JP2000043946A - 低温貯蔵及び輸送容器 - Google Patents

低温貯蔵及び輸送容器

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JP2000043946A
JP2000043946A JP10231191A JP23119198A JP2000043946A JP 2000043946 A JP2000043946 A JP 2000043946A JP 10231191 A JP10231191 A JP 10231191A JP 23119198 A JP23119198 A JP 23119198A JP 2000043946 A JP2000043946 A JP 2000043946A
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Toru Sueyoshi
徹 末吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫又は冷凍庫の庫内温度が変動しても、
収容された品物の凍結又は温度上昇を防ぐことができ、
かつ品物を収容したまま移動又は輸送できる、低温貯蔵
輸送容器の実現。 【解決手段】 断熱性材料で囲まれた容器本体1と、0
℃以下で所定温度以上の凝固点を有する水溶液5を容れ
た、熱良導体より成る液槽4と、断熱性被覆9とから成
り、液槽4が容器本体1の上部を貫通するように設けら
れ、断熱性被覆9が液槽4を覆うことができる容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は低温輸送容器に関す
る。特に、食品、医薬品、血液等を、凍結を起こさずに
冷蔵庫中で冷蔵、あるいは凍結させて冷凍庫中で冷凍貯
蔵し、さらにそれらを輸送するための容器に関する。
【0002】
【従来の技術】果実や野菜の貯蔵において、温度を低く
するほど貯蔵期間を長くすることができるが、凍結する
と、氷の結晶による細胞の破壊のため、解凍後の品質は
新鮮品に比し著しく劣るものとなる。例えば著しく軟弱
化し、水っぽい味になり、放置すると液汁(ドリップと
呼ばれる)がしみ出す。このために、果実、野菜等の冷
蔵の際には凍結しないようにする必要がある。
【0003】氷点以下の温度で貯蔵されることもあるが
(いわゆる氷温貯蔵)、凍結を起こないよう、冷蔵庫内
の平均温度は通常−1℃以上とされている(いちじくの
み、例外として−2℃で貯蔵する場合がある)。
【0004】果実の凍結温度は−2ないし−5℃である
のに拘らず庫内平均温度を−1℃以上としている理由
は、冷凍機直冷方式、冷気循環方式いずれの場合も冷凍
機の断続運転により±2℃以上の温度変動があるため、
庫内平均温度を−1℃未満とした場合には、低温側に変
動したとき食品の凍結温度に達し、大多数の食品では少
なくとも部分的な凍結が起こるからである。
【0005】ブライン循環方式の場合には、庫内温度の
時間的変動は若干小さい(±1.5℃程度)が、設備コス
トが高いという欠点がある。
【0006】植物性生鮮食品を冷蔵庫内で凍結のおそれ
なしに氷点下のなるべく低い温度で貯蔵する方法とし
て、特願平10−153863号において、断熱性の壁
を有する、品物を収納するための容器本体と、0℃以下
(好ましくは−1℃以下、−4℃以上)の凝固温度を有
する液体(固相を含んでもよい)を容れた、熱良導体か
ら成る液槽とから成り、液槽が容器本体の上部を貫通し
ている容器を用いる低温貯蔵方法を提案した。
【0007】肉類、魚介類等の動物性食品、血液、血
漿、血液製剤等は、変質や腐敗なしに長期貯蔵するた
め、冷凍貯蔵される。酵素による変質を防ぐためには、
−18℃以下の低温で貯蔵することが望ましいとされ
る。冷凍保存のためには一般に電気冷蔵庫の原理を用い
た冷凍庫が用いられている。
【0008】冷凍庫の扉を開かなければ、冷凍庫内の温
度変動は冷凍機の断続運転による変動のみであり、冷凍
貯蔵品の品質上影響はない。しかし、冷凍庫には保存の
必要な品物が多数収容され、それらは、冷凍庫に入れる
時期も、冷凍庫から出す時期も、全てが同じということ
は極めて稀であり、必要に応じて品物を出し入れするた
め、冷凍庫の扉はその都度開閉される。扉を開ける度に
庫内に外気が流入するため、冷凍庫内の温度は上昇す
る。血液製剤等の保存は、ガイドラインにより−20℃
以下を保つことを要求されており、−20℃を超えない
ように冷凍庫の温度を管理しなければならない。特に、
庫内の温度が−10℃を超えることは、血液製剤等の変
質を生じ、投与患者に重大な障害を生ずる危険がある。
【0009】品物の出し入れに伴う庫内温度変動の影響
を軽減する一つの方法は、冷凍庫を多くの区画に分け、
各区画に入庫出庫の時期の同じ物品を収納し、区画を個
別に開閉するようにすることである。しかし、この方法
では、区画及び扉を多く設けることが必要になるため、
冷凍庫の価格が高くなる。
【0010】冷蔵庫又は冷凍庫に貯蔵された品物を、使
用の場所まで、あるいは別の冷蔵庫又は冷凍庫へ移動又
は輸送するには、冷蔵(冷凍)庫から輸送用の保冷容器
に移し、この容器をトラック、鉄道貨車、航空機等で運
搬し、目的の場所又は目的地で再び容器から品物を取り
出すことが必要である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的(一)
は、冷蔵庫内において冷凍機の断続運転や扉の開閉によ
って温度が変動しても、収容された品物の凍結又は温度
上昇を防ぐことができ、かつ輸送用の保冷容器に品物を
移すことなく、そのまま移動又は輸送することができ
る、低温貯蔵輸送容器を提供することにある。
【0012】本発明の目的(二)は、冷凍庫内の温度が
扉の開閉によって変動しても、品物を所定の温度以下に
保つことができる、低温貯蔵容器を提供することにあ
る。
【0013】本発明の目的(三)は、冷蔵庫又は冷凍庫
に貯蔵された品物を、輸送用の保冷容器に移すことな
く、そのまま移動又は輸送することができる、低温貯蔵
輸送容器を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明において上記の目
的(一)は、品物を収納するための、断熱性の壁を有す
る容器本体と、0℃以下、−4℃以上の凝固温度を有す
る液体(固相を含んでもよい)を容れた、熱良導体から
成る液槽と、断熱性の被覆とから成り、液槽が容器本体
の上部を貫通しており、被覆が液槽を覆うことができる
容器により、達成された。
【0015】本発明において上記の目的(二)は、品物
を収納するための、断熱性の壁を有する容器本体と、−
4℃未満、所定温度以上の凝固温度を有する液体(固相
を含んでもよい)を容れた、熱良導体から成る液槽とか
ら成り、この液槽が容器本体の上部を貫通している容器
により達成された。
【0016】本発明において上記の目的(三)は、品物
を収納するための、断熱性の壁を有する容器本体と、0
℃以下、所定温度以上の凝固温度を有する液体(固相を
含んでもよい)を容れた、熱良導体から成る液槽と、断
熱性の被覆とから成り、液槽が容器本体の上部を貫通し
ており、被覆が液槽を覆うことができる容器により、達
成された。
【0017】容器本体は身と蓋から成り、その形状は特
に問わないが、冷蔵庫内の空間の利用効率から直方体が
好ましい。断熱性材料としては発泡プラスチックが有用
で、例えば発泡ポリウレタン、発泡ポリスチレンであ
る。断熱性材料の厚さは5 mm以上が望ましく、15 mm
以上が好ましい。断熱性能は若干劣るが、段ボ−ル、
段プラ(プラスチック製段ボ−ル状材料)等の箱を用い
ることもできる。容器本体は可撓性の材料から成っても
よく、食品の上に液槽を重ね、空気封入プラスチックシ
−ト(通称、エアパック)を用いて食品を包むようにし
てもよい。
【0018】容器本体は、食品を出し入れできるよう、
頂部又は側面の少なくとも一部に開閉可能な扉、引き
戸、垂れ幕等を有してもよい。容器本体は、平皿又は盆
状の身を深い蓋で覆った形のものでもよい。
【0019】被覆は、容器本体の上部の液槽を外部に対
して覆うことができれば、その形状は特に問わない。断
熱性材料としては容器本体と同様のものを用いることが
できる。容器本体と同じ材料を用いてもよく、異なる材
料を用いてもよい。被覆は容器本体全体を囲むものであ
ってもよい。
【0020】液槽は熱良導体より成る。熱良導体は例え
ばアルミニウム、銅である。錆の毒性の点からアルミニ
ウムの方が好ましい。銅にニッケル、クロム等のメッキ
を施してもよい。ステンレス鋼、亜鉛鉄板等を用いても
よく、厚さのうすいプラスチックフィルムでもよい。液
槽全体を熱良導体で構成する必要はないが、容器本体の
内側又は外側に液槽が露出する部分の全体又は大部分
を、熱良導体で構成することが好ましい。容器本体の内
側及び外側に面した壁面の一部を、熱良導体で構成して
もよい。容器本体の頂面を貫通して液槽を設ける場合、
液槽の側面の一部を容器外に露出し、その少なくとも一
部を熱良導体で構成してもよい。
【0021】液槽の形状は特に問わないが、容器本体の
頂面に液槽を設ける場合には、円形または角形の、浅い
鍋状又は皿状がよい。容器本体の側面に液槽を設ける場
合には、容器本体の内部及び外部に露出した側壁が互い
に平行な、薄い容器が好ましい。液槽は、上面が開放さ
れていてもよいが、槽内の水溶液の蒸発による成分変化
を防ぐ構造とすることが好ましく、密閉できる蓋を設け
るか、開放容器の場合には浮き蓋を設けることが好まし
い。水溶液の蒸発を防ぐための蓋、浮き蓋等の材料には
熱良導体、例えばアルミニウム板を用いるのが好まし
い。液槽は密閉できる袋状でもよい。
【0022】液槽は、それが設けられる容器本体の頂面
または側面の全体を占める必要はなく、その面の一部を
占めるのみでもよい。液槽は、容器本体の頂部又は側面
上部に設けることが、容器内の温度分布を小さくするの
で好ましい。
【0023】0℃以下又は−4℃未満の凝固点を有する
液体(凝固点以下では固体)は、有機物、無機物のいず
れでもよい。有機物又は無機物の水溶液が実用的である
が、腐敗しにくく、黴びにくい組成とすることが好まし
い。例えば、エチルアルコ−ル、1,2-プロパンジオ−ル
等の水溶液である。ただエチルアルコ−ルのような揮発
性の成分を用いると、液槽の密閉が十分でない場合、溶
液の凝固点が変化するおそれがある。
【0024】品物を−1℃未満−5℃以上で保存する場
合、液体の凝固点は−4℃以上であることが好ましい。
果実、野菜等の植物性食品の貯蔵には、特にこのような
液体を用い、扉の開閉がない場合に平均又は中点温度が
−1℃未満−5℃以上の冷蔵庫中に、容器を置くことが
好ましい。グリセリン、1,2-プロパンジオ−ル、1,3-プ
ロパンジオ−ル等のグリコ−ル類の10重量%未満の水
溶液や、グルコ−ス、フラクト−ス等の単糖類、蔗糖、
トレハロ−ス等の二糖類、フラクトオリゴ糖のようなオ
リゴ糖等の糖類の、10ないし35重量%程度の水溶液
を用いることができる。これらには、防黴剤(例えば、
エチルアルコ−ル、イソプロピルアルコ−ル)を含むこ
とが好ましい。
【0025】−1℃以下−4℃以上の凝固点を有する主
な水溶液の凝固点を表1に示す。
【0026】品物を−5℃未満の所定温度以下で貯蔵す
ることが要求される場合、液体の凝固点は、要求される
貯蔵温度より5℃以内高い温度であることが好ましい。
例えば、温度が−20℃を超えないように貯蔵する場
合、液体の凝固点は−20℃以上、−15℃以下である
ことが好ましい。特に血漿、血液製剤等の医療用品の貯
蔵には、このような液体を用い、扉の開閉がない場合に
平均または中点温度が−20℃以下を保つ冷凍庫中に容
器を置くことが好ましい。グリセリン、1,2-プロパンジ
オ−ル等のグリコ−ル類の30ないし40重量%の水溶
液を用いることができる。
【0027】品物を−15℃を超えないように貯蔵する
場合には、液体の凝固点は−15℃以上、−10℃以下
であることが好ましい。例えば、蔗糖、トレハロ−ス等
の二糖類、フラクトオリゴ糖のようなオリゴ糖等の糖類
の、約50重量%以上の水溶液を用いることができる。
これらには防黴剤(例えば、エチルアルコ−ル、イソプ
ロピルアルコ−ル、安息香酸ナトリウム)を含むことが
好ましい。
【0028】液槽を二つ以上の部分から構成し、各部分
に凝固点の異なる液を容れるようにすると、冷蔵庫の一
層広い温度変動に対して、食品の凍結を一層確実に防止
できる。液体の凝固点の差を2ないし5℃とするのが好
ましい。各部分がそれぞれ食品容器の内外に面するよう
にしてもよいが、第一の部分(凝固点の低い方の液)が
液槽の外に面し、第二の部分が第一の部分の内側に位置
するような二重構造にするのが、有利である。
【0029】容器本体内には、食品の防黴、防腐のた
め、揮発性で無害なアルコ−ル類(例えば、エチルアル
コ−ル、イソプロピルアルコ−ル、ヒノキチオ−ル)の
液体、固体、溶液、あるいはシリカ、不織布等への吸着
体等、アルコ−ル類の蒸気の発生源を置くことが好まし
い。安息香酸エステル又はその溶液を用いることもでき
る。食品が果実類(スイカ、メロン等の瓜類を含む)で
ある場合、熟成を抑制するため、エチレン吸収剤または
分解剤を容器本体内に置くことが好ましい。
【0030】凝固点が−4℃以上である液体を液槽に容
れ、食品等を収容した貯蔵容器を、除霜中を除く通常運
転状態において平均温度が0℃未満−5℃以上(従来の
氷温貯蔵より最大4℃低い温度)になるように設定した
冷蔵庫内に貯蔵すると、食品の不凍結冷蔵による貯蔵期
間を従来より延長することができる。冷蔵庫の平均温度
は、庫内温度の変動幅や、貯蔵する食品の凍結温度を考
慮して選択される。例えば、豚肉の場合は−2℃と−3
℃の間、まぐろ肉の場合は−2℃ないし−3.5℃、ぶど
うの場合−2℃ないし−4℃とする。ただし、果実類で
は同じ品種でも糖類や有機酸の含有量により、肉類の場
合は脂肪含量等により凍結温度が左右されるから、上記
は目安にすぎない。平均温度の測定が困難な場合、中点
温度(通常運転状態における最高温度と最低温度の中
点)を代用してもよい。
【0031】本発明の貯蔵輸送容器は、冷蔵庫または冷
凍庫から取り出したとき、液槽の外側を断熱性の被覆で
覆って、目的地または目的の場所に輸送される。被覆の
材料としては、容器本体と同様な断熱性材料を用いるこ
とができる。輸送中の温度上昇を防ぐため、被覆と容器
本体又は液槽の間に寒剤又は保冷材を収容できるように
してもよい。寒剤は例えば液体窒素、固体二酸化炭素で
ある。保冷材には市販又は公知のものを用いることがで
きる。
【0032】
【作用】0℃以下の凝固点を有する液体を容れた液槽
を、頂面等を貫通して設けた本発明の貯蔵輸送容器に、
食品を収容し、輸送用の被覆を外して、この容器を平均
温度又は中点温度が0℃未満−5℃以上の冷蔵庫に収容
すると、冷蔵庫内の冷気により、液槽内の0℃以下−4
℃以上の凝固点を有する液は冷却される。液槽内の液の
温度が下がるにつれて、容器本体内の温度も低下する。
冷蔵庫内の温度が0℃未満に下がると、液槽内の液の温
度も低下し、凝固点に達する。液の温度が凝固点に達す
ると、水の凝固の潜熱のため温度の低下は一旦ほとんど
停止する。液槽中の液全体が凝固すると、再び温度低下
が進むことになるが、多くの場合、その前に冷蔵庫の冷
凍機又は冷風源が停止するので、冷蔵庫内の温度は暫く
低下を止める。
【0033】外界からの熱の侵入により冷蔵庫内の温度
が上がって来ると、液槽内の一部凝固した液にも温度差
に応じた熱が与えられる。この熱は固相(氷等)の融解
の潜熱のために消費されるので、全ての固相が解けるま
で液の温度はほとんど変わらない。その間に再び冷凍機
が作動し、冷蔵庫内の温度は低下して来る。以後これを
繰り返す。このように液槽内の固相を含む液(特に水溶
液)は潜熱により熱的に緩衝され、その温度は凝固点付
近に保たれる。液槽の部分以外を断熱材で囲まれている
容器本体内部の温度は、液槽内の液の温度に強く支配さ
れ、その凝固点付近の温度に常に保たれる。
【0034】液槽内の液体が全部凝固してもなお冷蔵庫
内の温度が低下し続ける場合、凝固の潜熱による温度緩
衝作用は働かなくなるが、固体中では対流による熱移動
がないため、冷蔵庫内の冷気による冷却が抑制され、こ
の要因による温度緩衝が行なわれる。
【0035】それ故、容器本体内の食品の温度もほぼ一
定に保たれ、液槽内の液の組成すなわち凝固温度が適当
に選ばれる限り、食品は0℃未満で凍結温度よりも高い
温度に保たれ、凍結することなく貯蔵される。
【0036】容器本体を断熱性の被覆で覆えば、冷蔵庫
外に出しても被覆と液槽上部の間の空間の温度は急に上
昇することはなく、さらに液槽内の固相を含む液体は融
解の潜熱により熱的に緩衝されるから、固相が全て融解
するまでその温度は凝固点付近に保たれる。それ故、容
器内部の品物は、比較的長い時間低温に保たれる。
【0037】本発明の冷凍貯蔵容器は、貯蔵物(例え
ば、血漿、血液製剤)を収めて冷凍庫内に置くと、冷凍
庫内の冷気に接する熱良導体から成る液槽内の、温度保
持液が冷却される。温度保持液の温度が低下するととも
に、液槽の容器内側の面を介して容器内が冷却され、貯
蔵物の温度も低下して、凍結に至る。やがて、容器内と
外側すなわち冷凍庫内とが熱平衡に達し、貯蔵物は冷凍
庫内とほぼ等しい温度で冷凍貯蔵される。
【0038】扉の開閉等により冷凍庫内の温度が上昇す
ると、液槽内の温度保持液(固体)の温度も上昇する
が、凝固点に達すると、流入する熱が融解の潜熱に費や
されるため、温度保持液の固体が全て融解するまで温度
上昇は阻止される。その間に冷凍庫内の温度は再び降下
するので、温度保持液の温度は凝固点以下に保たれ、従
って容器内の温度も温度保持液の凝固点以上に上昇する
ことはない。本発明の冷凍貯蔵輸送容器も、輸送用の被
覆を外した状態では冷凍貯蔵容器と全く同じである。
【0039】
【実施の形態】本発明の貯蔵輸送容器の一例を図1に示
す。貯蔵輸送容器は容器本体1と液槽4と輸送用の外蓋
9から成る。容器本体1は断熱層2で囲まれており、内
部に食品3を収容する。断熱層2は例えば厚さ約2 cm
の発泡ポリスチレン層である。容器本体1の一部である
中蓋1aには、密閉できる浅い箱状の液槽4が設けられ
ている。液槽4には凍結防止液5が容れてある。液槽4
は厚さ約0.3 mmのアルミニウム板で構成され、凍結防止
液5は適当な濃度(例えば15%)のトレハロ−ス水溶液
である。外蓋9は断熱材料(例えば、発泡ポリスチレ
ン)から成り、中蓋1aを貫通する液槽4を外部に対し
てほぼ密閉状態に覆うことができる。外蓋9の内側に
は、中蓋1aの上面との間に保冷剤(例えば固体二酸化
炭素)を収める区画10を設けてある。容器本体1内に
はまた不凍液8を容れたコップ7が置かれている。不凍
液8は2%のエチルアルコ−ルを含むグリセリン15%
水溶液である(濃度は体積%)。
【0040】食品貯蔵中はこの容器を、外蓋9を外した
状態で、除霜時を除く通常運転中の中点温度が−1℃未
満、−5℃以上の冷蔵庫に収容する。使用場所または他
の貯蔵場所へ容器とともに食品を移動するときには、区
画10に保冷材を収めた外蓋9を、中蓋1aの上に被
せ、液槽4を外部に対しほぼ密閉状態に覆って保冷車等
で輸送する。
【0041】本発明の冷凍貯蔵容器の一例を図2に示
す。冷凍貯蔵容器は、容器本体1と液槽4から成る。容
器本体1は断熱層2で囲まれており、内部に貯蔵物31
を収容する。断熱層2は、例えば厚さ約2 cm の発泡ポ
リスチレン層である。容器本体1の一部である蓋1aに
は、密閉できる浅い箱状の液槽4が設けられている。液
槽4には温度保持液51が容れてある。液槽4は厚さ約
0.3 mmのアルミニウム板で構成され、温度保持液51は
適当な濃度(例えば20体積%)のグリセリン水溶液であ
る。除霜時を除く通常運転中の中点温度が−18℃未
満、−24℃以上の冷凍庫にこの容器を収容する。
【0042】本発明の冷凍貯蔵輸送容器の一例を図3に
示す。貯蔵輸送容器は容器本体1と液槽4と輸送用の外
蓋9から成る。容器本体1は断熱層2で囲まれており、
内部に貯蔵物31を収容する。断熱層2は例えば厚さ約
2 cm の発泡ポリスチレン層である。容器本体1の一部
である中蓋1aには、密閉できる浅い箱状の液槽4が設
けられている。液槽4には温度保持液51が容れてあ
る。液槽4は厚さ約0.3mmのアルミニウム板で構成さ
れ、温度保持液51は適当な濃度のグリセリン水溶液で
ある。外蓋9は断熱材料(例えば発泡ポリスチレン)か
ら成り、中蓋1aを貫通する液槽4を外部に対してほぼ
密閉状態に覆うことができる。外蓋9の内側には中蓋1
aの上面との間に保冷剤(例えば固体二酸化炭素)を収
める区画10を設けてある。冷凍貯蔵中はこの容器を、
外蓋9を外した状態で、除霜時を除く通常運転中の中点
温度が−18℃以下−24℃以上の冷凍庫に収容する。
使用場所または他の貯蔵場所へ容器とともに食品を移動
するときには、区画10に保冷材を収めた外蓋9を中蓋
1aの上に被せ、液槽4を外部に対してほぼ密閉状態に
覆って保冷車等で輸送する。
【0043】本発明の冷凍貯蔵輸送容器の他の例を図4
に示す。容器本体1、断熱層2、貯蔵物31、外蓋9は
図3の例と同様である。容器本体1の中蓋1aには浅い
箱状の二重の液槽4A,4Bが設けられている。液槽4
Aは厚さ約0.3 mmのアルミニウム板で構成され、密閉で
きる蓋を具える。液槽4Bは密閉できるアルミニウム箔
の袋である。液槽4A,4Bにはそれぞれ温度保持液5
A,5Bを容れる。温度保持液5A及び5Bはそれぞれ
適当な濃度(例えば20 vol%及び15 vol%)のグリセリ
ン水溶液である。食品貯蔵中はこの容器を、外蓋9を外
した状態で、除霜時を除く通常運転中の中点温度が−1
8℃以下−24℃以上の冷凍庫に収容する。使用場所又
は他の貯蔵場所へ容器とともに食品を移動するときに
は、外蓋9を中蓋1aの上に被せ、液槽4を外部に対し
てほぼ密閉状態に覆って保冷車等で輸送する。
【0044】本発明の貯蔵輸送容器の別の例を、図5に
示す。容器本体1、断熱層2、食品3、コップ7、不凍
液8は図1の例と同じである。容器本体1の側壁1bに
は平行な側壁をもつ密閉された液槽4Cが設けられ、凍
結防止液5Cを容れてある。液槽4Cは厚さ約0.3 mmの
アルミニウム板で構成されている。凍結防止液5Cは適
当な濃度(例えば5体積%)の1,2-プロパンジオ−ル水
溶液である。コップ7に容れた不凍液8は1,2-プロパン
ジオ−ルの15体積%水溶液である。外蓋9は断熱材料
(例えば発泡ポリスチレン)から成り、側壁1bを貫通
する液槽4Cを外部に対してほぼ密閉状態に覆うことが
できる。外蓋9の内側には、容器本体1の側壁1bに面
して保冷材を収める空間を設けてある。この容器を平均
温度−1℃未満−5℃以上の冷蔵庫に収容する。使用場
所又は他の貯蔵場所へ容器とともに食品を移動するとき
には、外蓋9を側壁1bの外側に取り付け、液槽4を外
部に対してほぼ密閉状態に覆って保冷車等で輸送する。
【0045】本発明の冷凍貯蔵容器の別の例を図6に示
す。容器本体1、断熱層2、貯蔵物31は図2の例と同
じである。容器本体1の上部には側壁1bを貫通して液
槽4Dが設けられ、温度保持液51を容れてある。液槽
4Dは厚さ約0.3 mmのアルミニウム板で構成され、ポリ
エチレンの蓋4dで密閉されている。温度保持液51は
25体積%の1,2-プロパンジオ−ル水溶液である。この
容器を平均温度−18℃以下−24℃以上の冷凍庫に収
容する。
【0046】本発明の冷凍貯蔵輸送容器の別の例を図7
に示す。断熱層2、貯蔵物31、外蓋9は図3の例と同
じである。容器本体1は平たい底部1cと蓋1dから成
り、蓋1dの頂部1eには、ポリエチレンフィルムをラ
ミネ−トしたアルミニウム箔の袋から成る液槽4Eが載
せられ、液槽4Eには温度保持液51を容れてある。温
度保持液51は、例えば20体積%のグリセリン水溶液
である。この容器を平均温度−18℃以下、−24℃以
上の冷凍庫に収容する。使用場所または他の貯蔵場所へ
容器とともに貯蔵品を移動するときには、内側に保冷材
を収めた外蓋9を蓋1dの頂部1eの上に被せ、液槽4
Eを外部に対してほぼ密閉状態に覆って保冷車等で輸送
する。
【0047】図2、図3、図4、図6、図7に示した貯
蔵容器は、凝固温度の高い温度保持液を用いて、平均温
度が−18℃より高く−6℃を超えない冷凍庫に収容し
てもよい。また、温度保持液の凝固温度を低くして、平
均温度−24℃未満の冷凍庫に収容してもよい。
【0048】
【実施例】[実施例1]図1の容器を用いて巨峰種ぶど
うを低温冷蔵した結果の例を示す。容器本体1にぶどう
を収納し、容器本体内に温度センサ−(図示せず)を挿
入し、平均温度又は中点温度約−4℃の低温冷蔵庫(冷
気循環方式)に収容した。冷蔵庫内にも温度センサ−
(図示せず)を挿入して、容器本体内と冷蔵庫内の各温
度を記録した。冷蔵庫内の温度は±3℃の変動を示した
が、容器本体1内の温度の変動は±1.2℃であった。貯
蔵されたぶどうは、凍結による障害を起こすことなく、
5ヶ月貯蔵後も新鮮品と変わらぬ香味、色合い、硬さを
保っていた。
【0049】同じ低温冷蔵庫内で十分予冷した保冷材を
区画10に収め、外蓋9を中蓋1aの上に被せ、液槽4
を外部に対しほぼ密閉状態に覆って保冷車で輸送した。
輸送よる品質の変化はほとんど認められなかった。
【0050】[実施例2]図3の容器を用いて血液製剤
を冷凍貯蔵した結果の例を示す。液槽4中の温度保持液
51として30重量%グリセリン水溶液を用い、容器本
体1に血液製剤を収納し、容器本体内に温度センサ−
(図示せず)を挿入し、平均温度又は中点温度約−20
℃の冷凍庫(冷気循環方式)に収容した。冷凍庫内にも
温度センサ−(図示せず)を挿入して、容器本体内と冷
凍庫内の各温度を記録した。冷凍庫の扉の開閉により冷
凍庫内の温度が−7℃まで上昇して、−10℃以上の温
度が約5分間続いても、容器本体内の温度は−15℃を
超えることはなかった。
【0051】区画10にドライアイスを満たし、外蓋9
を中蓋1aの上に被せ、液槽4を外部に対しほぼ密閉状
態に覆って冷凍保冷車で輸送した。ドライアイスが残っ
ている間は、容器本体内の温度は−15℃を超えること
はなく、輸送による血液製剤の品質の変化は認められな
かった。
【0052】
【発明の効果】本発明の冷蔵貯蔵輸送容器によると、果
実、野菜、肉類、魚介等の生鮮食品を平均温度が0℃未
満の冷蔵庫内でも凍結させずに、低コストで、長期間低
温冷蔵することができる。特に−1℃未満の平均庫内温
度で、凍結のおそれなしに、果実や野菜を長期間冷蔵す
ることを可能にする。そして、生鮮食品を容器から取り
出すことなく、容器に収めたまま、他の貯蔵場所や消費
地に輸送することができる。輸送の際に品物を容器から
取り出すことがないので、温度の一時的上昇による品質
劣化が防がれ、手間も省ける。本発明の貯蔵輸送容器は
調理済み食品にも有用である。
【0053】本発明の冷凍貯蔵容器又は冷凍貯蔵輸送容
器を用いると、生鮮食品、調理済食品、血液、血液製剤
等を冷凍庫内で冷凍貯蔵する際に、扉の開閉等により冷
凍庫内の温度が上昇しても、容器に収納された品物の温
度上昇が効果的に防がれる。本発明の冷凍貯蔵輸送容器
を用いると、品物を容器から取り出すことなく、容器に
収めたまま、消費地、使用場所、あるいは他の貯蔵場所
に輸送することができる。輸送の際に品物を容器から取
り出すことがないので、温度の一時的上昇による品質劣
化が防がれ、手間も省ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いる貯蔵輸送容器の断面図。
【図2】 本発明に用いる冷凍貯蔵容器の断面図。
【図3】 本発明に用いる冷凍貯蔵輸送容器の断面図。
【図4】 本発明に用いる冷凍貯蔵輸送容器の断面図。
【図5】 本発明に用いる貯蔵輸送容器の断面図。
【図6】 本発明に用いる貯蔵容器の断面図。
【図7】 本発明に用いる貯蔵容器の断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 容器本体の頂部 1b 容器本体の側壁 1c 受皿 1d 蓋 1e 蓋の頂部 2 断熱層 3 食品 31 貯蔵物 4 液槽 4A,4B,4C,4D,4E 液槽 4d 蓋 5 凍結防止液 5A,5B,5C 凍結防止液 51 温度保持液 7 不凍液 8 コップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B65D 81/26 B65D 81/26 G Fターム(参考) 2B100 AA01 BA02 HA04 HA11 3E067 AA03 AA11 AB01 AB02 AB04 AB09 AB81 AB99 BB02C BB11B BB14C BB17C BC07C CA18 CA19 GA02 GD01 GD02 GD10 3L044 AA04 BA02 CA11 DC03 KA04 4B022 LF12 LN01 LN10 LP08 LT06 LT10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 品物を収納するための、断熱性の壁を有
    する容器本体と、−4℃未満、所定温度以上の凝固点を
    有する液体(固相を含んでもよい)を容れた、熱良導体
    から成る液槽とから成り、この液槽が前記容器本体の上
    部を貫通していることを特徴とする、低温貯蔵容器。
  2. 【請求項2】 品物を収納するための、断熱性の壁を有
    する容器本体と、0℃以下、所定温度以上の凝固温度を
    有する液体(固相を含んでもよい)を容れた、熱良導体
    から成る液槽と、断熱性の被覆とから成り、前記液槽が
    前記容器本体の上部を貫通しており、前記被覆が前記液
    槽を覆うことができることを特徴とする、低温貯蔵及び
    輸送容器。
  3. 【請求項3】 前記所定温度が−4℃以上である、請求
    項2の低温貯蔵及び輸送容器。
  4. 【請求項4】 前記所定温度が−4℃未満である、請求
    項2の低温貯蔵及び輸送容器。
  5. 【請求項5】 前記被覆と前記容器本体又は前記液槽と
    の間に寒剤又は保冷材を収容し得る、請求項2の低温貯
    蔵及び輸送容器。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002096910A (ja) * 2000-09-21 2002-04-02 Internatl Reagents Corp 通函方式の商品配送サービス方法
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CN108820569A (zh) * 2018-07-19 2018-11-16 刘明岭 一种可用于防霉、驱虫、保鲜的装置
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CN111365918A (zh) * 2020-03-23 2020-07-03 袁新梅 一种输血科用便携式血液存放装置
JP2021133977A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 積水化成品工業株式会社 保温容器
CN114729777A (zh) * 2019-10-28 2022-07-08 伊莱克斯电器股份公司 具有保鲜储藏格的家用器具

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