JP2000043917A - 密閉蓋付容器 - Google Patents

密閉蓋付容器

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JP2000043917A
JP2000043917A JP11059579A JP5957999A JP2000043917A JP 2000043917 A JP2000043917 A JP 2000043917A JP 11059579 A JP11059579 A JP 11059579A JP 5957999 A JP5957999 A JP 5957999A JP 2000043917 A JP2000043917 A JP 2000043917A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動性内容物の流出し難い密閉性の高い密閉
形の樹脂製蓋付容器を提供する。 【構成】 蓋11の折り曲げ部12と容器1の屈曲部2
が逆テーパによって嵌着し、蓋11の落とし溝部19の
環状凸角部19aの外径D1 が容器1のテーパ面1aの
線接触部位の内径d1 より僅か大きく作られているた
め、折り曲げ部12と屈曲部2の嵌着による下方への押
圧力で環状凸角部19aがテーパ面1aに圧接されて環
状に線状で密着させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスーパーマケット或
いは商店において、食料品等に煮汁等流動物を含む惣菜
等を入れることができる樹脂製又は及び紙質製の蓋付容
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】店頭に並べられている樹脂製又は紙質製
蓋付容器には種々の形状のものが知られているが、その
中で例えば図13のような容器101は、強度を考慮し
て口縁が外方に鉤状断面とされた環状屈曲部101a
に、蓋102の環状折り曲げ部102aで嵌合される。
【0003】この嵌合は図14に示す部分拡大図に示す
ように容器101の環状屈曲部101aの外縁101b
の蓋入口側が開く勝手即ち大径となる角度θ101のテ
ーパ面と蓋102の環状折り曲げ部102aの外縁10
2bのテーパ面とがほぼ同一角度に形成され、容器10
1aの口縁101cは蓋入口側が狭くなる勝手即ち小径
となる角度θ102のテーパ面と蓋102の口縁102
cのテーパ面とがほぼ同一角度で形成されていて断面ば
ち形をなし、通常のテーパ嵌合と逆方向即ち小径部が大
径端を乗り越える嵌合で、蓋が容器から離脱しにくくつ
くられている。
【0004】また図15に示す別形態の嵌合部拡大図で
は口縁側嵌合面101c,102cがストレート若しく
は抜き勾配により入口が開き勝手のテーパに形成されて
いて、外縁側の逆方向のテーパ嵌合によって蓋が容器か
ら離脱しにくくつくられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた前
者の図14の断面ばち形の嵌合面では接触圧が弱く両面
全周が一様に密着しているとは限らない。また後者図1
5の断面形状のものでは蓋102と容器101の嵌合は
環状屈曲部の外縁101bと環状折り曲げ部の口縁10
2bのテーパ面だけで係合されているだけなので、同様
に接触圧が弱く全周が一様に密着しているとは限らず容
器内に煮汁等流動物を含むお惣菜を入れた場合、輸送中
又は置き方によって煮汁が流出するという問題を有して
いた。
【0006】また近年煮汁の流出をなくするため、イー
ジーオープン・イージピールという手法が用いられてい
る。この手法は容器と蓋との接合部に接着剤をぬる工程
と品物を入れてから蓋と容器を圧力をかけて密着させる
工程の2工程を要しコスト高となる問題があった。
【0007】本発明は従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、蓋を被冠させたときの容器との気密性を高め中の流
動物が流出し難く、コスト高とならない手法で且つ安定
した品質の密閉形の蓋付容器を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明における密閉蓋付容器は、樹脂製又は紙質製容
器(1)の口縁から外方に向かう鉤状断面の環状屈曲部
(2)に樹脂製又は紙質製蓋(11)の環状折り曲げ部
(12)を被冠させる蓋付容器であって、前記容器
(1)の環状屈曲部(2)と前記蓋(11)の環状折り
曲げ部(12)の嵌合部の少なくとも口縁側側面(4,
14)を蓋が閉じ勝手となるテーパ嵌合とし、前記嵌合
部の外縁側の側面(3,13)の下端に互いに係脱自在
に係合する係合凹部(5)と係合凸部(15)を形成
し、前記容器(1)の環状屈曲部(2)の口縁側の側面
(4)の下端に続き口が開き勝手のテーパ面(1a)を
形成し、前記蓋(11)の環状折り曲げ部(12)の口
縁側の側面(14)下端に続き前記テーパ面(1a)と
の接触部位の内径より僅かに大きい外径の環状凸角部
(19a)を有する落とし環状溝部(19)を形成して
なり、前記環状折り曲げ部(12)を前記の環状屈曲部
(2)に嵌着して蓋を容器に被冠させたとき前記環状凸
角部(19a)とテーパ面(1a)の線接触部位に強い
面圧を得るようにしたものである。
【0009】また蓋(41)の環状折り曲げ部(42)
の外縁側の側面(43)の下端を係合凸部(45)と
し、容器(31)の環状屈曲部(32)の外縁側の側面
(33)の下端から係合凹部を除いて、前記係合凸部を
前記環状屈曲部の外縁側の側面(33)下端に係合させ
るようにしたものである。
【0010】また環状屈曲部と環状折り曲げ部の嵌合部
の外縁側側面、並びにそれぞれの下端の係合凹部と係合
凸部とを除去したものである。
【0011】また環状屈曲部と折り曲げ部のそれぞれ外
縁側側面、並びにそれぞれの下端の係合凹部と係合凸部
とを除去するとともに容器の環状屈曲部の口縁側側面の
下端に続く面を口側が開き勝手のテーパに替え口側が狭
まり勝手のテーパ又は垂直面(35)となしたものであ
る。
【0012】また容器の環状屈曲部の口縁側側面(4)
の第1テーパと第2テーパを1つのテーパとしたもので
ある。
【0013】
【作用】請求項1及び請求項2は、蓋11を容器1にか
ぶせて環状折り曲げ部12と環状屈曲部2を上下に圧し
て嵌着させると、蓋側の係合凸部15が容器側の係合凹
部5又は外縁側の側面33下端と係合して蓋の離脱が阻
止され、容器1と蓋11の互いの口縁側側面はテーパ嵌
合し、嵌着による下方への押圧力で蓋の落とし環状溝部
19又は49の環状凸角部19a又は49aが容器のテ
ーパ面1aに環状の線接触で圧接されて蓋と容器間の密
閉性が保たれる。
【0014】請求項3のものは、容器1に蓋11をのせ
て蓋を押し付けることにより、蓋の環状凸角部19b或
いは口縁側側面テーパ14aが容器の屈曲部口縁側側面
のテーパ4に押し込まれ、鍔部が圧着された状態で互い
のテーパ面が嵌合し環状凸角部19aがテーパ面1aに
或いは環状凸角部19bがテーパ面4に強く環状に線接
触され容器の密閉性が保たれる。
【0015】請求項4のものは、容器31に蓋41をの
せて押さえこむことにより鍔が密着した位置でそれぞれ
の口縁側のテーパ面が嵌合するとともに先端の環状凸角
部49aがテーパ面の下位の面35aに環状に線接触し
て容器の密閉性が保たれる。
【0016】請求項5のものは、容器,蓋の鍔部が密着
された位置で蓋11側の第1環状凸角部19b,第2環
状凸角部19cが容器の口縁側側面のテーパにそれぞれ
環状に線接触し、ダブルシールで容器の高い密閉性が保
たれる。
【0017】
【実施例】以下実施例について図面に基づいて説明す
る。合成樹脂素材からなるシート成形でつくられた容器
1は、図1,図3に示すように型から離型しやすいよう
に抜きテーパが付けられて口側が開く形の断頭角錐状に
つくられ、外周部は補強のため外方に鉤状断面とされた
環状屈曲部(以下単に屈曲部と呼ぶ)2が形成されてい
る。この屈曲部2の外縁側の側面3は上側(蓋入口)の
径が大きい逆テーパに形成され、下端には係合凹部5が
形成されている。口縁側の側面4は上側(蓋入口)が小
径の逆テーパに形成されている。この外縁側の側面3の
テーパ角θ1 と口縁側の側面4のテーパ角度θ2 は2°
〜10°の範囲好ましくは4°〜6°とされている。
【0018】容器1には屈曲部2の口縁側の側面4に続き
口が開き勝手のテーパ面1aが形成されており、このテ
ーパ面1aのテーパ角θ3 は10°〜30°の範囲好ま
しくは15°〜20°とされている。そして屈曲部の外
の側面3の一部の下端に直角に側方に突出する舌片
7が形成されており、この舌片7に容器1の舌片を含ま
ない対角線とほぼ平行にホックの雌となる小判形の凹嵌
合部6が形成され、この凹嵌合部6は底が拡がる断面ば
ち状につくられている。更に舌片7と対向位置の角部に
は蓋11が開けやすいように屈曲部外縁側の側面3の舌
端直角につまみとなる舌片8が形成されている。
【0019】容器1に被冠される蓋11は、図2,図3に
示すように容器1の屈曲部2と係合する鉤状断面とされ
た環状折り曲げ部(以下単に折り曲げ部と呼ぶ)12が
形成されており、この折り曲げ部12に容器1の屈曲部
の外縁側の側面3と密に嵌合する外縁側の側面13と、
容器1の屈曲部口縁側の側面4に嵌合される口縁側の側
面14が設けられている。この折り曲げ部外縁側の側面
13は下側が小径の逆テーパに形成されており、テーパ
角度θ4はθ1 とほぼ同一角度とされ、折り曲げ部外縁
側の側面13の下端に容器1の係合凹部5と係脱自在に
係合する係合凸部15が設けられている。係合凹部5と
係合凸部15は通常は環状に形成されるが、必ずしもこ
れに限定するものではなく等分位置に形成してもよい。
【0020】また折り曲げ部口縁側の側面14は下側が大
径の逆テーパに形成されており、テーパ角度θ5 はθ2
とほぼ同一角度とされている。蓋11にはこの折り曲げ
部口縁側の側面14に続き落とし環状溝部(以下落とし
溝部と呼ぶ)19が設けられており、落とし溝部19の
外周の段差部に容器1のテーパ面1aに接触する環状凸
角部19aが設けられている。この環状凸角部19aの
外径D1 は容器1のテーパ面1aの接触部位の内径d1
より僅か例えば0.1〜0.5mm好ましくは0.2m
m大きい寸法に形成されている。
【0021】さらに蓋11を容器1に被冠したとき舌片7
と対応する位置に小形の舌片17が折り曲げ部外縁側の
側面13の下端から直角に側方に突出するように形成さ
れていて、凹嵌合部6に対応する位置の略中央に嵌合す
る円形の凸嵌合部16がその下側に形成されている。こ
の凸嵌合部16の断面ばち状の先は底が開く断面ばち状
凹嵌合部6の幅より僅か例えば0.3〜0.5mm大径
に作られている。
【0022】そして舌片17の基部は蓋11の外周に沿っ
た薄肉部18を形成して容易に折り曲げられるようにな
っている。また容器1の舌片8に対応する位置に折り曲
げ部外縁側の側面13の下端から側方直角に突出する舌
片10が形成されており、この舌片10と容器1の舌片
8はそれぞれがつまみ易いように僅かに位相がずらして
ある。
【0023】続いて本発明の実施例の作用について説明す
る。容器1にスーパマーケットなどの準備室で例えば一
人分の煮汁等流動物を含んだお惣菜がつめられて蓋11
が容器上に載せられ、ホックとなる舌片7の凹嵌合部6
と舌片17の凸嵌合部16とを上下より圧して嵌合さ
せ、蓋11の折り曲げ部12を容器11の屈曲部2にか
ぶせ上下に圧して嵌合させると、図3に示すように蓋1
1の折り曲げ部12と容器1の屈曲部2が逆テーパによ
って嵌着され、同時に係合凸部15が係合凹部5に係合
して蓋の離脱が阻止される。
【0024】そして蓋11の落とし溝部19の環状凸角部
19aの外径D1 が容器1のテーパ面1aの線接触部位
の内径d1 より僅か大きく作られているため、折り曲げ
部12と屈曲部2の嵌着による下方への押圧力で環状凸
角部19aがテーパ面1aに圧接されて環状に線状で密
着し、高い密閉性を保ち中の流動物は密着部で阻止され
て流れ出ない。
【0025】容器の中身を取り出すには一方の舌片例えば
8を左手で他方の舌片10を右手でつまみ、上下に開け
ると折り曲げ部12と屈曲部2の嵌合が外れる。蓋11
を持ち上げるとホックとなる嵌合部は連結したままでも
舌片17の薄肉部18が折り曲げられて支障なく中身を
取りだし得る。蓋11を容器1より取外したいときには
ホックとなる嵌合部を引き離すことにより外すことがで
きる。
【0026】尚、図4に示すように蓋21の落とし溝部2
9の外周を段差のないストレートとし、下端の環状凸角
部29aが容器1のテーパ面1aに線状接触して高い密
閉性を保つようにすることもできる。
【0027】また、図5に示すように容器31の屈曲部外
縁側の側面33をほぼ垂直面とし、これと嵌合する蓋4
1の折り曲げ部外縁側の側面43の下端に係合凸部45
を設け、容器31に蓋41を被冠させる際、係合凸部4
5が屈曲部外縁側の側面33の下端を越えて係合して蓋
41の離脱を阻止し、蓋41の落とし溝部49の外周段
差部の環状凸角部49aを容器31の口縁側側面31a
のテーパ面に環状に線状で密着させるようにすることも
できる。
【0028】また、図6に示すように蓋51の落とし溝部
59の外周を段差のないストレートとし、外周下端の環
状凸角部59aを容器31の口縁側側面31aのテーパ
面に環状で線状に当接するようにすることもできる。
【0029】また図7,図8の示すように屈曲部外縁側と
折り曲げ部外縁側の側面63、73又は83を上側が大
径の逆テーパとし、係合凸部75又は85を屈曲部外縁
側の側面63の下端をのり越えて係合させるようにする
こともできる。(図7と図8は落とし溝部79,89の
断面形状が異なる。)
【0030】図9に示すものは図3の変形で異なる部分に
ついて説明する。容器1の屈曲部2の鉤状断面に変え鍔
状断面となしたものであって、蓋12の折り曲げ部も鍔
状断面となる。容器1の屈曲部2の鍔部と蓋11の折り
曲げ部12の鍔部とを重ねたとき折り曲げ部の口縁側側
面14のテーパ面より下の先端環状凸角部19aが強く
環状に線接触することが重要であって、このためには凸
角部の接触部の外経寸法が屈曲部2の口縁側側面内経寸
法より僅かに大きいことが必要である。したがって環状
線接触とテーパ嵌合により容器の高い密閉性が保たれ
る。
【0031】図10に示すものは、容器1の屈曲部の口縁
側側面4を延長して蓋の第1環状凸角部19b,第2環
状凸角部19cを側面4に環状に線接触させ高い密閉性
を保つものである。なお環状屈曲部を鉤状断面として外
縁側側面を形成し、蓋の環状折り曲げ部にも外縁側側面
を形成し両側面を嵌合又はそれぞれの側面下端に環状係
合凸部,凹部を設けたものとにこの形式を採用すること
も自由である。
【0032】図11に示すものは図4を発展させたもので
あって図9と同様に鍔状断面としたものである。
【0033】図12に示すものは図11の変形で、異なる
ところは容器1の鍔状断面の屈曲部口縁側テーパ面4の
下位に続くテーパ面を、テーパでなく底面に直角な垂直
面35となしたものである。蓋21の下端の環状凸角部
29aが環状に線状接触して強く圧接される寸法に形成
されて高い密閉性を保つものである。この場合垂直面3
5は垂直にこだわるものでなく垂直面に対して内側、又
は外側(図4と同)に傾斜したテーパ面とすることも可
能である。
【0034】前記実施例では樹脂製の蓋付容器の例につい
て説明したが、蓋及び容器を紙質製とすることもでき、
更に蓋又は容器の何れか一方が樹脂製で他方が紙質製の
蓋付容器とすることもできる。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。請求項1,2の共通の
効果として、蓋の環状折り曲げ部に続く内側に落とし環
状溝部を設け、この落とし環状溝部の環状凸角部の外径
1 を容器の環状屈曲部に続くテーパ面の当接部位の内
径d1 より僅かに大きい寸法に形成し、蓋を容器にかぶ
せて環状折り曲げ部と環状屈曲部を上下に圧して嵌着さ
せたとき、嵌着による下方への押圧力で環状凸角部がテ
ーパ面に線状で接触するようにしたので、シート材から
成形時に発生する厚みむらに対して強い面圧の接触力に
より環状線接触部での密閉性が向上し、容器内に例えば
流動物を含むお惣菜が入っていても流動物が流出し難く
なり、輸送中または置いたときの状態によって流動物が
流れ出し周りの商品を汚すことがなくなる。
【0036】特に請求項2は容器の環状屈曲部の口縁側の
側面を上側が小径の逆テーパとし、蓋の環状折り曲げ部
の口縁側の側面を環状屈曲部の口縁側の側面のテーパ面
より僅かに大きい角度の下側が大径の逆テーパに形成
し、この環状屈曲部口縁側の先端環状凸角部の外径D2
を環状屈曲部口縁側の側面の当接部位の内径d2 より僅
かに大きい寸法に形成し、蓋を容器にかぶせて環状折り
曲げ部と環状屈曲部を上下に圧して嵌合させたとき、嵌
合による環状折り曲げ部の弾力で環状折り曲げ部口縁側
の側面の先端環状凸角部が環状屈曲部口縁側の側面に圧
接されて線状接触するようにしたので、シート材からの
成形時に発生する厚みむらに対して強い面圧の接触力に
より線接触部での高い密閉性が向上し、上記と同様の効
果を得ることができる。
【0037】また、シートよりの形成において、イージオ
ープン・イージピールとするような特別の工程を必要と
せず、通常の工程の容器の成形のみで本発明か達成され
るので、製品コストを明らかに易くすることができる。
【0038】請求項3,4は屈曲部と折り曲げ部が鍔によ
る密着であるので蓋の着脱並びに製作が容易である。し
かもテーパ嵌合と環状の線接触とにより密閉効果を損な
うことがない。
【0039】請求項5は屈曲部と折り曲げ部が鍔による密
着であり、また一つのテーパ面に2位置で線接触させる
ものであるので、製作並びに着脱が容易である。しかも
ダブルシールであるので密閉効果も多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の密閉蓋付容器の容器の図で
(a)は正面図、(b)は側面の断面図である。
【図2】本発明の実施例の密閉蓋付容器の蓋の図で
(a)は正面図、(b)は側面の断面図である。
【図3】実施例の蓋を容器に被冠させた状態の要部の部
分拡大図である。
【図4】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた状
態の要部の部分拡大図である。
【図5】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた状
態の要部の部分拡大図である。
【図6】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた状
態の要部の部分拡大図である。
【図7】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた状
態の要部の部分拡大図である。
【図8】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた状
態の要部の部分拡大図である。
【図9】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた状
態の要部の部分拡大図である。
【図10】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた
状態の要部の部分拡大図である。
【図11】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた
状態の要部の部分拡大図である。
【図12】実施例の他の例を示し蓋を容器に被冠させた
状態の要部の部分拡大図である。
【図13】従来の技術の蓋付容器の蓋と容器の側面の断
面図である。
【図14】図13の要部の部分拡大図である。
【図15】従来の技術の他の例を示す要部の部分拡大図
である。
【符号の説明】
1 容器 1a テーパ面 2 環状屈曲部 3 環状屈曲部外縁側の側面 4 環状屈曲部口縁側の側面 5 係合凹部 11,21 蓋 12 環状折り曲げ部 13 環状折り曲げ部外縁の側面 14 環状折り曲げ部口縁側の側面 15 係合凸部 19 落とし環状溝部 19a 環状凸角部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製又は紙質製容器(1)の口縁から
    外方に向かう鉤状断面の環状屈曲部(2)に樹脂製又は
    紙質製蓋(11)の環状折り曲げ部(12)を被冠させ
    る蓋付容器であって、前記容器(1)の環状屈曲部
    (2)と前記蓋(11)の環状折り曲げ部(12)の嵌
    合部の少なくとも口縁側側面(4,14)を蓋が閉じ勝
    手となるテーパ嵌合とし、前記嵌合部の外縁側の側面
    (3,13)の下端に互いに係脱自在に係合する係合凹
    部(5)と係合凸部(15)を形成し、前記容器(1)
    の環状屈曲部(2)の口縁側の側面(4)の下端に続き
    口が開き勝手のテーパ面(1a)を形成し、前記蓋(1
    1)の環状折り曲げ部(12)の口縁側の側面(14)
    下端に続き前記テーパ面(1a)との接触部位の内径よ
    り僅かに大きい外径の環状凸角部(19a)を有する落
    とし環状溝部(19)を形成してなり、前記環状折り曲
    げ部(12)を前記の環状屈曲部(2)に嵌着して蓋を
    容器に被冠させたとき前記環状凸角部(19a)とテー
    パ面(1a)の線接触部位に強い面圧を得ることを特徴
    とする密閉蓋付容器。
  2. 【請求項2】 蓋(41)の環状折り曲げ部(42)の
    外縁側の側面(43)の下端を係合凸部(45)とし、
    容器(31)の環状屈曲部(32)の外縁側の側面(3
    3)の下端から係合凹部を除いて、前記係合凸部を前記
    環状屈曲部の外縁側の側面(33)下端に係合させるよ
    うにした請求項1に記載の密閉蓋付容器。
  3. 【請求項3】 環状屈曲部と環状折り曲げ部の嵌合部の
    外縁側側面、並びにそれぞれの下端の係合凹部と係合凸
    部とを除去した請求項1に記載の密閉蓋付容器。
  4. 【請求項4】 環状屈曲部と折り曲げ部のそれぞれ外縁
    側側面、並びにそれぞれの下端の係合凹部と係合凸部と
    を除去するとともに容器の環状屈曲部の口縁側側面の下
    端に続く面を口側が開き勝手のテーパに替え口側が狭ま
    り勝手のテーパ又は垂直面(35)となした請求項1に
    記載の密閉蓋付容器。
  5. 【請求項5】 容器の環状屈曲部の口縁側側面(4)の
    第1テーパと第2テーパを1つのテーパとしたものであ
    る請求項4に記載の密閉蓋付容器。
JP05957999A 1999-03-08 1999-03-08 密閉蓋付容器 Expired - Lifetime JP3192126B2 (ja)

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