. 【請求項2】 変形対応部が、中間タイビーム端部の上
    下部に横幅の異なる上部リブと下部リブを設けることに
    よって構成された請求項1記載のフォークリフトの荷役
    装置。
  3. 【請求項3】 変形対応部が、ビーム端部の上下部にお
    ける接合部からの距離の異なる位置に上部切欠きと下部
    切欠きを設けることによって構成された請求項1記載の
    フォークリフトの荷役装置。
  4. 【請求項4】 下部がロアタイビームによって連結さ
    れ、上部がアッパタイビームによって連結され、中間部
    が中間タイビームによって連結された左右のアウタマス
    トを備え、該アウタマストは車体側に対して下部側が回
    動可能に支持されるとともにその回動支持点を中心にし
    てティルトシリンダによって前後傾される構成のフォー
    クリフトの荷役装置であって、 前記アウタマストの外側面には、前記ティルトシリンダ
    と連結されるティルトブラケットが溶接にて接合されて
    おり、該ティルトブラケットは前記ティルトシリンダと
    の連結中心を挟んでの上部と下部に前後方向に長い溶接
    による接合部を有し、しかも下部側の接合部が前記ティ
    ルトシリンダの軸線に対して傾斜しているフォークリフ
    トの荷役装置。
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